郡山市 通信制高校|公立の本校は駅前。市内19拠点と学費【2026】

郡山市で通信制高校を調べ始めると、一覧サイトには4校から9校ほどしか出てきません。けれど文部科学省の掲載データで郡山市内の住所を数え直すと、通信制高校に関わる場所は本校2校のほかに19か所あります。福島県内でいちばん多く、いわき市の11か所、福島市の9か所を上回ります。

先に結論をお伝えします。郡山市は、県内でただ1つの公立通信制である福島県立郡山萌世高等学校の本校があり、しかも郡山駅前にあります。定期面接(スクーリング)は日曜と月曜のどちらかを本校で受けられ、延期した試験や再試験も本校で行われます。私立も尚志高等学校の本校が市内にあり、他県に本校がある学校の拠点は郡山駅の西口に集まっています。選択肢が多いぶん、施設の種類を見分けることが大切になります。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、福島県と郡山市の公式ページ、各校の公式サイトを2026年9月26日に開いて確認した内容でできています。一覧サイトの数字は使っていません。

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目次

結論:郡山市 通信制高校の早見

  • 郡山市内に本校がある通信制課程は2つ。公立の福島県立郡山萌世高等学校(駅前二丁目)と、私立の尚志高等学校(大槻町)です。
  • 本校を除く拠点は19か所(のべ24件)。うちスクーリングができる面接指導等実施施設がある場所が10か所、学習を支えるだけの学習等支援施設が9か所です。
  • 本校を除く県内の拠点59か所のうち19か所が郡山市。いわき市11か所、福島市9か所、会津若松市7か所より多い数です。
  • 公立の郡山萌世は、ふだんの定期面接が日曜と月曜の2つ。延期した試験・再試験・単位追認試験は本校だけで行われるので、市内に住んでいると移動が少なくなります。
  • 福島県立の通信制は入学料350円、授業料は1科目170円から680円。私立の公表額は尚志が授業料1単位8,000円です。
  • 福島県の私立授業料減免は、県内に本校がある私立学校の生徒だけが対象。県外に本校がある広域の学校を選ぶときは、この差を先に確かめます。
  • 毎日の通学が難しい場合は、オンライン中心のサポート校という道もあります。ただし高校ではないので、卒業資格は提携する通信制高校で取ります。
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郡山市は本校2校と拠点19か所。福島県で最も選択肢の多い街です

まず、郡山市に何があるのかを数字で押さえます。下の数は、文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)から郡山市内の住所を抜き出し、同じ建物の表記ゆれをまとめて数えたものです。「のべ件数」は登録の行数、「か所」は建物でまとめた数です。

項目 数 中身
市内に本校がある通信制課程 2校 福島県立郡山萌世高等学校(公立)・尚志高等学校(私立)
本校を除く拠点 のべ24件・19か所 同じ建物を複数の高校が使っている場所が4か所あります
スクーリングができる場所 10か所 面接指導等実施施設。大学・専門学校が会場の例が多い
学習を支えるだけの場所 9か所 学習等支援施設。スクーリングは別の会場で受けます

本校2校を含めると、市内で通信制高校に関わる場所は21か所になります。拠点19か所に所属している生徒は、掲載データの合計でのべ1,307人(定員のべ2,119人)でした。数え方は、いわき市・福島市・福島県の記事と同じ方法にそろえています。次の表は、本校を除く拠点を市町村別に数えたものです。

市町村 拠点(か所) うちスクーリングができる場所
郡山市 19 10
いわき市 11 8
福島市 9 5
会津若松市 7 5
白河市 4 3
南相馬市 3 3
須賀川市・伊達市 各1 0
大熊町・矢吹町・西郷村 合わせて4 1
県内の合計(本校を除く) 59 35

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計(2026年9月26日確認)。県全体の話は福島 通信制高校にまとめています。

