和歌山県 通信制高校|公立は4校に。和歌山市10拠点とサポート校【2026】

和歌山県内に本校がある通信制高校は8校(公立4校・私立4校)です。本校を除く拠点は県内に17か所あり、そのうちスクーリング(面接指導)ができるのは8か所です。公立は2026年4月に新宮高校の通信制課程ができて4校になり、拠点17か所のうち10か所は和歌山市に集まっています(文部科学省の掲載データを2026年10月18日に取り直して数えました)。

「和歌山県内で通信制高校を探しているけれど、どこがいいのか分からない」「不登校気味の子どもに合う学校を見つけたい」。そんな悩みを抱えていませんか。和歌山県は、和歌山市・橋本市・田辺市・新宮市と、住んでいる地域ごとに通いやすい公立の通信制が分かれています。和歌山市に住んでいても、JR和歌山駅の近くに出られるかどうかで、選べる学校の数が変わります。

和歌山市内には、本校以外の通信制高校の拠点(協力施設)が所在地で10か所あり、そのうちスクーリング(面接指導)まで受けられるのは6か所です。残りの4か所は学習支援だけの施設で、スクーリングは別の会場になります。

この記事は、文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト」の掲載データ(令和8年4月1日時点)から和歌山県内の住所を1件ずつ数え、県立4校の入学案内・転入学案内・費用の案内、和歌山県教育委員会と和歌山県の支援制度のページ、和歌山市内の各校の公式サイトを2026年9月21日に実際に開いて確認し、2026年10月18日に文部科学省のデータの取り直しと、令和9年度の募集・私立の公表学費・大阪府の制度の確認を足した内容でできています。確認できなかったことは、確認できなかったと書きます。急いで決める必要はありません。自分の住む地域の節から読んでください。

和歌山の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です(和歌山市内の会場で受けられる場合もあります)。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。

目次

結論:和歌山県の通信制高校の早見

  • 県内に本校がある通信制は8校。県立がきのくに青雲(和歌山市)・伊都中央(橋本市)・南紀(田辺市)・新宮(新宮市)の4校、私立が和歌山信愛(和歌山市)・慶風(紀美野町)・高野山(高野町)・和歌山南陵(日高川町)の4校です。
  • 新宮高校の通信制は2026年4月に開設。新宮高校と新翔高校の統合に合わせてできました。「公立は3校」と書かれた一覧は古い情報です。
  • 県立の授業料は1単位336円(和歌山県教育委員会)。就学支援金を申請すれば、所得に関係なく授業料は無償になります。教材費や会費などは別にかかります。
  • 和歌山市内の拠点は所在地で10か所、スクーリングができるのは6か所。10か所のうち7か所は、美園町・黒田・友田町・太田というJR和歌山駅の周辺の町にあります。
  • サポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます。JR和歌山駅前のトライ式高等学院の建物は4校分の施設として登録されていますが、4件とも学習等支援施設で、スクーリングは提携校が決めた別の会場です。
  • 紀の川・岩出・橋本からは伊都中央(JR高野口駅から徒歩8分程度)、田辺・白浜からは南紀、新宮・熊野からは新宮が県立の候補になります。有田・御坊の市町には通信制の拠点が登録されていませんでした。
  • 家から出ること自体が難しい時期なら、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)という形もあります。高校そのものではない点は、後の節で正直に書きます。
オンラインで学ぶNIJIN高等学院の生徒

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制サポート校です。全国どこからでも。カメラ・マイクはオフのままで大丈夫です。

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和歌山県の通信制高校事情:本校は8校。県立は新宮高校が加わって4校になりました

文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトで、本校の住所が和歌山県にある通信制高校は8校です。定員と在籍者数は、同じサイトの掲載値です。

学校(本校の場所) 設置 通信教育の区域 定員・在籍
きのくに青雲高校(和歌山市吹上) 県立 狭域(和歌山県) 定員1,100人・在籍851人
伊都中央高校(橋本市高野口町) 県立 狭域(和歌山県) 定員500人・在籍358人
南紀高校(田辺市学園) 県立 狭域(和歌山県) 定員500人・在籍352人
新宮高校(新宮市神倉) 県立 狭域(和歌山県・三重県) 定員200人・在籍13人(2026年4月開設)
和歌山信愛高校(和歌山市屋形町) 私立 狭域(大阪府・和歌山県) 定員120人・在籍91人
慶風高校(海草郡紀美野町) 私立 広域(全国) 定員300人・在籍182人
高野山高校(伊都郡高野町) 私立 広域(全国) 定員900人・在籍22人
和歌山南陵高校(日高郡日高川町) 私立 広域(全国) 定員900人・在籍29人

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点。2026年9月21日確認)

和歌山県には公立の通信制高校として、和歌山県立きのくに青雲高等学校(和歌山市)、和歌山県立伊都中央高等学校(橋本市)、和歌山県立南紀高等学校(田辺市)があり、2026年4月からは和歌山県立新宮高等学校(新宮市)にも通信制課程ができました。県立4校の在籍者は、文部科学省サイトの掲載値の合計で1,574人です。いずれも定時制と同じ校舎にあり、学ぶのは普通科です。

新宮高校のページには、新宮高校と新翔高校が令和8年4月にひとつになり、校名を「新宮高等学校」とすることが和歌山県教育委員会から発表されたと書かれています。通信制課程は「令和8年度 開設」とされ、新宮校舎(新宮市神倉)に置かれています。以前は南紀高校の「新宮学級」が新宮で学ぶ場でしたが、いまは新宮高校の通信制という入口が加わっています。

私立の4校のうち、和歌山市に本校があるのは和歌山信愛高校です。公式サイトによると、通信制課程「Digna(ディグナ)」は女子校で、募集定員は女子40名、出願できるのは大阪府・和歌山県に住む女子で年齢は問わない、とされています。全日制と同じ校内にある通信制で、条件と審査を経て全日制へ移れることも案内されています。慶風・高野山・和歌山南陵の3校は全国から入学できる広域通信制です。

私立の広域通信制では、県内に拠点がない学校でも、ネット中心のコースなら和歌山から入学できる学校があります(たとえばN高等学校の通信教育の区域は全国と海外です)。通学を希望する場合は、和歌山市内の拠点か、大阪府など近隣府県のキャンパスが選択肢になります。スクーリングの頻度や、オンライン中心の学び方には向き・不向きがあるので、事前に体験や見学をして、自分に合うかを確かめておくと選びやすくなります。

紀北・紀中・紀南の早見:本校8校と県内17か所の拠点を地域で分けると、通い先が見えてきます

和歌山県の通信制高校選びは、「どの学校がよいか」より先に、「住んでいる地域から、どこへなら出られるか」で候補がほぼ決まります。文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)を2026年10月18日に取り直し、本校8校と、本校以外の拠点(通信教育連携協力施設)を市町ごとに数えました。拠点は同じ建物を1か所にまとめた数で、のべの登録件数は22件です。この記事では、和歌山市・海南市・紀の川市・岩出市・橋本市と海草郡・伊都郡を紀北、有田市・御坊市と有田郡・日高郡を紀中、田辺市・新宮市と西牟婁郡・東牟婁郡を紀南として分けています。

