小金井市 通信制高校|市内は1か所だけ。隣の7市の30か所と都立の道【2026】

小金井市で通信制高校を探すと、一覧サイトによっては「0件」と出たり、立川や吉祥寺、新宿のキャンパスが市内の学校のように並んだりして、何を信じればよいのか分からなくなります。この記事は、小金井市に住んでいる人、武蔵小金井駅・東小金井駅・新小金井駅のあたりから通える学校を探している人のためのものです。

結論から書きます。小金井市内に、通信制高校の本校はありません。文部科学省の掲載データで市内に届け出られている拠点は1か所だけで、それは毎日通う教室ではなく、他県に本校がある通信制高校のスクーリング(面接指導)の会場として届け出られた専門学校です。サポート校のような学習等支援施設は、市内に1か所もありません。ただ、小金井市は7つの市に囲まれていて、隣の市まで広げると同じ数え方で30か所あります。市内の数が少ないことは、選べる学校が少ないこととは違います。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、東京都教育委員会・東京都生活文化局・小金井市の公式ページ、各校の公式サイトを2026年9月27日に開いて確認した内容でできています。まとめサイトの学校リストは使っていません。公式で確認できなかったことは、確認できなかったとそのまま書いています。

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目次

結論:小金井市の通信制高校の早見

  • 小金井市内に本校がある通信制高校は0校です。市内にあるのは、他県に本校がある通信制高校の拠点だけです。
  • 市内の拠点は1か所。文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)で届け出はのべ1件・建物で1か所。前原町の東京工学院専門学校が、中央国際高等学校(本校は千葉県御宿町)のスクーリングの会場として届け出られています。
  • 学習等支援施設(いわゆるサポート校・学習センターの多く)は市内に0か所。ふだん通う教室を探すなら、隣の市まで見ることになります。
  • 隣の7市まで広げると30か所、うちスクーリングができる施設は13か所。東の武蔵野市だけで14か所あります。中央線を西へ出た立川市には18か所あります。
  • 都立の通信制は市内に無い。都立の通信制課程は一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校で、多摩地域にあるのは砂川だけです。
  • 小金井市には、高校生も対象になる市の給付型の奨学金(高校生は月額5,300円)があり、市の教育相談所は高校生までの子どもと保護者の相談を受けています。
  • 家から出にくい時期は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で学びながら、提携する通信制高校の卒業資格をめざす形もあります。
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小金井市内に通信制高校の本校は無く、拠点は1か所。スクーリングの会場として届け出られた施設です

いちばん大きな事実から書きます。小金井市内に本校を置く通信制高校は、文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)にありませんでした。多摩地域で通信制高校の本校がある市は、立川(都立砂川高校)・八王子(聖パウロ学園高校)・国立(NHK学園高校)の3市です。

市内にあるのは、他県に本校がある通信制高校の拠点が1か所だけです。「拠点」というのは、本校まで行かなくても授業や試験を受けたり、学習の支えを受けたりできる場所のことで、制度上は、スクーリング(面接指導)や試験まで受けられる面接指導等実施施設と、学習の支援だけをする学習等支援施設の2種類に分かれます。小金井市内の1か所の中身を、文部科学省のデータと学校・施設の公式サイトで確かめました。

項目 確かめた内容 出どころ
市内の数 本校0校。面接指導等実施施設1か所(のべ1件)。学習等支援施設0か所 文部科学省データ
施設 東京工学院専門学校(小金井市前原町5-1-29) 文部科学省データ・施設の公式
届け出た高校 中央国際高等学校(私立・広域。本校は千葉県夷隅郡御宿町)。種類は面接指導等実施施設で、定員200人・在籍0人と掲載 文部科学省データ
行き方 JR武蔵小金井駅南口から京王バス(府中駅行)で約8分、東京自治会館下車。京王線府中駅北口からもバスで約10分 東京工学院専門学校の公式アクセス
学校の公式サイトでの表示 校舎案内に表示されているのは御宿本校と指定サポート校で、小金井市の施設は表示されていない 中央国際高等学校の公式(2026年9月27日確認)

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点。2026年9月27日に所在地で集計)、東京工学院専門学校「アクセス」、中央国際高等学校「校舎案内」(2026年9月27日確認)

