「通信制高校でも毎日通えるの?」「毎日通いたい気持ちはあるけれど、本当に続けられるか分からない」。通信制高校を調べ始めると、家で学ぶイメージと、全日制のように毎日通う学校のイメージが混ざって、何を基準に選べばいいのか迷ってしまうと思います。
先に結論を書きます。通信制高校にも、週5日通えるコースを持つ学校はあります。ただし通信制の生徒の中では8人に1人(12.5%)で、公立では81校中1校しかありません。毎日通っても、卒業に必要な単位の取り方(レポート・スクーリング・試験)は変わりません。費用は「授業料」「コースの費用」「通う費用」の3段で考え、国の就学支援金が届くのは1段目の授業料だけです。
この記事は、文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2026年8月31日公表)、同「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」、e-Govの学校教育法と高等学校通信教育規程、就学支援金の資料、東京都教育委員会のページ、週5日のコースを持つ2校の公式サイトを、2026年9月27日に実際に開いて確認した内容で書いています。確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。
毎日決まった校舎に通う形がまだ不安な場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校に毎日通う方法の早見
- 毎日通える通信制高校はあります。週5日の通学コースを開いている学校は、全国323校中90校(27.9%)です(文部科学省・2025年5月1日時点)。
- ただし少数派です。週5日のコースで学ぶ生徒は37,505人で、通学頻度別コースの生徒全体の12.5%。公立で週5日のコースがあるのは81校中1校、生徒は333人でした。
- 毎日通っても、卒業の仕組みは通信制のままです。単位はレポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・試験で取り、卒業には3年以上の在籍と74単位以上が必要です。国のガイドラインは、通学コースと面接指導を「明確に区別されるもの」としています。
- 費用は3段で考えます。高校の授業料、通学コースの費用、交通費など通う費用。私立の通信制で就学支援金が充てられるのは授業料だけで、年337,200円(1単位13,668円)までです。
- 毎日通う形は、通信制の週5日コースだけではありません。全日制、昼間に通える定時制、週2〜3日から始めて日数を増やせる学校も比べる候補になります。
- 向いているのは「朝、外に出る力」がある程度戻っている人です。まだ波がある場合は、日数を途中で変えられる学校や、家から仲間とつながる形から始める道もあります。
- 毎日の通学より、自宅から仲間とつながる形が合いそうなら、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)という選択肢もあります。
「毎日通いたい」理由を先に言葉にすると、選ぶ学校の形がほぼ決まります
「毎日通える通信制高校」を探している人の気持ちは、実はいくつかに分かれます。同じ「毎日」でも、何のために通いたいのかで、合う学校の形が変わるからです。
- 生活のリズムを整えたい。家にいると昼夜が逆転しそうで、朝に家を出る予定がほしい。
- 友達や先生と毎日会いたい。行事や部活動も含めて、高校生らしい時間をあきらめたくない。
- 勉強を教わりながら進めたい。レポートを一人で進める自信がなく、分からないところをその場で聞きたい。
- 全日制に近い形で、学歴や進路を整えたい。大学受験や就職の準備を、毎日の授業の中で進めたい。
- 家族を安心させたい。「通っている」という形があるほうが、本人も家族も落ち着く。
このうち、1つ目と2つ目が中心なら「毎日決まった場所に行ける仕組み」が、3つ目が中心なら「質問できる先生との距離」が、4つ目なら「進路の指導や受験の授業があるか」が、比べるときの軸になります。反対に、どれも「通えるなら理想」くらいの気持ちであれば、最初から週5日にこだわる必要はないかもしれません。
通信制高校そのものの仕組み(全日制との違い、卒業の条件、学費の全体像)を先に押さえたい方は、柱の記事の通信制高校とはをあわせて読むと、この先の話がつながりやすくなります。

通信制で毎日通う生徒は8人に1人。私立では約6人に1人、公立では約0.5%です