地域(市町) 本校がある学校 本校以外の拠点(うちスクーリング可) 県立の候補
紀北:和歌山市 きのくに青雲(県立)、和歌山信愛(私立・女子) 10か所(6か所) きのくに青雲
紀北:海南市・紀美野町 慶風(私立・紀美野町) 海南市に1か所(0) きのくに青雲
紀北:紀の川市・岩出市 なし 0 伊都中央、きのくに青雲
紀北:橋本市・かつらぎ町・九度山町・高野町 伊都中央(県立・橋本市)、高野山(私立・高野町) 橋本市に2か所(0)、高野町に2か所(1か所) 伊都中央
紀中:有田市・湯浅町・御坊市・日高郡など 和歌山南陵(私立・日高川町) 0 きのくに青雲、南紀
紀南:田辺市・白浜町など 南紀(県立・田辺市) 白浜町に2か所(1か所) 南紀
紀南:新宮市・那智勝浦町・串本町など 新宮(県立・新宮市)。南紀高校の新宮学級もある 0 新宮、南紀(新宮学級)

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を、本校と施設の住所で集計(2026年10月18日)。合計は本校8校、拠点17か所(のべ22件)、うちスクーリングができる面接指導等実施施設は8か所です。

表を見ると、拠点17か所のうち10か所が和歌山市に集まり、紀中には本校以外の拠点が1つも登録されていないことが分かります。紀中・紀南に住んでいる人にとっては、地元の県立(南紀・新宮)か、和歌山市まで出るか、登校の少ない形を選ぶか、の3つが現実の選択肢です。一方で、紀北の東側(橋本市・伊都郡)は、県立の伊都中央が地元にあり、大阪府の南部や奈良県の五條市にも近い地域です。

通信制高校を紹介するサイトには「和歌山県の通信制高校は7校(公立3・私立4)」と書かれたものがあります。これは、2026年4月に新宮高校の通信制課程ができる前の数え方です。文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)では、県立の新宮高校が加わって8校(公立4・私立4)になっています。

和歌山県内の主要校をもっと詳しく:県立4校は「場所」と「スクーリングの曜日」で選びます

県立の4校は、どれも単位制の普通科で、卒業の条件(3年以上の在籍・74単位以上の修得・特別活動30単位時間以上)も同じです。違うのは、本校の場所と、スクーリングを行う曜日です。公式サイトと入学案内で確かめた内容を並べます。

学校 アクセス(公式の表記) スクーリング 公式で確認できた特色
きのくに青雲(和歌山市吹上5丁目) JR和歌山駅から「和歌浦行き」バスで15分、小松原5丁目で下車し徒歩5分。校内に駐車場はない 日曜日と月曜日の午後。月2〜3回程度 在籍は15歳から70歳代。NHK高校講座の視聴でスクーリング時間を認定する制度あり
伊都中央(橋本市高野口町名古曽) JR高野口駅から徒歩8分程度 日曜の午前・午後、月曜の夜間、水曜・木曜の午後。水曜午前に新卒生向けの基礎学習スクーリング レポート完成講座、カウンセラー・スクールソーシャルワーカーの支援、テスト日を自分で決められる工夫
南紀(田辺市学園) 公式のアクセスページは住所のみ 4月中旬から2月初旬の日曜日。平日に受けられる日もある 新宮学級(新宮市)もあり、転入の説明会は田辺学級・新宮学級で別に開催
新宮(新宮市神倉) JR新宮駅から徒歩約20分。新宮高校前・新宮高校正門前バス停からすぐ 公式サイトでは確認できず 2026年4月開設。全日制・定時制夜間部と同じ新宮校舎

出典:きのくに青雲高校「通信制課程」・同「アクセス」・同「Q&A」/伊都中央高校「入学案内 通信制」(パンフレット「伊都で学ぶ」)・同「アクセス」/南紀高校「通信制課程の特色」/新宮高校「アクセス」(2026年9月21日確認)

和歌山県立きのくに青雲高等学校

和歌山市吹上にある公立の通信制高校で、2012年に県立青陵高校と県立陵雲高校が統合して開校しました。定時制課程も併設されています。公式サイトでは、スクーリングは「月2〜3回程度」で、日曜日を中心に月曜日にも行っていると案内されています。Q&Aには、日曜日と月曜日の午後にスクーリングがあり、登校せずに卒業することはできず、月曜日のスクーリングだけでの卒業も難しい、と書かれています。

学習の流れは、自宅でリポート(報告課題)を仕上げて提出し、スクーリングに出て、テストを受けることです。テストは毎月1週間程度あり、1年間に修得できるのは30単位までです。卒業までは3年〜4年で卒業する人が多い、とされています。公立ならではの費用の安さが魅力ですが、スクーリングの日以外は自学自習が基本で、日々の学習のペース管理は生徒自身に委ねられる部分が大きくなります。

和歌山県立伊都中央高等学校

橋本市高野口町にある、定時制(昼間・夜間)と通信制を置く普通科高校で、2015年に開校しました。日曜日・月曜日(夜間)・水曜日・木曜日と、複数の曜日にスクーリングを設定しているのが特徴です。パンフレットには「各自の出校曜日・回数の計画を立てるので、毎日登校する必要はありません」とあります。夏季などの集中スクーリングで、音楽Ⅰ・美術Ⅰや地域連携講座の「高野学」などを学べる機会もあります(毎年決まって開かれる科目ではない、と案内されています)。

伊都中央には、全日制や定時制の高校で不登校の状況にある生徒が、いまの高校に在籍したまま通信制で科目を学び、単位の認定を受ける仕組みも案内されています(文部科学省の通知にもとづく制度で、36単位が上限)。いまの高校をやめるかどうか決める前に、こうした道があることは知っておいてよいはずです。

和歌山県立南紀高等学校・新宮高等学校

南紀高校は田辺市に本校を置き、新宮学級も設けている公立通信制高校です。スクーリングは4月中旬から2月初旬の日曜日が中心で、平日に受けられる日もあります。新宮高校の通信制は2026年4月にできたばかりで、令和8年度の新入学の選抜は面接と作文で4月3日に行われました。紀南の生徒にとっては、田辺と新宮の2か所に県立の通信制があることになります。

山と川沿いの町が見える家の食卓で、手描きの地図を一緒に見る母親と高校生の娘
県立の通信制4校は、入学の前に事前説明会への出席が必要です。家から通える学校と説明会の日程を、家族で一緒に確かめておきましょう。

県立の入学に学力検査は無い。事前説明会への出席が出願の条件です

県立4校の新入学は、どれも面接・作文と調査書などで判定され、学力検査はありません。その代わり、4校とも出願の前に事前説明会へ出ることが条件になっています。中学3年生は本人・保護者・担任の3人で出席し、既卒の人も20歳未満なら保護者の同席が求められます。

