「単位制高校」と「学年制」の違いを調べると、「単位制は留年がない」「通信制高校は単位制」「自分のペースで学べる」といった説明が並びます。どれも半分は正しいのですが、そのまま受け取ると、転校や学校選びのときに思わぬところでつまずきます。
先に結論を書くと、単位制高校とは「学年による教育課程の区分を設けない」高校のことで、学年ごとの進級の判定がなく、必要な単位を積み上げて卒業します。学年制の高校にも「単位」はあります。違うのは、1年ごとに「次の学年に上がれるか」を判定するかどうかです。
この記事は、学校教育法と学校教育法施行規則、単位制高等学校教育規程(いずれもe-Gov)、高等学校学習指導要領、文部科学省の説明ページ、令和7年度の学校基本調査(e-Stat)を実際に開いて確かめた内容で書いています。公式の資料で確かめられなかったことは、確かめられなかったと書きます。卒業に必要な単位数の細かい数え方は別の記事に任せ、ここでは「単位制という仕組みそのもの」に絞ります。
今の高校に毎日通い続けるのが難しい場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:単位制高校と学年制の違いの早見
- 単位制高校とは、学年による教育課程の区分を設けない高校です。根拠は学校教育法施行規則第103条と、単位制高等学校教育規程です。
- 学年制の高校にも単位はあります。1単位は50分の授業を35回分(35単位時間)が標準で、卒業に74単位以上が要るのはどちらも同じです。
- 違いは「進級の判定」があるかどうか。学年制は学年ごとに課程の修了を認定し、認められないと原級留置(留年)になります。単位制には学年の修了という区切りがありません。
- 単位制でも、単位を落とした科目は取り直しになり、卒業が遅れることはあります。「留年がない」は「卒業が遅れない」という意味ではありません。
- 単位制は全日制・定時制・通信制のどれにも置けます。令和7年度の学校基本調査では、全日制で単位制による課程を置く学校は769校、生徒は39万2,230人でした。
- 「通信制高校はすべて単位制」は言い過ぎです。法令上は学年制の通信制も置けます。実際には大半が単位制と説明されていますが、全国の内訳は国の統計では確認できませんでした。
- 一人で計画を立てて続けるのが不安なら、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)を併用して通信制高校の卒業をめざす方法もあります。
単位制高校とは、「学年の区切り」を置かずに単位を積み上げて卒業する高校です
文部科学省は、単位制高等学校を「学年による教育課程の区分を設けず、決められた単位を修得すれば卒業が認められる」高校だと説明しています。昭和63年度に定時制・通信制の課程で始まり、平成5年度からは全日制の課程でも置けるようになりました(文部科学省「単位制高等学校について」)。
法令の上では、次の2つが土台です。
- 学校教育法施行規則 第103条:高校は、学年の課程の修了の規定(第104条で準用する第57条)にかかわらず、学年による教育課程の区分を設けないことができる。その場合の特例は単位制高等学校教育規程で定める。
- 単位制高等学校教育規程 第1条:学年による教育課程の区分を設けない全日制・定時制・通信制の課程を「単位制による課程」と呼ぶ。
つまり「単位制高校」は通称で、正式には「単位制による課程」を置いている高校のことです。1つの学校の中で、全日制は学年制、通信制は単位制というように、課程ごとに違うこともあります。
同じ「高校」でも、学年制と単位制では、1年間の区切り方がまったく違います。
| 項目 | 学年制 | 単位制 |
|---|---|---|
| 教育課程の区切り | 1年生・2年生・3年生の学年ごと | 学年による区分を設けない |
| 1年の終わりの判定 | その学年の課程を修了したかを認定(進級) | 科目ごとに単位の修得を認定 |
| 卒業の条件 | 各学年の修了+74単位以上など | 74単位以上など(学年の修了は問わない) |
| 時間割 | 学年ごとに決まっていることが多い | 科目を選んで組むことが多い |
出典:学校教育法施行規則 第57条・第96条・第103条・第104条/単位制高等学校教育規程(e-Gov、2026年9月22日確認)
「学年がない」といっても、学校の中で「1年次」「2年次」と呼ぶことはよくあります。これは在籍して何年目かを表す呼び方で、学年制の「学年」とは意味が違います。

「単位」は学年制の高校にもあります。違うのは「進級の判定」をするかどうかです
単位制と学年制を比べるとき、よくある誤解が「学年制の高校には単位がない」というものです。実際には、全日制・定時制・通信制、学年制・単位制のどの高校も、単位を積み上げて卒業します。
高等学校学習指導要領(平成30年告示)の総則は、次のように定めています。
- 卒業までに修得させる単位数は74単位以上。学校教育法施行規則第96条も、校長は74単位以上を修得した者について全課程の修了を認めると定めています。
