宮崎県 通信制高校|公立2校と県内32拠点、サポート校を一覧【2026】

宮崎県で通信制高校を探し始めると、「県立はどこにあるのか」「宮崎市まで通えないけれど大丈夫か」「学費はいくらか」の3つで手が止まりがちです。この記事は、宮崎県教育委員会・県立2校の公式資料・文部科学省の掲載データを実際に開いて、その3つに数字で答えるために書きました。

先に結論だけ言うと、宮崎県の県立通信制は宮崎東(宮崎市)と延岡青朋(延岡市)の2校で、令和9年度の募集定員は合わせて600名です。スクーリングは本校だけでなく、都城・小林・日南・日向・高鍋・高千穂の協力校でも受けられます。費用は入学料500円と1単位230円からで、年間の目安は3万円程度に授業料を足した額です。

そのうえで、県内にある通信制高校の拠点32か所のうち、スクーリングができる建物は20か所だけ、という事実も押さえておくと選び方が変わります。残りの12か所は日々の学習を支える場所で、単位の面接指導はできません。名前が似ているので見落とされやすいところです。

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目次

結論:宮崎県の通信制高校とサポート校の早見

  • 県立の通信制は2校。宮崎県立宮崎東高等学校(宮崎市神宮東)と宮崎県立延岡青朋高等学校(延岡市平原町)です。令和9年度の募集定員は宮崎東350名・延岡青朋250名の合計600名。
  • スクーリングは7市町で受けられます。宮崎東は本校のほか都城・小林・日南の協力校、延岡青朋は本校のほか日向・高鍋・高千穂の協力校で実施されています。
  • 県立の費用は入学料500円、授業料は1単位230円。延岡青朋の募集要項では、諸経費の目安を年額30,000円程度に授業料を足した額としています。
  • 県内に本校を置く通信制課程は8校。公立2校・私立6校で、私立のうち5校は狭域(募集が宮崎県内中心)です。
  • 県内の拠点は32か所、うちスクーリングができるのは20か所。20か所のうち12か所が宮崎市に集まっています。
  • 令和9年度の県立通信制の検査は3月24日、発表は3月26日。出願期間を含む実施細目は令和8年10月上旬の発表予定です。
  • 通いながら支えがほしい場合は、通信制高校に在籍したまま使えるサポート校(ニジ高もその1つ)という選び方もあります。
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宮崎県の通信制は、公立2校・募集600名と、県内32か所の拠点で成り立っています

宮崎県の通信制高校事情は、まず「県内に本校がある学校」と「県外の学校が宮崎に置いている拠点」を分けて見ると整理できます。文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点。在籍者数は入学式の日時点)で数えると、宮崎県内に本校を置く通信制課程は8校でした。

学校名(所在地)設置者の種別収容定員在籍者数
宮崎県立宮崎東高等学校(宮崎市)公立・狭域1,050人799人
宮崎県立延岡青朋高等学校(延岡市)公立・狭域750人333人
日章学園高等学校(宮崎市)私立・広域200人0人
宮崎学園高等学校(宮崎市)私立・狭域60人24人
小林西高等学校(小林市)私立・狭域60人29人
日南学園高等学校(日南市)私立・狭域60人79人
都城高等学校(都城市)私立・狭域30人34人
都城聖ドミニコ学園高等学校(都城市)私立・狭域30人15人

日章学園高等学校の在籍が0人なのは、広域通信制課程が2026年に開設されたばかりだからです(同校公式サイト「日章学園高等学校 広域通信制課程」)。日章学園を除く私立5校は、いずれも狭域(募集が宮崎県内中心)で、収容定員は30名から60名です。各校の通信制課程の学費や出願の条件は、公式サイトでは確認できませんでしたので、気になる学校には直接お問い合わせください。

県立2校の令和9年度(2027年春入学)の募集定員は、宮崎県教育委員会が公表している令和9年度県立高等学校生徒募集定員で、延岡青朋250名・宮崎東350名の合計600名と決まっています。全日制の合計7,320名、定時制の合計440名と並べると、通信制が県全体の受け皿としてどれくらいの大きさかが見えてきます。