文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」は、通信制の課程を置く全国323校(2025年5月1日時点で在籍生徒がいる学校)を対象に、通学頻度別のコースを開いている学校数と、そのコースで学ぶ生徒数を公表しています。「毎日通う」形がどれくらいあるのかを、設置者(公立・私立・株式会社立)別に並べました。
| 設置者 | 週5日コースがある学校 | 週5日コースの生徒 | その設置者の生徒に占める割合 |
|---|---|---|---|
| 公立 | 81校中1校 | 333人 | 約0.5%(61,065人中) |
| 私立 | 227校中82校 | 36,099人 | 約16.8%(214,272人中) |
| 株式会社立 | 15校中7校 | 1,073人 | 約4.3%(25,069人中) |
| 全体 | 323校中90校 | 37,505人 | 12.5%(300,406人中) |
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査に関する調査結果について」(「5.通学頻度別コースの開設状況及び生徒数」、2026年9月27日確認)。割合は、同じ表の設置者別の生徒数の合計から計算しました。
数字から読めることは3つあります。
- 毎日通う形を探すなら、候補はほぼ私立と株式会社立です。公立の通信制高校は、週1日のコース(81校中39校)や、月に1〜2回・自由登校などの「その他」(同39校)が中心です。
- 私立の通信制で学ぶ生徒の約6人に1人は、週5日のコースにいます。私立では、週2日以上通うコースの生徒が合わせて約3割(214,272人中67,532人)います。「通信制=ほとんど家」とは限りません。
- 週5日の次に多い通学型は週3日です。週3日は63校・20,013人、週4日は27校・5,712人でした。毎日ではなく「週の半分くらい」を選ぶ人も少なくありません。
なお、この調査の「コース」には、高校として行う通信教育のほか、正規の教育課程ではない教育活動のために開設するコースも含まれると注記されています。つまり「週5日のコース」と書かれていても、その5日すべてが高校の授業(単位のための面接指導)とは限りません。この点は次の節で説明します。
通学頻度ごとのコースの呼び方や種類をもっとくわしく知りたい方は、通信制高校 通学コースの記事で整理しています。この記事は「毎日通う」を選ぶかどうかの判断に絞ります。
毎日通っても、単位の取り方は変わりません。通学する日とスクーリングは別のものです
毎日通う通信制高校を考えるときに、いちばん誤解されやすいのがここです。
国の省令である高等学校通信教育規程の第2条は、通信制の課程で行う教育を「添削指導、面接指導及び試験の方法により行うもの」と定めています。添削指導がいわゆるレポート、面接指導がいわゆるスクーリングです。週5日のコースに入っても、この3つで単位を取るという仕組みは、年に数日だけ通う生徒と同じです。
そして文部科学省の「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」(令和5年2月一部改訂)は、次のように書いています。
- 正規の教育課程ではない教育活動(いわゆる通学コース)と、学習指導要領に基づいて行う面接指導とは、明確に区別されるものであり、面接指導は法令に基づいて実施すること(2.(3)⑧)。
- 学校がつくる通信教育実施計画でも、高校として行う通信教育と「いわゆる通学コース」を、渾然一体とならないように書き分けること(2.(1)⑦)。
- 教育支援・生徒指導・進路指導は、通学コースを受けているかどうかにかかわらず、在籍するすべての生徒に行うべきもの(2.(7)③)。
ここから分かるのは、「毎日通うこと」と「単位を取ること」は、同じ学校の中でも別の仕組みで動いているということです。毎日の授業や活動は、生活のリズムや学力、友達づくりを支える大切な時間ですが、それだけで単位になるわけではありません。逆に言えば、通学コースを何日か休んでも、それがすぐに単位を失うことを意味するとは限りません。ただし、学校によっては通学コースの出席を独自の評価や進級の目安にしていることも考えられるので、「通学コースを休んだ日は、何に影響するのか」を入学前に聞いておくのが確実です。
