前橋 通信制高校|公立は清陵1校・市内の拠点12か所とサポート校【2026】

前橋で通信制高校を探すと、検索結果に出てくる学校名の数はかなり多くなります。ところが実際に前橋市内で授業(スクーリング)を受けられる場所は、それほど多くありません。この記事では、文部科学省が公開している通信制高校のデータを前橋市の住所で数え直し、公立はどこか、私立の拠点は何か所あって、そのうち何か所で単位のための授業を受けられるのかを整理しました。

あわせて、県立前橋清陵高校の費用と入学・転入の条件、新前橋駅と前橋駅からの距離、サポート校の提携先、前橋市の給付型の入学支援金と群馬県の給付金も、公式の案内で確認した内容だけを書いています。学校の数ではなく、あなたが続けられる通い方から決めていけるように並べました。

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目次

結論:前橋の通信制高校の早見

  • 前橋市に本校がある通信制高校は群馬県立前橋清陵高等学校の1校だけです(前橋市文京町二丁目20番3号・前橋駅から徒歩15分)。
  • 前橋清陵の通信制は日曜だけの学校ではありません。水曜(月2回)と、学期初めの木曜にも授業日があります。1年目の費用は学校の公表で約36,000円です。
  • 前橋市内にある私立の通信制高校の拠点は12か所(15校・登録17件)。そのうちスクーリングができるのは7か所で、残る5か所は学習を支える施設です。
  • 拠点は新前橋駅の周り(5か所)と前橋駅の周り(3か所)に集まっています。同じ建物に3校が入っていることもあります。
  • 前橋清陵への途中からの転入には条件があります(県内在住・説明会への参加など。県内の通信制からの転入は原則不可)。高校をやめたあとの「編入」とは扱いが違います。
  • 前橋市の奨学資金は貸与型から給付型の入学支援金(一括20万円・返済不要・募集10人)に変わりました。令和9年4月に進学する人の申請は、令和8年11月2日から12月24日までです。
  • 市内に合う場所が見つからないときは、自宅から学ぶオンライン中心のサポート校(ニジ高など)も候補になります。高校そのものではない点は、最後に正直に書きました。
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前橋市に本校がある通信制は、県立前橋清陵の1校だけです

まず土台になる事実から確かめます。文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトに掲載されているデータ(令和8年4月1日時点)を学校の所在地で絞り込むと、前橋市に本校を置く通信制課程は群馬県立前橋清陵高等学校の1校でした。在籍数は521人。普通科のほかに衛生看護科を置いていますが、衛生看護科は連携する准看護学校の生徒と卒業生だけが在籍できる学科で、一般の募集は普通科です。

群馬県全体では、公立で通信制課程を置いているのは前橋清陵・高崎・桐生・太田フレックスの4校です。私立で県内に本校があるのは桐生市のR高等学校の1校のみで、前橋市内には私立の本校はありません。前橋で名前を見かける私立の学校は、ほぼすべて「県外に本校があり、前橋に拠点(協力施設)を置いている」形です。ここを取り違えると、資料請求のあとで話が噛み合わなくなります。

群馬県の公立通信制所在地在籍数前橋からの位置づけ
前橋清陵高校前橋市文京町521人市内。前橋駅から徒歩15分
太田フレックス高校太田市下田島町391人県東部
高崎高校高崎市八千代町348人隣の市
桐生高校桐生市美原町243人県東部

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点・2026年9月21日取得)、前橋清陵高校「本校へのアクセス」

群馬県の公立の通信制どうしは、1校1学科に限り出願できる決まりです(前橋清陵の志願者案内)。前橋清陵と高崎を同時に受けることはできないので、通いやすさで先に1校に決めておきます。県全体の学校数や公立4校の違いは群馬 通信制高校の記事にまとめました。この記事は、前橋市内で実際に通える場所の話に絞ります。

前橋清陵の通信制は、日曜だけではありません

通信制は日曜に月2回くらい行くだけ、と思われがちですが、前橋清陵はそうではありません。公式の学校概要(令和8年版)によると、日曜(基本的に月2回)のスクーリングに加えて、水曜(月2回)と、学期初めの木曜に基礎学力を養成する時間が組まれています。スクーリングは規定の回数の1.5倍ほど開かれるので、日曜に出られなかった分を水曜で取り戻すこともできます。

これは、通学の負担が増えるという意味でもあり、平日に相談できる日があるという意味でもあります。日曜だけだと、レポートで詰まったときに次の質問機会まで2週間空くことがあります。平日に登校日があると、そこが詰まりを解消する場所になります。どちらを重く見るかは、体調の波と生活リズムによって変わります。

