八王子で通信制高校を探しはじめると、八王子駅の周りにある「キャンパス」の名前がたくさん出てきます。けれど、公式のデータを1つずつ開いてみると、見え方がかなり変わります。八王子市内に都立の通信制高校はありません。都立でいちばん近いのは、立川市泉町の砂川高校です。
この記事は、東京都教育委員会の入学・転学の案内と授業料のページ、砂川高校の公式サイト、文部科学省「通信制高校情報発信サイト」の学校・協力施設データ(令和8年4月1日時点)、東京都生活文化局と東京都私学財団の助成金ページ、八王子市の公式ページを実際に開いて確認した内容でできています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。
学校を急いで決める必要はありません。まずは「八王子から通える範囲に、どんな形の学校があるのか」を、種類ごとに整理するところから始めましょう。
結論:八王子の通信制高校の早見
- 八王子市内に都立の通信制高校はありません。都立の通信制は一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校で、八王子からの最寄りは砂川高校です。
- 砂川高校のスクーリングは土曜日、前期12回・後期12回。都立通信制の受講料は1単位336円、入学料500円で、国の就学支援金の公立通信制の上限と同じ単価です。
- 都立の通信制に出願できるのは、原則として都内に住所か勤務先がある人です。新入学は2月の前期選抜と4月上旬の後期選抜、転学は学期ごとに年3回の募集があります。
- 八王子市内に本校がある通信制高校は、下恩方町の聖パウロ学園高等学校(私立・広域)の1校だけでした(文部科学省のデータ)。
- 市内には他県に本校がある学校の協力施設が9か所あり、そのうち6か所はスクーリングや試験を行わない「学習等支援施設」です。八王子駅前のキャンパスに通っても、スクーリングの会場は別の場所になることがあります。
- 私立通信制の授業料は、国の就学支援金が年337,200円(1単位13,668円)まで・所得制限なし(2026年度)。東京都の授業料軽減助成金は、学校が都の認可か他県の認可かで制度が分かれます。
- 通える距離に合う学校がないときは、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)と提携通信制高校を組み合わせる方法もあります。
八王子市内に都立の通信制は無い。いちばん近いのは立川市の砂川高校です
東京都教育委員会の案内では、通信制課程を置く都立高校は一橋高校・新宿山吹高校・砂川高校の3校です。3校とも「狭域」の通信制で、教育を行う区域は東京都です。八王子に住んでいる人が都立の通信制を選ぶなら、この3校のどれかになります。
| 学校 | 所在地 | 収容定員/在籍 |
|---|---|---|
| 都立砂川高校(通信制) | 立川市泉町935-4 | 720人/649人 |
| 都立一橋高校(通信制) | 千代田区東神田1丁目 | 720人/622人 |
| 都立新宿山吹高校(通信制) | 新宿区山吹町81 | 450人/414人 |
出典:文部科学省「通信制高校情報発信サイト」の学校データ(令和8年4月1日時点)/東京都教育委員会「令和8年度 東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」(2026年9月確認)
八王子から見ると、一橋と新宿山吹は都心にあり、砂川は同じ多摩地域にあります。砂川高校の公式サイトによると、最寄りは多摩モノレールの泉体育館駅で、徒歩3分です。八王子からはJR中央線などで立川まで出て、多摩モノレールに乗り換える経路が考えられます。所要時間は住んでいる場所や乗り継ぎで大きく変わるので、実際の登校時間帯で一度調べてみてください。
東京都全体の通信制の選び方は東京 通信制高校の記事で、砂川高校がある立川の学校やキャンパスは立川市 通信制高校の記事でまとめています。

砂川高校のスクーリングは土曜日。前期12回・後期12回です
砂川高校の通信制は、普通科・単位制の学校です。学習の中心は自宅でのレポートで、決められた回数の登校(スクーリング)と、前期・後期の試験を組み合わせて単位を取ります。公式サイトに書かれている内容を表にまとめました。
| 項目 | 砂川高校(通信制)の公式の記載 |
|---|---|
| スクーリングの曜日 | 土曜日。8時40分〜15時50分、50分授業で7時間 |