入り方 きのくに青雲の例(公式の案内) ほかの県立の例
新入学(4月) 令和9年度:事前説明会は2027年2月1日〜3月5日の月・火・木・金など、出願は3月3日〜31日、選抜は4月6日(面接・作文)、4月7日までに通知 南紀・新宮の令和8年度:出願3月3日〜31日、選抜4月3日(面接・作文)
転入学(4月・8月) 令和9年度:4月入学は出願3月1日〜5日、8月入学は出願6月28日〜7月2日。Q&Aでは「転入学試験はありません」(志望理由書と在籍校の書類で判定) 伊都中央の令和8年度:4月入学は3月13日か16日、8月入学は7月3日か10日に面接・作文
編入学(いったん退学した人) 転入学と同じ案内で、4月と8月 南紀・新宮の令和8年度8月入学:出願6月29日〜7月2日

出典:きのくに青雲高校「入学案内」(令和9年度 新入学案内・転入学・編入学案内)/伊都中央高校 令和8年度 転入学・編入学募集要項/南紀高校・新宮高校 令和8年度 入学案内・転入学・編入学案内(8月)(2026年9月21日確認)

転入は、いま在籍している高校を通して申し込むのが基本です。きのくに青雲の案内では、転入の事前説明会の予約は担任の先生から行い、担任も出席することになっています。いまの高校をやめてから考えると「編入」になり、時期と書類が変わります。退学する前に動くかどうかで何が変わるかは、通信制高校 転入の記事で詳しく説明しています。

もう1つ、県立には住所の条件があります。和歌山県教育委員会の「令和8年度 県立高等学校入学者選抜(通信制課程)実施要項」では、県立4校に出願できるのは、和歌山県内に住所がある人か県内で勤務している人(またはその他特別の事由で校長が適当と認めた人)です。転入学でも、通信制は県内に住所か勤務先があることが前提になっています。大阪府や奈良県に住んでいて和歌山の県立を考える場合は、ここを先に確かめてください。なお、文部科学省サイトでは新宮高校の通信教育の区域が「和歌山県・三重県」と掲載されているので、三重県の熊野市・紀宝町などに住んでいる人は、新宮高校に直接確かめてください。

新宮で転入するときは、前の学校の単位数で行き先が「南紀の新宮学級」か「新宮高校」に分かれます

紀南に住んでいて、年度の途中で転入・編入を考えている人には、知っておいてほしい決まりがあります。南紀高校と新宮高校の令和8年度「転入学・編入学案内(8月)」には、どちらにも次の注意が書かれています。

  • 出願のときに出す単位修得証明書で、卒業に必要な単位として認める数を審査する
  • 認められた単位が14単位以上なら南紀高校通信制課程(新宮学級)に入る
  • 認められた単位が14単位未満なら新宮高校通信制課程に入る

つまり、同じ新宮で学ぶ場合でも、それまでに取った単位の数によって、在籍する学校の名前が変わります。高1の途中で転入する人は新宮高校、高2以上で単位を多く持っている人は南紀の新宮学級、というイメージです(実際の判定は学校が単位修得証明書で行います)。令和8年度の8月入学では、新宮高校の出願は6月29日〜7月2日、事前説明会は6月14日(日)と25日(木)でした。

新宮高校の通信制のスクーリングの曜日や費用は、今回見た公式ページでは確認できませんでした(2026年10月11日に開かれた学校見学にはスクーリング見学が含まれていましたが、曜日の決まりとしては書かれていません)。新宮で考えている人は、事前説明会で「どちらの学校に入る見込みか」「スクーリングは何曜日か」を聞いておくと、入学後の予定が立てやすくなります。問い合わせ先は新宮高校通信制課程(0735-29-1130)です。

2027年4月入学(令和9年度)の県立の日程は、2026年10月18日の時点で公表されているのがきのくに青雲だけです

来年の春に入りたい人のために、県立4校の令和9年度の案内が出ているかを、各校の公式サイトで確かめました。きのくに青雲は2026年9月に令和9年度の新入学案内と転入学・編入学案内を公開しています。伊都中央・南紀・新宮の通信制のページには、まだ令和8年度の資料だけが置かれていました(伊都中央が8月に掲載した令和9年度のパンフレットには、通信制の募集日程は載っていません)。

学校 令和9年度(2027年4月入学)の新入学 令和9年度の転入学・編入学 参考:令和8年度の新入学
きのくに青雲 事前説明会 2027年2月1日〜3月5日の月・火・木・金と3月25日・31日(予約はオンラインで1月15日から)。出願3月3日〜31日、選抜4月6日(面接・作文)、4月7日までに通知を発送 4月入学:出願3月1日〜5日(必着)。8月入学:出願6月28日〜7月2日(必着) ―
伊都中央 公表前 公表前 出願3月3日〜31日、4月7日までに合格通知を発送
南紀 公表前 公表前 出願3月3日〜31日、選抜4月3日(面接・作文)
新宮 公表前 公表前 出願3月3日〜31日、選抜4月3日(面接・作文)

出典:きのくに青雲高校「入学案内」(令和9年度 新入学案内・転入学・編入学案内。2026年9月掲載)/伊都中央高校「入学案内 通信制」/南紀高校「入学を希望される方へ」(令和8年度の新入学案内)(2026年10月18日確認)

令和8年度は、どの県立も出願が3月3日から31日までで、令和9年度のきのくに青雲も同じ期間でした。伊都中央・南紀・新宮の令和9年度の日程は、公表されたら各校のページに出ます。出願資格の細かい点について、きのくに青雲の案内は「令和9年度和歌山県立高等学校入学者選抜実施要項」を見るように書いています。どの学校も事前説明会への出席が出願の条件なので、日程が出たら、まず説明会の予約の時期を確かめてください。

秋の説明会は、令和8年度の分がもう終わっています。きのくに青雲のオープンスクールは9月27日、南紀の学校説明会は10月10日、新宮の通信制の学校見学は10月11日、伊都中央の学校説明会は10月17日でした。これからの人は、各校のページで次の説明会の案内を待つか、学校に電話で相談してください。

和歌山県立の通信制4校の2027年4月入学の日程をまとめた図。きのくに青雲は出願が2027年3月3日から31日、選抜が4月6日で面接と作文。伊都中央・南紀・新宮は令和9年度の日程が公表前で、令和8年度は南紀・新宮とも選抜4月3日。授業料は4校とも1単位336円
出典:きのくに青雲高校 令和9年度 新入学案内/伊都中央・南紀・新宮高校 令和8年度 入学案内/和歌山県教育委員会(2026年10月18日確認)

県立の授業料は1単位336円。就学支援金で授業料は無償になり、教材費などが残ります

和歌山県教育委員会の「県立高等学校の授業料」では、通信制の授業料は1単位336円です。同じページには、2026年度から就学支援金の制度が変わり、国内に住所がある日本国籍の生徒などは保護者の所得に関係なく授業料が無償になることも書かれています(申請が必要です)。授業料以外にかかる費用は学校によって違います。

