吹田市 通信制高校|本校0校・市内8か所とスクーリング可5か所【2026】

吹田市で通信制高校を探すと、江坂や千里中央の駅前にいくつものキャンパスの名前が出てきます。けれど名前が並んでいるだけでは、家から通えるのか、スクーリングはどこで受けるのか、学費の支援は使えるのかが分かりません。お子さんが学校に行きづらくなっている最中なら、なおさら先に道筋がほしいと思います。

先に結論を書きます。文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データを2026年9月26日に数え直すと、吹田市内に本校がある通信制高校は0校でした。市内にあるのは他校の連携協力施設で、のべ12件、住所の表記ゆれをまとめて建物で数えると8か所です。このうちスクーリング(面接指導)まで受けられるのは5か所で、残る3か所は学習を支えるだけの施設でした。

公立の通信制は市内になく、大阪府立で通信制課程を置いているのは大阪市生野区の桃谷高等学校だけです。授業料は1単位330円、1年間に受講できるのは原則30単位までなので、授業料は年間で最大9,900円になります。この記事では、8か所を駅と地区に分け、桃谷高校の入り方と曜日、大阪府の2つのお金の制度、隣の市の数まで、公式ページで確かめた事実だけで整理します。

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目次

結論:吹田市の通信制高校の早見

  • 吹田市内に本校がある通信制高校は0校です。市内にあるのは、市外に本校を置く通信制高校の連携協力施設で、のべ12件・建物で8か所でした(文部科学省の掲載データ、2026年9月26日確認)。
  • 8か所のうち、スクーリング(面接指導)まで受けられるのは5か所。残る3か所は学習等支援施設で、スクーリングは別の会場になります。
  • 公立の道は大阪市生野区の桃谷高等学校の1校だけ。授業料は1単位330円、入学料500円、1年間の受講は原則30単位までなので授業料は年間で最大9,900円です。初年度は教科書代などを含めて4万円ほどと公表されています。
  • 桃谷高校は令和8年度(2026年度)は年度途中の入学ができません。令和9年度から秋季入学者選抜が始まる予定です。
  • 市内の拠点は江坂(豊津町・垂水町)に集まっています。北千里の千里金蘭大学と吹田駅の大和大学は、大学の校舎がスクーリング会場として届け出られているものです。
  • 大阪府の授業料支援補助金は令和8年度から所得制限がなくなりました。通信制の標準授業料は1単位12,030円ですが、対象は大阪府教育長が指定する就学支援推進校(令和8年度は通信制15校)に限られ、吹田市内に拠点を置く学校はこの15校に入っていませんでした。
  • 通う場所に縛られたくない場合は、オンライン中心のサポート校という形もあります(本記事の運営はNIJIN高等学院です)。
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吹田市内に本校がある通信制高校は0校。市内の拠点はのべ12件、建物で8か所です

文部科学省は、全国の通信制高校とその連携協力施設を通信制高等学校情報発信サイトで公開しています。このデータを2026年9月26日に取得して吹田市の住所で数えたところ、市内に本校(学校そのもの)を置く通信制高校はありませんでした。大阪府内に本校がある通信制高校は15校(公立1・私立13・株式会社立1)ですが、その所在地は大阪市・堺市・茨木市・枚方市・岸和田市・貝塚市・阪南市・豊能郡能勢町で、吹田市は含まれていません。

市内にあるのは、市外に本校を置く通信制高校が届け出ている連携協力施設です。登録の行数で数えるとのべ12件、同じ建物にある届け出をまとめて建物の数で数えると8か所でした。この記事で「◯か所」と書くときは、いずれも建物でまとめた数です。本校は0校なので、8か所はすべて本校以外の拠点です。

