群馬 通信制高校|公立4校・私立本校1校・拠点40か所とサポート校【2026】

群馬で通信制高校を探しはじめると、「高崎キャンパス」「前橋校」「太田キャンパス」といった名前がたくさん出てきます。けれど、群馬県内に本校がある通信制高校は5校だけです。公立が4校(前橋清陵・高崎・桐生・太田フレックス)、私立は2025年に桐生市で開校したR高等学校の1校です。それ以外は、県外に本校がある高校の拠点(キャンパス・学習センター)や、高校ではないサポート校の教室です。

この記事は、群馬県全体の地図をつかむためのページです。文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)から群馬県内の住所を1件ずつ数え、公立4校の学校案内、群馬県の「広域通信制高校への進学状況」、県の支援制度のページを2026年9月22日に実際に開いて確かめた内容でできています。高崎市と前橋市の駅ごとの通い方は、それぞれの市の記事で詳しく書いているので、この記事からご案内します。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。

急いで学校を決める必要はありません。まず「群馬のどこに、どんな学校があるのか」を整理するところから始めます。

通信制高校の選び方の全体像(通い方・費用・支え・進路の比べ方)は、通信制高校の選び方ガイドにまとめています。

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目次

結論:群馬の通信制高校の早見

  • 県内に本校がある通信制高校は5校。公立4校(前橋清陵・高崎・桐生・太田フレックス)と、私立のR高等学校(桐生市・2025年4月開校)です。
  • 公立4校はどれも「群馬県に住んでいること」が応募の条件で、スクーリングは月2回ほどの日曜が基本。入学料500円、受講料は1単位336円と県が決めています。
  • 本校以外の拠点(キャンパス・学習センターなど)は、県内に建物で40か所(R高のキャンパスも含めて27校・登録61件)。そのうちスクーリングができる建物は18か所で、前橋・高崎・桐生・太田の4市にしかありません。
  • 拠点の6割(25か所)は高崎市(13か所)と前橋市(12か所)に集まっています。駅ごとの通い方は「高崎 通信制高校」「前橋 通信制高校」の記事へ。
  • 群馬の子どもが広域通信制高校に入った数は、県の調べで令和7年度に1,453人と過去最高でした。そのうち533人は、高校に入ってからの転入です。
  • お金は、国の就学支援金(私立の通信制は年337,200円まで)と、授業料以外に使える県の奨学のための給付金が中心。群馬県独自の私立授業料の上乗せは、県の一覧では見当たりませんでした。
  • 月2回の登校も今は難しいなら、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、提携する通信制高校の卒業をめざす形もあります。
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群馬県の通信制高校は、本校5校と県内の拠点40か所。まず全体の形をつかみます

「群馬 通信制高校」で出てくる学校名は、立場の違う3種類が混ざっています。見学の前にこの区別を知っておくと、パンフレットを読むときに迷いにくくなります。

種類群馬県内の数どんなところか
県内に本校がある通信制高校5校(公立4・私立1)在籍する高校そのもの。卒業証書はここから出る
県外に本校がある高校の拠点のうち、スクーリングができる建物(面接指導等実施施設)18か所単位に必要なスクーリング(面接指導)や試験を受けられる
県外に本校がある高校の拠点のうち、学習を支える建物(学習等支援施設)22か所ふだんの学習・相談の場所。スクーリングは本校や別の会場で受ける。サポート校の教室の多くはここ

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を、施設の住所で集計(2026年9月22日取得)。同じ建物を複数の高校が登録している場合は、建物として1か所と数えています。

文部科学省の通知では、面接指導等実施施設は面接指導(スクーリング)や試験を行う施設、学習等支援施設はそれ以外で、学習活動や進路・心身の相談の支援などを行う施設と整理されています(文部科学省「学校教育法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について(通知)」)。群馬県内の登録61件で見ると、面接指導等実施施設が25件、学習等支援施設が36件でした。

つまり、看板に「◯◯キャンパス」とあっても、そこでスクーリングを受けられるとは限りません。群馬で学校を比べるときは、「在籍する高校はどこか」「ふだん通う教室はどこか」「スクーリングの会場はどこで、年に何日か」の3つを分けて聞くのが近道です。

