通信制高校には「スクーリング」があります。学校によっては宿泊型のスクーリングを実施している場合もありますが、自宅以外で泊まることに抵抗を感じる生徒さんも少なくありません。その場合「スクーリングで宿泊しなければいけないのは嫌だから」という理由が、学校選びの決め手になってしまうこともあります。
高校選びにおいて「スクーリング」をどうとらえるべきか、宿泊なしのスクーリングでなければいけないのか、今回この2点について解説していきます。
スクーリングに「宿泊なし」を求める人が多い理由
通信制高校のスクーリングには通学型と宿泊型があります。中でも「宿泊なしがいい」と考える人は少なくありません。よく挙げられる不安としては、家から離れて知らない場所に行くことへの抵抗、見知らぬ人と同じ部屋で泊まることへのストレス、勉強よりも生活環境の変化に負担を感じてしまうことなどがあります。
こうして分析してみると、宿泊自体が嫌なのではなく、慣れない環境とプライベートが守られないことが大きな不安になっていると言えそうです。
宿泊スクーリングで一番のストレスは「相部屋」
多くの通信制高校では、4人部屋や大部屋を使うことがあります。相部屋には、仲良くなりやすい、情報交換ができる、さみしくない、励まし合って頑張れるといったメリットがある一方で、他人に気を遣ってリラックスできない、就寝時間や生活リズムが合わず眠れない、プライバシーがなく勉強や休憩に集中できないといったデメリットもあります。メリットは大きいものの、デメリットも無視できません。ほんの数日でも、家から離れて慣れない環境で過ごすため、このストレスは大きく感じられることがあります。
「個室」なら安心して参加できる
実は、宿泊型スクーリングにおける不安の多くは「個室」にすることで解消できます。ひとりで休める空間があるだけで安心感が高まり、勉強に集中しやすく疲れをしっかり取れる、ストレスが減り授業やグループワークにも前向きに取り組めるようになる、といった効果が期待できます。個室だと「友達ができにくいのでは」と心配になるかもしれませんが、日中の授業や食事の時間、グループワークなどを通じて自然に交流できるため、孤立する心配は基本的にありません。
学校選びで確認しておきたいポイント
宿泊型のスクーリングを検討する際には、部屋の形式(個室か相部屋か)、お風呂やトイレが共用か個別か、Wi-Fiや電源が使えるか、食事の配慮(アレルギー等)があるか、保護者の同伴が可能かどうかなど、事前に学校へ確認しておきたい項目がいくつもあります。学校によって対応は大きく異なるため、パンフレットや説明会、個別相談などで具体的に聞いておくと安心です。
「宿泊型のスクーリングは嫌だ」と思っていた人でも、個室対応がある学校を選ぶことで「スクーリングが不安」という悩みが大幅に解消されるケースは少なくありません。安心できる環境でスクーリングに臨めることは、勉強の効率や学びのモチベーションにもつながります。せっかくの機会なので、不安なく、目いっぱい参加できる学校を選んでほしいと思います。
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