場所(町名) 施設名 届け出ている高校 種類
豊津町14-12 江坂キャンパス N高等学校・S高等学校・R高等学校 面接指導等実施施設
垂水町3-29-18 キャットミュージックカレッジ専門学校/大阪アニメーションカレッジ専門学校 鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・中央国際高等学校 面接指導等実施施設
西御旅町7-53 明治東洋医学院専門学校 ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校 面接指導等実施施設
藤白台5-25-1 千里金蘭大学 創志学園高等学校 面接指導等実施施設
片山町2-5-1 大和大学 創志学園高等学校 面接指導等実施施設
千里山西5-3-1 E’s高等学院大阪吹田校 中京高等学校 学習等支援施設
内本町1-19-7 フリースクールここ 星槎国際高等学校 学習等支援施設
五月が丘北3-15-207 個別指導塾に併設の学習センター 並木学院高等学校 学習等支援施設

同じ建物に複数の高校が届け出ている場所が2つあります。豊津町のダイトー江坂ビルはN高等学校・S高等学校・R高等学校の3校、垂水町の専門学校の校舎は鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・中央国際高等学校の3校です。「のべ12件」と「8か所」の差は、この重なりから生まれています。学校のサイトを1つずつ見ていると同じ建物を別々の場所と数えてしまうので、先に建物でまとめておくと、市内の地図が読みやすくなります。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

明るいリビングのテーブルで、母親と高校生の息子がノートパソコンとノートを見ている
吹田は拠点が多い分、条件を先に決めると候補を絞りやすくなります。

スクーリングまで受けられるのは8か所のうち5か所。残る3か所は学習を支える施設です

連携協力施設には2つの種類があります。面接指導等実施施設は、その場所でスクーリング(面接指導)を受けられる施設です。学習等支援施設は、レポートの学習や生活の支援はしますが、スクーリングはできません。いわゆるサポート校・学習センターの多くはこちらにあたります。文部科学省の令和7年度通信制高等学校実態調査(2026年8月31日公表、調査時点2025年5月1日)では、全国の面接指導等実施施設は2,024か所、学習等支援施設は2,317か所とされています。

吹田市の8か所を分けると、次のようになりました。

種類 か所 その場所でできること 吹田市での例
面接指導等実施施設 5か所 スクーリング(面接指導)を受けられる 江坂キャンパス、垂水町の専門学校、西御旅町の専門学校、千里金蘭大学、大和大学
学習等支援施設 3か所 レポートの学習支援や居場所。スクーリングは別会場 千里山西、内本町、五月が丘北の3か所
本校 0か所 ― 市内には無い

ここが、学校のパンフレットだけでは見えにくいところです。市内の施設に週3日通っていても、単位のためのスクーリングは別の場所で受ける、という形はふつうにあります。学校を1つに絞る前に、レポートを見てもらう場所とスクーリングを受ける場所の2つを、それぞれどこになるのか聞いておくと、後から予定が崩れにくくなります。

なお、吹田市の面接指導等実施施設のうち2か所は大学の校舎です。千里金蘭大学(藤白台)と大和大学(片山町)が、創志学園高等学校の面接指導等実施施設として届け出られていました。大学の校舎で年に数回の集中スクーリングを行う形なので、ふだんの通学先とは別に考えることになります。

吹田市内の通信制高校の拠点はのべ12件・建物で8か所あり、そのうちスクーリング(面接指導)まで受けられるのは5か所、残る3か所は学習等支援施設であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データより集計(2026年9月26日確認)

公立の道は桃谷高校の1校だけ。授業料は1単位330円、年30単位で最大9,900円です

大阪府立桃谷高等学校(大阪市生野区勝山南3-1-4)の公式Q&Aには、大阪府内の公立の通信制高校は桃谷高校だけと書かれています。吹田市から公立の通信制を選ぶなら、この1校が行き先になります。

費用は大阪府の公式ページと学校のページで公表されています。

項目 金額 備考
授業料 1単位330円 1年間の受講は原則30単位まで。30単位で9,900円
入学料 500円 入学する年度のみ
入学考査料 800円 出願のとき
初年度の合計のめやす 4万円ほど 教科書・学習書など約20,000円、生徒協議会費など1,200円、後援会費1,500円、スポーツ振興センター加入金250円を含む学校の公表額