山の見える和室で、母親と息子がノートパソコンで学校の情報を見ている
群馬県の本校は5校、県内の拠点は40か所。まず全体の形をつかみます。

群馬の公立通信制は4校。どれも「群馬県に住んでいること」が応募の条件です

公立の通信制は4校とも県立で、全日制や定時制と同じ学校の中に通信制課程がある形です。文部科学省のデータでは4校とも、通信教育を行う区域が群馬県だけの「狭域」です。前橋清陵高校の令和8年度 秋季新入学の志願者案内には、応募資格として「本県に在住して」と書かれています。

学校(所在地)アクセス(公式の記載)日曜以外の学び方入学・転入の時期
前橋清陵(前橋市文京町)・在籍521人前橋市の記事で駅からの道順を紹介水曜・木曜のスクーリング4月と10月(秋は8月に選抜)
高崎(高崎市八千代町)・在籍348人高崎駅から西へ約2キロ。高崎駅西口からぐるりんバス土曜(月1回)の補充的スクーリング、高崎・前橋・渋川の校外夜間スクーリング、個別指導新入学4月、転入4・8・9・10月、編入4月
桐生(桐生市美原町)・在籍243人JR桐生駅から徒歩5分水曜・土曜のスクーリング(任意)、平日登校で質問や自習、土曜の特設テスト日、託児施設新入学4月(転入は4月以外もあり)
太田フレックス(太田市下田島町)・在籍391人東武伊勢崎線 木崎駅から徒歩10分平日に登校して質問や指導を受けられる4月と10月(卒業は3月と9月)

出典:在籍者数は文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)。ほかは高崎高校 通信制ハイスクールガイド、桐生高校 通信制 2026年度学校案内、太田フレックス高校 2026学校案内、前橋清陵高校 令和8年度 秋季新入学志願者案内(2026年9月22日確認)

4校とも、学び方はレポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・テストの3つで、74単位以上の修得と特別活動への参加で卒業です。違いが出るのは、日曜以外に学校をどう使えるかと、入学の時期です。

  • 前橋清陵:日曜に加えて水曜・木曜にもスクーリングがあり、秋(10月)入学もあります。在籍者の年代、1年目の費用、発達障害についての公式の記載、市の給付型の入学支援金などは、前橋 通信制高校の記事にまとめています。
  • 高崎:年間30単位まで取れるので最短3年で卒業でき、在籍できるのは最長8年です。校外夜間スクーリングは高崎・前橋・渋川の各地で、自習・質問形式の学習の場として設けられています。高崎駅周辺の私立の拠点とあわせて、高崎 通信制高校の記事で詳しく紹介しています。
  • 桐生:学年ではなく、修得単位数に応じた「段階」制で、通常は4年、努力次第で3年の卒業です。学校のQ&Aには、スクーリングは年間20回程度で、3分の2程度に出られれば条件を満たせること、NHK高校講座などの視聴でスクーリングの出席時数を認める制度があることが書かれています。
  • 太田フレックス:スクーリングは月2回ほどの日曜で、1コマ50分。テストは前期末(9月)と後期末(2月)です。同じ学校に午前・午後・夜間の3部制の定時制もあります。

選抜は、学力検査ではなく書類と面接が中心です。前橋清陵高校の秋季新入学は「書類審査と出願時の面接による。学力検査は実施しない」、桐生高校の新入学は「書類および作文と面接を総合的に審査」と案内しています。また前橋清陵高校の志願者案内には、県内の公立高校の通信制課程の選抜は1校1学科だけ出願できること、出願するときにほかの高校に在籍している人は新入学に応募できないことも書かれています。いま高校に在籍していて移る場合は「転入学」になり、桐生高校の案内では、在籍している高校から学校へ照会が行われます(個人で直接出願はできません)。

私立の本校は桐生のR高1校。よく見るキャンパス名の多くは、県外に本校がある学校の拠点です

文部科学省の掲載データで本校の住所が群馬県にある私立の通信制高校は、桐生市梅田町のR高等学校だけでした。角川ドワンゴ学園がN高・S高に続いて開いた学校で、2025年2月26日に群馬県知事の設置認可を受け、2025年4月1日に開校しています。本校の「群馬桐生本校」は、旧群馬県立桐生女子高等学校の跡地を使っています(角川ドワンゴ学園のお知らせ)。全国から生徒を受け入れる広域通信制で、在籍2,704人(令和8年4月1日時点)は全国の合計です。

