「通信制高校はいつでも入れる」と聞いていたのに、調べてみると「定員」や「出願期間」という言葉が出てくる。いまから動いて間に合うのか、希望の校舎がいっぱいになっていないか、不安になっている方も多いと思います。
先に結論を書きます。通信制高校にも定員(収容定員)はあり、出願期間も決まっています。ただし国の調査では、定員を定めている学校の4割(131校)は、在籍している生徒が定員の半分に届いていません。学校全体が満員で入れないというより、「通学する校舎」や「コース」の枠が埋まる、または出願の期間が過ぎることで入れないケースのほうが起こりやすい、というのが実際のところです。
この記事は、文部科学省が2026年8月31日に公表した「令和7年度 通信制高等学校実態調査」の定員と在籍の数字、高等学校通信教育規程と学校教育法施行規則の条文、東京都教育委員会が2026年9月17日に発表した2027年度の都立通信制の日程を、実際に開いて確認して書いています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書きます。
結論:通信制高校の定員と締め切りの早見
- 定員はあります。高等学校通信教育規程第4条で、学校は教職員や施設をふまえて「収容定員」を定めることになっていて、校舎(通信教育連携協力施設)ごとの定員も学則に書く決まりです。
- 学校全体では、定員に余裕のある学校が多いです。定員を定めている309校のうち、131校(42.4%)は在籍が定員の半分未満でした(令和7年度実態調査)。
- 埋まりやすいのは「校舎」と「通学コース」です。全国4,341か所の校舎・施設のうち3,697か所(85.2%)は定員が200人未満と小さく、通学クラスは定員しだいで途中で募集を止める学校もあります。
- 締め切りは学校と入学区分で形が違います。都立の通信制は2027年春入学で前期(2月)と後期(4月)の2回、私立の広域通信制には出願期間を4期に分ける学校もあります。
- 転入・編入は「定員」より「受け入れる月」と「単位」で決まります。法令上、学年の途中でも学期の区分に合わせて入学を認めることができます。
- 定員と在籍者数は、学校のホームページで確かめられます。規程第14条で公表が決められていて、定員を公表している学校は323校中209校(64.7%)でした。
- オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)を使う場合も、卒業資格を出すのは提携する通信制高校なので、高校側の出願期間と定員もあわせて確認します。
「いつでも入れる」は半分正しく、半分は誤解です
通信制高校について調べ始めると、「いつでも入れる」「定員はない」という説明と、「定員に達し次第締め切り」という説明の両方を見かけます。どちらも、ある面では正しく、ある面では言い過ぎです。
正しい面は、通信制高校には、学年の途中から入る「転入学」や、4月以外の入学を受け付けている学校があることです(例:都立通信制の9月転入学者枠、N高等学校などのネットコースの年4回の入学)。全日制のように「3月の入試を逃したら1年待つ」という形になりにくいのは確かです。
誤解の面は、「いつでも」「どこでも」入れるわけではないことです。学校には法令にもとづく定員があり、新入学・転入学・編入学ごとに出願期間があります。さらに、自宅学習が中心の「ネットコース」と、週に何日か校舎へ通う「通学コース」では、枠の考え方が違います。
この記事では、読者のみなさんが気にしている3つの問いに、順番に答えていきます。
- 通信制高校の定員は、本当に埋まることがあるのか
- 締め切りはいつで、逃したらどうなるのか
- いまの高校から移る(転入)ときは、何を気にすればいいのか
いまの高校から通信制高校へ移る手続きの全体像は通信制高校 転入の記事にまとめています。この記事は「定員」と「締め切り」の2つに絞ります。

定員は法令で「学校ごとに適切に定める」もの。校舎ごとの定員も学則に書かれます
まず、通信制高校の定員が何にもとづいているのかを、条文で確かめます。通信制高校の基準を定めた高等学校通信教育規程(文部科学省令)には、次のように書かれています。
| 条文 | 書かれていること | 読者にとっての意味 |
|---|---|---|
| 第4条第1項 | 通信制の課程の収容定員は、教職員組織・施設・設備などをふまえて適切に定める | 定員は学校ごとに決まる。全国一律の人数はない |