- 単位は、1単位時間を50分とし、35単位時間の授業を1単位として計算することが標準(通信制は別の定め)。
- 全日制の授業は年間35週が標準。だから「週1コマ×1年間=1単位」とよく言われます。
- 各学年の課程の修了の認定は、「単位制が併用されていることを踏まえ、弾力的に行うよう配慮する」。
最後の一文が大事です。学習指導要領は、学年制の高校も単位の考え方を「併用」していると書いています。つまり学年制の高校は、単位の仕組みの上に、さらに「学年ごとの進級の判定」を重ねているのです。
学年制の進級の判定の根拠は、学校教育法施行規則第57条(高校には第104条で準用)です。「各学年の課程の修了又は卒業を認めるに当たつては、平素の成績を評価して、これを定めなければならない」とあります。単位制は、第103条でこの「各学年の課程の修了」の部分を外している、という関係です。
通信制の単位は、授業の回数ではなくリポートとスクーリングで数えます
通信制の課程では、1単位の中身が別に決まっています。学習指導要領は、添削指導(リポート)の回数と面接指導(スクーリング)の時間の標準を、1単位あたりで次のように定めています(1単位時間は50分)。
| 教科・科目 | リポート(回) | スクーリング(単位時間) |
|---|---|---|
| 国語・地理歴史・公民・数学 | 3 | 1 |
| 理科 | 3 | 4 |
| 保健体育のうち体育 | 1 | 5 |
| 保健体育のうち保健 | 3 | 1 |
| 芸術・外国語 | 3 | 4 |
| 家庭・情報・専門教科 | 2〜3 | 2〜8 |
出典:文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」第1章第2款3・第2款5・第4款/文部科学省「通信制高校に関する関係法令等(抜粋)」(2026年9月22日確認)
たとえば2単位の数学なら、標準はリポート6回とスクーリング2単位時間です。通信制の特別活動は、卒業までに30単位時間以上と定められています。卒業に必要な単位の内訳や、年間に何単位取るかの組み立て方は、通信制高校 卒業 単位数の記事で詳しく書いています。
留年の扱い:学年制は「学年ごとの判定」、単位制は「落とした科目の取り直し」です
「単位制 学年制 違い」と調べる人が一番気にしているのは、留年だと思います。ここを表で整理します。
| 場面 | 学年制 | 単位制 |
|---|---|---|
| 1年の終わり | 進級できるかを学年ごとに判定 | 科目ごとに単位を認定。進級の判定はない |
| 単位を落とした | 学校の規程によっては原級留置(留年) | その科目を翌年度以降に取り直す |
| 取れていた科目 | 留年した学年での扱いは学校の規程による | 修得した単位はそのまま積み上がる |
| 卒業が遅れるか | 留年すれば1年遅れる | 74単位などがそろわなければ遅れる |
※表は法令と学習指導要領から見た一般的な整理です。何科目を落とすと進級できないか、留年した学年で取れていた科目をどう扱うかは、国の法令ではなく各校の学則・規程で決まります。
学年制で「1科目でも落とすと留年」と聞くことがありますが、これは学校ごとの規程の話です。国の法令には「何科目落としたら留年」という基準はありません。留年の回数や在学できる年数も同じで、国の上限はなく学校の規程しだいです。詳しくは高校 留年 何年までの記事にまとめています。
一方の単位制は、学年の課程の修了という区切りがないので、制度上の「原級留置」はありません。ただし、単位が足りなければ卒業の時期は後ろにずれます。「留年がない」という言い方は、「同じ学年をもう一度やり直す仕組みがない」という意味で、「3年で卒業できる」という保証ではありません。
もう1つ、全日制の単位制でも、授業に出席しなければ単位は取れません。多くの高校は「授業時数の3分の2以上の出席」を単位修得の目安にしています。出席の基準の考え方は、高校 出席日数の記事で整理しています。

単位制は全日制・定時制・通信制のどれにもあります。全日制では769校です
「単位制=通信制」というイメージは根強いのですが、国の統計を見ると、全日制にも単位制の学校がたくさんあります。令和7年度の学校基本調査(2025年5月1日現在)の数字です。
| 課程 | 単位制による課程 | 課程全体 | 単位制の割合 |
|---|---|---|---|
| 全日制(学校数) | 769校(うち公立700校) | ― | 令和5年度は約17%(文部科学省資料) |
| 全日制(生徒数) | 392,230人 | ― | ― |
| 定時制(生徒数・本科) | 55,252人 | 73,331人 | 約75% |
| 通信制 | 国の統計に内訳なし | 323校(令和7年度実態調査) | 確認できず |
