9月も後半になったのに、お子さんが高校に行けない日が続いている。夏休み明けの数日で戻れると思っていたのに、気づけば秋になっていた。「このまま留年になるのでは」「通信制に移るならもう遅いのでは」と、夜にひとりで調べている保護者の方も多いと思います。
先に結論を書きます。秋に確かめたいのは「間に合うかどうか」ではなく、「今年度の単位がいまどうなっているか」です。全日制の高校の単位は、多くの科目が3月にまとめて認定されます。9月の時点では、単位はまだ「落ちた」とも「取れた」とも決まっていないことが多いのです。そのうえで10月以降に通信制へ転入すると、在籍期間と修得済みの単位は引き継がれますが、途中まで受けた今年度の授業は引き継がれないことがあります。卒業の時期は、学年と「転入先で今年度中に取り切れる単位」で決まります。
この記事は、学校教育法施行規則・単位制高等学校教育規程(e-Gov)、高等学校学習指導要領の解説(文部科学省)、文部科学省の令和6年度の不登校の調査、東京都教育委員会と大阪府立高校の公式ページを実際に開いて確かめた内容で書いています。公式で確かめられなかったことは、確かめられなかったと書きます。
結論:9月後半〜秋になっても高校に行けないときの早見
- 9月の時点では、今年度の単位はまだ決まっていないことが多いです。1年を通して学ぶ科目は、履修を終える年度末(多くは3月)に単位を認定するのが一般的です。学習指導要領の解説では、あらかじめ計画して学期ごとに分けて学ぶ科目は学期ごとに認定できるとされており、2学期制で前期だけの科目などは9月に認定されることもあります。
- いまの学校で聞きたいのは、欠席日数の合計より「科目ごとの欠課時数」と「単位を認定する時期」です。単位を落とすかどうかは科目ごとに決まるからです。
- 高校で不登校だった生徒は全国で67,782人(令和6年度)。そのうち中途退学は15.6%、原級留置(留年)は4.4%でした。行けない状態が続いても、多くの生徒は退学していません。
- 通信制へ転入すると、前の学校の在籍期間と修得済みの単位は引き継がれます(学校教育法施行規則第92条、単位制高等学校教育規程第5条・第7条)。ただし、途中まで受けた今年度の授業が単位になるかは、転入先の判断です。
- 秋に転入できる月は学校で違います。都立高校の転学・編入学募集は学期ごとの年3回、大阪府立桃谷高校(通信制)は令和8年度は年度途中の入学ができません。私立には毎月受け入れる学校もあります。
- 卒業の時期は、3月の卒業に届かない場合でも、学期ごとに卒業を認める通信制の学校なら9月卒業という形があることを知っておくと、選択肢が広がります。
- 家から少しずつ学びを続けたい場合は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)と通信制高校を組み合わせる方法もあります。
秋に考えるのは「間に合うか」ではなく「今年度の単位がいまどうなっているか」です
9月に入ってから行けない日が続くと、保護者の頭には「出席日数が足りない」「もう留年が決まったのでは」という言葉が浮かびやすくなります。けれども、高校の進級と卒業は、出席した日数そのものではなく、科目ごとの単位で決まります。
そして、その単位がいつ確定するかは学校によって違います。1年間を通して学ぶ科目なら、単位が認定されるのは多くの場合3月の年度末です。9月の時点では、まだ何も確定していない科目のほうが多いことがあります。逆に、前期・後期の2学期制で前期に終わる科目は、9月に単位が決まることもあります。
だからこそ、秋にまずやりたいのは、焦って転校先を探すことではなく、いまの学校で「今年度の単位の状況」を数字で教えてもらうことです。これが分かると、次の3つのどれが合っているかを落ち着いて考えられます。
- いまの学校に在籍したまま、年度末まで様子を見る
- 秋のうちに、通信制高校などへ転入する
- 年度末まで在籍して単位を確定させてから、4月に転入する
9月1日前後の出来事や、行けなかった日の朝に保護者ができることは、9月から学校に行けない高校生の親の記事にまとめています。この記事は、行けない状態が秋まで続いたときに、単位と卒業の見通しを整理することに絞ります。

高校の単位は多くが3月にまとめて認定されます。9月時点では「まだ決まっていない」のが普通です
