大分県 通信制高校|公立は爽風館1校。県内34拠点と大分市・別府の通い方【2026】

大分県で通信制高校を探すとき、最初に知っておきたいのは「公立は1校だけで、費用はとても低い」「私立や他県に本校がある学校の拠点は、大分駅のまわりに集まっている」という2つです。大分市に住んでいれば選択肢は多い一方で、別府・中津・日田・佐伯などから通う場合は、どこでスクーリング(面接指導)を受けるのかで、通いやすさが大きく変わります。

先に結論を書くと、大分県内に本校がある通信制高校は5校で、公立は大分県立爽風館高校(大分市上野丘)の1校です。他県に本校がある高校の拠点も合わせると、県内で学べる場所は所在地で数えて34か所あり、そのうちスクーリングまでできる施設は20か所でした。34か所のうち20か所は大分市にあり、別府市・中津市・佐伯市が3か所ずつ、宇佐市・日田市が2か所、竹田市が1か所です。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、爽風館高校の学校案内と募集要項、大分県の公式ページ、各校の公式サイトを2026年9月22日に実際に開いて確かめた内容でできています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。急いで決めなくて大丈夫です。まずは「大分に何があるのか」を正確に知るところから始めましょう。

通信制高校の選び方の全体像(通い方・費用・支え・進路の比べ方)は、通信制高校の選び方ガイドにまとめています。

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目次

結論:大分県 通信制高校の早見

  • 公立は大分県立爽風館高校の1校だけです。通信制の受講料は1単位100円で、入学料・入学考査料はかかりません(大分県教育委員会の公表)。入学後4年間は、手続きをして条件を満たせば受講料は免除されます(学校案内)。
  • 爽風館のスクーリングは主に日曜日で、日曜に来られない人のために月曜日、事情がある人のために許可制で木曜日もあります。登校はおよそ年20日程度が目安です(学校案内)。
  • 文部科学省のデータでは、爽風館は本校のほかに日田高校・日田林工高校・中津南高校・佐伯鶴城高校を面接指導等実施施設として届け出ています。
  • 県内に本校がある私立は4校(府内高校・藤蔭高校・稲葉学園高校・東九州龍谷高校)。東九州龍谷高校は2026年春に通信制課程を開設しました。
  • 他県に本校がある学校の拠点も含めた県内の拠点は34か所。大分市に20か所が集まり、大分駅から徒歩2分・9分などと公式に書かれた拠点があります。一方、臼杵市・津久見市・由布市・豊後大野市などには、データ上の拠点がありません。
  • 私立の授業料には国の就学支援金が年337,200円まで(2026年度から所得制限なし)使えます。大分県の奨学給付金(私立)は、本校が県外にある学校に在学していても対象です(申請先が変わります)。
  • 家から出にくい時期は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、提携校の卒業をめざす方法もあります。
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大分県の通信制高校事情:本校は5校、公立は爽風館高校の1校です

通信制高校には、卒業資格を出す「本校」と、本校の外で学習やスクーリングを行う拠点があります。拠点は国の制度で「通信教育連携協力施設」と呼ばれ、各校の「キャンパス」「学習センター」、サポート校の教室、スクーリングの会場になる専門学校や高校などがここに入ります。

文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトには、全国の通信制高校349校が載っています(令和8年4月1日時点。在籍者数は入学式の日の時点)。そのうち本校の所在地が大分県なのは、次の5校でした。

学校本校の所在地種類在籍者数(掲載データ)
大分県立爽風館高校(通信制)大分市上野丘公立・定時制と併置1,301人
府内高校大分市金池南私立・通信制のみ170人
藤蔭高校(通信制課程)日田市田島本町私立・全日制と併置45人
東九州龍谷高校(通信制課程)中津市中殿私立・全日制と併置24人
稲葉学園高校(通信制クラス)竹田市竹田私立・全日制と併置21人

私立の4校は、いずれも通信教育を行う区域が大分県と福岡県です。府内高校は公式サイトで「大分県で唯一の単独通信制高校」と書いていて、平成22年に開校しました。稲葉学園高校は令和6年度から通信制クラスを開講し、東九州龍谷高校は2026年春に通信制課程を開設したばかりです。