| スクーリングの回数 | 前期12回・後期12回 |
| 試験 | 前期1回・後期1回(通年科目)。試験も土曜日 |
| レポート | 30単位を登録すると年間82〜86通(2〜3日に1通のペース) |
| 学習時間の目安 | 年間500時間程度 |
| 卒業の条件 | 74単位以上の修得。年間の登録は30単位まで。特別活動に卒業までに30時間以上出席 |
出典:砂川高校「教育目標・カリキュラム」/砂川高校「特色」/砂川高校「アクセス」(2026年9月確認)
「月に2回くらい土曜日に通えばよい」と聞くと軽く感じるかもしれません。ただ、公式サイトが示している年間500時間・2〜3日に1通のレポートという数字は、自宅での学習を自分で続ける量としては小さくありません。レポートは教科書を見ながらA4で3〜4ページの問題を解く形式で、単位を取るにはすべてのレポートの合格が必要と書かれています。
そのぶん、通う回数は少なく、平日は自分の時間を使えます。アルバイトや通院と両立しやすい一方で、「誰にも急かされない中で、レポートを出し続けられるか」がいちばんの分かれ目になります。
費用は、東京都教育委員会のページで通信制課程の受講料が1単位336円、入学料が500円とされています(令和7年4月1日現在の額。ページは2026年4月21日更新)。30単位を登録した場合の受講料は10,080円の計算です。国の就学支援金は公立通信制で1単位336円が上限なので、申請すれば受講料の負担はなくなる計算になり、実際に出ていくのは教科書代や交通費が中心です。
新入学は2月と4月、転学は年3回。条件は「都内に住所か勤務先」
都立の通信制に入る方法は、中学卒業後などに1年生から入る「新入学」と、ほかの高校から移る「転学」、高校をやめたあとに入り直す「編入学」に分かれます。
| 区分 | 時期(東京都教育委員会の公表) | ポイント |
|---|---|---|
| 新入学・前期選抜(令和8年度) | 志願者情報の入力 2025年12月19日〜2026年2月5日、選抜 2月22日、合格発表 3月2日 | インターネットで出願。通信制どうし、全日制・定時制との志願変更はできない |
| 新入学・後期選抜 | 4月上旬 | これまでと同様に実施と案内 |
| 転学・編入学(第一学期) | 2月中旬に募集状況の発表、3月中旬に受付・検査 | 転学と編入学の両方を募集 |
| 転学(第二・第三学期) | 6月下旬/11月上旬に発表、8月上旬/12月上旬に受付・検査 | 第二・第三学期は転学のみ |
出典:東京都教育委員会「令和8年度 東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」/東京都教育委員会「都立高等学校の転学・編入学について」/令和8年度第二学期 都立高等学校転学・編入学募集(2026年9月確認)
転学・編入学の応募資格として、都教委は「都内に住所若しくは勤務先を有していること」(または入学日までに確実に有すること)を挙げています。検査は各学校で定めるとしたうえで、原則として国語・数学・英語と面接を行うと書かれています。令和8年度第二学期の募集では、通信制課程は3校で206人、入学考査料は950円でした。
2027年4月入学(令和9年度)の選抜日程は、確認した時点ではまだ公表されていませんでした。例年は秋に入学案内が出るので、候補に入れるなら秋の公表を待って日程を確かめてください。いま別の高校に在籍している場合は、まず在籍校に相談するのが順番です。
市内に本校がある通信制は、下恩方町の聖パウロ学園1校だけです
文部科学省の学校データで「本校の所在地」が東京都の通信制高校を並べると、都立3校のほかに私立が8校あります。そのうち八王子市内に本校があるのは、聖パウロ学園高等学校だけでした。
| 項目 | 聖パウロ学園高等学校(通信制課程) |
|---|---|
| 本校の所在地 | 八王子市下恩方町2727 |
| 設置者の種類 | 私立(東京都の認可) |
| 広域・狭域 | 広域(東京都を含む30都道府県が通信教育の区域) |
| 収容定員/在籍生徒数 | 720人/96人 |
| コースの名前 | エンカレッジコース(通信制) |
出典:文部科学省「通信制高校情報発信サイト」学校データ(令和8年4月1日時点)/聖パウロ学園高等学校 通信制トップ(2026年9月確認)
