台東区 通信制高校|本校は0校。上野・浅草橋の9拠点【2026】

台東区で通信制高校を探すと、上野・御徒町・浅草橋・浅草と名前のついた教室がいくつも出てきます。ところが、そのほとんどは本校ではありません。文部科学省が公開している通信制高校の掲載データを2026年9月23日に取得して数え直すと、台東区に本校を置く通信制高校は0校で、区内にあるのは他県の高校が届け出た拠点が9か所(10校分)でした。

さらに、そのうちスクーリング(面接指導)まで区内で受けられるのは5か所です。残りの4か所は、レポートや日々の学習を支える施設という位置づけになります。名前に秋葉原と入っていても、実際に降りる駅は御徒町だったり浅草橋だったりします。このページでは、区内の9か所を住所と施設の区分つきで一覧にしたうえで、区内に無い都立の通信制へどう手が届くのか、台東区に住んでいると使えるお金の制度は何か、順番に整理します。

台東区の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。

目次

結論:台東区 通信制高校の早見

  • 台東区に本校を置く通信制高校は0校。区内の9か所は、すべて他県に本校がある高校の拠点です(文部科学省の掲載データ・2026年9月23日集計)
  • 区内の拠点9か所のうち、スクーリングまでできるのは5か所。残る4か所は学習等支援施設で、単位の認定につながる面接指導は別の会場で受けます
  • エリアは3つに分かれます。上野・御徒町に4か所、浅草橋・柳橋に4か所、田原町(寿4丁目)に1か所
  • 都立の通信制課程は区内にありませんが、浅草橋駅から都立一橋高等学校まで徒歩7分。スクーリングは土曜日です
  • 台東区内の高校は都立5校・国立1校・私立2校ありますが、通信制課程を置いている学校はありません
  • お金は三段で考えます。国の就学支援金、東京都の授業料助成(都認可かどうかで窓口が変わる)、台東区の入学費用助成(8万円または4万円)
  • 通える日数を増やしたいならサポート校という組み合わせもあります。オンライン中心のニジ高もその1つですが、高校ではないため提携する通信制高校のスクーリングへの参加が要ります
オンラインで学ぶNIJIN高等学院の生徒

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制サポート校です。全国どこからでも。カメラ・マイクはオフのままで大丈夫です。

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台東区内に本校を置く通信制高校は0校。あるのは9か所の拠点です

まず前提を揃えます。通信制高校には、本校(学校そのもの。校長がいて、生徒が在籍する場所)と、連携協力施設(本校の外に置かれた拠点)があります。連携協力施設はさらに2つに分かれます。

  • 面接指導等実施施設:スクーリング(面接指導)や試験をここで受けられる。単位の修得に直接つながる
  • 学習等支援施設:レポートの相談、自習、進路や生活の支援を受ける場所。いわゆるサポート校・学習センターの多くがここに入る

台東区にあるのは、すべて後者の連携協力施設です。文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データを取得して住所で集計すると、台東区内の届け出は11件。同じ建物に2つの学校が入っていたり、階だけが違って書かれていたりするので、建物の単位でまとめると9か所になりました。関わっている高校は10校で、本校の所在地は北海道深川市・北海道札幌市・茨城県水戸市・茨城県鹿嶋市・千葉県茂原市・長野県上田市・岡山市(2校)・鹿児島県屋久島町・神奈川県山北町です。台東区の中に本校はひとつもありません。

これは台東区が特別なわけではなく、広域通信制高校の一般的な形です。本校は地方にあり、生徒が実際に通うのは各地に置かれた拠点、という構造になっています。東京 通信制高校の記事のほうで触れているとおり、東京都内に本校がある通信制高校は都立3校・私立8校の合計11校しかありません。そのどれも台東区にはない、ということです。