科目の例レポート(年間)スクーリング(年間)テスト
国語・地歴など12回4回前期・後期の2回
英語・理科・芸術など6回8回前期・後期の2回
体育2回10回前期・後期の2回

出典:前橋清陵高校「通信制の概要について(R8版)」(2026年9月21日確認)。半期の科目はテストが1回です。

レポートは郵送か学校へ持参で出し、1回ごとに合格する必要があります。各講座のレポートにすべて合格すると、テストの受験資格が得られます。テストは期間中に自分で受験日を選ぶ形です。学校概要には、出席停止や公欠は原則として無いこと、体調管理とスケジュール管理が求められることが書かれています。ここは、入学前に家族と一緒に読んでおきたいところです。

また、火曜から金曜の9時から15時30分まで自学自習室が開いています。開室日であれば予約なしで使えるので、家だと集中できないという人にとっては大きい設備です。開室日は月ごとのカレンダーで公表されているので、進学を考えるなら一度見ておくと安心です。

明るいダイニングで、ノートパソコンと手書きの地図を見ながら話す母親と高校生の息子
前橋清陵の通信制は日曜のほかに平日のスクーリングもあります。月に何日なら通えそうかを、家族で予定と一緒に確かめておきましょう。

前橋清陵の1年目の費用は約36,000円。入学は春と秋の2回です

前橋清陵は費用を学校概要で公表しています。1年目にかかるのは、入学料・受講料・諸費用・教科書代を合わせて約36,000円(卒業予定の年は約39,000円)です。受講料は群馬県の条例で決まっている額で、1単位336円です。

項目金額メモ
入学料500円県の条例の額(通信制の課程)
受講料1単位336円学校概要では最大10,080円(30単位分)
諸費用5,200円卒業予定の年は8,200円
教科書代約20,000円登録する科目で変わる
合計約36,000円卒業予定の年は約39,000円

出典:前橋清陵高校「通信制の概要について(R8版)」、群馬県教育委員会「群馬県立高等学校の受検料・入学料・授業料等のあらまし」(2026年9月21日確認)

入学の時期は春(4月)と秋(10月)の2回です。秋は8月に選抜があり10月に入学、卒業の条件を満たせば9月に卒業できます。秋に入った年は、年間に登録できる単位の半分まで登録できます(新入生は登録できる単位数に制限があります)。令和8年度の秋季選抜は、8月17日・18日に願書の受付と面接を行い、学力検査はありませんでした。選抜は書類審査と出願時の面接です。

入り方対象前橋清陵での主な条件
新入学中学卒業後、高校に入ったことがない人など群馬県内に住んでいること。願書は本校事務室で配付(郵送なし)
編入学高校で単位を取ったあと、すでに退学している人前の学校の単位を引き継げる
転入学いま高校に在籍している人県内在住、県外からの一家転住などの特別な事情、両校の校長の承認、学校説明会への参加。県内の通信制からは原則不可

出典:前橋清陵高校「令和8年度秋季入学者選抜情報」・「秋季新入学志願者案内」・「秋季転入学志願者案内」(2026年9月21日確認)

数字にもこの違いが出ています。学校概要によると、令和8年春の入学生は新入生60名・転入生0名・編入生44名、令和7年秋は新入生7名・転入生0名・編入生21名でした。途中から前橋清陵に入った人のほとんどは、前の高校をやめたあとの「編入」です。いま高校に在籍していて前橋清陵を考えている場合は、退学の手続きをする前に、在籍校と前橋清陵の両方に相談してください。令和9年4月1日付の転入を希望する人は、令和9年2月4日(木)か2月22日(月)の学校説明会への出席が条件の1つになっています(日付は学校の案内の日程表による。文中には「2月5日」とする記載もあるので、申し込み時に確かめてください)(令和8年度 通信制学校説明会について)。転入と編入の違いは通信制高校 転入で詳しく書いています。

在籍521名の内訳は、10代が419名、20代が86名、30代が9名、40代が7名。学習を一時中断している生徒79名も含まれています。令和7年度の卒業生は125名で、4年制大学へ16名、専門学校・短大などへ21名、新規就職が19名でした。生徒の多くはアルバイトや派遣社員、正社員として働きながら学んでいると学校は説明しています。

