青森県 通信制高校|県立3校と県内32拠点・サポート校の選び方【2026】

青森県で通信制高校を探すと、「北斗」「尾上総合」「八戸中央」「青森山田」「N高」「トライ」と、たくさんの名前が出てきます。けれど、どれが県内に本校がある高校で、どれが県外の高校の教室なのか。八戸や弘前、十和田、むつから通うなら、どこまで出ていけばスクーリング(面接指導)を受けられるのか。調べ始めたばかりだと、ここで手が止まってしまうと思います。

先に結論を書くと、青森県内に本校がある通信制高校は8校で、公立は県立の北斗高校(青森市)・尾上総合高校(平川市)・八戸中央高校(八戸市)の3校です。県外に本校がある高校の拠点も合わせると、県内で学べる拠点は所在地で数えて32か所あり、そのうちスクーリングまでできる施設は15か所でした。拠点は青森市(13か所)・八戸市(8か所)・弘前市(6か所)に集まり、十和田・三沢・むつ・五所川原は1〜2か所ずつです。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、青森県教育委員会の入学者選抜要項、県立3校と県内の私立各校の公式サイトを、2026年9月22日に実際に開いて確認した内容でできています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。青森市の中の学校(北斗高校の費用・入試・通い方など)は、青森市 通信制高校の記事でくわしく扱っています。

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目次

結論:青森県の通信制高校の早見

  • 青森県内に本校がある通信制高校は8校(公立3校・私立5校)。本校は青森市に3校、八戸市に3校、平川市・五所川原市に1校ずつです。
  • 公立は県立の北斗・尾上総合・八戸中央の3校。スクーリングは日曜が中心で(北斗・八戸中央は水曜も選べ、尾上総合の水曜は許可制)、入学の入口は4月と、秋の後期(尾上総合は9月、ほかの2校は10月)の年2回です。
  • 2027年4月入学の県立通信制の出願は、2027年3月8日〜25日のWEB出願です(県の令和9年度選抜要項)。募集人員は2026年10月下旬に発表される予定です。
  • 県外に本校がある高校も含めると、県内の拠点は32か所。スクーリングまでできるのは15か所で、残る17か所は学習を支える施設です(文部科学省の掲載データを所在地で集計)。
  • 八戸市(中核市)には本校3校と拠点8か所があり、在籍の登録が県内でもっとも多い拠点(仙台育英学園高校のILC青森・388人)も八戸市にあります。
  • 十和田・三沢(上十三)と、むつ(下北)の拠点は合わせて4か所だけで、スクーリングができるのはむつ市の下北文化会館(五所川原第一高校)の1か所です。
  • 家から出にくい時期は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、提携校の卒業をめざす方法もあります。
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青森県の通信制高校事情:本校は8校。公立は北斗・尾上総合・八戸中央の県立3校です

文部科学省の掲載データで、本校の所在地が青森県になっている通信制高校は8校でした。在籍者数は、入学式の日時点の数としてデータに載っている数字です。

学校名本校の所在地設置在籍(データ上)
青森県立北斗高等学校(通信制)青森市松原公立210人
青森県立尾上総合高等学校(通信制)平川市高木公立128人
青森県立八戸中央高等学校(通信制)八戸市諏訪公立118人
青森山田高等学校(広域通信制)青森市幸畑(青森大学4号館2階)私立374人(札幌校・東京校を含む)
五所川原第一高等学校(通信制)五所川原市元町私立192人
東奥学園高等学校(通信制)青森市勝田私立128人
八戸工業大学第二高等学校(通信制)八戸市妙私立63人
八戸学院光星高等学校(通信制)八戸市廿三日町私立8人

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点、在籍者数は入学式の日時点)を2026年9月22日に集計

県立3校の募集人員は、青森県のあおもり県立高校情報ガイドで、北斗高校が普通科200人、尾上総合高校と八戸中央高校が普通科150人ずつと案内されています。県立の通信制は3校とも普通科・単位制で、それぞれ東青・中南・三八の地域に1校ずつ置かれている形です。

私立の5校のうち、八戸工業大学第二高校の通信制は2024年(令和6年)4月、八戸学院光星高校の通信制は2026年(令和8年)4月に開設されたと各校の公式サイトに書かれています。新しい学校が増えているので、数年前の一覧だけを見て選ぶと、候補が抜け落ちることがあります。