下町の街並みが見える部屋で、母親と子どもがノートを見ながら話している様子
台東区に本校はありませんが、区内の拠点は9か所あります。まず家族で通い方を確かめます。

文部科学省のデータで数えると、区内の拠点は9か所・10校分。スクーリングまでできるのは5か所

集計の内訳です。届け出の11件を建物ごとにまとめた9か所のうち、面接指導等実施施設を含む建物は5か所、学習等支援施設だけの建物は4か所でした。届け出に書かれている在籍者数を合計すると、のべ746人です。

エリア 拠点の数 うちスクーリング可 届け出の在籍(のべ)
上野・御徒町・稲荷町 4か所 2か所 552人
浅草橋・柳橋 4か所 3か所 194人
田原町(寿4丁目) 1か所 0か所 0人
合計 9か所 5か所 746人

数字の読み方に注意が必要なところが2つあります。1つは、在籍者数はその拠点に届け出られた人数であって、毎日通っている人数ではないこと。もう1つは、在籍0人の拠点が3か所あることです。在籍0人の拠点は、スクーリングのときだけ会場として使われる施設だと考えると分かりやすくなります。

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(2026年9月23日取得・集計。住所の全角半角や丁目の書き方をそろえ、同じ建物の表記ゆれは1か所にまとめました。1件の届け出に2つの住所が書かれている場合は、別の建物として2か所に数えています)

上野・御徒町エリアの4か所:上野学園の建物に2つ、台東1丁目・3丁目に1つずつ

台東区でいちばん拠点が集まっているのが、上野駅から御徒町駅にかけての一帯です。届け出の在籍を足すと552人で、区内の4分の3近くがこのエリアに集中しています。

住所 施設名 届け出た高校 区分
上野1-1-12 おおぞら高等学院 東京秋葉原キャンパス 屋久島おおぞら高等学校 面接指導等実施施設
東上野4-24-12(14階) 上野キャンパス 飛鳥未来きぼう高等学校 面接指導等実施施設
東上野4-24-12(12階) VAW栄光ハイスクール 星槎国際高等学校 学習等支援施設
台東1-29-3 秋葉原学習センター さくら国際高等学校 学習等支援施設
台東3-13-10 日本宝飾クラフト学院 東京校 鹿島学園高等学校 学習等支援施設

表が5行あるのに拠点が4か所なのは、東上野4-24-12の建物に2つの施設が入っているからです。この住所は、台東区の私立高校である上野学園高等学校と同じ建物で、飛鳥未来きぼう高等学校 上野キャンパスが校舎棟14階、VAW栄光ハイスクールが12階に入っています。公式サイトによると上野キャンパスの最寄りは、JR・東京メトロ銀座線・日比谷線の上野駅入谷口から徒歩8分、銀座線の稲荷町駅から徒歩8分、京成上野駅から徒歩10分、つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩12分。通学スタイルは週1日から5日まで選べる形です。

台東3-13-10の日本宝飾クラフト学院は、宝飾(ジュエリー)の専門学校が鹿島学園高等学校の学習等支援施設を兼ねている形です。届け出の定員は8人、在籍3人と小さな拠点で、ものづくりを学びながら高卒資格を取るという組み合わせになります。まとめサイトでは台東区の代表的なサポート校として紹介されがちですが、規模はこの通りだと知っておくと期待がずれません。

台東区内にある通信制高校の拠点は9か所(10校分)で、うちスクーリングまで受けられる面接指導等実施施設を含む建物は5か所、残る4か所は学習等支援施設だけであり、台東区に本校を置く通信制高校は0校、エリア別では上野・御徒町4か所、浅草橋・柳橋4か所、田原町1か所であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データより集計(2026年9月23日)

浅草橋・柳橋エリアの4か所:専門学校の校舎がスクーリング会場として届け出られています

浅草橋駅の周りは、上野とは性格の違うエリアです。届け出の在籍は194人と少なめですが、拠点4か所のうち3か所が面接指導等実施施設、つまりスクーリングの会場です。

住所 施設名 届け出た高校 区分
浅草橋3-31-5 日本健康医療専門学校 クラーク記念国際高等学校 面接指導等実施施設
柳橋2-7-5 専門学校東京国際ビジネスカレッジ クラーク記念国際・創志学園 面接指導等実施施設
柳橋2-4-1 同 第2校舎 クラーク記念国際高等学校 面接指導等実施施設
柳橋1-3-6 秋葉原東学習センター ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校 学習等支援施設