学校 授業料 授業料以外に公式で確認できた費用 目安として公表されている額
きのくに青雲 1単位336円 学習費1単位200円、入学時に生徒会費2,000円・学習振興費1,000円・教材費1,000円、スポーツ振興センター249円(年) 新入学の入学時に20,000〜25,000円程度
伊都中央 1単位336円 入学費用10,000円(最大8年間在籍できる)、スポーツ振興センター掛金・行事参加費など 卒業まで概ね12〜13万円程度(初年度5〜6万円程度。令和7年度実績)
南紀 1単位336円 教育振興会入会金2,000円、教育振興会費1単位200円、生徒会費1,000円(年)、スポーツ振興センター249円(年)、個人写真1,500円(入学時) 教科書・学習書代が年10,000円程度(令和7年度実績)
新宮 1単位336円(県の定め) 公式サイトでは確認できず 確認できず

出典:和歌山県教育委員会「県立高等学校の授業料」/きのくに青雲高校「Q&A」/伊都中央高校「【通信制】必要経費」(令和7年12月現在)/南紀高校「授業料・諸費用について」/文部科学省「高等学校等就学支援金」(2026年9月21日確認)

私立の通信制に通う場合は、国の就学支援金が1単位13,668円・年間337,200円まで支給されます(2026年度から所得制限なし)。支援金は授業料だけが対象で、施設費や教材費、サポート校の費用には使えません。公立と私立でどれくらい差が出るのかは、通信制高校 安いの記事で他の都県の受講料と並べて比べています。

授業料以外の負担には、和歌山県の「奨学のための給付金」があります。返す必要のない給付金で、全日制・定時制に加えて通信制も対象です。保護者が県内に住んでいることなどが条件で、2026年7月1日時点の世帯の状況で申請します。県教育委員会のページには「令和8年度から給付対象が拡大されています」とあり、住民税の所得割額が182,500円未満の世帯まで対象に含まれています。県立の通信制の給付額(年額)は、生活保護受給世帯が32,300円、住民税の所得割額が0円の世帯が50,500円、100円以上105,500円未満の世帯が16,830円、105,500円以上182,500円未満の世帯が12,630円です。生活保護受給世帯を除いて、全日制より少なく設定されています。額と申請先は、県立なら和歌山県教育委員会のページ、私立なら和歌山県 文化学術課のページで確かめてください。

もう1つ、交通費のことです。きのくに青雲のQ&Aによると、通学定期券は買えませんが、通信教育学校の割引で、JR・南海電鉄・和歌山電鐵の回数券を購入できます。

※2026年10月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

私立4校の公表学費:和歌山信愛・慶風・高野山は公式に金額があり、和歌山南陵は公式で確認できませんでした

私立の通信制は、学校によって学費の示し方がばらばらです。年額で書く学校、1単位あたりで書く学校、年度の書いていない学校があります。県内に本校がある私立4校について、公式サイトと公式サイトにある募集要項で確かめられた金額だけを並べます。

学校(本校) 入学時 授業料など 出典の年度
和歌山信愛 通信制課程(和歌山市) 入学金100,000円(検定料20,000円) 年540,000円(授業料444,000円・教育充実費72,000円・教育後援会費24,000円) 2027年度 募集要項
慶風(紀美野町) 入学金20,000円 授業料240,000円、施設充実費50,000円 公式の学費のページ(年度の記載なし)
高野山(高野町) 入学金20,000円、同窓会費10,000円 授業料1単位10,000円、維持費 年50,000円 令和8年度 情報公開
和歌山南陵(日高川町) 公式では確認できず ―

出典:和歌山信愛高校「通信制課程 Digna」(2027年度 募集要項)/慶風高校「学費の支援制度」/高野山高校 通信制課程「令和8年度 情報公開ページ」(費用について)(2026年10月18日確認)。教科書代・教材費・行事費などは、どの学校も別にかかります。

和歌山信愛の募集要項には、授業料444,000円から国の就学支援金337,200円を引いた106,800円が負担になる、という表が載っています(令和8年5月時点の制度による。授業料はいったん全額を納め、年度末に精算する方式)。高野山の授業料は1単位10,000円で、国の就学支援金の私立の上限(1単位13,668円)より低い額です。年額の合計は、その年に登録する単位数で変わります。慶風の和歌山サポート校の費用は「入学者の学習スタイルにより異なります」とあり、金額は公式に載っていませんでした。

2027年4月入学の私立の日程では、和歌山信愛の2027年度募集要項に、第1回(専願のみ)の出願が2026年12月7日〜2027年2月5日・試験2月13日、第2回の出願が2月15日〜3月9日・試験3月13日と書かれています。出願の前に保護者同伴の面談があり、説明会は2026年10月31日(土)にも本校で開かれます。高野山の募集要項では、4月入学の出願は12月1日から4月9日までで、10月入学もあり、転入・編入は随時です。

和歌山県の私立向けの支援として、県のページで確かめられたのは、国の就学支援金と「奨学のための給付金」です。国の就学支援金に県が独自に上乗せする授業料の補助は、県の私立学校向けのページでは見つけられませんでした。私立の通信制の奨学のための給付金(令和8年度・年額)は、生活保護受給世帯52,600円、住民税非課税世帯52,100円、所得割105,500円未満の世帯17,370円、105,500円以上182,500円未満の世帯13,030円です。保護者が和歌山県内に住んでいれば、県外の私立高校に通う場合も、県外学校用の募集要項で申請できます(和歌山県 文化学術課)。

和歌山市の通信制高校:市内の拠点は10か所。うち7か所はJR和歌山駅の周辺の町にあります

「和歌山市の通信制高校」を調べると、県外に本校がある学校のキャンパス名がたくさん出てきます。文部科学省のサイトは、各校の通信教育連携協力施設を住所つきで公開しています。そこから和歌山市内の住所を数えると、11校分・15件、所在地にすると10か所ありました。協力施設には2種類あります。

  • 面接指導等実施施設:その場所で、単位に必要な面接指導(スクーリング)などを受けられる施設。専門学校や大学の校舎を借りている例もあります。
  • 学習等支援施設:学習面や生活面の支援をする施設。サポート校の教室の多くがここに入ります。スクーリングは別の場所になります。
所在地(和歌山市) 施設(登録している学校) 施設の区分 駅から(公式の表記)
美園町5丁目2-5 アイワビル3F トライ式高等学院 和歌山キャンパス(鹿島学園・鹿島朝日・高松中央・日本航空の4校分) 学習等支援施設 JR和歌山駅 中央出口から徒歩約1分
美園町5丁目1-8 おおぞら高等学院 和歌山キャンパス(屋久島おおぞら・みえ大台おおぞら) 面接指導等実施施設 JR和歌山駅から徒歩1分
美園町5-1-1 鹿島朝日高校 通信制課程 連携 和歌山キャンパス 学習等支援施設 公式では確認せず
黒田(大原の専門学校 和歌山校) 鹿島学園・鹿島朝日の施設として登録 面接指導等実施施設 JR和歌山駅 東口から徒歩約2〜3分
黒田1丁目 個別指導塾の教室(広域通信制高校) 面接指導等実施施設 公式では確認せず
太田1丁目12-13 YMCA学院高校 和歌山センター 学習等支援施設 JR和歌山駅 東口から徒歩2分
友田町2丁目145 KEG教育センタービル 精華学園高校 和歌山学習センター 面接指導等実施施設 公式サイトでは「和歌山駅前」
秋月198-6 国際アークビジネス学校(慶風高校 和歌山サポート校) 面接指導等実施施設 JR和歌山駅から車で約5分
吹屋町3-37 リタ学園 紀州新南学習館(RITA学園高校) 学習等支援施設 公式では確認せず
栄谷930 和歌山大学(RITA学園高校) 面接指導等実施施設 公式では確認せず