ネット上には「群馬県に私立の通信制高校の本校は無い」という古い説明も残っていますが、いまはR高が県内でただ1つの私立の本校です。R高の案内では、R高生はスクーリングに在籍中それぞれ1回以上、群馬桐生本校で参加するとされています。文部科学省のデータでは、N高とS高も、この群馬桐生本校を面接指導等実施施設として登録しています。

一方で、高崎・前橋・太田にあるN高・S高・R高のキャンパスは、3つとも学習等支援施設としての登録でした。同じ名前の学校でも、県内のどの建物がスクーリング会場なのかは別に確かめる必要があります。

群馬から広域通信制高校に進む生徒は増えていて、令和7年度は1,453人でした

群馬県の私学・青少年課は、県内にサテライト施設を置く広域通信制高校やサポート校22校・施設の協力を得て、「県内の子どもたちの広域通信制高校への進学の実態」を調べ、毎年公表しています。広域通信制高校とは、3つ以上の都道府県から生徒を募集する通信制高校のことです。

年度新入学転入学編入学(合計)
令和5年度626人557人60人(1,243人)
令和6年度783人481人58人(1,322人)
令和7年度845人533人75人(1,453人)
令和8年度(5月末時点)849人215人38人(1,102人)

出典:群馬県「広域通信制高校への進学状況(令和8年5月末現在)」(2026年6月1日更新・2026年9月22日確認)

県の分析では、令和7年度の入学者合計1,453人は過去最高で、令和8年度の新入学849人は「2年連続で800人越え」です。中学を出てすぐに通信制を選ぶ人が増えていることがわかります。

もう1つ読んでおきたいのが転入学です。令和7年度は533人で、県は「高校入学後の主な進路変更先となっている」と書いています。多くの高校が年度の途中でも転入を受け入れているので、令和8年度の数字はこれから増える見込みだとも書かれています。いま全日制に通っていて、続けるかどうか迷っている人も少なくないということです。転入の手続きと単位の引き継ぎは、通信制高校 転入の記事で整理しています。

なお、この調査の協力校には、県内に拠点を置く高校のほか、埼玉県本庄市の本庄第一高校や長野県の地球環境高校など、県外にある学校も入っています。群馬の子どもの進学先は、県内の拠点だけとは限らないということです。

群馬県内にある通信制高校の拠点40か所のうち、スクーリングができる面接指導等実施施設は18か所で、高崎市は13か所中5か所、前橋市は12か所中7か所、桐生市は4か所すべて、太田市は4か所中2か所であることを示す比較表
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

県内の協力施設は40か所。スクーリングを行う建物は18か所で、4市にしかありません

県外に本校がある高校が群馬県内に置いている拠点を、市町ごとに数えました。同じ建物を複数の高校が登録している場合は、建物としては1か所と数えています。

市町建物の数うちスクーリングができる建物学校ごとの登録件数
高崎市13か所5か所21件
前橋市12か所7か所17件
太田市4か所2か所9件
桐生市4か所4か所6件
伊勢崎市3か所0か所3件
館林市2か所0か所3件
渋川市・板倉町各1か所0か所各1件
合計40か所18か所61件(27校分)

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を、施設の住所で集計(2026年9月22日取得)。本校5校は含みません。登録61件(27校分)には、R高が高崎・前橋・太田のキャンパスとして登録している3件(同じ建物にN高・S高も登録)を含みます。桐生市の4か所には、N高・S高が面接指導等実施施設として登録しているR高の群馬桐生本校を含みます。

沼田市・藤岡市・富岡市・安中市・みどり市と、板倉町以外の町村には、登録された拠点がありませんでした。伊勢崎市・館林市・渋川市・板倉町の拠点は、すべて学習等支援施設です。これらの地域の教室に通う場合、単位に必要なスクーリングや試験は、前橋・高崎・桐生・太田の会場か、県外の本校などで受けることになります。