自宅のダイニングテーブルで、母親と高校生の息子がノートパソコンを一緒に見ている
郡山は選択肢が多いぶん、条件を決めてから絞ると迷いにくくなります。

県内でただ1つの公立、郡山萌世高校の本校が郡山駅前にあります

福島県で通信制課程を置いている公立高校は、福島県立郡山萌世高等学校の1校だけです。所在地は郡山市駅前二丁目11-1。県内のどこに住んでいても出願できますが、本校が市内にあるのは郡山市の生徒だけです。

項目 内容(学校公式・掲載データ)
所在地・連絡先 郡山市駅前二丁目11-1/通信制 電話 024-925-6432
定員・在籍 定員1,600人・在籍1,115人(文部科学省の掲載データ)
学び方 レポートを毎月およそ7〜8枚提出、スクーリングは年間約20日、試験は年2回(前期・後期)
修業年限 原則4年。基準をすべて満たした生徒には3年修了制課程の履修が許可されます

卒業の条件は、総合的な探究の時間を含めて合計74単位以上の修得と、特別活動40時間以上(3年修了制課程は30時間以上)の出席です。転入生・編入生は、必要年数×10時間が特別活動の基準になります。進級の目安は1年生14単位、2年生28単位、3年生46単位、4年生74単位です(出典:郡山萌世高等学校 単位修得について、2026年9月26日確認)。

なお、福島県の人が出願できる通信制高校は、文部科学省の掲載データで数えると101校(公立2・私立84・株式会社立15)でした。公立2校は郡山萌世と、通信教育を行う区域に福島県を含む茨城県立水戸南高等学校です。県外の学校を考える場合は、住所の条件を募集要項で先に確かめてください。

郡山市に住むと、定期面接を日曜と月曜から選べます。試験のやり直しも本校です

郡山萌世高校は、本校のほかに県内各地の協力校でもスクーリングを行っています。学校公式の「令和8年度スクーリング会場」には、会場と曜日が次のように載っています。

会場 曜日 所在地
郡山萌世高校(本校) 土・日・月 郡山市駅前二丁目11番1号
福島東高校 日 福島市浜田町12-21
教育センター 月 福島市瀬上町字五月田16
白河高校 日 白河市南登り町54番地
会津工業高校 日 会津若松市徒之町1-37
会津大学 月 会津若松市一箕町鶴賀字上居合90
いわき翠の杜高校 日 いわき市内郷綴町板宮2番地
相馬農業高校 日 南相馬市原町区三島町一丁目65

出典:郡山萌世高等学校 スクーリング・試験時間割(2026年9月26日確認)。

この表の曜日には決まりがあります。ふだんの定期面接は日曜(日曜面接)か月曜(月曜面接)のどちらかを受講する形で、前期5回・後期5回行われます。月曜面接がある会場は郡山・福島・会津の3か所なので、郡山市・福島市・会津若松市の会場を使う生徒は日曜と月曜から選べ、白河・いわき・南相馬の会場を使う生徒は日曜になります。

本校だけにある土曜面接は、誰でも選べるものではありません。学校の案内では、土曜日に郡山萌世高校のみで特別時間割によって行われ、特別な事情があって定期面接を受講できない生徒が土曜面接受講願を提出し、認められた生徒に限って受講できるとされています。時数が足りない分を補うための受講は認められていません。

郡山市に住む利点は、曜日の数よりも移動の少なさです。延期した試験・再試験・単位追認試験は郡山萌世高校で行うと案内されているので、ほかの地域の生徒が郡山まで出る日があっても、市内の生徒は本校へ行くだけで済みます(出典:郡山萌世高等学校 単位修得について、2026年9月26日確認)。いわき 通信制高校や福島市 通信制高校の記事でも、同じ表を市ごとの視点でまとめています。

一方で注意点もあります。文部科学省の掲載データで郡山萌世が面接指導等実施施設として届け出ているのは、福島東高校・白河高校・会津工業高校・いわき翠の杜高校・相馬農業高校の5か所で、教育センターと会津大学はこの一覧に入っていません。学校公式の時間割には載っているので、その年の扱いを学校に確かめるのが確実です。