「前橋清陵 発達障害」の答え。専用コースは無く、支えは相談と自習室です

前橋清陵について、発達障害のある生徒の受け入れを調べている方が一定数います。そこで公式資料を一通り読みました。結論を先に書きます。現在公開されている資料の中に、発達障害のある生徒向けの専用コースや専用クラスの記載は見つかりませんでした。書かれているのは、次の3つです。

  • 担任と教育相談係に相談できること。スクールカウンセラーにも相談できること。
  • 自学自習室が火曜から金曜の9時から15時30分まで開いていること。
  • 日曜に加えて、水曜(月2回)と学期初めの木曜に授業日があること。

なお前橋清陵は、文部科学省の「高等学校における発達障害支援モデル事業」のモデル校に指定されていた時期があります(平成20〜21年度。文部科学省の報告)。ただしそれが現在の支援体制にどう引き継がれているかは、公開資料では確認できませんでした。気になる場合は、学校説明会で「いま在籍している生徒に対して、どんな配慮の実績がありますか」と具体的に聞くのが確実です。制度名ではなく実績を聞くと、答えが具体的になります。

前橋市内にある私立の通信制高校の拠点12か所のうち、スクーリングができる面接指導等実施施設は7か所(わせがくPURE高校、クラーク記念国際高校の2か所、NHK学園の昌賢学園、ID学園高校、鹿島学園の国際産業技術専門学校、さくら国際高校)、学習等支援施設は5か所(N高グループ、Prima国際高等学院、成美学園、習学ゼミ、松陰塾)であることを示す比較表
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

市内の拠点は12か所。ただしスクーリングができるのは7か所です

ここからが、この記事でいちばん確かめたかったところです。文部科学省のデータには、各通信制高校が届け出ている協力施設(サテライトキャンパス・学習センターなど)が住所つきで載っています。これを前橋市の住所で数えました。同じ建物の表記ゆれ(「新前橋町18-29」「18-29 3階」「18-29 Kビル3階」など)と、同じフロアに複数の学校が入っている拠点は、1か所にまとめています。

  • 登録されている協力施設:17件(15校分)
  • 所在地(建物)でまとめた数:12か所
  • そのうち面接指導等実施施設がある建物:7か所
  • 学習等支援施設だけの建物:5か所

この「面接指導等実施施設」と「学習等支援施設」の違いが、パンフレットでは分かりにくいところです。面接指導等実施施設は、単位認定のためのスクーリングをそこで受けられる場所です。学習等支援施設は、自習やレポートの質問には使えますが、スクーリングは本校や別の会場まで行く必要があります。前橋にキャンパスがあるから通えると思って入学したあとで、年に数回まとまった遠出が必要だと分かる、というすれ違いはここで起きます。全国でも学習等支援施設は2,317か所あり、サポート校や学習センターの多くがこちらに当たります(文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」)。

所在地拠点(在籍する高校)区分最寄り駅(公式)
新前橋町18-26わせがくPURE高校 前橋キャンパス/わせがく高校 前橋学習センタースクーリングできる新前橋駅東口 徒歩2分
新前橋町18-29 Kビル3階Prima国際高等学院 前橋校(美川特区アットマーク国際・岡山理科大学附属・翔洋学園)学習支援新前橋駅 徒歩1分
新前橋町25-1成美学園 前橋校(成美学園高校)学習支援新前橋駅東口 徒歩1分
下石倉町31-20中央高等専修学校 前橋校(クラーク記念国際高校)スクーリングできる新前橋駅東口 徒歩9分
元総社町152昌賢学園(NHK学園高校)スクーリングできる新前橋駅西口 徒歩約7分
古市町1-49-3中央カレッジグループ2号館(クラーク記念国際高校)スクーリングできる公式に記載なし
表町2-2-6 7階N高・S高・R高 群馬前橋キャンパス学習支援前橋駅 徒歩7分
表町2-10-19 2階ID学園高校 前橋サテライトキャンパススクーリングできる前橋駅北口 徒歩4分
南町4-29-1 3階習学ゼミ高等学院 前橋キャンパス(鹿島学園高校)学習支援前橋駅 徒歩12〜15分
千代田町3-5-13国際産業技術専門学校(鹿島学園高校)スクーリングできる公式に記載なし
下沖町333-4さくら国際高校 前橋キャンパススクーリングできる上毛電鉄 片貝駅 徒歩5分
下小出町2-33-5松陰塾 前橋下小出校(萩明倫館高校)学習支援公式に記載なし