単位のルールは、文部科学省の高等学校学習指導要領とその解説に書かれています。秋の判断に関わるところだけを抜き出します。
| ルール | 中身 | 秋の判断への影響 |
|---|---|---|
| 1単位の大きさ | 50分を1単位時間とし、35単位時間の授業で1単位が標準 | 週2時間の科目は年70単位時間で2単位 |
| 単位は全部か0 | 3単位の科目なら3単位全部か、まったく与えないかのどちらか | 「半分だけ単位をもらう」ことは原則ない |
| 認定の時期 | 2つ以上の年次にわたる科目は年次ごとに認定するのが原則。学期の区分ごとに認定することもできる | 通年の科目は3月、前期だけの科目は9月に決まることがある |
| 卒業の条件 | 74単位以上の修得(施行規則第96条)。通信制・定時制の修業年限は3年以上(学校教育法第56条) | 単位と在籍期間の両方がそろって卒業 |
出典:文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総則編」(第1章総則第4款1(3)の解説)/学校教育法施行規則 第96条/学校教育法 第56条(e-Gov。2026年9月22日確認)
解説には、たとえば3単位の数学Ⅰを履修した場合、3単位全部を与えるか、まったく与えないかのどちらかで、2単位だけ与えることはないと書かれています。一方で、あらかじめ計画して学期ごとに分けて学ぶ科目は、学期ごとに単位を認定できるとも書かれています。
ここから分かるのは、「9月に行けていない」ことと「今年度の単位を落とした」ことは、同じではないということです。通年の科目なら、秋以降に授業へ戻れれば、年度末までに条件を満たせる可能性が残っています。反対に、欠課が学校の定める上限を超えると、その科目の単位は3月を待たずに見通しが立たなくなります。どちらなのかは、学校に聞かないと分かりません。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
いまの学校で確かめたいのは、欠席日数より「科目ごとの欠課時数」と「単位を認定する時期」です
出席の基準には国の統一ルールがなく、学校ごとの規程で決まります。多くの学校は「授業時数の3分の2以上の出席」を目安にしています。つまり、欠課が3分の1を超えた科目から単位が危うくなるという考え方です。
標準どおりに計算すると、週2時間・年70単位時間の科目なら、3分の1は約23時間です。週1時間・年35単位時間の科目なら約12時間で3分の1に達します。上限の時間数は科目ごとに違い、休んだ曜日が偏ると、特定の科目だけが先に上限に近づくことがあります。「欠席日数は何日」だけを聞いても判断できないのはこのためです。欠席日数と留年の基準の考え方は、高校 欠席日数の記事で詳しく書いています。
担任の先生や教務の先生に聞くときは、次の表の順に尋ねると話が早く進みます。電話で聞きにくければ、面談を1回お願いして、紙に書き出してもらう形でもかまいません。
| 聞くこと | なぜ必要か | 答えの例 |
|---|---|---|
| 科目ごとの欠課時数と上限 | 単位を落とすかは科目ごとに決まる | 「数学はあと◯時間で上限」 |
| 単位を認定する時期 | 9月に決まる科目と3月に決まる科目がある | 「3学期制で全科目3月に認定」 |
| すでに修得した単位の数 | 転入先に引き継げる単位の基礎になる | 「高1で◯単位を修得」 |
| 別室登校・課題・自宅での授業の扱い | 出席や学修として扱える方法があるか | 「別室なら出席扱い」など学校ごと |
| 転学する場合の手続き | 転学照会や在学証明書の発行に日数がかかる | 「書類の発行に◯日かかる」 |
4つ目の自宅での授業については、学校教育法施行規則第96条に、学校生活への適応が難しく長く欠席している生徒が、学びを続けるために自宅などで遠隔授業を受けて修得した単位を、卒業に必要な74単位のうち36単位まで数えられるという定めがあります。ただし、こうした授業を実際に用意しているかどうかは学校ごとです。「この学校で使える方法があるか」を聞くという位置づけで確かめてください。
出典:学校教育法施行規則 第96条第2項・第3項(e-Gov。2026年9月22日確認)