数字だけ見ると「市内にスクーリングの会場がある」のは良い知らせに見えます。けれど、この1か所は「ふだん通う教室」として届け出られたものではありません。届け出の種類は面接指導等実施施設で、学習を日常的に支える学習等支援施設は市内に1件も無いからです。

中央国際高等学校の公式サイトは、スクーリングの案内で、スクーリングの中心は御宿町での3泊4日の集中スクーリングと説明しています。複数の学習センターの生徒が一緒に参加する合宿型で、民宿に分かれて泊まる形だと書かれています。指定サポート校としては中央高等学院が案内されていて、小金井から中央線で近いのは武蔵野市の吉祥寺本校(吉祥寺駅から徒歩5分と公式に記載)です。

つまり、この学校を選ぶ場合、ふだんの学習の場は吉祥寺などのサポート校、スクーリングの中心は千葉県の御宿町という組み合わせになると読めます。小金井市の専門学校がいまどのように使われているのか(在籍0人と掲載されている理由も含めて)は、公式サイトからは確認できませんでした。小金井の会場でスクーリングを受けられるかどうかは、出願の前に学校へ直接聞いてください。「近くに会場がある」と「自分がそこで受けられる」は別の話です。本校が他県にある学校がどういう仕組みで東京の生徒を受け入れているのかは、広域通信制高校とはの記事で説明しています。

市区町村別の一覧サイトも開いて確かめました。小金井市を「0件」「学校は見つかりませんでした」と表示するページと、市内かどうかの区別なく立川・秋葉原・池袋などのキャンパスを並べるページがありました。「0件」という表示は、市内に毎日通う教室が1つも無いという点では文部科学省のデータと大きく違いません。ただ、スクーリングの会場として届け出られた施設が前原町に1か所あること、そして隣の7市には30か所あることは、どの一覧からも分かりませんでした。見つけた学校の名前は、そのまま学校の公式サイトで引き直す。この一手間で、古い情報や市外の学校に振り回されずに済みます。

この数え方は、すでに公開している東京 通信制高校・武蔵野 通信制高校・国分寺 通信制高校の記事とそろえてあります。どの記事でも小金井市は1か所・スクーリングができるのは1か所で、数字は一致しています。

小川沿いの木陰の小道を、母親と高校生の息子が話しながら並んで歩いていく後ろ姿
小金井市内の拠点は1か所です。隣の市まで広げると選べる場所が増えるので、親子で通える範囲を話し合っておきましょう。

小金井市は、市の公式が「文教都市としての性格が強いまち」と書く街です

小金井を「学校の多い街」と感じている方もいると思います。市の公式ページには、それに近い言葉がありました。宣言や条例ではありませんが、市の紹介ページに「市内に大学、研究施設が設置され、住宅都市、文教都市としての性格が強いまち」とあり、同じページに載っている小金井市市民憲章(昭和54年3月20日公示)にも「環境のよい文教住宅都市として発展してきました」と書かれています。

同じ紹介ページによると、小金井市は東京都のほぼ中央、武蔵野台地の南西部にあり、都心から約25キロメートル西です。東は武蔵野市・三鷹市、西は国分寺市、南は調布市・府中市、北は小平市・西東京市に接していて、市の中央部を中央線が東西に、東南部を西武多摩川線が南北に通っています。面積は11.30平方キロメートルで、11万人を超える人が暮らしています。

出典:小金井市「小金井市の紹介」(更新 2023年10月13日。2026年9月27日確認)

実際に、市内には高校と大学がいくつもあります。公式サイトで所在地を確かめられたものを並べます。

学校 区分 所在地・最寄り駅(公式の表記)
都立小金井北高校 都立(普通科) 緑町4-1-1。東小金井駅北口から徒歩11分
都立小金井工科高校 都立(工業科) 本町6-8-9(都立高等学校一覧による)
都立多摩科学技術高校 都立(科学技術科) 本町6-8-9。武蔵小金井駅南口より徒歩10分
中央大学附属高校 私立(中学校・高等学校) 貫井北町3-22-1。武蔵小金井駅北口からバス約6分
東京学芸大学・東京農工大学・法政大学 大学 貫井北町4-1-1/中町2-24-16(小金井キャンパス)/梶野町3-7-2(小金井キャンパス)