出典:文部科学省「学校基本調査」令和7年度 表131「全日制のうち単位制による課程及び定時制の修業年限別の学校数,入学状況及び生徒数(本科)」(e-Stat、2025年12月26日公開)/文部科学省 高等学校教育の在り方ワーキンググループ参考資料(令和6年9月12日)/文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(いずれも2026年9月22日確認)
読み方のポイントは3つです。
- 全日制の単位制は、ほとんどが公立です。769校のうち700校が公立でした。公立以外(国立・私立)は69校です。
- 定時制は、生徒の約4人に3人が単位制に在籍しています。修業年限は3年と4年があり、4年制の単位制の生徒が45,174人と大きな割合を占めます。
- 通信制は、学校基本調査でも実態調査でも「単位制かどうか」の内訳を確認できませんでした。この点は次の節で書きます。
全日制に占める割合は、文部科学省の会議資料が令和5年度の学校基本調査から「全日制高等学校4,618校のうち約17%が単位制(776校)」と示しています。令和7年度の769校とほぼ同じ規模です。
全日制・定時制・通信制そのものの違い(登校日数・卒業年数など)は、通信制高校 用語の記事でも用語ごとに短くまとめています。
「通信制高校はすべて単位制」は言い過ぎ。法令上は学年制の通信制も置けます
この記事の以前の版では、タイトルに「通信制高校は単位制です」と書いていました。改めて一次情報を確かめたところ、「すべての通信制高校が単位制」と言い切れる根拠は見つかりませんでした。そのため、次のように書き直します。
- 法令上、通信制の課程が単位制でなければならないという定めはありません。施行規則第103条は「設けないことができる」という選べる規定で、単位制高等学校教育規程も「単位制による課程のうち通信制の課程であるもの」という書き方をしています。つまり、学年制の通信制も制度上は置けます。
- 実際には、大半の通信制高校が単位制です。全国私立通信制高等学校協会は、単位制について「通信制高校の大半がこの単位制を採用しています」と説明しています(全国私立通信制高等学校協会「通信制高校とは」、2026年9月22日確認)。
- 全国で何校が単位制で、何校が学年制なのかは、国の統計では確認できませんでした。学校基本調査の単位制の集計は全日制と定時制だけで、令和7年度通信制高等学校実態調査にもこの項目はありません。
実用上の答えは、「多くは単位制だが、志望校が単位制かどうかは、その学校の公表で確かめる」です。単位制高等学校教育規程第10条は、単位制による課程を置く高校の設置者に、単位制であることを明示するよう定めています。学校のホームページや募集要項に「単位制」と書かれているかを見れば分かります。
全日制の単位制と、定時制・通信制の単位制は、入り方と学び方の幅が違います
同じ「単位制」でも、全日制と、定時制・通信制とでは、単位制高等学校教育規程の中で扱いが分かれています。主な違いを表にしました。
| 項目 | 全日制の単位制 | 定時制・通信制の単位制 |
|---|---|---|
| 修業年限 | 3年(学校教育法第56条) | 3年以上(定時制は4年の学校も多い) |
| 入学者の選抜 | 規程に特例なし(学年制の全日制と同じ) | 選抜の方法は設置者が定める(第2条) |
| 授業の時間帯 | 多様な科目の開設に努める(第6条1項。全課程共通) | 複数の時間帯・特定の時期の授業に努める(第6条2項) |
| 入学前の科目の履修 | 規程に定めなし | 科目履修生として取った科目を単位にできる(第9条) |
出典:単位制高等学校教育規程 第2条・第3条・第6条・第9条・第10条/学校教育法 第56条(e-Gov、2026年9月22日確認)
全課程に共通する定めもあります。
- 入学と卒業の時期(第3条):教育上支障がないときは、学期の区分に従って入学・卒業させることができる。4月以外の入学や、年度の途中での卒業を認める学校があるのは、この規定が根拠の1つです。
- 情報の公表(第10条):単位制であることの明示に加え、全日制・定時制の単位制は教育課程に関する情報を公表する。
全日制の単位制は、「毎日通学する高校で、選択科目が多い」形です。定時制・通信制の単位制は、「時間帯や入学時期、学び方の幅が広い」形です。同じ言葉でも、生活のイメージはかなり違うことを押さえておくと、学校選びで迷いにくくなります。

転入・編入では、前の高校で取った単位と在籍期間を引き継げます
単位制のしくみが一番役に立つのは、転校や学び直しのときです。単位制高等学校教育規程には、転入学と編入学の定めがあります。
- 転入学(第5条):単位制による課程への転学・転籍は、修得した単位と在学した期間に応じて、在学すべき期間を決めて許可できる。
- 編入学(第4条):相当の年齢に達し、相当の学力があると認められた人について、在学すべき期間を決めて許可できる。
- 過去の高校の単位(第7条):生徒が過去に在学した高校で修得した単位を、卒業に必要な単位数に加えることができる。