出典は大阪府 府立高等学校の授業料と就学支援金についてと、桃谷高等学校 通信制の授業料等です。学校のページには、手続きをすれば国の就学支援金が支給されて授業料が無償になる、という案内も出ています。国の高等学校等就学支援金は2026年度から所得制限がなくなり、文部科学省の案内では私立の通信制で1単位13,668円・年額337,200円までが上限です。公立の通信制はもともと授業料が低いので、支援金で埋まる形になります。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

桃谷高校のスクーリングは曜日が決まっています。令和8年度は年度途中の入学ができません

桃谷高校の通信制課程には昼間部と日夜間部があり、学習内容は同じですが、スクーリングの曜日と時間帯が違います。公式Q&Aの記載をそのまま整理すると、次のとおりです。

部 スクーリングの曜日 時間帯
昼間部 月曜・水曜・金曜 10時30分から6時間
日夜間部 月曜・金曜/日曜 月曜・金曜は18時から3時間、日曜は9時30分から6時間

吹田市から生野区の桃谷高校へは、JRか阪急で大阪市内へ出て乗り継ぐ形になります。週に1日程度の登校で必要な回数のスクーリングを受けられる仕組みだと学校が説明していますが、その1日が何曜日になるかは部によって決まります。アルバイトや通院の予定と合うかを、先に確かめておくと安心です。

入学の時期についても、公式Q&Aに大事な記載があります。年度途中に入学できるかという質問に対して、令和8年度(2026年度)はできない、令和9年度から秋季入学者選抜を実施すると書かれています。また、令和9年度入学者選抜からは部を分けない「くくり募集」になるため、入学時に希望の部に所属できるなど、より柔軟な選択ができるよう検討している、ともあります。今すでに学校に行きづらい状態で、年度の途中から動きたい場合は、この点が分かれ目になります。

そのほか、公式Q&Aで確認できた桃谷高校の特徴です。入学者選抜は書類と個人面接で選考し、学力検査はありません。在籍できるのは最長8年間。単位認定は年2回(9月・3月)で、要件を満たせば9月に卒業することもできます。レポートは登校時の提出箱か、第4種郵便(1通15円)での郵送、科目によってはオンライン提出です。1クラスは40名程度、制服はありません。学校説明会は9月以降に実施予定と案内されています。

転入学と編入学の違い(在籍したまま移るか、退学してから入り直すか)で、時期も引き継げる単位も変わります。詳しくは転入学と編入学の違いで整理しています。公立の通信制をほかの都道府県と比べたい場合は公立 通信制高校 一覧もご覧ください。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

江坂・吹田・千里山・北千里・千里丘。駅ごとに、通える場所と出る方向が変わります

吹田市は、大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行、JR京都線、阪急千里線・京都線、大阪モノレールが走っていて、住んでいる地区によって「どちらへ出るか」がはっきり変わります。市内の拠点を駅のまとまりで並べ直すと、次のようになりました。徒歩分は各施設の公式サイトの表記です。なお最後の行のラボ高等学院は、文部科学省の掲載データには載っていないサポート校なので、先ほどの8か所には数えていません。

駅・地区 市内の拠点 スクーリング 市外へ出るなら
江坂(豊津町・垂水町) 江坂キャンパス(江坂駅 徒歩2分)、専門学校の校舎(江坂駅 北改札 徒歩約3分) どちらも可 御堂筋線で新大阪・梅田へ直通
JR吹田・阪急吹田(片山町・内本町・泉町) 大和大学(吹田駅すぐ)、フリースクールここ(内本町) 大学の校舎は可、内本町は学習支援のみ JRで大阪駅へ、阪急で十三・梅田へ
千里山・関大前(千里山西) E’s高等学院大阪吹田校 不可(学習支援のみ) 阪急千里線で淡路乗り換え、梅田・天王寺方面へ
北千里・山田(藤白台) 千里金蘭大学(北千里駅 徒歩約10分) 可 モノレールで千里中央・大阪空港方面、阪急で梅田方面へ
南千里・佐竹台・五月が丘 個別指導塾に併設の学習センター(阪急バス 佐竹台六丁目付近) 不可(学習支援のみ) 阪急千里線で梅田方面、バスで千里中央へ
JR千里丘・宇野辺(新芦屋上) ラボ高等学院(サポート校) 提携先の高校の会場 JRで茨木・大阪方面へ