東京都に本校がある私立の通信制8校は、NHK学園(国立市)、北豊島(荒川区)、大原学園美空(千代田区)、東海大学付属望星(渋谷区)、目黒日本大学(目黒区)、科学技術学園(世田谷区)、立志舎(墨田区)、聖パウロ学園(八王子市)です。多摩地域に本校があるのは、NHK学園と聖パウロ学園の2校でした。
聖パウロ学園の通信制のスクーリングの会場や日数、学費は、公式サイトのトップページでは確認できませんでした。候補にする場合は、資料請求や説明会で「スクーリングはどこで、年に何日か」を最初に聞いてください。この学校は東京都の認可なので、後で説明する都の授業料助成の区分も、他県に本校がある学校とは異なります。

八王子駅周辺の「キャンパス」の多くは、スクーリングをしない学習等支援施設です
文部科学省のデータには、他県などに本校がある通信制高校が各地に置く「通信教育連携協力施設」も載っています。所在地が八王子市のものを抜き出すと、9か所ありました。
| 施設名(公式表記) | 所在地 | 連携している高校 | 施設の区分 |
|---|---|---|---|
| 星槎国際高等学校 八王子学習センター | 元八王子町2-1419 | 星槎国際(北海道) | 面接指導等実施施設 |
| アポロ美容理容専門学校 | 万町23-2 | 鹿島学園・鹿島朝日 | 面接指導等実施施設 |
| 帝京第三高等学校 東京・八王子校 | 大塚359 | 帝京第三(山梨県) | 面接指導等実施施設 |
| N高・S高・R高 八王子キャンパス | 横山町25-6 | N高・S高・R高 | 学習等支援施設 |
| トライ式高等学院 八王子キャンパス | 旭町12-4 | 鹿島学園・鹿島朝日 | 学習等支援施設 |
| エコール八王子 | 東町1-14 | 鹿島学園・鹿島朝日・鹿島山北 | 学習等支援施設 |
| 東京ウェストインターナショナルスクール高等部 | 梅坪町185 | 中央国際(千葉県) | 学習等支援施設 |
| アハエデュケーションソールスジャパン弐分方センター | 弐分方町343-2 | 山梨学院(山梨県) | 学習等支援施設 |
| スポーツ藤井学園高等部 | 大和田町4-7-16 | 山梨学院(山梨県) | 学習等支援施設 |
出典:文部科学省「通信制高校情報発信サイト」通信教育連携協力施設データ(令和8年4月1日時点)。N高等学校 八王子キャンパスの住所とアクセスはN高グループ公式サイトでも確認(2026年9月確認)
この「区分」が、通う場所を考えるうえでとても大切です。文部科学省の通知では、面接指導等実施施設はスクーリング(面接指導)や試験を行う施設、学習等支援施設はそれ以外で、進路や心身の健康の相談、学習活動の支援などを行う施設と整理されています(文部科学省「学校教育法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について(通知)」)。
つまり、学習等支援施設に登録されているキャンパスに通っていても、単位に必要なスクーリングや試験は、別の施設で受けることになります。たとえばN高・S高・R高は、八王子キャンパスが学習等支援施設で、立川キャンパス(立川市錦町)や町田キャンパス(町田市中町)が面接指導等実施施設として登録されています。実際のスクーリング会場がどこになるかは、学校やコースによって異なるので、キャンパスで直接確認してください。
N高グループの公式サイトでは、八王子キャンパスはJR八王子駅・京王八王子駅から徒歩5分で、週5・週3コース、週1+コース、通学しないネットコースが案内されています。
スクーリングの会場まで数えると、八王子の選び方は「駅からの近さ」だけでは決まりません
八王子駅や京王八王子駅から歩ける場所に、キャンパスは集まっています。けれど、毎日または週に何回か通う場所と、単位のために通う場所が違うと、1年間の移動はその両方の合計になります。候補を比べるときは、次の3つを同じ表に書き出すと整理しやすくなります。
| 確認すること | なぜ大切か | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 在籍する高校の名前 | キャンパス名と、卒業資格を出す高校が違うことがある | 「卒業証書はどの高校から出ますか」 |
| スクーリングの会場と日数 | 学習等支援施設ではスクーリングを行わない | 「スクーリングはどこで、年に何日、泊まりはありますか」 |
| キャンパスに通う費用 | 授業料とは別の費用になることが多い | 「就学支援金の対象になる費用と、ならない費用を分けて教えてください」 |
