保護者の方へ診断の有無にかかわらず

発達障害・グレーゾーンの
高校生ガイド勉強・提出物・高校選びと親のサポート

「怠け」ではなく、
やり方が合っていないだけかもしれない。

  • 高校生に多い困りごと(勉強・提出物・朝・友達)の背景と対策
  • 学校に頼める「合理的配慮」と、相談先
  • 特性があっても続けやすい高校の選び方

体験説明会はオンライン・約45分。保護者の方だけでも参加できます。

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タツロー校長(星野達郎)監修:タツロー校長(星野達郎)|NIJIN高等学院 校長・元公立小学校教諭
オンラインの授業で画面に手を振るNIJINの生徒
約45人に1人高校の通常の学級で、学習面・行動面に
著しい困難を示す生徒(推定2.2%)

先に結論|「本人の努力不足」と決めつけないで

  • 高校では、提出物・時間割・単位など自分で管理することが一気に増えます。中学までは目立たなかった特性が、高校で困りごととして表れやすくなります。
  • 勉強しない・提出物が出せない・朝起きられないといった困りごとには、特性による背景があることが少なくありません。叱るより「どこで止まっているか」を一緒に分けて考えるのが近道です。
  • 2024年4月から、私立学校を含むすべての学校で「合理的配慮」の提供が義務になりました。診断がなくても、まず学校に相談できます。
  • 高校選びは「入れるか」より、特性に合った学び方で続けられるかが大切です。

こんなことで悩んでいませんか?

  • 何度言っても勉強に取りかかれない、テスト前でも動けない
  • 課題や提出物が出せず、成績や単位が心配
  • 朝起きられず、遅刻や欠席が増えてきた
  • 友達づきあいがうまくいかず、学校がつらそう
  • 診断は受けていないけれど、もしかして…と感じている
  • 今の高校のままでいいのか、進路をどう考えればいいか分からない

ひとつでも当てはまったら、順番に読んでみてください。特性の基本、困りごと別の対策、学校に頼めること、高校の選び方と相談先までを、ひとつのページにまとめています。

発達障害・グレーゾーンとは?高校生で目立ちやすい理由

発達障害は、生まれつきの脳の働き方の違いによるもので、本人の性格や親の育て方のせいではありません。主なタイプと、高校生活で見えやすい困りごとを整理しました。

タイプ主な特性高校で見えやすい困りごとの例
ASD(自閉スペクトラム症)対人コミュニケーションの独特さ、こだわり、感覚の過敏さ・鈍さグループ活動や雑談が苦手/予定変更で混乱する/教室の音や光がつらい
ADHD(注意欠如・多動症)不注意、多動性・衝動性忘れ物・提出物の出し忘れ/取りかかるまでに時間がかかる/時間の見積もりが苦手
LD・SLD(学習障害)読む・書く・計算するなど、特定の学習の困難板書を写しきれない/長文の読解に時間がかかる/計算ミスが多い

特性は重なって表れることも多く、程度も人それぞれです。「グレーゾーン」は医学的な診断名ではなく、特性の傾向はあるものの診断基準を満たさない、または診断を受けていない状態を指して使われる言葉です。診断がなくても、困りごとがあるなら支援や配慮を考えてよいのです。

数字で見る|高校にも、困りごとを抱える生徒はいる

8.8%小・中学校の通常の学級で
学習面・行動面に著しい困難
2.2%高等学校の通常の学級で
学習面・行動面に著しい困難
1.3%高校のうち
学習面の困難
1.4%高校のうち
行動面の困難

出典:文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」(令和4年)。学級担任等の回答による推定値で、医師の診断によるものではありません。

この数字は担任の先生から見た推定で、診断の有無とは別のものです。高校は中学より「自分で管理すること」が増えるため、特性による困りごとが表に出やすくなる時期でもあります。

