通信制高校を選ぶにあたり、様々な期待や不安が入り混じっているかと思います。保護者は学費やサポート体制への期待が大きく、生徒本人は学べる内容や大学進学への不安が気になっている、という調査結果もあります。
そこで今回は、保護者が気になっている「サポート体制」について、通信制高校の先生に焦点を当ててお話していきます。
通信制高校の先生とは
全日制高校の先生と違う?
通信制高校の先生は教員免許が必要です。通信制課程と全日制課程という違いはありますが、同じ高等学校ですから教える先生に違いはありません。高校の単位認定のための授業を行えるのは教員免許を持った先生だけです。
なお、サポート校では教員免許は必要ありません。サポート校は民間の教育機関、つまり塾や予備校の位置づけであるからです。
通信制高校の先生の仕事
通信制高校の先生の仕事は、基本的には全日制高校の先生と大きくは違いません。通信手段は郵送やオンラインになりますが、課題や添削指導、質問解答などを行います。また、年に何回かは、必ずスクーリング(面接指導)という形で生徒たちに直接授業を行います。
そのほか、学校によっては、年間行事の企画・運営や生徒面談・保護者面談、大学受験を含む進路指導を行うこともあります。
通信制高校ならではのサポート
メンタル面のサポート
通信制高校に通う生徒の中には、不登校の経験がある生徒も少なくありません。挫折経験などから、自信を持てなくなってしまっている方も多く、学校への不安も想像以上に大きいことがあります。一人ひとりの背景も異なりますから、先生は言葉掛けひとつにしても細心の注意を払っています。カウンセラーなどの専門家と連携をとりつつ、楽しい高校生活が送れるように配慮しつつ励ますことも、先生の大切な仕事と言えるでしょう。
学習面のサポート
通信制高校の入試では、学力テストを課さないところがほとんどです。そのため、同じ通信制高校に通う生徒たちの中でも、学力には幅があります。大学受験に時間をかけて勉強したいという理由で通信制高校を選んだ生徒もいれば、小学校から不登校で勉強に大きなブランクがあるという生徒もいます。通信制高校は自分のペースで勉強できることが特徴の1つですから、先生は一人ひとりに向き合い、最適な学習支援も行っていきます。
そのほかのサポート
不登校や引きこもりが要因で、経験が足りていないという生徒たちも少なくありません。そうした生徒たちに「何がやりたい?」「将来何になりたい?」と聞いても「分からない」という答えになってしまうこともあるでしょう。通信制高校での様々な体験を通して、自分の可能性を広げていくことが大切です。こうした様々な体験を積み重ねていくために、力を貸してくれるのが通信制高校の先生です。生徒ひとりひとりに寄り添い、必要な助言をして、その一歩をサポートしてくれます。
通信制高校、どんな先生が多い?
通信制高校の先生は、生徒の個性を伸ばすことを大切にします。通信制高校に通うことで、物事に前向きに取り組めるように力になりたいと考えている先生が多いようです。また、穏やかな先生が多く、怒鳴ったり大声を出したりする先生もほとんどいないと言われています。不登校や発達障害、起立性調節障害などへの理解が深く、柔軟に対応してくれる先生が多いのも通信制高校の特徴です。
まとめ
通信制高校の先生は、教員免許を持つプロでありながら、生徒一人ひとりの事情に寄り添う柔軟なサポートを行ってくれる存在です。学校を選ぶ際には、メンタル面・学習面それぞれでどんなサポート体制が整っているか、学校説明会や個別相談会で具体的に確認してみることをおすすめします。
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