なお、以前この記事では「県内の私立で募集しているのは実質2校」と書いていましたが、文部科学省の掲載データと各校の公式サイトで確かめ直したところ、上の4校が載っていたため直しました。まとめサイトの中には、データに載っていない学校を今も一覧に入れているものがあります。問い合わせる前に、学校の公式サイトで募集の状況を確かめてください。

爽風館高校(通信制)は受講料1単位100円。スクーリングは主に日曜で、月曜・木曜もあります

爽風館高校は大分市上野丘にある県立高校で、定時制と通信制を置いています。学校案内(令和8年度)には「大分県唯一の公立通信制高校です」と書かれています。

お金:入学金と月々の授業料はかかりません

大分県教育委員会の授業料のページでは、通信制の授業料は1単位100円、入学料と入学考査料は徴収しないと書かれています。学校案内では、学校納入金は年度で違うものの「高くても5千円/年間」、受講料(1単位100円)は入学後4年間は手続きをして条件を満たせば免除、ほかに教科書代として年1万5千円程度が必要で、これも手続きをして条件を満たせばあとから返金されると案内しています。

学び方:レポートが中心で、登校はおよそ年20日

学習の中心は自宅で作るレポート(報告課題)です。スクーリングは主に日曜日で、仕事などで日曜に来られない人のために月曜日、事情があって通常のスクーリングに出られない人のために木曜日(許可が必要)にも行っています。学校案内のQ&Aでは、年間の登校は「およそ20日程度」で必要な出席回数を確保できるとしています。平日も学習の質問や相談を受け付けていて、平日に学校でレポートを作ることもできます。

一方で、学校案内は注意点も正直に書いています。レポートは回ごとに提出期限があり、遅れた枚数が規定を超えるとその科目の単位が取れないこと、スクーリングの出席が足りない場合の救済措置は無いこと、毎日の自学自習と自己管理が基本であることです。費用がいちばん抑えられる一方で、ひとりで計画を立てて進める力が求められる、というのが爽風館の通信制の形です。

入学:春(4月)と秋(10月)の年2回。試験は面接と作文

区分出願期間検査日検査内容
令和8年度 春季(4月入学)3月12日〜3月17日3月19日面接・作文
令和8年度 春季の転編入2月3日〜2月5日2月19日面接・作文
令和8年度 秋季(10月入学)8月18日〜8月20日9月1日面接・作文

作文は「本校通信制課程を志願した理由等を600〜800字」、面接は3分程度の個人面接です(令和8年度の要項の参考欄)。願書は本校の「通信制課程入試説明会」で志願者本人に配るか、各教育事務所で配ると書かれています。転入・編入を希望する人には、入試説明会以外では願書を配らないと学校案内にあるので、転校を考えている場合は説明会の日程を早めに確かめてください。秋季の入学定員は400人、募集人員は316人でした。

文部科学省のデータでは、爽風館の通信教育を行う区域は大分県・福岡県・熊本県です。ただし要項では、県外の中学校を卒業した(見込みの)人は、定められた期間までに校長へ連絡する手続きが必要とされています(県外の隣接地域の中学校を卒業見込みの人は不要)。

協力校:日田・中津・佐伯の県立高校が届け出られています

爽風館は、本校のほかに日田高校(日田市田島)・日田林工高校(日田市吹上町)・中津南高校(中津市高畑)・佐伯鶴城高校(佐伯市城下東町)の4校を、スクーリングができる面接指導等実施施設として文部科学省に届け出ています。掲載データの在籍者数は、中津南高校113人、日田高校55人、日田林工高校55人、佐伯鶴城高校49人でした。どの科目のスクーリングがどの会場で何回あるかは、学校案内のウェブ版には載っていなかったため、入試説明会や学校への問い合わせで確かめてください。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