▶ グレーゾーンの特徴と、診断がなくても頼める配慮は:発達障害グレーゾーンの高校生の特徴は?|診断がなくても頼める配慮と進路

▶ ADHDの高校生の特徴と対策は:ADHDの高校生の特徴とは?|男子・女子の違い、学校での困りごと別の対策と相談先・高校選び

▶ ASDの高校生の特徴は:自閉スペクトラム症(ASD)の高校生の特徴|男子・女子での見え方の違い、学校で困る場面と親ができること

▶ 動画で見る|タツロー校長が解説

特性と「学校に合わない」の関係を、タツロー校長がやさしく解説しています。

高校生に多い困りごと別|背景と、家庭でできる工夫

同じ「できない」に見えても、止まっている場所は人によって違います。困りごとを小さく分けて、どこでつまずいているかを一緒に探すことから始めましょう。

困りごと背景にあることが多いもの家庭でできる工夫
勉強に取りかかれない・続かない何から始めるか決められない/先の見通しが立てにくい/集中が続く時間が短い最初の1問だけ決めて始める/15分など短い区切りで区切る/終わりを見える形にする
提出物・課題が出せない「把握→着手→仕上げ→持っていく→出す」のどこかで止まる/期限の感覚が持ちにくい課題を書き出して1か所にまとめる/提出までの工程を分ける/前日夜に一緒に確認する
朝起きられない・遅刻が増える睡眠リズムの乱れ/起立性調節障害など体の不調が重なることもまずは医療機関で体の状態を確認/起きる時刻を少しずつ整える/責めずに記録をつける
友達づきあいがつらい暗黙のルールや雑談の読み取りの難しさ/疲れやすさ無理に広げず「1人でも話せる相手」を目標に/趣味でつながれる場を探す
決められない・切り替えが苦手選択肢が多すぎる/見通しが立たない不安選択肢を2〜3個に絞って示す/予定の変更は早めに伝える

▶ 提出物が止まる5つの工程と対策は:提出物が出せないのは怠け?|止まる5つの工程と対策7つ・相談先

▶ 勉強しない理由と親ができる対策は:発達障害の高校生が勉強しない理由と親ができる対策を徹底解説

▶ 朝起きられないときは:起立性調節障害の高校生は怠けではない|発達障害との併存35%と出席の扱い

▶ 友達づきあいの悩みは:発達障害の高校生に友達ができない理由は?|ASD・ADHDの特性と居場所

「好きなことを見つけさせる学校」と書かれた付箋
苦手を責めるより、好きなことや得意に目を向ける視点も大切にしたいところです。

気をつけたい「二次障害」と、悪循環の止め方

特性による困りごとを、本人の努力不足として叱られ続けると、自信を失い、不安やうつ、不登校などにつながることがあります。これを「二次障害」と呼ぶことがあります。

学校に頼める「合理的配慮」と、高校の支援

障害者差別解消法の改正により、2024年4月から、私立学校を含む民間の事業者にも「合理的配慮」の提供が義務になりました。高校では2018年度から、通常の学級に在籍しながら一部の時間に特別な指導を受ける「通級による指導」も始まっています。

困りごと相談できる配慮の例
提出物の管理大きな課題を小分けにした期限設定/提出前のリマインド
板書・ノート板書を写真で撮る/プリントやデータでの配布
テスト別室での受験/時間の延長/問題文の読み上げ(学校の判断による)
教室の環境座席の位置の配慮/イヤーマフの使用/休憩できる場所の確保
欠席・遅刻課題やオンラインでの補習/面談での見通しの共有

頼み方の流れ:①担任や特別支援教育コーディネーターに困りごとを伝える → ②面談で「何に困っていて、何があればできそうか」を話し合う → ③合意した配慮を試す → ④うまくいっているか定期的に見直す。診断書がなくても、まず相談することはできます。配慮の内容は、本人・保護者と学校の話し合いで決まります。

出典:内閣府「障害者差別解消法」(2024年4月施行の改正)、文部科学省「高等学校における通級による指導」。

特性があっても続けやすい高校の選び方

「どこなら入れるか」より、「どの学び方なら続けられるか」で比べてみましょう。

学校の種類合いやすい人確認したいこと
全日制高校毎日の通学が負担になりにくく、集団の中でも過ごしやすい通級による指導や合理的配慮の実績/相談できる先生がいるか
定時制高校短い時間なら集中しやすい/少人数がよい授業の時間帯と生活リズムの相性
通信制高校自分のペースで学びたい/刺激の少ない環境がよいレポートの進め方を誰と管理するか/スクーリングの日数と場所
通信制高校+サポート校自分のペースで学びたいが、一人で計画するのは不安担任の伴走の手厚さ/特別支援の経験があるスタッフ/居場所や仲間との関わり
イベントのブースで話すNIJINの生徒とスタッフ
見学や体験では、授業の雰囲気だけでなく、困ったときに誰に相談できるかも確かめてみてください。

▶ 見学・個別相談でそのまま使えるチェックリストは:ASD(自閉スペクトラム症)・ADHDの中学生の高校選び|見学・個別相談で確かめるチェックリスト20項目

▶ サポート校のしくみと選び方は:通信制高校のサポート校とは?費用・選び方・通信制高校との違い

▶ 動画で見る|専門家が解説

「読む・書く」が苦手でも、高校に行く道はあります。学習障害と高校選びについての解説です。

困ったときの相談先

相談先相談できること
学校(担任・特別支援教育コーディネーター・スクールカウンセラー)学校での困りごと、合理的配慮、進級・単位のこと
発達障害者支援センター(都道府県・政令市)特性のこと、家庭での関わり方、利用できる支援の紹介
児童精神科・精神科・心療内科診断、二次障害(不安・うつなど)や睡眠の相談
自治体の教育相談・教育支援センター登校のこと、進路のこと