高校に行けない生徒の多くは、退学も留年もしていません
秋になっても行けない日が続くと、「このまま中退になるのでは」と先の悪い形ばかりが浮かびます。国の調査の数字を見ておくと、少し落ち着いて考えられるかもしれません。
| 項目(高校・令和6年度) | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 不登校の生徒 | 67,782人 | 1,000人あたり23.3人 |
| そのうち新たに不登校になった生徒 | 48,869人 | ― |
| 不登校の生徒のうち中途退学に至った生徒 | 10,566人 | 15.6% |
| 不登校の生徒のうち原級留置(留年)になった生徒 | 2,963人 | 4.4% |
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」(2026年9月22日確認)
不登校の生徒のうち、その年度に中途退学に至った生徒は15.6%で、84.4%は中途退学に至っていません。原級留置になった生徒は4.4%でした。もちろん、数字は一人ひとりの事情を表すものではありません。ただ、「秋に行けない=退学か留年」と決まっているわけではないことは、この数字からも読み取れます。
もう1つ、通信制高校の側の数字もあります。文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」では、2024年度に通信制高校を卒業した生徒(2022年度以降に開校した73校を除く90,872人)のうち、その学校の在籍期間が1年未満だった人が6.4%、1〜3年未満だった人が42.0%でした。3年に満たない期間で卒業した人が合わせて約半数いるということです。前の学校の在籍期間を引き継いで途中から入った生徒が、一定数いることがうかがえます。
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2026年8月31日公表。2026年9月22日確認)
長期休み明けに何が起きやすいのかを国の統計と通知でまとめた記事は、9月1日問題です。

転入すれば、在籍期間と修得済みの単位は引き継がれます。途中まで受けた今年度の授業は引き継がれないことがあります
在籍したまま別の高校へ移る「転入(転学)」について、法令は次のように定めています。
- 学校教育法施行規則第92条第2項:全日制・定時制・通信制の課程のあいだの転学は、修得した単位に応じて、相当学年に転入することができる。
- 単位制高等学校教育規程第5条:単位制の課程への転学は、修得した単位及び在学した期間に応じて、相当の期間を在学すべき期間として許可することができる。
- 同規程第7条:単位制の課程の校長は、生徒が過去に在学した高校で修得した単位を、卒業に必要な単位数のうちに加えることができる。
出典:学校教育法施行規則 第92条/単位制高等学校教育規程 第3条・第5条・第7条(e-Gov。2026年9月22日確認)
通信制高校の多くは単位制です。つまり転入すると、前の学校で修得が確定した単位と、在籍していた期間を数えてもらえます。たとえば大阪府立桃谷高校(通信制)のQ&Aでも、卒業の条件の1つを「高等学校の在籍年数が3年以上(前籍校での在籍期間含む)」としています。
注意したいのは、まだ単位として確定していない今年度の授業です。前の学校で4月から9月まで受けてきた通年の科目は、年度末に認定される前なら、まだ「修得した単位」ではありません。それを転入先でどう扱うか(途中までの学習を考慮するか、最初から履修し直すか)は、今回確認した法令の条文には一律に定めた規定が見当たらず、転入先の学校の判断になります。ここは公式の横断的な資料では確認できませんでした。
| 項目 | 秋に転入したときの扱い | 根拠・確かめ先 |
|---|---|---|
| 前の学校の在籍期間 | 引き継がれる(在籍が途切れない) | 施行規則第92条、単位制規程第5条 |
| 前年度までに修得した単位 | 卒業に必要な単位に加えられる | 単位制規程第7条。上限の有無は転入先の学則 |
| 今年度の途中までの授業 | 単位にならないことがある | 転入先の判断。出願前に確認 |