県内でスクーリングができる18か所は、次のとおりです。施設名は文部科学省のデータの登録名です。

市施設(登録名・町名)登録している高校
前橋市さくら国際高校 前橋キャンパス(下沖町)さくら国際
前橋市ID学園高校 前橋サテライトキャンパス(表町)ID学園
前橋市中央高等専修学校 前橋校(下石倉町)クラーク記念国際
前橋市中央カレッジグループ2号館(古市町)クラーク記念国際
前橋市昌賢学園(元総社町)NHK学園
前橋市国際産業技術専門学校(千代田町)鹿島学園
前橋市わせがくPURE高校 前橋キャンパス(新前橋町)わせがくPURE
高崎市高崎経済大学(上並榎町)鹿島学園・鹿島朝日・明誠
高崎市群馬パース大学(問屋町)わせがくPURE・わせがく
高崎市おおぞら高等学院 高崎キャンパス(宮元町)屋久島おおぞら・みえ大台おおぞら
高崎市飛鳥未来きずな高校 高崎キャンパス(白銀町)飛鳥未来きずな
高崎市個別指導塾の教室(高崎)(旭町)広域通信制高校
桐生市R高等学校 群馬桐生本校(梅田町)N高・S高
桐生市わせがくPURE高校 桐生キャンパス(稲荷町)わせがくPURE
桐生市群馬法科ビジネス専門学校 桐生校(相生町)クラーク記念国際
桐生市中央高等専修学校 桐生校(相生町)クラーク記念国際
太田市関東学園大学(藤阿久町)鹿島学園・わせがくPURE・わせがく
太田市わせがくPURE高校 太田キャンパス(東本町)わせがくPURE

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点、2026年9月22日取得)

大学や専門学校が会場になっている拠点(高崎経済大学・群馬パース大学・関東学園大学・国際産業技術専門学校など)は、ふだん通う教室ではなく、スクーリングの日に使う会場として登録されていることが多いものです。ふだんの教室がどこで、スクーリングの日にどこへ行くのかは、学校ごとに組み合わせが違います。

高崎・前橋に拠点の6割が集まっています。駅ごとの通い方は市の記事で詳しく書いています

県内の拠点40か所のうち25か所が、高崎市と前橋市の2市にあります。この2市は、県内から電車やバスで集まりやすい場所です。この記事では全体の数だけ押さえ、駅ごとの詳しい通い方は市の記事にゆずります。

市拠点(うちスクーリング可)本校のある公立詳しい記事
高崎市13か所(5か所)県立高崎高崎 通信制高校
前橋市12か所(7か所)県立前橋清陵前橋 通信制高校

高崎市は、高崎駅の東口・西口の近くに私立の拠点が集まり、N高・トライ式・第一学院など名前をよく見かける拠点の多くは学習等支援施設です。スクーリングができるのは、飛鳥未来きずな・おおぞら・個別指導塾の教室(旭町)と、会場として登録された高崎経済大学・群馬パース大学の5か所です。高崎の記事では、13か所それぞれの最寄り駅と、県立高崎の説明会・途中転入の条件をまとめています。

前橋市は、新前橋駅の周りと、前橋駅から中心街(表町)にかけての2つに拠点が分かれています。スクーリングができる建物は7か所で、県内の市で最も多い数です。前橋の記事では、前橋清陵のスクーリングの規定回数や1年目の費用、在籍者の年代、「前橋清陵 発達障害」について公式に書かれている支え(相談の窓口と自学自習室)、前橋市の給付型の入学支援金を紹介しています。

埼玉県北部や長野県東部に住んでいて、高崎や前橋の拠点を考えている場合は、住んでいる県の状況もあわせて見ておくと安心です。群馬の県立通信制は群馬県に住んでいることが応募の条件なので、県外の人は私立の拠点か、住んでいる県の公立が候補になります。埼玉県は埼玉 通信制高校、長野県は長野 通信制高校の記事でまとめています。

桐生・太田・伊勢崎・館林の東毛は、スクーリングの会場が桐生と太田に集まっています

県の東部(東毛)には、公立の桐生高校と太田フレックス高校、私立本校のR高があり、拠点も桐生4か所・太田4か所・伊勢崎3か所・館林2か所・板倉1か所と、前橋・高崎に次いで多い地域です。ただしスクーリングができる建物は、桐生市の4か所と太田市の2か所だけです。