窓の外に雪が積もった家の座卓で、母親と十代の子どもが並んでノートパソコンと手書きの地図を見ている様子
雪の季節の青森。通い方を家で一緒に確かめているところ

県立3校のスクーリングは日曜が中心。回数と水曜の扱いに違いがあります

県立3校の通い方を、各校の公式サイトの書き方のまま並べました。どの学校も、教科書と学習書で自分で学び、レポート(添削課題)を出し、スクーリングに出て、試験で単位を取る流れは同じです。

項目北斗(青森市)尾上総合(平川市)八戸中央(八戸市)
スクーリングの曜日日曜と水曜、それぞれ月3〜4回日曜。仕事などで出られない人は許可を得て水曜日曜と水曜。都合のつく曜日に出席
期間・回数前期・後期の2学期制前期5〜7月・後期9〜12月、各10回程度前期10週間・後期10週間
入学の入口4月(前期)と10月(後期)4月と9月(後期入学。令和8年度は9月26日に後期入学式)4月と10月
行き方(公式の案内)くわしくは青森市の記事で弘南鉄道「尾上高校前」駅。青森・浪岡方面はJR奥羽本線で弘前へ出て乗り換えJR八戸線 小中野駅から徒歩15分、市営バス 諏訪バス停から徒歩5分

出典:北斗高校 通信制、尾上総合高校 通信制「学習について」・学校までの交通機関、八戸中央高校 通信制「学校紹介」・学校周辺案内図(2026年9月22日確認)

尾上総合高校は、スクーリングの必要な回数が科目ごとに違い、多い科目で10回・8回、少ない科目で2回と説明しています。出席が足りないと試験を受けられず、履修が認められない仕組みです。試験は100点満点の40点以上で合格で、不合格でも追認試験(再試験)を各科目2回まで受けられると、同校の「よくある質問」に書かれています。

八戸中央高校は、レポートの合格点を50点以上、定期試験の合格点を40点以上としています。単位制なので一度取った単位は無効にならず、他の高校で取った単位や高卒認定試験の合格科目も卒業に必要な単位として認められます。

北斗高校は、卒業の条件として74単位以上の修得・特別活動30時間以上・出校日数60日以上を学校案内に挙げています。受講料は1単位310円です。費用・入試・アクセスのくわしい内容は、青森市 通信制高校の記事にまとめています。スクーリングそのものの仕組みは通信制高校 スクーリングの記事が参考になります。

2027年4月入学の県立通信制は、3月8日〜25日のWEB出願です。10月入学と転入の入口もあります

青森県教育委員会が2026年8月28日に公表した令和9年度青森県立高等学校入学者選抜要項では、通信制課程の日程が次のようになっています。

  • 出願の受付:2027年3月8日(月)9時〜3月25日(木)16時(WEB出願システム)
  • 選抜結果の通知:2027年4月9日(金)
  • 県立3校の通信制の募集人員は、2026年10月下旬に発表される予定です

全日制の一般入学者選抜(2027年3月4日に学力検査など)とは日程が別で、通信制は全日制の結果が出たあとでも出願できる時期に受付があります。

秋に入る道もあります。2026年度の例では、尾上総合高校の後期(9月)入学の出願受付が8月25日〜9月2日(後期入学式は9月26日)、八戸中央高校の10月入学も願書受付が8月25日〜9月2日で、選抜検査は9月16日でした。どちらも、出願書類は通信制の仕組みを説明しながら手渡す形で、事前に電話で来校日を相談するよう案内されています。

いま別の高校に在籍している人の転入学・在籍していた人の編入学は、学校ごとに受付の時期があります。八戸中央高校の2026年度分は、転入学・編入学とも願書受付が2月16日〜3月5日、選抜検査が3月15日でした。尾上総合高校は、前の学校で取った単位はすべて卒業単位に含まれ、1年間に30単位まで修得できるので、前の高校で14単位以上取った人は最短あと2年、44単位以上取った人は最短1年で卒業できると説明しています(体育などの単位数によって延びることもあります)。

転入と編入のちがいや、退学する前に確かめたいことは通信制高校 転入の記事にまとめています。

出典:青森県「令和9年度 青森県立学校入学者選抜について」、尾上総合高校 通信制 入試情報、八戸中央高校 通信制「入学をお考えの方へ」(2026年9月22日確認)