1つ補足があります。西御旅町の明治東洋医学院専門学校(ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校の面接指導等実施施設)は住所こそ吹田市ですが、公式サイトのアクセスでは阪急千里線 下新庄駅の東出口から徒歩約5分、阪急京都本線の上新庄駅から徒歩約15分、JRおおさか東線のJR淡路駅から徒歩約15分と案内されています。吹田市の南の端にあたるため、市内のほかの地区からより、東淀川区側から通うほうが近いことになります。「吹田市内だから近い」と地図だけで決めず、路線で見ると通学時間の見積もりが変わります。

また、千里ニュータウンは吹田市と豊中市にまたがっています。千里中央の駅前(阪急千里中央ビルなど)にあるキャンパスは豊中市新千里東町の住所なので、この記事の吹田市8か所には入っていません。北千里・南千里に住んでいる場合は、豊中市側の拠点も同じ生活圏として見ておくと選択肢が広がります。

夕方の自宅の机で、ヘッドホンを首にかけた高校生がノートとタブレットで学習している
レポートは自宅で進める形。通うのはスクーリングの日だけという学校もあります。

吹田市で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

サポート校は高校そのものではありません。通信制高校に在籍したうえで、レポートや生活を支えてもらう場所です。学費は、在籍する通信制高校の分とサポート校の分の両方がかかり、国の就学支援金が使えるのは高校の授業料の分だけです。サポート校の費用には使えません。ここを先に押さえておくと、見積もりのずれが減ります。

吹田市で、公式サイトや文部科学省の掲載データで確認できたものを並べます。

施設 場所・最寄り 提携先の通信制高校 スクーリング
E’s高等学院大阪吹田校 千里山西5-3-1 中京高等学校(公式サイトに通信制課程サポート校と記載) 学習等支援施設(不可)
フリースクールここ 吹田校 内本町1-19-7 星槎国際高等学校(文部科学省の掲載データ) 学習等支援施設(不可)
個別指導塾に併設の学習センター 五月が丘北3-15-207 並木学院高等学校(文部科学省の掲載データ) 学習等支援施設(不可)
ラボ高等学院 新芦屋上12-4/JR千里丘駅・大阪モノレール宇野辺駅から徒歩圏内 公式サイトでは確認できませんでした 提携先の高校の会場

ラボ高等学院は公式サイトで、北摂地域の通信制サポート校として、週1回から4回の中で自由に通える普通コースと、学習塾のカリキュラムを組み合わせた特進コースの2つを案内しています。学費は完全月謝制と書かれていますが、金額は公表されていませんでした。フリースクールここは、吹田校(内本町)のほかに南吹田校(南清和園町)、阪急吹田校(泉町)、淡路校(大阪市東淀川区)を運営していると公式サイトに記載があります。文部科学省の掲載データに星槎国際高等学校の学習等支援施設として載っているのは、このうち内本町の1か所でした。

見学のときに聞くとよいことを3つ挙げます。1つ目は、在籍する高校はどこで、その高校のスクーリングはどこで何日あるか。2つ目は、サポート校の費用に年間でいくらかかり、そのうち就学支援金の対象になる部分はどこか。3つ目は、体調の波で通えない週があったときに、どうやってレポートの進みを取り戻すか、です。学費の考え方そのものは通信制高校 学費で詳しく説明しています。

吹田市8か所(うちスクーリング可5)、豊中市8か所(4)、茨木市5か所(2)、高槻市2か所(0)、摂津市1か所(1)、箕面市1か所(0)を比べた図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データより集計(2026年9月26日確認)

大阪府の授業料支援補助金は令和8年度から所得制限なし。府内在住が要件です

大阪府には、国の就学支援金に上乗せする府独自の授業料支援補助金があります。大阪府の公式ページには、令和8年度以降は「所得や世帯の子どもの人数に制限なく」授業料を無償化する制度だと書かれています。おさえておきたい点は3つです。