郡山市内で通信制高校に関わる場所は本校2校のほかに19か所あり、のべ24件の登録のうち面接指導等実施施設がある場所が10か所、学習等支援施設だけの場所が9か所であることを示す図
出典:福島県立郡山萌世高等学校 公式サイト(2026年9月26日確認)

市内でスクーリングまでできるのは10か所。大学と専門学校が会場です

郡山市の特徴は、面接指導等実施施設の多くが大学や専門学校の建物だということです。駅前のキャンパスとは別の場所へ、スクーリングの日だけ行く形になります。

施設名 届け出ている通信制高校 所在地(地区)
おおぞら高等学院 郡山キャンパス 屋久島おおぞら高等学校(みえ大台おおぞら高等学校も登録) 中町11-2
郡山キャンパス 尚志高等学校 中町14-18
郡山学習センター 星槎国際高等学校 島二丁目49-18
郡山校(郡山健康科学専門学校に併設) つくば開成高等学校 図景2-9-3
国際アート&デザイン大学校(FSG高等部) 開志学園高等学校 方八町二丁目13-8
国際医療看護福祉大学校 翔洋学園高等学校 方八町2-4-19
日本大学工学部 晃陽学園高等学校・翔洋学園高等学校 田村町徳定字中河原1
郡山女子大学 鹿島学園高等学校 開成3-25-2
福島・安積校 帝京第三高等学校 安積町日出山字神明下43
福島郡山キャンパス(安積国際学園) さくら国際高等学校 喜久田町菖蒲池1-1 福島パルス内

在籍が多いのは、開志学園高等学校の国際アート&デザイン大学校(333人)、尚志高等学校の郡山キャンパス(399人)、星槎国際高等学校の郡山学習センター(111人)、屋久島おおぞら高等学校のおおぞら高等学院 郡山キャンパス(139人)です。同じ面接指導等実施施設でも、毎週のように生徒が通う場所と、スクーリングの期間だけ使われる会場があります(出典:文部科学省 掲載データ、2026年9月26日確認)。

公式サイトで通い方が確かめられたものを挙げると、つくば開成高等学校の郡山校は在宅学習から週1回〜週5回まで登校日を決められると案内しています(出典:つくば開成高等学校 郡山校)。星槎国際高等学校の郡山学習センターは、毎月の集中スクーリング型と、集中スクーリングに週1〜週5の登校を足す形から選べます(出典:星槎国際高等学校 郡山)。さくら国際高等学校の福島郡山キャンパスは安積国際学園という名前で、喜久田町の福島パルス内にあります(出典:さくら国際高等学校 キャンパス一覧)。いずれも2026年9月26日に確認しました。

学習を支えるだけの9か所は、郡山駅の西口に集まっています

次の9か所は、文部科学省のデータでは学習等支援施設です。ここに通っていても、スクーリングは所属する高校が指定する別の会場で受けます。

施設名 届け出ている通信制高校 所在地(地区)
福島郡山キャンパス N高等学校・S高等学校・R高等学校 駅前2-3-7(JR郡山駅 徒歩1分)
郡山学習センター 翔洋学園高等学校 駅前1-14-21 花椿ビル10階(JR郡山駅西口 徒歩3分)
トライ式高等学院 郡山キャンパス 鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校 駅前1-14-1 増子駅前ビル4階(JR郡山駅 徒歩3分)
エコール郡山 鹿島学園高等学校 駅前1-9-1 松風堂ビル4階
郡山学習センター 第一学院高等学校高萩校 清水台1-6-21 山相郡山ビル9階
アカデミア高等学院 鹿島朝日高等学校 開成5-2-22
門馬学園 郡山桑野道場 八洲学園大学国際高等学校 桑野二丁目34-25
自立援助ホームあい 翔洋学園高等学校 方八町2-6-16
耕せにっぽん 福島校 瑞穂MSC高等学校 田村町栃本字水沢527

徒歩分数は各校の公式サイトの表記によります(翔洋学園高等学校 郡山学習センターはJR郡山駅西口・徒歩3分、トライ式高等学院 郡山キャンパスはJR郡山駅より徒歩3分、福島郡山キャンパスはJR郡山駅 徒歩1分、おおぞら高等学院 郡山キャンパスはJR郡山駅西口 徒歩5分。いずれも2026年9月26日確認)。第一学院高等学校の郡山学習センターは清水台1-6-21・電話024-923-7710で、徒歩の分数は公式に記載がありませんでした。