| 第4条第2項 | 通信教育連携協力施設を設ける場合は、施設ごとの定員を学則で定める | 校舎・学習センターごとにも定員がある |
| 第4条の2 | 同時に面接指導を受ける生徒は少人数が基本で、40人を超えてはならない | スクーリングの1クラスにも上限がある |
| 第5条 | 教諭等の数は、5人か、在籍生徒数を80で割った数の多いほう以上 | 生徒が増えれば先生も増やす必要がある |
| 第14条 | 学科・施設ごとの定員、入学者数、在籍生徒数、費用などを公表する | 定員と在籍は、学校の公表情報で確かめられる |
出典:高等学校通信教育規程 第4条・第4条の2・第5条・第14条(e-Gov、2026年4月1日施行の版。2026年9月確認)
つまり、定員は「何人まで受け入れても先生や施設が足りるか」から逆算して学校が決める数字です。通信制高校の「通信教育連携協力施設」には、スクーリングや試験ができる面接指導等実施施設と、学習の相談や支援を行う学習等支援施設の2種類があり(規程第3条)、どちらにも定員が設けられます。
入学のしかたについては、学校教育法施行規則第90条が、高校の入学は調査書や学力検査の成績などを資料にした選抜にもとづいて校長が許可すると定めています。同じ条の第2項で、学力検査は「特別の事情のあるときは、行わないことができる」とされています。また、単位制の通信制高校の入学者選抜の方法は、学校の設置者が定めることになっています(単位制高等学校教育規程第2条)。
実際の選抜方法を国の調査で見ると、323校のうち面接を行う学校が296校、調査書などの書類が230校、作文・小論文が154校、学力検査は91校でした(複数回答)。多くの学校が、点数で順位をつけて定員まで取るというより、面接と書類で「この学校で学び続けられるか」を確かめる形をとっています。
入試で何を見られるのか、不合格になるのはどんなときかは、通信制高校 落ちるの記事でくわしく整理しています。
国の調査では、4割の学校は在籍が定員の半分未満でした
では、通信制高校の定員は実際にどのくらい埋まっているのでしょうか。文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(調査時点は2025年5月1日、対象は在籍生徒がいる323校)には、学校ごとの収容定員と在籍生徒数が集計されています。
まず、学校ごとの定員の大きさです。
| 収容定員 | 公立 | 私立 | 株式会社立 |
|---|---|---|---|
| 500人未満 | 18校 | 120校 | 0校 |
| 500〜999人 | 19校 | 35校 | 3校 |
| 1,000〜4,999人 | 29校 | 51校 | 10校 |
| 5,000〜9,999人 | 1校 | 10校 | 2校 |
| 10,000人以上 | 0校 | 11校 | 0校 |
| 定めていない | 14校 | 0校 | 0校 |
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」2.収容定員数・在籍生徒数(2026年8月31日公表。2026年9月確認)
定員が500人未満の学校が138校(42.7%)といちばん多く、1万人以上の大きな定員を持つ学校は私立の11校でした。なお、収容定員を定めていなかった14校は、すべて公立です。調査では、これらの学校には「改善指導済み」と書かれています。
次に、定員に対して生徒がどのくらい在籍しているか(充足率=在籍生徒数÷収容定員)です。定員を定めていない14校を除く309校の結果は次のとおりです。
| 設置者 | 在籍が定員の半分以上 | 在籍が定員の半分未満 | 学校数 |
|---|---|---|---|
| 公立 | 48校(71.6%) | 19校(28.4%) | 67校 |
| 私立 | 121校(53.3%) | 106校(46.7%) | 227校 |
| 株式会社立 | 9校(60.0%) | 6校(40.0%) | 15校 |
| 全体 | 178校(57.6%) | 131校(42.4%) | 309校 |
出典:同調査 2.③収容定員の充足率(2026年9月確認)
全体の42.4%にあたる131校は、在籍している生徒が定員の半分に届いていません。私立に限ると、ほぼ半数の106校です。「通信制高校の定員は、いつもぎりぎりまで埋まっている」というイメージは、少なくとも学校全体の数字で見るかぎり当たりません。