学校教育法施行規則第92条第2項も、全日制・定時制・通信制の間の転学や転籍について、修得した単位に応じて相当学年に転入できると定めています。学年制の全日制から単位制の通信制へ移るときも、それまでの単位を生かせる仕組みがあります。
ただし、どれも「できる」規定です。何単位をどう認めるかは、転入先の校長の判断になります。前の高校の教育課程と科目の名前や単位数が合わないと、そのまま認められない科目が出ることもあります。
| ケース | 単位の扱い | 在籍期間の扱い |
|---|---|---|
| 在籍したまま転校(転入) | 修得した単位に応じて引き継ぐ | 在学した期間に応じて通算 |
| 退学後に入り直す(編入) | 過去の高校の単位を加えることができる | 学校が在学すべき期間を決める |
| 学年の途中で単位が未修得 | 修得していない科目は転入先で履修 | 学校により異なる |
出典:単位制高等学校教育規程 第4条・第5条・第7条/学校教育法施行規則 第92条(e-Gov、2026年9月22日確認)
転入と編入の違い、手続きの時期ごとの注意は通信制高校 転入 編入 違いの記事で詳しく書いています。どちらの場合も、前の高校から単位修得証明書を取り寄せると、何が引き継げそうかが具体的に見えてきます。
単位制は「自由」なぶん、自分で計画を立てることが卒業への近道です(よくある誤解)
単位制の良いところは、落とした科目だけを取り直せることと、自分に合う科目を選べることです。一方で、自由だからこそ誤解されやすい点もあります。よく見かける4つを、制度の側から確かめました。
誤解1:単位制なら1〜2年で卒業できる
できません。学校教育法第56条で、高校の修業年限は全日制が3年、定時制・通信制が3年以上です。単位を早くそろえても、在籍期間の条件(3年以上)を満たさないと卒業できません。転入の場合は、前の高校の在籍期間を通算できます。
誤解2:1年で取れる単位に制限はない
国の法令には「年に何単位まで」という一律の上限は見当たりませんでした。ただ、1年に履修できる単位数を学則などで決めている学校もあるので、入学前に確かめておくと安心です。また、私立の通信制高校の就学支援金は、1単位13,668円・通算74単位・年間30単位までが支給の上限です(文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度」、2026年度)。
誤解3:単位制は出席を気にしなくていい
全日制・定時制の単位制は授業への出席で単位を取るので、欠席が多ければ単位は取れません。通信制でも、スクーリングの時間数を満たさないと単位は認められません。
誤解4:オンラインの授業だけで74単位を取れる
学校教育法施行規則第96条第2項は、メディアを利用して教室以外の場所で履修させる授業(第88条の3)で修得する単位を、卒業に必要な74単位のうち36単位までとしています。通信制の課程の単位の数え方(リポートとスクーリング)は、これとは別に学習指導要領の通信制の特例で定められています。
ここまでの4つをまとめると、単位制は「楽な仕組み」ではなく、「つまずいた科目だけを取り直せる、やり直しのききやすい仕組み」だと言えます。そのぶん、年度のはじめに「今年は何単位を取るか」を自分で決めることになります。

制度は動いています。1単位を半分に分ける案が、国の審議会で検討されています
単位制の仕組みは、今後変わる可能性があります。中央教育審議会の教育課程部会(総則・評価特別部会)が2026年2月19日の会議に出した資料「高等学校の単位制の大幅な柔軟化について」では、次のような方向が議論されています。
- 1単位を細かく分ける:半期の学習で1単位と認定する形にし、卒業に必要な単位を74単位から148単位に置き換える(学習量は変えない)。この方針は、2025年9月に教育課程企画特別部会の論点整理で示されたものです。
- 新しい単位は50分×17コマを1単位とすることを標準としてはどうか、という案が示されている。
- 全日制・定時制・通信制の相互乗り入れや、学年による教育課程の区分を設けない単位制高校への移行などが、いっそうしやすくなる方向で検討する。
- 高校では、2026年度から研究開発学校で単位制の柔軟化の実践研究を進める予定で、制度の細かい設計は引き続き検討するとされている。
出典:文部科学省 中央教育審議会 教育課程部会 総則・評価特別部会 資料2「高等学校の単位制の大幅な柔軟化について 検討資料⑦」(令和8年2月19日)(2026年9月22日確認)
これは検討中の資料で、決まった制度ではありません。いつから、どの学年から変わるのかは、公式の資料では確認できませんでした。今の高校生・中学生が学校を選ぶときは、現行の「74単位以上・3年以上」を前提に考えて問題ありません。
※2026年9月時点の情報です。最新は文部科学省・e-Gov・各学校の公式ページでご確認ください。
選択肢の1つとしての通信制高校・サポート校(正直な注意点)
