枚方市で通信制高校を探すと、まとめサイトによって「市内に1校」「7校」と数がばらばらで、どれを信じればいいのか分からなくなります。枚方市は大阪・京都・奈良のほぼ中間にあり、京阪本線でもJR学研都市線でも市外に出られる土地です。選べる範囲が広いぶん、かえって決めにくくなります。
この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)と、各校・大阪府・京都府・枚方市の公式ページだけを使って、枚方市の現在地を数え直したものです。市内にどれだけ場所があるのか、そのうちスクーリングまで受けられるのはどこか、京都や大阪市に出るときにお金の扱いがどう変わるのかを、順に整理していきます。
先に結論を書くと、枚方市内に本校がある通信制高校は1校、拠点は本校を含めて6か所、本校を除く5か所のうちスクーリングまで受けられるのは3か所です。そして、京都府の学校に通うと大阪府の授業料の上乗せが使えなくなる場合があります。ここが枚方ならではの分かれ道です。
枚方市の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:枚方市の通信制高校の早見
- 枚方市内に本校がある通信制高校は1校。JR学研都市線 長尾駅の近くにある長尾谷高等学校で、在籍は2,223人です(文部科学省の掲載データ・令和8年4月1日時点)。
- 市内の拠点は、本校を含めて6か所(届け出はのべ8件)。本校を除くと のべ7件・5か所です。同じ建物に複数の学校が届け出ているため、件数と場所の数は一致しません。
- 本校を除く5か所のうち、その場でスクーリングまで受けられるのは3か所。残る2か所は学習等支援施設で、その場で単位のための面接指導は受けられません。本校の長尾谷高等学校も、生徒が登校して学ぶ場所です。
- 公立の通信制は市内にありません。大阪府内の公立通信制は大阪市生野区の桃谷高等学校だけで、授業料は受講する単位数×330円、入学料は500円です。
- 京都の私立通信制に通うと、上乗せの補助が消える場合があります。京都府のあんしん修学支援事業は保護者(親権者全員)の住所が京都府内であることが要件で、枚方市在住では対象外。大阪府の授業料支援補助金は就学支援推進校に在学していることが要件で、令和8年度の通信制の推進校に京都府の学校は入っていません。
- 枚方市には市独自の給付型奨学金があります。国公立は月額4,500円、私立は月額6,500円で、返す必要はありません。
- 通える場所が見つからない場合は、オンライン中心のサポート校を併せて見ておくと選択肢が広がります。
枚方市に本校がある通信制高校は1校。長尾谷高等学校はJR長尾駅から西へ約650mです
枚方市内に本校を置く通信制高校は、長尾谷高等学校の1校です。住所は枚方市長尾元町2丁目29-27。学校公式のアクセス案内では、JR学研都市線 長尾駅より西へ約650m、京阪バスなら枚方市駅北口からJR長尾駅行きに乗って長尾西口で降り、東へ約300mとされています(長尾谷高等学校 枚方校・2026年9月26日確認)。
規模は小さくありません。文部科学省の掲載データでは定員3,550人・在籍2,223人。1993年4月に開校した学校で、枚方校のほかに梅田校となんば校があります(長尾谷高等学校 沿革・2026年9月26日確認)。部活動が盛んなことを学校自身が特色として挙げており、枚方校には軟式野球部・バスケットボール部・卓球部・バドミントン部・園芸部があります。通信制でも学校行事や部活動に参加したい場合には、選択肢に入ってきます。
もう一つ、枚方市の読者にとって見落とせないのが「どこから出願できるか」です。長尾谷高等学校は広域通信制で、通信教育を行う区域として三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県の7府県が登録されています。つまり、枚方市に住んでいる人だけでなく、京都府八幡市や京田辺市に住んでいる人も出願できます。逆に言えば、枚方市に住んでいて京都の学校を考えるときも、区域に大阪府が入っているかどうかを見ておくと無駄足が減ります。