※診断や治療は医療機関で行います。気分の落ち込みや眠れない状態が続く、死にたい気持ちがあるなどのときは、早めに医療機関や相談窓口につないでください。

「できない」を責めない学び方を|ニジ高という選択肢

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンラインを中心に学ぶ通信制高校サポート校です。卒業資格を取るためだけの場所ではなく、「自分らしく、誰かを幸せに」できる力を育てることを大切にしています。

イベントで集まるNIJINの生徒とスタッフ
01

特別支援の経験があるスタッフも在籍

スタッフの9割以上が教員免許を持ち、特別支援学校での勤務経験があるスタッフも在籍しています。担任が一人ひとりの特性に合わせて、学習の進め方を一緒に考えます。

イベント会場で笑顔を見せる生徒
02

自分に合う環境で参加できる

オンライン中心なので、音や人の多さがつらい日も、自宅から自分のペースで参加できます。通いたい人は、希望制のキャンパス通学も選べます。

サークル活動で体を動かす生徒
03

ものさしは5教科だけじゃない

自分の興味からテーマを決めるマイプロジェクトや、サークル(10種類以上に参加可能)など、得意や好きを伸ばせる場があります。

ニジ高は医療機関や療育機関ではないため、診断や治療は行っていません。必要に応じて、医療機関などの支援と併用しながら通うことをおすすめしています。

お子さんに合う学び方を、一緒に考えませんか?

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▶ 動画で見る|生徒の発表

得意な「動画編集」を伸ばした中学3年生のマイプロジェクト発表。5教科以外のものさしで力を発揮しています。

自分に合う学び方を見つけた先輩たち

▶ ほかの生徒の声も読む:生徒インタビュー・体験談

まずは無料の体験説明会・個別相談へ

「診断はないけれど気になる」「今の高校のままでいいか迷っている」という段階でも大丈夫です。お子さんの様子を聞きながら、選択肢を一緒に整理します。

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ニジ高の学び方・サポート体制・学費をまとめたパンフレットを無料でお送りします。

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よくある質問

Q診断を受けていなくても、学校に配慮をお願いできますか?

できます。合理的配慮は、本人・保護者と学校が「何に困っていて、何があればできるか」を話し合って決めるものです。診断書を求められる場合もありますが、まずは困りごとを伝えて相談するところから始めてみてください。

Q受診したほうがいいか迷っています。

困りごとが続いて本人がつらそうなとき、気分の落ち込みや眠れない状態があるときは、児童精神科や発達障害者支援センターに相談してみてください。受診はラベルを貼るためではなく、本人に合った支え方を知るための手段のひとつです。

Q本人が「自分は発達障害じゃない」と嫌がります。

診断名の話から始める必要はありません。「提出物を出しやすくするには?」のように、具体的な困りごとの工夫から一緒に考えると、本人も受け入れやすくなります。

Q高校で配慮を受けると、大学受験で不利になりますか?

配慮を受けたことが理由で不利になることはありません。大学入学共通テストにも、受験上の配慮を申請できる仕組みがあります。必要な場合は、高校での配慮の実績が申請の参考になることもあります。

Q通信制高校は、発達特性のある生徒に向いていますか?

自分のペースで学べる、刺激の少ない環境を選べるといった点で合う人もいます。一方で、一人で計画を立てるのが苦手な人は、レポートが止まりやすいこともあります。誰と一緒に学習を進められるか、サポートの中身を確認して選ぶのがおすすめです。

Qニジ高では、どんなサポートが受けられますか?

担任が一人ひとりに伴走し、学習の進め方や生活のリズムを一緒に考えます。特別支援学校での勤務経験があるスタッフも在籍しています。ただし医療機関ではないため、診断や治療は行っていません。

まとめ|特性は「直す」ものではなく、合うやり方を探すもの

  • 困りごとの背景に特性があることを知り、本人の努力不足と決めつけないことが第一歩です。
  • 困りごとを小さく分けて、どこで止まっているかを一緒に探しましょう。
  • 合理的配慮は、診断がなくても学校に相談できます。
  • 高校は「特性に合った学び方で続けられるか」で選び、必要なら医療機関などの支援も併用しましょう。

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この記事の監修者

NIJIN高等学院 タツロー校長(星野達郎)
監修

タツロー校長(星野達郎)

NIJIN高等学院(ニジ高)校長/株式会社NIJIN 創業者

  • 千葉大学教育学部卒業。JICA海外協力隊(グアテマラ)を経て、青森県八戸市の公立小学校で教諭を7年務める
  • 株式会社NIJINを創業し、NIJINアカデミー・NIJIN高等学院の校長に
  • 内閣総理大臣奨励賞 ほか受賞

学校が苦手だった自分を救ってくれたのは、学校の外にいた大人たちだった——。学校という「土壌」が合わないだけの人の味方でありたいという想いから、ニジ高をつくりました。

※教育の観点からの監修です。医学的な判断については医療機関にご相談ください。

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