石川県 通信制高校|公立は泉丘1校。県内の拠点28か所とサポート校【2026】

「石川県内で通信制高校を探しているけれど、どこがいいのか分からない」「不登校気味の子どもに合う学校を見つけたい」。そんな悩みを抱えていませんか。石川県は金沢市に学校の拠点が集まる一方で、能登や加賀の南部から通う家庭も多く、「どの学校か」と同じくらい「どこで学ぶか」が大事になります。この記事では、石川県内の通信制高校とサポート校を、県全体の目線で整理します。

先に結論を書くと、石川県内に本校がある通信制高校は2校で、公立は県立の金沢泉丘高校(通信制課程)だけです。もう1校は白山市に本校がある美川特区アットマーク国際高校です。ほかに県外に本校がある16校などの拠点が、県内に所在地で数えて28か所あり、そのうちスクーリング(面接指導)までできる施設は18か所、残る10か所は学習の支援をする施設でした。28か所のうち16か所が金沢市にあります。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、石川県の公式ページ、金沢泉丘高校(通信制課程)の学校案内と要項、各校の公式サイトを2026年9月22日に実際に開いて確認した内容でできています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。

通信制高校の選び方の全体像(通い方・費用・支え・進路の比べ方)は、通信制高校の選び方ガイドにまとめています。

石川県の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です(金沢市内の会場で受けられる場合もあります)。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。

目次

結論:石川県の通信制高校の早見

  • 県内に本校がある通信制高校は2校。県立の金沢泉丘高校(通信制課程・金沢市)と、株式会社立の美川特区アットマーク国際高校(白山市)です。
  • 公立は金沢泉丘高校だけです。石川県の公式ページにそう書かれており、能登地域の生徒のために七尾サテライト校(七尾市)が置かれています。
  • 県内にある通信制高校の拠点は、所在地で数えて28か所。金沢市に16か所が集まり、能登(七尾市・羽咋市・輪島市)には4か所です。
  • 28か所のうち、スクーリングまでできる「面接指導等実施施設」は18か所、学習を支える「学習等支援施設」は10か所です。サポート校の教室の多くは後者です。
  • 金沢泉丘の通信制は、1年次に26単位を受講した場合の費用が合計約46,060円と学校案内に示されています(令和8年度)。
  • 私立の授業料には国の就学支援金が年337,200円まで使えます。授業料以外の費用には、石川県教育費負担軽減奨学金(所得の条件あり)があり、県外の私立高校に在学する場合も申請できます。
  • 家から出にくい時期は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、提携校の卒業をめざす方法もあります。
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石川県の通信制高校事情:本校は県内に2校、公立は金沢泉丘だけです

通信制高校には、卒業資格を出す「本校」と、本校の外で学習やスクーリングを行う拠点があります。拠点は国の制度で「通信教育連携協力施設」と呼ばれ、各校のキャンパスや学習センター、サポート校の教室などがここに入ります。

文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトには、全国の通信制高校349校と、その拠点のべ4,632件が載っています(令和8年4月1日時点)。このうち本校の所在地が石川県なのは、次の2校でした。

学校名本校の所在地種類県内の拠点(文科省データ)
石川県立金沢泉丘高校(通信制課程)金沢市泉野出町公立・狭域(石川県)・全日制と併置七尾サテライト校など協力校6件
美川特区アットマーク国際高校白山市美川浜町株式会社立・広域(47都道府県)金沢と美川の学習センター、白山市のスクーリング会場2か所

石川県の公式ページ「通信制高等学校」(2026年7月31日更新)には、県内の公立高校で通信制課程を置いているのは金沢泉丘高校だけで、能登地域の生徒のために七尾サテライト校を開設している、と書かれています。金沢泉丘の通信制課程は、1948(昭和23)年に、毎日通学できない人のために設けられました(学校公式サイトより)。

金沢泉丘の通信制課程の在籍者は、701人です(令和8年5月1日現在・学校公式の学校概要)。このうち、学校概要で「活躍生」と区分されている生徒は普通科で456人で、1年生72人・2年生101人・3年生156人・4年生127人です。県の案内では、原則として4年間で卒業する形ですが、1年間に学習する科目を多くするなどして、3年間で卒業することもできるとされています。