八王子市内では、面接指導等実施施設として登録されているのは星槎国際の八王子学習センター、アポロ美容理容専門学校(鹿島学園・鹿島朝日)、帝京第三高等学校の東京・八王子校の3か所でした。市外では、立川市と町田市に、多くの学校の面接指導等実施施設が登録されています。
都立の砂川高校を選ぶ場合は、キャンパスとスクーリング会場が同じ(立川市泉町の本校)なので、この点は分かりやすいと言えます。反対に、私立のキャンパスは、通学コースの手厚さや通いやすい時間帯が魅力です。どちらが合うかは、次の「月に何回なら家を出られるか」で考えるのが近道です。

通信制ではないが、市内の都立なら八王子拓真高校のチャレンジ枠という道もあります
「通信制」と検索していても、実は「少人数で、毎日でなくても通える都立の学校」を探している人もいます。その場合は、八王子市台町にある都立八王子拓真高等学校も候補になります。
公式サイトによると、八王子拓真高校は朝・昼・夜を中心に学ぶ三部制の定時制高校で、普通科・単位制です。1日4時間の授業で4年間で卒業するのが基本ですが、自由選択科目を使って3年間で卒業することもできます。入学の枠は「一般枠」と「チャレンジ枠」の2つで、チャレンジ枠は小・中学校で不登校を経験するなど、これまで能力や適性を十分に発揮できなかった生徒を対象にしています(八王子拓真高校「特色」)。
通信制と定時制の違いは、ひとことで言えば「通う日数」です。通信制は自宅学習が中心で、登校は月に数回。定時制は毎日の授業に出るのが基本です。朝起きて学校に通うリズムを取り戻したい人には定時制、登校そのものの負担を減らしたい人には通信制が合いやすい、という分け方ができます。チャレンジスクールとの違いはチャレンジスクール 通信制 違いの記事で詳しく書いています。
私立通信制の授業料は、国の就学支援金で年337,200円まで。都の助成は学校の認可先で窓口が分かれます
私立の通信制を選ぶ場合に、授業料を支える制度は主に3つです。2026年度から、国の就学支援金は所得制限がなくなりました。
| 制度 | 対象 | 上限・内容 |
|---|---|---|
| 国の高等学校等就学支援金 | 私立の通信制高校に在学する生徒(全国共通) | 年337,200円・1単位13,668円まで。所得制限なし(2026年度)。公立通信制は1単位336円 |
| 東京都 私立高等学校等授業料軽減助成金(都認可通信制課程) | 東京都に本校がある私立通信制(聖パウロ学園など) | 「最大で年33万7,200円(年額制)・一単位13,668円(単位制)(就学支援金上限額)」と表示。令和8年度の詳細は未公表 |
| 東京都 私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金 | 都内在住で、都以外の自治体が認可した私立通信制に在学 | 国の就学支援金と合わせて最大337,200円。令和8年度の詳細は未公表 |
出典:文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度の概要」/東京都私学財団「私立高等学校等授業料軽減助成金」/東京都生活文化局「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」(2026年8月6日更新)
よく誤解されるのが、東京都の授業料軽減助成金の対象です。私学財団のページには「都外の学校も対象になります(通信制課程は除く)」と書かれています。全日制なら都外の私立でも対象になりますが、通信制は別の扱いです。都認可の通信制は財団の制度の中の別区分、他県が認可した通信制は生活文化局の別の制度になります。
八王子駅周辺のキャンパスの多くは、茨城県や沖縄県など、東京都以外に本校がある学校のものです。その場合に当てはまるのは「都認可外」の助成金です。生活文化局のページでは、対象は生徒と保護者が都内に住所を有していることが条件で、入学金・施設整備費・交通費・サポート校の費用などは対象外とされています。
どちらの都の制度も、国の就学支援金と合わせた上限が337,200円と表示されているため、国の支援金だけで授業料がまかなえる場合に、さらにいくら上乗せされるかは公式ページだけでは判断できませんでした。自分のケースで対象になる費用は、在学予定の学校か東京都に確認してください。東京都の制度の全体像は東京都 授業料助成 通信制の記事で、サポート校の費用が支援金の対象にならない理由はサポート校 学費の記事で整理しています。