まとめサイトで福島市の学校として紹介されることのある第一学院の学習センターとおおぞら高等学院は、掲載データではどちらも郡山市の住所です。市をまたいで探している場合は、住所で確かめるほうが確実です。

秋の朝、駅前広場を高校生が友人と並んで歩いている
郡山駅前は拠点が集まっていて、乗り換えなしで通える範囲が広いエリアです。

尚志高校は郡山市に本校がある私立。窓口は郡山駅前の中町です

私立で市内に本校があるのは、尚志高等学校 単位制・通信制課程です。本校は郡山市大槻町字坦ノ腰2番地、通信制の窓口になるキャンパスは郡山市中町14-18(電話024-927-0550)にあります。募集は普通科・男女共学250名、授業料は1単位あたり8,000円と公表されています。就学支援金が支給される場合は納入額が減ることがあります。

キャンパスは郡山のほか、福島駅前(福島市早稲町2-24)、会津若松駅前(会津若松市白虎町225)、白河駅前(白河市大手町14-13)にあります。来校の前に電話をするよう案内されています(出典:尚志高等学校 各キャンパスについて、2026年9月26日確認)。入学期は前期4月・後期10月の年2回で、入学試験は面接試験のみと案内されています(出典:尚志高等学校 本校の概要について、2026年9月26日確認)。

県内に本校がある私立は、ほかに東日本国際大学附属昌平高等学校(いわき市)、桜の聖母学院高等学校(福島市・2026年4月開設)、大智学園高等学校(双葉郡川内村)です。郡山から通う場合は距離が出るので、スクーリングの会場がどこになるかを先に確かめてください。

郡山萌世高校の定期面接は日曜か月曜のどちらかを受講する形で、月曜面接がある会場は郡山の本校・福島市の教育センター・会津若松市の会津大学の3か所、白河市・いわき市・南相馬市の会場は日曜だけであることを示す比較表
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計、福島県 私学・法人課

地区ごとの通い方:駅前は徒歩圏、方八町・図景・喜久田・安積は車かバスです

郡山市は東北新幹線で首都圏から約80分、鉄道と高速道路が交差する県の中央にあります(出典:郡山市 郡山市はこんなまち)。市域が広いので、拠点がどの地区にあるかで通い方が変わります。

地区 主な施設 通い方の目安
駅前一丁目・二丁目 郡山萌世高校、N高等学校ほかの福島郡山キャンパス、翔洋学園、トライ式、エコール郡山 JR郡山駅から徒歩1〜3分。新幹線・在来線から乗り換えなしで行けます
中町・清水台 尚志の郡山キャンパス、おおぞら高等学院、第一学院の郡山学習センター 郡山駅西口から徒歩数分の中心市街地
方八町・図景 国際アート&デザイン大学校、国際医療看護福祉大学校、郡山健康科学専門学校 郡山駅の東側。バスか送り迎えを使う人が多い地区です
島・開成・桑野 星槎国際の郡山学習センター、郡山女子大学、アカデミア高等学院 郡山駅の北西側。路線バスか自転車・車が中心
喜久田町・安積町・田村町 さくら国際の福島郡山キャンパス、帝京第三の福島・安積校、日本大学工学部 市の外縁部。JRの最寄り駅やバス停からの距離があり、送り迎えの相談が要ります

地区の分け方は各施設の住所によります。徒歩分数を公表しているのは駅前の4施設だけなので、それ以外は学校見学のときに実際の所要時間を測っておくと安心です。

お金の話:福島県立は1科目170〜680円。私立の公表額は1単位8,000円から

福島県立高等学校の入学料・授業料は、県が金額を公表しています。

区分 金額
入学料(通信制課程) 350円
授業料(一科目の単位数が1単位) 一科目につき170円
授業料(2単位/3単位) 一科目につき340円/510円
授業料(4単位以上) 一科目につき680円