出典:各校の公式サイト、東京都教育委員会「都立高等学校一覧」(令和7年度入試の版)、東京学芸大学・東京農工大学・法政大学のアクセスページ(2026年9月27日確認)

ここで大事なのは、学校の多い街であることと、通信制の拠点が多いことは別だという点です。東京都教育委員会の一覧の通信制課程の欄に載っているのは一橋・新宿山吹・砂川の3校だけで、表の都立3校はどれも通信制課程を置いていません。学校の多い小金井は、通信制を探す家庭にとっては「市内で見られる場所がほとんど無い街」でもあります。だからこそ、次に書く駅と隣の市の事情が効いてきます。

小金井市内にある通信制高校の拠点は本校0校・届け出のべ1件・建物で1か所で、それは面接指導等実施施設(スクーリングの会場)であり、学習等支援施設は0か所であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

武蔵小金井・東小金井・新小金井。駅ごとに出やすい方向が違い、「花小金井」は小平市です

市内の駅は、JRの武蔵小金井駅・東小金井駅と、西武多摩川線の新小金井駅の3つです(市の公式ページでも、この3駅の周辺が路上禁煙地区として案内されています)。通信制の拠点がほぼ市外にある小金井では、どの駅から、どちらへ出るかで通いやすさが決まります。あわせて、名前に「小金井」が入っていても小金井市ではない駅もあるので、同じ表に並べます。

駅 どこか・路線 通信制を探すときの見方
武蔵小金井駅 小金井市・JR中央線 東へ武蔵野市(武蔵境・吉祥寺)、西へ国分寺市・立川市。南口から府中駅行きのバスがあり、前原町の会場もこの路線
東小金井駅 小金井市・JR中央線 東隣の武蔵野市(武蔵境)寄り。中央線の特別快速・通勤特快は停まらない(法政大学の公式アクセスに記載)
新小金井駅 小金井市・西武多摩川線 市の東南部を南北に通る路線。市内の拠点は無し
花小金井駅 小平市・西武新宿線 周辺の町名は花小金井・花小金井南町で、小平市。文部科学省データのスクーリングの施設2件(嘉悦大学、日本航空高校の東京小平学習センター)は小平市の数に入る
小金井駅 栃木県・JR宇都宮線・湘南新宿ライン 東小金井駅とは別の駅。この記事の対象外

出典:小金井市「駅周辺の路上喫煙禁止について」(JR武蔵小金井・東小金井駅、西武多摩川線新小金井駅)、法政大学 小金井キャンパス「交通アクセス」(特別快速の停車と、栃木県の小金井駅とは別の駅との注意書き)、東京工学院専門学校「アクセス」、嘉悦大学「アクセス」(花小金井駅南口から徒歩10分)、文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(2026年9月27日確認)

一覧サイトで「小金井」と入れて出てきた学校が、実は小平市の花小金井だったということは起こりえます。花小金井の2件は、小金井市の北に接する小平市にあり、市の北側に住んでいる人にとってはむしろ近い候補です。ただし、どちらも大学や学習センターをスクーリングの会場として届け出たもので、ふだん通う教室とは限りません。住所の市の名前まで見て、会場の性格を学校に確かめてください。

市の北寄りに住んでいる人は、中央線の駅まで出るより、北の小平市(西武新宿線の沿線)のほうが近いこともあります。南寄りに住んでいる人なら、府中方面へのバスや西武多摩川線が候補になります。学校を比べるときは、市の境ではなく家から何分で着くかで並べ直してください。同じ小金井市内でも、家の場所で近い市が変わります。

市内で足りなければ隣の7市へ。同じ数え方で数え直すと30か所、スクーリングができるのは13か所です

小金井市は7つの市に接しています。その7市の拠点を、同じ文部科学省のデータ・同じ数え方(建物でまとめる・本校は除く)で数え直しました。

市 拠点の数(建物) うちスクーリングができる施設 小金井からの出方
武蔵野市(東) 14か所 6か所(1か所は施設名に「現在閉校」と注記) JR中央線で東へ(武蔵境・吉祥寺)
三鷹市(東) 2か所 0か所 JR中央線で東へ
国分寺市(西) 3か所 1か所 JR中央線で西へ
府中市(南) 4か所 2か所 武蔵小金井駅南口から府中駅行きのバスなど
調布市(南) 3か所 1か所 南へ(京王線の沿線)
小平市(北) 3か所 3か所 北へ(花小金井など西武新宿線の沿線)
西東京市(北) 1か所 0か所 北へ(西武新宿線の沿線)
7市の合計 30か所 13か所 小金井市内は1か所・1か所

