通信制高校のスクーリングは、年に何日くらい行くのか。「年に数日」と書く学校もあれば「毎週」と書く学校もあって、どれが本当なのか分からなくなっている方も多いと思います。
先に答えを書きます。スクーリングの日数は、国が「年に何日」と決めているわけではありません。決まっているのは、科目ごとの「1単位あたりの面接指導(スクーリング)の時間数」の標準です。そこから、何の科目を何単位とるか、学校がそれを週1回に散らすのか、年に数日にまとめるのか、映像などの学習でどこまで減らすのかによって、実際に通う日数が決まります。だから同じ通信制高校でも、週1回型・月1〜2回型・年に数日の集中型と、見え方がまったく違うのです。
この記事は、2026年9月27日に、高等学校学習指導要領(通信制の課程の特例)、高等学校通信教育規程(e-Gov)、文部科学省「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」と「令和7年度 通信制高等学校実態調査」、そして公立3校・私立2校の公式サイトと学校案内を実際に開いて確認した内容で書いています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。
スクーリングの日数や通い方を比べながら、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校のスクーリング日数の早見
- 「年に何日」という国の決まりはありません。決まっているのは、科目ごとに「1単位あたり何単位時間(1単位時間=50分)の面接指導をするか」の標準です。
- 標準は、国語・地理歴史・公民・数学が1単位あたり1単位時間、理科・芸術・外国語が4単位時間、体育が5単位時間です。英語や体育が多い年は、通う時間も増えます。
- 国の標準どおりに必履修科目だけを数えると、面接指導は合計でおよそ100〜120単位時間(この記事の試算。特別活動30単位時間は別)。これを3年間で、学校の日程に合わせて受けていきます。
- 通い方は大きく「週1回程度」「月1〜2回」「年に数日の集中」の3つの型です。国の調査では、週1通学コースを置く学校が128校、集中スクーリングを前提としたコースを置く学校が113校ありました。
- 今回確かめた公立3校は、いずれも週1回程度、曜日を選んで通う形でした(都立新宿山吹は土曜に年24週開講、埼玉県立大宮中央は日曜・月曜・火曜から選択)。私立・株式会社立には年に数日の集中型を選べる学校があります(N高等学校は標準履修で1年次に7〜8日など)。
- 「週5日コース」の登校日には、正規の教育課程ではない通学コースの日が含まれることがあり、スクーリング(面接指導)の日数とは別に数えます。
- ニジ高そのものにスクーリングはありませんが、提携する通信制高校のスクーリングへの参加は必要です。
通信制高校の仕組み(単位・卒業の条件・全日制との違い)から確かめたい場合は、通信制高校とはの記事にまとめています。この記事は「スクーリングの日数と頻度がどう決まるか」に絞ってお話しします。
「年に何日」は国が決めていない。決まっているのは「1単位あたりの時間数」です
通信制高校の学び方は、法令で決まっています。高等学校通信教育規程の第2条は、通信制の教育を「添削指導、面接指導及び試験の方法により行う」と定めています。この「面接指導」が、いわゆるスクーリングです。
では、面接指導をどれだけ受けるのか。ここで効いてくるのが高等学校学習指導要領の「通信制の課程における教育課程の特例」です。ここには科目の分野ごとに、1単位につき添削指導を何回、面接指導を何単位時間行うかの「標準」が書かれていて、1単位時間は50分として計算することになっています。
つまり国が決めているのは「日数」ではなく「時間数の目安」です。日数に直すには、次の4つを掛け合わせる必要があります。
- その年に何の科目を何単位とるか(英語・理科・体育が多いと時間数が増える)
- 学校がその時間数を1日に何時間ずつ、何日に分けて時間割を組むか
- 映像授業などの多様なメディアを利用した学習で、面接指導の時間数をどこまで減らしているか
- 特別活動(ホームルーム・行事など。卒業までに30単位時間以上)をどう組み込むか
もう1つ、学校側の決まりもあります。同時に面接指導を受ける生徒は40人を超えてはならない(通信教育規程 第4条の2)こと、そして学校は科目ごとの方法・内容と「一年間の通信教育の計画」を書いた通信教育実施計画を作り、生徒にあらかじめ示すこと(同 第4条の3)です。文部科学省のガイドラインは、この計画を学校のホームページなどで広く公開するよう求めています。入学前に「何日通うのか」を知る一番確かな資料は、この計画と学校の年間予定です。