湾と山の見える家の食卓で、母親と息子がノートパソコンを見ている
県立の爽風館高校は受講料が1単位100円。スクーリングは主に日曜です。

県内の私立の通信制は4校。2024年度に稲葉学園、2026年春に東九州龍谷が加わりました

県内に本校がある私立の4校は、いずれも狭域(大分県と福岡県)の学校です。通い方と、公式サイトで確認できたことを並べます。

学校場所と最寄り(公式)登校の形(公式)入学の時期
府内高校大分市金池南。JR大分駅 上野の森口(南口)から南へ徒歩約3分週5日通学(フレックス)コースと週1日通学(スクーリング)コース編入・転入は随時
藤蔭高校 通信制課程日田市田島本町。日田駅西口より徒歩5分土曜日の週1回の登校4月・10月。転入は随時
東九州龍谷高校 通信制課程中津市中殿。JR中津駅より徒歩5分月2〜3回のスクーリング、タブレットでレポート提出令和9年度は4月入学の前期募集(40名)
稲葉学園高校 通信制クラス竹田市竹田。JR豊後竹田駅より車で5分自宅学習が中心で月1回の登校転入の受け入れも可能

府内高校は、大分駅の南側、ホルトホールの先にあります。毎週木曜日の13時30分〜17時30分に学校説明会を開いていて、コースの違いや学費はそこで案内すると公式サイトに書かれています。学費の額はウェブでは確認できませんでした。

藤蔭高校の通信制は3年間での卒業をめざす単位制で、募集要項(2026年度)では募集人数80人、転入学は随時受け付けています。選考は書類審査と面接です。

東九州龍谷高校は、公式サイトで「大分県・福岡県在住の中学生を対象」とした狭域の通信制と説明しています。令和9年度の前期募集要項では、受験資格が中学校卒業見込みで大分県か福岡県に住み、合格したら入学を確約できる人(専願)で、出願前に本人と保護者の「個別説明会」への参加が必要です。入学選考は面接試験と学力試験(国語・数学・英語)と書類です。月2〜3回のスクーリング、担任制、教育相談員への相談ができると案内しています。

稲葉学園高校は竹田市の私立高校で、令和6年度から通信制クラスを開講しました。不登校の生徒や特性のある生徒を受け入れてきた実績があると公式サイトに書いています。大分駅からはJR豊肥本線で豊後竹田駅まで、特急で約1時間・普通で約1時間20分と学校のアクセスページにあります。

大分県内の通信制高校・サポート校 比較表:県内の拠点は34か所、スクーリングができるのは20か所です

文部科学省のデータで、所在地が大分県内の拠点を数えると、19校の拠点がのべ40件ありました。同じ建物に複数の高校の拠点が入っている場合(例:大分駅前のトライ式高等学院は鹿島朝日高校と鹿島学園高校の2校、おおぞら高等学院は屋久島おおぞら高校とみえ大台おおぞら高校の2校)や、住所の表記ゆれを1か所にまとめると、34か所になります。

拠点には2つの種類があります。面接指導等実施施設はスクーリングや試験ができる施設、学習等支援施設はふだんの学習を支える施設で、スクーリングは別の会場で受けます。県内34か所のうち、面接指導等実施施設を含む場所は20か所、学習等支援施設だけの場所は14か所でした。

市拠点の数うちスクーリングができる主な場所
大分市20か所11か所大分駅周辺の金池町・中央町・府内町・高砂町など
別府市3か所1か所中央町・京町・田の湯町
中津市3か所2か所中津南高校、上宮永、中殿町
佐伯市3か所2か所佐伯鶴城高校、日本文理大学附属高校、駅前
宇佐市2か所2か所上田、宇佐文化会館
日田市2か所2か所日田高校、日田林工高校
竹田市1か所0か所平田
県全体34か所20か所このほかに本校5校

数え方の注意:この34か所には、本校(爽風館・府内・藤蔭・東九州龍谷・稲葉学園)は含めていません。また、スクーリングの会場として登録されている専門学校や高校、公共施設(在籍者数0人のものを含む)も数に入れています。掲載データは届け出の一覧なので、いま生徒を募集しているか、何曜日に開いているかは、各校に確かめてください。臼杵市・津久見市・豊後高田市・杵築市・豊後大野市・由布市・国東市と、日出町・九重町・玖珠町・姫島村には、データ上の拠点がありませんでした。