※区分は文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、最寄り駅は各校の公式サイトの表記(2026年9月21日確認)。わせがく高校の前橋学習センターは学習等支援施設ですが、同じ建物のわせがくPURE高校が面接指導等実施施設なので「スクーリングできる」に数えました。わせがくPURE高校の文部科学省の登録住所は「18-26、18-29Kビル」の併記ですが、公式サイトの所在地は18-26なので、18-29のPrimaとは別の建物として数えています。ID学園高校の最寄り駅は、同じ住所に入るKATEKYO学院 前橋駅前校の公式表記です。習学ゼミは公式ページの中で「徒歩12分」と「徒歩約15分」の2通りの表記があります。

資料請求のときに聞くべき質問は1つです。スクーリングは前橋市内で完結しますか、しない場合はどこへ何日行きますか。ここにすぐ答えられる学校は、説明が具体的で信頼しやすいはずです。

スクーリングができる7か所は、ここです

面接指導等実施施設がある7か所を、在籍の多い順に並べます。定員と在籍数も、文部科学省のデータに載っている値をそのまま書きました。在籍が0の拠点もありますが、これは閉じているという意味ではなく、届け出はあるが今年度そこで学ぶ生徒がいない、という状態です。

町名 拠点(本校) 定員 在籍
新前橋町前橋キャンパス(わせがくPURE高校)416220
下石倉町中央高等専修学校前橋校(クラーク記念国際高校)150182
表町二丁目前橋サテライトキャンパス(ID学園高校)6060
元総社町昌賢学園(NHK学園高校)12025
下沖町前橋キャンパス(さくら国際高校)202
千代田町三丁目国際産業技術専門学校(鹿島学園高校)450
古市町中央カレッジグループ2号館(クラーク記念国際高校)150

※文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を、施設の住所で集計しました(2026年9月21日取得)。

この表から見えることが2つあります。1つは、実際に人が集まっている拠点は限られていることです。定員に対して在籍が多いのは下石倉町と新前橋町で、この2か所で7か所の在籍の大半を占めます。もう1つは、専門学校の校舎を会場にしている拠点が複数あることです。クラーク記念国際高校の下石倉町の拠点は、専修学校で資格の授業を受けながら高校の卒業資格も取る「教育連携校」の形です。専門学校の施設を使う拠点では、平日の昼間に専門学校の授業が入っていることもあります。見学の予約を取るときは、行ける曜日を先に伝えると話が早く進みます。

NHK学園高校の昌賢学園は、NHK学園の群馬県のスクーリング会場です。公式ページでは、対象はスタンダードコース、時間は9時から16時30分と案内されています。自宅でのレポート学習が中心で、月に数回この会場へ通う形を考える人の候補になります。

山並みが見える朝の小さな駅のホームを、並んで歩く高校生2人
スクーリングができる拠点は7か所です。通う曜日と、駅から会場までの道のりを先に確かめておくと、見学の予約もしやすくなります。

新前橋町と表町に集中。同じ住所に3校が入っていることもあります

12か所の内訳を住所順に見ると、拠点が2つの地区に固まっていることがはっきりします。

1つ目は新前橋町18番台です。ここには、わせがくPURE高校の前橋キャンパスとわせがく高校の前橋学習センター、そして同じ番地のKビルに入るPrima国際高等学院 前橋校(美川特区アットマーク国際高校・岡山理科大学附属高校・翔洋学園高校の3校分の学習センター)が並んでいます。登録は5件ありますが、建物で数えると2か所で、うちスクーリングができるのは、わせがくPURE高校の1か所だけです。

2つ目は表町二丁目です。N高等学校・S高等学校・R高等学校の群馬前橋キャンパスが、同じ建物(表町2-2-6の7階)に入っています。3校とも学習等支援施設なので、この住所ではスクーリングは行いません。同じ表町二丁目には、面接指導ができるID学園高校の前橋サテライトキャンパスが別に1か所あります。N高グループの群馬前橋キャンパスは、週5・週3コース、週1+コース、通学なしのネットコースから選べると公式ページにあります。

つまり、同じ町名で検索しても、単位につながる場所かどうかは拠点ごとに違うということです。サイトに書かれた「前橋キャンパス」という言葉だけでは、この違いは判別できません。文部科学省のデータで施設の種別を確認するか、学校に直接聞いてください。