もう1校の美川特区アットマーク国際高校は、学校名のとおり白山市美川の特区で設置された、株式会社立の広域通信制の学校です。公式サイトによると、学習センターへ週0〜5日通う「スクールコース」、週0〜2日通う「ネットコース」、在宅中心で主に社会人向けの「セルフコース」の3つがあります。

石川県に住んでいても、実際には県外に本校がある広域通信制高校の「キャンパス」や「学習センター」に通う人が多くいます。金沢駅の周辺にあるキャンパスの多くはこちらです。卒業証書は、そのキャンパスがある石川県ではなく、本校がある県の学校から出ます。

石川県内の通信制高校・サポート校 比較表:県内の拠点は28か所、16か所が金沢市です

文部科学省のデータで、所在地が石川県の拠点を学校ごとに抜き出しました。同じ建物(金沢駅前のリファーレ、ポルテ金沢、大原簿記法律観光専門学校など)に複数の学校の拠点が入っている場合や、同じ住所の書き方が違うだけの場合は、1か所として数えています。

学校名(本校の県)石川県内の拠点所在地種類
金沢泉丘高校(石川)七尾サテライト校(七尾城北高校内)七尾市スクーリング可
金沢泉丘高校(石川)加賀聖城高校・羽松高校・輪島高校(定時制)・県立総合看護専門学校加賀市・羽咋市・輪島市・金沢市スクーリング可(協力校)
アットマーク国際高校(石川)金沢学習センター/美川学習センター金沢市上堤町/白山市美川中町学習支援
アットマーク国際高校(石川)白山青年の家/美川文化会館アクア白山市スクーリング可
N高校・S高校・R高校金沢キャンパス(リファーレ2階)金沢市本町スクーリング可
松陰高校(山口)金沢学習センター(リファーレ1階)金沢市本町スクーリング可
第一学院高校(兵庫)金沢学習センター金沢市堀川新町学習支援
精華学園高校(山口)金沢学習センター金沢市保古スクーリング可
日本航空高校(山梨)金沢学習センター/金沢第2学習センター/石川学習センター金沢市石引・北安江/輪島市スクーリング可
NHK学園高校(東京)金沢泉丘高校金沢市泉野出町スクーリング可
YMCA学院高校(大阪)北陸学院高校金沢市飛梅町スクーリング可
鹿島朝日高校(岡山)専門学校ファースト学園金沢校/金沢科学技術大学校/大原簿記法律観光専門学校金沢校金沢市スクーリング可
鹿島朝日高校(岡山)金沢キャンパス/トライ式高等学院金沢キャンパス/パトリ/吉田スクール金沢市・小松市学習支援
鹿島学園高校(茨城)大原簿記法律観光専門学校金沢校/トライ式高等学院金沢キャンパス金沢市スクーリング可/学習支援
明誠高校(島根)大原簿記法律観光専門学校金沢校金沢市広岡スクーリング可
広域通信制高校個別指導塾の教室(泉丘)金沢市泉野出町スクーリング可
星槎国際高校(北海道)まなびの小屋自由学校加賀市学習支援
札幌静修高校(北海道)てくてくの杜加賀市学習支援
瑞穂MSC高校(沖縄)学習塾・フリースクールBASE野々市市学習支援

※文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を、2026年9月22日に取得して集計。N高校(沖縄)・S高校(茨城)・R高校(群馬)は本校の県が違うため括弧を省きました。表の「スクーリング可」は面接指導等実施施設、「学習支援」は学習等支援施設として届け出られている施設です。

この表で見てほしいのは、同じ名前の建物に、いくつもの高校の拠点が入っていることです。たとえば金沢駅前のリファーレにはN高校・S高校・R高校のキャンパスと松陰高校の学習センターが、大原簿記法律観光専門学校金沢校には鹿島学園・明誠・鹿島朝日の3校の拠点が入っています。見学のときは「ここに通った場合、どの高校の生徒になるのか」を確かめてください。