出典:高等学校通信教育規程(e-Gov)第2条・第4条の2・第4条の3/文部科学省「通信制高校に関する関係法令等(抜粋)」(高等学校学習指導要領 第1章第2款5を収録)/文部科学省「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」(令和5年2月一部改訂)(いずれも2026年9月27日確認)

標準は「国語・数学は1単位1時間、英語・理科は4時間、体育は5時間」。科目で4〜5倍違います
学習指導要領が定める、1単位あたりの標準を表にしました。右の列は、2単位の科目をとったときに必要な面接指導の時間の目安です。
| 科目の分野 | 添削指導(1単位あたり) | 面接指導(1単位あたり) | 2単位の科目だと |
|---|---|---|---|
| 国語・地理歴史・公民・数学 | 3回 | 1単位時間 | 2単位時間(100分) |
| 理科 | 3回 | 4単位時間 | 8単位時間(400分) |
| 保健体育のうち「体育」 | 1回 | 5単位時間 | 10単位時間(500分) |
| 保健体育のうち「保健」 | 3回 | 1単位時間 | 2単位時間(100分) |
| 芸術・外国語 | 3回 | 4単位時間 | 8単位時間(400分) |
| 家庭・情報・専門教科 | 2〜3回 | 2〜8単位時間 | 4〜16単位時間 |
出典:高等学校学習指導要領(平成30年告示)第1章第2款5(1)。理数に属する科目と総合的な探究の時間は、1単位につき添削指導1回以上・面接指導1単位時間以上を確保したうえで、各学校が定めます。
ここから分かるのは、スクーリングの時間数は「単位数」より「科目の種類」で大きく変わるということです。同じ2単位でも、国語なら100分、英語や理科なら400分、体育なら500分。理科・体育・芸術・外国語という、実験や実技、会話の練習を含む分野ほど、面接指導の標準が多くなっています。
学校は、この標準を踏まえて面接指導の時間数を十分に確保することになっています(文部科学省のガイドライン)。国の実態調査(令和7年度)で「現代の国語」の1単位あたりの面接指導の時間数を見ると、323校中292校が標準の1単位時間で、残りはそれより多く設定していました。体育は323校中314校が標準の5単位時間でした。実際、後で紹介する都立新宿山吹高校では、1単位の「保健A」の規定数を2時間としています。標準は「最低ライン」、学校はそれ以上に置くこともあると覚えておくと、学校案内の数字が読みやすくなります。
※2026年9月時点の情報です。最新は文部科学省・各学校の公式ページでご確認ください。
必履修科目を国の標準どおりに数えると、面接指導はおよそ100〜120単位時間です
では、卒業までにどれくらいの時間になるのか。国の標準と、学習指導要領の「標準単位数」を使って、すべての生徒が履修する必履修科目だけを数えてみました。これはこの記事での試算で、学校ごとの実際の規定数ではありません。
| 科目(標準単位数) | 1単位あたりの面接指導 | 面接指導の合計 | メモ |
|---|---|---|---|
| 現代の国語・言語文化(各2) | 1単位時間 | 4単位時間 | 国語は少なめ |
| 地理総合・歴史総合・公共(各2) | 1単位時間 | 6単位時間 | 社会も少なめ |
| 数学Ⅰ(3) | 1単位時間 | 3単位時間 | |
| 科学と人間生活+基礎科目1つ(各2) | 4単位時間 | 16単位時間 | 実験を含む |
| 体育(7)・保健(2) | 5・1単位時間 | 37単位時間 | いちばん多い |
| 芸術Ⅰ(2)・英語コミュニケーションⅠ(3) | 4単位時間 | 20単位時間 | |
| 家庭基礎・情報Ⅰ(各2) | 2〜8単位時間 | 8〜32単位時間 | 学校で差が出る |
| 総合的な探究の時間(3〜6) | 1単位時間以上 | 3単位時間以上 | 学校が定める |
| 合計(38単位分) | ― | 約97〜121単位時間 | 特別活動30単位時間は別 |
出典をもとに試算:高等学校学習指導要領 第1章第2款5(1)(3)、文部科学省「各学科に共通する教科・科目等及び標準単位数」(2026年9月27日確認)。理科は「科学と人間生活」を含む2科目を選んだ場合で計算しています。
卒業に必要なのは74単位以上なので、残りの約36単位は選択科目です。数学や国語の選択科目を多くとれば時間は増えにくく、英語・理科・芸術の選択科目を多くとれば増えます。