大分県内にある通信制高校の拠点34か所のうち、スクーリングができる面接指導等実施施設は20か所で、大分市は20か所中11か所、別府市は3か所中1か所、中津市と宇佐市は5か所中4か所、日田市・佐伯市・竹田市は6か所中4か所であることを示す比較表
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

大分市は拠点20か所。大分駅の周辺に13か所が集まっています

大分市の20拠点のうち13か所は、大分駅周辺の町名(金池町・金池南・要町・中央町・府内町・高砂町・末広町・東春日町・日吉町)にあります。公式サイトで最寄り駅や所要時間を確かめられた主な場所は次のとおりです。

大分市内の拠点の一覧と、爽風館高校の入り方、駅ごとの通い方は、大分市 通信制高校の記事で詳しく整理しています。

場所拠点(本校の学校)種類公式に書かれたアクセス
金池町2丁目(GODO大分駅前ビルディング7階)N高・R高 大分キャンパス学習等支援施設JR大分駅 徒歩2分
金池町2丁目(EME大分駅前ビル1階)トライ式高等学院 大分キャンパス(鹿島朝日・鹿島学園)学習等支援施設大分駅 徒歩約2分
中央町1丁目おおぞら高等学院 大分キャンパス(屋久島おおぞら・みえ大台おおぞら)面接指導等実施施設大分駅より徒歩9分(2025年1月開校)
高砂町(OASISひろば21 地下1階)勇志国際高校 大分学習センター面接指導等実施施設JR大分駅やバス停から通いやすい(分数の記載なし)
金池南1丁目府内高校(本校)本校大分駅 上野の森口から南へ徒歩約3分
上野丘1丁目爽風館高校(本校)本校公式に最寄り駅・徒歩分数の記載なし(大分駅の南、上野丘1丁目)
羽屋2丁目精華学園高校 大分中央学習センター面接指導等実施施設羽屋新町バス停より徒歩1分

掲載データの在籍者数でみると、大分市でいちばん多いのは勇志国際高校の大分学習センター(399人)で、次が東春日町のKCS大分情報専門学校(鹿島朝日高校のスクーリング会場、116人)、府内町のコンパルホール(未来高校のスクーリング会場、100人)、金池町の未来高校 大分南学習センター事務所(84人)、トライ式高等学院 大分キャンパス(鹿島朝日高校、75人)でした。

ここで大切なのは、大分駅から徒歩2分のN高・トライ式の拠点は、どちらもデータ上は学習等支援施設だということです。ふだんの学習はそこでできても、スクーリングは別の会場(東春日町の専門学校や、本校など)で受けます。見学のときは「スクーリングはどこで、年に何日、泊まりはあるか」を聞いておくと、あとで驚かずにすみます。

大分駅から離れた場所では、精華学園高校の大分中央学習センター(羽屋)、未来高校の大分北学習センター事務所(羽田)、こころ未来高校のスクーリング会場(大字市のアンビシャス国際美容学校)がスクーリングのできる施設です。大在・高江の松陰塾(萩明倫館高校)、金谷迫の神村学園高等部 大分学習センター、大津町の明星国際ビューティカレッジ(八洲学園大学国際高校)は、学習等支援施設として届け出られています。

別府市から通う場合:市内の拠点は3か所で、スクーリングができるのは1か所です

別府市内の拠点は、データ上3か所です。

  • さくら国際高校 別府学習センター(京町):学習等支援施設。公式の拠点ページでは、JR別府駅より徒歩10分です。
  • 鹿島朝日高校 別府キャンパス(田の湯町):学習等支援施設。掲載データの在籍者数は19人です。
  • 不老泉(中央町):未来高校の面接指導等実施施設として届け出られていて、在籍者数は15人です。

別府市内でスクーリングまでできる場所は、この1か所だけでした。別府から大分駅周辺の拠点へ通う形も現実的な候補になるので、別府駅から大分駅までの電車の時間と、朝の混み具合を実際に確かめてから決めると安心です。由布市・日出町・杵築市にはデータ上の拠点が無いため、これらの地域からも、別府市か大分市の拠点が候補になります。

