通信制高校 志望理由の書き方と注意点!入試の作文について詳しく解説します

通信制高校の願書の中でも、特に多くの人が悩むのが「志望理由」です。何を書けばいいのか、どうやって伝えればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。今回は、高校入試において説得力のある志望理由の書き方について解説します。

目次

志望理由書の基本的な考え方

私立の通信制高校の場合には、学科試験(学力検査)は行われず、作文や面接で合否判断をする場合が多い傾向となっています。作文の試験では、「なぜその学校を選んだのか」という志望理由を問われることがほとんどです。また、作文の試験がなくとも、願書の中に「志望理由」の欄があったり、「志望理由書」の提出が必要である場合も多くあります。学校の特徴と自分の希望を結びつけて表現することで、納得感のある志望理由になります。

私立の通信制高校の入試の傾向としては、書類審査や面接、作文を組み合わせて選考を行う学校が多く、純粋な学科試験のみで判定する学校は少数派です。志望校がどのような選考方法をとっているか、事前に募集要項で確認しておきましょう。

志望理由を書くときのポイント

まずは情報収集をしましょう。何はともあれ、材料がないと書けません。まずは志望校のパンフレットを取り寄せたり、公式サイトを見たりして情報を集めましょう。さらに、学校説明会や個別相談会に積極的に参加するのがおすすめです。直接先生や在校生の話を聞くことで、その学校に通うイメージがはっきりし、書く内容も自然と浮かんできやすくなります。通信制高校の場合、出願するためには「個別相談会への参加必須」と定めている学校が少なくありません。入学後は自宅学習が基本となりますので、入学前には一度直接生徒に会い、どんな人となりなのかを確かめておきたいという意向があります。出願に必要な条件を、早めに確認しておくことを強くお勧めします。

次に、志望校の特徴と自分の希望を結びつけましょう。集めた情報をもとに、その学校には「どんな特徴があり」「自分の希望や状況にどう合っているか」を書きだしてみましょう。例えば、進学コースがあるなら大学進学を希望していること、スクーリングが柔軟ならアルバイトと両立できること、家の近くにキャンパスがあるなら通学のハードルが下がること、週1通学から始められるなら自分のペースで通えること、といった具合です。どこの高校にも当てはまりそうな志望理由になってしまう場合は、書き出してみた理由を組み合わせてみましょう。複数の要素を組み合わせることで、「ここの高校しかない」という絞り込みができます。

正直に書きましょう。見栄を張った表現は必要ありません。面接でも必ず確認されるため、自分の言葉で書くことが大切です。きちんと書こう、ちゃんとしようと思うと、言葉が固くなってしまったり、耳当たりの良い言葉を並べてしまったりするかもしれません。最初はそれでOKです。1回で志望理由書を完成させるのは難しいものです。時間をあけて、気分を変えて2〜3回書いてみましょう。回数を重ねることで、少しずつ自分の言葉に近づいていきます。

前向きな選択理由を書きましょう。全日制は通えないから仕方なく通信制高校を選ぶという人も、正直なところいらっしゃると思います。本当は全日制が良かったというネガティブな気持ちが残っている場合には、特にそうした表現が無意識に出てきてしまうかもしれません。しかし、言い換えれば、自分に合った学び方で高校生活を送りたいから通信制を選んだ、ということです。やりたいことがなくても「やりたいことはこれから見つける」という表現にできますし、卒業できればいいということは「確実に卒業できる環境で頑張りたい」ということです。できるだけ前向きな表現で書きましょう。「毎日、遅刻せずに教室に行くのはムリ」というのが理由であれば、「代わりに何ができるか」と発想してみましょう。通信制を選べば「体調と相談しながら家で勉強」できますし、「必要以上に落ち込むこと」もなくなります。ネガティブな理由が出てきたら、「じゃあ、その代わり何ができる?」と自分に質問してみましょう。

入学後のイメージをふくらませましょう。高校生活で取り組みたいこと、学びたいこと、進路の目標などを具体的に書きます。学習だけでなく、部活動や友人関係について触れるとリアリティが増します。公式のホームページやパンフレットなども参考にして、具体的に気になる授業やカリキュラム、イベントなどがあれば「これが楽しみ」と書き添えるとよいでしょう。入学後のイメージができない場合は、学校のイベントに参加してみましょう。通信制高校では、オープンスクールや学校見学など、年間を通じて様々なイベントを行っています。1回だけではイメージしにくいかもしれませんが、複数回足を運ぶことで見えるものが増えることも多いです。

誤字脱字に注意しましょう。志望理由書は1回目で完成はしません。何度か書いてみて、だんだん固まってきたら下書きをします。この時に必ず誤字脱字をチェックし、それから清書をします。パソコンなどではなく直筆で書き込む場合は、特に丁寧に書くことが大切です。分量が多く最後の方は字が汚くなってしまう場合は、疲れないような工夫をしましょう。ある程度の分量がある場合には、2分割・3分割して清書し、何度か休憩をはさみつつ集中力が途切れないように書くのがおすすめです。

家族や先生にチェックしてもらいましょう。志望理由書は1回で完成させるのは難しいので、何度か書いてみますが、うまくまとまらないということもあるかもしれません。そんな時には、家族や先生にチェックしてもらうといいでしょう。「ここはとてもいい」「もう少し具体的に言うとどんなこと」など、第三者の目を通すことで説得力のある文章に仕上がります。下書きが出来上がったら、清書の前には必ず誤字脱字チェックをしてもらいましょう。

生成AIの使い方には注意しましょう。日常的に生成AIを活用している人も増えてきました。生成AIを使って文章のヒントを得るのは問題ありませんが、コピペは絶対にNGです。AIはあくまで「言葉にする手助け」として活用し、自分の気持ちを自分の言葉で表現しましょう。

まとめ

志望理由書は「情報収集した学校の特徴」と「自分の希望」を結びつけることがカギです。まずは情報収集が第一歩。学校説明会や個別相談会に参加してリアルな情報を得ましょう。正直に、前向きに、自分の言葉で書くことが大切です。仕上げは家族や先生に見てもらって完成度を高めましょう。志望理由書は「上手に書く」ことよりも「自分の気持ちを伝える」ことが一番大切です。焦らず、丁寧に準備していきましょう。

NIJIN高等学院では、通信制高校に関する個別相談会や説明会を実施しています。「通信制高校って何?」という初めての方にはオンライン学校説明会もおすすめです。お気軽にご参加ください。

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