シルバーウィーク明け、また行きたくない|11年ぶり5連休、9月24日からの戻り方

2026年9月19日(土)から23日(水)まで、今年は11年ぶりとなる5連休の「シルバーウィーク」です。敬老の日と秋分の日の間に「国民の休日」が挟まる形で成立した、めずらしい大型連休です。楽しみにしている家庭が多い一方で、「この連休が明けたら、また学校に行きたくないと言い出すのでは」と、不安を感じている保護者も少なくありません。2学期が始まったばかりのこの時期に、いきなり5日間の休みが挟まることは、生活リズムや気持ちの面で独特の負荷をかけることがあります。ニュースなどで「11年ぶりの大型連休」と報じられているのを見て、純粋に楽しみにしているご家庭が多いのはもちろんですが、学校生活に不安を抱えているお子さんがいる家庭にとっては、少し違った視点で捉えておく必要があるかもしれません。この記事では、なぜこの連休が行き渋りのリスクになりやすいのか、休み中からできる準備、明けの朝にできることを整理してお伝えします。

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目次

この記事でわかること

  • 2026年シルバーウィークがなぜ「11年ぶり」の特別な連休なのか
  • この時期の長期連休が行き渋りのリスクになりやすい理由
  • 連休中からできる、明けに向けた準備
  • 連休を進路や学校選びを考える時間に変える視点
日付内容
9月19日(土)連休スタート
9月20日(日)通常の日曜日
9月21日(月)敬老の日
9月22日(火)国民の休日(前後を祝日に挟まれるため休日に)
9月23日(水)秋分の日
9月24日(木)連休明け、学校再開

なぜこの5連休が「行き渋りリスク」になりやすいのか

2学期が始まったばかりのタイミングと重なる

今回のシルバーウィークは、2学期が始まってからまだ3週間ほどというタイミングにあります。夏休み明けの負荷がようやく落ち着いてきたころに、再び5日間のまとまった休みが挟まることで、せっかく戻りかけていた生活リズムや学校モードが、もう一度リセットされてしまうことがあります。特に、夏休み明けに調子を崩しやすかったお子さんにとっては、二段構えの負荷になりやすい時期です。

長い休みほど「戻る」ハードルが上がる

通常の土日であれば2日間で気持ちの切り替えがしやすいですが、5日間となると話は変わってきます。休みの間に、学校のことを考えない時間が長く続くほど、「また明日から」と気持ちを切り替えるハードルは上がりやすくなります。これは9月1日問題として知られる長期休み明けの行き渋りと、構造としてはよく似ています。詳しい背景やサインの出方については、9月1日に学校に行けなかったときの記事もあわせてご覧ください。

連休中の過ごし方が、明けの負荷を左右する

家族旅行やイベントで予定が詰まった連休を過ごした場合、心身の疲れが残ったまま学校が始まることがあります。逆に、何もせずダラダラと過ごした場合も、生活リズムが崩れて戻すのに苦労することがあります。どちらが良い・悪いということではなく、「連休の過ごし方が、明けの負荷に直結する」ということを知っておくだけでも、心構えが変わってきます。

連休中の生活リズムを整える高校生

過去のゴールデンウィーク明けとの共通点

5連休という長さは、9月としては異例ですが、5月のゴールデンウィーク明けに似た負荷が生じやすいと考えられます。ゴールデンウィーク明けも、新学期が始まって1か月ほどのタイミングで長い休みが挟まり、その後に行き渋りが増えやすい時期として知られています。今回のシルバーウィークも、2学期が始まって3週間というタイミングで5日間の休みが入ることから、似たような構造の負荷が生じる可能性があります。過去にゴールデンウィーク明けに調子を崩した経験があるお子さんは、特に注意して見ておくとよいでしょう。一方で、9月という季節は、日照時間が短くなり始め、気温も落ち着いてくる時期にあたります。5月のゴールデンウィークとは異なる季節的な要因も重なるため、体調管理の面でも注意が必要です。