ここまで読んで、「単位制なら、落とした科目だけ取り直せるのは安心。でも、自分で計画を立てて何年も続けられるか不安」と感じた方もいると思います。単位制は自由度が高いぶん、ペースを保つのが難しいと感じる人も少なくありません。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも自宅から参加でき、担任制で、カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。
ただし、正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。単位の修得も卒業の資格も、提携する通信制高校に在籍して取ります。単位制かどうか、年に何単位まで履修できるか、前の高校の単位を何単位認めるかは、在籍する通信制高校の規程で決まります。
- 学院内でのスクーリングはありませんが、提携校のスクーリングには参加が必要です。ニジ高は日程の調整と準備を支援します。
- 費用は、在籍する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分には就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
単位制の学校で迷ったときの進め方(3ステップ)
- 志望校が「単位制」かどうかを公表で確かめる。学校のホームページや募集要項に単位制と書かれているかを見ます。単位制高等学校教育規程第10条で、明示することになっています。全日制か、定時制・通信制かもあわせて確認します。
- 今の高校の「単位修得証明書」で、取れている単位を数える。転校・編入を考えている人は、何単位が引き継げそうかの見通しが立ちます。学年の途中なら、今年度の科目がどこまで修得扱いになるかも在籍校に聞いておきます。
- 候補の学校に、3つの数字を聞く。①前の高校の単位を何単位認めるか、②1年に何単位まで履修できるか、③卒業までに何年かかりそうか。答えを並べると、学年制のまま続けるか、単位制に移るかを比べやすくなります。
3つとも、どの学校にするか決めていなくても進められます。話を整理しながら考えたい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。


単位を落としても、取り直せる学び方を一緒に考えます
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラオフ・チャット参加から始められ、転入・編入もできます。ただし学院は高校ではなく、単位と卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。今の単位で何ができるか、学年制のまま続けるかも含めてご相談ください。
よくある質問
A. 学年による教育課程の区分を設けず、必要な単位を積み上げれば卒業が認められる高校です。学年ごとの進級の判定がないので、落とした科目があっても同じ学年をやり直すのではなく、その科目を取り直します。卒業には、学年制と同じく74単位以上の修得などが必要です。
A. 学年ごとに「課程を修了したか」を判定するかどうかです。学年制は学年ごとに進級を判定し、認められないと原級留置(留年)になります。単位制はこの判定がなく、科目ごとの単位の認定だけで卒業に近づいていきます。
A. 大半は単位制ですが、法令上は学年制の通信制も置けるため「全部」とは言えません。全国の内訳は国の統計では確認できませんでした。志望校の募集要項やホームページで「単位制」と書かれているかを確かめてください。
A. 同じ学年をやり直すという意味の留年は、制度上ありません。ただし単位が足りなければ卒業の時期は遅れます。単位を落とした科目は、翌年度以降に取り直すことになります。
A. 修得した単位と在学した期間に応じて引き継げる、と単位制高等学校教育規程第5条や学校教育法施行規則第92条に定めがあります。何単位を認めるかは転入先の校長の判断なので、単位修得証明書を用意して、転入先に確認してください。
学年の区切りがなくても、積み上げた単位は消えません
学年制の高校で進級が危ういと、「この1年がすべて無駄になるのでは」と感じてしまうかもしれません。でも、単位の仕組みそのものは、学年制でも単位制でも同じです。取れた単位は、転校しても、学び直しても、卒業に向けて数えてもらえる道があります。
今日すべてを決めなくて大丈夫です。まずは今の単位を確かめて、学年制のまま続けるか、単位制で取り直すかを、落ち着いて比べてみてください。
一人で計画を立てるのが不安なら、家から少しずつ学びを続ける形もあります。どちらにするか迷っている段階の相談も受け付けています。

学年制のまま続けるか迷う段階の相談から受け付けています
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。
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