和室のちゃぶ台で、母親と娘がタブレットで学校の情報を見ている
県内の拠点は28か所。まずは通える範囲にどんな場所があるかを、家族で確かめます。

石川県内の主要校をもっと詳しく:泉丘は日曜・月曜、七尾は日曜にスクーリングがあります

石川県立金沢泉丘高校(通信制課程)

県内でただ1つの公立の通信制です。石川県の案内によると、学習はレポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・定期試験の3本立てで、スクーリングは年間20〜30回程度、定期試験は各科目で原則年2回です。

  • 金沢泉丘本校:日曜日と月曜日(9時10分〜15時50分)。学校案内では、同じ内容で実施されると説明されています。都合のよい曜日を選べるので、体調に波がある人や、平日・土日に仕事がある人にも組み立てやすい形です。
  • 七尾サテライト校:日曜日のみ(9時20分〜15時40分)。七尾城北高校の校舎を借り、学習内容や科目は本校と同じで、本校の教員と協力校の担当教員が共同で行っています。入学式や学園祭などの行事は金沢の本校だけで行われます。

設置学科は普通科(令和8年度 第1学年定員200名)と衛生看護科(同40名)です。衛生看護科は、石川県立総合看護専門学校の准看護学科に入学した人が対象で、一般の入学者は普通科になります。

電話やGoogle Classroomを使って質問したり、スクーリングのない日に学校で自習や質問をしたりすることもできる、と学校案内に書かれています。定期的に活動する部活動はありませんが、同好会があり、定時制通信制の体育大会などに出られます。

美川特区アットマーク国際高校

本校は白山市美川浜町、日々の学習の場は金沢学習センター(金沢市上堤町)と美川学習センター(白山市美川中町)です。公式サイトのアクセス案内では、金沢学習センターはJR金沢駅から徒歩約15分、バスなら「南町」停留所から徒歩1分です。転入は毎月、編入は4月と10月と募集要項のページに書かれています。令和8年度の募集要項(PDF)では、スクーリング(面接指導)は白山市の会場で行い、遠方の生徒などは年5日間の集中スクーリングに参加するとされています。募集要項に載っている費用は受験料15,000円で、学費は公式サイトの公開ページと募集要項では確認できませんでした。

N高校・S高校・R高校 金沢キャンパス

金沢市本町のリファーレ2階にあり、公式サイトではJR金沢駅から徒歩5分です。コースは週5・週3、週1+、ネットコース(通学なし)が案内されています。ネットコースの学費は、1年間の実質負担金額のモデルケースとして「年額73,000円〜」(世帯年収などにより異なる)と公表されています。

第一学院高校 金沢キャンパス

金沢市堀川新町の井門金沢ビル2階で、公式サイトではJR金沢駅兼六園口から徒歩2分です。文部科学省のデータでは、第一学院高校(養父校)の学習等支援施設として届け出られています。

精華学園高校 金沢校

金沢市保古にあり、公式のアクセス案内ではIR西金沢駅が最寄りで、北鉄バスの「保古町」停留所がいちばん近い停留所です。文部科学省のデータでは面接指導等実施施設として届け出られています。

石川県内にある通信制高校の拠点28か所を地域別に示す比較表。金沢市16か所(うちスクーリングができる施設11か所)、白山・加賀・小松・野々市8か所(3か所)、能登の七尾・羽咋・輪島4か所(4か所)
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

スクーリングまでできるのは28か所のうち18か所。残る10か所では、別の会場へ行く日があります

石川県内の拠点28か所を、市町ごとに数えると次のようになります。

市町拠点の数うちスクーリングができる施設主な中身
金沢市16か所11か所金沢駅周辺のキャンパス、専門学校、泉丘本校など
白山市3か所2か所アットマーク国際の美川学習センターと会場2か所
加賀市3か所1か所泉丘の協力校(加賀聖城)と学習支援の2か所
小松市・野々市市各1か所0か所学習支援の施設だけ
七尾市・羽咋市・輪島市(能登)4か所4か所七尾サテライト校、泉丘の協力校、日本航空の石川学習センター