  • 桐生市:4か所すべてがスクーリングのできる建物です。桐生高校の学校案内には、桐生・西桐生・新桐生の3駅が使え、前橋・伊勢崎・太田方面からも多くの生徒が通っていると書かれています。案内の地図には、JR前橋駅から桐生駅まで約30分、伊勢崎駅から約15分、高崎駅から約45分、足利駅から約20分、東武の太田駅から新桐生駅まで約20分という目安が載っています。
  • 太田市:わせがくPURE高校の太田キャンパス(東本町)と、会場として登録された関東学園大学(藤阿久町)の2か所がスクーリングのできる建物です。N高・S高・R高の群馬太田キャンパスと、KG高等学院 ぐんま(鹿島学園)は学習等支援施設です。
  • 伊勢崎市:成美学園 伊勢崎校、KG高等学院 伊勢崎(鹿島学園)、自然学園高校の群馬学習センターの3か所。どれも学習等支援施設です。
  • 館林市・板倉町:成美学園 館林校と、けいゆう国際学園 館林キャンパス(鹿島学園・鹿島朝日)の2か所、板倉町に代々木高校の学習等支援施設が1か所。いずれも学習等支援施設です。

出典:文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)、桐生高校 通信制 2026年度学校案内(所要時間は案内の地図の記載)

館林・板倉は栃木県や埼玉県との県境に近い地域です。隣の県の拠点も候補に入れるなら、栃木 通信制高校や、埼玉 通信制高校の記事も参考になります。

渋川・沼田・藤岡・富岡など、拠点の少ない地域から通う場合は「スクーリングの会場」から逆算します

県の北部(北毛)と西部(西毛)は、登録された拠点がほとんどありません。文部科学省のデータで、渋川市はアットノース高等学院(美川特区アットマーク国際高校の学習等支援施設)の1か所だけで、沼田市・藤岡市・富岡市・安中市、吾妻・利根地域の町村には拠点が登録されていませんでした。

こうした地域では、「近くの教室」から探すより、単位のためにどこへ、年に何日行く必要があるかから考える方が、無理のない選び方になります。

  • 県立を選ぶ場合:スクーリングは月2回ほどの日曜で、行き先は前橋・高崎・桐生・太田のどれか1校です。高崎高校の校外夜間スクーリングは渋川でも開かれていて、自習や質問ができる場になっています(高崎高校 通信制ハイスクールガイド)。
  • 私立の広域通信制を選ぶ場合:ふだんは自宅やネットで学び、スクーリングだけ前橋・高崎・桐生・太田の会場や、県外の本校へ行く形が多くなります。本校でまとめて数日間スクーリングを受ける学校もあるので、年間の日数と泊まりの有無を聞いておくと、家族の予定も立てやすくなります。
  • 家から出にくい時期:オンライン中心で学べるコースやサポート校を使い、スクーリングの日だけ会場へ行く形もあります。

通学の時間は、同じ「片道1時間」でも、朝が苦手な人や体調に波がある人にとっては重さが違います。週に何回、どこまでなら出られそうかを家族で一度書き出してみると、候補が自然にしぼれてきます。

自分の部屋でヘッドホンをつけてオンラインで学ぶ生徒と、そばで本を読む弟
拠点の少ない地域からは、スクーリングの会場までの行き方から逆算します。

群馬で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「群馬 サポート校」「群馬 通信制サポート校」で探すと、「◯◯高等学院」と名のつく教室がたくさん出てきます。サポート校は高校そのものではありません。提携する通信制高校に在籍しながら、学習や生活、進路の相談を支えてもらう場所で、卒業資格は在籍する通信制高校から出ます。サポート校の仕組みは通信制サポート校の記事で詳しく書いています。

文部科学省のデータでは、サポート校の教室も「どの通信制高校の学習等支援施設か」という形で登録されています。群馬県内で、高校の名前と別の名前(◯◯高等学院・学習院など)で登録されている主な教室を、登録上の高校と並べました。

