「文字を読むのに時間がかかる」「漢字がなかなか覚えられない」「書き写しが極端に苦手」——こうした特性は、学習障害(LD)やディスレクシア(読み書き障害)によるものかもしれません。今回は、高校生年代における読み書きの困難と、その支援方法について解説します。
目次
学習障害(LD)とは
学習障害は、全体的な知的発達に遅れはないものの、「読む」「書く」「計算する」といった特定の能力の習得・使用に著しい困難がある状態を指します。中でもディスレクシアは「読み」に困難がある代表的なタイプで、文字と音の対応がうまく結びつかず、読むこと自体に大きなエネルギーを使ってしまいます。
高校生になって困難が表面化するケースも
小中学校では周囲のサポートや配慮でカバーできていた読み書きの困難が、高校になり教科書の文章量や情報量が増えることで急に目立ってくることがあります。「頑張っているのに成績が伸びない」「本人の努力不足ではないか」と誤解されやすいのも、この特性の難しいところです。
本人に合った学び方を見つける
- 音声読み上げソフトやアプリを活用する
- タブレットやパソコンでの入力を取り入れる
- 色付き下敷きやフォントの工夫で読みやすさを改善する
- 一度にすべてを理解しようとせず、情報を小分けにする
大切なのは「みんなと同じやり方」にこだわらず、本人が力を発揮しやすい方法を見つけていくことです。
一人ひとりに合わせた学習環境を
通信制高校では、紙のテキストだけでなく、動画教材やICTを活用した学習など、多様な学び方を選べる場合があります。読み書きの特性に合わせて学習ツールを選べる環境は、LDやディスレクシアの傾向がある生徒にとって大きな助けになります。「読み書きが苦手=勉強ができない」ではないことを、周囲の大人が理解し支えていくことが何より重要です。
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