この合計を3年で割ると、必履修科目だけで1年あたり30〜40単位時間ほど。ここに選択科目と特別活動が加わります。仮に1日に6単位時間(50分×6コマ)ずつ受けられる時間割なら、1年に数日〜十数日という計算になります。ただしこれは、休まず・無駄なく詰めた場合の最小に近い数字です。実際には、受けたい科目が同じ日に重なったり、1日に1〜2コマしか受けない日が出たりするので、週1回型の学校では登校日がこれより多くなるのがふつうです。

日数を大きく変えるのは「メディア学習による減免」。ただし原則は面接指導の10分の6までです
同じ科目・同じ単位数でも、学校によって通う日数が違う大きな理由が、「多様なメディアを利用して行う学習」による面接指導の時間数の減免です。
学習指導要領は、テレビ・ラジオ・インターネットなどのメディアを使った学習を計画的・継続的に取り入れ、報告課題などで成果が確かめられた場合に、面接指導の時間数(または特別活動の時間数)の10分の6以内を免除できるとしています。生徒の事情で特に必要な場合は、複数のメディアを使って合計10分の8まで減らせますが、文部科学省のガイドラインは、10分の6を超える減免を「極めて例外的な取扱い」と書いています。
たとえば英語コミュニケーションⅠ(3単位)の面接指導が12単位時間の学校で10分の6を減免すると、登校して受ける時間は約5単位時間になります。「年に数日」の登校で済むコースには、このメディア学習による減免と、後で書く集中スクーリングを組み合わせる形があります。
都立新宿山吹高校の学校案内には、具体例が載っています。夏季集中スクーリングコース(Web学習コース)では、NHK高校講座の動画視聴などで規定数の一部を減免し、残りを7月末の夏季集中スクーリングで受けます。例として「現代の国語」は、2単位・規定数2時間のうち、メディア学習で1時間分を減免し、夏季集中スクーリングに1時間出席すれば規定数を満たす、と説明されています。
ただし、減免してもゼロにはなりません。減免の割合や学校ごとの実施状況、スクーリングがない通信制高校があるのかどうかは、通信制高校 スクーリングなしの記事で詳しく整理しています。
出典:高等学校学習指導要領 第1章第2款5(5)/文部科学省「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」(令和5年2月一部改訂)/東京都立新宿山吹高等学校 通信制課程 学校案内(2026年9月27日確認)
通い方は「週1回程度」「月1〜2回」「年に数日の集中」の3つの型に分かれます
ここまでの仕組みを、学校は時間割に落とし込みます。その組み方の違いが、「週1回」「月1〜2回」「年に数日」という見え方の違いになります。
| 通い方の型 | どんな組み方か | 公式で確かめた例 | 1日の負担 |
|---|---|---|---|
| 週1回程度 | 決まった曜日に、年間を通して少しずつ受ける | 都立新宿山吹(土曜・年24週開講)、埼玉県立大宮中央(日曜・月曜・火曜から選ぶ)、神奈川県立横浜修悠館(科目ごとに日曜講座・平日講座) | 軽め。受ける科目だけ出る |
| 月1〜2回 | 月に1〜2回、会場に通う | NHK学園高等学校 スタンダードコース(東京本校と全国の協力校) | 1回に複数科目 |
| 年に数日の集中 | 年1〜2回、数日間続けて受ける。宿泊を伴う学校もある | N高等学校(標準履修で1年次は全国拠点に7〜8日)、都立新宿山吹の夏季集中(1週間程度) | 重め。朝から夕方まで |
文部科学省の実態調査(令和7年度・323校)では、通学頻度別に見て、週1通学コースを置く学校が128校(公立39校・私立82校・株式会社立7校)、集中スクーリングを前提としたコースを置く学校が113校でした。集中型の113校のうち公立は1校だけで、私立98校・株式会社立14校と、集中型はほぼ私立と株式会社立の学校にあります。
生徒数で見ると、集中スクーリングを前提としたコースに86,961人(28.9%)、「その他」(月1〜2回通うコースや、都合のよい日にいつでも通えるコースなど)に99,722人(33.2%)、週1通学コースに36,929人、週5通学コースに37,505人が在籍していました(合計300,406人)。公立は、在籍61,065人のうち「その他」が35,397人、週1通学が19,197人です。
注意したいのは、調査の注記に「集中スクーリングを前提としたコース以外でも、面接指導を集中スクーリングで実施する場合もある」とあることです。週1回の学校にも夏の集中があったり、月1回の学校で集中と組み合わせられたりします。型は「入り口の目安」で、最後は学校ごとの年間予定で確かめる必要があります。