※文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計・2026年9月22日

地域でまとめると、金沢市が16か所(うちスクーリングができる施設11か所)、金沢市以外の加賀地域(白山市・加賀市・小松市・野々市市)が合わせて8か所(同3か所)、能登(七尾市・羽咋市・輪島市)が4か所(同4か所)です。

ここで注意したいのは、「学習等支援施設」に通っていても、スクーリングは別の会場で受けるということです。たとえば小松市や野々市市の拠点は学習支援だけなので、スクーリングの日は金沢市内や、本校のある県外の会場へ行くことがあります。サポート校の教室の多くもこちらに入ります。

もう1つ、金沢泉丘の協力校として、文部科学省のデータには加賀聖城高校(加賀市)・羽松高校(羽咋市)・輪島高校(定時制)・県立総合看護専門学校も面接指導等実施施設として載っています。ただし、県と学校の案内でスクーリングの会場として示されているのは、金沢の本校と七尾サテライト校の2か所です。ほかの協力校で何が受けられるかは、学校に確かめてください。

石川県での通い方は「金沢駅まで出られるか」と「能登か加賀か」から考えます

石川県は南北に長く、金沢市に拠点の半分以上が集まっています。住んでいる地域ごとに、現実的な通い方を整理しました。

金沢市に住んでいる場合

選べる学校がいちばん多い地域です。金沢泉丘の本校は金沢市泉野出町にあり、学校のアクセス案内では、JR金沢駅から北鉄バス(30・31・32・39系統)で「泉丘高校前」下車です。学校には駐車場がないので、公共交通機関で通うよう要項に書かれています。私立のキャンパスは金沢駅から歩ける場所に集まっていて、N高校・S高校・R高校(徒歩5分)、第一学院(兼六園口から徒歩2分)、アットマーク国際の金沢学習センター(徒歩約15分)などがあります。市内の詳しい比較は金沢 通信制高校の記事にまとめています。

白山市・野々市市・小松市・加賀市(加賀地域)に住んでいる場合

白山市にはアットマーク国際高校の本校と美川学習センター、スクーリングの会場があります。野々市市と小松市の拠点は学習支援だけなので、スクーリングは金沢市などで受けることになります。精華学園高校の金沢校は金沢市の南西部(IR西金沢駅が最寄り)にあり、野々市市・白山市の側からも比べやすい場所です。加賀市には星槎国際・札幌静修の学習支援の施設があります。公立の金沢泉丘を選ぶ場合は、日曜か月曜に金沢の本校へ通う形になります。

七尾市・羽咋市・輪島市など能登地域に住んでいる場合

能登の生徒のために置かれているのが、金沢泉丘の七尾サテライト校です。七尾城北高校の中にあり、学校公式では七尾駅から徒歩5分、スクーリングは日曜日だけです。私立では、日本航空高校の石川学習センター(輪島市)が面接指導等実施施設として届け出られています。能登から金沢のキャンパスへ週に何日も通うのは負担が大きいので、スクーリングの回数が少ない学校や、在宅中心の形も含めて比べると現実的です。

なお、金沢泉丘の転入学の要項(令和8年度)では、令和6年能登半島地震と奥能登豪雨で保護者などの家屋が半壊以上の被害を受けた生徒は、入学検定手数料(950円)が免除されると案内されています(石川県の県立高校に在籍している生徒は、もともと手数料が要りません)。