出典:福島県 県立高等学校の入学料・授業料について(2025年11月4日更新)。よく見かける「公立の通信制は1単位336円」という数字は、国の高等学校等就学支援金が支給される上限額で、県が定める授業料そのものではありません。公立の授業料は都道府県が決めるので、福島県の実額は上の表のとおりです。

私立で公表額が確かめられたのは、尚志高等学校の授業料1単位8,000円です。ほかの学校の学費は募集要項でご確認ください。国の高等学校等就学支援金は2026年度から所得制限がなくなり、私立の通信制は1単位13,668円・年間337,200円までが上限です。支給されるのは授業料の分だけで、サポート校の利用料には使えません。通信制高校 学費に、無償化でも残る費用をまとめています。

福島県の私立の授業料減免は、県内に本校がある学校の生徒だけが対象です

ここは、郡山市で県外に本校がある広域の学校を選ぶ人が見落としやすい点です。福島県の私学・法人課のページには、はじめに「福島県内に本校がある私立学校の生徒を対象としていますので、ご注意ください」と書かれています。

制度 内容 通信制の扱い
私立高等学校等授業料減免 生活保護世帯は年額546,000円、生活保護世帯を除く年収450万円以下の世帯等は年額471,000円が上限 対象。支援月数48月。登録単位数により支給額が変わります
1人1台端末購入費用支援 生活保護・非課税世帯60,000円、年収620万円以下の世帯20,000円 対象は全日制の新入生。リース料金は対象外
高校生等奨学給付金 通信制は生活保護受給世帯(専攻科以外)で国公立32,300円・私立52,600円、非課税世帯で国公立50,500円・私立52,100円など 対象。基準日は令和8年7月1日。県内の高校に在学する場合は学校を通じて提出し、県外の高校等に在学する場合は令和8年10月30日必着

出典:福島県 高校生等に対する修学支援について(2026年6月15日更新)、福島県 高校生等奨学給付金(2026年9月10日更新)。郡山市内では、尚志高等学校が県内に本校のある私立にあたります。県外に本校がある学校を選ぶ場合は、国の就学支援金は使えても県の減免は使えない、という前提で費用を見積もってください。

郡山市には返さなくてよい奨学金があります。申し込みは中学3年生のうちです

郡山市には、返還の必要がない郡山市(篤志)奨学資金給与制度があります(2025年6月26日更新)。月額12,000円で、対象は次年度に高等学校・高等専門学校・専修学校(高等課程)への進学を希望し、経済的な理由で修学が難しいと認められる方です。11月上旬までに、在学する中学校を通じて中学3年生全員に募集案内が配られます。申し込みも中学校を通じて行います。

県の制度としては、福島県奨学資金(貸与。在学採用は令和8年4月1日から12月11日までの随時募集)もあります。どちらのページにも通信制課程を対象に含むかどうかの明記はありません。進学先が決まったら、学校の事務室か市の教育委員会に確かめてください。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

郡山市で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「郡山市 通信制サポート校」で探している場合は、施設だけでなく提携先の高校を見てください。卒業資格を出すのは高校のほうで、単位・スクーリング・調査書はすべて高校の制度で動きます。郡山市内のサポート校にあたる施設と、文部科学省のデータで提携が確認できた高校は次のとおりです。

施設名 提携する通信制高校(掲載データ) 所在地
トライ式高等学院 郡山キャンパス 鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校 駅前1-14-1
おおぞら高等学院 郡山キャンパス 屋久島おおぞら高等学校 中町11-2
エコール郡山 鹿島学園高等学校 駅前1-9-1
アカデミア高等学院 鹿島朝日高等学校 開成5-2-22
門馬学園 郡山桑野道場 八洲学園大学国際高等学校 桑野二丁目34-25

おおぞら高等学院は公式サイトでも屋久島おおぞら高等学校と連携していることを明記しています。トライ式高等学院の公式ページには提携する高校の校名が書かれていなかったため、掲載データで確認できた2校を載せました。費用は、高校に払うお金とサポート校に払うお金の二段構えになります。就学支援金が使えるのは高校の授業料の分だけです。通信制サポート校とはとサポート校 学費に、違いと費用の内訳をまとめています。