参考までに、大阪府に住んでいる人が出願できる通信制高校は121校(公立1・私立106・株式会社立14)あります。京都府なら118校、奈良県なら104校です。府県をまたいでも選べる学校数はそれほど変わりません。数の少なさで悩む土地ではない、というのが枚方市の出発点です。
長尾谷高等学校の公表されている学費(2026年度以降の入学生)
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 70,000円 | 入学検定料は別に10,000円 |
| 授業料 | 12,000円(履修1単位につき) | 就学支援金・府の補助の対象 |
| 諸活動費 | 600円(年額) | ほかに教材費・実習費が必要 |
| 卒業経費・同窓会費 | 9,000円・3,000円 | どちらも3年次のみ |
出典:長尾谷高等学校 学費について(2026年9月26日確認)。進学に特化したコースや講座を選ぶ場合は別途費用がかかると案内されています。転入生(高校に在籍中)と編入生(高校を中退)の出願は随時受け付けで、試験は書類審査と面接です。

本校を含めて市内の拠点は6か所。本校を除く5か所のうちスクーリングまで受けられるのは3か所です
文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)で、枚方市内の住所が登録されているものを数えると、本校1校を含めて のべ8件でした。同じ建物に複数の学校が届け出ている場所があるので、住所を正規化してまとめ直すと6か所になります。本校を除いた拠点は のべ7件・5か所です。
この「件」と「か所」の違いは大事です。たとえば くずはショッピングビル3階のKG高等学院 枚方キャンパスは、鹿島学園高等学校と鹿島朝日高等学校の2校が同じ住所で届け出ているので2件ですが、通う建物は1つです。枚方市駅前のN高等学校とR高等学校の枚方キャンパスも同じ建物で2件。数え方を書かずに「市内◯校」とだけ書いてあるページは、この2つを混ぜています。
枚方市内の拠点6か所(文部科学省の掲載データより)
| 場所 | 届け出ている学校 | 区分 | 最寄り |
|---|---|---|---|
| 長尾谷高等学校(長尾元町) | 長尾谷高等学校 | 本校 | JR長尾駅 西へ約650m |
| 近畿情報高等専修学校(渚西) | 長尾谷高等学校 | 面接指導等実施施設 | 京阪 御殿山駅 北へ150m |
| 大阪枚方キャンパス(岡山手町) | さくら国際高等学校 | 面接指導等実施施設 | 京阪 枚方市駅・枚方公園駅 徒歩10分 |
| 東海大学付属大阪仰星高等学校(桜丘町) | 東海大学付属望星高等学校 | 面接指導等実施施設 | 京阪交野線 村野駅 徒歩10分 |
| 枚方キャンパス(町楠葉・くずはショッピングビル3F) | 鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校 | 学習等支援施設 | 京阪 樟葉駅 |
| 枚方キャンパス(新町・Hirakata Woven 4F) | N高等学校・R高等学校 | 学習等支援施設 | 京阪 枚方市駅 徒歩1分 |
区分の意味はこうです。面接指導等実施施設は、そこでスクーリング(面接指導)を受けられる施設。学習等支援施設は、レポートの手助けや居場所づくりはしてくれますが、その場で単位のためのスクーリングは受けられない施設です。枚方市内では、面接指導等実施施設が3か所、学習等支援施設が2か所、これに本校1校を足して6か所という内訳になります。
ただし、3か所すべてが誰でも通える窓口とは限りません。東海大学付属大阪仰星高等学校は全日制の高校で、東海大学付属望星高等学校の面接指導等実施施設として届け出られていますが、掲載データ上の定員は5人・在籍は0人です。同じ「定員5人・在籍0人」の登録が、東海大学付属の全日制高校13校(浦安・高輪台・相模・熊本星翔・諏訪・札幌・福岡・静岡翔洋・大阪仰星・市原望洋・甲府・山形・菅生)に並んでいます。系列校の生徒向けの登録と読めるので、枚方市に住んでいる人が新しく通う会場として使えるかどうかは、望星高等学校に直接確かめてください。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