| 高等学校等就学支援金 | 転入先で申請し直す。申請した月から支給 | 文部科学省。サポート校の費用には使えない |
もう1つの落とし穴は、先に退学してから次の学校を探すことです。退学してから入り直すと「転入」ではなく「編入」になり、退学していた月は在籍期間に数えられません。行けない状態が続いていても、次の学校が決まるまでは在籍を続けたほうが、卒業の時期を守りやすくなります。転入と編入の違いや、どの月に移ると何が得かの詳しい比較は、全日制から通信制 転入 タイミングの記事に譲ります。
お金の手続きでは、就学支援金は転入先で申請し直しが必要で、申請した月から支給され、さかのぼりません。私立の通信制は1単位13,668円・年間337,200円までで、2026年度から所得制限がなくなりました(文部科学省)。

秋に移れる月は学校で違います。公立は年度の途中の受け入れが限られることがあります
「通信制高校はいつでも入れる」と言われることがありますが、公立と私立、学校ごとに受け入れの時期はかなり違います。公式ページで確かめた3つの例です。
| 学校・自治体 | 年度途中の受け入れ | 確認した公式情報 |
|---|---|---|
| 東京都立高校(全日制・定時制・通信制) | 転学・編入学の募集は学期ごとの年3回(第二学期・第三学期は転学のみ)。2026年度第二学期分は8月上旬に出願・選抜。2025年度第三学期分は2025年11月7日に発表 | 東京都教育委員会 |
| 大阪府立桃谷高校(通信制) | 令和8年度は年度途中の入学はできない。令和9年度から秋季入学者選抜を実施 | 同校Q&A |
| N高等学校(私立・広域) | 転入学の受け入れ日は毎月1日が基本(ネットコースは随時、その他のコースは応相談)。最終の受け入れ月は1・2年次が1月、3年次が12月。編入学は4月・7月・10月・1月 | 同校公式コラム(2025年3月10日更新) |
出典:東京都教育委員会「令和8年度第二学期都立高等学校転学・編入学募集」/同「令和7年度第三学期都立高等学校転学・編入学募集」/大阪府立桃谷高等学校 通信制の課程「Q&A」/N高等学校「通信制高校への編入・転入の単位と時期は?」(いずれも2026年9月22日確認)
東京都の募集要項には、秋の転入を考えるうえで大事な条件も書かれています。転学前と同じ課程・同じ学科への出願が原則で、第1学年の第二学期募集なら異なる課程にも出願できますが、第1学年の第三学期以降は、志願先の校長が「卒業に必要な単位の履修と修得が可能」と認めた場合に限って、全日制から通信制のような異なる課程へ出願できます。通信制に出願する場合は、その学校のスクーリングに出席できることも条件です。出願前に志願先で単位の照合をするよう求めています。
つまり、9月後半に都立の通信制を考え始めた場合、次の募集は第三学期分になり、単位の照合が前提になります。大阪府立桃谷高校(通信制)は、2026年度中の途中入学ができません。公立を考えている場合は、秋のうちに募集の時期を確かめておくことが、いちばんの準備になります。学年ごとの期限や公立・私立の受け入れ月の実例は、全日制から通信制 いつまでの記事でも整理しています。
10月以降に転入した場合の卒業時期は、学年と「今年度に取り切れる単位」で決まります
通信制高校の卒業には、3年以上の在籍、74単位以上の修得、特別活動30単位時間以上の3つがそろう必要があります。転入なら在籍期間はつながるので、秋に転入した場合に問題になるのは、ほとんどが単位が間に合うかです。学年ごとの目安を表にしました。
| いまの学年 | 引き継げる単位の目安 | 同級生と同じ時期の卒業 | 見るべきところ |
|---|---|---|---|
| 高1(2026年4月入学) | 今年度の単位が未確定なら、引き継げる単位はほとんどない | 2029年3月。残り2年半あるので余地は大きい | 今年度の後期から履修できる科目数 |
| 高2 | 高1で修得した単位 | 2028年3月。今年度の後期と来年度で残りを取れるか | 1年間に取れる単位の上限 |
| 高3 | 高1・高2で修得した単位 | 2027年3月。残りを半年ほどで取り切れるか | 9月卒業がある学校か |
※表は制度から見た一般的な目安です。卒業できるかは、転入先の学校が単位を照合して判断します。
