通信制高校を検討する保護者の多くが「通信制でもきちんと勉強できるのか」「大学進学を目指す勉強は可能なのか」と不安を感じます。実際に通信制高校で使う教材を見たときに「こんなに簡単なの?」と驚く方もいらっしゃいます。しかし、実際に注意すべきなのは「教材のレベル」ばかりでなく、どんな学び方をしてどんな力を育てるか、という点です。
この記事では、通信制高校で大学進学を目指す際に知っておきたい「学び方の質」と、将来につながる学びについて解説します。
通信制高校で大学進学を目指すコースとは
通信制高校にも、大学進学を見据えたコースを設けている学校があります。在宅学習を基本としつつ、必要に応じて通学もできる仕組みが多く、自分のペースで勉強と生活を両立できるのが特徴です。最近ではオンライン授業や映像授業を活用しながら大学入試に向けた学習を進めるスタイルも一般的になっています。
学校によって進学対策は大きく異なる
大学受験レベルに対応した映像授業を受けられる学校、個別指導で大学受験対策ができる学校、既存の塾・予備校のカリキュラムを活用できる学校など、「大学受験対策までしっかり支援する」といってもそのスタイルや分量は様々です。自分に合った学習ができる学校を選ぶ必要があります。
「基礎=簡単な内容」ではない
通信制高校を検討する際、「教材が簡単すぎるし、大学受験を目指すにはレベルが低すぎるのでは」と不安を感じる保護者もいます。実際、中学校の内容から復習できる教材を使う学校もあり、「通信制は基礎レベルしかやらない」と誤解されやすい部分です。しかし、教材がやさしい=内容が浅い、とは限りません。
基礎からやり直すことには、土台をしっかり固めるという目的があります。ただ難しいものを教える、過去問に取り組むといった表面的なレベルよりも、「どのように学びを積み上げ、どんな力を育てていくのか」を見極めることが大切です。
教材のレベルだけで判断してはいけない理由
通信制高校の中には、大学進学を見据えて基礎から体系的に学び直せるカリキュラムを用意している学校もあります。つまり「基礎=大事な内容」ということです。基礎を軽視しては、大学入試レベルの問題に太刀打ちすることはできません。表面だけ見て「難しい教材だから安心」ではなく、「学び直しを通して成績が伸ばせるかどうか」を確認できるとよいでしょう。
「やらされる勉強」ではなく「学びたい」と思えるしくみ
多くの通信制高校では学習スタイルの自由度が高い一方で、「自分で勉強する意欲をどう保つか」が課題になります。本当に学力を伸ばすためには、「やらされる勉強」ではなく「自分から学びたいと思える環境」が欠かせません。
そのために重要なのが「体験」です。職業体験や探究活動、実際に大学や専門学校レベルの講義を体験するなど、「やってみる」ことが意欲を生みます。体験を通じて発見があることで、学ぶ目的が自分の中に芽生えてきます。
将来を見据えた「学び方」を選ぶために
毎日決まった時間に学校に通い、教室で授業を受ける、という日々の繰り返しだけでは、なかなか将来を考えるきっかけには出会いません。能動的に、積極的に視野を広げていく必要があります。知らなければ自分の選択肢には入ってきません。様々なことを知り、経験することで将来の選択肢が広がっていきます。
まとめ
高校を選ぶときに、偏差値や教材の難易度だけで判断してしまうのはもったいないことです。これからの時代に求められるのは、与えられた課題をこなす力ではなく、自分で課題を見つけ、学び続ける力です。高校を選ぶとき「どんな勉強をするか」よりも「どんな姿勢で学べるようになるか」に注目してみてください。それが、大学進学も含めて将来につながる本当の学び方を身につける第一歩になります。
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