自分の部屋でオンラインで学ぶ生徒と、床で本を読む弟
別府市内の拠点は3か所で、スクーリングができるのは1か所です。

中津・宇佐(県北)は拠点5か所。爽風館の中津南高校会場と、東九州龍谷高校が身近です

中津市には、爽風館高校のスクーリング会場の中津南高校(在籍者113人)、精華学園高校の大分学習センター(上宮永、面接指導等実施施設、51人)、マイン高等学院 中津校(八洲学園大学国際高校の学習等支援施設、24人)の3か所があります。これに加えて、2026年春には東九州龍谷高校(JR中津駅から徒歩5分)が通信制課程を開設しました。

宇佐市には、さくら国際高校の宇佐キャンパス(上田、面接指導等実施施設、50人。公式ページの最寄り駅は柳ヶ浦駅)と、未来高校のスクーリング会場の宇佐文化会館(ウサノピア、16人)があります。

中津市は福岡県の北九州市・豊前市と生活圏が重なります。東九州龍谷高校や県内の私立4校は、大分県と福岡県に住む人が対象です。北九州市の拠点も候補に入れる場合は、北九州 通信制高校の記事で、小倉周辺の拠点を比べられます。

日田・佐伯・竹田(県西・県南)は、爽風館の協力校会場と県内の私立が軸になります

日田市・佐伯市・竹田市のデータ上の拠点は合わせて6か所で、そのうちスクーリングができるのは4か所です。

日田市のデータ上の拠点は、爽風館高校の会場の日田高校と日田林工高校(どちらも在籍者55人)の2か所です。私立では、日田駅西口から徒歩5分の藤蔭高校が土曜日の週1回の登校で通信制を置いています。

佐伯市には、爽風館高校の会場の佐伯鶴城高校(49人)、クラーク記念国際高校の面接指導等実施施設として届け出られている日本文理大学附属高校(在籍者0人)、鹿島朝日高校の佐伯キャンパス(駅前、学習等支援施設)の3か所があります。

竹田市には、稲葉学園高校の通信制クラス(月1回の登校)と、星槎国際高校の学習等支援施設として届け出られている株式会社YURERU(平田、在籍者0人)があります。豊後大野市・臼杵市・津久見市にはデータ上の拠点が無いため、大分市か竹田市・佐伯市の拠点、爽風館の本校や会場が候補になります。

県西・県南から大分市の拠点へ週に何日も通うのは、移動の負担が大きくなりがちです。週1回か月数回の登校で卒業をめざせる学校を先に候補に入れ、足りない学習の支えをどこで補うかを考えると、選び方が整理しやすくなります。

大分で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

サポート校は、通信制高校の生徒の学習や生活を支える民間の教育施設で、卒業資格は提携する通信制高校から出ます。サポート校を選ぶことは、同時に「どの通信制高校に在籍するか」を選ぶことでもあります。文部科学省のデータで確かめられた、大分県内のサポート校と提携先は次のとおりです。

サポート校・学習センター提携する通信制高校(データ)場所種類
トライ式高等学院 大分キャンパス鹿島朝日高校・鹿島学園高校大分市金池町学習等支援施設
おおぞら高等学院 大分キャンパス屋久島おおぞら高校・みえ大台おおぞら高校大分市中央町面接指導等実施施設
きらら国際高等学院 大分キャンパスクラーク記念国際高校大分市東春日町学習等支援施設
マイン高等学院 大分校・中津校八洲学園大学国際高校大分市末広町、中津市中殿町学習等支援施設
夢未来高等学院 大分校こころ未来高校大分市大字市学習等支援施設
大分SHIP明誠高校大分市日吉町学習等支援施設
大分そらいろ高等学院(大分北学習センター事務所)未来高校大分市羽田面接指導等実施施設

サポート校を比べるときは、①提携する通信制高校のスクーリングがどこで何日あるか、②費用が「通信制高校の分」と「サポート校の分」の2つになること、③国の就学支援金が充てられるのは通信制高校の授業料だけで、サポート校の費用には使えないこと、の3つを押さえておきます。費用の組み立てはサポート校 学費の記事、仕組みの違いは通信制サポート校とはの記事でくわしく書いています。