京阪沿線とJR学研都市線で、通える場所が分かれます
枚方市は面積65.12平方キロメートル、人口389,533人(令和8年9月10日現在)。市の西部を京阪電鉄が、東部をJR学研都市線が走っています(枚方市の概要・2026年9月26日確認)。この2つの路線は市内でつながっていないので、どちら側に住んでいるかで「通いやすい場所」が変わります。
市内6か所の並びを見ると、京阪本線沿いに4か所(樟葉・枚方市駅・枚方公園・御殿山)、京阪交野線沿いに1か所(村野)、JR学研都市線沿いに1か所(長尾)という形です。JR学研都市線沿い(長尾・藤阪・津田)に住んでいる場合、市内で通える先は実質的に長尾谷高等学校の本校が中心になります。
| 住んでいるエリア | 主な駅 | 市内で通いやすい場所 | 市外へ出るなら |
|---|---|---|---|
| 市の北西(楠葉) | 樟葉 | くずはショッピングビル3F | 京阪で京都方面・淀屋橋方面 |
| 市の中心(枚方市駅周辺) | 枚方市・枚方公園 | 新町・岡山手町の2か所 | 京阪特急で京橋15分・淀屋橋21分 |
| 市の西(渚・御殿山) | 御殿山・牧野 | 渚西の近畿情報高等専修学校 | 京阪で枚方市駅乗り換え |
| 市の東(長尾・藤阪・津田) | 長尾・藤阪・津田 | 長尾谷高等学校 本校 | JR学研都市線で京橋・奈良方面 |
京阪本線の所要時間は、枚方市駅から淀屋橋まで特急で21分、京橋まで15分、京都側の丹波橋まで19分です(枚方市への交通アクセス・2026年9月26日確認)。大阪市内にも京都市内にも20分前後で出られるので、週1回や月2回のスクーリングであれば、市外の学校も十分に通学圏です。枚方市自身が「大阪・京都・奈良のほぼ中間に位置しており、古くから交通の要衝として栄えてきました」と書いているとおりの立地です。

公立を選ぶなら大阪市生野区の桃谷高校。授業料は1単位330円です
枚方市内に公立の通信制課程はありません。大阪府内の公立通信制は大阪府立桃谷高等学校の1校だけです(桃谷高等学校 通信制の課程 Q&A・2026年9月26日確認)。所在地は大阪市生野区勝山南3-1-4。枚方市駅から京阪で京橋へ出て、大阪環状線に乗り換えるルートになります。
費用は私立と桁が違います。授業料は受講する単位数×330円、入学料は500円。教科書代や諸費用を含めても初年度は4万円ほどと、学校自身が案内しています。1年間に受講できるのは原則30単位までなので、授業料は年間で最大9,900円です。選考は書類と個人面接で、学力検査はありません。
| 項目 | 昼間部 | 日夜間部 |
|---|---|---|
| 登校する曜日 | 月・水・金 | 月・金の夜間と日曜 |
| 開始時刻と時間数 | 10時30分から6時間 | 夜間は18時から3時間/日曜は9時30分から6時間 |
| 向いている人 | 平日の昼に動ける人 | 働きながら・日曜にまとめたい人 |
注意点もあります。令和8年度は年度途中の入学ができません。令和9年度からは秋季入学者選抜が実施される予定なので、時期を逃すと待つことになります。在籍できるのは最長8年間です。費用を最優先に考えるなら有力な道ですが、枚方市からは片道1時間近くかかること、入学の時期が決まっていることを見込んでおいてください。公立の通信制の全体像は公立 通信制高校 一覧でも整理しています。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
枚方市で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます
サポート校は、それ自体では高校の卒業資格を出せません。提携する通信制高校に在籍したうえで、日々の学習や生活を支えてもらう形になります。費用も、通信制高校の分とサポート校の分の両方がかかります。国の就学支援金が使えるのは通信制高校の授業料の部分だけで、サポート校の費用には使えません。ここを見落とすと、想定の倍近くかかることがあります。