このエリアの特徴は、専門学校の校舎がそのままスクーリング会場として届け出られていることです。日本健康医療専門学校と専門学校東京国際ビジネスカレッジの2つが、クラーク記念国際高等学校の面接指導等実施施設になっています。ただし届け出の在籍はどちらも0人。ふだん生徒が通う教室ではなく、スクーリングの日に使う会場という位置づけだと読めます。柳橋2-7-5はもう1校、創志学園高等学校(本校は岡山市)の面接指導等実施施設でもあり、こちらは在籍26人です。

柳橋1-3-6のヒューマンキャンパスのぞみ高等学校 秋葉原東学習センターは、公式サイトによると都営浅草線の浅草橋駅から徒歩2分、JR総武線の浅草橋駅から徒歩3分。名前は秋葉原ですが、実際に降りるのは浅草橋駅です。届け出の在籍は168人で、このエリアでいちばん大きな拠点になります。

田原町・浅草エリアは寿4丁目の1か所。ここは学習を支える施設です

浅草側で文部科学省のデータに載っているのは、寿4-16-6の建物1か所だけです。この1つの建物に、2つの学院が入っています。

住所 施設名 届け出た高校 区分
寿4-16-6 KG高等学院 浅草キャンパス 鹿島朝日高等学校 学習等支援施設
寿4-16-6 ザ・シンプル高等学院 東京 鹿島山北高等学校 学習等支援施設

どちらも学習等支援施設なので、スクーリングはここでは受けられません。届け出の定員は2人と5人、在籍はどちらも0人です。少人数で見てもらいたい人には合う形ですが、面接指導と試験がどこで行われるのかは、申し込む前に確かめておきたいところです。広域通信制高校のスクーリングは、本校のある県で数日間まとめて行われることもあれば、都内の別の会場で行われることもあります。

浅草という地名で探すと、ほかにも学習塾や個別指導の教室が出てきます。それらが通信制高校の連携協力施設として届け出られているかどうかは、文部科学省の掲載データで確かめられます。届け出が無い教室は、高校の単位とは関係のない民間の学習支援という位置づけになります。

台東区で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「台東区 通信制サポート校」で探している場合、見るべきなのはサポート校そのものではなく、その先にある高校です。サポート校は高校ではないので、卒業資格は提携先の通信制高校から出ます。学費も、高校の分とサポート校の分の両方がかかります。

施設名 提携先の通信制高校 区分 最寄り駅
VAW栄光ハイスクール(東上野4-24-12) 星槎国際高等学校 学習等支援施設 上野・稲荷町
秋葉原学習センター(台東1-29-3) さくら国際高等学校 学習等支援施設 浅草橋 徒歩6分
日本宝飾クラフト学院 東京校(台東3-13-10) 鹿島学園高等学校 学習等支援施設 御徒町・新御徒町
秋葉原東学習センター(柳橋1-3-6) ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校 学習等支援施設 浅草橋 徒歩2〜3分
KG高等学院 浅草キャンパス(寿4-16-6) 鹿島朝日高等学校 学習等支援施設 田原町・蔵前
ザ・シンプル高等学院 東京(寿4-16-6) 鹿島山北高等学校 学習等支援施設 田原町・蔵前

見学のときに聞いておくと後で困らない質問を3つ挙げます。1つ目、スクーリングはどこで何日あるのか(宿泊をともなうのか、都内で済むのか)。2つ目、サポート校の費用に就学支援金は使えるのか(使えません。国の就学支援金は高校の授業料が対象です)。3つ目、在籍する高校を途中で変えたくなったときにどうなるのか。この3つは、パンフレットに書かれていないことが多い部分です。