項目 内容 気をつけるところ
所得制限 令和8年度以降はなし 支給額の判定には保護者の市町村民税の情報を使う
標準授業料(通信制) 1単位あたり12,030円 全日制は年間63万円。通信制は単位あたりで決まる
在住の要件 受給する月の1日時点で、原則として生徒と保護者全員が大阪府内に在住 年度の初めに一度だけ見るのではなく、月ごとに見る。年度の途中で府外へ引っ越すと扱いが変わる
学校の要件 大阪府教育長が指定する就学支援推進校に在学 通信制は令和8年度で15校。年度ごとに入れ替わる

もう1つの要件が、在学する学校が大阪府教育長が指定する就学支援推進校であることです。ここが、吹田市で学校を探す人にとっていちばん見落とされやすいところです。令和8年度の推進校の一覧を開くと、通信制の課程で指定されているのは15校でした。内訳は大阪府内の12校(英風・大阪つくば開成・近畿大阪・賢明学院・神須学園・秋桜・天王寺学館・東朋学園・長尾谷・八洲学園・ルネサンス大阪・YMCA学院)と、府外の3校(ECC学園・第一学院養父校・慶風)です。

この15校と、吹田市内の8か所に拠点を置いている学校を見比べてください。重なる学校はありませんでした。つまり、市内の施設に通えることと、大阪府の授業料支援補助金が使えることは、別の話になります。市内で通いやすい学校を選ぶのか、府の補助が使える15校から選んで大阪市内などへ出るのか。この2つは、早い段階で天秤にかけておくほうが後で慌てずにすみます。

推進校の一覧は年度ごとに入れ替わります。令和7年度の一覧には通信制が19校あり、向陽台・京都長尾谷・相生学院・高野山の4校は令和8年度の一覧では見当たりませんでした。去年のページや他サイトのまとめではなく、その年度の一覧の原本で学校名を確かめてください。入口は私立高校生等に対する授業料等の支援のページです。ここを見落とすと、想定していた金額と実際の負担が大きくずれます。

授業料とは別に、教科書代や修学旅行費などに充てる大阪府私立高等学校等奨学のための給付金もあります。令和8年度の基準日は7月1日です。申請のしかたは学校の場所で変わり、大阪府内の学校に在学している場合は学校を通して申請し、期限は学校が決めます。府外の学校に在学している場合は、7月1日から10月31日までに郵送で申請します。通信制の額は次のとおりです。

世帯の区分 通信制の額 全日制・定時制の額
生活保護受給世帯 52,600円 52,600円
所得割非課税世帯 52,100円 152,000円
所得割額 100円〜105,500円未満 17,370円 50,670円
所得割額 105,500円〜182,500円未満 13,030円 38,000円

出典は大阪府私立高等学校等奨学のための給付金についてです。下の2つの区分は、国の就学支援金を受けている人が対象と注記されています。

吹田市の独自の支援についても調べました。市の就学援助費等(就学支援制度)のページに載っているのは小学校・中学校が対象の制度だけで、高校生の授業料を市が独自に補助する制度は確認できませんでした。ただし、市が公表している個人情報ファイル簿(高等学校等学習支援金・2025年7月更新)には、教育委員会 学校教育部 学務課が担当する事務として吹田市高等学校等学習支援金の名前があり、受給申請書を出した人の所得や振込先を扱うと書かれています。2026年9月時点で制度の案内ページは市の公式サイトで見つからず、今年度の対象や金額、受付の時期は確認できませんでした。高校生のいる世帯は、学務課に直接たずねてみてください。授業料そのものは、国と大阪府の制度を軸に考えることになります。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

よくある落とし穴:江坂キャンパスの名前だけで決めると、場所と費用でつまずきます

吹田市で相談を受けるときに多いつまずきを、3つにまとめます。

つまずき 何が起きるか 先に確かめること
キャンパス名を学校名だと思う 江坂キャンパスは本校ではなく連携協力施設。本校は市外にある 本校はどこか、卒業証書はどの学校から出るか
市内の施設=スクーリング会場だと思う 8か所のうち3か所は学習等支援施設で、スクーリングは別会場 スクーリングの会場・日数・宿泊の有無
就学支援金でサポート校の費用も消えると思う 支援金の対象は高校の授業料だけ。サポート校の分は残る 年間の総額と、支援金が引かれる範囲