※2026年9月時点の情報です。最新は文部科学省・東京都・東京都私学財団・各校の公式ページでご確認ください。

八王子市の教育相談は小中学生が中心。高校の進路は都の窓口が受けています
通信制高校を調べている段階では、学校以外の相談先も知っておくと安心です。八王子市の公式ページで確認できた窓口は、主に小学生・中学生とその保護者向けでした。
| 窓口 | 対象・内容 | 連絡先・場所 |
|---|---|---|
| 八王子市 心理教育相談 | 小・中学生の家庭や学校生活、不登校、発達、進路の相談(保護者が電話で受付) | 042-664-6949/平日8時30分〜17時/散田町の教育センター内 |
| 八王子市立高尾山学園 | 不登校の児童・生徒のための小中一貫校(小4〜中3)。平成16年4月開校 | 館町1097-30/市内在住で年30日以上の欠席などが条件 |
| 東京都教育相談センター(高校進級・進路・入学相談) | 都立高校への入学・転学・編入学、中途退学後の進路の相談 | 03-3360-4175/月〜土9時〜17時(祝日・年末年始を除く) |
出典:八王子市「総合教育相談」(2026年4月2日更新)/八王子市「高尾山学園 学園の概要」(2026年3月10日更新)/東京都教育相談センター「高校進級・進路・入学相談」(2026年9月確認)
いま中学3年生で、市の相談窓口や高尾山学園とつながっているなら、高校選びもその担当の方に相談できます。すでに高校生で、都立の通信制への転学や、中退後の入り直しを考えているなら、東京都教育相談センターの進路相談が予約なしで使えます。どちらも、学校を決める前の段階から相談してかまいません。
選択肢の1つとしてのサポート校(正直な注意点)
ここまで見てきたように、八王子から都立の通信制に通うなら立川、私立のスクーリング会場も立川や町田になることがあります。体調や気持ちの波によっては、月に数回の移動そのものが大きな負担になることもあるでしょう。
その場合は、通う場所に縛られない学び方を候補に入れてもよいと思います。NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。八王子の自宅から授業に参加でき、カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。
ただし、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
- 学院内でのスクーリングはありませんが、提携校のスクーリングには参加が必要です。その準備と参加を支援します。
- サポート校の費用は、国の就学支援金や東京都の授業料助成の対象になりません。学費の金額は学費のご案内のページに載せています。
八王子で「通える範囲」に見つからないなら
ここまで八王子の学校を並べてきましたが、通学時間や体調を条件に入れると、選べる学校は一気に減ります。片道1時間なら通えるはずでも、朝起きられない日がある人にとっては別の話です。週5日通える前提で数えた学校数は、その人にとっての選択肢の数とは限りません。
そこで最後に、八王子という条件そのものを外す選び方も書いておきます。通信制高校は、もともと毎日通うことを前提にしていない学校です。単位はレポート・スクーリング(面接指導)・試験で認定されるので、日々の出席日数で進級が決まりません。オンライン中心のサポート校を選べば、住んでいる場所で選択肢が決まらなくなります。
私たちNIJIN高等学院(ニジ高)も、その一つです。オンラインが中心で、八王子からでも、全国どこからでも参加できます。担任がつき、カメラもマイクもオフのまま、チャットだけの参加から始めても構いません。これまでに650名以上の不登校の生徒を支えてきました。転入・編入は随時受け付けていて、出願費用は無料です。
正直な注意点も書きます。学院内でのスクーリングはありません。高卒資格のためには提携する通信制高校のスクーリングに参加する必要があり、私たちはその準備と当日を支える立場です。毎日通う学校と同じ体験になるわけでもありません。学費は学費のご案内で公開しています。
運営は株式会社NIJINです。小中学生の場合は、同じグループが運営するNIJINアカデミー(不登校の小中学生のためのオンラインオルタナティブスクール。1,000名以上が在籍)という選択肢もあります。中学卒業後にニジ高へ進む生徒もいます。