高架下の通りを並んで歩く高校生2人の後ろ姿
上野・浅草から通う場合は、使う路線で候補が変わります。

名前の駅と、実際に降りる駅が違うことがあります

台東区の拠点を調べていて、いちばん誤解しやすいのがここでした。秋葉原という名前のついた施設が3つありますが、そのどれも秋葉原駅が最寄りではありません。秋葉原駅の住所は千代田区外神田で、台東区ではないからです。

施設の名前 実際の住所 公式サイトの最寄り
おおぞら高等学院 東京秋葉原キャンパス 台東区上野1-1-12 JR御徒町駅 南口から徒歩6分
秋葉原東学習センター(ヒューマンキャンパスのぞみ) 台東区柳橋1-3-6 浅草橋駅 徒歩2〜3分
秋葉原学習センター(さくら国際) 台東区台東1-29-3 浅草橋駅 徒歩6分/秋葉原駅 徒歩8分

おおぞら高等学院 東京秋葉原キャンパスの公式サイトには、JRの秋葉原駅・上野駅、京成上野駅、つくばエクスプレスの秋葉原駅、銀座線の末広町駅・上野広小路駅、大江戸線の上野御徒町駅、日比谷線の仲御徒町駅、千代田線の湯島駅のいずれからも徒歩10分以内、と書かれています。御徒町の乗り換えに慣れている人には近い場所です。届け出の在籍は197人で、区内の施設のなかでは届け出の在籍がいちばん多い拠点です。

逆に言うと、秋葉原で探すと台東区の拠点が出てこないことがあります。上野・御徒町・浅草橋の3つの駅名でも調べてみるのが、この区では効きます。

都立の通信制は区内に無い。でも浅草橋駅から一橋高校まで徒歩7分です

東京都立の通信制課程は、一橋高等学校(千代田区)、新宿山吹高等学校(新宿区)、砂川高等学校(立川市)の3校だけです。台東区内にはありません。ただし、台東区の南の端からは一橋高校がとても近いという事情があります。

都立一橋高等学校のアクセスのページには、馬喰町駅(JR総武快速線)から徒歩3分、馬喰横山駅(都営新宿線)から徒歩4分、浅草橋駅から徒歩7分、東日本橋駅から徒歩8分、岩本町駅から徒歩10分、秋葉原駅から徒歩13分と書かれています。浅草橋・柳橋・鳥越のあたりに住んでいるなら、歩いて通える距離です。

一橋高校の特色のページによると、自学自習を基盤にした教育活動を行っていて、土曜日が面接指導および部活動の実施日です。単位を取るには、レポートを期限内にすべて提出して合格すること、スクーリングに規定回数以上出席すること、前期試験・後期試験を受験して合格することの3つが要ります。スクールカウンセラーやユースソーシャルワーカーを活用した相談体制も整えられています。

通学の負担という意味では、台東区から都立3校への距離はかなり違います。浅草橋から一橋高校までは徒歩圏ですが、新宿山吹高校(新宿区山吹町)は乗り換えが要り、砂川高校(立川市泉町)は多摩地域です。区の南側に住んでいるかどうかで、都立が現実的な選択肢になるかが変わる、というのが台東区の特徴です。

台東区に住んで通信制高校に通う場合、国の就学支援金(私立は1単位13,668円・年337,200円まで、公立は1単位336円)、東京都の授業料助成(都認可8校は私学財団、都認可外は生活文化局)、台東区の入学費用助成(80,000円または40,000円で入学時に1回)の三段の支援が重なるが、サポート校の受講料にはどれも使えないことを示す図
出典:文部科学省・東京都私学財団・東京都生活文化局・台東区の各公式ページ(2026年9月23日確認)

都立3校の募集人員と出願の流れ。一橋は前期50人・後期110人です

東京都教育委員会が公表している令和8年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等についてによると、通信制課程の募集人員は次のとおりです。