もう1つ、地図の落とし穴があります。吹田市は南北に長く、北端の藤白台から南端の西御旅町までは電車の路線が変わります。「吹田市内にある」という理由だけで選ぶと、家から1時間かかることもあります。逆に、豊中市の千里中央や大阪市の新大阪・梅田のほうが早い地区もあります。市の境界より、使っている駅からの所要時間で並べ替えると、現実的な候補が見えてきます。

吹田市の相談先は、中学生までと高校生で入口が変わります

学校選びの前に、相談できる場所を知っておくと動きやすくなります。吹田市の公式サイトで確認できたものを整理します。

相談先 対象 場所・内容
吹田市立教育センター 吹田市在住の満3歳から18歳までの本人と保護者 佐竹台1-6-3(吹田市総合防災センター9階)。不登校・学習・発達・人間関係・進路などの来所相談(予約制)と電話相談
教育支援教室「あるくの森」 市立小・中学校に在籍する不登校の児童生徒 吹田市総合防災センター8階。平日9時40分から15時30分ごろ。申し込みは学校を通して。高校生は対象外
子ども・若者総合相談センター「ぷらっとるーむ吹田」 子ども・若者(39歳まで)と家族 進路や生活の相談。高校生・高校を離れた人も使える

中学生のうちは「あるくの森」や教育センターが入口になりますが、高校生になると、あるくの森は対象外です(入室できるのは吹田市立の小・中学校に在籍している児童生徒で、申し込みも学校を通します)。教育センターは18歳まで使えますし、高校を離れた人や19歳以上の相談は、ぷらっとるーむ吹田が窓口になります。吹田市は令和2年4月1日に中核市へ移行し、保健所の設置など府の事務の多くを市が担うようになりました。相談先が市に寄っている分、窓口の場所は調べやすくなっています。出典は吹田市 不登校ポータルサイトです。

全国の数字も添えておきます。文部科学省の令和7年度通信制高等学校実態調査では、2025年度に通信制高校へ入学した77,998人のうち、中学3年のときに不登校だった生徒は44,461人(57.0%)でした。通信制高校に在籍している生徒は306,711人(2025年3月31日時点)です。学校に行きづらくなってから通信制を選ぶことは、めずらしい道ではありません。なお、小学生・中学生の段階で学校に行きづらい場合の居場所としては、オンラインのオルタナティブスクールNIJINアカデミーのような選択肢もあります。

豊中・茨木・摂津・箕面・高槻。隣の市の数を、同じ数え方で並べました

吹田市で見つからないときのために、隣の市町村も同じ方法(文部科学省の掲載データを住所の表記ゆれをまとめて建物で数える)で数え直しました。2026年9月26日時点です。既存の記事の数字を引き写したものではありません。

市町村 拠点(建物) スクーリング可 主な場所
吹田市 8か所 5か所 江坂・吹田・北千里・千里山・佐竹台
豊中市 8か所 4か所 千里中央・豊中本町・寺内・刀根山
茨木市 5か所 2か所 茨木市駅周辺・岩倉町・太田東芝町
枚方市 5か所 3か所 枚方市駅周辺ほか
高槻市 2か所 0か所 学習等支援施設のみ
摂津市 1か所 1か所 ―
箕面市 1か所 0か所 学習等支援施設のみ
大阪市 114か所 72か所 北区(梅田)・中央区・阿倍野区に集中

この表の数は、どの市も本校を除いた連携協力施設の数です(本校は大阪市に7校、堺市に2校、茨木市と枚方市に1校ずつあり、吹田市・豊中市・高槻市・摂津市・箕面市にはありません)。