晴れた朝、南国らしい並木の通りを歩く高校生
通えるかどうかは、スクーリングの会場と日程で決まります

県内32か所の拠点のうち、スクーリングができるのは20か所です

通信制高校の「拠点」には2種類あります。単位のための面接指導(スクーリング)ができる面接指導等実施施設と、レポートの支援や居場所づくりが中心の学習等支援施設です。前述の文部科学省の掲載データから宮崎県内の住所を持つ拠点を抜き出し、同じ建物の表記ゆれをまとめて数えると、県内の拠点は32か所、そのうちスクーリングができるのは20か所でした。

市町拠点の数うちスクーリング可学習の支援のみ
宮崎市20か所12か所8か所
都城市4か所3か所1か所
延岡市2か所0か所2か所
日南市・小林市・日向市各1か所各1か所0か所
高千穂町・高鍋町各1か所各1か所0か所
都農町1か所0か所1か所
合計32か所20か所12か所

ここで読み取ってほしいのは、延岡市にある2か所はどちらも学習等支援施設で、面接指導はできないという点です。延岡市内でスクーリングまで完結させたい場合は、県立の延岡青朋高等学校が選択肢になります。逆に、宮崎市には面接指導ができる建物が12か所あり、私立の広域通信制に入っても市内でスクーリングを終えられる可能性が高い地域です。宮崎市内の20か所と地区ごとの通い方は、宮崎市 通信制高校の記事にまとめています。

もう1つ、日南市・小林市・日向市・高千穂町・高鍋町の5か所は、すべて県立高校が協力校としてスクーリング会場になっているものです。つまり、県内の郡部でスクーリングを受けられるかどうかは、ほぼ県立2校の協力校の配置で決まります。

県立2校は、県内7市町の協力校でスクーリングを受けられます

宮崎県は南北に長く、延岡市から宮崎市までは在来線でも高速バスでも片道で相応の時間がかかります。だからこそ、県立2校は本校以外に協力校を置いています。

本校スクーリングの会場会場のある市町
宮崎東高校本校(神宮東1丁目)宮崎市
宮崎東高校宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校都城市
宮崎東高校宮崎県立小林高等学校小林市
宮崎東高校宮崎県立日南高等学校日南市
延岡青朋高校本校(平原町2丁目)延岡市
延岡青朋高校宮崎県立富島高等学校日向市
延岡青朋高校宮崎県立高鍋農業高等学校高鍋町
延岡青朋高校宮崎県立高千穂高等学校高千穂町

宮崎東高校の令和9年度学校案内には、通信制課程の生徒は「本校クラス、都城クラス、小林クラス、日南クラスのいずれかに所属します」と書かれています。スクーリングは各科目で定められた時間数以上を受講する形で、いつ・どこで・どの科目に出席するかは自分で決められます。生徒の平均年齢は18.3歳と案内されています。

延岡青朋高校の公式サイトは、スクーリングの規則をかなり細かく公開しています。通信制についてのページによると、所属校以外の協力校のスクーリングにも出席でき、日曜日と月曜日の両方に出席できます。日曜スクーリングは本校と3つの協力校で実施され、月曜スクーリングは本校だけで行われると令和8年度の募集要項に書かれています。一方で、遅刻は出席になりません、忘れ物があった場合も出席時数になりません、出席不足を補うための補講などは一切実施されません、と明記されています。最低面接時数は科目によって2時間から10時間まで幅があります。

同じページには、本校の生徒の単位修得率は全科目平均でおよそ65%という数字も載っています。学校自身が「3分の1の生徒は単位が取れないことになります」と書いているのは珍しく、通信制の自学自習の厳しさを正直に伝えている記述だと思います。県内全域から入学できますが県北地区の生徒が中心で、高鍋の協力校でスクーリングを受けている県南・県西の生徒もいる、とも案内されています。

