中学校2年生になるタイミングで、中学卒業後の進路について本格的に検討する時期になります。高校に進学するか、その後の大学や就職はどうするのかなど、本人が進路を考えるはじめての機会となることも多く、本人だけでなく保護者の方も不安を感じているかもしれませんね。今や、高校生の11人に1人が通信制を選んでいる時代です。
進路選択を前向きに考えられるよう、「通信制高校」を選ぶ場合に注意すべきポイントをお話しします。
中学生の抱える進路の悩みとは
中学生は悩み多き世代でもあります。当然、進路についても同様です。進路に関する主な悩みとして以下のようなものがあります。
人間関係の問題
友人関係がうまくいかないなどの理由で、高校に通うことに不安を感じる生徒がいます。すでに不登校になっている生徒は、新しく学校生活をリスタートできることを楽しみにしている反面、新しい人間関係がうまくいくか不安を感じ、複雑な気持ちでいる中学生も多いようです。
健康に関する問題
中学時代は思春期にあたり、大人になる成長途上であり、心身ともに不安定である時期でもあります。この時期に特有の起立性調節障害は、起床時に不調を感じることが多く、毎朝学校に行くことが難しいために、進学にも不安を感じているケースが見られます。
勉強面や友達面で問題がない場合には特に「高校に行きたい!」という気持ちが強く、思い通りに学校に通えないことで自分を責めてしまう場合もあります。
勉強への苦手意識
成績が思わしくなく、勉強が苦手な生徒は、高校進学自体を悩んでいる場合があります。行きたい高校があっても内申点や学力が不足していたり、高校の授業についていけるか心配で「高校に行きたくない」と思ったりしているケースも珍しくありません。
一方で、自分の興味関心のあることを学べる大学には行ってみたいけれど、高校の勉強はしたくないという意識も持っているようです。
将来の目標や興味を優先
芸能活動やスポーツなどに専念したい、特定の専門分野を学びたいという理由で、柔軟な学習スタイルを求める場合、高校に進学しない、あるいは全日制高校以外への進学を希望している場合、保護者の進路希望と一致せず、悩んでいる場合もあります。「せめて高校へ行ってほしい」とか「大学には進学してほしい」といった保護者の願いと、自分の希望との間で板挟みになっているケースもあります。
通信制高校への進路相談の流れ
こうした生徒の悩みを踏まえて、以下のような流れで進路相談が行われます。
(1)課程・コースの選択
進学のためのコースや専門的なテーマを学ぶコース、資格取得を優先するコース等があります。目的に応じてコースを選びましょう。
(2)通学スタイルの選択
自宅学習や映像授業、面接指導(スクーリング)といった学習スタイルや登校頻度、サポート体制について確認します。
無理のないように生活のリズムに合わせた選択をしましょう。
(3)学校選び
通信制高校には公立と私立があり、それぞれ違いがあります。学費やカリキュラム、サポート体制など、具体的な通信制高校の候補を見ながら相談していくとよいでしょう。
情報を集めよう
進路相談にあたって、まずは情報を集めていきましょう。情報には2つあります。①生徒自身に関する情報、そして②高校や進学に関する情報です。
①生徒自身に関する情報
「何ができるか・できないか」ではなく、「何を最優先したいか」「何が好きか」を考えてみましょう。夢が描けなかったり目標が決まっていなかったりするのは、珍しいことではありません。興味関心を刺激することを優先して考えていくとよいでしょう。
②高校や進学に関する情報
「①生徒自身に関する情報」を踏まえたうえで、広く情報を収集しましょう。インターネット等の比較サイトで資料を請求する等、情報を集めることはできますが、生徒自身の目で確かめることも大切です。学校説明会やオープンキャンパスなどイベントがあれば、積極的に参加してみてください。
なお、「②高校や進学に関する情報」を集める中で「①生徒自身に関する情報」が更新されることもありますから、並行して進めていくことをおすすめします。
まとめ:通信制高校を選ぶときは
「全日制が無理だから通信制を選ぶ」実はこうした選び方ばかりではありません。特に最近では芸能人やアスリートなどが通信制高校出身を公表し、在学中から活躍する様子を見て憧れを抱く中学生も少なくありません。生徒本人は通信制高校に偏見がなく、「自分の可能性を広げてくれる場所」として通信制高校への進学を積極的に希望するケースが増えてきています。
ここでならがんばれそう!成長できそう!そう思えるような通信制高校を選びましょう!
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