ここで効いてくるのが、1年間に取れる単位の上限です。たとえば大阪府立桃谷高校(通信制)は、1年間に受講できる上限を原則30単位としています。上限や、年度の途中から入った生徒が何単位を履修できるかは学校ごとに違うため、出願前に聞いておく項目です。
もう1つ知っておきたいのが、9月卒業という形です。単位制高等学校教育規程第3条は、単位制の課程について「学期の区分に従い、生徒を入学させ、又は卒業させることができる」と定めています。実際に桃谷高校(通信制)は、単位認定を年2回(9月と3月)行い、卒業の条件を満たせば9月に卒業できるとしています。高3の秋に移って3月の卒業に届かない場合でも、次の卒業が「1年後」ではなく「半年後」になる学校があるということです。どの学校に9月卒業があるかは学校ごとなので、候補の学校に確かめてください。
出典:単位制高等学校教育規程 第3条(e-Gov)/大阪府立桃谷高等学校 通信制の課程「Q&A」(2026年9月22日確認)
「秋に転入」「年度末まで在籍」「いまの学校に残る」の3つは、今年度の単位の見込みで分かれます
ここまでの話を、秋に取れる3つの道として並べます。どれが正解ということはありません。いまの学校で聞いた「今年度の単位の見込み」を当てはめてみてください。
| 道 | 向きやすい状況 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 秋のうちに転入する | 欠課が上限を超えそうで、今年度の単位の見込みが立たない。家で学ぶほうが続けやすい | 今年度の途中までの授業は単位にならないことがある。受け入れ月を確認 |
| 年度末まで在籍し、4月に転入する | 別室登校や課題などで、今年度の単位が取れる見込みがある | 3月に単位が認定されなかった科目は引き継げない。4月の受け入れ時期を早めに確認 |
| いまの学校に残る | 少しずつ戻れる兆しがある。学校に配慮の方法がある | 欠課が上限を超える前に、学校と方法を相談しておく |
判断に迷うときは、「本人がこの半年をどこで過ごすと、学びを続けられそうか」という問いに戻ると整理しやすくなります。単位の計算だけで決めると、転入した先でも同じように行けなくなることがあります。反対に、本人が家で学ぶほうが落ち着けるなら、秋の転入は後ろ向きな選択ではありません。
よくある誤解は「秋に行けない=手遅れ」と「転入すれば1年分がそのまま残る」の2つです
誤解1:9月を過ぎたら、もう手遅れ
単位の多くは3月に認定されるので、9月の時点では決まっていないことがほとんどです。転入なら在籍期間もつながります。「遅い」かどうかは、月ではなく単位の状況で決まります。
誤解2:転入すれば、今年受けた授業の分もそのまま残る
引き継がれるのは「修得した単位」です。年度の途中で移ると、まだ認定されていない今年度の授業は、転入先で履修し直しになることがあります。出願前に「今年度の途中までの学習をどう扱うか」を聞いてください。
誤解3:通信制ならいつでも、どこでも入れる
上で見たように、公立は年度の途中の受け入れが限られる例があります。住んでいる地域で通えるか、スクーリングに行ける場所かも条件になります。
誤解4:先に退学して、落ち着いてから探せばいい
退学すると次は「編入」になり、空いた月は在籍期間に数えられません。行けない状態のまま在籍を続けることは、損ではありません。次の学校が決まってから転学の手続きをするのが基本の順番です。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
秋に転入を考えるとき、「通信制高校に移っても、ひとりでレポートを進められるだろうか」という心配が出てくることがあります。登校がしんどかったお子さんほど、スクーリングの日程や生活のリズムが気になると思います。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも自宅から参加でき、担任制で学びを支えます。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように、授業のアーカイブ視聴や中学内容の学び直しにも対応しています。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。