学校 4月入学(前期/後期) 9月入学 台東区からの距離感
一橋高等学校(千代田区東神田) 160人(50/110) 20人 浅草橋から徒歩7分
新宿山吹高等学校(新宿区山吹町) 80人(25/55) 10人 乗り換えが要る
砂川高等学校(立川市泉町) 160人(50/110) 20人 多摩地域で遠い

4月入学の選抜は前期と後期の2回に分かれていて、3校合わせて前期125人・後期275人の枠です。一橋高校のQ&Aによると、入学には東京都内に住んでいるか勤めていること(在学中も続けて)が必要で、スクーリングに出席して試験を登校して受けないと単位は取れません。9月入学という枠があるのは通信制ならではで、春に間に合わなかった場合の道が残されています。

授業料は、東京都教育委員会の授業料・入学料のページによると通信制課程が1単位につき336円、入学料500円です。全日制の年額118,800円、定時制の年額32,400円と比べると、金額の桁が違います。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

区内の都立高校5校に通信制課程はありません

台東区に住んでいると、区内の高校の名前は自然と耳に入ります。ただ、台東区が公開している区内の高等学校の一覧にある学校は、どれも全日制や定時制で、通信制課程は置いていません。

設置 学校名 所在地
都立 白鴎・上野・浅草・忍岡・蔵前工科 元浅草/上野公園/今戸/浅草橋/蔵前
国立 東京藝術大学音楽学部附属音楽高校 上野公園12番8号
私立 岩倉高校・上野学園高校 上野7丁目/東上野4丁目

忍岡高校は浅草橋5丁目にあります。「近いから」という理由で区内の学校を探していると、通信制という選択肢そのものが視界から外れてしまうことがあります。区内を出なくても、浅草橋から一橋高校までは徒歩圏。そこを知っているかどうかで選べる幅が変わります。

学費は公表額で比べる。都立の通信制は1単位336円です

通信制高校の費用は、高校の授業料とサポート校などの受講料を分けて考えると混乱しません。パンフレットの「年間◯◯万円」には、この両方が混ざっていることがあります。

区分 費用のかかり方 就学支援金
都立の通信制(一橋など) 1単位336円+入学料500円 対象(1単位336円)
私立の通信制(広域) 学校ごとに公表。単位数で変わる 対象(1単位13,668円・年337,200円まで)
サポート校・学習センター 高校の授業料とは別にかかる 対象外

台東区内の拠点を持つ学校の授業料は、各校の公式サイトで公表されています。見積もりを取るときは、その金額に何が含まれているか(高校の授業料なのか、サポート校の受講料なのか、教材費や行事費が別なのか)を1つずつ確かめてください。年間の合計だけを比べると、中身の違う数字を並べることになります。

就学支援金は2026年度から所得制限なし。都の上乗せは都認可かどうかで窓口が変わります

国の高等学校等就学支援金は、2026年度から所得制限がなくなりました。私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円まで、公立の通信制は1単位336円が支給の上限です。対象は授業料だけで、サポート校の受講料には使えません。

東京都はこれに上乗せをしていますが、在籍する高校が東京都の認可かどうかで窓口が変わります。ここが分かりにくいところです。

在籍する高校 制度と窓口 上限
東京都が認可した私立の通信制8校 東京都私学財団 私立高等学校等授業料軽減助成金 国と合わせて年337,200円
他の道県が認可した私立の通信制 東京都生活文化局 私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金 国と合わせて337,200円
都立の通信制3校 就学支援金(1単位336円) 授業料の額まで

台東区内の拠点を持つ10校は、本校がすべて東京都外にあります。つまり在籍先として選ぶ場合は、多くが都認可外の側の制度になります。東京都生活文化局のページには、サポート校・技能教育施設等の受講料は対象外で、卒業に必要な単位修得にかかる授業料だけが助成の対象だと明記されています。令和8年度の申請時期は、詳細が決まり次第案内する、という状態です(2026年9月23日時点)。