運営は株式会社NIJINです。小中学生の場合は、同じグループが運営するNIJINアカデミー(不登校の小中学生のためのオンラインオルタナティブスクール。1,000名以上が在籍)という選択肢もあります。中学卒業後にニジ高へ進む生徒もいます。
どの学校が正解かは、学校の数では決まりません。「通えるか」ではなく「続けられるか」で見ると、八王子の外にも選択肢があります。
八王子で迷ったときの進め方(3ステップ)
- 「月に何回なら家を出られるか」を決める。土曜に月2回ほど立川まで行けそうなら砂川高校、毎日に近いリズムで通いたいなら八王子拓真高校や駅前の通学コース、登校そのものが難しければオンライン中心、と候補が自然に分かれます。
- 候補の学校に「在籍する高校」と「スクーリングの会場・日数」を聞く。八王子市内の協力施設の多くは学習等支援施設です。キャンパスの場所と、単位のためのスクーリングの場所を分けて確認します。
- 時期と助成の窓口を逆算する。都立は前期選抜が2月、転学は学期ごとに年3回。私立は学校の認可先で東京都の助成の窓口が変わるので、入学前に「どの制度に申請するか」を学校に確認しておきます。
3つとも、学校を1つに決めていなくても進められます。1つ目だけでも家族で話しておくと、説明会で聞くことがはっきりします。


八王子から通うのがしんどいなら、自宅から始める形も
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラオフ・チャットだけの参加から始められます。サポート校なので高校卒業の資格は提携通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加は必要です。迷っている段階の相談もできます。
よくある質問
Q. 八王子市に都立の通信制高校はありますか?
A. ありません。都立の通信制課程は一橋高校(千代田区)、新宿山吹高校(新宿区)、砂川高校(立川市)の3校で、八王子からの最寄りは砂川高校です。最寄り駅は多摩モノレールの泉体育館駅(徒歩3分)です。
Q. 砂川高校の通信制は、どのくらい登校しますか?
A. スクーリングは土曜日で、公式サイトでは前期12回・後期12回とされています。時間は8時40分〜15時50分です。登校は少ない一方、30単位を登録すると年間82〜86通のレポートがあり、年間500時間程度の学習が必要と書かれています。
Q. 八王子市内に本校がある通信制高校はありますか?
A. 文部科学省のデータ(令和8年4月1日時点)では、下恩方町の聖パウロ学園高等学校(私立・広域)の1校です。ほかに、他県などに本校がある学校の協力施設が市内に9か所あります。
Q. 八王子駅前のキャンパスでスクーリングを受けられますか?
A. 施設によって違います。文部科学省のデータでは、N高・S高・R高、トライ式高等学院、エコール八王子の八王子の拠点は、いずれもスクーリングや試験を行わない学習等支援施設として登録されています。スクーリングの会場と日数は、各校に確認してください。
Q. 東京都の私立高校の授業料助成は、通信制でも使えますか?
A. 通信制は全日制とは別の枠組みです。東京都に本校がある通信制は私学財団の制度の中の別区分、他県が認可した通信制は生活文化局の「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」になります。どちらも令和8年度の詳細は、2026年9月の確認時点では未公表でした。
八王子から通う形は1つではありません。続けられる形から選べば大丈夫です
八王子には都立の通信制がなく、駅前のキャンパスも、見た目だけでは中身の違いが分かりにくいかもしれません。でも、立川の砂川高校、市内の聖パウロ学園、駅の近くの拠点、定時制のチャレンジ枠、オンライン中心の学び方と、選べる形は思っているより多くあります。
どれが正解かは、学校の名前や駅からの近さでは決まりません。月に何回なら家を出られそうか、スクーリングの会場まで行けそうか。それが見えてくれば、候補は2〜3校に絞れます。まだ決められないうちは、決めなくて大丈夫です。
八王子のどこに住んでいても、自宅から学びを続ける道もあります。迷っている段階の相談も受け付けています。
八王子の自宅から、無理のない学び方を一緒に考えます
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。
近隣エリアの通信制高校ガイド
お住まいの地域や、通える範囲で探している方はこちらもご覧ください。