石川県ならではの通信制高校選びのポイントは、「本校の場所」と「スクーリングの会場」です

  • 本校か、キャンパスかの確認:金沢駅周辺の拠点の多くは、県外に本校がある学校のキャンパスや学習センターです。卒業証書を出すのは本校なので、「どの高校の生徒になるか」をまず確かめます。
  • スクーリングの会場の確認:28か所のうち10か所は学習支援だけの施設です。スクーリングがどこで何日あるか(県内の会場か、県外の本校か)を聞いておくと、交通費と宿泊の見積もりができます。
  • 「丸1日」の登校に耐えられるか:金沢泉丘の本校のスクーリングは9時10分から15時50分まで。回数は少なくても、登校する日は全日制に近い長さです。
  • 自学自習とのバランス:学校案内でも、通信制は自学自習が基本で、卒業には計画的にレポートを出す強い意志が要ると書かれています。レポートを1人で進められるかどうかが、学校選びの分かれ目です。
  • 不登校・発達特性への理解:学校によって、不登校経験者や発達特性のある生徒への関わり方は違います。見学や個別相談で、止まったときに誰が声をかけてくれるのかを聞いてください。
海の見える部屋で、生徒がノートパソコンでオンラインの授業を受け、祖母が本を読んでいる
本校の場所とスクーリングの会場を先に確かめておくと、能登や加賀からの通い方も見えてきます。

「+サポート校」という選択:石川県で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

通信制高校は「学籍を置く場所」としては十分でも、日々の学習管理や心のケア、居場所づくりまでを1校だけでまかなうのは簡単ではありません。そこで選択肢になるのが、通信制高校に在籍しながら使う「サポート校」です。サポート校は学校教育法の高校ではないので、卒業資格は提携する通信制高校から出ます。サポート校の費用には国の就学支援金は使えません。

石川県内で、文部科学省のデータに学習等支援施設などとして載っている、サポート校や塾・フリースクールにあたる拠点と、その提携先は次のとおりです。

施設名所在地提携先の通信制高校種類
トライ式高等学院 金沢キャンパス金沢市本町(ポルテ金沢2階)鹿島学園高校・鹿島朝日高校学習支援
個別指導塾の教室(泉丘)金沢市泉野出町広域通信制高校スクーリング可
パトリ金沢市高尾町鹿島朝日高校学習支援
吉田スクール小松市沖町鹿島朝日高校学習支援
学習塾・フリースクールBASE野々市市稲荷瑞穂MSC高校学習支援
まなびの小屋自由学校加賀市大聖寺南町星槎国際高校学習支援
てくてくの杜加賀市黒崎町札幌静修高校学習支援

※文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より。各施設の費用・通える曜日は、それぞれの公式情報でご確認ください。

サポート校を選ぶときは、次の3つを確かめると比べやすくなります。

  1. 提携先はどの通信制高校か。学費・スクーリングの会場と日数・単位の取り方は、提携先の高校のものになります。
  2. 請求は何通来るか。高校の学費とサポート校の費用は、別々にかかるのがふつうです。
  3. その施設でスクーリングまで受けられるか。「学習支援」の施設なら、スクーリングは別の会場です。

通信制高校とサポート校の違いは、通信制サポート校とはの記事でも詳しく整理しています。

公表されている学費で比べると、公立の金沢泉丘は1年次で約46,060円です

学費は、学校が公式に出している額だけを並べました。公式サイトの公開ページで確認できなかった学校は、「確認できず」としています。

学校公表されている額中身出典
金沢泉丘高校(公立)合計約46,060円1年次生が26単位を受講した場合。受講料310円×26単位=8,060円、諸経費(レポート代)約14,000円、教科書・学習書代約24,000円令和8年度 学校案内
N高校・S高校・R高校 ネットコース年額73,000円〜1年間の実質負担金額のモデルケース(世帯年収などにより異なる)。通学コースは別公式サイト
アットマーク国際高校確認できず公開ページと令和8年度の募集要項に学費の記載なし(受験料は15,000円)公式サイト
そのほかの広域通信制学校ごとに違う通学日数・コースで大きく変わる各校の募集要項

金沢泉丘の受講料は1単位310円で、これは石川県の公立高校の就学支援金(通信制は1単位310円)と同じ額です。つまり、支援金の申請をすれば、受講料の部分は支援金で埋まり、家計に残るのは主に諸経費と教科書代、それにスクーリングへの交通費です。学校案内には、働いている人には教科書・学習書代金が還付される制度があることも書かれています。