須賀川市・三春町・本宮市から通う場合、その市町村に拠点はありません

県中地方では、郡山市の外に拠点がほとんどありません。掲載データで数えると次のようになります。

市町村 市町村内の拠点 通い方の目安
須賀川市 1か所(学習等支援施設のみ) JR東北本線で郡山へ。スクーリングは郡山か白河の会場になります
本宮市・二本松市 0か所 東北本線で郡山へ。福島市の会場も選べる位置です
田村市・三春町・小野町 0か所 磐越東線で郡山へ。本数が少ないので送り迎えの相談が要ります
鏡石町・石川町・大玉村 0か所 郡山または白河の会場へ。公立は郡山萌世の本校が近い選択肢です

スクーリングは年に20日ほどですが、レポートの提出や面談で行く回数を足すと、往復の負担は思ったより大きくなります。行く回数を先に数えてから、通える距離かどうかを決めてください。

よくある誤解:郡山キャンパスに通えば、そこで全部終わるとは限りません

郡山で多い誤解を3つ挙げます。

1つ目は、「駅前のキャンパスに入れば、スクーリングもそこで受けられる」というものです。郡山駅前に集まっている施設の多くは学習等支援施設で、スクーリングは所属する高校が指定する別の会場になります。方八町や田村町の大学・専門学校まで行く日がある、という前提で通学を考えてください。

2つ目は、「郡山キャンパスと名前が付いていれば高校の校舎だ」というものです。看板の名前と、文部科学省に届け出られている施設の種類は別です。同じ建物を複数の高校が使っている場所も市内に4か所あります。

3つ目は、「公立は安いから郡山萌世にすれば費用の心配はない」というものです。入学料350円・1科目170〜680円は確かに低額ですが、教科書や交通費、スクーリングの日の昼食代などは別にかかります。4年かけて通う前提だと、通学の回数も増えます。

郡山市の相談先は、ニコニコこども館の総合教育支援センターです

学校のことで困っているときの市の窓口は、郡山市総合教育支援センターです。場所はニコニコこども館5階(郡山市桑野一丁目2番3号)、相談専用の電話は024-924-3341。不登校やいじめなど学校生活のこと、発達に関すること、家庭環境のことまで、関係機関と連携して対応すると案内されています。受付は8時30分から18時00分(ニコニコこども館の休館日を除く)です(出典:郡山市 教育相談事業)。

同じフロアには、不登校の子どもが通うふれあい学級(電話024-933-8081)もあります。ただし、どちらのページにも対象の学年の明記がありません。高校生の相談ができるかどうかは、電話で確かめてください。郡山市は不登校児童生徒支援 ステップアップガイド(2026年2月3日更新)も公開しています。

近隣エリアの通信制高校ガイド

県外の学校は、通信教育を行う区域に福島県が入っているかどうかで出願できるかが決まります。募集要項で先に確かめてください。転校を考えている場合は通信制高校 転入もあわせてご覧ください。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

ここまでは郡山市に通う前提の話でした。体調や気持ちの波で、決まった曜日に外へ出るのが難しい時期もあります。その場合は、オンライン中心という選び方もあります。

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。担任制で、カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間があり、生活リズムに波があっても学べるように、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。生徒会・サークル・学園祭があり、行事は生徒が企画・運営する側に回れます。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れています。転入・編入は途中からでき、出願費用はかかりません。不登校の生徒は、グループ全体で650名以上をサポートしてきました。小中学生向けには姉妹事業のNIJINアカデミーがあります。

正直な注意点も書いておきます。ニジ高は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です(地元の会場で受けられる場合もあります)。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。宿泊をともなう日程にニジ高のスタッフが付き添うことはなく、ニジ高が行うのは日程の調整と準備の支援です。費用は提携する高校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内をご覧ください。