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を施設の住所で集計(2026年9月21日)。駅からの距離はトライ式高等学院 和歌山キャンパス/おおぞら高等学院 和歌山キャンパス/大原の専門学校 和歌山校/YMCA学院高校 和歌山センター/精華学園高校 和歌山校/慶風高校「交通案内」の各公式サイト(2026年9月21日確認)

数字から言えるのは、和歌山市の拠点がJR和歌山駅のまわりに固まっていることです。10か所のうち、美園町・黒田・友田町・太田の7か所は駅の周辺の町で、スクーリングができる6か所のうち4か所もここに入ります。駅から離れているのは、秋月(慶風のサポート校)、吹屋町(リタ学園の学習館)、栄谷(和歌山大学)の3か所です。

数字の読み方にも注意があります。15件は「学校×施設」の数で、同じ建物が複数の学校の施設として重ねて登録されています。美園町5丁目2-5のアイワビル3階(トライ式高等学院 和歌山キャンパス)は4校分、美園町5丁目1-8(おおぞら高等学院)は2校分、黒田の大原の専門学校は2校分でした。「駅前にこんなに学校がある」と感じても、建物の数はもっと少ないのです。

和歌山市内に本校がある学校は、県立のきのくに青雲(吹上)と、私立の和歌山信愛(屋形町。JR和歌山駅から徒歩12分・バス4分、南海和歌山市駅からバス10分)の2校です。どちらも上の10か所とは別に数えています。和歌山信愛の通信制は女子のみで、公式の週間表ではスクーリング日と自由登校日が分かれています。

和歌山市内でスクーリングを受けられる場所は、本校2校と拠点6か所の合わせて8か所です

「和歌山市 通信制高校」で探している人が、いちばん先に知りたいのは「市内のどこで、単位に必要なスクーリングを受けられるか」だと思います。上の10か所から面接指導等実施施設だけを抜き出し、市内に本校がある2校と合わせて並べました。

場所(和歌山市) 学校・施設 種類 確かめておくこと
吹上5丁目 きのくに青雲高校(県立) 本校 日曜と月曜午後のスクーリング。県内在住・県内勤務が出願の条件
屋形町 和歌山信愛高校 通信制課程(私立) 本校 女子のみ。出願できるのは大阪府・和歌山県に住む人
美園町5丁目 おおぞら高等学院 和歌山キャンパス(屋久島おおぞら・みえ大台おおぞら) 面接指導等実施施設 どちらの高校に在籍するか
黒田 大原の専門学校 和歌山校(鹿島学園・鹿島朝日) 面接指導等実施施設 どのコースの生徒がここで受けるか
黒田1丁目 個別指導塾の教室(広域通信制高校) 面接指導等実施施設 在籍する高校と、年間のスクーリング日数
友田町2丁目 精華学園高校 和歌山学習センター 面接指導等実施施設 学費は公式で非公表。見学で内訳を聞く
秋月 国際アークビジネス学校(慶風高校 和歌山サポート校) 面接指導等実施施設 JR和歌山駅から車で約5分。電車で通う経路
栄谷 和歌山大学(RITA学園高校) 面接指導等実施施設 日常の学習の場は吹屋町の学習館(学習等支援施設)

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点。2026年10月18日に取り直して集計)/各校の公式サイト(2026年9月21日確認)

市内でスクーリングまで受けられる場所は8か所あっても、どこで受けるかを決めるのは、在籍する通信制高校です。サポート校やキャンパスを見学するときは、「この建物で受けられるのは、どの高校のどのコースの生徒か」まで聞いておくと、入学してから会場が違ったということを防げます。南海和歌山市駅の側から通う人は、和歌山信愛(南海和歌山市駅からバス10分)や慶風の和歌山サポート校(南海和歌山市駅から車で約15分)のように、公式が和歌山市駅からの行き方も書いている学校があります。

和歌山市内の通い方は、JR和歌山駅まで出られるかどうかで選択肢が変わります

和歌山市内の選択肢は、大きく3つの場所に分かれます。JR和歌山駅の周辺、和歌山城の近くのきのくに青雲(吹上)、そして駅から離れた秋月・栄谷などです。スクーリングは年に何日も通う場所なので、「家からその場所まで通えるか」を最初に確かめます。

行き先 おもな学校・施設 公式に書かれている行き方 考え方
JR和歌山駅の周辺(美園町・黒田・友田町・太田) おおぞら・トライ式・大原の専門学校・YMCA・精華学園など 駅から徒歩1〜3分の施設が多い 選択肢がいちばん多い。スクーリングの会場かどうかを建物ごとに確かめる
吹上(和歌山城の近く) きのくに青雲(県立) JR和歌山駅から「和歌浦行き」バスで15分、小松原5丁目から徒歩5分 日曜と月曜午後のスクーリング。駐車場はなく公共交通機関で
屋形町 和歌山信愛(女子の通信制) JR和歌山駅から徒歩12分(バス4分)、南海和歌山市駅からバス10分 南海沿線から通う人は和歌山市駅経由も候補
秋月 慶風高校 和歌山サポート校 JR和歌山駅から車で約5分、南海和歌山市駅から車で約15分 週2日・週5日登校型に対応。電車だけで通う場合の経路は学校に確認

出典:きのくに青雲高校「アクセス」/和歌山信愛高校「通信制課程 Digna」/慶風高校「交通案内」「和歌山サポート校」(2026年9月21日確認)

和歌山信愛の公式ページには、県内外の駅からの通学時間の目安として、岩出22分、湯浅39分、橋本62分、紀伊田辺99分、南海岸和田36分などが載っています。紀の川沿いや有田方面からでも、JR和歌山駅や和歌山市駅まで出られれば、市内の拠点は通学圏に入るということです。反対に、乗り換えが多くなる地域では、週に何日も駅前に通う形は負担が大きくなりがちです。スクーリングの日数が少ない学校や、日々の学習を家で進められる形も候補に入れておくと、選び方に無理が出にくくなります。

晴れた朝の並木のある通りを、並んで歩く高校生2人の後ろ姿
和歌山市内の拠点はJR和歌山駅の周りに集まっています。駅まで出られるかどうかで選べる学校が変わるので、家からの道のりを確かめておきましょう。

和歌山県内の通信制高校・サポート校 比較表:スクーリングができる施設と学習支援だけの施設を分けました

和歌山市の外も含めて、県内に登録されている施設を数えると、本校以外の協力施設(県外に本校がある学校のほか、慶風・高野山の施設を含む)は22件・所在地で17か所、そのうちスクーリングができる施設は8か所でした。市町ごとに並べます(本校8校は別に数えています)。