私立の通信制は、授業料のほかに施設設備費や教育関連の費用がかかり、通学日数の多いコースほど高くなるのが一般的です。比べるときは「1年間の請求の合計」と「そのうち就学支援金の対象になる授業料はいくらか」を学校に聞くと、差がはっきりします。考え方は通信制高校 学費の記事でも解説しています。

石川県立金沢泉丘高校の通信制課程で、1年次生が26単位を受講した場合の費用が、受講料8,060円・諸経費約14,000円・教科書と学習書代約24,000円の合計約46,060円であることを示す図
出典:石川県立金沢泉丘高等学校(通信制課程)令和8年度 学校案内

お金の制度:国の就学支援金に加えて、石川県の教育費負担軽減奨学金があります

国の高等学校等就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなりました。私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円まで、授業料にあてられます(文部科学省「高校生等への修学支援」)。公立の通信制に対する支給限度額は、1単位336円です(石川県「高等学校等就学支援金制度について(公立高等学校分)」)。支給される期間は、通信制では通算48か月までです。

授業料以外の教科書代などには、石川県教育費負担軽減奨学金(いわゆる奨学給付金)があります。国公立の高校に通う場合の令和8年度の給付額は、次のとおりです。

世帯の区分全日制・定時制通信制
生活保護を受けている世帯32,300円32,300円
住民税が非課税の世帯143,700円50,500円
所得割の合計が100円以上105,500円未満47,900円16,830円
所得割の合計が105,500円以上182,500円未満35,930円12,630円

出典:石川県「授業料以外の教育費への支援」(2026年8月3日更新。基準日は令和8年7月1日、申請は7月1日〜9月30日)

私立高校に通う場合も、同じ名前の奨学金の私立学校分があります(石川県「石川県教育費負担軽減奨学金(私立学校)」、2026年7月30日更新)。条件は、保護者全員の所得割の合計が182,500円未満であること、令和8年7月1日に保護者が石川県内に住んでいること、生徒が就学支援金の受給資格をもっていることの3つです。石川県外の私立高校に在学する生徒も対象で、この場合は令和8年10月30日までに県の総務課へ申請書を出します。県外に本校がある広域通信制に通う家庭は、学校からの案内を待たずに県のページを確認しておくと安心です。私立の給付額は県のリーフレットに載っており、この記事では金額を確かめきれなかったため書いていません。

サポート校の費用は、就学支援金と奨学金のどちらの対象にもなりません。サポート校の費用の構造はサポート校 学費の記事で説明しています。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

今の高校から移るなら、金沢泉丘の転入は4月と9月。私立は時期が学校ごとに違います

金沢泉丘の通信制課程は、新入学・転入学・編入学のほか、聴講生と併修生も募集しています(学校公式「入学をお考えの方へ」)。令和8年度は、4月入学(新入・転入・編入)と、9月の転入学の要項が出ています。

9月転入学の流れ(令和8年度の要項)は、学校説明会(7月1日または7月21日)への参加 → 在籍している高校の管理職から電話での転学照会 → 在籍校が7月29日・30日に出願 → 8月6日に面接 → 8月12日までに結果通知、という順でした。出願は在籍校が行い、本人や保護者は出願できないこと、志願者と保護者が学校説明会に参加することが求められている点が、私立と大きく違います。つまり、今の学校の先生に早めに相談することが、公立への転入の第一歩になります。

私立では、アットマーク国際高校が「転入は毎月、編入は4月・10月」と募集要項のページで案内しています。ほかの学校も、転入の受け入れ時期は学校ごとに違うので、先に日程を聞いてから逆算します。退学してから入り直す「編入」になると、在籍期間の空白は卒業に必要な「3年以上の在籍」に数えられません。手続きの順番は通信制高校 転入の記事にまとめています。

周辺の市町村から通う場合は、近くの「スクーリングができる施設」までの距離から考えます

28か所の拠点がある市町は、金沢市・白山市・加賀市・小松市・野々市市・七尾市・羽咋市・輪島市の8市だけです。そのほかの市町(かほく市・津幡町・内灘町・能美市・川北町・志賀町・宝達志水町・中能登町・穴水町・能登町・珠洲市など)に住んでいる場合は、次の順で考えると現実的です。

