「保護者から離れることに強い不安を感じる」——分離不安は幼児期特有のものと思われがちですが、実は高校生年代でも見られることがあります。今回は、母子分離不安(保護者との分離不安)と不登校の関係について解説します。
目次
分離不安とは
分離不安とは、愛着のある保護者など特定の人物から離れることに対して、年齢不相応な強い不安や恐怖を感じる状態のことです。幼少期に見られることが多い一方、環境の変化やストレス、もともとの気質などが重なることで、高校生になっても症状が続いたり、思春期に再び強まったりするケースがあります。
不登校との関連
分離不安が強いと、「保護者と離れて学校に行くこと」自体が大きなハードルになります。単なる「学校が嫌」という気持ちとは異なり、保護者と物理的に離れることへの不安や、家族に何かあるのではという心配が根底にあることも少なくありません。この場合、学校側の対応だけでなく、家庭でのかかわり方も含めた総合的な支援が必要になります。
家庭でできる関わり方
- 「離れなさい」と急かさず、不安な気持ちをまず受け止める
- 少しずつ離れる時間を延ばす「スモールステップ」を意識する
- 離れている間も安心できる連絡手段を用意する
- 保護者自身が不安を抱え込みすぎないようにする
無理のない距離感で学べる環境
通信制高校であれば、自宅で保護者のそばにいながら学習を進めることができ、分離不安を抱える生徒にとって心理的なハードルを下げやすい環境です。少しずつ外出や通学の機会を増やしていくペースも本人に合わせて調整できるため、無理なく社会とのつながりを取り戻していくことができます。
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