今、通っている高校が自分に合わないと感じていて、通信制高校への転校を考えている方もいらっしゃるかと思います。でも、高校3年生からの転校では遅すぎる?と不安を感じているかもしれませんね。今回は、高3からの通信制高校への転校について、メリットと注意点をお伝えします。
高3から通信制高校へ転校できるか?
結論から言えば、高3から通信制高校への転校は問題ありません。残り少ない高校生活ですが、中退せずに通信制高校に転入することで高卒資格を得ることができます。ただし、公立高校と私立高校では条件や手続き方法が異なる場合があるため注意が必要です。
学域を確認しましょう
通信制高校には「狭域通信制高校」と「広域通信制高校」があります。公立高校の場合は「狭域」が大半で、その高校がある都道府県に住所がある生徒に限定されるのが一般的です。一方、私立の場合は全国もしくは複数の都道府県から入学できる「広域」であることが多いため、転校したい通信制高校がどちらか確認しておきましょう。
入学時期を確認しましょう
転校(転入学)の場合、私立高校であれば比較的柔軟に時期を選べることが多い一方、公立高校は「各学期の開始時」と定められていることが多くなっています。学校によって異なるため、いつから入学可能か事前に確認しておきましょう。
高3から通信制高校に転校するメリット
メリット(1)高卒資格を得られる
通信制高校に転入して卒業することで「高卒資格」を得ることができます。大学や専門学校への進学も可能になるため、これまで頑張ってきたことを無駄にすることなく高校を卒業できるのは大きなメリットです。通信制高校の多くは単位制で、3年以上の在籍が必要ですが在籍年数に上限はないため、体調を優先しながら自分のペースで学習を続けることも可能です。
メリット(2)高校中退にはならない
高校3年生で学校をやめてしまうと高校中退(中途退学)になりますが、元の高校に在籍している間に通信制高校に転入すれば「転校生」になるため、高校中退にはなりません。転入学した場合の学歴欄への記載は「◯◯高等学校 入学」「□□高等学校 転入学」「□□高等学校 卒業」という形になり、特に「全日制」「通信制」と書く必要もありません。一方、元の高校をいったん中退してから通信制高校に入り直す「編入学」の場合には「◯◯高等学校 中途退学」という記載が加わります。中途退学した場合は新しい高校に編入学(再入学)するまでにブランクができることもあり、手続きも増えてしまうため、前の学校に在籍中に新しい高校に転入学する方がスムーズに進めやすいといえます。
メリット(3)同級生と同じタイミングで卒業できる可能性がある
通信制高校へ転入する際は、これまで通っていた高校で修得した単位をそのまま引き継ぐことができるため、前の学校の同級生と同じタイミングで卒業することも可能です。高3で転校する場合には高校2年生までに取得した単位を引き継ぐことができますが、全日制高校の単位認定は年度末であることが多いため、高3の2学期まで通っていたとしても、引き継げるのは高2の年度末までの単位のみとなる点に注意が必要です。高3で勉強した分の単位の引き継ぎはないため、転校先で高3の1年間の単位を取得する必要があり、その場合同級生と同時に卒業することは難しいこともあります。また、最低在籍期間が定められている通信制高校もあり、卒業に必要な単位をすべて修得済みでも、規定の期間以上在籍しないと卒業できない場合もあります。希望通りに卒業できるか、単位の引き継ぎや在籍期間についてはあらかじめ確認しておきましょう。
まとめ:高3からの転校でも間に合う
高校3年生からの通信制高校への転校は十分に可能な選択肢です。学域や入学時期、単位の引き継ぎ、在籍期間などをしっかり確認したうえで、自分に合った学校選びを進めていきましょう。
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