市町 協力施設(所在地の数) うちスクーリング可 主な施設
和歌山市 10か所(15件) 6か所 JR和歌山駅周辺の7か所、秋月、吹屋町、和歌山大学
橋本市 2か所 0 高野山高校の学習等支援施設(学習塾・フリースクール)
高野町 2か所 1か所 高野山大学(高野山高校のスクーリング会場)ほか
海南市 1か所 0 高野山高校の学習等支援施設(学習塾)
白浜町 2か所 1か所 明誠高校の旧椿小学校(スクーリング会場)と和歌山白浜SHIP
上記以外の市町 0 0 紀の川市・岩出市・有田市・御坊市・田辺市・新宮市などに協力施設の登録はなし(田辺・新宮には県立の本校がある)

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を施設の住所で集計(2026年9月21日)

この表から分かるのは、協力施設の所在地の約6割(17か所中10か所)が和歌山市にあり、紀中・紀南にはほとんど無いということです。和歌山市の外に住んでいる人にとっては、県立の4校が現実的な通学先になりやすい、という状況です。

学校を比べるときは、パンフレットの「キャンパス」という言葉だけで判断しないことが大切です。同じ「和歌山キャンパス」でも、そこでスクーリングを受けられる施設と、学習支援だけの施設があります。見学のときは「この建物でスクーリングを受けられますか」「受けられない場合、会場はどこで、年に何日ですか」と聞いてください。

和歌山で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

サポート校は、学校教育法上の高校ではありません。通信制高校のレポートや生活のリズムを支える民間の学習の場で、生徒はサポート校と、提携する通信制高校の両方に在籍します。卒業資格を出すのは通信制高校です(詳しくは通信制サポート校とはで説明しています)。

そのため、和歌山でサポート校を選ぶときは、どの通信制高校と提携しているかと、スクーリングはどこで受けるかをセットで確かめます。文部科学省のデータで提携先と区分を確認できた、和歌山市内のサポート校型の施設を並べました。

施設名(場所) 提携先の通信制高校(文科省データ) 施設の区分 最寄り駅(公式サイト)
トライ式高等学院 和歌山キャンパス(美園町) 鹿島学園・鹿島朝日・高松中央。同じ住所に日本航空高校の和歌山学習支援センター 学習等支援施設(4件とも) JR和歌山駅 中央出口から徒歩約1分
おおぞら高等学院 和歌山キャンパス(美園町) 屋久島おおぞら・みえ大台おおぞら 面接指導等実施施設 JR和歌山駅から徒歩1分
慶風高校 和歌山サポート校(秋月) 慶風(本校は紀美野町) 面接指導等実施施設 JR和歌山駅から車で約5分
精華学園高校 和歌山学習センター(友田町) 精華学園(本校は山口県) 面接指導等実施施設 「和歌山駅前」(公式)
リタ学園 紀州新南学習館(吹屋町) RITA学園(スクーリング会場として和歌山大学も登録) 学習等支援施設 公式では確認せず

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)/各校の公式サイト(2026年9月21日確認)。各校の学費は、今回見た公式ページには金額の記載がありませんでした。

トライ式高等学院の和歌山キャンパスは、公式サイトで開校時間が9時〜16時(日祝除く)、自習スペースは最大22時まで利用できると案内されています。一方で、文部科学省のデータでは4件とも学習等支援施設なので、スクーリングは提携校が決めた会場で受けます。反対に、おおぞら高等学院の和歌山キャンパスはスクーリングもできる施設として登録されています。同じ駅前でも、この違いは年間の予定に直結します。

費用も二段になります。提携先の通信制高校の学費(就学支援金の対象)に加えて、サポート校の費用(就学支援金の対象外)がかかります。仕組みはサポート校 学費の記事で整理しています。

和歌山市内で通信制高校のスクーリングを受けられる場所は、本校のきのくに青雲と和歌山信愛の2校に、面接指導等実施施設6か所を足した8か所で、市内の拠点10か所のうち残る4か所は学習等支援施設であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計(2026年10月18日)

紀の川・岩出・橋本・海南・有田から通うなら、伊都中央か和歌山市かを先に決めます

紀北の和歌山市以外、紀中に住んでいる人は、まず「伊都中央(橋本市高野口町)」と「和歌山市(きのくに青雲やJR和歌山駅周辺)」のどちらに出やすいかを考えます。文部科学省のデータでは、紀の川市・岩出市・有田市・御坊市などには通信制の協力施設が登録されていませんでした。

住んでいる地域 県立の候補 市町内の拠点(文科省データ) 考え方
紀の川市・岩出市 伊都中央、きのくに青雲 なし JR和歌山線で高野口方面にも和歌山駅方面にも出られる。スクーリングの曜日で比べる
橋本市・かつらぎ町・九度山町 伊都中央 橋本市に学習等支援施設2か所(高野山高校) 伊都中央はJR高野口駅から徒歩8分程度。月曜夜間や水曜・木曜のスクーリングも選べる
海南市・紀美野町 きのくに青雲 海南市に学習等支援施設1か所、紀美野町に慶風の本校 和歌山市へ出る形が中心。慶風は本校への用事もまず和歌山市秋月の支援センターへ、と案内している
有田市・湯浅町・御坊市・日高郡 きのくに青雲、南紀 日高川町に和歌山南陵の本校(広域) 県立は和歌山市か田辺市。登校日数の少ない形も候補に

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)/伊都中央高校「アクセス」/慶風高校「交通案内」(2026年9月21日確認)。鉄道は路線の名前だけを書いています。所要時間は、家の場所と時間帯で変わるので経路検索で確かめてください。

伊都中央は、パンフレットで「周りと環境に不安がある生徒については、学習その他について、別途検討しますので、お申し出ください」と書いています。スクーリングの教室に入ること自体に不安がある場合は、事前説明会で相談してみてください。

奈良県の五條市や大阪府南部に近い地域では、県境をまたいだ学校も比べたくなるかもしれません。ただし和歌山の県立4校は、県の実施要項で、県内に住んでいるか勤めている人が対象です。隣の府県の公立を考える場合も、同じような住所の条件がないかを先に確かめてください。私立の広域通信制や、県境に近いキャンパスを比べる場合は、奈良 通信制高校や大阪 通信制高校の記事も参考にしてください。

橋本市の通信制高校は、県立の伊都中央が本校。市内の拠点は2か所で、どちらも学習を支える施設です

「橋本 通信制高校」で探している人のために、和歌山県橋本市の分だけを抜き出します。橋本市内に本校がある通信制高校は、県立の伊都中央高校(橋本市高野口町名古曽558)の1校です。公式のアクセスページでは、JR和歌山線の高野口駅から徒歩で8分程度と案内され、車の場合は京奈和自動車道の高野口ICから国道24号を通る経路が書かれています。

橋本市内の場所 学校・施設 種類 スクーリング
高野口町名古曽 伊都中央高校(県立) 本校 日曜の午前〜午後、月曜の夜間、水曜(午前は新卒生向けの基礎学習・午後はスクーリングプラス)、木曜の午後
紀見ヶ丘 フリースクール(高野山高校の施設) 学習等支援施設 この施設では受けない
隅田町 学習塾(高野山高校の施設) 学習等支援施設 この施設では受けない