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

県内の拠点は32か所。スクーリングまでできるのは15か所です

県外に本校がある広域通信制高校も、青森県内に「キャンパス」「学習センター」を置いています。文部科学省の掲載データで、所在地が青森県の連携施設(通信教育連携協力施設)を数えると、登録は16校の38件でした。同じ建物に複数の高校が登録している場所(トライ式高等学院 青森キャンパス、N高・S高・R高の青森キャンパスなど)を1か所にまとめると、32か所になります。

この32か所は、データ上2種類に分かれます。

  • 面接指導等実施施設(15か所):その場所でスクーリング(面接指導)や試験を受けられる施設
  • 学習等支援施設(17か所):ふだんの学習や生活の相談を支える施設。スクーリングは別の会場(本校や、ほかの施設)で受けることになります

スクーリングができる15か所の中には、青森大学・青森公立大学・青森中央短期大学・八戸工業大学・弘前の笹森記念体育館・八戸東運動公園のように、ふだん通う教室ではなく、スクーリングの日に使う会場として登録されている場所も含まれます。

県教育委員会の選抜の地区分け(東青・西北五・中弘南黒・上十三・下北むつ・三八)で、本校と拠点を並べると次のとおりです。

地区(主な市)本校拠点(か所)うちスクーリングができる施設
東青(青森市)3校(北斗・東奥学園・青森山田)136
三八(八戸市)3校(八戸中央・八戸工大二・八戸学院光星)85
中弘南黒(弘前市・平川市)1校(尾上総合)6(すべて弘前市)3
西北五(五所川原市)1校(五所川原第一)10
上十三(十和田市・三沢市)なし30
下北むつ(むつ市)なし11

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)を2026年9月22日に集計。地区名は青森県「令和9年度 求める生徒像・選抜方法等一覧」の地区の分け方

見てわかるとおり、本校も拠点も、青森市・八戸市・弘前市の3市に集まっています。上十三と西北五の拠点はすべて学習支援の施設で、そこに通っていても、スクーリングの日は別の会場へ行くことになります。家から近い「キャンパス」を見つけたら、その高校のスクーリングが年に何日、どこで行われるのかを、入学前に確かめておくのが安全です。

青森県内の通信制高校の拠点32か所を6地区で比べた表。スクーリングができる施設と学習支援だけの施設は、東青が6と7、三八が5と3、中弘南黒が3と3、西北五が0と1、上十三が0と3、下北むつが1と0で、合計15か所と17か所であることを示す
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)を集計

青森県内の主要校をもっと詳しく:県内に本校がある私立5校は、通い方がそれぞれ違います

県立3校のほかに、青森県内に本校がある私立の通信制は5校です。公式サイトで確認できた通い方を、学校ごとにまとめました。

青森山田高等学校(青森市・広域通信制)

青森校(青森市幸畑、青森大学4号館2階)のほか、札幌校・東京校があります。スクーリングは月に3・4回程度と案内されています。公式サイトでは「3年間の学年制で進級・卒業」と説明しており、単位制が多い通信制の中では珍しい形です。入学は出願書類と面接で選考し、学力・年齢は問わないとしています。受験料は5,000円です。

東奥学園高等学校(青森市)

スクーリングは土曜日と日曜日で、それぞれ月に約3〜4回、年間では40日前後と案内されています。入学の機会は4月と9月の年2回で、全日制・定時制・通信制からの転入学ができます。授業料を除く経費は、教科書代を含めて年額およそ10万円と公式サイトに書かれています。

五所川原第一高等学校(五所川原市)

一般コースとネットコースがあり、3年間で卒業しようとする場合のスクーリングは週2回(金曜・土曜)です。春(4月)と秋(10月)に入学でき、転入・編入は青森県全域と秋田県全域から随時受け付けています。むつ校(ネットコース)もあり、面接や入学式はむつ市の下北文化会館で行われます。

八戸工業大学第二高等学校(八戸市)

1年次は毎週水曜日、2年次は毎週木曜日、3年次は毎週金曜日に登校し、加えて月に1回土曜日か日曜日に登校する形です。二高キャンパス・大学キャンパス・番町キャンパスの3か所を使います。入学は4月で、転入学は12月まで随時受け入れています。