スクーリング(面接指導)が年に何日あるのか、学校ごとにどう違うのかは通信制高校 スクーリング 日数の記事で、レポートや試験で学ぶ科目の中身は通信制高校 授業内容の記事でくわしく書いています。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

「毎日通う」選択肢は通信制の週5日コースだけではありません。全日制・定時制・週3日からも比べられます
毎日通いたい気持ちがはっきりしているなら、通信制の週5日コースだけに絞らず、ほかの形とも並べてみると判断しやすくなります。学校教育法の第4条は、高校の課程を「全日制の課程」「定時制の課程(夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程)」「通信制の課程(通信による教育を行う課程)」と呼び分けています(e-Gov 学校教育法)。
| 毎日通う形 | 単位の取り方 | 向きやすい人 | 確かめること |
|---|---|---|---|
| 全日制に通う(転校・再受験) | 毎日の授業への出席と定期試験 | 毎日の登校にもう不安が少ない | 欠席の扱いと、転入試験の時期 |
| 定時制に通う(昼間の部がある学校も) | 授業への出席と試験 | 毎日通いたいが、時間帯を選びたい | 通う部(時間帯)と卒業までの年数 |
| 通信制の週5日コース | レポート・スクーリング・試験 | 毎日通いたいが、単位は通信制の仕組みで取りたい | コースの費用と、日数を減らせるか |
| 通信制の週2〜3日から始める | レポート・スクーリング・試験 | 毎日は不安だが、通う日はほしい | 途中で日数を増やせるか |
公立で毎日通える形を探す場合は、通信制よりも定時制のほうが選択肢が見つかりやすいことがあります。たとえば東京都教育委員会は、主に小・中学校での不登校や高校の中途退学を経験した生徒のための「チャレンジスクール」を置いています。昼夜間の定時制・総合学科・単位制の高校で、午前・午後・夜間の三部から時間帯を選んで入学でき、学力検査や中学校からの調査書によらず、学習や学校生活への意欲を重視した入試を行うと案内されています(東京都教育委員会「チャレンジスクール」、2026年9月27日確認)。これは東京都の例で、ほかの道府県で同じ仕組みがあるとは限りません。お住まいの都道府県教育委員会のページで、定時制の学校と時間帯を確かめてください。
公式サイトで見ると、週5日型は「高校の学び」に「毎日のコース」を重ねた形でした
実際の学校では、毎日通う形はどのように作られているのでしょうか。週5日のコースを公式サイトでくわしく説明している私立の2校を例に、公式に書かれている範囲だけを紹介します(2026年9月27日確認)。ほかの学校も同じとは限りません。
クラーク記念国際高等学校(全日型・週5日通学)
公式サイトの「全日型【週5日通学で学ぶ】」では、週5日通学を「全日制高校と同じく、制服を着て毎日登校するスタイル」と説明し、時間割は月曜日から金曜日の午前中に一般科目、午後にコースの専門的な授業と紹介しています。通学スタイルは週5日通学のほか、週2〜3日のスマートスタディ、月1・2回程度登校の単位修得があり、「自分のライフスタイルの変化に合わせて、通学スタイルの変更も可能」と書かれています。
N高等学校(週5・週3コース)
N高グループの公式サイトの「週5・週3 コース」では、週に5日または3日登校し、登校するキャンパスはリアルとオンラインから選べると説明しています。リアルキャンパスを希望する場合だけ入学試験(筆記試験と、グループワークを含む面接)があり、オンラインキャンパスは入学試験がないとされています。また、選んだコースにかかわらず、平日の放課後なら授業のない日でもキャンパスに通えると書かれています。
2校に共通するのは、高校として単位を取る仕組みの上に、毎日の授業や活動をするコースが重なっているという形です。「毎日通う」と一口に言っても、校舎に毎日行くのか、オンラインで毎日参加するのか、入学試験があるのかは、学校とキャンパスによって違います。候補の学校では、次の3つを最初に確かめておくと比べやすくなります。
- 週5日のうち、単位のための面接指導はどれか。残りはどんな授業や活動か。
- 週5日のコースを置いているキャンパスは、自宅から通える場所にあるか。
- 入学試験はあるか。途中で通う日数を変えられるか。

毎日通う費用は「授業料」「コースの費用」「通う費用」の3段。就学支援金が届くのは授業料だけです
毎日通う形を選ぶと、費用の見え方が変わります。見積もりを見るときは、次の3段に分けて考えると、何が支援の対象で、何が自己負担なのかがはっきりします。