教室(登録名)市登録している通信制高校区分
トライ式高等学院 高崎キャンパス高崎市鹿島学園・鹿島朝日学習等支援施設
高崎学習院/鹿島朝日高校 高崎キャンパス(同じビル)高崎市鹿島学園/鹿島朝日学習等支援施設
THE義塾 高崎校高崎市東陵学習等支援施設
群馬internationalSHIP高崎市明誠学習等支援施設
おおぞら高等学院 高崎キャンパス高崎市屋久島おおぞら・みえ大台おおぞら面接指導等実施施設
Prima国際高等学院 前橋校前橋市美川特区アットマーク国際・岡山理科大学附属・翔洋学園学習等支援施設
習学ゼミ高等学院 前橋キャンパス前橋市鹿島学園学習等支援施設
松陰塾 前橋下小出校前橋市萩明倫館学習等支援施設
KG高等学院 ぐんま/伊勢崎太田市/伊勢崎市鹿島学園学習等支援施設
けいゆう国際学園 館林キャンパス館林市鹿島学園・鹿島朝日学習等支援施設
アットノース高等学院渋川市美川特区アットマーク国際学習等支援施設

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点、2026年9月22日取得)。「区分」はデータの登録どおり。教室の最寄り駅は、高崎・前橋の教室なら市の記事で公式の表記を紹介しています。

表の読み方で大切なのは、1つの教室が複数の高校の拠点になっていることがある点です。たとえばPrima国際高等学院の前橋校は3つの通信制高校の学習センターとして登録されていて、同じ教室に通っていても、どの高校に在籍するかで、学費やスクーリングの会場、年間の日数が変わることがあります。見学のときは「在籍するのはどの高校ですか」「スクーリングはどこで、年に何日ですか」「サポート校の費用と高校の費用は、それぞれいくらですか」の3つを聞いてみてください。

もう1つの注意は費用です。サポート校の費用は、国の就学支援金の対象になりません。高校(在籍校)の授業料とサポート校の費用の二段になることを前提に、合計で比べるのがおすすめです。この二段の中身はサポート校 学費の記事で整理しています。

学費がいちばん安いのは県立。受講料は1単位336円で、国の支援と同じ額です

群馬県立高校の通信制課程の入学料と受講料は、県が決めています。群馬県教育委員会の「群馬県立高等学校の受検料・入学料・授業料等のあらまし」(2025年4月4日更新)では、通信制の入学料は500円、受講料は1単位336円です。

費用前橋清陵(1年目の目安)桐生(公式Q&Aの目安)
入学料500円入学料・学校納入金で約1万円(入学時)
受講料1単位336円(最大10,080円)9千円程度(科目数による)
諸費用5,200円(卒業予定生は8,200円)上の約1万円に含む
教科書代約20,000円教科書・学習書代で2万円程度(年間)
合計約36,000円(卒業予定生は約39,000円)合計額の記載なし

出典:前橋清陵高校「通信制 学校概要」/桐生高校 通信制 2026年度学校案内 Q7(2026年9月22日確認)。高崎高校の入学年度の費用の目安は、高崎 通信制高校の記事で紹介しています。

国の高等学校等就学支援金は、2026年度(令和8年度)から所得制限がなくなりました。公立の通信制の支給額は1単位336円で、群馬県立の受講料と同じ額です。申請すれば受講料の分は支援でまかなわれる計算になり、家計から出ていくのは教科書代や諸費用、通学の交通費が中心になります。

私立の通信制に在籍する場合、就学支援金は1単位13,668円、年337,200円までです(文部科学省 高等学校等就学支援金)。私立の授業料や施設費は学校やコース、通う日数で大きく変わるので、学校ごとの公表額で比べてください。私立の通信制の費用の全体像は通信制高校 学費の記事にまとめています。

群馬県独自の授業料上乗せは見当たらない。使えるのは国の支援金と奨学給付金です

群馬県の「高校生等を対象とした就修学支援制度について」の一覧で、私立の支援制度として並んでいるのは、高等学校等就学支援金、高等学校等学び直し支援金、奨学のための給付金の3つです。群馬県独自の私立高校授業料の上乗せ補助は、この一覧では見当たりませんでした。

授業料以外の教育費(教材費や学用品など)を支える返済不要の「奨学のための給付金」は、通信制にも金額が決まっています。

世帯の区分(令和8年度)国公立の通信制私立の通信制
生活保護(生業扶助)受給世帯32,300円52,600円
住民税所得割が非課税の世帯50,500円52,100円
年収270万〜380万円相当の世帯16,830円17,370円
年収380万〜490万円相当の世帯12,630円13,030円

出典:群馬県国公立高等学校等奨学のための給付金制度について(2026年8月18日更新)/群馬県私立高等学校等奨学のための給付金制度について(2026年7月22日更新)。2026年9月22日確認