八戸学院光星高等学校(八戸市)

2026年4月に通信制を開設した新しい課程で、データ上の所在地は八戸市廿三日町(東奥朝日ワークステーション2階)です。スクーリングの曜日や学費は、公式サイトの本文では確認できませんでした。

出典:青森山田高校 広域通信制、東奥学園高校 通信制課程、五所川原第一高校 通信制 募集要項、八戸工業大学第二高校 通信制課程、八戸学院光星高校 通信制(2026年9月22日確認)

東青(青森市とその周辺)は本校3校と拠点13か所。くわしくは青森市の記事で

青森市には、県立の北斗高校、私立の東奥学園・青森山田の本校3校と、県外に本校がある高校の拠点13か所があります。拠点のうち6か所はスクーリングができる施設で、NHK学園高校は北斗高校を、鹿島朝日高校は青森公立大学を、鹿島学園高校は青森大学を、日本ウェルネス高校は青森中央短期大学を会場として登録しています。ほかに、さくら国際高校は青葉の青森キャンパスを、広域通信制高校1校は東造道の個別指導塾の教室を、スクーリングができる施設として登録しています。

学習支援の施設は、青森駅ビル ラビナ5階のトライ式高等学院 青森キャンパス(鹿島学園高校・鹿島朝日高校)、長島のN高・S高・R高 青森キャンパス、古川のエコール青森(鹿島朝日高校)など7か所です。

青森市内の学校の費用・入試・スクーリングの曜日や、北斗高校までのバスの行き方は、青森市 通信制高校の記事で、公式の資料をもとにくわしく整理しています。青森市にお住まいの方は、あわせてご覧ください。

津軽(弘前・平川・五所川原)は尾上総合と五所川原第一。弘前市には拠点6か所があります

中弘南黒地区では、平川市に県立の尾上総合高校があります。弘前方面からは弘南鉄道で「尾上高校前」駅へ、黒石方面からも弘南鉄道で通えると学校が案内しています。青森・浪岡方面からはJR奥羽本線で弘前へ出て、弘南鉄道に乗り換える形です。大鰐方面・藤崎方面も、弘前で弘南鉄道に乗り換える経路が示されています。

弘前市内の拠点は6か所で、そのうちスクーリングができる施設は3か所です。広域通信制高校の1校は、弘前市徳田町のS.K.K.リカレントスクールと、下白銀町の笹森記念体育館を、星槎国際高校は徳田町のS.K.K.情報ビジネス専門学校を、スクーリングができる施設として登録しています。残る3か所は、さくら国際高校の学習センター2か所と、鹿島学園高校の習学ゼミ高等学院 弘前キャンパスで、学習支援の施設です。尾上総合のスクーリングの曜日や転入・編入の時期、弘前市内の6か所の通い方は、弘前市 通信制高校の記事にまとめています。

西北五地区では、五所川原市に私立の五所川原第一高校の本校があります。スクーリングは本校で週2回(金・土)が基本です。五所川原市内の拠点は、習学ゼミ高等学院 五所川原キャンパス(鹿島学園高校・鹿島朝日高校)の1か所で、学習支援の施設です。つがる市や鰺ヶ沢方面から県外の広域通信制に入る場合は、スクーリングの会場が弘前・青森、または県外になることを前提に考えておきましょう。

八戸市(中核市)は本校3校と拠点8か所。県内でもっとも在籍の多い拠点もここにあります

八戸市は2017年(平成29年)1月1日に中核市に移行した、県南の中心の市です(八戸市「中核市に関する質問」)。通信制高校の面でも、青森市と並ぶ拠点の集まる市です。

  • 本校3校:県立の八戸中央高校(諏訪)、八戸工業大学第二高校(妙)、八戸学院光星高校(廿三日町)
  • 拠点8か所:スクーリングができる施設が5か所、学習支援の施設が3か所

スクーリングができる施設のうち、仙台育英学園高校のILC青森(湊高台)は、データ上の在籍が388人で、青森県内の拠点の中でもっとも多い登録です。仙台育英学園高校は、ほかに一番町のユートリーと八戸東運動公園も会場として登録しています。星槎国際高校は、八戸工業大学と、八戸あおば高等学院(柏崎)を登録しています。八戸あおば高等学院は、公式サイトで「青森県教育委員会指定の技能教育施設」と説明しており、普通科目は星槎国際高校の教員によるスクーリング、商業の科目は学院で学ぶ形です。