駅から見ると、新前橋駅の周りに5か所、前橋駅の周りに3か所です

通うかどうかを決めるときに効いてくるのは、学校の名前より「家から何分で着くか」です。公式サイトに最寄り駅と徒歩分数が書かれていた拠点を、駅ごとに分けました。

駅近くの拠点そのうちスクーリングできる通い方のメモ
JR新前橋駅(上越線・両毛線)5か所(わせがく/Prima/成美学園/クラーク/昌賢学園)3か所成美学園とPrimaは徒歩1分。昌賢学園だけ西口側
JR前橋駅(両毛線)3か所(N高グループ/ID学園/習学ゼミ)+県立前橋清陵1か所(ID学園)+前橋清陵前橋清陵は徒歩15分。中央前橋駅からは徒歩25分
上毛電鉄 片貝駅1か所(さくら国際)1か所徒歩5分
公式に駅の記載なし3か所(中央カレッジ2号館/国際産業技術専門学校/松陰塾)2か所地図と路線で自分で確かめる

出典:各校の公式サイト、前橋清陵高校「本校へのアクセス」(2026年9月21日確認)

新前橋駅は上越線と両毛線が通るので、渋川方面・高崎方面から来る人には新前橋駅の周りが便利です。成美学園の公式ページは、高崎駅から新前橋駅までを「電車9分」と案内しています。前橋駅の周りは、市の中心部や伊勢崎・桐生方面から両毛線で来る人に向いています。どちらの駅から通う場合も、スクーリングの日に行く場所が、ふだん通う教室と同じとは限らない点は、上の表の区分で確かめてください。

前橋で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「前橋 サポート校」「前橋 通信制サポート校」で探すと、「高等学院」と名のつく教室が多く出てきます。サポート校は高校そのものではなく、提携する通信制高校に在籍しながら、学習や生活を支えてもらう場所です。卒業資格は、在籍する通信制高校から出ます。

だから、サポート校を選ぶときは「どの通信制高校とセットか」「スクーリングはどこか」を一緒に確かめる必要があります。文部科学省のデータと各校の公式サイトで確認できた組み合わせは、次のとおりです。

教室の名前在籍する通信制高校最寄り駅(公式)この建物の区分
Prima国際高等学院 前橋校美川特区アットマーク国際・岡山理科大学附属・翔洋学園のいずれか新前橋駅 徒歩1分学習等支援施設
成美学園 前橋校成美学園高校新前橋駅東口 徒歩1分学習等支援施設
習学ゼミ高等学院 前橋キャンパス鹿島学園高校前橋駅 徒歩12〜15分学習等支援施設
松陰塾 前橋下小出校萩明倫館高校公式に記載なし学習等支援施設
中央高等専修学校 前橋校(教育連携校)クラーク記念国際高校新前橋駅東口 徒歩9分面接指導等実施施設

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)、各校の公式サイト(2026年9月21日確認)

Prima国際高等学院の前橋校は、3つの通信制高校の学習センターとして登録されています。同じ教室に通っていても、どの高校に在籍するかで、学費やスクーリングの会場が変わることがあります。習学ゼミの前橋キャンパスは学習等支援施設で、鹿島学園高校の前橋市内の面接指導等実施施設としては千代田町の国際産業技術専門学校が登録されていました。実際にどの会場に何日行くかは、在籍する高校とコースで決まるので、説明会で確かめてください。

サポート校を使うと、通信制高校の学費とサポート校の費用の両方がかかります。サポート校の費用には国の就学支援金は使えません。この二段の仕組みはサポート校 学費の記事で詳しく書いています。サポート校そのものの考え方は通信制サポート校とはをどうぞ。

前橋市の奨学金は、貸与型から「返さないお金」に変わりました

お金の話に移ります。ここは最近大きく変わった部分です。

前橋市は、奨学資金を貸与型から給付型の入学支援金に切り替えました。市のページで案内されている募集は、令和9年4月に高校等へ進学する人向けです。金額は一括200,000円(1回限り)で、返済は不要です。対象になるのは、高等学校・高等専門学校・中等教育学校(後期課程)・専修学校の高等課程に入学する人です。

項目 内容
形給付(返済不要)。一括200,000円・1回限り。入学前の3月下旬に支給
募集人数10人(申請が多いと採用されないことがある)
居住の要件申請時に前橋市民で、入学後も前橋市に住む予定であること
成績の要件評定平均3.5以上(卒業見込みの人は中1から中3の1学期まで、既卒の人は中学3年間)
所得の目安父・母・中学3年生の3人世帯で約275万円(世帯人数で変わります)
申請期間令和8年11月2日(月)から令和8年12月24日(木)まで。中学校を通して提出

出典:前橋市「前橋市奨学資金制度について」と同ページの募集チラシ(2026年9月21日確認)。生活保護を受けている世帯は対象外など、ほかにも条件があります。入学後、4月中旬までに在学証明書などを出さないと全額返金になります。

