夏休み明けに突然「高校に行けない」は珍しくない
毎年8月下旬〜9月にかけて、「夏休みが明けたのに子どもが高校に行けない」という相談が急増します。文部科学省の調査によると、高校生の不登校は年々増加しており、特に長期休み明けは登校できなくなるきっかけになりやすい時期です。
「昨日まで普通に話していたのに、急に布団から出られなくなった」「朝になると腹痛や頭痛を訴える」——これは怠けではなく、心身が限界のサインである場合がほとんどです。
まず確認すべき「出席日数」と「単位」の問題
高校には進級・卒業に必要な出席日数のルールがあります。一般的に、各科目の授業時数の3分の1以上欠席すると単位を落とすリスクがあります。学校によって基準は異なるため、担任や教務担当に現時点での欠席日数と進級の見通しを確認することが最初のステップです。早めに現状を把握するほど選択肢が広がります。
高校に行けない理由は「甘え」ではない
発達障害(ADHD・ASD・LD)やグレーゾーンの特性を持つ高校生は、集団生活のストレスが格段に大きくなりやすいです。1学期間無理をして通い続けた結果、夏休み明けに心身が動けなくなるケースは非常に多くあります。責めずに、まず安心できる環境を整えることが最優先です。
夏休み明けに使える3つの選択肢
① 今の高校に在籍したまま復帰を目指す
出席日数に余裕があるかを確認し、スクールカウンセラーや担任と連携しながら段階的な復帰を目指す方法です。ただし、根本的な環境が変わらなければ同じことが繰り返されるリスクもあります。
② 通信制高校へ転入する
通信制高校は自分のペースで学習でき、週1〜5日など通学頻度を調整できます。高1・高2・高3どのタイミングでも転入可能で、単位の引き継ぎもできます。
③ 通信制高校+サポート校を組み合わせる
通信制高校だけでは学習管理や生活リズムの維持が難しいという生徒も多くいます。サポート校とは、通信制高校の卒業をサポートするための民間の学校で、少人数制で個別対応してくれます。発達障害や不登校経験のある生徒に専門的に対応しているサポート校もあります。
転入のタイミングはいつでもいい?
通信制高校の転入は、多くの学校で年間を通じて随時受け付けています。「もう少し今の学校で頑張ってから」と先延ばしにすると、出席日数が不足して単位を落とすリスクが高まります。早めに動くことが子どもの選択肢を守ることにつながります。
NIJIN高等学院について
NIJIN高等学院は、発達障害・不登校経験のある高校生を専門に受け入れる通信制サポート校です。「今の学校が合わなくて辛い」「転校を考えているが何から始めればいいかわからない」という方は、まずは無料の個別相談会にお越しください。
参考文献・出典
- 文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2024年)文部科学省PDF
- 文部科学省「通信制高等学校の現状について」(2023年)文部科学省
- 厚生労働省「発達障害の理解のために」厚生労働省
所要時間:約30分 / オンライン対応可 / 完全無料