令和8年度から、対象は年収490万円程度(保護者等全員の住民税所得割の合計が182,500円未満)の世帯まで広がりました。年収の区分は目安で、実際は住民税の所得割額で判定されます。

見落としやすいのは申請先です。私立の給付金は、在籍している高校が群馬県内なら学校へ、群馬県外なら県の私学・青少年課へ郵送で出します。本校が県外にある広域通信制に通っていて、保護者が群馬県に住んでいる場合は、県に直接申請する形になります。令和8年度の提出期限は9月30日(基準日は7月1日)です。どちらに当たるかは、在籍校か県に確認しておくと安心です。

返済が必要な奨学金としては、公益財団法人群馬県教育文化事業団の高等学校等奨学金があります。保護者が群馬県に住んでいることが条件で、無利子で、月額は公立18,000円・私立30,000円、入学一時金(公立5万円・私立10万円)も用意されています。申し込みは在学している学校を通じて行います。通信制課程が対象になるかは、事業団のページでは確認できませんでした。在籍する学校に尋ねてください。

前橋市・高崎市には市独自の制度もあります。内容は前橋 通信制高校、高崎 通信制高校の記事で紹介しています。

※2026年9月時点の情報です。最新は群馬県・文部科学省・各校の公式ページでご確認ください。

群馬県の調べで、県内の子どもが広域通信制高校に入学した人数は令和7年度に1,453人(新入学845人・転入学533人・編入学75人)で過去最高、令和8年度は5月末時点で1,102人、新入学は849人で2年連続800人を超えたことを示す図
出典:群馬県「広域通信制高校への進学状況(令和8年5月末現在)」

不登校や発達特性があるときは、「通える日数」と「相談の窓口」を先に確かめます

「不登校でも行ける公立高校 群馬」と調べる方に、一次資料で言えることを整理します。公立の通信制の選抜は、学力検査ではなく書類と面接が中心で、確認した前橋清陵・桐生の資料には、中学校での欠席日数を出願の条件にする記載はありませんでした。一方で、倍率や不合格の基準は公表されていません。前橋清陵高校は「学習を継続していこうとする強い意欲のある者」を募集生徒として挙げているので、面接ではその気持ちを自分の言葉で話せるようにしておくと準備になります。

勉強の遅れが心配な人には、桐生高校のQ&Aの答えが参考になります。中学校にあまり行っていない人の質問に対して、「英語や数学は中学校の学習内容を確認することからはじめています」と書かれています。高崎高校も、高校の勉強から離れていた生徒のために「個別指導」を行っていると案内しています。

発達特性がある場合、特性への配慮は学校ごとに違います。前橋清陵高校について公式に書かれている支え(担任・教育相談係・スクールカウンセラーへの相談、平日の自学自習室)は、前橋 通信制高校の記事で紹介しています。どの学校でも、出願の前に説明会や電話で「配慮してほしいことを相談できるか」を聞いてみるのが近道です。

まだ中学生で、学校に行きづらい時期が続いている場合は、高校選びの前に、いまの学び方を整える選択肢もあります。NIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)は、小中学生のためのオルタナティブスクールです。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

ここまで見てきたとおり、群馬の県立通信制もスクーリングのできる拠点も、前橋・高崎・桐生・太田の4市に集まっています。ほかの地域からは、月2回の日曜でも移動が負担になることがあります。通う場所に縛られない学び方を、候補の1つに入れてもよいと思います。

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。群馬のどこからでも、自宅から授業に参加できます。担任がつき、カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。メタバースの校舎で、担任や同級生と集まる時間もあります。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。

学校として大切にしているのは、オンラインでも人とつながり、社会と関わることです。公式サイトでは「通信制に足りなかった『対人感性・コミュニケーション』をプラス」と掲げ、1クラス8人で学びます。企業や地域と関わる社会共創プロジェクトや、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れています。校長は、社会に一番近い学校をめざしています。

そのうえで、正直にお伝えしておくことがあります。

  • ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
  • ニジ高の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高はその日程の調整と準備を支えます。提携する通信制高校のスクーリングは、高崎市内の会場で受けられる場合もあります。
  • 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
  • 全国にNIJINアカデミーのリアルの教室があり、相談のうえで通うこともできますが、空きや曜日は教室ごとに違います。教室の場所はキャンパス一覧でご確認ください。