調べて分からなかったことも書いておきます。市のページには、通信制課程が対象になるかどうかの明記がありませんでした。高等学校に通信制課程が含まれるかは、申請前に前橋市教育委員会 学務管理課(027-898-5812)へ確認してください。また、申請期間が入学の前年の11月から12月なので、中学3年生の秋には動き始める必要があります。高校に入ってから知っても間に合いません。

授業料そのものは、県立なら1単位336円です

群馬県立の通信制の受講料は1単位336円です。年間30単位を登録しても10,080円で、これは国の高等学校等就学支援金が公立の通信制に出す額と同じです。支援金の対象になれば、授業料の自己負担は実質的に無くなります。私立の通信制の場合、国の就学支援金は2026年度から所得制限が無くなり、1単位13,668円・年間337,200円までが授業料に充てられます(文部科学省 高校生等への修学支援)。サポート校の費用には使えません。

ただし、授業料以外はかかります。入学料、教科書・学習書代、諸経費、そしてスクーリングに通う交通費です。特に交通費は、通う頻度と距離で年間の負担が大きく変わるので、通い方を決めるときに一緒に計算してください。授業料の外にかかるお金は通信制高校のスクーリング費用でまとめています。

授業料以外の費用には、群馬県の奨学のための給付金(返済不要)が使えます。国公立に通う場合と私立に通う場合で窓口と金額が分かれていて、通信制は全日制より額が小さくなります。令和8年度から、対象は年収490万円程度の世帯まで広がりました。

世帯の区分(群馬県在住)国公立の通信制私立の通信制
生活保護(生業扶助)受給世帯32,300円52,600円
住民税所得割が非課税の世帯50,500円52,100円
年収270〜380万円程度の世帯16,830円17,370円
年収380〜490万円程度の世帯12,630円13,030円

出典:群馬県「国公立高等学校等奨学のための給付金制度」(2026年8月18日更新)・「私立高等学校等奨学のための給付金制度」(2026年7月22日更新)。金額は年額・1人あたり。基準日は7月1日で、その時点で休学中の場合などは対象外です。

前橋の拠点に通っていても、在籍する高校の本校が群馬県外にある場合(この記事の前橋の拠点では、桐生市に本校があるR高を除く全校が当てはまります)、私立の給付金は在籍校ではなく群馬県に直接申請します。令和8年度の提出期限は9月30日で、群馬県生活こども部私学・青少年課へ郵送します。前橋清陵など県内の国公立に在籍する場合は、県のオンライン申請が基本で、使えないときは在学する学校に出します(令和8年度の期限は9月30日)。全国共通のしくみは高校生等奨学給付金の記事にまとめています。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

県立前橋清陵高校の通信制は、入学料500円・受講料1単位336円・諸費用5,200円・教科書代約20,000円で1年目の費用が約36,000円、スクーリングは日曜月2回に加えて水曜・木曜にもあり、入学には群馬県内在住が条件であることを示す図
出典:前橋清陵高校 通信制の概要について(R8版)(2026年9月確認)

高崎・伊勢崎・渋川など周辺から通う場合も、同じ基準で数えました

前橋の拠点には、周りの市町村から通う人もいます。反対に、前橋に住んでいて隣の市の拠点が近いという人もいるはずです。同じ文部科学省のデータを、同じ数え方(建物でまとめる)で周辺の市町村にも当てはめました。

市町村公立の通信制私立の拠点そのうちスクーリングできる
前橋市前橋清陵12か所7か所
高崎市高崎高校13か所5か所
桐生市桐生高校4か所4か所
伊勢崎市なし3か所0か所
渋川市なし1か所0か所
吉岡町・榛東村・玉村町なし0か所0か所

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より所在地で集計(2026年9月21日)。群馬県全体では登録61件・40か所です。

伊勢崎市と渋川市の拠点は、どれも学習等支援施設でした。伊勢崎・渋川・吉岡・榛東・玉村に住んでいてスクーリングの会場を近くにしたいなら、前橋市か高崎市の面接指導等実施施設、または県立の前橋清陵・高崎が現実的な候補になります。高崎市内の拠点と県立高崎の条件は高崎 通信制高校の記事で紹介しています。

県立を選ぶ場合は、群馬県内に住んでいることが条件です。県外(埼玉・栃木・長野など)から前橋の拠点に通う場合は、県立の前橋清陵には入れないので、私立の拠点が候補になります。