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点。2026年9月27日に所在地で集計。届け出どおりに数え、武蔵野市の閉校と注記された1か所も含めています)、小金井市「小金井市の紹介」

表を見ると、ふだん通う教室を探すなら東の武蔵野市という形が見えます。武蔵野市の14か所のうち8か所は学習等支援施設で、吉祥寺や武蔵境の教室が集まっています。校舎の一覧は武蔵野 通信制高校の記事にまとめました(その記事では、閉校と注記された1か所を除いてスクーリングの会場を5か所と数えています)。北の小平市は、3か所すべてがスクーリングの会場として届け出られた施設です。三鷹市は2か所とも学習等支援施設で、三鷹 通信制高校の記事にあります。西隣の国分寺市は3か所で、国分寺 通信制高校の記事で1つずつ確かめています。

7市の外まで目を向けると、中央線を西へ進んだ立川市に18か所(うちスクーリングができる施設11か所)、国分寺市の南に接する国立市に4か所(NHK学園高校の本校は別)があります。それぞれ立川 通信制高校・国立 通信制高校の記事で整理しています。都内全体の分布は東京 通信制高校の記事にあります。なお、東京都に住んでいる人が出願できる通信制高校は、文部科学省のデータで135校(公立3・私立117・株式会社立15)あります。市内に拠点が少なくても、在宅中心で学べる学校まで入れれば選択肢はこの数になります。

植物の並ぶ明るい窓辺で、ヘッドホンをつけた高校生がノートパソコンに向かい、後ろで保護者が本を読んでいる
市内に拠点が少なくても、在宅中心で学べる学校まで入れれば選択肢は大きく広がります。

都立の通信制は小金井市内に無い。多摩地域の砂川高校が近く、転校なら4月1日・2日の後期が入口です

「まずは公立から」と考える方も多いと思います。小金井市内に通信制課程を置く都立高校はありません。東京都教育委員会の都立高等学校一覧の通信制課程の欄に載っているのは次の3校だけで、令和8年度 東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱にも、対象は一橋高校・新宿山吹高校・砂川高校と明記されています。

学校名 所在地 最寄り駅(学校の公式ページ) 受講料
都立砂川高校 立川市泉町935-4 多摩モノレール 泉体育館駅 徒歩3分 1単位336円
都立新宿山吹高校 新宿区山吹町81 東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅 徒歩10分、東西線 神楽坂駅・早稲田駅 徒歩10分など 1単位336円
都立一橋高校 千代田区東神田1-12-13 JR馬喰町駅 徒歩3分、都営新宿線 馬喰横山駅 徒歩4分、秋葉原駅 徒歩13分など 1単位336円

出典:各校公式サイトのアクセスページ、東京都教育委員会「授業料等」(通信制課程の通信教育受講料は1単位につき336円×履修単位数、入学料500円。2026年9月27日確認)

小金井から見ると、いちばん近いのは砂川高校です。中央線で立川駅まで出て、多摩モノレールで泉体育館駅へ向かう形になります。砂川高校の公式ページでは、スクーリングは土曜日の8時40分から15時50分まで、50分授業の7時間で行い、考査も土曜日に行うと案内されています。平日は通えない事情がある人にも組みやすい形です。都心の新宿山吹・一橋は、中央線で都心へ出てから乗り換える形になります。公立の通信制の仕組み全般は公立 通信制高校の記事で整理しています。

「通信制だから試験はない」と思われがちですが、都立の通信制には学力検査があります。令和8年度の前期選抜は2026年2月22日に行われ、検査は国語・数学・英語を総合して、砂川と一橋が60分、新宿山吹が70分でした。前期選抜は第1学年相当の新入学が対象で、出願できるのは1校だけです。