| 費用の段 | 中身の例 | 払う先 | 国の就学支援金 |
|---|---|---|---|
| 1段目:高校の授業料 | 単位ごとの授業料など | 在籍する通信制高校 | 充てられる(私立の通信制は年337,200円まで) |
| 2段目:コースの費用 | 通学コースの学費、施設設備費、教材費など | 学校、または通う施設 | 授業料でなければ充てられない |
| 3段目:通う費用 | 交通費、昼食代、制服など | 各家庭の負担 | 充てられない |
1段目の就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなりました。文部科学省の資料では、私立の通信制課程の支給上限は年337,200円、単位ごとの授業料なら1単位13,668円です。支給は学校が代わりに受け取り、授業料に充てる仕組みで、生徒や保護者に直接振り込まれるものではありません(文部科学省「高等学校等就学支援金」/同「新制度の概要」、2026年9月27日確認)。
2段目が、毎日通う形でいちばん差が出るところです。公式サイトの書き方を見ると、構造がよく分かります。
- クラーク記念国際高等学校の学費のページは、年間学費を「高校卒業資格の取得に必要な学費」と「選択コースの学費」を合わせた金額と説明し、就学支援金による減免の対象は前者のうちの授業料だとしています。週5日コースの学費は拠点によって異なるため、各拠点の募集要項を確認するよう案内されています(金額はこのページでは確認できませんでした)。
- N高等学校の週5・週3コースのページは、通学コースに入る場合は「ネットコースの学費」に加えて「週5・週3コースの学費」が必要だとし、学費の例として、ネットコース年額73,000円〜(補助金を差し引いた実質負担額)、週5・週3コース年額483,000円〜(週3・オンラインキャンパスの場合)、合計年額556,000円〜を示しています。パソコン購入費やスクーリング参加費用などは含まれないとも書かれています。週5日・リアルキャンパスの場合の金額は、このページでは確認できませんでした。
国のガイドラインも、この区別をはっきり説明するよう学校に求めています。高校として行う通信教育の授業料と、連携する施設が独自に行う活動の費用の区別を、生徒・保護者に適切かつ明確に説明すること。施設が独自に行う活動を受けないと卒業できないかのような説明をしないこと。就学支援金を学校独自の特典や授業料の軽減策であるかのように表示しないこと(1.(4)⑤、1.(7)⑥)。
3段目の通う費用は、見積もりには出てきません。週5日なら、往復の交通費と移動の時間が、学校の年間の登校日数ぶん積み上がります(登校日数は学校の年間予定で確かめてください)。通信制高校の生徒が通学定期を使えるかどうかは、今回の調査では公式の案内を確認できなかったため、学校と鉄道会社に確認してください。3年間の総額で学費を比べる方法は通信制高校 学費の記事で、在宅中心と週5日の例を並べて説明しています。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
毎日通う形が合うのは、「朝、外に出る力」がある程度戻っている人です
週5日のコースは、毎日の予定があることそのものが支えになる一方で、その予定が負担にもなります。向き不向きを、いまの状態で分けてみました。
| いまの状態 | 週5日で通う形 | 別の始め方 |
|---|---|---|
| 朝起きて外に出る日が、ほぼ毎日ある | 向きやすい | 全日制への転校も比べられる |
| 週に何日かなら外に出られる | 疲れがたまりやすい | 週2〜3日から始め、慣れたら増やす |
| 体調や気持ちに波があり、予定が読めない | 休みが続くと負担になりやすい | オンライン中心や自由登校の形から |
| 人の多い場所や通学の電車がつらい | 通学そのものが負担になりやすい | 家から仲間とつながる形、少人数の場 |
| 勉強は自分で進められ、自分の時間がほしい | 時間が縛られやすい | 週1日や集中スクーリング型 |
決める前に、次の5つを家で確かめてみると、週5日が現実的かどうかが見えてきます。
- 2週間、平日に決まった時間に起きて、外に出る予定を作れるか。図書館や散歩でもかまいません。
- 通学にかかる時間は片道どれくらいか。週5日なら、その往復が毎日続きます。
- 疲れた日の翌日に、どれくらいで回復できるか。週末だけで戻れるかが目安になります。
