「発達障害があるわが子の高校は、特別支援学校しかないのだろうか」——そんな不安を抱えている保護者の方へ。
発達障害(ASD・ADHD・LD など)のある高校生の進路は、特別支援学校(高等部)だけではありません。通信制高校、通信制サポート校、定時制高校など、さまざまな選択肢があります。それぞれの特徴と、わが子に合った環境の選び方をわかりやすく解説します。
1. そもそも「特別支援学校(高等部)」とはどんな学校?
特別支援学校高等部は、視覚・聴覚・知的・肢体不自由・病弱などの障害のある生徒を対象とした学校です。少人数での手厚い指導が受けられ、生活自立や就労に向けたカリキュラムが整っています。
特別支援学校のメリット
- 少人数で手厚いサポートが受けられる
- 専門の支援教員・療育スタッフがいる
- 就労移行支援(高等部卒業後の進路支援)が充実している
特別支援学校のデメリット・向かないケース
- 入学には「就学基準」があり、知的障害を伴わないASD・ADHDの生徒は対象外になるケースが多い
- 高校卒業資格(普通高等学校卒業)ではなく、進学・就職の幅が限られる場合がある
- 地域によっては通学距離が長くなりやすい
- 「特性はあるが知的な遅れはない」生徒にとって、カリキュラムが合わないことがある
ポイント:発達障害があっても、知的障害を伴わない場合は特別支援学校に入れないケースがほとんどです。だからこそ「では、どこへ行けばいい?」という疑問が生まれます。
2. 発達障害のある高校生の「6つの進路」
① 全日制高校(通常学級・通級指導教室)
通常の高校に進学し、必要に応じて通級指導(週数時間、別室で個別支援を受ける仕組み)を利用する方法です。
- 向いている子:知的な遅れはなく、環境が整えば集団適応できる生徒
- 課題:学校によってサポートの質に大きな差がある。「通級がある」だけで、担任や学校全体の理解が薄いと機能しないことも
② 全日制高校(特別支援学級)
通常の高校に在籍しながら、特別支援学級(少人数学級)で学ぶ形です。ただし高校段階では特別支援学級が設置されている学校は少なく、選択肢は限られます。
③ 定時制高校
4年制が基本で、昼間・夜間など時間帯を選べる高校です。登校日数が全日制より少なく、学習ペースを自分で調整しやすいのが特徴です。
- 向いている子:登校はできるが、毎日5〜6時間授業をこなすのが難しい生徒
- 課題:対人関係のトラブルは起きやすく、環境調整が十分でない学校もある
④ 通信制高校
登校日数が少なく(年数日〜週数日)、レポート提出と単位取得で卒業できます。自分のペースで学べるため、発達障害のある生徒に選ばれることが増えています。
- 向いている子:集団の中での人間関係や感覚過敏がつらい生徒、自分のペースで学びたい生徒
- 課題:自己管理が必要。サポートが薄い学校だと孤立しやすい
⑤ 通信制高校サポート校
通信制高校の単位取得をサポートしながら、学習面・精神面の両方をフォローする民間の教育機関です。学校法人ではないため「高校」ではありませんが、通信制高校と連携して高卒資格を取得できます。
- 向いている子:通信制高校だけでは学習サポートが足りない生徒、対人関係に不安がある生徒
- サポートが厚い分、費用がかかる場合もある
⑥ フリースクール・オルタナティブスクール
学校教育法に基づく高校ではありませんが、不登校・発達障害のある子どもが安心して学べる居場所です。高校卒業資格が必要な場合は、通信制高校と組み合わせて利用するケースが多いです。
3. 「うちの子、どの選択肢が合う?」チェックポイント3つ
進路を選ぶ際に、まず以下の3点を確認してみてください。
チェック① 知的障害を伴うかどうか
知的障害を伴う場合は、特別支援学校が手厚いサポートを提供できます。知的な遅れがなく、ASD・ADHDなどの発達障害のみの場合は、通信制高校やサポート校を検討するのが現実的です。
チェック② 登校そのものが困難かどうか
毎日登校することにストレスを感じる、感覚過敏で教室が苦しい、という場合は、登校日数が少ない通信制・オンライン型が合います。
チェック③ 将来の進路イメージ
大学進学・就職・自立と、将来のゴールによって選ぶべき高校も変わります。高卒資格が必要かどうかも含めて整理しましょう。
4. 「特別支援学校ではない」選択肢を選んだ保護者の声
「通常学級では授業についていくのが精一杯で、娘はだんだん学校に行けなくなりました。通信制サポート校に変えてから、自分のペースで学べるようになり、笑顔が戻ってきました。」(保護者・Aさん)
「息子はADHDと診断されていますが、知的な遅れはなく、特別支援学校には入れませんでした。どこに相談すればいいかも分からず、途方に暮れていたところ、オンラインで学べるサポート校を見つけました。」(保護者・Bさん)
このように、発達障害があっても特別支援学校以外の環境でいきいきと学んでいる生徒はたくさんいます。大切なのは「制度の枠」ではなく、「その子に合った環境かどうか」です。
5. ニジ高(NIJIN高等学院)という選択肢
最後に、通信制サポート校として「発達障害のある生徒の個性を強みに変える」をコンセプトに運営している NIJIN高等学院(ニジ高) をご紹介します。
ニジ高が発達障害のある生徒に選ばれる3つの理由
① 「環境を選べる」キャンパス体制
- メタバースキャンパス(自宅からオンライン):感覚過敏・対人不安がある生徒も、家から安全に参加できます
- TIBキャンパス・霞ヶ関キャンパス:リアルで人と関わりたいときに通えるキャンパス
- 全国36拠点のリアル教室:地方在住でも近くに居場所がある
その日の体調や気持ちに合わせて、学び方を自分で選べる環境が整っています。
② 「特異を才能に変える」プロジェクト型学習
ニジ高では、特性を「欠点」ではなく「特異な才能」として捉えます。企業・自治体と連携した100以上のプロジェクトに参加し、自分の強みを社会で活かす経験を積めます。
③ 「多様な大人」がいる教員チーム
元プロ声優・エンジニア・社会起業家など、学校教育の枠を超えたキャリアを持つ大人たちがサポートします。「この人なら信頼できる」と思えるメンターに出会える環境です。
学費・連携高校について
ニジ高は通信制高校「開志創造高等学校」「ワオ高校」「鹿島山北高校」と連携しており、高卒資格の取得が可能です。詳しい学費や入学案内はこちらのページをご確認ください。
まとめ:特別支援学校だけが答えではない
発達障害のある高校生の進路は、特別支援学校高等部だけではありません。知的障害を伴わないASD・ADHD・LDのある生徒にとっては、通信制高校・通信制サポート校・オルタナティブスクールがより現実的で、より個性を活かせる選択肢になることが多いです。
大切なのは、子どもの特性・登校の状況・将来のビジョンを整理したうえで、「その子が自分らしくいられる環境」を選ぶことです。
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