発達障害そのものよりも、周囲の無理解や度重なる失敗体験から生じる「二次障害」が、本人を長く苦しめてしまうことがあります。今回は、二次障害とは何か、そしてそれを防ぐために家庭や周囲ができることについて解説します。
目次
二次障害とは
二次障害とは、発達特性そのものではなく、その特性に対する周囲の対応や環境とのミスマッチが積み重なることで生じる、不安障害やうつ状態、強い自己否定感などの心理的な状態を指します。「本人の努力不足」と誤解されたまま叱責や失敗体験が積み重なることが、大きなリスク要因になります。
二次障害につながりやすい要因
- 特性を理解されないまま「甘え」「わがまま」と誤解される
- できないことを繰り返し指摘される
- 周囲と比較され続ける
- 本人に合わない環境への適応を強いられる
二次障害を防ぐためにできること
- 特性を「その子らしさ」として理解し、否定しない
- できないことより、できていることに目を向ける
- 本人に合った環境・学び方を選ぶ
- 早めに専門家(医療機関・相談機関)に相談する
特性に合った環境を選ぶという予防策
二次障害を防ぐうえで大きな役割を果たすのが「環境選び」です。通信制高校のように、画一的な集団行動を強いられにくく、自分のペースで学べる環境は、発達特性のある生徒にとって失敗体験を減らし、二次障害のリスクを下げることにつながります。
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