ただし、調査には「充足率が50%を満たせばよいというものではない」という注記もあります。これは学校の運営の話ですが、読者の側から見ると、「定員に余裕がある=どの校舎・どのコースにも入れる」ではないことにも注意が要ります。次の節で理由を説明します。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

それでも締め切られるのは、「校舎」と「通学コース」の枠が小さいからです
学校全体の定員に余裕があっても「締め切りました」「募集を停止しました」と言われることがあるのは、定員がいくつもの単位に分かれているからです。
1. 校舎・学習センターごとの定員は、多くが200人未満
同じ実態調査によると、全国の通信教育連携協力施設は4,341か所あり、そのうち3,697か所(85.2%)は定員が200人未満でした。定員400人以上の施設は137か所(3.2%)だけです。
広域の通信制高校には、学校全体で数千人の定員があっても、一つひとつの校舎の定員は、上の数字のとおり多くが200人未満です。人気のある駅前の校舎や、友だちと同じ校舎を希望する場合は、学校全体の定員ではなく、その校舎の定員で考える必要があります。
反対に、施設の中には在籍生徒が0人のところも1,685か所あり、そのうち1,061か所は「在籍希望者がいない」「すでに生徒募集を行っていない」などの理由によるものでした。パンフレットに載っている校舎でも、いまは募集していないことがあるという意味です。
2. 通学コース・クラスは、定員しだいで途中で募集を止めることがある
実態調査で通学頻度別の生徒数を見ると、週5日通うコースの生徒は37,505人(12.5%)でした。毎日通う形は、教室の広さや先生の数に直接しばられるため、ネットコースより枠が小さくなりやすい面があります。
たとえば、学校法人角川ドワンゴ学園の入学案内(2027年4月入学・2026年9月確認)では、出願期間を第1期(2026年9月17日〜10月20日)から第4期(2027年1月8日〜2月9日)までの4つに分けたうえで、「その他オプションコース」について「キャンパスの定員状況により途中で募集を停止する可能性があります」と書いています(N高等学校など 入学案内)。
出願期間の最終日より前に、コースや校舎の募集が先に止まることがある、ということです。通学型を考えている人ほど、早めに希望の校舎の状況を聞いておくと安心です。
3. スクーリングの1回あたりの人数にも上限がある
規程第4条の2で、同時に面接指導を受ける生徒は40人を超えてはならないとされています(当分の間の経過措置あり)。入学の定員とは別の話ですが、スクーリングの日程や会場を選べる学校では、選べる枠に限りがあることも知っておくと、入学後の予定が立てやすくなります。
締め切りは「年1回」ではなく、学校の種類と入学区分で形が違います
「締め切りはいつですか」という質問に一つの答えがないのは、学校の種類(公立・私立)と、入学区分(新入学・転入学・編入学)で、出願期間の組み方が違うからです。法令上は、高校は学年の途中でも「学期の区分に従い」入学を許可できます(学校教育法施行規則第104条第3項、単位制高等学校教育規程第3条)。この「学期の区分」を学校がどう決めているかで、入れる月が変わります。
| 入学区分 | 対象になる人 | 出願期間の形(よくある例) | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 新入学 | 中学卒業(見込み)で、高校に入ったことがない人 | 秋〜翌春に何回かに分けて受付。公立は2月と4月など | 4月入学の枠が中心。4月以外の入学を設ける学校もある |
| 転入学 | いま高校に在籍していて、通信制高校へ移る人 | 年度の途中も受付。学校ごとに受け入れ月が決まっている | 在籍校から在学証明書などを送ってもらう必要がある |
| 編入学 | 高校をやめたあとに、通信制高校へ入る人 | 学期の区切りに合わせて受け入れる学校がある | 前の高校で修得した単位の証明書を取り寄せる |
※表は法令と各校の公表情報から見た一般的な形です。実際の期間は、学校・校舎・年度ごとに募集要項で確認してください。
公立と私立のおおまかな違いは次のとおりです。
- 公立の通信制は、都道府県の教育委員会が決めた日程で、新入学の選抜が行われます。1回ごとに募集人員が決められていて、東京都の例では、前期の書類提出期間が1週間、後期の出願が2日間です。