ニジ高の生徒は、相談のうえでNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の全国のリアルの教室に通うこともできます。NIJINアカデミー全体では、累計入学者が約1,000名、現在の在籍は460名です(ニジ高だけの数字ではありません)。

郡山市で迷ったときの進め方(3ステップ)

ステップ1:週に何日、家を出られるかを数える。0日に近いのか、週1日なら行けるのか、週3日は通いたいのか。ここが決まると、19か所のうち候補は数か所に絞れます。0日に近い時期は、郡山萌世の年間約20日という形でも負担が大きいことがあります。

ステップ2:スクーリングの会場と曜日を確かめる。公立なら、本校の日曜面接と月曜面接のどちらにするのか。私立や広域の学校なら、駅前のキャンパスとは別に、方八町や田村町の会場へ行く日があるのか。地図で実際の道順を見て、往復の時間を測ります。

ステップ3:お金の条件を2つに分けて見る。国の就学支援金はどの学校でも授業料に使えます。福島県の減免は、県内に本校がある私立の生徒だけが対象です。郡山市(篤志)奨学資金は中学3年生のうちに中学校を通じて申し込みます。この3つを分けて確認すると、見積もりがぶれません。

明るい教室で、2人の生徒と先生が丸テーブルを囲んで話している
スクーリングの雰囲気は学校ごとに違います。見学で確かめるのがいちばんです。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

郡山まで通えない日も、オンラインで青春はつくれます

ニジ高はオンラインで最高の青春をかかげるサポート校です。行事は生徒が企画・運営する側に回れます。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れています。高校ではないので卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。郡山からの通い方を体験説明会で見てみませんか。

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よくある質問

Q. 郡山市に公立の通信制高校はありますか。

A. あります。福島県立郡山萌世高等学校(郡山市駅前二丁目11-1)が福島県で唯一の公立通信制で、本校が郡山市内にあります。ふだんの定期面接は日曜か月曜で、本校のほか県内7か所の会場(協力校など)でも受けられます。土曜面接は本校だけにあり、特別な事情が認められた生徒に限られます。

Q. 郡山市に通信制高校の拠点はいくつありますか。

A. 文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)で数えると、本校2校を除いてのべ24件・19か所です。うちスクーリングができる面接指導等実施施設がある場所が10か所、学習を支えるだけの学習等支援施設が9か所でした。本校を含めると21か所になります。

Q. 郡山駅の近くだけで通いたいのですが、可能ですか。

A. 駅前一丁目・二丁目・中町・清水台には、郡山萌世高校の本校のほかに拠点が7か所あります。ただし、そのうち5か所は学習等支援施設で、スクーリングは別の会場になることがあります。駅前で完結するかどうかは、入学を考えている高校に会場を確かめてください。

Q. 須賀川市や三春町に住んでいます。郡山まで通うしかないですか。

A. 近隣の市町村には拠点がほとんどありません。JRで郡山へ出る方法のほか、オンライン中心の学校を選ぶ方法、スクーリングの会場が白河や福島になる学校を選ぶ方法があります。行く回数と所要時間を先に数えると決めやすくなります。

Q. 郡山市内の学校なら、福島県の授業料減免は使えますか。

A. 福島県の私立高等学校等授業料減免は、県内に本校がある私立学校の生徒が対象です。郡山市内の施設でも、本校が県外にある広域の通信制高校に在籍する場合は対象になりません。国の就学支援金は在籍校の授業料に使えます。

郡山で合う場所が見つからないと感じても、道はいくつもあります

郡山市は、県内でいちばん選択肢が多い街です。それでも、選択肢が多いことと、自分に合う場所があることは別の話です。駅前まで出るのがつらい日があること、週に1回でも人の多い場所に行くのが難しいことは、めずらしくありません。

まずは、行ける日数と行ける場所を紙に書き出してみてください。そのうえで、公立の本校、私立のキャンパス、オンライン中心という3つの方向から1つずつ見ていくと、比べやすくなります。どれを選んでも、途中で変えることはできます。

迷っているうちは、決めなくて大丈夫です。話を聞く場所を1つ増やすところから始めてみてください。

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