「怠け」ではなく、
やり方が合っていないだけかもしれない。
体験説明会はオンライン・約45分。保護者の方だけでも参加できます。
監修:タツロー校長(星野達郎)|NIJIN高等学院 校長・元公立小学校教諭
ひとつでも当てはまったら、順番に読んでみてください。特性の基本、困りごと別の対策、学校に頼めること、高校の選び方と相談先までを、ひとつのページにまとめています。
発達障害は、生まれつきの脳の働き方の違いによるもので、本人の性格や親の育て方のせいではありません。主なタイプと、高校生活で見えやすい困りごとを整理しました。
| タイプ | 主な特性 | 高校で見えやすい困りごとの例 |
|---|---|---|
| ASD(自閉スペクトラム症) | 対人コミュニケーションの独特さ、こだわり、感覚の過敏さ・鈍さ | グループ活動や雑談が苦手/予定変更で混乱する/教室の音や光がつらい |
| ADHD(注意欠如・多動症) | 不注意、多動性・衝動性 | 忘れ物・提出物の出し忘れ/取りかかるまでに時間がかかる/時間の見積もりが苦手 |
| LD・SLD(学習障害) | 読む・書く・計算するなど、特定の学習の困難 | 板書を写しきれない/長文の読解に時間がかかる/計算ミスが多い |
特性は重なって表れることも多く、程度も人それぞれです。「グレーゾーン」は医学的な診断名ではなく、特性の傾向はあるものの診断基準を満たさない、または診断を受けていない状態を指して使われる言葉です。診断がなくても、困りごとがあるなら支援や配慮を考えてよいのです。
出典:文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」(令和4年)。学級担任等の回答による推定値で、医師の診断によるものではありません。
この数字は担任の先生から見た推定で、診断の有無とは別のものです。高校は中学より「自分で管理すること」が増えるため、特性による困りごとが表に出やすくなる時期でもあります。
▶ グレーゾーンの特徴と、診断がなくても頼める配慮は:発達障害グレーゾーンの高校生の特徴は?|診断がなくても頼める配慮と進路
▶ ADHDの高校生の特徴と対策は:ADHDの高校生の特徴とは?|男子・女子の違い、学校での困りごと別の対策と相談先・高校選び
▶ ASDの高校生の特徴は:自閉スペクトラム症(ASD)の高校生の特徴|男子・女子での見え方の違い、学校で困る場面と親ができること
▶ 動画で見る|タツロー校長が解説
特性と「学校に合わない」の関係を、タツロー校長がやさしく解説しています。
同じ「できない」に見えても、止まっている場所は人によって違います。困りごとを小さく分けて、どこでつまずいているかを一緒に探すことから始めましょう。
図解|「提出物が出せない」を5つの工程に分けてみる
どこで止まっているかが分かると、工夫の打ち方が見えてきます
| 困りごと | 背景にあることが多いもの | 家庭でできる工夫 |
|---|---|---|
| 勉強に取りかかれない・続かない | 何から始めるか決められない/先の見通しが立てにくい/集中が続く時間が短い | 最初の1問だけ決めて始める/15分など短い区切りで区切る/終わりを見える形にする |
| 提出物・課題が出せない | 「把握→着手→仕上げ→持っていく→出す」のどこかで止まる/期限の感覚が持ちにくい | 課題を書き出して1か所にまとめる/提出までの工程を分ける/前日夜に一緒に確認する |
| 朝起きられない・遅刻が増える | 睡眠リズムの乱れ/起立性調節障害など体の不調が重なることも | まずは医療機関で体の状態を確認/起きる時刻を少しずつ整える/責めずに記録をつける |
| 友達づきあいがつらい | 暗黙のルールや雑談の読み取りの難しさ/疲れやすさ | 無理に広げず「1人でも話せる相手」を目標に/趣味でつながれる場を探す |
| 決められない・切り替えが苦手 | 選択肢が多すぎる/見通しが立たない不安 | 選択肢を2〜3個に絞って示す/予定の変更は早めに伝える |
▶ 提出物が止まる5つの工程と対策は:提出物が出せないのは怠け?|止まる5つの工程と対策7つ・相談先
▶ 勉強しない理由と親ができる対策は:発達障害の高校生が勉強しない理由と親ができる対策を徹底解説
▶ 朝起きられないときは:起立性調節障害の高校生は怠けではない|発達障害との併存35%と出席の扱い
▶ 友達づきあいの悩みは:発達障害の高校生に友達ができない理由は?|ASD・ADHDの特性と居場所