区分 時期(東京都教育委員会の公表) ポイント
新入学・前期選抜(令和8年度) 志願者情報の入力 2025年12月19日〜2026年2月5日、選抜 2月22日、合格発表 3月2日 第1学年相当のみ。インターネットで出願し、出願は1校
後期選抜(令和8年度) 出願 2026年4月1日・2日、検査 4月4日〜6日(学校ごとに異なる)、合格発表 4月10日 検査日の異なる都立高校にそれぞれ出願できる。第2学年相当以上は転学・編入学の募集として行われます
都立高校の転学(第二・第三学期) 6月下旬/11月上旬に発表、8月上旬/12月上旬に受付・検査 転学のみ。募集する学校と人数は学期ごとに発表されるので、通信制の3校が募集するかはその発表で確かめます

出典:令和8年度 東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱、東京都教育委員会「都立高等学校の転学・編入学について」(2026年9月27日確認)

いま高校に在籍していて転校を考えている場合、入口になるのは4月1日・2日に出願する後期選抜です。後期は検査日が学校ごとに違い、要綱では検査日の異なるそれぞれの都立高校に出願できるとされています。応募の条件として、都教育委員会は定時制と通信制について「都内に住所若しくは勤務先を有していること」を挙げ、あわせてその学校の面接指導(スクーリング)に出席できることも要綱に定めています。小金井市に住んでいれば、住所の条件は満たします。

退学する前に動いたほうが選べる道は広くなります。籍があるまま移るのが転学、退学してから入り直すのが編入学で、在籍期間の扱いが変わるためです。違いは通信制高校 転入 編入の記事で説明しています。都立には通信制のほかにチャレンジスクールという選択肢もあり、仕組みはチャレンジスクールとはの記事にまとめました。

小金井で「サポート校」を探すときは、在籍する高校とスクーリングの会場をセットで確かめます

「小金井市 通信制サポート校」で探すと、通信制高校とサポート校が混ざったリストが出てきます。この2つは制度上まったく別のものです。通信制高校は高校で、卒業資格はその学校で取れます。一方、サポート校は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、スクーリングもその高校の会場へ行きます。就学支援金が使えるのは高校の授業料だけで、サポート校の費用には使えません。

小金井市内には、サポート校や学習センターとして届け出られた学習等支援施設が1か所もありません。小金井に住んでいる人がサポート校に通う場合、教室は市外にあります。隣の7市で数えると、学習等支援施設だけの建物は武蔵野市に8か所、国分寺市・府中市・調布市・三鷹市に2か所ずつ、西東京市に1か所です(前の表から、スクーリングができる施設を除いた数)。

そのうえで、サポート校を比べるときに見るのは次の3つです。1つ目はどの通信制高校に在籍することになるか。卒業資格を出すのはその高校です。2つ目はスクーリングの会場と日数。教室が近くにあっても、スクーリングは本校のある県での合宿という学校もあります。3つ目は費用の内わけ。高校の授業料とサポート校の費用は別々にかかります。違いの詳しい説明は通信制サポート校の記事に、費用の構造はサポート校 学費の記事にまとめています。

学費は公表額で比べます。市内の会場を届け出た高校の授業料は1単位15,000円でした

市内に施設を届け出ている中央国際高等学校は、公式サイトに学費を金額まで載せています。高校の授業料が単位数で決まる仕組みが見えるので、比べるときの物差しになります。

項目 公表額 メモ
入学金 50,000円 初年度のみ
教育運営費 30,000円(年間) 教科書・レポートなどの教材費
授業料 1単位15,000円×履修単位数 公式の例:1年生25単位で375,000円、2年生26単位で390,000円、3年生23単位で345,000円
そのほか スクーリングに参加する交通費・スクーリング費用が別途 金額の記載なし

出典:中央国際高等学校「学費のご案内」。このページには何年度の学費かが書かれていません。2026年9月27日に掲載されていた額なので、いつからの金額かも学校に確かめてください。

同じページには、授業料が高等学校等就学支援金の対象で、通信制・単位制では1単位あたり13,668円が支給される(通算74単位、年間30単位まで)とも書かれています。ここに指定サポート校の費用は含まれていません。サポート校に通う場合は、その費用が別にかかります。比べるときは、高校の授業料と、サポート校や学習センターの費用を分けて、3年間の総額を出してもらうのが確実です。学費全体の相場は通信制高校 学費 相場の記事で紹介しています。