- 私立の通信制は、学校が独自に日程を決めます。出願期間を「第1期〜第4期」のように分けたり、年に複数回の入学時期を設けたりする学校があります(例:あるネットコースは4月・7月・10月・1月)。
全日制に在籍していて、何年生のいつまでなら同じ学年のまま移れるかは、全日制から通信制 いつまでの記事で学年別に整理しています。

都立の通信制は「前期・後期」の2回。2027年春の日程はもう発表されています
公立の例として、東京都立の通信制高校3校(一橋高校・新宿山吹高校・砂川高校)の仕組みを見てみます。東京都教育委員会は、2026年度入学の選抜から、学力検査にもとづく選抜の募集人員を前期と後期の2回に分けて募集する形にしています。
2026年度(令和8年度)の募集人員は、3校の合計で545人でした。
| 学校 | 4月入学(うち前期/後期) | 9月転入学者枠 | 第2学年相当以上 |
|---|---|---|---|
| 一橋 | 160人(50人/110人) | 20人 | ― |
| 新宿山吹 | 80人(25人/55人) | 10人 | 80人 |
| 砂川 | 160人(50人/110人) | 20人 | 15人 |
出典:東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について」(2025年10月23日発表。2026年9月確認)
そして、東京都教育委員会が2026年9月17日に発表した令和9年度(2027年4月入学)の入学者選抜実施要綱では、日程が次のように決まっています。
- 前期選抜:インターネット出願の入力期間は2026年12月18日から2027年2月4日の午後5時まで、書類の提出は2027年1月29日から2月4日まで(必着)。検査は2月22日、発表は3月1日。出願できるのは1校だけで、第1学年相当のみが対象です。
- 後期選抜:出願は2027年4月1日・2日。検査は学校によって4月4日〜6日、第1学年相当の発表は4月9日です。検査日が違えば複数の都立高校に出願でき、都立の定時制にも出願できます。
- 後期選抜の第2学年相当以上の募集は、転学・編入学の募集として行われます。高校に1年以上在籍し、学校が定める単位数以上を修得している人が対象です。
出典:東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱」(2026年9月確認)
ここから分かるのは、公立の通信制は「いつでも入れる」形ではないということです。前期を逃しても後期がありますが、後期は4月の2日間だけの出願です。2027年度の各校の募集人員は、この記事を書いた時点では公表を確認できませんでした(2026年度分は、2025年10月23日に発表されていました)。
東京で私立も含めて学校を探している方は、東京 通信制高校の記事もあわせてご覧ください。他の道府県でも、公立の通信制は教育委員会の日程で募集されるので、お住まいの都道府県の教育委員会のページで「通信制課程 入学者選抜」を確認してください。
転入・編入は「定員」より「受け入れる月」と「単位」の条件で決まります
いまの高校から通信制高校へ移る「転入学」は、新入学とはルールが少し違います。学校教育法施行規則は、次のように定めています。
- 第92条:転学を希望する生徒がいるときは、いまの学校の校長が在学証明書などを転学先に送り、転学先の校長は教育上支障がなければ転学を許可できる。全日制・定時制・通信制の間の転学は、修得した単位に応じて相当学年に転入できる。
- 第91条:第1学年の途中や第2学年以上に入る人は、相当年齢に達し、その学年の生徒と同等以上の学力があると認められた人とする。
- 単位制高等学校教育規程 第5条:単位制の課程への転入学は、修得した単位と在学した期間に応じて、在学すべき期間を決めて許可できる。
出典:学校教育法施行規則 第91条・第92条・第104条/単位制高等学校教育規程 第2条〜第5条(e-Gov。2026年9月確認)
転入で実際に気にしたいのは、定員よりも次の3つです。
- 受け入れる月が決まっている。受け入れる月は学校ごとに決まっています。出願から入学までに書類選考や面接が入るため、「決めた日から通える」わけではありません。
- 書類の準備に、いまの学校の手続きが入る。在学証明書や単位修得証明書は、在籍校に発行してもらう書類です。発行までに日数がかかることがあるので、早めに頼んでおくと安心です。
- 空白の期間をつくらない。いまの高校を先に退学してしまうと、「転入」ではなく「編入」になり、受け入れの時期が学期の区切りに限られることがあります。在籍したまま、転入先の手続きを進めるのが基本です。
