通信制高校の「特別活動」という言葉は、あまり聞いたことがないかもしれませんね。特別活動は、ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事等のことを言います。この記事では、通信制高校の特別活動について、具体的にどういったものなのか解説していきます。
高校における特別活動
特別活動とは、集団活動を通して、生徒が学校生活を送る上での基盤となる力や社会で生きて働く力を育むことを目的としています。協働性をはぐくみ、自分とは違うもの・ことを認め合うなかで集団への所属感や連帯感をはぐくみ、充実した学校生活を支えていくものです。卒業までに30単位時間以上指導するものとされ、具体的にはホームルーム活動・生徒会活動・学校行事などで構成されています。なお、1単位時間は50分が標準とされています(休憩10分)。
学習指導要領では、通信制の課程における教育課程の特例として「特別活動については、ホームルーム活動を含めて、各々の生徒の卒業までに30単位時間以上指導するものとする。なお、特別の事情がある場合には、ホームルーム活動及び生徒会活動の内容の一部を行わないものとすることができる」と定められています。
全日制高校の特別活動
全日制高校においては、基本的には年間35週のホームルーム活動の授業が行われます。夏休みなどの長期休暇以外は、毎週実施されるという計算です。また、年間35単位時間以上と定められていますので、毎週1時間程度となります。
通信制高校の特別活動
通信制高校は自宅学習が中心のため、どのようにホームルームなどの特別活動をするのか、疑問に思うかもしれません。ここで必要になってくるのが「スクーリング」です。対面指導であるスクーリングを実施する中で、卒業に必要な特別活動の単位時間を確保していきます。また、オンラインで特別活動を行うことも可能な学校もあり、その内容は学校によりさまざまです。特別活動として認められるイベント・活動の例としては、入学式や卒業式といった節目の行事、生徒会活動、文化祭や体育祭、修学旅行などの学校行事、職業体験、ボランティア活動、オンライン講義、映画鑑賞や芸術鑑賞などが挙げられます。
特別活動の参加は必須
通信制高校の卒業要件は主に3つあります。3年以上の在籍、74単位の取得、30単位時間の特別活動です。テスト等で単位を取得しただけでは卒業要件を満たすことはできず、特別活動に参加することで卒業要件を満たし、高卒資格を得ることができる、ということです。なお、いずれの要件も、以前に別の高校に在籍していた場合は、その期間での取得分と合わせてカウントされます。
まとめ
高校卒業に必要な条件の1つ「特別活動」について見てきました。全日制高校、通信制高校、そして定時制高校のすべての高校で同じく、特別活動は高校卒業のために参加が必要な活動です。通信制高校は毎日学校に通う必要はありませんが、自宅での学習だけで取得できる単位以外に「特別活動」というものがあるということ、そして通信制高校では主にスクーリングで特別活動が行われるということを覚えておくとよいでしょう。
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