先生の指示を最後まで覚えていられない、複数のことを同時に頼まれると混乱してしまう――そんな困りごとの背景に「ワーキングメモリ(作業記憶)」の弱さが関係していることがあります。この記事ではワーキングメモリが弱い高校生への理解と、学び方の工夫を紹介します。
目次
ワーキングメモリとは
情報を一時的に頭の中に保持しながら、同時に処理する能力のことです。この力が弱いと、聞いたばかりの指示を忘れてしまったり、複数の作業を並行して進めることが難しくなったりします。
学校生活での困りごと
- 「これとこれをやっておいて」という複数の指示を覚えきれない
- 板書を写しながら先生の説明を聞く、といった同時作業が苦手
- 忘れ物やケアレスミスが多く、「だらしない」と誤解されやすい
- テストで時間内に情報を整理しきれない
負担を減らす工夫
- 指示は一度に一つずつ、メモを取りながら伝えてもらう
- やることをリスト化し、視覚的に確認できるようにする
- ICTツール(リマインダーアプリなど)を活用する
一斉指示や同時進行が多い一斉授業のスタイルは、ワーキングメモリが弱い生徒にとって負荷が大きくなりがちです。自分のペースで、一つずつ確認しながら進められる個別学習中心の環境は、こうした特性を持つ生徒にとって力を発揮しやすい選択肢になります。
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