数だけを見ると、北摂のなかでは吹田市と豊中市が並んでいます。ただし中身は違い、豊中市はトライ式高等学院やベネッセ高等学院などの学習等支援施設が千里中央と豊中本町に集まっているのに対し、吹田市はスクーリングまでできる場所の割合が高い(8か所中5か所)のが特徴です。一方、高槻市と箕面市には面接指導等実施施設が1か所もありませんでした。

そして圧倒的に多いのが大阪市です。のべ167件、建物で114か所あり、そのうち72か所でスクーリングまで受けられます。江坂からは御堂筋線で新大阪・梅田へ、JR吹田からは大阪駅へ、阪急からは十三・梅田へと出られるので、吹田市に住みながら大阪市内の学校を選ぶ人は多くいます。市内の一覧は大阪市 通信制高校に、府全体の整理は大阪 通信制高校にまとめています。南のほうまで視野を広げるなら堺 通信制高校も参考になります。

なお、出願できる学校の数という見方もあります。文部科学省の掲載データで「通信教育を行う区域」に大阪府が含まれる通信制高校を数えると、121校(公立1・私立106・株式会社立14)でした。吹田市に校舎が無い学校でも、大阪府内に住んでいれば出願できる学校がこれだけあります。校舎の数より、この数のほうが実際の選択肢に近いこともあります。

吹田市で通える範囲に見つからないなら、通う場所に縛られない形もあります

ここまで場所の話を続けてきましたが、通信制高校の学び方そのものは、場所に縛られない形へ広がっています。文部科学省の実態調査では、通学頻度別のコースで最も多いのは「その他(月1〜2回・自由登校など)」の99,722人(33.2%)、次いで集中スクーリング型の86,961人(28.9%)でした。週5日通うコースは37,505人(12.5%)です。

つまり、毎日どこかへ通うことを前提にしない選び方のほうが、いまは多数派です。吹田市のように市内に本校が無い地域では、この点はむしろ味方になります。家から通える施設を探すのではなく、オンラインで学ぶ土台を決めてから、スクーリングの日だけ会場へ行くという順番で考えると、候補がぐっと広がります。

選び方の軸そのものを整理したい場合は、通信制高校 選び方に、比べる項目と進め方をまとめています。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。担任制で、全国どこからでも、海外からも通えます。カメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間もあり、生活リズムに波があっても学べるように、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴に対応しています。途中入学(転入・編入)ができ、出願費用はかかりません。

公式ページでは、通信制に足りなかった対人感性・コミュニケーションをプラスする、という考え方を掲げています。1クラス8人で、平均3日で友達ができるという記載もあります。生徒会・サークル・学園祭があり、行事は種目も場所も生徒自身が決めます。企業や地域と関わる社会共創プロジェクト、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます。校長の星野達郎は、社会に一番近い学校をめざしています、と話しています。

正直な注意点も書きます。ニジ高は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。宿泊をともなうスクーリングにニジ高のスタッフが付き添うことはなく、ニジ高がするのは日程の調整と準備の支援です。費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に国の就学支援金は使えません。金額は学費のご案内をご覧ください。そのほかの疑問はよくある質問にまとめています。

ニジ高は、ほかの通信制高校に在籍したまま併用することもできます。いま在籍している学校を変えずに、学びと居場所の部分だけを足す、という使い方です。この場合、卒業資格・単位・調査書は在籍する高校のものになります。

吹田市で迷ったときの進め方(3ステップ)

ステップ1:通える曜日と時間を先に決める。週に何日、何時ごろなら家を出られそうかを、本人と一緒に書き出します。ここが決まると、桃谷高校の昼間部(月水金の10時30分から)と日夜間部(月金の夜と日曜)のどちらが合うか、私立ならどのコースが現実的かが見えてきます。無理のない線を先に引くことが、途中でやめないための土台になります。

ステップ2:スクーリングの場所を地図に置く。候補の学校それぞれについて、ふだん通う場所とスクーリングの会場を分けて書き出します。吹田市内の8か所のうち3か所は学習等支援施設なので、会場が別になります。江坂・吹田・北千里のどこに出るのか、あるいは大阪市内や豊中市側へ出るのかを、実際の乗り換えで測ってみてください。