よくある誤解:「前橋キャンパス」の看板があっても、スクーリングができるとは限りません

前橋で学校を調べた人がつまずきやすい点を、3つにまとめます。

  • 「前橋校」「前橋キャンパス」=前橋で卒業まで完結、ではない。12か所のうち5か所は学習等支援施設で、スクーリングは本校や別の会場へ行きます。
  • 公立なら途中からいつでも入れる、ではない。前橋清陵は春と秋の2回の入学で、転入には県外からの一家転住などの条件があります。在籍中の高校をやめる前に相談する必要があります。
  • サポート校に通えば卒業できる、ではない。卒業資格は提携する通信制高校から出ます。レポート・スクーリング・テストは、在籍する通信制高校の決まりで行います。

どれも、学校のパンフレットだけを見ていると気づきにくい点です。説明会では「どの高校に在籍しますか」「スクーリングはどこで年に何日ですか」「1年間の請求は高校の分とそれ以外でいくらですか」の3つを、どの学校にも同じ順番で聞くと、違いがはっきり見えます。

選択肢の1つとしてのサポート校(正直な注意点)

ここまで通信制高校の話をしてきましたが、前橋で検索するとサポート校という言葉も出てきます。サポート校は高校ではありません。通信制高校に在籍しながら、レポートや生活面の支援を受けるための民間の施設です。

正直に書くと、注意点が2つあります。1つは、サポート校の授業料には国の就学支援金が使えないことです。支援金は在籍している高校の授業料に対して支給されるものなので、サポート校の分は自己負担になります。もう1つは、費用が二重になることです。通信制高校の学費とサポート校の費用の両方がかかります。

それでもサポート校を選ぶ人がいるのは、通信制高校だけでは足りない部分(生活リズム、レポートの進め方、進路相談、人とのつながり)を埋められるからです。前橋清陵の学校概要にもあるとおり、通信制ではスケジュール管理を自分でする場面が多くなります。ひとりで管理するのが不安なら、その部分を人に支えてもらう選び方があります。費用の二重負担に見合うだけの中身があるかどうかを、体験や説明会で確かめてから決めてください。

前橋で「通える範囲」に見つからないなら、家から学ぶ形もあります

ここまで前橋の学校を並べてきましたが、通学時間や体調を条件に入れると、選べる学校は一気に減ります。片道30分なら通えるはずでも、朝起きられない日がある人にとっては別の話です。週5日通える前提で数えた学校数は、その人にとっての選択肢の数とは限りません。

そこで、前橋という条件そのものを外す選び方も書いておきます。通信制高校は、もともと毎日通うことを前提にしていない学校です。単位はレポート・スクーリング(面接指導)・試験で認定されるので、日々の出席日数で進級が決まりません。オンライン中心のサポート校を選べば、ふだんの学びの場所が、住んでいる場所で決まらなくなります。

私たちNIJIN高等学院(ニジ高)も、その一つです。オンライン中心の通信制高校サポート校で、NIJINアカデミーの高等部でもあります。前橋からでも、全国どこからでも自宅から参加でき、担任がつきます。カメラもマイクもオフのまま、チャットだけの参加から始めても構いません。生活リズムに波があっても学べるように、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。転入・編入ができ、出願費用は無料です。

正直な注意点も書きます。

  • ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
  • 学院の中でのスクーリングはありませんが、提携校のスクーリングには参加が必要です。私たちはその準備と参加を支える立場です。会場や日数は個別相談で確かめられます。
  • 費用は、提携校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分には就学支援金は使えません。金額は学費のご案内で公開しています。
  • ニジ高の生徒は、相談のうえでNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の全国の教室に通うこともできます。近くの教室や通える曜日は、体験説明会でお確かめください。毎日通う学校と同じ体験になるわけでもありません。

運営は株式会社NIJINです。小中学生の場合は、同じグループが運営するNIJINアカデミー(不登校の小中学生のためのオンラインのオルタナティブスクール)という選択肢もあります。NIJINアカデミー全体(ニジ高はその高等部)では、全国に53キャンパス、累計の入学者は約1,000名、現在の在籍は460名です。よく聞かれることはよくある質問にまとめています。

どの学校が正解かは、学校の数では決まりません。県立の前橋清陵が合う人もいれば、新前橋駅の近くの教室が合う人も、家から始めるのが合う人もいます。「通えるか」ではなく「続けられるか」で見ると、前橋の外にも選択肢があります。

前橋で迷ったときの進め方(3ステップ)

