通信制高校について、「勉強しなくても卒業できる高校」という誤解をしている人も少なくないかもしれません。「定期テストはあるの?」「ノー勉でも卒業できるって本当?」などの疑問をもつ方もいるでしょう。実は通信制高校でも、単位を取得するためにはテストは欠かせません。普段からレポート課題もありますから、ノー勉での卒業は不可能と言えます。
この記事では、通信制高校ではどのようなテストや勉強があるのか、全日制高校との違い、そして効率的な勉強方法について解説します。進学先として通信制高校を検討している方の参考になれば幸いです。
通信制高校にもテストはある
通信制高校では、単位取得のためにレポート・スクーリング・試験の3つすべてに合格する必要があります。全日制高校で行うような学期ごとの中間試験・期末試験ではなく、年度ごとに行われる単位認定試験がそれにあたります。ただし、レポート課題を提出していなかったり、スクーリングに参加していなかったりすると、試験を受験することができません。
通信制高校のテストの内容と全日制高校との違い
全日制高校では学期ごとに中間試験・定期試験が行われます。出題内容は主に授業で扱った範囲となります。また、出席日数や課題の提出なども単位認定のために必要となります。5段階評価や点数によって成績がつき、試験の点数が基準に満たない場合には、補講や追加課題などが課されることがあります。
通信制高校の場合は、レポート課題とスクーリングへの出席を前提とした単位認定試験が年度ごとに行われます。出題内容はレポートで学んだ内容をもとにした基礎的な問題中心です。5段階評価や点数によって成績がつきます。
全日制高校と同様、通信制高校でも評定平均(内申点)があります。評定平均は大学入試にも関係があるもので、推薦入試(学校推薦型選抜・総合型選抜)などでは、大学ごとに定められた基準点をクリアすることが合格のために必要となってきます。通信制高校の評定は絶対評価なので、しっかりと対策をすれば相対評価の全日制高校よりも評定が取りやすくなっています。それが、通信制高校は推薦入試に有利と言われる所以です。
通信制高校はノー勉でも卒業できる?
結論として、基本的にはノー勉で卒業することは不可能です。通信制高校のテストは全日制高校より易しめの問題が中心という傾向がありますが、レポートで学習した内容の理解が前提です。そのため、何も準備せずに臨んでも合格することは難しいでしょう。また、年度ごとの単位認定試験も、事前準備なく受験するのはお勧めしません。
効果的なテスト勉強方法としては、レポート提出と併せて基礎を理解しておくこと、自習室を活用して勉強習慣をつけること、質問サポートを利用して疑問を解消すること、将来の目標や大学進学などを意識してモチベーションを高めることが挙げられます。
高卒資格だけ取れればいいという考え方のリスク
「高卒資格だけ取れればいい」という考え方では、将来の進学や仕事の選択肢が狭まり、学ぶ意欲や知識も十分に身につきません。自分の可能性を自分で狭めてしまうのは、もったいないことです。せっかく勉強するのであれば、将来の目標を意識して学んでいきましょう。
まとめ
通信制高校でも単位取得のためにテストは欠かせません。ノー勉での卒業は難しいものの、テストの内容自体は基礎的な問題が中心で、日々の学習を積み重ねていれば十分対応できます。評定平均を活かして推薦入試を狙うなど、将来を見据えた学び方を意識することが大切です。
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