ステップ3:お金を年額で1枚にまとめる。学校の授業料、サポート校の費用、教科書代、交通費を1枚の紙に並べ、そこから国の就学支援金と大阪府の授業料支援補助金、奨学のための給付金を引きます。就学支援推進校かどうかで結果が変わるので、学校名を一覧で確かめてから計算してください。3つがそろえば、見学のときに聞くことも自然に決まります。

明るい相談室で、高校生と2人の大人が丸テーブルを囲んで話している
同じ目線で話せるかどうかは、見学のときに確かめておきたい点です。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

吹田から通うのが難しい日も、オンラインで青春はできます

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校です。行事は種目も場所も生徒が決め、自分たちで企画して運営します。総合型選抜に向けた小論文・面接の講座もあります。高校ではないため卒業資格は提携校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で通い方を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 吹田市内に通信制高校の本校はありますか。

A. ありません。文部科学省の掲載データ(2026年9月26日確認)では、吹田市内に本校を置く通信制高校は0校でした。市内にあるのは、市外に本校を置く学校の連携協力施設が8か所です。大阪府内に本校がある通信制高校は15校で、大阪市・堺市・茨木市・枚方市・岸和田市・貝塚市・阪南市・豊能郡能勢町に分かれています。

Q. 吹田市から公立の通信制高校に通えますか。

A. 通えます。大阪府立で通信制課程があるのは大阪市生野区の桃谷高等学校だけで、授業料は1単位330円、1年間の受講は原則30単位までなので授業料は年間で最大9,900円です。入学料は500円、初年度は教科書代などを含めて4万円ほどと公表されています。ただし令和8年度は年度途中の入学ができません。令和9年度から秋季入学者選抜が始まる予定です。

Q. 江坂や千里中央のキャンパスは、吹田市内にありますか。

A. 江坂のキャンパス(豊津町・垂水町)は吹田市内です。一方、千里中央の駅前にあるキャンパスは住所が豊中市新千里東町なので、吹田市の数には入っていません。千里ニュータウンは吹田市と豊中市にまたがっているため、北千里・南千里にお住まいなら、豊中市側も同じ生活圏として見ておくと選択肢が増えます。

Q. 吹田市に住んでいると、大阪府の授業料支援補助金は使えますか。

A. 学校しだいです。令和8年度以降は所得制限がなくなりましたが、要件は2つあります。1つは、受給する月の1日時点で原則として生徒と保護者全員が大阪府内に在住していること。もう1つは、在学する学校が大阪府教育長の指定する就学支援推進校であることです。令和8年度に通信制で指定されているのは15校で、吹田市内に拠点を置く学校は含まれていませんでした(通信制の標準授業料は1単位12,030円)。一覧は年度ごとに入れ替わるので、その年度の原本で学校名を確かめてください。

Q. 高校生になってからも、吹田市の相談窓口は使えますか。

A. 教育支援教室「あるくの森」は市立小・中学校に在籍している児童生徒が対象で、高校生は対象外です。高校生や高校を離れた人は、子ども・若者総合相談センター「ぷらっとるーむ吹田」(39歳まで)が窓口になります。学校選びと並行して、相談できる場所を1つ確保しておくと、判断がしやすくなります。

まだ決めきれなくても、順番に見ていけば大丈夫です

吹田市には通信制高校の本校がありません。それは不利なことのように見えますが、実際には「どこに通うか」より先に「どう学ぶか」を選べる、ということでもあります。江坂へ出るのか、大阪市内へ出るのか、家を中心に組み立てるのか。どれも、間違いではありません。

いま学校に行けていなくても、それは進路が閉じたことを意味しません。通信制高校に入学した人の57.0%は、中学3年のときに学校へ行きづらかった人たちです。同じところから始めて、自分のペースで卒業していく人が、毎年たくさんいます。

曜日を決める、場所を地図に置く、お金を1枚にまとめる。この3つを、今日は1つだけでもかまいません。お子さんと一緒に並べてみるところから、始めてみてください。

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全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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