保護者自身の疲れにも目を向けてください

連休中は、家族旅行や親戚付き合い、来客対応などで、保護者自身も疲れがたまりやすい時期です。子どもの様子ばかりに気を配っていると、保護者自身の心身の余裕がなくなり、24日の朝にいつもより余裕のない対応をしてしまうこともあります。連休の最終日は、家族全員が「明日から日常に戻る」という気持ちの切り替えが必要なタイミングです。保護者自身も無理をしすぎず、予定を詰め込みすぎないようにすることが、結果的に子どもへの落ち着いた対応につながります。

9月24日に向けて、連休中からできる準備

連休の最終日にいきなり準備を始めるより、早い段階から少しずつ整えていくほうが、当日の負荷を減らせます。

タイミングできること
連休前半思いきり休む・楽しむ時間を作る。無理に「学校モード」を維持しようとしなくてよい
連休後半(22〜23日)起きる時間を少しずつ学校がある日に近づけていく
連休最終日の夜「明日から」を強調しすぎず、いつも通りの夜を過ごす
24日の朝「行けそうか」を問い詰めず、まず体調と気持ちを確認する

特に後半2日間で、起床時間だけでも学校がある日に近づけておくと、24日の朝の負荷をかなり減らすことができます。就寝時間より、まず起床時間を整えることを優先するのがポイントです。

24日の朝、行けなかったときにできること

準備をしていても、当日「行けない」ということは起こり得ます。そのときに大切なのは、「なぜ行けないの」と理由を問い詰めないことです。まずは「今日は休もう」と伝え、本人が安全に過ごせる時間を確保してください。学校への連絡は保護者が行い、「体調不良で欠席します」で十分です。詳しい理由を説明する必要はありません。連休明けの1日休みが、そのまま長期化するとは限りません。焦らず、本人のペースに合わせて次の一歩を考えてください。より詳しい対応の仕方は、9月1日に学校に行けなかった|高校生の親が「今日」できることの記事で、当日にしてはいけないこと・できることを詳しく解説しています。

連休明けに子どもと話す保護者

連休を「進路を考える時間」に変える視点

もし今のお子さんの状態が比較的落ち着いていて、連休中に時間の余裕があるなら、この機会に進路や学校について情報収集してみるのも一つの選択肢です。学校が休みの平日を含む今回の連休は、オンラインの学校説明会や個別相談に参加しやすいタイミングでもあります。

連休中にできることポイント
オンライン説明会・個別相談への参加平日開催のものにも参加しやすい、まとまった時間がある
家族で進路について話す時間を作る学校がある日より、落ち着いて話しやすい雰囲気を作りやすい
資料をじっくり読み比べる複数の学校の資料を落ち着いて比較検討できる

ただし、本人が今つらい状態にある場合は、無理に進路の話を持ち出す必要はありません。まずは連休中に心身を休めることを優先し、情報収集は保護者が先行して進めておくという形でも十分です。

きょうだいで反応が違うのは自然なことです

同じ家庭の中でも、連休明けに調子を崩す子と、いつも通り登校できる子がいることは珍しくありません。これは性格の強さの差ではなく、学校生活で感じているプレッシャーの種類や量が、一人ひとり違うためです。「お兄ちゃんは大丈夫だったのに」「お姉ちゃんは平気だったのに」と比較する言葉は、本人にとって大きな負担になることがあります。きょうだい間で反応が違って当然、という前提を家庭内で共有しておくと、無用な比較を避けやすくなります。

学校側も、この時期の負荷を想定しています

長期休み明けに子どもの様子が変わりやすいことは、学校現場でも広く知られています。多くの学校では、連休明けの数日間、担任やスクールカウンセラーが生徒の様子を注意深く見守る体制を取っています。「相談すると大ごとになるのでは」と心配する保護者もいますが、この時期の相談は学校にとって想定内のものです。気になる様子があれば、遠慮せず担任やスクールカウンセラーに連絡してみてください。

秋の長期休み・行事シーズンはまだ続きます

シルバーウィークを乗り越えても、10月には運動会や文化祭など、2学期特有の行事が続きます。行事期間は集団行動から抜けにくく、通常の授業以上に負荷がかかりやすい時期です。シルバーウィーク明けの様子を見ながら、この先の行事シーズンにも同じような配慮が必要になる可能性があることを、あらかじめ頭の片隅に置いておくと、次に何か起きたときにも落ち着いて対応しやすくなります。