そのうえで、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。転入の時期や前の学校の単位の扱いは、その通信制高校の規程で決まります。
- 学院の中でのスクーリングはありませんが、提携校のスクーリングには参加が必要です。その準備と参加を支援します。
- 費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金が使えるのは提携校の授業料だけで、ニジ高の分には使えません。金額は学費のご案内に載せています。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- いまの学校で「今年度の単位の状況」を紙にしてもらう。科目ごとの欠課時数と上限、単位を認定する時期、修得済みの単位数の3つです。これだけで、3つの道のどれに近いかが見えてきます。
- 転入先の候補に、秋の受け入れについて聞く。次に受け入れる月、今年度の途中までの学習の扱い、1年間に取れる単位の上限、9月卒業があるか、スクーリングの場所と日数。公立を考えるなら募集の時期も確かめます。
- 本人と「この半年をどこで過ごすか」を話す。転入するかどうかを本人に迫るのではなく、ステップ1と2で分かったことを並べて、本人が続けられそうな形を一緒に選びます。決めるのは年内でも、年度末でもかまいません。
どの学校にするか決まっていなくても、ステップ1から始められます。調べたことを整理しながら考えたい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。


秋からの学び方を、単位の状況と一緒に聞いてみる
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラオフ・チャット参加から始められ、年度の途中の転入・編入もできます。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。今年度の単位の扱いも含めて、個別にご相談ください。
よくある質問
A. 決まっていないことが多いです。通年の科目は多くの場合年度末に単位を認定し、留年かどうかは科目ごとの欠課時数と学校の規程で決まります。担任の先生に、科目ごとの欠課時数と上限、単位を認定する時期を確かめてください。
A. 前年度までに修得した単位と在籍期間は引き継がれます。今年度の途中まで受けた授業は、まだ単位として認定されていなければ、転入先で履修し直しになることがあります。扱いは転入先の判断なので、出願前に確かめてください。
A. 残りの単位を年度内に取り切れるかで決まります。1年間に取れる単位に上限を設けている学校もあります。3月に届かない場合でも、単位制の課程には学期ごとに卒業を認める学校があり、9月に卒業できる例もあります。
A. おすすめしません。退学してから入り直すと編入になり、退学していた月は在籍期間に数えられません。次の学校が決まるまでは在籍を続け、転学の手続きで移るのが基本です。
A. 学び方は学校とコースで違います。通信制高校はレポート・スクーリング・試験で単位を取る仕組みで、通学の日数も年数日から週5日まで幅があります。一人で進めるのが不安なら、学習を支えるサポート校と組み合わせる方法もあります。
秋に立ち止まっても、学びの道はつながっています
9月を過ぎても行けない日が続くと、保護者の方は「何かしなければ」と気持ちばかりが先に走ります。でも、単位の多くはまだ決まっていませんし、転入すれば在籍期間も修得した単位もつながります。まずは今年度の単位の状況を数字で確かめるところからで十分です。
転入するか、年度末まで待つか、いまの学校に残るか。どれを選んでも、それはお子さんが学びを続けるための選択です。今日決めなくて大丈夫です。
家から少しずつ学び直す形を知っておきたいときは、話を聞くだけの相談もできます。

転入するか決める前の、単位の整理の段階から相談できます
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。
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