大分県で唯一の公立の通信制である爽風館高校の学び方を4枚のカードで示す図。入学料なしで受講料は1単位100円、入学後4年間は条件を満たせば免除。スクーリングは主に日曜で月曜・木曜もあり年20日程度の登校。会場は本校と日田・日田林工・中津南・佐伯鶴城の4校。入学は4月と10月の年2回で試験は面接と作文
出典:大分県立爽風館高校 令和8年度 学校案内・入学者選抜要項(2026年9月確認)

学費は公表額で比べます。爽風館は1単位100円、私立は1単位1万円台です

学費は、学校が公式に出している額だけで比べます。まとめサイトの「目安」は、年度やコースの条件がそろっていないことが多いため使っていません。

学校入学時にかかるもの授業料・受講料そのほか(公表分)
爽風館高校(公立)入学料・入学考査料なし1単位100円(入学後4年間は条件を満たせば免除)学校納入金 高くても年5千円、教科書代 年1万5千円程度
藤蔭高校入学検定料15,000円、入学時納入金92,000円(入学金50,000円・生徒会費6,000円などを含む)1単位10,000円(年15〜30単位)考査料 1科目1試験3,000円、個人活動費 年10,000円(残金は返金)
東九州龍谷高校入学検定料12,000円、入学金50,000円1単位12,000円(学校は就学支援金で実質0円の見込みと案内)教育充実費 年48,000円、単位認定試験受験料 年30,000円
府内高校・稲葉学園高校ウェブで公表額を確認できませんでした(府内高校は木曜の学校説明会で案内)

藤蔭高校の額は募集要項に「2025年度のもので、2026年度以降は改定することがあります」と注記があります。東九州龍谷高校の額は令和9年度前期の募集要項の額です。他県に本校がある学校(勇志国際、鹿島朝日、おおぞらなど)は、コースや登校日数で費用が大きく変わるため、同じ条件で見積もりをもらって比べてください。全国の通信制高校の費用の相場と、就学支援金で残る費用は通信制高校 学費の記事にまとめています。

お金:国の就学支援金と、大分県の奨学給付金は県外に本校がある学校でも対象です

高等学校等就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなりました。私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円までです。公立の通信制も授業料が対象です。爽風館高校の受講料(1単位100円)は、学校案内によると、入学後4年間は手続きをして条件を満たせば免除されます。支給されるのは授業料だけで、施設費・教材費・サポート校の費用には使えません。また、通信制の支給期間は在学月数で数え、実質48か月です。

授業料以外の教育費には、大分県の奨学給付金があります。令和8年度の通信制の額(年額・生徒1人あたり)は次のとおりです。

世帯の区分私立の通信制国公立の通信制
生活保護受給世帯52,600円32,300円
住民税非課税世帯52,100円50,500円
所得割額の合計が105,500円未満(年収目安270万〜380万円)17,370円16,830円
所得割額の合計が182,500円未満(年収目安380万〜490万円)13,030円12,630円

基準日は7月1日で、保護者が大分県内に住んでいることが条件です。大分県の私立高校生等奨学給付金のページには、学校の所在地は県内・県外を問わないこと、本校が県外にある学校は、学習センターが大分県内にあっても「県外の学校」として県の学事・私学振興課へ直接申請することが書かれています。令和8年度の通常分の提出期限(8月31日)は過ぎていますが、家計が急変した世帯向けの支援は別に案内されています。国公立の額と手続きは大分県教育委員会のページで確かめられます。

大分県には独自の「私立高等学校授業料減免支援制度」もあり、県のページでは「大分県内の私立高等学校に在学する生徒」を対象に、就学支援金への上乗せなどが説明されています。ただし、このページは2025年8月の更新で、2026年度に国の就学支援金の所得制限がなくなったあとの扱い(通信制を含むか、上乗せが続くか)は確認できませんでした。以前この記事では月1万円の上乗せを今年度の制度として書いていましたが、確かめられないため、学事・私学振興課か通う学校に確認するよう改めました。