情報が多すぎて動けなくなったときのために、順番を書いておきます。

  1. 通える頻度を先に決める。学校を選ぶ前に、月に何回なら家を出られそうかを決めます。週5日か、月2回か、その中間か、まずは家からか。ここが決まらないまま学校を比べると、条件が広すぎて選べません。
  2. その頻度で通える場所を数える。前橋市内でスクーリングができるのは7か所と県立の前橋清陵です。新前橋駅・前橋駅・片貝駅のどこから行けるかを地図で確認します。いま高校に在籍しているなら、前橋清陵の転入の条件(県内在住・説明会への参加など)もここで確かめます。
  3. お金の順番を確かめる。就学支援金(授業料)、群馬県の奨学のための給付金(授業料以外)、前橋市の入学支援金(入学前の20万円)の3つを、申請時期とあわせて確認します。市の入学支援金は前年11月から、県外校の給付金は令和8年度なら9月30日までなので、カレンダーに書いておいてください。

この3つが決まれば、残る候補は自然と2〜3校になります。そこから先は、説明会で人を見て決めて構いません。

明るい居間の座卓でノートパソコンを開いてオンラインの授業を受ける高校生と、後ろのソファで本を読む母親
家で学ぶ時間の長い形を選ぶときも、在籍する通信制高校のスクーリングの会場と日数は合わせて確かめましょう。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

前橋から、家で学ぶ形も並べて比べてみませんか

ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラオフ・チャット参加から始められ、転入・編入もできます。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。前橋清陵や駅近くの拠点と同じ表に並べるところから、体験説明会でご相談ください。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 前橋市内だけでスクーリングを完結できますか。

A. 学校によります。前橋清陵は本校が市内にあるので完結します。私立の場合は、前橋の拠点が面接指導等実施施設かどうかで変わります。文部科学省のデータで面接指導等実施施設があったのは、市内12か所のうち7か所(わせがくPURE、クラーク記念国際の2か所、NHK学園の昌賢学園、ID学園、鹿島学園の国際産業技術専門学校、さくら国際)でした。それ以外の拠点に在籍する場合は、本校や別会場でのスクーリングが必要になることがあります。会場と日数は学校に確かめてください。

Q. 前橋清陵は不登校でも入れますか。

A. 通信制課程は、出席日数で進級が決まる仕組みではありません。単位はレポート・スクーリング・試験で認定されます。令和8年度の秋季の新入学は、書類審査と出願時の面接による選抜で、学力検査はありませんでした。応募資格は群馬県内に住んでいることなどです。春(4月)入学の日程と選抜方法は、年度ごとに学校のページと志願者案内で確かめてください。令和8年度の春季は、2月5日から願書の配付が始まっていました。

Q. いま全日制に通っています。前橋清陵に転入できますか。

A. 条件があります。前橋清陵の転入学の志願者案内では、群馬県内に住んでいること、県外からの一家転住などの特別な事情があって在籍校と前橋清陵の両方の校長の承認があること、その年度の学校説明会に参加していることが応募資格です。県内の通信制課程からの転入は原則として認めていません。令和8年春の入学生は転入0名・編入44名でした。退学の手続きをする前に、在籍校と前橋清陵の両方に相談してください。

Q. 前橋市の入学支援金は、通信制高校でも使えますか。

A. 市のページには、高等学校・高等専門学校・中等教育学校(後期課程)・専修学校の高等課程が対象と書かれていますが、通信制課程についての明記はありませんでした。使えるかどうかは前橋市教育委員会 学務管理課へご確認ください。令和9年4月に進学する人の申請期間は、令和8年11月2日から12月24日までです。

Q. 学費がいちばん安いのはどこですか。

A. 授業料だけで比べれば、県立の前橋清陵が最も安くなります(1単位336円・1年目の費用は約36,000円)。ただし交通費や、必要な支援の量まで含めると総額は人によって変わります。金額だけで決めず、続けられる通い方とセットで比べてください。途中で学校を移る場合の費用は通信制高校 転校 費用にまとめています。

学校の数より、続けられる通い方から決めれば大丈夫です

前橋で通信制高校を調べ始めると、検索結果には十数校の名前が出てきます。でも実際に市内でスクーリングができる私立の拠点は7か所で、公立は1校です。数字にしてしまえば、選ぶ対象はそれほど多くありません。

大事なのは、学校を全部比べることではなく、あなたが月に何回なら家を出られるかを先に決めることです。それが決まれば、候補は自然に絞れます。急いで決めなくて大丈夫です。1つずつ確かめていけば、無理のない形が見えてきます。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

前橋で通い方を決める前の相談から受け付けています

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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