出典:伊都中央高校「アクセス」・同「入学案内 通信制」(パンフレット「伊都で学ぶ」)・同「令和9年度 学校案内パンフレット」/文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点。2026年10月18日に集計)

橋本市の2か所は、どちらも高野山高校(本校は高野町)の学習等支援施設として登録されています。ここで日々の学習の支えを受け、スクーリングは高野山高校が決めた会場で受ける形です。文部科学省のデータで、高野山高校の面接指導等実施施設として県内に登録されているのは高野山大学(高野町)です。伊都中央は、金曜の午前にレポートの質問の時間があり、夏などに集中スクーリングが開かれる年もあります。

橋本市に住んでいる人の選び方は、大きく3つに分かれます。1つ目は、地元の伊都中央に通う形です。日曜だけでなく月曜の夜や水曜・木曜にもスクーリングがあるので、平日に動ける日がある人や、働きながら学ぶ人も予定を組みやすい学校です。2つ目は、JR和歌山線で和歌山市へ出る形で、和歌山信愛の公式ページは橋本から和歌山駅までの目安を62分としています。3つ目は、大阪府の南部や奈良県の学校・キャンパスまで視野に入れる形です。ただし、県境を越える場合は、公立の住所の条件や、府県の授業料の補助が誰を対象にしているかが変わります(大阪府に通う場合の線引きは、後の節で書きます)。奈良県側の学校は奈良 通信制高校の記事で数えています。

田辺・白浜・新宮など紀南から通うなら、南紀高校と新宮高校が軸になります

紀南では、県外に本校がある学校の拠点がほとんどありません。文部科学省のデータで紀南にあった協力施設は、白浜町の2か所(明誠高校の旧椿小学校と和歌山白浜SHIP)だけでした。そのぶん、県立の南紀高校(田辺市)と新宮高校(新宮市)が大きな役割を持っています。

  • 田辺市・白浜町・上富田町・みなべ町など:南紀高校(田辺市学園)の本校が候補。スクーリングは日曜日が中心で、平日の日もあります。
  • 新宮市・那智勝浦町・串本町など:新宮高校の通信制(新宮市神倉)か、南紀高校の新宮学級。前の学校の単位数で入る学校が分かれる点は、上の節のとおりです。
  • 白浜町:明誠高校(本校は島根県)の旧椿小学校がスクーリングの会場として、和歌山白浜SHIPが学習等支援施設として登録されています。

紀南から和歌山市へ週に何日も通うのは、時間の面で現実的ではない人が多いはずです。和歌山信愛の公式ページが紀伊田辺からの目安を99分としているのが、1つの手がかりになります。地元の県立でスクーリングを受けながら、日々の学習の支えを別の形(家庭学習やオンライン)で補う、という組み合わせも考えられます。

大阪府の通信制高校に通う場合:府の授業料の補助と府立の通信制は、原則として大阪府内に住む人が対象です

和歌山市や橋本市からは、南海やJRで大阪府の学校にも通えます。ただ、大阪府の学校を選ぶときは、「大阪府に住んでいる人のための制度」と「誰でも使える制度」を分けて考える必要があります。

制度・学校 和歌山県に住む人は 公式に書かれている条件
大阪府の私立高校等授業料支援補助金 原則として対象外 受給する月の1日時点で、原則として生徒と保護者全員が大阪府内に住んでいること
大阪府立の通信制(桃谷高校など) 本人の住所か勤務先が大阪府内でなければ、原則として出願できない 定時制・通信制の課程は、本人の住所又は勤務先が府内にある者(入学日までに府内の勤務が決まっている者や、特別の事情を申告して認められた者なども含む)
国の高等学校等就学支援金 大阪府の私立に通っても対象 私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円まで(2026年度から所得制限なし)
和歌山県の奨学のための給付金(私立) 保護者が和歌山県内に住んでいれば、県外の私立でも申請できる 基準日(令和8年度は7月1日)の世帯の状況で申請

出典:大阪府「令和8年度以降の授業料支援制度について」(2026年9月11日更新)/大阪府教育庁「令和8年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」(第1 全般的な事項)/文部科学省「高等学校等就学支援金」/和歌山県 文化学術課(2026年10月18日確認)

つまり、和歌山県に住んだまま大阪府の私立の通信制に通う場合、使えるのは国の就学支援金と和歌山県の給付金で、大阪府の授業料の補助は原則として使えません。大阪府の学校の資料に「授業料の実質無償」と書かれていても、府の補助を前提にした説明の場合があるので、見学のときに「和歌山県に住んでいる場合の負担額」を聞いてください。反対に、和歌山信愛の通信制は出願資格に大阪府に住む女子も含めています。大阪府の学校と拠点は大阪 通信制高校、南海沿線の堺市の拠点は堺 通信制高校の記事で数えています。

近隣エリアの通信制高校ガイド:大阪・奈良・三重・兵庫と比べる

お住まいの地域や、通える範囲で探している方は、近くの府県の記事もご覧ください。県境をまたいで比べるときは、公立の住所の条件と、私立のスクーリング会場の場所を確かめるのが近道です。

和歌山県ならではの通信制高校選びのポイント:落とし穴は「県外本校」「住所の条件」「登校の曜日」です

  • 地域ごとの通学圏の確認:和歌山市・橋本市・田辺市・新宮市で通える県立校が違います。スクーリングの会場まで、家からの距離と交通手段を先に確認しましょう。
  • 「キャンパス」がスクーリングの会場とは限らない:和歌山市内の10か所のうち4か所は学習支援だけの施設です。見学のときに、スクーリングの場所と日数を聞いてください。
  • 県立は住所の条件がある:県の実施要項では、県立4校とも県内に住んでいるか県内で勤務している人が対象です。引っ越しの予定がある場合は、出願前に学校へ相談を。
  • スクーリング頻度と自学自習のバランス:県立は月数回程度、私立の広域通信制はネット中心のコースもあります。どちらも「通学日以外の学習習慣」が課題になりやすい点を理解しておきましょう。
  • 不登校・発達特性への理解:学校によって、不登校経験者や発達特性のある生徒への理解度やサポート体制は違います。事前説明会や見学で確認することが大切です。
  • 進路サポートの手厚さ:大学進学や就職を見据える場合、進路指導やキャリア支援がどこまで手厚いかも比較のポイントです。

もう1つ、よくある誤解があります。「通信制はずっと家にいればいい」と思われがちですが、県立4校はどれもスクーリングへの出席が単位の条件で、きのくに青雲のQ&Aにも「登校せずに卒業することはできません」とあります。ネット中心の私立でも、年に数日程度のスクーリングはあります。通う場所と日数は、どの学校を選んでも確かめる項目です。

通信制高校だけでは足りない「+サポート校」という選択は、費用と在籍の二重構造まで含めて考えます

通信制高校は「学籍を置く場所」としては十分でも、日々の学習管理や心のケア、居場所づくりまでを一校だけでまかなうのは簡単ではありません。特に和歌山県のように、通学できる私立のキャンパスが和歌山市の駅前に集まり、紀中・紀南にはほとんど無い地域では、その間を埋めるサポートの有無が学校生活の充実度を大きく左右します。