特性による困りごとを、本人の努力不足として叱られ続けると、自信を失い、不安やうつ、不登校などにつながることがあります。これを「二次障害」と呼ぶことがあります。
図解|困りごとが「悪循環」になる流れ
↻ さらに困りごとが増え、また叱られる…
障害者差別解消法の改正により、2024年4月から、私立学校を含む民間の事業者にも「合理的配慮」の提供が義務になりました。高校では2018年度から、通常の学級に在籍しながら一部の時間に特別な指導を受ける「通級による指導」も始まっています。
| 困りごと | 相談できる配慮の例 |
|---|---|
| 提出物の管理 | 大きな課題を小分けにした期限設定/提出前のリマインド |
| 板書・ノート | 板書を写真で撮る/プリントやデータでの配布 |
| テスト | 別室での受験/時間の延長/問題文の読み上げ(学校の判断による) |
| 教室の環境 | 座席の位置の配慮/イヤーマフの使用/休憩できる場所の確保 |
| 欠席・遅刻 | 課題やオンラインでの補習/面談での見通しの共有 |
頼み方の流れ:①担任や特別支援教育コーディネーターに困りごとを伝える → ②面談で「何に困っていて、何があればできそうか」を話し合う → ③合意した配慮を試す → ④うまくいっているか定期的に見直す。診断書がなくても、まず相談することはできます。配慮の内容は、本人・保護者と学校の話し合いで決まります。
出典:内閣府「障害者差別解消法」(2024年4月施行の改正)、文部科学省「高等学校における通級による指導」。
「どこなら入れるか」より、「どの学び方なら続けられるか」で比べてみましょう。
| 学校の種類 | 合いやすい人 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 全日制高校 | 毎日の通学が負担になりにくく、集団の中でも過ごしやすい | 通級による指導や合理的配慮の実績/相談できる先生がいるか |
| 定時制高校 | 短い時間なら集中しやすい/少人数がよい | 授業の時間帯と生活リズムの相性 |
| 通信制高校 | 自分のペースで学びたい/刺激の少ない環境がよい | レポートの進め方を誰と管理するか/スクーリングの日数と場所 |
| 通信制高校+サポート校 | 自分のペースで学びたいが、一人で計画するのは不安 | 担任の伴走の手厚さ/特別支援の経験があるスタッフ/居場所や仲間との関わり |

▶ 見学・個別相談でそのまま使えるチェックリストは:ASD(自閉スペクトラム症)・ADHDの中学生の高校選び|見学・個別相談で確かめるチェックリスト20項目
▶ サポート校のしくみと選び方は:通信制高校のサポート校とは?費用・選び方・通信制高校との違い
▶ 動画で見る|専門家が解説
「読む・書く」が苦手でも、高校に行く道はあります。学習障害と高校選びについての解説です。
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 学校(担任・特別支援教育コーディネーター・スクールカウンセラー) | 学校での困りごと、合理的配慮、進級・単位のこと |
| 発達障害者支援センター(都道府県・政令市) | 特性のこと、家庭での関わり方、利用できる支援の紹介 |
| 児童精神科・精神科・心療内科 | 診断、二次障害(不安・うつなど)や睡眠の相談 |
| 自治体の教育相談・教育支援センター | 登校のこと、進路のこと |
※診断や治療は医療機関で行います。気分の落ち込みや眠れない状態が続く、死にたい気持ちがあるなどのときは、早めに医療機関や相談窓口につないでください。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンラインを中心に学ぶ通信制高校サポート校です。卒業資格を取るためだけの場所ではなく、「自分らしく、誰かを幸せに」できる力を育てることを大切にしています。

スタッフの9割以上が教員免許を持ち、特別支援学校での勤務経験があるスタッフも在籍しています。担任が一人ひとりの特性に合わせて、学習の進め方を一緒に考えます。

オンライン中心なので、音や人の多さがつらい日も、自宅から自分のペースで参加できます。通いたい人は、希望制のキャンパス通学も選べます。

自分の興味からテーマを決めるマイプロジェクトや、サークル(10種類以上に参加可能)など、得意や好きを伸ばせる場があります。
ニジ高は医療機関や療育機関ではないため、診断や治療は行っていません。必要に応じて、医療機関などの支援と併用しながら通うことをおすすめしています。
▶ 動画で見る|生徒の発表
得意な「動画編集」を伸ばした中学3年生のマイプロジェクト発表。5教科以外のものさしで力を発揮しています。
▶ ほかの生徒の声も読む:生徒インタビュー・体験談
「診断はないけれど気になる」「今の高校のままでいいか迷っている」という段階でも大丈夫です。お子さんの様子を聞きながら、選択肢を一緒に整理します。
できます。合理的配慮は、本人・保護者と学校が「何に困っていて、何があればできるか」を話し合って決めるものです。診断書を求められる場合もありますが、まずは困りごとを伝えて相談するところから始めてみてください。
困りごとが続いて本人がつらそうなとき、気分の落ち込みや眠れない状態があるときは、児童精神科や発達障害者支援センターに相談してみてください。受診はラベルを貼るためではなく、本人に合った支え方を知るための手段のひとつです。
診断名の話から始める必要はありません。「提出物を出しやすくするには?」のように、具体的な困りごとの工夫から一緒に考えると、本人も受け入れやすくなります。
配慮を受けたことが理由で不利になることはありません。大学入学共通テストにも、受験上の配慮を申請できる仕組みがあります。必要な場合は、高校での配慮の実績が申請の参考になることもあります。
自分のペースで学べる、刺激の少ない環境を選べるといった点で合う人もいます。一方で、一人で計画を立てるのが苦手な人は、レポートが止まりやすいこともあります。誰と一緒に学習を進められるか、サポートの中身を確認して選ぶのがおすすめです。
担任が一人ひとりに伴走し、学習の進め方や生活のリズムを一緒に考えます。特別支援学校での勤務経験があるスタッフも在籍しています。ただし医療機関ではないため、診断や治療は行っていません。
NIJIN高等学院(ニジ高)校長/株式会社NIJIN 創業者
学校が苦手だった自分を救ってくれたのは、学校の外にいた大人たちだった——。学校という「土壌」が合わないだけの人の味方でありたいという想いから、ニジ高をつくりました。
※教育の観点からの監修です。医学的な判断については医療機関にご相談ください。
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