「偏差値の高い通信制高校を探しているけれど、そもそも通信制高校に偏差値ってあるの?」――そんな疑問を持つ方は少なくありません。この記事では、偏差値の基本的な考え方と、通信制高校に偏差値がない理由、そして通信制高校から難関大学を目指す生徒がどんな道を歩んでいるのかを解説します。
偏差値とは何か
偏差値は、テストを受けた集団の中で自分の得点がどの位置にあるかを示す数値です。平均点を50として、そこからどれだけ離れているかで算出されます。高校受験や大学受験でよく使われる指標ですが、あくまで「その時点・その集団の中での相対的な位置」を表すものであり、絶対的な学力そのものを示すわけではありません。
偏差値が高い高校・低い高校の特徴
偏差値の高い高校は、入学試験の得点による選抜が行われ、学力レベルの近い生徒が集まりやすいという特徴があります。逆に偏差値の低い高校は、入試における得点のボーダーラインが低く設定されている傾向があります。
通信制高校には偏差値がない
実は、通信制高校の多くには偏差値という概念そのものが存在しません。これは、多くの通信制高校が学力試験を課さない入試制度(書類選考や面接など)を採用しているためです。学力による選抜を行わないため、偏差値を算出する母数が存在しないのです。
偏差値がない=学力が低いわけではない
「偏差値がない」と聞くと学力が低いのではと不安に思うかもしれませんが、それは誤解です。通信制高校には、体調面の事情や不登校などさまざまな背景を持つ生徒に加え、もともと学力の高い生徒も数多く在籍しています。偏差値という指標がないだけで、在籍する生徒の学力レベルはむしろ幅広いのが実情です。
勉強が得意な生徒が通信制高校を選ぶ理由
実際に、学力的には全日制高校でも十分やっていけるにもかかわらず、あえて通信制高校を選ぶ生徒には、いくつかの共通した理由があります。
体調面の不安を抱えているケース。持病や体力面の事情から、毎日決まった時間に通学する全日制のスタイルが負担になる生徒がいます。自分のペースで学習を進められる通信制なら、体調と両立しながら勉強を続けられます。
不登校などの事情で内申点が思うように伸びなかったケース。中学時代に不登校を経験すると、学力があっても内申点が低くなり、希望する全日制高校の受験が難しくなることがあります。学力試験を課さない通信制高校であれば、内申点にとらわれずに次のステップへ進めます。
起立性調節障害などで朝の登校が難しいケース。思春期に多いとされるこの症状は、午前中に強い症状が出やすく、毎日の朝登校が大きな負担になります。通信制高校なら自分の体調のリズムに合わせて学習できます。
受験勉強の経験が少なかったケース。中学時代にさまざまな事情で十分な受験対策ができなかった生徒でも、通信制高校に入学後、自分のペースで基礎から学び直し、大学受験に向けて力をつけていくケースは珍しくありません。
まとめ
通信制高校に偏差値という指標はありませんが、それは学力の低さを意味するものではなく、多様な背景を持つ生徒が集まる場だからこその特徴です。大切なのは偏差値の有無ではなく、自分に合った学習環境で着実に力をつけていけるかどうかです。
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