  • 金沢市に近い市町(かほく市・津幡町・内灘町・能美市・川北町など):金沢駅周辺のキャンパスや、金沢泉丘の本校(日曜・月曜)が候補になります。金沢駅までの時間で考えます。
  • 能登の中部・北部(志賀町・中能登町・穴水町・能登町・珠洲市など):公立なら七尾サテライト校(日曜)が近い会場です。私立は輪島市の日本航空の学習センター以外、スクーリングの会場は金沢市か県外になることが多いので、年間の登校日数と移動時間を先に聞きます。
  • 福井県・富山県との県境に近い地域:隣の県の学校のキャンパスも候補に入ります。ただし公立の通信制は、基本的にその県に住む人が対象です。隣の県の様子は福井 通信制高校、富山 通信制高校の記事をご覧ください。

どの地域でも、「週に何日、家を出られるか」が決まれば、選べる学校の形は自然に絞れます。家を出るのがつらい時期は、在宅中心で学べるコースや、オンライン中心のサポート校から始める方法もあります。

よくある誤解:「キャンパス」の看板があっても、そこが石川県の高校とは限りません

誤解1:金沢駅前のキャンパスは石川県の高校。金沢駅の周辺にある拠点の多くは、沖縄・茨城・群馬・兵庫・山口など、県外に本校がある学校のキャンパスです。卒業証書は本校の学校から出ます。本校が県外でも、きちんとした高校の卒業資格であることに変わりはありませんが、スクーリングの一部を本校のある県で受ける学校もあります。

誤解2:泉丘は進学校だから、通信制も難しい。金沢泉丘の通信制課程は、全日制課程と同じ学校の中にありますが、仕組みはまったく別です。学校案内では「仕事などで毎日登校できない人はもちろん、自分探しをゆっくりしたい人、自分のペースで勉強したい人も歓迎します」と呼びかけています。一方で、自学自習が基本なので、レポートを計画的に出す力は要ります。

誤解3:学習センターに通えば、スクーリングも近くで済む。28か所のうち10か所は学習支援だけの施設です。スクーリングの会場と日数は、施設ではなく在籍する高校が決めます。

誤解4:サポート校にも就学支援金が使える。使えるのは高校の授業料だけです。サポート校の費用は別にかかります。

近隣エリアの通信制高校ガイド:金沢市の記事と、北陸・岐阜の記事

お住まいの地域や、通える範囲で探している方はこちらもご覧ください。

選択肢の1つとしてのニジ高:石川県から自宅で学ぶ場合(正直な注意点)

NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営する通信制高校サポート校です。オンライン中心なので、金沢市からも、能登や加賀の南部からも、同じように参加できます。担任制で、カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように設計されていて、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。メタバースの校舎で、担任や同級生と集まるクラス会議の時間もあります。

公式サイトで掲げているのは「オンラインで最高の青春を」「孤独を、青春に」「退屈を、わくわくに」という考え方です。全国の仲間とつながり、生徒会・サークル・学園祭・企業コラボがあり、行事では生徒が企画・運営する側に回る場面もあります。不登校の生徒を650名以上サポートしてきた実績があります(グループ全体)。小中学生向けには、姉妹事業のNIJINアカデミーがあり、ニジ高はその高等部でもあります。

正直な注意点も書きます。

  • ニジ高は高校ではありません。卒業資格は、提携する通信制高校で取ります。
  • ニジ高の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高は日程の調整と準備を支援します(金沢市内の会場で受けられる場合もあります)。宿泊を伴うスクーリングに、ニジ高のスタッフは付き添いません。
  • 費用は2本立てです。提携校の学費と、ニジ高の費用の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内でご確認ください。

家からオンラインで学びたい人にとっては選択肢になりますが、「週に何日か外に出て、人と会う場所がほしい」人には、金沢市内のキャンパスや学習センターのほうが合う場合もあります。両方を並べて比べるところから始めてください。

石川県で迷ったときの進め方(3ステップ)