学習支援の施設は、鹿島朝日高校の習学ゼミ高等学院 八戸キャンパス(柏崎)、広域通信制高校の八戸学習センター(湊高台)、八洲学園大学国際高校のALグローバル高等学院(十三日町)の3か所です。

八戸市から公立を選ぶなら、市内の八戸中央高校が通いやすい候補になります。小中野駅から徒歩15分、諏訪バス停から徒歩5分と学校が案内しています。八戸市の独自の奨学金などは、この記事では確認していません。市の窓口にあわせて問い合わせてください。八戸中央高校の入学の時期、市内8か所の拠点の内訳、八戸市の奨学金の扱いは、八戸市 通信制高校の記事にまとめています。

りんご畑が窓の外に見える家の机で、高校生がノートパソコンでオンラインの授業を受け、後ろで祖父母が本を読んでいる様子
拠点が遠い地域でも、ふだんの学習は自宅で進められます

上十三(十和田・三沢)と下北(むつ)は拠点が少なく、スクーリングは遠くの会場になりがちです

上十三地区の拠点は、十和田市の習学ゼミ高等学院 十和田キャンパス(鹿島学園高校・鹿島朝日高校)、三沢市の習学ゼミ高等学院 三沢キャンパス(同)と、さくら国際高校の三沢学習センターの3か所で、どれも学習支援の施設です。本校は地区内に無いので、公立なら八戸中央(八戸市)か北斗(青森市)、私立なら八戸・青森の学校や、県外に本校がある高校のスクーリング会場へ出ることになります。

下北むつ地区の拠点は、むつ市の下北文化会館の1か所です。ここは五所川原第一高校のスクーリングができる施設として登録されていて、データ上の在籍は27人でした。五所川原第一高校は、むつ校(ネットコース)の面接や入学式もこの会館で行っています。下北から県立の通信制を選ぶ場合は、青森市の北斗高校か八戸市の八戸中央高校へ通う形になり、冬の移動も含めて負担が大きくなりやすい地域です。

青森県内の通信制高校・サポート校 比較表:サポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「サポート校」「高等学院」と名のつく場所は、それ自体は高校ではなく、通信制高校に在籍する生徒の学習や生活を支える施設です。高校卒業の資格は、提携する(在籍する)通信制高校で取ります。青森県内では、次のような施設が、文部科学省のデータで通信制高校の連携施設として登録されています。

名称所在地登録している通信制高校データ上の種類
トライ式高等学院 青森キャンパス青森市(青森駅ビル ラビナ5階)鹿島学園高校・鹿島朝日高校学習支援
習学ゼミ高等学院(青森・弘前・五所川原・十和田・三沢・八戸)県内6市鹿島学園高校・鹿島朝日高校学習支援
エコール青森青森市古川鹿島朝日高校学習支援
s‐class青森市新町星槎国際高校学習支援
八戸あおば高等学院八戸市柏崎星槎国際高校スクーリングができる施設
ALグローバル高等学院八戸市十三日町八洲学園大学国際高校学習支援
個別指導塾の教室青森市東造道広域通信制高校スクーリングができる施設
S.K.K.リカレントスクール弘前市徳田町広域通信制高校スクーリングができる施設

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)。習学ゼミ高等学院は、市によって登録している高校が1校または2校です

サポート校を選ぶときは、次の2つをセットで確かめます。

  • 提携先の通信制高校のスクーリングは、どこで年に何日か(県内の会場か、県外の本校か)
  • 費用が「高校の学費」と「サポート校の費用」の二段になること。国の就学支援金が使えるのは高校の授業料だけで、サポート校の費用には使えません

サポート校の仕組みは通信制サポート校の記事、費用の二段構造はサポート校 学費の記事でくわしく説明しています。

通信制高校だけでは足りないときの「+サポート校」という選択は、在籍校をそのままにして使えます

公立の通信制は費用が抑えられる一方で、スクーリングの日以外は自分で教科書を読み、レポートを進める時間がほとんどです。たとえば尾上総合高校は、生徒が主体的に教科書・学習書を読み、自学自習で学んでいく仕組みだと説明しています。家で一人で進めるのが難しいとき、学習の伴走や生活リズムづくりを別の場所に頼る方法が「+サポート校」です。