- 人の多い場所や、初めての人との会話で、どれくらい消耗するか。
- 「毎日通う」は、本人の希望か、家族の希望か。家族の安心のためだけに選ぶと、続かなくなったときに本人が苦しくなりやすくなります。
中学校や前の高校で学校に行けない時期があった人は、「今度こそ毎日通えるようになりたい」という思いから週5日を考えることがあります。その気持ちは大切ですが、最初から毎日を目標にしなくても、日数を少しずつ増やしていく順番もあります。

落とし穴は「毎日通えなくなったら終わり」と思い込むことです。減らす・切り替える道を先に確かめます
毎日通う形で入学しても、途中で体調や気持ちが変わることはあります。実態調査では、令和6年度に添削課題(レポート)は出しているのに、面接指導に1日も来ていない生徒が全体で8,097人いて、そのうち201人は週5日の通学コースの生徒でした(令和7年度に開校した29校を除く集計)。
| コース | 面接指導に1日も来ていない生徒 | 読み方 |
|---|---|---|
| 週5日通学 | 201人 | 毎日通うコースでも、通えなくなる人はいる |
| 週3日・週4日通学 | 306人(136人+170人) | 週の半分の通学でも起こりうる |
| 集中スクーリング型 | 3,923人 | 人数は最も多く、来ていない生徒の約半数(48.5%) |
| 全体 | 8,097人 | 在籍生徒の2.6% |
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査に関する調査結果について」(8.生徒の状況等)。コースごとに生徒数が違うため、人数の大小だけでコースの良し悪しは比べられません。同じ調査で、その理由として最も多くの学校が挙げたのは「心身に関すること」(161校)でした。
この数字は、毎日通うコースを選ぶなという意味ではありません。大事なのは、通えなくなったときに選べる道を、入学前に知っておくことです。先ほどのガイドラインのとおり、教育支援や進路指導は通学コースを受けているかどうかにかかわらず、在籍するすべての生徒に行うべきものとされています。入学前に、次の4つを聞いておきましょう。
- 通う日数を途中で減らせるか。変更できる時期と手続きは。
- 日数を減らしたとき、コースの費用はどう変わるか。すでに払った分はどうなるか。
- リアルのキャンパスからオンラインに切り替えられるか。
- 通学コースを休んでいる間も、レポートとスクーリングの相談に乗ってもらえるか。
もう1つの落とし穴は、「毎日通っているから、全日制と同じように単位が取れている」と思い込むことです。毎日通っていても、レポートの提出日と面接指導の出席、試験は、通信制の仕組みで管理されます。在籍する高校のスケジュールを、本人と家族で一緒に見ておくと安心です。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校です。この記事のテーマに照らして、先に正直に書きます。ニジ高は、毎日決まった校舎に通って授業を受ける「週5日通学」の形の学校ではありません。毎日校舎に通う生活を一番に望む場合は、この記事で紹介した週5日のコースや、全日制・定時制のほうが合う可能性があります。
一方で、毎日の通学がなくても、仲間とつながる学校生活をつくりたい人に向けて、ニジ高は次のような形をとっています。
- 全国どこからでも、海外からも参加できます。担任制で、メタバースの校舎で担任や同級生と集まるクラス会議もあります。
- カメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べる設計で、授業のアーカイブ視聴にも対応しています。
- 生徒会・サークル・学園祭・企業コラボなどがあり、生徒が行事を企画・運営する側になることもあります。
- 相談のうえで、NIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の全国の教室に通うこともできます。教室は、小中学生のオルタナティブスクールであるNIJINアカデミーのものです。
そのうえで、次の点は変わりません。
- ニジ高は高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
- 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会でくわしくご案内しています。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内でご確認ください。