都認可の8校は、東京都私学財団によるとNHK学園・大原学園美空・科学技術学園・北豊島・聖パウロ学園・東海大学付属望星・目黒日本大学・立志舎の各高等学校です。授業料軽減助成金だけの申請なら所得要件はありません。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

台東区の入学費用助成は、入学のときに1回だけ。8万円か4万円です

台東区には、区独自の制度として高等学校等の進学者に対する入学費用の助成があります。毎月もらえる奨学金ではなく、入学のときに1回だけの助成です。

条件 助成額 申請の受付(令和8年度)
保護者全員が住民税非課税 80,000円 4月21日〜6月30日必着
児童扶養手当を受給(課税でも可) 40,000円 4月21日〜6月30日必着

対象になるのは、中学校を卒業した年度の翌年度に高等学校等へ入学する児童を保護している人で、児童と保護者がどちらも台東区内に住所を持っていることが条件です。生活保護を受けている場合は対象外です。東京都台東区奨学金に関する条例の第2条では、対象となる高等学校等を「高等学校等就学支援金の支給に関する法律第2条に規定する高等学校等」と定義しています。この第2条には高等学校の通信制課程も含まれるため、通信制高校に進む場合も対象になると読めます。ただし区のページには通信制という言葉が出てこないので、申し込む前に台東区の担当窓口に確かめておくと確実です。支給は児童1人につき1回が限度です。給付型なので返すことは求められませんが、条例では支給の決定が取り消された場合に返還させることがあると定められています。

なお、この制度は高等学校等が対象です。サポート校は学校教育法上の高校ではないので、サポート校だけに通う場合は対象になりません。在籍する通信制高校があってはじめて対象になる、という関係です。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

まとめサイトの台東区の一覧には、区外の教室や高校ではない学校が混ざっています

実際にいくつかの比較サイトを開いて、文部科学省の掲載データと突き合わせてみました。ずれていたのは主に3種類です。

  • 区内に施設が無い学校が並んでいる:ある比較サイトの台東区のページには十数校が並んでいましたが、文部科学省のデータで台東区内に届け出があるのは10校でした。区外のキャンパスが台東区の欄に入っているケースです
  • 通信制高校ではない学校が混ざっている:看護の高等専修学校や調理の専門学校が、通信制高校の一覧に並んでいることがありました。高等専修学校は別の制度で、卒業しても高卒資格になるかは学校によって変わります
  • スクーリング会場と通学キャンパスが区別されていない:浅草橋・柳橋の専門学校の校舎は面接指導の会場として届け出られたもので、届け出の在籍は0人です。毎日通う教室として紹介されていると、見学に行ってから話が違うということになります

比べるときは、文部科学省の掲載データで届け出を確かめてから、各校の公式サイトで住所と通学日数を見るという順番にすると、ずれが起きにくくなります。この記事の一覧も、2026年9月23日時点のデータと公式サイトで確かめたものです。

低いテーブルで勉強する高校生と、後ろで洗濯物をたたむ保護者
自宅での学習が中心になる通い方もあります。家族で続けやすい形を考えます。

台東区の外も視野に:千代田・墨田・荒川・江東にも拠点があります

台東区は東京23区のなかでも面積が小さく、隣の区までの距離が近い区です。区内の9か所で合わないときは、電車で数駅の範囲に選択肢が広がります。

区 台東区からの行き方 その区の拠点の特徴
千代田区 通信制高校 浅草橋・秋葉原から徒歩〜1駅 本校を除く拠点は29か所。都立一橋高校の本校もここ
墨田区 通信制高校 浅草から1駅・蔵前から徒歩 錦糸町に立志舎高校の本校(都認可)
荒川区 通信制高校 上野からJRで日暮里へ 北豊島高校の本校(都認可)がある
江東区 通信制高校 蔵前から大江戸線で森下・清澄白河へ 森下・東陽町・木場・豊洲・有明などに拠点
足立区 通信制高校 上野から常磐線・日比谷線で北千住へ 北千住に拠点が集まる
葛飾区 通信制高校 浅草橋から総武線で東へ 区内3か所と近隣区の使い分け