サポート校の多くは、提携する特定の通信制高校とセットで入る形ですが、ニジ高のように、N高等学校・ルネサンス高等学校・クラーク記念国際高等学校など、ほかの通信制高校に在籍したまま併用できるサポート校もあります。その場合も、卒業資格・スクーリング・単位・調査書は在籍している通信制高校のものです。費用は在籍校とサポート校の両方がかかります。

学費は公表額で比べます。県立の北斗は1単位310円、五所川原第一は1単位13,000円です

学費を公式サイトで公表している学校の額を並べました。公表の仕方がそろっていないので、同じ条件の見積もりは各校に頼んでください。

学校入学時毎年の主な費用公表の出どころ
北斗高校(県立)入学料500円受講料 1単位310円(年8,060円の例)、諸経費 年12,150円学校の入試案内
五所川原第一高校入学金30,000円・施設設備費20,000円授業料 1単位13,000円+教育運営費など年36,960円。教科書など約1万円は別募集要項(25単位で年361,960円のモデル)
東奥学園高校公式で確認できず授業料を除く経費が年額およそ10万円(教科書代を含む)通信制課程のページ
尾上総合・八戸中央(県立)公式で確認できず公式で確認できず学校に問い合わせ

出典:北斗高校 通信制 入試案内、五所川原第一高校 通信制 募集要項、東奥学園高校 通信制課程(2026年9月22日確認)

2026年度の国の高等学校等就学支援金は、私立の通信制で1単位13,668円・年337,200円まで、所得制限なしです(文部科学省)。五所川原第一高校の授業料1単位13,000円は、この上限の範囲に入る額です。ただし、入学金・施設設備費・教育運営費・教科書代は支援金の対象外なので、そこは家計に残ります。公立の通信制の授業料には、1単位336円まで支援金が充てられます。

なお、学校の募集要項の中には、支援金の額を旧額(1単位12,030円)で案内しているものもありました。2026年度の額は、在学する学校の説明とあわせて文部科学省のページで確かめてください。公立と私立の学費の差は通信制高校 学費の記事、公立の受講料の比べ方は通信制高校 安いの記事にもまとめています。

お金:国の就学支援金に加えて、青森県には入学金の補助と、通信制向けの給付金の額があります

青森県の私立高等学校等の修学支援制度(2026年7月15日更新)で、通信制に関係するものは次の2つです。

  • 就学支援費補助金(県):国の就学支援金の受給資格がある新入生で、保護者等の年収の目安が270万円未満程度(市町村民税の所得割が課されない世帯など)のとき、入学金に対して年額50,000円まで。県の支給額の表では、全日制・通信制の新入生が対象と書かれています。申請先は在学する学校です
  • 奨学のための給付金(県):授業料以外の教科書費・教材費などに充てる給付金。基準日(原則7月1日)に保護者が青森県内に住んでいることが条件で、通信制の額は全日制と違います
世帯の区分全日制(年額)通信制(年額)
生活保護(生業扶助)受給世帯52,600円52,600円
住民税所得割が非課税の世帯152,000円52,100円
所得割の合算が105,500円未満50,670円17,370円
所得割の合算が105,500円以上182,500円未満38,000円13,030円

出典:青森県「令和8年度 奨学のための給付金のご案内(詳細版)」、就学支援金と就学支援費補助の支給額(2026年9月22日確認)

区分3・4(所得割が一定額未満の世帯)は、令和8年度から対象に加わった区分です。新入生は4〜6月分の早期給付も受けられます。申請は在学する学校が定める期限(7月ごろ)までに行い、県外の高校に在学している場合は、青森県県民活躍推進課へ郵送で申請すると県のページに書かれています。県立高校の生徒向けの制度は、県教育委員会の別の案内になります。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

青森県で私立の通信制高校に通うときの3つの支援を示すカード図。国の就学支援金は1単位13,668円・年337,200円まで、県の就学支援費補助金は新入生の入学金に年5万円まで、県の奨学のための給付金は通信制の非課税世帯で年52,100円であることがわかる
出典:文部科学省・青森県の公式資料(2026年9月確認)