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査に関する調査結果について」(5.通学頻度別コースの開設状況及び生徒数。2026年9月27日確認)

公立の3校は「週1回程度、曜日を選んで通う」形。3都県の公式で確かめました
東京・埼玉・神奈川の公立3校を、学校や県教育委員会の公式情報で確かめると、いずれも休日や平日の決まった曜日にスクーリングを置き、生徒が科目ごとに必要な回数だけ出る形でした。なお国の実態調査では、公立の在籍61,065人のうち週1通学コースは19,197人で、「その他」(月1〜2回通うコースや、都合のよい日に通えるコースなど)が35,397人と多くなっています。公立でも、学校によって通い方の分け方は違います。
| 学校 | スクーリングの曜日・頻度 | 科目ごとの規定数の例 |
|---|---|---|
| 東京都立新宿山吹高校(通信制課程) | 土曜日スクーリングコースは、年間24週開講される土曜スクーリングに必要時間数分出校。毎週でなくてもよい。夏季集中スクーリングコースは7月末に1週間程度、1限〜6限 | 現代の国語2単位=2時間、英語コミュニケーションⅠ4単位=16時間、体育AB 2単位=10時間、科学と人間生活2単位=8時間(令和7年度) |
| 埼玉県立大宮中央高校(通信制の課程) | 週に1回程度。日曜・月曜・火曜から選ぶ。日曜は本校のほか県内4か所の協力校でも実施 | 1年間の時間割は、必要最低の授業時間数より多めに配置されている(学校生活についての案内) |
| 神奈川県立横浜修悠館高校 | 科目ごとに「日曜講座」(週1回・日曜)か「平日講座」(自分で組む平日の時間割)を選ぶ | 数学Ⅰ 4回以上、公共 2回以上、美術Ⅰ 8回以上、体育Ⅰ 10回以上 |
出典:東京都立新宿山吹高等学校 通信制課程 学校案内/埼玉県立大宮中央高等学校「通信制の課程」/神奈川県立横浜修悠館高等学校「学びの仕組み」・「講座の形態」(いずれも2026年9月27日確認)
3校に共通しているのは、「毎週全員が来る」のではなく、「科目ごとに決まった回数・時間数を満たすように、自分で計画して出る」という考え方です。新宿山吹の学校案内も、規定数を満たせるなら来ない日があってもよく、午前か午後を中心に計画することもできると説明しています。
だから、公立の「年に何日」は人によって変わります。英語や体育を多くとる年は登校が増え、国語・社会中心の年は少なくなります。都立新宿山吹の令和7年度の規定数で、1年目に履修しそうな必履修科目を中心に数えてみると、たとえば現代の国語・言語文化・地理総合・公共(各2時間)、数学Ⅰ(4時間)、科学と人間生活(8時間)、体育AB(10時間)、保健A(2時間)、音楽Ⅰ(8時間)、英語コミュニケーションⅠ(16時間)、情報Ⅰ(4時間)の25単位で、規定数の合計は60時間になります(この記事の試算。科目の組み合わせは例です)。これを年24週の土曜日にどう割り振るかが、その人の登校日数になります。週に何日通うかの決め方は、通信制高校の登校日数の選び方の記事で確かめられます。
公立の授業料(受講料)は都道府県の条例で決まり、県によって違います。スクーリングの日数と合わせて、住んでいる都道府県の教育委員会や学校のページで確かめてください。
私立・株式会社立には「年に数日の集中」を選べる学校が多い。2校の公式を見ました
私立と株式会社立の通信制高校には、スクーリングを年に数日にまとめるコースを置く学校が多くあります。国の調査では、集中スクーリングを前提としたコースを置く学校は私立227校中98校、株式会社立15校中14校で、113校のうち112校が私立と株式会社立でした。全国から生徒を受け入れる広域通信制の2校の公式サイトを確かめました。
- N高等学校:標準履修でかつネット学習の状況により適用される日数として、1年次は全国拠点に7〜8日、2年次は全国拠点に4〜5日と本校(沖縄県うるま市伊計島)に4〜5日、3年次は全国拠点に7〜8日(いずれも期末のテストを含む)と案内しています。本校スクーリングは宿泊型が原則で、交通費・宿泊費などの実費が別にかかります。
- NHK学園高等学校:スタンダードコースのスクーリングは月1〜2回、会場は東京本校と全国の協力校です。東京本校で年2回、札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡で年1回開く3〜4日間連続の集中スクーリングと、月1〜2回のスクーリングを組み合わせることもできます。スクーリングは宿泊不要と案内しています。