就学支援金は2026年度から所得制限が無し。東京都の助成は学校の認可先で窓口が分かれます

お金の前提は2026年度(令和8年度)に大きく変わりました。文部科学省の高等学校等就学支援金の説明では、所得制限を撤廃し、支給にあたって保護者等の収入の状況を問わないこととされています。文部科学省の「高等学校等就学支援金・新制度の概要」では、通信制の支給の上限は、私立が1単位13,668円(定額授業料なら月28,100円)、公立が1単位336円(同じく月520円)で、支給期間は48月です。

単位制で受け取る場合は、年間30単位・在学中の合計74単位までという上限があります。私立通信制の年間の支給上限は33万7,200円です。336円は国の支給の上限で、東京都の都立通信制の受講料もたまたま同じ1単位336円です(都教育委員会のページで確認)。都立でも申請は必要です。

東京都には都独自の助成もあり、在学する学校を認可したのが東京都かどうかで窓口が分かれます。小金井市内に施設を届け出ている中央国際高等学校は千葉県に本校がある学校なので、下の表の2行目にあたります。

在学する学校 都の制度 上限(公式の記載) 令和8年度の状況
東京都が認可した私立通信制(都内に本校がある8校) 私立高等学校等授業料軽減助成金(東京都私学財団) 最大で年33万7,200円・1単位13,668円 例年と申請時期が異なり、詳細は決まり次第案内
東京都以外が認可した私立通信制(他県に本校がある学校) 私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金(東京都生活文化局) 国の就学支援金と合わせて最大33万7,200円 詳細は決まり次第案内

出典:東京都私学財団「私立高等学校等授業料軽減助成金」、東京都生活文化局「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」(2026年9月27日確認)

どちらも、生徒と保護者が都内に住んでいることが条件です。都認可外の助成金のページには、上限が国の就学支援金と合わせた額であること、国の就学支援金で授業料が全額補助される場合はこの助成金は0円になり申請は不要であることが書かれています。入学金・施設整備費・通学の交通費・サポート校や技能教育施設等の受講料は対象外と明記され、授業料軽減助成金との併用もできないとされています。都の制度の背景は東京都の授業料助成制度についての記事にまとめています。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

小金井市は本校0校・拠点1か所・スクーリングができる施設1か所、隣接する武蔵野・三鷹・国分寺・府中・調布・小平・西東京の7市の合計は本校0校・拠点30か所・スクーリングができる施設13か所であることを並べた比較表
出典:文部科学省・小金井市(2026年9月確認)

小金井市には高校生も対象の市の奨学金があり、教育相談所は高校生まで相談を受けています

お金と相談先のことも、小金井市の公式ページで確かめました。小金井市には、高校生も対象になる市の奨学資金制度があります。

制度・窓口 中身(公式の記載) 窓口・場所
小金井市奨学資金(給付) 基準日(毎年4月1日)の6か月前から市内に住所がある家庭の子で、学校教育法第1条の高等学校・大学・高等専門学校に在学し、成績優秀だが経済的事情で修学が難しい人。高校生は月額5,300円。返済は不要。例年4月初旬に募集。専門学校・専修学校は対象外。保証人1人が必要 庶務課庶務係
受験生チャレンジ支援貸付(東京都の事業) 一定所得以下の世帯で、中3生・高3生とそれに準じる人(高校の中途退学者、高卒認定の合格者、浪人生など)を育てる方への貸付。学習塾等の受講料は上限30万円、高校受験料は27,400円、大学等の受験料は120,000円まで無利子。入学すると申請で返済が免除 小金井市社会福祉協議会 地域福祉係(本町5-36-17)
高校生等医療費助成(マル青) 市内に住む高校生相当年齢(15歳に達する日の翌日以後の最初の4月1日から18歳到達後の最初の3月31日まで)。所得制限なし。通院は1回200円まで、入院・調剤は自己負担なし 子育て支援課
小金井市教育相談所 市内在住の幼児から高校生までの子どもと保護者の教育の悩みの相談。臨床心理士と学校管理職経験者が相談員。来所・電話・メール 本町6-5-3 シャトー小金井別館3階。月曜日から土曜日の午前9時〜午後4時30分