途中からの転入・編入もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。「毎日通う形が合うか分からない」という段階で、比べる候補の1つに入れていただければうれしいです。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 「毎日通いたい理由」を1つに絞る。生活リズムか、友達か、勉強か、進路か。この記事の2つ目の節の5つから、いちばん近いものを選びます。理由が決まると、週5日が必要か、週2〜3日やオンラインでも満たせるかが見えてきます。
- 2週間、平日の朝に外へ出る予定を試してみる。通学を想定した時間に起きて出かけ、疲れ方と回復の速さを記録します。結果によって、全日制・定時制・通信制の週5日・週2〜3日のどれから始めるかを考えます。
- 候補の学校に、同じ質問をそろえて聞く。「週5日のうち面接指導はどれか」「コースの費用はいくらで、就学支援金を充てられるのはどこまでか」「途中で日数を減らせるか」の3つを、すべての候補に同じ形で聞くと、違いが並んで見えます。
3つとも、学校を決める前の段階で進められます。毎日の通学以外の形も含めて話を整理したい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。


毎日の通学より、家から仲間とつながる形も選べます
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校で、毎日校舎に通う形ではありません。カメラオフ・チャット参加から始められます。高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会は日程を選んで申し込むだけです。
よくある質問
Q. 通信制高校に毎日通うことはできますか?
A. できる学校があります。文部科学省の令和7年度の調査では、週5日の通学コースを開いている通信制高校は323校中90校で、ほとんどが私立(82校)と株式会社立(7校)でした。公立で週5日のコースがあるのは81校中1校です。
Q. 毎日通えば、全日制と同じように卒業できますか?
A. 卒業すれば全日制と同じ高等学校の卒業ですが、単位の取り方は通信制の仕組み(レポート・スクーリング・試験)のままです。卒業には3年以上の在籍と74単位以上の修得などが必要です。国のガイドラインは、通学コースと単位のための面接指導を明確に区別するよう求めています。
Q. 週5日のコースの費用に、就学支援金は使えますか?
A. 就学支援金を充てられるのは、在籍する高校の授業料だけです。私立の通信制は年337,200円(1単位13,668円)が上限です。通学コースの費用が授業料とは別の名目になっている場合、その部分には充てられません。見積もりでは、授業料とそれ以外を分けて出してもらいましょう。
Q. 毎日通い始めて、途中で通えなくなったらどうなりますか?
A. 学校によっては、通う日数を減らしたり、オンラインに切り替えたりできます。公式サイトで通学スタイルの変更ができると書いている学校もあります。変更できる時期、費用の変わり方、休んでいる間のレポートとスクーリングの支援を、入学前に確かめておくと安心です。
Q. 公立で毎日通える学校を探すなら、どこを見ればいいですか?
A. 公立の通信制で週5日のコースがあるのは81校中1校と少ないため、定時制も比べてみてください。東京都の「チャレンジスクール」のように、昼夜間の定時制で時間帯を選んで入学できる学校もあります。仕組みは都道府県ごとに違うので、お住まいの教育委員会のページで確かめてください。
毎日通うかどうかより、「続けられる形」を選ぶことが卒業への近道です
毎日通いたいという気持ちは、前に進みたいという気持ちの表れです。その気持ちは大切にしてほしいと思います。ただ、通信制高校では、毎日通う形も、週に数日の形も、家から学ぶ形も、卒業にたどり着く仕組みは同じです。
いまの自分に合う日数から始めて、慣れたら増やす。合わなければ減らす。そうやって調整できる学校を選べば、「毎日通えなかった」ことが終わりにはなりません。焦らずに、まずは候補の学校に同じ質問をするところから始めてみてください。
毎日通うか迷っている段階の相談から受け付けています
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