そこで選択肢になるのが、通信制高校に在籍しながら併用できる「サポート校」です。学籍はそのままに、学習面・生活面・メンタル面のサポートを追加できるため、「通信制高校+サポート校」という組み合わせで無理なく学び続ける生徒もいます。一方で、在籍は2か所になり、費用も二段になります。県立の通信制と民間の学習の場を組み合わせられるかどうかは、サポート校ごとに違うので、見学のときに確かめてください。

選択肢の1つとしてのニジ高:和歌山県のどこからでも同じ形で参加できます(正直な注意点)

NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営する、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも、海外からも参加でき、担任がつきます。カメラとマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるよう、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。

紀南のように近くに私立の拠点が少ない地域でも、和歌山市の駅前に通うのがしんどい時期でも、家から同じ形で参加できるのは、オンライン中心の形のよいところです。途中入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきた実績があります(グループ全体)。

そのうえで、正直な注意点を書きます。

  • ニジ高は高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校で取ります。
  • 提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。ニジ高の中でのスクーリングはありません。スクーリングの会場と日数は、在籍する通信制高校によって決まります。
  • 費用は二段です。提携する通信制高校の費用と、ニジ高の費用の両方がかかります。就学支援金が使えるのは通信制高校の授業料だけで、ニジ高の費用には使えません。金額は学費のご案内をご覧ください。
  • 県立4校と比べると、費用の面ではどうしても高くなります。家で学ぶ時間の支えが必要か、県立のスクーリングと自学自習で進められるかを、先に考えてみてください。

ニジ高は、NIJINアカデミー(小中学生のオルタナティブスクール)の高等部でもあります。NIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)全体では、全国に53キャンパスがあり、累計の入学者は約1,000名、いまの在籍は500名超です。ニジ高だけの人数ではありません。よくある疑問はよくある質問にまとめています。

和歌山で迷ったときの進め方(3ステップ)

  1. 通える曜日と場所を決める:何曜日なら家を出られるか、和歌山市・橋本・田辺・新宮のどこに出やすいかを書き出します。日曜なら県立4校、平日の昼なら伊都中央の水曜・木曜や、JR和歌山駅周辺の拠点が候補になります。
  2. 県立と私立を1校ずつ事前説明会・見学へ:県立は事前説明会への出席が出願の条件です。私立やサポート校は「この建物でスクーリングを受けられるか」「提携先はどこか」「年間の費用の内訳」を聞きます。
  3. いまの高校の担任に相談する時期を決める:転入の申し込みは在籍校を通して行うのが基本です。4月入学の転入は3月上旬、8月入学は6月下旬〜7月初めが出願の時期です。退学を決める前に相談すると、転入という道が残ります。

選び方の全体像は、通信制高校・サポート校の選び方のチェックリストでも確認できます。

窓辺の机でノートパソコンのオンライン授業を受ける高校生と、奥で洗濯物をたたむ母親
家で学ぶ時間の長い形を選ぶときも、在籍する通信制高校のスクーリングの会場と日数は合わせて確かめましょう。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

和歌山市まで出るのがしんどい時期は、家から始める形もあります

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校。全国の仲間と、生徒が企画する行事や企業・地域と関わるプロジェクトに挑戦できます。高校ではないため卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングが必要です。

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よくある質問

Q. 和歌山県の公立の通信制高校は何校ありますか?

A. 2026年4月から4校です。きのくに青雲(和歌山市)、伊都中央(橋本市)、南紀(田辺市。新宮学級あり)に、新宮高校(新宮市)の通信制課程が加わりました。授業料はどれも1単位336円で、就学支援金を申請すれば授業料は無償になります。

Q. 和歌山市でスクーリングを受けられる場所はどこですか?

A. 県立のきのくに青雲(吹上)のほか、文部科学省のデータでは市内の6か所が面接指導等実施施設です。JR和歌山駅の近くでは、おおぞら高等学院 和歌山キャンパス、大原の専門学校、個別指導塾の教室(黒田)、精華学園の和歌山学習センターが該当します。トライ式高等学院 和歌山キャンパスは学習等支援施設で、スクーリングは提携校の会場です。

Q. 和歌山県内に住んでいなくても利用できますか?

A. 県立の通信制は、県の実施要項で県内在住か県内勤務の人が対象です(校長が特別の事由で認める場合を除く。新宮高校は文部科学省サイトで区域に三重県も掲載)。私立の広域通信制(慶風・高野山・和歌山南陵など)は全国から入学でき、和歌山信愛の通信制は大阪府・和歌山県に住む女子が対象です。オンライン中心のサポート校のニジ高は、全国どこからでも参加できます。

Q. 橋本市で通信制高校に通うなら、どこがありますか?

A. 橋本市内に本校があるのは県立の伊都中央高校(高野口町。JR高野口駅から徒歩8分程度)です。スクーリングは日曜・月曜の夜間・水曜・木曜にあります。文部科学省のデータでは、市内にはほかに高野山高校の学習等支援施設が2か所ありますが、どちらもその施設ではスクーリングを受けません。大阪府や奈良県の学校も比べる場合は、公立の住所の条件や府県の補助の対象を先に確かめてください。

Q. いまの高校から和歌山の県立の通信制に転入できる時期はいつですか?

A. 4月入学と8月入学の年2回が基本です。きのくに青雲の令和9年度の案内では、4月入学の出願が3月1日〜5日、8月入学が6月28日〜7月2日で、どちらも事前説明会への出席が条件です。申し込みは在籍している高校の担任を通して行います。

Q. 学費はどのくらいかかりますか?

A. 県立は授業料が1単位336円で、就学支援金で無償になります。そのほかに学習費や会費、教科書代がかかり、伊都中央は卒業まで概ね12〜13万円程度(令和7年度実績)と公表しています。私立は、和歌山信愛が年540,000円(2027年度募集要項)、高野山が授業料1単位10,000円(令和8年度)などと公表しています。サポート校は学校によって大きく違うので、各校で内訳を確認してください。ニジ高の費用は学費のご案内にあります。

まとめ:和歌山県の通信制高校選びは「学校」と「サポート」の両方から。通える曜日が決まれば、候補は絞れます

和歌山県には、和歌山市・橋本・田辺・新宮に県立の通信制があり、和歌山市の駅前には県外の学校の拠点が集まっています。選択肢が足りないのではなく、地域によって「何が近くにあるか」が大きく違う県です。

比べる軸は多くなくていいはずです。何曜日なら家を出られるか。その日にスクーリングを受けられる場所はどこか。家で学ぶ時間に支えが要るか。それが決まれば、候補は2〜3校に絞れます。決まらないうちは、説明会で話を聞きながら考える時間をとってください。

学校に行けなかった時期があっても、高校をやめかけていても、卒業までの道はいくつもあります。住んでいる地域から通える場所を1つ確かめるところから、始めてみてください。

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