出典:小金井市「奨学金制度の案内」(更新 2026年2月5日)、小金井市「受験生チャレンジ支援貸付事業」(更新 2026年5月1日)、小金井市「高校生等医療費助成制度(マル青)」(更新 2026年4月24日)、小金井市「教育相談所、もくせい教室のご案内」(更新 2026年7月13日)。2026年9月27日確認

市の奨学資金は、資格が「学校教育法第1条に規定されている高等学校」と書かれています。通信制高校もこの高等学校にあたりますが、サポート校は高校ではないので、サポート校そのものは対象になりません。また、成績や家計の審査があり、ほかの同種の奨学金との併用はできません。通信制に在学する場合に対象になるかは、申し込みの前に市の庶務課へ確かめてください。

相談先について、市の教育相談所は対象を「幼児から高校生まで」と明記しています。高校を休みがちな本人や、進路に迷っている保護者も相談できるということです。一方で、不登校の子の学校以外の居場所である「もくせい教室」は、小金井市立小・中学校に在籍している子どもが対象で、高校生は使えません。市は不登校支援冊子「ひとりじゃないよ」も作っていて、教育相談所や図書館本館、公民館などで配っています(数に限りがあると案内されています)。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

小金井市で選ぶときに、実際に効く5つの質問

パンフレットにはどの学校も良いことが書いてあります。見学や個別相談では、次の5つをそのまま聞いてください。小金井の事情に合わせた質問です。

確認すること そのまま使える聞き方 見るポイント
ふだん通う場所 「小金井から通うなら、いちばん近い教室はどこですか」 小金井市内には学習等支援施設が無い。武蔵境・吉祥寺・国分寺・府中など、どこになるか
スクーリングの場所 「私の場合、スクーリングはどの会場で、年に何日ですか。泊まりはありますか」 都内の会場か、本校のある県での合宿か
在籍する高校 「この教室に通うと、どの高校に在籍しますか」 卒業資格を出すのはその高校
費用の内わけ 「高校の分とサポート校の分を分けて、3年間の総額を教えてください」 就学支援金や都の助成が使えるのは高校の授業料だけ
つまずいたときの動き 「レポートが2週間止まったらどうなりますか」 連絡が来るか、来ないか

答えがはっきりしない項目があれば、そこは入学前にもう一度確かめておきたいところです。この5つは、本人が同席できなくても保護者だけで聞けます。スクーリングに行けない日が続いたらどうなるかは、通信制高校 スクーリングの記事で説明しています。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

選択肢の1つとして、私たちNIJIN高等学院(ニジ高)のことも書いておきます。運営は株式会社NIJINで、ニジ高はこの記事でいう「サポート校」にあたります。小金井市の読者に対して、正直にお伝えしておきたいことがあります。

  • ニジ高は高校ではありません。高卒資格は、提携する通信制高校で取ります。在籍は提携校とニジ高の2つになります。
  • 学院の中でのスクーリングはありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です。ニジ高がするのは、日程の調整と準備の支援です。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
  • 費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金や東京都の助成が使えるのは提携校の授業料だけで、ニジ高の分には使えません。金額は学費のご案内のページをご覧ください。

そのうえで、ニジ高にできることも書きます。授業や担任とのやりとりはオンラインで、カメラとマイクをオフにしてチャットだけの参加から始められます。公式サイトでは「1クラス8人」と紹介していて、通信制に足りなかった「対人感性・コミュニケーション」を、オンラインの授業や対話の中で育てることを大切にしています。メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間もあります。行事は、種目も、集める人も、場所も、生徒が自分たちで決めていきます。企業インターンとして出社できる機会や社会共創プロジェクトがあり、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます。そして校長・星野達郎の方針として、ニジ高は社会に一番近い学校をめざしています。

生活リズムに波があっても続けられるよう、授業のアーカイブ視聴や中学内容の学び直しにも対応しています。これまでグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました(小中学生は姉妹事業のNIJINアカデミーが受けています)。転入・編入もでき、出願にかかる費用は無料です。小金井市内には毎日通う通信制の教室がありません。「どこかへ毎日通う」ことがいまは難しいなら、家から学べる形も、候補に入れてかまいません。