県立通信制の費用は、入学料500円と1単位230円。年間の目安は3万円程度に授業料を足した額です

宮崎県の県立通信制の費用は、2校とも公式資料で金額まで公開されています。

項目宮崎東高校(通信制)延岡青朋高校(通信制)
入学料500円500円(県立高校・五ヶ瀬中等教育学校からの転入・転籍は不要)
授業料1単位230円1単位230円(30単位なら年額6,900円)
校納金など教育振興費・信友会費など9,010円年額12,000円(一括納入)
そのほか別途、教科書代等教科書代 年間18,000円程度/受検料950円(転入学・転籍のみ。新入学・編入学は不要)

宮崎東高校の数字は令和9年度パンフレットの「年間諸経費等(予定)」(令和8年度の額)、延岡青朋高校の数字は令和8年度 通信制課程 募集要項によるものです。延岡青朋の募集要項には「諸経費の目安…年額で30,000円程度+授業料」とまとめて書かれています。受検料の950円がかかるのは転入学・転籍の場合で、新入学・編入学は不要です(納付は宮崎県収入証紙)。入学料500円も、宮崎県立高等学校と五ヶ瀬中等教育学校からの転入・転籍であれば納めません。

費用を抑える仕組みも用意されています。宮崎東高校のパンフレットには、働きながら単位を修得して収入等の基準を満たせば貸与を受けられる修学奨励資金(貸与期間は最長4年で、一定期間内に卒業すれば返還が免除される)、条件を満たせばその年に使う教科書・学習書の代金が無償になる制度、通信制の生徒はJRの普通回数乗車券(11枚つづり)を半額で購入できる割引、レポート提出の郵便料金が100gまで1通15円になる扱いが並んでいます。細かいようですが、3年間続けると差が出る部分です。

私立の通信制やサポート校を含めた相場感は、通信制高校 学費の記事で6校を比べています。ニジ高の費用は学費のご案内のページでご確認ください。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

宮崎県内にある通信制高校の拠点32か所のうち、スクーリング(面接指導)ができるのは20か所で、そのうち12か所が宮崎市にあり、残る12か所は学習等支援施設であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

令和9年度の県立通信制は、3月24日に検査・3月26日に発表。出願期間は10月上旬の発表待ちです

宮崎県教育委員会が令和8年9月9日に発表した入学者選抜の日程によると、令和9年度(2027年春入学)の通信制の課程は次のようになっています。

  • 入学者選抜検査:令和9年3月24日(水曜日)
  • 入学者選抜合格者発表:令和9年3月26日(金曜日)
  • 二次募集入学者選抜検査:令和9年4月5日(月曜日)
  • 二次募集入学者選抜合格者発表:令和9年4月7日(水曜日)

出願期間と募集人員の詳細が載る「実施細目」は、県のページで令和8年10月上旬発表予定と案内されています。つまりこの記事を書いている2026年9月時点では、令和9年度の出願期間はまだ公表されていません。参考として、延岡青朋高校の令和8年度の募集要項では、新入学の一次募集は出願が令和8年3月9日から3月18日、検査が3月24日、合格発表が3月26日でした。検査の内容は作文と個人面接で、学力検査は実施されません。会場は本校のみで、協力校では実施されないという注意書きもあります。二次募集は、一次募集の合格者が250名に満たない場合に実施されるしくみです。

途中から入る場合の入口は、2校で少し違います。宮崎東高校のパンフレットには、他の高等学校に在籍または在籍したことがある人は本校が実施する転編再入学者選抜検査を受けることで4月・10月の入学が可能、と書かれています。延岡青朋高校は前期(入学式は例年4月10日前後)と後期(入学式は例年10月1日)の2回で、後期は新入学の受け入れを行わず、転入学・編入学・転籍のみです。後期の出願は例年8月下旬から、検査は例年9月上旬で、近年は30名から40名が後期入学をしていると公開されています。