よくある誤解:「駅前の拠点ならスクーリングも駅前」「私立は2校だけ」は正確ではありません

大分で学校を探すときに起きやすい思い違いを、データで確かめた事実と並べます。

  • 「大分駅前のキャンパスでスクーリングも受けられる」:N高・R高やトライ式の大分駅前の拠点は、データ上は学習等支援施設です。スクーリングは別の会場です。
  • 「爽風館のスクーリングは大分市の本校だけ」:文部科学省のデータでは、日田・日田林工・中津南・佐伯鶴城の4校が面接指導等実施施設として届け出られています。どの科目を受けられるかは学校に確かめます。
  • 「県内の私立の通信制は2校だけ」:データでは府内・藤蔭・稲葉学園・東九州龍谷の4校です。稲葉学園は2024年度、東九州龍谷は2026年春に通信制を始めました。
  • 「公立だから手厚く見てもらえる」:爽風館は費用が低い代わりに、レポートの提出期限やスクーリングの出席の管理を自分で行う仕組みです。学校案内にも、出席不足などの救済措置は無いと書かれています。
  • 「県の給付金は県内の学校だけ」:奨学給付金(私立)は、本校が県外の学校も対象です。申請先が学校ではなく県になる点が違います。

全国の実態としては、文部科学省の令和7年度通信制高等学校実態調査で、2025年度の通信制高校の入学者77,998人のうち57.0%が中学3年のときに不登校だった生徒でした。通信制を選ぶことは、もう珍しい道ではありません。

近隣エリアの通信制高校ガイド:福岡・北九州・熊本・宮崎の記事も比べられます

中津・日田は福岡県と、竹田・九重は熊本県と、佐伯は宮崎県と行き来のある地域です。県外の学校の拠点も候補に入れる場合は、次の記事で同じ基準(文部科学省のデータ・公式サイト)で比べられます。

ただし、県内の私立4校や東九州龍谷高校のような狭域の学校は、住んでいる県が大分県か福岡県であることが条件です。県をまたいで通う場合は、その学校の通信教育を行う区域に自分の住所が入っているかを確かめてください。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点):大分県の高校生・保護者へ

ここまでの整理で決めきれない場合、通信制高校に在籍しながら、オンライン中心のサポート校を使うという形があります。NIJIN高等学院(ニジ高)は、この通信制高校サポート校にあたります。先に、正直な注意点から書きます。

  • ニジ高は高校ではありません。卒業資格は、提携する通信制高校で取ります。
  • ニジ高の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高は日程の調整と準備を支えます。提携する通信制高校のスクーリングは、大分市内の会場で受けられる場合もあります。
  • 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。国の就学支援金は通信制高校の授業料に充てられるもので、ニジ高の分には使えません。ニジ高の費用は学費のご案内で確かめてください。

そのうえで、ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げています。全国の仲間とオンラインでつながり、学園祭などの行事を生徒が自分たちで企画したり、企業や地域と関わるプロジェクトに参加したりできます。1クラスは8人で、担任がつきます。メタバースの校舎で、担任や同級生と集まる時間もあります。カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、生活リズムに波があっても学べるよう、授業のアーカイブ視聴や中学内容の学び直しにも対応しています。

大学進学を考えている人には、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座があり、社会共創プロジェクトの取り組みを実績として残せます。校長は、社会に一番近い学校をめざしています。グループ全体では、これまで650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。小中学生のきょうだいがいる場合は、姉妹校のNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)もあります。途中からの転入・編入もでき、出願費用は無料です。

「爽風館に在籍して費用を抑えながら、毎日の学習のペースや友達づくりはオンラインで支えてほしい」「別府や県南から大分駅まで週に何日も通うのは難しい」という場合に、比べる候補の1つにしてください。在籍する学校によって、組み合わせ方や費用は変わります。

大分で迷ったときの進め方(3ステップ)