落ち着いた相談室の丸テーブルで、父親と高校生の娘が、手描きの図を指しながら説明する相談員の話を聞いている
迷ったときは、通える日の数と曜日を先に決めてから、相談で1つずつ確かめていきましょう。

小金井で迷ったときの進め方(3ステップ)

情報が多すぎて動けなくなっているときは、この順番で進めると1歩目が軽くなります。

  1. 通える日の数と、泊まりのスクーリングに行けるかを決める。週5日なのか、週1日なのか、しばらくは家から出ないのか。合宿型のスクーリングに行けるかどうかも、ここで話しておくと候補が絞れます。
  2. 家から近い方向を1つ選んで、隣の市を見る。東の武蔵野市(14か所)、西の国分寺市(3か所)とその先の立川市(18か所)、北の小平市(3か所)。市の境ではなく、家からの時間で線を引いてください。
  3. 2〜3校に絞って、上の5つの質問をする。見学の予約は、まとめサイトではなく学校の公式サイトから入れます。スクーリングの会場は学校やコースで変わるので、自分の場合を具体的に聞いてください。

全部を今日決める必要はありません。1つ目の「通える日の数」だけでも、ご家族で話してみてください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

小金井から通う日が少なくても、オンラインで最高の青春を

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校。行事は種目も、集める人も、場所も生徒が決めます。1クラス8人で、カメラ・マイクをオフにしたチャット参加から始められます。高校ではないため卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で様子を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 小金井市内に通信制高校はありますか。

A. 本校はありません。文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)で、市内の拠点は前原町の1か所だけです。東京工学院専門学校が、中央国際高等学校(本校 千葉県御宿町)のスクーリングの会場(面接指導等実施施設)として届け出られています。サポート校のような学習等支援施設は市内に0か所です。

Q. 花小金井にある通信制の施設は、小金井市の数に入っていますか。

A. 入っていません。花小金井は小平市の町名で、文部科学省のデータにある2件(嘉悦大学、日本航空高校の東京小平学習センター)は小平市の数に入ります。どちらもスクーリングの会場として届け出られた施設です。

Q. 小金井市から都立の通信制に通えますか。

A. 通えます。都立の通信制課程は一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校で、小金井から近いのは砂川高校です。中央線で立川駅へ出て多摩モノレールに乗り換えます。砂川のスクーリングは土曜日です。転校で入る場合は、4月1日・2日に出願する後期選抜が入口になります。

Q. 小金井市の奨学金は通信制高校でも使えますか。

A. 市の奨学資金の資格は、学校教育法第1条の高等学校・大学・高等専門学校に在学していることです。通信制高校もこの高等学校にあたりますが、成績と家計の審査があり、ほかの同種の奨学金を受けていないことが条件です。サポート校そのものは対象になりません。対象になるかは市の庶務課に確かめてください。

Q. サポート校の費用にも就学支援金は使えますか。

A. 使えません。就学支援金の対象は高校の授業料だけです。東京都の都認可外の助成金も、公式ページにサポート校や技能教育施設等の受講料は対象外と明記されています。高校の分とサポート校の分を分けて、3年間の総額を出してもらってください。

小金井は、市内で探すより「どの方向の隣の市へ出るか」で決まる街です

小金井市は、市の公式が文教都市としての性格が強いと書く、学校の多い街です。それでも通信制高校は、本校が0校、拠点はスクーリングの会場として届け出られた1か所だけ。毎日通う教室は市内にありません。けれど東には武蔵野市の14か所、北には小平市の3か所、西には国分寺と立川があり、隣の7市を合わせれば30か所になります。小金井は「市内で探すと見つからないけれど、家の場所に合わせて1方向を選べば足りる」場所です。

そして、通える範囲が広いことと、今日通えることは別の話です。朝起きられない日が続いているなら、まず「通う日を少なくする」ほうから考えてかまいません。市の教育相談所は、高校生本人と保護者の相談を受けています。家族だけで抱え込まないでください。

いま動けなくてもかまいません。この記事の隣の7市の表を見て、家から近い方向に丸をつけるところから始めてみてください。そこから先は、1校ずつ聞いていくだけです。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

オンラインで、青春する。

退屈を、わくわくに。企業や地域と関わるニジ高の体験説明会へ

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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