転入と編入の違いで迷ったら、通信制高校 転入 編入の記事も参考にしてください。延岡青朋高校の案内には、前籍校の在籍期間は0.5年(半年)単位で認め、退学した月は在籍していたものとする、という数え方まで書かれています。たとえば2年生の8月に退学すると1年の在籍しか認められませんが、9月に退学した場合は1.5年の在籍が認められます。退学する日付が、卒業できる時期を左右するということです。今の学校に籍がある段階で相談したほうがよい理由が、ここにあります。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

週末のスクーリングで教室の机に向かう高校生
面接指導は決められた日に受け、レポートは自宅で進めます

私立の広域通信制は、宮崎市の橘通東と高千穂通に集まっています

県外に本校がある広域通信制高校も、宮崎県内に拠点を置いています。文部科学省の掲載データで住所を並べると、宮崎市の中心部でも2つのエリアに固まっていることが分かります。

場所拠点の例施設の種類
宮崎市 橘通東4丁目N高等学校・R高等学校の宮崎キャンパス学習等支援施設
宮崎市 橘通東4丁目個別指導塾の教室(橘通東)に広域通信制高校が届け出面接指導等実施施設
宮崎市 高千穂通2丁目専門学校・高等専修学校の校舎など(5か所)面接指導等実施施設
宮崎市 城ケ崎2丁目神村学園高等部・星槎国際高等学校の学習センター面接指導等実施施設
都城市 吉尾町・栄町専門学校の校舎・駅前ビルの教室面接指導等実施施設
延岡市 桜小路・北浦町フリースクールを母体とする学習スペース学習等支援施設

N高等学校グループのキャンパスは、2025年9月18日の学校法人角川ドワンゴ学園の発表で「福井県・宮崎県は、N高グループとして初のリアルキャンパスを開設」と案内され、2026年4月に宮崎市橘通東4丁目のビルへ開設されました。公式サイトのアクセスは「JR宮崎駅 徒歩12分・バス停デパート前 徒歩2分」です。文部科学省の掲載データでは、この宮崎キャンパスはN高等学校とR高等学校の学習等支援施設として載っています。つまり、ここは日々の学習を支える場所で、スクーリングは別の会場や集中スクーリングで受ける形になります。

高千穂通2丁目に面接指導等実施施設が集まっているのは、宮崎ビジネス公務員専門学校・向洋学園高等専修学校・宮崎情報ビジネス専門学校などの校舎を、複数の広域通信制高校が会場として届け出ているためです。1つの建物を3校が使っている例もあります。このほか、宮崎市の大学や、大字恒久の私立高校の校舎、橘通西のビルの学習センターなども面接指導等実施施設として登録されています。

「拠点が近い」と「スクーリングができる」は別ものです。パンフレットや比較サイトの一覧では両者が同じ「キャンパス」として並ぶことが多いので、気になった学校には、宮崎県内のどこでスクーリングを受けることになるのかを先に聞くのが確実です。

宮崎で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「宮崎県 通信制サポート校」で探している場合、サポート校は高校そのものではないという点をまず押さえてください。高卒資格は提携する通信制高校で取り、サポート校はその学習と生活を支える役割です。だから、サポート校を選ぶことは、その先にある通信制高校も一緒に選ぶことになります。

学校名施設の位置づけ提携先の通信制高校場所・最寄り
きぼう高等学院面接指導等実施施設神村学園高等部・星槎国際高等学校宮崎市城ケ崎2丁目
トライ式高等学院 宮崎駅前キャンパス学習等支援施設鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校宮崎市橘通東4丁目
都城コア高等学院学習等支援施設AOIKE高等学校都城市吉尾町
はまゆう高等学院学習等支援施設八洲学園大学国際高等学校都城市栄町(JR都城駅 徒歩3分)
セレンディップ高等学院学習等支援施設明蓬館高等学校・広域通信制高校延岡市(JR延岡駅から3分)