青森県ならではの通信制高校選びのポイントは、冬の移動と、スクーリング会場までの距離です

  • 拠点ではなく、スクーリングの会場までの距離で比べる:県内32か所のうち17か所は学習支援だけの施設です。近くのキャンパスに通っていても、スクーリングの日は青森市・八戸市・弘前市や、県外の本校まで行くことがあります。
  • 冬の移動を前提に、曜日と回数を見る:県立3校は日曜が中心(北斗・八戸中央は水曜も選べ、尾上総合の水曜は仕事などで日曜に出られない人の許可制)。尾上総合は前後期各10回程度、北斗は月3〜4回、八戸中央は前後期各10週間です。雪の季節に同じ時間帯で一度行ってみると、続けられるかの見通しが立ちます。
  • 入口の時期を逃さない:県立の4月入学は3月のWEB出願、秋の後期入学(尾上総合は9月、八戸中央は10月)は8月下旬〜9月上旬が出願の例でした。東奥学園は4月と9月、五所川原第一は4月と10月、転入は随時の学校もあります。
  • 県境の学校も候補に入れる:五所川原第一高校は秋田県からの転入・編入も受け付けており、八戸工大二・八戸学院光星は通信教育を行う区域に岩手県を含んでいます(文部科学省データ)。

よくある誤解:「キャンパスが近い=スクーリングも近い」とは限りません

青森県で学校を探すときに、よく起きる思い違いが3つあります。

1つめは「家の近くにキャンパスがあるから、そこで全部済む」。十和田・三沢・五所川原の拠点は、どれも学習支援の施設でした。スクーリングは別の会場で受けるので、年に何日、どこまで行くかを確かめてから決めてください。

2つめは「公立は安いから、どこでも同じ」。県立3校は費用が抑えられる一方で、日曜・水曜のスクーリングは本校で受ける前提です。文部科学省のデータでは、県立3校には地域の協力校などの連携施設の登録がありませんでした。八戸から北斗、むつから八戸中央というように、住む場所によって通う負担が大きく変わります。

3つめは「入試に学力検査がないから、卒業も簡単」。入りやすさと卒業できるかは別です。尾上総合高校はスクーリングの出席が足りないと試験を受けられないと説明しており、レポートにも提出と合格の期限があります。「どこなら入れるか」より「どこなら続けられるか」で比べるのがおすすめです。

近隣エリアの通信制高校ガイド:県境の近くなら、秋田・岩手・北海道の学校も候補です

青森県に本校がある高校のうち、青森山田高校は、通信教育を行う区域に青森県のほか北海道・岩手県・秋田県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県を含む広域通信制で、札幌校・東京校があります(文部科学省データ)。反対に、県外の高校のスクーリング会場が隣の県にあることもあります。隣の道県の記事もあわせてご覧ください。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

ここで、私たちNIJIN高等学院(ニジ高)についても正直にお伝えします。ニジ高は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。青森県のどこに住んでいても、雪で外に出にくい日でも、家から授業に参加できます。

  • 担任制で、学習と生活のペースを一緒に整えます
  • カメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます
  • 生活リズムに波があっても学べる設計で、中学の内容の学び直しや、授業のアーカイブ視聴にも対応しています
  • 生徒会・サークル・学園祭・企業コラボがあり、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます
  • 途中からの入学(転入・編入)ができ、出願費用は無料です
  • グループ全体で、不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(小中学生向けには、姉妹事業のオルタナティブスクールNIJINアカデミーがあります)

一方で、注意点もあります。ニジ高そのものは高校ではなく、学院の中でのスクーリングはありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校で取るため、提携校のスクーリングには参加が必要です。ニジ高は日程の調整や準備を支援しますが、宿泊を伴うスクーリングにニジ高のスタッフが付き添うことはありません。

提携する通信制高校のスクーリングは、青森市や弘前市内の会場で受けられる場合もあります。青森から通える会場かどうかは、相談の場で確かめてください。

費用は「提携する通信制高校の学費」と「ニジ高の費用」の両方がかかり、ニジ高の費用には国の就学支援金は使えません。金額は学費のご案内でご確認ください。また、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます(キャンパス一覧)。

青森で迷ったときの進め方(3ステップ)

ステップ1:週に何日、どこまでなら出られるかを書き出す。「日曜なら家族が青森市まで送れる」「冬は八戸までが限界」「今は0日」など、今の正直な数字でかまいません。0日なら、まず家で学べる形から考えます。