  1. 「週に何日、どこまでなら出られるか」を先に決める:大分駅まで週に数日出られるのか、週1回か月数回が限度なのかで、候補が大きく変わります。自宅から大分駅、または最寄りのスクーリング会場(日田・中津・佐伯など)までの時間を、時刻表で確かめます。
  2. 公立の爽風館を基準に置いて比べる:費用がいちばん低い爽風館を基準にして、「ひとりで計画を立てて続けられそうか」を考えます。不安があれば、私立4校、大分駅周辺の拠点、オンライン中心のサポート校との組み合わせを候補に足します。転入・編入の場合は、爽風館の入試説明会の日程を早めに確かめます。
  3. 2〜3校に同じ条件で聞く:「スクーリングの会場と日数」「就学支援金を引く前と後の年間の総額」「転入の受付時期」を、同じ質問で聞いて比べます。転校の時期と単位の引き継ぎは、通信制高校 転入の記事を参考にしてください。スクーリングにかかる交通費は通信制高校のスクーリング費用の記事で整理しています。
駅前の広場を、2人の若者が歩いている
迷ったら、候補を2〜3校に絞って同じ質問をしてみます。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

大分駅まで出られない日も、オンラインで青春できます

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げ、学園祭などの行事を生徒が自分たちで企画しています。通信制に足りなかった対人感性・コミュニケーションをプラスする学校で、1クラス8人、カメラ・マイクをオフにしたチャットだけの参加から始められます。卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングが必要です。体験説明会で、授業の様子や通い方を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 大分県でいちばん費用が抑えられる通信制高校はどこですか?

A. 公表されている額で比べると、大分県立爽風館高校です。受講料は1単位100円で、入学料・入学考査料はかかりません。入学後4年間は、手続きをして条件を満たせば受講料が免除されます。ほかに学校納入金(高くても年5千円)と教科書代(年1万5千円程度)がかかると学校案内に書かれています。

Q. 爽風館高校のスクーリングは、大分市の本校まで行かないといけませんか?

A. 文部科学省のデータでは、本校のほかに日田高校・日田林工高校・中津南高校・佐伯鶴城高校が面接指導等実施施設として届け出られています。ただし、どの科目を何回その会場で受けられるかは公式サイトで確認できなかったため、入試説明会や学校への問い合わせで確かめてください。

Q. 別府に住んでいます。近くでスクーリングを受けられますか?

A. 別府市内の拠点はデータ上3か所で、スクーリングができるのは未来高校の会場(不老泉)の1か所です。さくら国際高校の別府学習センター(別府駅徒歩10分)と鹿島朝日高校の別府キャンパスは学習等支援施設なので、スクーリングは別の会場になります。大分駅周辺の拠点も合わせて比べると、選択肢が広がります。

Q. 本校が県外にある学校でも、大分県の奨学給付金は使えますか?

A. 私立の奨学給付金は、学校の所在地が県内・県外を問わず対象です。本校が県外にある学校は、学習センターが大分県内にあっても「県外の学校」の扱いになり、学校ではなく大分県の学事・私学振興課へ直接申請します。基準日は7月1日で、保護者が大分県内に住んでいることが条件です。

Q. 大分に住みながら、オンライン中心のサポート校を使えますか?

A. 使えます。たとえばNIJIN高等学院(ニジ高)はオンライン中心で、全国どこからでも参加できます。ただしニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。

まとめ:大分県の通信制高校選びは「学校」と「サポート」の両方から

大分県の通信制高校は、公立が爽風館高校の1校、県内に本校がある私立が4校、他県に本校がある学校の拠点を含めて県内34か所です。拠点の多くは大分駅の周辺にあり、別府・県北・県西・県南では、爽風館の会場や地元の私立が身近な選択肢になります。最初の分かれ道は「週に何日、どこまで出られるか」です。

通信制は、自分のペースで進められるぶん、ひとりで抱え込みやすい学び方でもあります。学校を選ぶときは、卒業資格を出す「学校」と、毎日の学習や人とのつながりを支える「サポート」を分けて考えてみてください。迷ったまま時間が過ぎても、転入・編入の道はあります。いまの状況で選べるところから、ひとつずつ確かめていきましょう。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

孤独を、青春に。大分からオンラインで、ニジ高の体験説明会へ

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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