施設の位置づけと提携先は文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)、場所と最寄りは各校・各高校の公式サイト(2026年9月23日確認)で確かめたものです。きぼう高等学院は公式サイトで「週に2、3日の自分のペースで高校卒業を目指せます」と案内しています。はまゆう高等学院は都城駅から徒歩3分で、不登校支援・高校卒業支援・進路支援のほか、発達障がい・学習障がい・起立性調節障がいの生徒にも対応すると公表しています。セレンディップ高等学院はフリースクールを母体とするサポート校で、書道・eスポーツ・畑仕事の体験学習を取り入れていると明蓬館高等学校の公式ページに紹介されています。

サポート校の比べ方そのものは、通信制サポート校 選び方の記事に7つのチェックポイントとしてまとめてあります。宮崎で見るときは、そこに「スクーリングをどこで受けるか」を足してください。

宮崎県立宮崎東高校と延岡青朋高校の通信制課程を比べ、令和9年度の募集定員が350名と250名、入学料はともに500円、授業料はともに1単位230円で、スクーリング会場が県内4市町ずつにあることを示す比較表
出典:宮崎県教育委員会 令和9年度生徒募集定員/宮崎東高校 令和9年度パンフレット/延岡青朋高校 令和8年度募集要項

学費の支えは、国の就学支援金と、宮崎県の奨学給付金の2本立てです

授業料そのものを軽くするのが国の高等学校等就学支援金、授業料以外の教育費(教科書代・通学費など)を支えるのが都道府県の奨学給付金です。役割が違うので、両方を確認します。

就学支援金は2026年度から所得制限がなくなり、私立の通信制は1単位13,668円・年間337,200円までが上限です。宮崎県の高等学校等就学支援金(私立高等学校等)のページでも、通信制は月額28,100円と案内されています(12か月で337,200円)。公立の通信制は1単位336円が上限で、宮崎の県立2校が公表している授業料は1単位230円ですから、支給の上限の中に収まる金額です。申請は在学する学校の案内に従って行い、宮崎県内の私立学校ではオンライン申請を受け付けています。仕組みの全体像は高等学校等就学支援金の記事にまとめています。

もう1つの奨学給付金は、宮崎県が世帯の状況に応じて年額で支給します。通信制の額は次のとおりです。

世帯の区分国公立の通信制(年額)私立の通信制(年額)
生活保護受給世帯32,300円52,600円
住民税非課税世帯50,500円52,100円
所得割額が105,500円未満16,830円17,370円
所得割額が182,500円未満12,630円13,030円

出典は宮崎県の国公立高等学校等奨学給付金(更新日2026年7月8日)と私立高等学校等奨学給付金(更新日2026年7月22日)です。どちらも基準日はその年度の7月1日で、保護者等が宮崎県内に住所を持っていることが条件になります。国公立の申請期間は7月1日から9月30日(新入生は入学日から7月31日)、私立の令和8年度の定期給付の申請期限は令和8年12月15日と案内されています。期限が年度の途中にある制度なので、入学の手続きと一緒にカレンダーに入れておくと取りこぼしません。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

宮崎で起きやすい3つの誤解を、先に外しておきます

ここまでの数字を踏まえて、宮崎県で学校を探すときに引っかかりやすいところを3つ挙げます。

誤解1:近くにキャンパスがあれば、そこでスクーリングまで終わる。県内32か所の拠点のうち12か所は学習等支援施設で、面接指導はできません。延岡市にある2か所はどちらもこのタイプです。県外に本校がある広域通信制を選ぶ場合、宮崎県内で面接指導が受けられるのか、それとも本校や別会場での集中スクーリングになるのかで、家族の負担がまったく変わります。

誤解2:公立は安いから、まず公立にしておけば安心。費用は確かに抑えられますが、延岡青朋高校が公表しているとおり単位修得率は全科目平均でおよそ65%です。同校の案内では、1年間に登録できる科目は最大8科目ほどで、前期・後期を合わせて年間80通から90通程度のレポートを提出することになるとも書かれています。レポートの提出期限に2回遅れると、その科目は失格です。支えがないまま始めると、費用の安さより先に自学自習の壁が来ます。