ステップ1:週に何日、家を出られるかを数える。今月、朝に家を出られた日が何日あったかを正直に数えます。週3日以上なら金沢市内の通学型のキャンパス、月に数回なら金沢泉丘や在宅中心のコース、ほとんど出られないならオンライン中心の形、というように候補の形が決まります。

ステップ2:住んでいる地域から、スクーリングの会場を絞る。金沢市・加賀地域なら金沢の本校や市内の会場、能登なら七尾サテライト校や輪島の会場が現実的です。学習支援だけの施設を選ぶときは、スクーリングの会場を先に聞きます。

ステップ3:2〜3校に絞って、同じ質問をする。「どの高校の生徒になるか」「1年間の請求の合計」「スクーリングの会場と日数」「レポートが止まったとき誰が気づくか」を同じ順番で聞きます。公立の金沢泉丘に転入したい場合は、今の学校の先生への相談から始めます。

オンラインの選択肢も比べたい場合は、ニジ高の体験説明会・個別相談で、授業の様子や提携校のスクーリングの通い方を聞くことができます。

相談室の丸テーブルで、父親と息子が職員の話を聞いている
迷ったら、個別相談で同じ質問を2〜3校にしてみると違いが分かります。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

金沢まで出られない日も、家から仲間と青春できる学校を見てみる

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校です。能登からも加賀からも同じように参加でき、生徒会や学園祭などの行事を、生徒が自分たちで企画する側に回れます。通信制に足りなかった「対人感性・コミュニケーション」もプラス。卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングに参加します。体験説明会で、授業の様子や通い方を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 石川県に公立の通信制高校はいくつありますか。

A. 1校です。石川県の公式ページに、県内の公立高校で通信制課程を置いているのは金沢泉丘高校だけと書かれています。能登地域の生徒のために、七尾市に七尾サテライト校があります。

Q. 金沢泉丘の通信制のスクーリングは何曜日ですか。

A. 本校は日曜日と月曜日の9時10分〜15時50分で、同じ内容で行われると学校案内に書かれています。七尾サテライト校は日曜日だけ(9時20分〜15時40分)です。年間の回数は20〜30回程度です。

Q. 金沢泉丘の通信制の費用はいくらですか。

A. 令和8年度の学校案内では、1年次生が26単位を受講した場合、受講料8,060円・諸経費(レポート代)約14,000円・教科書と学習書代約24,000円の合計約46,060円です。受講料は1単位310円で、就学支援金の対象です。

Q. 県外に本校がある通信制高校に通う場合も、石川県の奨学金は使えますか。

A. 石川県教育費負担軽減奨学金(私立学校)は、保護者が石川県内に住んでいて所得の条件を満たせば、石川県外の私立高校に在学する生徒も対象です。令和8年度は10月30日までに県の総務課へ申請します。

Q. サポート校に通えば、高校の卒業資格が取れますか。

A. サポート校そのものは高校ではないので、卒業資格は提携する通信制高校から出ます。高校のレポート・スクーリング・試験をこなして単位を取る必要があり、サポート校はそれを支える役割です。

まとめ:石川県の通信制高校選びは「学校」と「サポート」の両方から

石川県の通信制高校は、本校が県内に2校、公立は金沢泉丘の1校です。県内の拠点28か所のうち16か所が金沢市にあり、スクーリングまでできる施設は18か所。能登には七尾サテライト校などの会場があります。数だけ見ると選択肢は限られて見えますが、県外に本校がある学校のキャンパスや、在宅中心のコース、オンライン中心のサポート校まで含めると、形はいくつもあります。

大切なのは、「どこが有名か」ではなく、「今の自分が週に何日、どこまでなら出られるか」から考えることです。金沢泉丘の日曜・月曜の丸1日の登校が合う人もいれば、まずは家からオンラインで仲間とつながるところから始めたほうがいい人もいます。

焦って1校に決めなくて大丈夫です。気になる学校を2〜3校選んで、同じ質問をしてみてください。その中で「ここなら続けられそう」と思える場所が、きっと見つかります。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

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