都認可の私立通信制高校に在籍したい場合は、荒川区の北豊島高校か墨田区の立志舎高校が台東区からは近い選択肢です。東京都私学財団の授業料軽減助成金の窓口が使えるのは、この都認可8校に在籍している場合です。

通信制高校だけでは足りないときの+サポート校。費用が二重になることを先に知っておく

通信制高校は、自分のペースで進められるかわりに、自分で進める部分が大きい仕組みです。レポートの提出期限を自分で管理し、スクーリングの予定を自分で押さえる。ここでつまずく人は少なくありません。

そこを人が支えるのがサポート校です。通う日を増やして生活のリズムをつくる、レポートを一緒に進める、進路の相談に乗る。台東区内の学習等支援施設4か所も、この役割を担っています。

ただし、費用は高校の分とサポート校の分の両方がかかります。そして国の就学支援金も、東京都の授業料助成も、台東区の入学費用助成も、サポート校の受講料には使えません。ここを知らずに見積もりを立てると、あとで苦しくなります。合計でいくらかかるのか、初年度と2年目以降でどう変わるのかを、見学のときに紙でもらっておくことをおすすめします。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営する通信制高校サポート校です。校長は星野達郎。オンライン中心で、台東区からも、全国どこからでも、海外からでも通えます。担任制で、1クラスは8人。カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。

特色として公式ページに挙がっているのは、通信制に足りなかった対人感性・コミュニケーションをプラスするという考え方、メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間、企業インターンとして出社できる仕組み、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座です。生徒が行事を企画・運営する側になる場面もあります。種目も、集める人も、場所も、自分たちで決める。そういう学校のつくり方を掲げています。校長の方針としては、社会に一番近い学校をめざしています。

正直な注意点も書いておきます。

  • ニジ高は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取ります
  • 提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。ニジ高の中でのスクーリングはありません。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しく案内されます。宿泊をともなう日程にニジ高のスタッフが付き添うことはなく、ニジ高がするのは日程の調整と準備の支援です
  • 費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内をご覧ください
  • 転入学は通年で受け付けていて(編入もできます)、出願費用は無料です

台東区で言えば、上野や浅草橋の拠点に通うのがしんどい日でも、家から参加できる形が要るかどうか。そこが分かれ目になります。全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、相談のうえで通うこともできます。発達特性や障害については、本人を変えるのではなく学びの構造や環境を変えることで支援する、という考え方を取っています(診断や服薬など医療の判断は、主治医や専門機関にご相談ください)。小中学生の不登校については、姉妹事業のNIJINアカデミーが受けています。

台東区で迷ったときの進め方(3ステップ)

ステップ1:通える日数を先に決める。週5日なのか、週1日なのか、家から出ない日があってもいいのか。学校の数を数える前に、ここを決めます。台東区内の9か所は、週5日通える形の拠点もあれば、月に数回だけ顔を出す形の拠点もあります。日数が決まると、候補は自然と絞られます。

ステップ2:スクーリングの場所と日数を確かめる。台東区内でスクーリングまでできるのは5か所だけです。残りの4か所に通う場合、面接指導は別の会場になります。本校のある県まで行く形なのか、都内で済むのか。ここは通信制高校選びで後から効いてくる部分です。都立の一橋高校なら、浅草橋から徒歩7分の場所で土曜日に受けられます。

ステップ3:お金を三段で見積もる。国の就学支援金、東京都の授業料助成(都認可かどうかで窓口が変わる)、台東区の入学費用助成(8万円または4万円)。この3つが高校の授業料に効きます。サポート校の受講料はどれも対象外なので、別枠で数えます。合計の見積もりが出てから、見学に行く順番を決めると落ち着いて選べます。比べ方そのものに迷っている場合は、通信制高校 選び方のガイドもあわせてご覧ください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