誤解3:サポート校に入れば、就学支援金で費用が軽くなる。就学支援金の対象は、高校の授業料だけです。サポート校の費用には使えません。費用は在籍する通信制高校の分とサポート校の分の両方がかかる、と理解しておいてください。

そのうえで、通信制高校に在籍したまま日々の学習・生活・気持ちの面を支えてもらう「通信制高校+サポート校」という組み合わせは、宮崎のように公立のスクーリング会場が市町に分散している地域では現実的な選び方です。学籍はそのままで、通学日以外の時間に伴走者ができる、という理解が近いと思います。

決める前に、宮崎県の相談窓口で話してみる手もあります

学校選びの前に、今の状態を誰かに話しておくと、条件の優先順位がはっきりします。宮崎県には、学校を通さずに使える窓口があります。

  • 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)。宮崎県教育委員会の相談窓口のページに掲載されている全国共通の電話で、24時間365日、匿名でも相談できます。
  • ひなた子どもネット相談サイト。同じページで案内されている宮崎県のネット相談窓口で、24時間受付です。いじめ・不登校・ネットのトラブルを扱っています。
  • 宮崎県教育研修センター(宮崎市阿波岐原町前浜4276-729/0985-24-3122)。県の教育支援センター「コネクト」も同センターが運営しています。
  • 宮崎市教育相談センター(0985-54-5511/月曜日から金曜日の9時から16時)。無料・秘密厳守で、対象として案内されているのは宮崎市内の学校に通う小中学生とその保護者、および就学前のお子さんの保護者です(高校生は対象として書かれていません)。中学生のうちに動けるなら、ここが近い窓口になります。

県立通信制の募集要項は、学校の窓口や在学中の学校のほか、北部・中部・南部の3つの教育事務所でも配布されていると延岡青朋高校が案内しています。郵送で取り寄せる場合は、返信用の切手(1部320円)を同封して請求する形です。中学生・高校生の居場所については、姉妹サイトのにじいろがまとめた宮崎県の教育支援センター一覧も参考になります。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

宮崎県内の学校を見たうえで、それでも「毎日通うのはまだ難しい」「県内の選択肢だけだと合いそうなものがない」という場合に、オンライン中心という道があります。NIJIN高等学院(ニジ高)は通信制高校サポート校で、全国どこからでも、担任制のオンラインで学べます。カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、生活リズムに波があっても続けられる設計です。中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。

正直な注意点を先に書きます。ニジ高は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です(宮崎市内の会場で受けられる場合もあります)。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。費用も、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内をご覧ください。

それでもお伝えしたいのは、オンラインでも青春はつくれるということです。ニジ高では、企業や地域と関わるプロジェクト、生徒が種目も場所も自分たちで決める行事、メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間があります。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れています。不登校の生徒を650名以上支えてきた経験があり、途中入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。学院そのものでのスクーリングは無く、提携校のスクーリングの日程調整と準備をお手伝いする形になります。

宮崎で迷ったときの進め方(3ステップ)

情報が多くて動けないときは、順番を固定すると進みます。

ステップ1:通える会場を地図で決める。自宅から、宮崎東(宮崎市)・都城泉ヶ丘・小林・日南・延岡青朋(延岡市)・富島(日向市)・高鍋農業・高千穂の8会場のうち、無理なく往復できるのはどこかを先に決めます。ここが決まると、県立2校のどちらを見るかがほぼ決まります。県立が難しければ、宮崎市・都城市の面接指導等実施施設が候補になります。

ステップ2:お金の上限を決める。県立なら年間3万円程度に授業料を足した額が目安です。私立やサポート校を見る場合は、就学支援金(2026年度は所得制限なし)と宮崎県の奨学給付金を差し引いた後の、手元から出る額で比べます。サポート校の費用には就学支援金が使えないことを忘れずに。