出典:N高等学校・S高等学校・R高等学校「スクーリングについて」/NHK学園高等学校「スタンダードコース」・「全国のスクーリング会場」(いずれも2026年9月27日確認)
集中型は、1年のうち通う日が少ないぶん、通う日は朝から夕方まで続き、遠くの会場なら移動や宿泊も加わります。文部科学省のガイドラインは、集中スクーリングの1日の面接指導を、たとえば8時30分〜17時15分、多くとも1日8単位時間までを目安にするよう求めています。
日帰りで通える学校の見分け方は通信制高校 スクーリング 宿泊なし、交通費や宿泊費の見積もり方は通信制高校 スクーリング 費用の記事で整理しています。

「週5日コース」の登校日は、スクーリングの日数とは別に数えます
学校案内で「週5日」「週3日」「週1日」と書かれているとき、それがすべてスクーリング(面接指導)の日とは限りません。
文部科学省のガイドラインは、正規の教育課程ではない教育活動(いわゆる通学コース)と、学習指導要領にもとづいて行う面接指導は「明確に区別される」としています。実態調査の通学頻度別コースの数字も、注記で「正規の教育課程ではない教育活動のために開設するコースも含む」と書いています。
つまり週5日通うコースでも、法令上の面接指導にあたる時間と、そうでない時間が混ざっていることがあります。面接指導以外の時間は、レポートを進める時間、学び直しの授業、行事や部活動、進路の相談などにあてられていることがあります。こうした通学コースの日は、学校によっては別の費用がかかります。
逆に言えば、週5日通う自信がなくても、卒業に必要な面接指導は、もっと少ない日数の型でも満たせます。通学コースの日数は「居場所としてどれだけ通いたいか」、面接指導の日数は「卒業の条件」と、分けて考えると選びやすくなります。
よくある誤解:「日数が少ない=楽」「オンラインだけで卒業できる」は、どちらも半分だけ正しい
誤解1:日数が少ない学校ほど楽
通う日数が少ない学校は、1日の時間が長く、まとまった期間を空ける必要があります。集中型は、体調が崩れやすい時期と重なると、その回をまるごと逃すことにもなります。国の実態調査では、添削課題は出しているのに令和6年度の1年間、面接指導に1日も来なかった生徒が全国に8,097人(在籍の2.6%)いて、そのうち3,923人(48.5%)が集中スクーリングを前提としたコースの生徒でした。日数の少なさと、通いやすさは別の話です。
誤解2:オンラインの授業を見れば、スクーリングは要らない
メディア学習で減らせるのは、原則として面接指導の時間数の10分の6まで、特に必要な場合でも10分の8までです。残りは対面で受けます。特別活動も卒業までに30単位時間以上が必要です。
誤解3:スクーリングを1回休んだら留年
単位は科目ごとに認められます。規定の時間数や回数に届かなければ、その科目の単位が認められないということで、1回の欠席がすぐ卒業に響くわけではありません。埼玉県立大宮中央のように、年間の時間割を必要最低の時間数より多めに組んでいる学校もあります。ただし振替の有無や期限は学校ごとに違うので、年度のはじめに確かめておくと安心です。
スクーリングそのものが怖い、人に会うのが不安という気持ちの面は、この記事では扱いきれません。スクーリングの内容・服装・持ち物は通信制高校 スクーリングの記事で紹介しています。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
「週1回でも毎週通うのはしんどい。でも年に数日の集中も不安」。スクーリングの日数を調べていくと、どの型にも迷いが残ることがあります。日々の学びを家から続けられる形を考えたい場合、オンライン中心のサポート校という選び方もあります。スクーリングそのものに行きたくない・怖いと感じるときに、オンラインでどこまで減らせるかは通信制高校のスクーリングに行きたくないときの記事で整理しています。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも自宅から参加でき、カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように、授業のアーカイブ視聴や中学内容の学び直しにも対応しています。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。
ただし、スクーリングについては正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
- ニジ高の中でのスクーリングはありません。ただし提携する通信制高校のスクーリングへの参加は必要で、その日程の調整や準備を支援します。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