ステップ2:候補を2〜3校に絞り、スクーリングの会場と曜日を並べる。県立なら本校の日曜・水曜。私立や県外の広域通信制なら、県内の会場か県外の本校か、年に何日か。この記事の地区別の表で、住む地区にスクーリングができる施設があるかを先に見ておくと絞りやすくなります。

ステップ3:同じ質問を、すべての学校にする。「年に何日、どこへ行く必要がありますか」「就学支援金を引く前と後の費用はいくらですか」「体調を崩して1か月休んだら、単位はどうなりますか」「今の高校の単位は何単位引き継げますか」。同じ質問をしたときだけ、学校を公平に比べられます。費用や手続きでよく聞かれることは、ニジ高のよくある質問にもまとめています。

冬の朝、雪の残る小さな駅のホームのベンチで、保護者と十代の子どもが並んでスマートフォンを見ている様子
スクーリングの日の行き帰りは、冬の時間も含めて考えます
オンラインで学ぶニジ高の生徒

雪で通えない日も、青森の家から全国の仲間と青春を

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるオンライン中心のサポート校。全国の仲間とつながり、行事を自分たちで企画する側にもなれます。1クラス8人の授業で、対人感性・コミュニケーションもプラス。卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングが必要です。体験説明会で、授業の様子を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 青森県に公立の通信制高校はいくつありますか?

A. 県立の北斗高校(青森市)・尾上総合高校(平川市)・八戸中央高校(八戸市)の3校です。どれも普通科・単位制で、スクーリングは日曜が中心(尾上総合の水曜は許可制)、入学の入口は4月と秋の後期(尾上総合は9月、ほかの2校は10月)です。募集人員は、北斗が200人、尾上総合と八戸中央が150人ずつと県の情報ガイドで案内されています。

Q. 2027年4月に県立の通信制に入るには、いつ出願しますか?

A. 県の令和9年度選抜要項では、通信制課程の出願の受付が2027年3月8日(月)9時〜3月25日(木)16時(WEB出願システム)、選抜結果の通知が4月9日(金)です。募集人員は2026年10月下旬に発表される予定です。出願書類の受け取り方は学校ごとに違うので、早めに志望校へ電話で相談してください。

Q. 八戸市で通える通信制高校はどこですか?

A. 市内に本校があるのは、県立の八戸中央高校、八戸工業大学第二高校、八戸学院光星高校の3校です。ほかに、仙台育英学園高校のILC青森や星槎国際高校の八戸あおば高等学院など、スクーリングができる施設が5か所、学習支援の施設が3か所あります(文部科学省の掲載データ)。

Q. むつ市や十和田市の近くで、スクーリングを受けられる場所はありますか?

A. むつ市には、五所川原第一高校のスクーリングができる施設として下北文化会館が登録されています。十和田市・三沢市の拠点3か所は、どれも学習支援の施設で、スクーリングは別の会場です。県立の通信制に通う場合は、八戸中央(八戸市)か北斗(青森市)が候補になります。

Q. 県外の通信制高校に入っても、青森県の給付金は使えますか?

A. 奨学のための給付金は、基準日(原則7月1日)に保護者が青森県内に住んでいることなどが条件で、県外の高校に在学している場合は青森県県民活躍推進課へ郵送で申請すると県のページに書かれています。通信制の額は、非課税世帯で年52,100円などです。入学金の補助(就学支援費補助金)の、県外の高校に入学した場合の扱いは確認できなかったので、県の担当課に問い合わせてください。

まとめ:青森県の通信制高校選びは「学校」と「サポート」の両方から。道は1つではありません

青森県には、県立の3校が東青・中南・三八に1校ずつあり、私立も含めた本校と拠点は青森市・八戸市・弘前市に集まっています。一方で、十和田や三沢、むつ、五所川原のように、近くにあるのは学習支援の施設だけ、という地域もあります。遠いと感じるのは、あなたの努力が足りないからではなく、そういう地理だからです。

だからこそ、学校の数を比べるより、今のあなたが無理なく続けられる形を探すことが大切です。週に何日、どこまで出られるか。答えがまだ出ていなくても大丈夫です。資料を読むところ、話を聞くところから、一歩ずつ始めてください。

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通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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