どの学校が合うかは、学校の数では決まりません。「通えるか」だけでなく「続けられるか」で見ると、群馬の外にも選択肢があります。

群馬で迷ったときの進め方(3ステップ)

  1. 「月に何回、どこまでなら出られるか」を決める。月2回の日曜に前橋・高崎・桐生・太田のどこかへ行けるなら県立4校が候補、平日も通えそうなら前橋清陵の水曜・木曜や桐生・太田フレックスの平日登校、登校自体が難しい時期ならオンライン中心、と候補が分かれます。
  2. 候補の学校に「在籍する高校」「スクーリングの会場と日数」「費用の内訳」を聞く。県内の拠点40か所のうち、スクーリングができるのは18か所です。キャンパスの場所と、単位のためのスクーリング会場は別のことがあります。サポート校なら、高校の費用とサポート校の費用を分けて聞きます。
  3. 説明会と出願の時期から逆算する。前橋清陵高校の令和8年度の学校説明会は、残りが2027年2月4日と2月22日です。県立の新入学は4月が中心で、前橋清陵と太田フレックスには10月入学もあります。私立は学校ごとに入学・転入の時期が違うので、秋のうちに募集要項を取り寄せておくと、落ち着いて選べます。
山あいの小さな駅のホームで、2人の若者が近づいてくる電車を待っている
通える場所と日数を決めたら、候補を2〜3校に絞って同じ質問をしてみます。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

群馬の自宅から、オンラインで最高の青春を

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げ、全国の仲間とつながり、生徒が自分たちで行事を企画します。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座もあります。ニジ高は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングが必要です。体験説明会で授業の様子を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 群馬県に公立の通信制高校はいくつありますか?

A. 4校です。前橋清陵高校(前橋市)、高崎高校(高崎市)、桐生高校(桐生市)、太田フレックス高校(太田市)で、どれも県立です。入学料は500円、受講料は1単位336円と県が決めています。応募には群馬県に住んでいることが条件になります。

Q. 群馬県に私立の通信制高校の本校はありますか?

A. 文部科学省のデータ(令和8年4月1日時点)では、桐生市のR高等学校の1校です。2025年4月に開校した広域通信制で、全国から生徒を受け入れています。高崎や前橋で見かけるほかの私立の名前の多くは、県外に本校がある学校の拠点です。

Q. 群馬でスクーリングを受けられる拠点はどこにありますか?

A. 県外に本校がある高校の拠点のうち、スクーリングができる建物(面接指導等実施施設)は18か所で、前橋市7か所・高崎市5か所・桐生市4か所・太田市2か所です。伊勢崎・館林・渋川・板倉の拠点は学習等支援施設なので、スクーリングは別の会場で受けます。

Q. 群馬で通えるサポート校はどう選べばいいですか?

A. サポート校は高校ではないので、「どの通信制高校に在籍するのか」とセットで選びます。県内の教室には、トライ式高等学院(鹿島学園・鹿島朝日)やPrima国際高等学院(3校の学習センター)のように、複数の高校の拠点になっているところもあります。在籍校・スクーリングの会場・費用の内訳を分けて聞いてください。

Q. 群馬の公立通信制は、1年でいくらかかりますか?

A. 前橋清陵高校は、入学料・受講料・諸費用・教科書代を合わせて1年目の目安を約36,000円(卒業予定生は約39,000円)と公表しています。受講料は国の就学支援金の公立通信制の額と同じ1単位336円なので、申請すれば受講料の分は支援の対象になります。

学校の数より、「続けられる通い方」から決めれば大丈夫です

群馬には、月2回の日曜に通える県立4校も、桐生の私立本校も、前橋や高崎に集まる拠点もあります。選択肢がないわけではありません。ただ、どれが合うかは、学校の数やキャンパスの近さだけでは決まりません。

月に何回なら家を出られそうか。日曜の朝に起きられる日はあるか。それが見えてくれば、候補は2〜3校にしぼれます。まだ見えないうちは、決めなくて大丈夫です。

高崎や前橋で探している方は市の記事で駅ごとの通い方を、ほかの地域の方はこの記事の数え方を手がかりに、まずは1校、説明会で話を聞いてみるところから始めてみてください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

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全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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