上野や浅草橋まで出るのがしんどい日も、学校は続けられます

ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。孤独を、青春に。退屈を、わくわくに。行事の種目も場所も生徒が自分たちで決め、企業や地域と関わるプロジェクトにも挑戦できます。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座もあります。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で、授業の様子や通い方を見てみませんか。

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よくある質問

Q. 台東区に本校がある通信制高校はありますか。

A. ありません。文部科学省の掲載データを2026年9月23日に集計した時点で、台東区に本校を置く通信制高校は0校です。区内にあるのは他県に本校がある10校の拠点9か所で、内訳は上野・御徒町に4か所、浅草橋・柳橋に4か所、田原町(寿4丁目)に1か所です。

Q. 台東区から都立の通信制高校に通えますか。

A. 通えます。都立の通信制課程は一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校で、台東区内にはありませんが、一橋高校は浅草橋駅から徒歩7分です。入学には東京都内に住んでいるか勤めていることが必要で、単位を取るにはスクーリング(土曜日)への出席と登校しての試験が要ります。令和8年度の一橋高校の募集人員は4月入学160人(前期50人・後期110人)と9月入学20人です。

Q. 秋葉原という名前のついた教室は、秋葉原駅の近くにあるのですか。

A. 台東区にある3か所については、いずれも秋葉原駅が最寄りではありません。おおぞら高等学院 東京秋葉原キャンパスは上野1-1-12で御徒町駅南口から徒歩6分、ヒューマンキャンパスのぞみの秋葉原東学習センターは柳橋1-3-6で浅草橋駅から徒歩2〜3分、さくら国際の秋葉原学習センターは台東1-29-3で浅草橋駅から徒歩6分です。秋葉原駅の住所は千代田区外神田なので、台東区で探すときは上野・御徒町・浅草橋の駅名でも調べてみてください。

Q. 台東区に住んでいると使えるお金の制度はありますか。

A. 高等学校等の進学者に対する入学費用の助成があります。保護者全員が住民税非課税なら80,000円、児童扶養手当を受給していて課税の場合は40,000円で、入学のときに1回だけです。令和8年度の申請は4月21日から6月30日必着でした。条例上の対象は就学支援金法第2条の高等学校等で、通信制課程もここに含まれます。ただし区のページに通信制の明記が無いため、申し込む前に区の窓口でご確認ください。サポート校の受講料は対象外です。

Q. サポート校に通えば高校を卒業できますか。

A. サポート校だけでは卒業できません。サポート校は学校教育法上の高校ではないため、卒業資格は提携先の通信制高校から出ます。費用も高校の分とサポート校の分の両方がかかり、サポート校の分には国の就学支援金も東京都の助成も台東区の助成も使えません。見学のときは、提携先の高校名、スクーリングの場所と日数、年間の合計額の3つを確かめてください。

台東区は、通う場所を自分で選べる区です

本校が1つも無いと聞くと、選択肢が少ないように感じるかもしれません。でも実際には、上野・御徒町に4か所、浅草橋・柳橋に4か所、田原町に1か所。そこに浅草橋から徒歩7分の都立一橋高校と、電車で数駅の千代田・墨田・荒川・江東の拠点が加わります。台東区は、通う場所を自分で選べる区です。

迷っているのは、たぶん学校が足りないからではありません。今の自分に合う通い方がどれなのか、まだ決まっていないからです。週に何日なら動けるか。家から出られない日があっても続く形はどれか。そこが決まれば、9か所のどれを見に行くかも、都立を受けるかどうかも、自然と決まってきます。

どの道を選んでも大丈夫です。通信制高校は、3年以上の在籍・74単位以上の修得・特別活動30単位時間以上という同じ仕組みの上に立っています。急がなくていいので、まずは1か所、話を聞きに行ってみてください。

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