全日制高校の場合、出席日数が進級に大きく関わります。そのため、不登校の場合、仮にテストの成績が良くとも出席日数が不足すれば進級・卒業ができなくなります。しかし、通信制高校の多くは毎日学校に通う必要はありません。不登校でなかなか通学しにくい状況であっても、自宅でオンラインなどを活用して勉強をすることで高校を卒業することができます。さらには大学進学も可能となってきます。今回は、不登校の方でも高校卒業資格がとれる通信制高校についてわかりやすく解説していきます。
通信制高校が選ばれる4つの理由
高校へ毎日通うことに不安を感じている方にお勧めしたいのが通信制高校です。自分のペースで学びながら高校卒業資格を取得し、さらには大学進学も目指すことができるので、不登校の方以外でも自由度の高い通信制高校に魅力を感じ、進学先の1つとして選択肢に入るようになりました。今や高校生の10人に1人が通信制高校を選んでいます。
(1)通学の負担がない
通信制高校は毎日通学する必要はありません。とはいえ登校はゼロではなく、日数や頻度は学校によって様々です。年に1回スクーリングに参加すればよい学校もあれば、週何日か登校するスタイルなど選択肢が豊富です。自分に合う登校スタイルが選べるので、精神的にも身体的にも通学の負担を少なくすることができます。
(2)高校卒業資格が取れる
中学卒業後、高校に行く以外にフリースクールやサポート校に通うということも可能ですが、通信制高校との大きな違いとして「高校卒業資格が取れるかどうか」という点があります。通信制高校は学校教育法で定められている高等学校の1つですから、卒業すれば高校卒業資格を取ることができます。
高校の卒業の要件は3つあります。①3年間の在籍 ②74単位の取得 ③30時間の特別活動参加。単位の取得、そして特別活動の参加のためには、スクーリング(面接指導)への参加が必須になります。卒業のためにはスクーリングへの参加は必須となっています。
(3)自分の可能性を広げることができる
通信制高校は元々「全日制高校に通えない人のための受け皿」という役割も持っていました。そのため、高校を卒業することを目的としていました。しかし、近年では通信制高校からの大学進学も一般的になってきています。さらに就職について考えてみると、今、日本の高校進学率はほとんどの人が高校を卒業しています。そのため、企業の採用条件でも「高卒以上」としているところが多く、仕事を探そうにも中退では応募すらできないということも珍しくありません。通信制高校に進学、そして卒業することで、高卒資格あるいはさらに大卒資格を得て、その後人生の可能性を広げていくことができます。
(4)大学進学も目指せる
通信制高校は、すでにスポーツや芸能などの世界で活躍されている方や就職を希望している方も多くいます。一方で、近年「進学コース」「特進コース」など大学受験に特化したコースの新設が増えてきています。通信制高校であっても、学習や進路指導などで大学受験対策を行うことで、難関大学や医学部を目指すことが可能になってきています。
通信制高校選びで不安を感じたら
「不登校の生徒にどんな学習サポートがあるのか」「映像授業だけで続けられるか」「勉強のブランクが心配」「先生に質問するのが苦手」「体調が本調子でないので続けられるか不安」——こうした不安は、通信制高校を検討する多くの生徒・保護者が抱えるものです。学校によって、映像授業と個別指導の組み合わせ、小中学校の学び直しからのスタート、先生から声をかけてくれる仕組み、無理のないペースでの学習など、それぞれ異なるサポート体制を用意しています。気になる点は、学校説明会や個別相談会で具体的に質問し、自分に合ったサポートがあるかどうかを確認するとよいでしょう。
まとめ
不登校であっても、通信制高校であれば高校卒業資格を取得し、その先の大学進学も目指すことができます。「大丈夫かな」という不安があるなら、まずは情報収集から始めてみましょう。
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