- ほかの通信制高校に在籍したまま、ニジ高を併用する形もあります。その場合のスクーリングの日数や会場は、在籍している通信制高校のものです。
- 費用は、在籍する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 「どの型なら1年続けられそうか」を先に決める。週1回の曜日通い、月1〜2回、年に数日の集中。体調の波・移動の負担・宿泊の可否を、本人と保護者で書き出してみてください。日数の少なさより、続けられる形かどうかが大事です。
- 候補の学校の「通信教育実施計画」と年間予定を見る。学校は科目ごとの面接指導の計画を生徒に示し、公開することになっています。英語・理科・体育の規定数、スクーリングの曜日と会場、メディア学習でどこまで減らすか、欠席したときの振替を確かめます。見つからなければ、学校説明会で「1年目に何日くらい登校する人が多いか」を聞いてみてください。
- 転入・編入なら、前の学校の単位を数えてから計算する。引き継げる単位が多ければ、残りの科目の面接指導だけで済みます。前の学校から単位修得証明書を取り寄せておくと、何の科目が残っているかがはっきりします。
どの学校にするか決まっていない段階でも、話を整理しながら考えたい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。


スクーリングの日数も含めて、通い方を一緒に整理できます
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラオフ・チャット参加から始められ、体験説明会は日程を選んで申し込むだけです。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会でご案内しています。
よくある質問
Q. 通信制高校のスクーリングは、年に何日くらいですか?
A. 国が決めた日数はなく、学校とコース、とる科目で変わります。公式で確かめた例では、都立新宿山吹は土曜に年24週開講(必要な時間数分を出校)、N高等学校は標準履修で1年次に全国拠点で7〜8日、NHK学園のスタンダードコースは月1〜2回でした。入学を考えている学校の年間予定で確かめてください。
Q. スクーリングの頻度は、週1回と年数日の集中のどちらが多いですか?
A. 文部科学省の令和7年度の調査では、週1通学コースを置く学校が128校、集中スクーリングを前提としたコースを置く学校が113校でした。生徒数では、集中スクーリングを前提としたコースが86,961人(28.9%)です。集中スクーリングを前提としたコースを置く113校のうち112校は、私立と株式会社立の学校です。
Q. スクーリングを全部オンラインにできますか?
A. できません。メディアを使った学習で免除できるのは、原則として面接指導の時間数の10分の6まで、特に必要な場合でも10分の8までです。残りは対面で受けます。
Q. 転入・編入すると、スクーリングの日数は減りますか?
A. 前の学校で修得した単位が認められれば、その科目の面接指導は受け直す必要がないので、残りの科目の分だけになります。どの単位が引き継げるかは転入先の学校が判断するので、単位修得証明書を用意して相談してください。
Q. ニジ高に入ると、スクーリングは何日ありますか?
A. ニジ高の中でのスクーリングはありません。ただしニジ高は高校ではないため、卒業資格をとる提携の通信制高校のスクーリングへの参加が必要です。形や日程は個別相談会で詳しくご案内しています。
日数の少なさより、「1年続けられる通い方か」で選んでください
スクーリングの日数は、国の「1単位あたりの時間数」と、学校の時間割の組み方と、自分がとる科目で決まります。だから「年に何日」という1つの答えはありません。そのかわり、仕組みが分かれば、学校案内の数字を自分に当てはめて読めるようになります。
週1回の曜日通いが合う人もいれば、年に数日の集中が合う人もいます。どれが正しいかではなく、体調や家庭の事情を含めて、1年を通して続けられる形を選ぶことが、卒業へのいちばんの近道です。
決めきれないときは、候補の学校の年間予定を並べて、家族で一緒に眺めるところから始めてみてください。
何日通えそうか分からない段階の相談から受け付けています
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
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