お金の面でも、時期は関係します。国の高等学校等就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなり、私立の通信制高校では1単位13,668円・年間337,200円までが授業料にあてられます。ただし申請した月から支給され、さかのぼりません。転校先ではあらためて申請が必要なので、入学の月が決まったら、学校に申請の時期を確認しておきましょう。
転校の手続きにかかる期間と、決めてから通えるようになるまでの流れは、通信制高校 転校 締め切りの記事で具体的に説明しています。

よくある誤解:「定員に余裕がある」「まだ期間がある」だけで安心しないこと
定員と締め切りについて、相談の場でよく聞く思い込みを5つ挙げます。どれも、知っていれば避けられるものです。
- 「定員がまだ空いていると聞いたから、ゆっくりで大丈夫」
空いているのが学校全体の定員なのか、希望の校舎・コースの定員なのかを確かめてください。調査のとおり、校舎の定員の多くは200人未満です。 - 「出願期間の最終日までに出せばいい」
通学コースなどは、最終日より前に募集が止まることがあります。また、書類は「必着」の学校が多く、郵送の日数も見込んでおく必要があります。 - 「定員を超えたら抽選になる」
定員を超えたときにどう選ぶか(抽選・面接の結果・次の期へ回すなど)は、学校ごとに違います。公式の一律のルールは確認できませんでした。募集要項や説明会で直接聞くのが確実です。 - 「サポート校に申し込めば、高校にも入れる」
サポート校は高校ではありません。卒業資格を出すのは提携する通信制高校で、高校側にも出願と入学の手続きがあります。高校側の出願期間も確認しましょう。 - 「定員は学校に聞かないと分からない」
規程第14条で、学校は学科や施設ごとの定員、入学者数、在籍生徒数を公表することになっています。調査では、定員を公表している学校が209校(64.7%)、一部を公表している学校が63校(19.5%)、公表していない学校が51校(15.8%)でした。公表がない場合は、説明会で質問してかまいません。
定員が公表されている学校なら、「定員」と「在籍生徒数」を並べて見るだけで、どのくらい余裕があるかの目安になります。校舎ごとに公表している学校もあるので、希望の校舎の数字を探してみてください。
定員と締め切りは、この5つを聞けばはっきりします
説明会や個別相談で、次の5つを聞いておくと、「間に合うか」「入れるか」がはっきりします。候補の学校すべてに同じ形で聞くと、比べやすくなります。
| 聞くこと | なぜ聞くか | 答えを確かめる場所 |
|---|---|---|
| 希望の校舎・コースの定員と、いまの在籍者数 | 学校全体ではなく、通う単位で余裕を知るため | 学校の情報公開ページ・説明会 |
| 自分の入学区分(新入学・転入・編入)の出願期間 | 区分ごとに期間が違うため | 募集要項 |
| 定員に達したら、どうなるか | 途中で募集停止か、次の期に回るかを知るため | 募集要項・説明会 |
| 入学できる月と、それまでの手続きの日数 | 空白の期間や、就学支援金の月数に関わるため | 個別相談 |
| スクーリングを受ける場所と、日程の選び方 | 通う校舎でスクーリングができるとは限らないため | 学校案内・説明会 |
5つ目は、定員とは別に見落とされやすい点です。通っている施設が「学習等支援施設」なら、スクーリングは本校や別の面接指導等実施施設で受けることになります。国の調査では、全国の協力施設のうち面接指導等実施施設は2,024か所、学習等支援施設は2,317か所でした。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで読んで、「通学コースの枠や校舎の場所に、あまり左右されない形で学びたい」と感じた方もいるかもしれません。NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも、海外からも参加でき、担任がつきます。カメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。
途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。グループ全体で、これまでに650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。「いつまでに動けばいいか」という時期の相談も、個別相談会で受け付けています。