ステップ3:2校以上に、同じ質問をする。「スクーリングは県内のどこで、年に何日か」「レポートが遅れたときにどうなるか」「途中で入れるのはいつか」の3つを同じ言い方で聞くと、学校の姿勢の差がはっきり出ます。県立2校は電話で(宮崎東の通信制は0985-27-7794、延岡青朋は0982-33-4980)、私立やサポート校は説明会で聞けます。急いで決めなくて大丈夫です。

自宅で電話をしながらメモを取る高校生
分からないことは、学校や県の相談窓口に電話で確かめられます
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ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、1クラス8人の少人数で、企業や地域と関わるプロジェクトに挑戦できます。学院は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で、授業の様子や通い方を見てみませんか。

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よくある質問

Q. 宮崎県に県立の通信制高校は何校ありますか。

A. 2校です。宮崎県立宮崎東高等学校(宮崎市神宮東1丁目2番42号)と宮崎県立延岡青朋高等学校(延岡市平原町2丁目2618番地2)です。令和9年度の募集定員は宮崎東が350名、延岡青朋が250名で、合わせて600名と宮崎県教育委員会が公表しています。

Q. 宮崎市に住んでいなくても、県立の通信制に通えますか。

A. 通えます。宮崎東高校は本校のほか都城泉ヶ丘高校・小林高校・日南高校、延岡青朋高校は本校のほか富島高校(日向市)・高鍋農業高校(高鍋町)・高千穂高校(高千穂町)が会場です。延岡青朋高校は、所属校以外の協力校のスクーリングにも出席できると公開しており、県南や県西から高鍋の協力校に通っている生徒もいると案内しています。

Q. 年度の途中から入ることはできますか。

A. できる場合があります。宮崎東高校は、他の高校に在籍または在籍したことがある人向けの転編再入学者選抜検査があり、4月・10月の入学が可能と案内しています。延岡青朋高校は後期(入学式は例年10月1日)の転入学・編入学・転籍を受け付けており、出願は例年8月下旬から、検査は例年9月上旬です。後期の新入学は受け付けていません。

Q. 県立と私立とサポート校で、費用はどのくらい違いますか。

A. 県立は入学料500円と授業料1単位230円で、延岡青朋高校の募集要項では諸経費の目安を年額30,000円程度+授業料としています。私立の通信制は就学支援金(2026年度は所得制限なしで年間337,200円まで)が使えます。サポート校の費用は就学支援金の対象外で、通信制高校の費用とは別にかかります。宮崎県の奨学給付金も合わせて確認してください。

Q. 宮崎県内にあるキャンパスなら、そこでスクーリングを受けられますか。

A. 拠点によります。文部科学省の掲載データで数えると、宮崎県内の拠点32か所のうち面接指導(スクーリング)ができるのは20か所で、残る12か所は学習等支援施設です。延岡市の2か所はどちらも学習等支援施設でした。学校に問い合わせるときは「宮崎県内のどこでスクーリングを受けますか」と具体的に聞くのが確実です。

宮崎で選べる道は、思っているより多いです

宮崎県の通信制高校選びは、「学校」と「支え」の両方から考えると景色が変わります。県立2校は費用が抑えられ、県内7市町の会場で面接指導を受けられます。私立の広域通信制は宮崎市と都城市に拠点が集まっていて、通い方の自由度があります。そのどちらを選んでも、レポートを続ける力と、そばで見てくれる人がいるかどうかで、3年後は変わります。

いま手が止まっているのは、情報が足りないからではなく、比べる順番が決まっていないからかもしれません。会場・お金・聞くことの3つを順番に決めれば、候補は自然と2つか3つに絞れます。近隣の県の状況も見比べたい場合は、鹿児島 通信制高校、大分 通信制高校、熊本 通信制高校の記事もあわせてどうぞ。

今日中に決めなくて大丈夫です。願書の取り寄せも、相談の電話も、できるところから1つずつで進みます。お子さんが「行けない」と言っているのは、これからの3年をあきらめたいからではないことのほうが、ずっと多いです。

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