「休み明けが怖い」という気持ちへの向き合い方

連休が終わりに近づくにつれて、「明日からまた学校か」という重さを感じるのは、行き渋りの傾向があるお子さんに限った話ではありません。多くの人が、大型連休の終わりに似たような気持ちを経験します。大切なのは、この感覚を特別視しすぎず、「休みの終わりに気持ちが重くなるのは自然なことだ」と本人にも伝えてあげることです。「そんな気持ちになるのはおかしい」と否定するのではなく、「そう感じるのは自然だよ」と受け止めることで、本人が自分の気持ちを責めずに済むようになります。気持ちの重さと、実際に体が動かせるかどうかは別の問題であることも多く、気持ちが重くても、小さな一歩から登校できるケースもあれば、気持ちの重さが体の症状として表れ、動けなくなるケースもあります。どちらであっても、責めずに寄り添う姿勢が基本になります。

連休中に無理に予定を詰め込まない、という選択肢

大型連休というと、どこかに出かけたり、何か特別なことをしたりしなければならないと感じる方もいるかもしれません。しかし、家でゆっくり過ごすことも、立派な連休の過ごし方の一つです。特に学校生活に疲れがたまっているお子さんにとっては、予定のない時間こそが一番の回復につながることもあります。周囲の「連休はどこかへ行った」という話に焦らず、その家庭・その子に合った過ごし方を選んでください。

通信制高校・サポート校なら、この負荷そのものが軽くなることも

長期休み明けの行き渋りは、多くの場合「決まった日に決まった時間に登校しなければならない」という全日制のスタイルと結びついて生じます。通信制高校やサポート校のように、登校日数や時間割の縛りが緩やかな学び方を選んだ場合、そもそも「休み明けだから登校しなければ」というプレッシャー自体が小さくなることがあります。今の学校生活で、長期休み明けのたびに同じようなしんどさを繰り返しているようであれば、学び方そのものを見直すタイミングかもしれません。特に、夏休み明け・シルバーウィーク明け・冬休み明け・春休み明けと、年に何度も同じようなつらさが繰り返されているようであれば、それは本人の頑張りが足りないからではなく、今の環境と本人のペースが合っていないサインかもしれません。

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よくある質問

なぜ2026年のシルバーウィークは特別なのですか?

敬老の日と秋分の日の間の9月22日が国民の休日となり5連休が成立しました。前回は2015年で11年ぶりです。

連休が明けたら必ず行き渋りが起きるのですか?

必ず起きるわけではありません。夏休み明けに調子を崩しやすかったお子さんは負荷が重なりやすい時期です。

連休中はどう過ごすのがいいですか?

前半はしっかり休み、後半2日で起床時間を学校がある日に近づけていくとよいです。

24日に行けなかったら、単位や出席日数に影響しますか?

1日休んだだけで進級に影響することは基本的にありません。

この連休をきっかけに転校を考えてもいいのでしょうか?

問題ありません。今の学校に在籍したまま転入先の情報を集めることができます。

まとめ

2026年9月19日から23日までの5連休は、11年ぶりとなる特別なシルバーウィークです。2学期が始まったばかりのこの時期に長い休みが挟まることは、行き渋りのリスクを高める要因になり得ますが、連休後半で起床時間を整えるなど、できる準備はあります。24日の朝にもし行けなかったとしても、それは失敗ではありません。本人が安全に過ごせることを最優先に、焦らず次の一歩を考えてください。余裕があれば、連休を進路について情報収集する時間として活用するのもよい選択です。

この連休は11年ぶりという珍しさもあり、家族でどう過ごすか計画を立てている方も多いと思います。楽しい時間を大切にしながらも、明けの数日間は少しだけ注意して見守る——そのくらいの心構えで十分です。

学校生活全体についてご相談されたい方はNIJIN高等学院のトップページや、「ニジ高ってどんな学校?」のページもあわせてご覧ください。

参考文献・出典

  • 内閣府「国民の祝日について」(祝日法第3条第3項「国民の休日」の規定)
  • 文部科学省「令和6年7月12日 児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)」
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