そのうえで、正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高は高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。そのため、提携校の側にも出願と入学の手続きがあり、入学の時期は提携校の受け入れに合わせることになります。
- 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高はその準備と参加を支えます。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内でご確認ください。
ほかの学校と同じように、上の表の5つの質問をニジ高にもしてみてください。比べたうえで選んでいただくのがいちばんです。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 自分の入学区分と「入りたい月」を決める。新入学・転入・編入のどれに当たるかで、見るべき出願期間が変わります。いま高校に在籍しているなら、退学せずに転入の形で進めるのが基本です。
- 候補の学校の募集要項と情報公開ページを見る。出願期間、定員と在籍者数、定員に達したときの扱いを確認します。公立を考えているなら、都道府県の教育委員会の選抜日程も確認します。
- 説明会や個別相談で、校舎・コースの空きと手続きの日数を聞く。書類の準備に在籍校の手続きが入ることを見込んで、出願期間の終わりから逆算して1か月ほどの余裕があると安心です。
3つとも、どの学校にするか決まっていなくても進められます。時期のことだけでも整理したい場合は、個別相談会で状況を聞かせてください。


入れる時期と校舎の空き、話しながら一緒に整理できます
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よくある質問
A. あります。高等学校通信教育規程第4条で、学校は教職員や施設をふまえて収容定員を定め、校舎(通信教育連携協力施設)ごとの定員も学則で定めることになっています。国の調査では、定員を定めていない学校が14校ありましたが、改善指導済みとされています。
A. 学校全体では定員に余裕のある学校が多く、定員を定めている309校のうち131校(42.4%)は在籍が定員の半分未満でした。ただし、校舎や通学コースの枠は小さく、定員の状況によって途中で募集を止める学校もあります。希望の校舎・コースの状況を確認してください。
A. 学校と入学区分によって違います。たとえば都立の通信制(2027年4月入学)は、前期選抜の書類提出が2027年1月29日〜2月4日、後期選抜の出願が4月1日・2日です。私立は、出願期間を何期かに分けたり、4月以外の入学時期を設けたりする学校があります。
A. そうとは限りません。公立なら前期のあとに後期があり、私立では次の出願期や、4月以外の入学時期を設けている学校があります。いま高校に在籍している場合は、年度の途中の転入を受け付ける学校もあります。どの月に入れるかは学校ごとなので、候補の学校に確認してください。
A. 高等学校通信教育規程第14条で、学校は学科や施設ごとの定員、入学者数、在籍生徒数などを公表することになっています。学校のホームページの「情報公開」などのページを探してみてください。見つからない場合は、説明会や個別相談で質問してかまいません。
締め切りは「間に合わない理由」ではなく、「動き出す順番」を決める目安です
定員や締め切りという言葉を見ると、「もう遅いかもしれない」と焦ってしまいます。でも、国の数字を見るかぎり、通信制高校の多くは定員に余裕があり、出願の機会も年に何回か用意されています。確かめるべきなのは、希望の校舎とコース、そして自分の入学区分の出願期間です。
今日決めなくて大丈夫です。まずは募集要項を1つ取り寄せて、自分に関係する期間に印をつけるところから始めてみてください。それだけで、次に何をすればいいかが見えてきます。
ひとりで日程を整理するのが大変なときは、時期の相談だけでも受け付けています。

いつまでに動けばいいか、時期の相談だけでも受け付けています
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
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