| 名称と場所 | 提携先の通信制高校 | 通い方 | 最寄り |
|---|---|---|---|
| KG高等学院 枚方キャンパス(町楠葉) | 鹿島朝日高等学校(鹿島学園高等学校の届け出もあり) | 週2〜5日制・週1日制・個人指導制・自宅学習制・ネット指導制 | 京阪 樟葉駅 |
| あおい高等学院(岡山手町) | さくら国際高等学校 大阪枚方キャンパス | 通学コース・個別コース・オンラインコース | 京阪 枚方市駅・枚方公園駅 徒歩10分 |
| N高等学校・R高等学校 枚方キャンパス(新町) | N高等学校・R高等学校(本校が別にある学校のキャンパス) | 週5・週3コース/週1+コース/ネットコース | 京阪 枚方市駅 徒歩1分 |
| 近畿情報高等専修学校(渚西) | 長尾谷高等学校(技能連携) | 1日6時間・週30時間、土曜は休み | 京阪 御殿山駅 北へ150m |
出典:KG高等学院 枚方キャンパス、さくら国際高等学校 大阪枚方キャンパス、N高等学校・S高等学校・R高等学校 枚方キャンパス、近畿情報高等専修学校 技能連携制度(いずれも2026年9月26日確認)。
この4つのうち、その場でスクーリングまで受けられるのは、さくら国際高等学校 大阪枚方キャンパスと近畿情報高等専修学校の2つです。KG高等学院 枚方キャンパスとN高・R高の枚方キャンパスは学習等支援施設なので、スクーリングは別の会場で受けることになります。会場がどこで、何日間なのかは、資料請求の段階で確かめておくと安心です。
N高等学校・R高等学校の枚方キャンパスは枚方市駅から徒歩1分(新町一丁目1番8号 Hirakata Woven 4階)で、開校時間は月曜から金曜の9時から18時、土日祝はイベント開催時のみです。毎日の居場所として使いたい場合は、この開校時間が現実的かどうかを見ておいてください。

大阪府の授業料支援補助金は、令和8年度から所得の制限がなくなりました
大阪府には、国の就学支援金に上乗せする「私立高等学校等授業料支援補助金」があります。令和8年度からは、所得や世帯の子どもの人数に制限なく対象になりました。通信制高校の場合、国の就学支援金と合わせて1単位あたり12,030円を上限に補助され、これを超える授業料は学校が負担します(大阪府 令和8年度以降の授業料支援制度について・2026年9月26日確認)。
ただし、誰でも自動的に受けられるわけではありません。府のページは3つの要件を挙げています。
- 国の就学支援金を受給していること、または新修学支援金を申請していること
- 受給する月の1日時点で、原則として生徒と保護者全員が大阪府内に在住していること
- 受給する月の1日時点で、大阪府教育長の指定する「就学支援推進校」に在学していること
3つ目が枚方市の読者にとって大きな分かれ道になります。令和8年度に通信制で指定されているのは15校で、その内訳は大阪府内12校(英風・大阪つくば開成・近畿大阪・賢明学院・神須学園・秋桜・天王寺学館・東朋学園・長尾谷・八洲学園・ルネサンス大阪・YMCA学院)と、府外3校(滋賀県のECC学園・兵庫県の第一学院高等学校養父校・和歌山県の慶風)です(大阪府 私立高校生等就学支援推進校の一覧【令和8年度】・2026年9月26日確認)。
枚方市に本校がある長尾谷高等学校は、この12校に入っています。市内で通える学校のなかで、府の上乗せまで届くのは長尾谷高等学校だけ、ということになります。
もうひとつ、対象になるのは授業料と、すべての生徒が一律に納める経常的な納付金(施設整備費など)までです。入学金・教科書代・修学旅行費は対象外なので、長尾谷高等学校であれば入学金70,000円と入学検定料10,000円は自己負担として見込んでおいてください。
授業料以外の負担には、別に「大阪府私立高等学校等奨学のための給付金」があります。通信制の場合、生活保護受給世帯は52,600円、非課税世帯は52,100円、そのうえの区分が17,370円と13,030円です。令和8年7月1日時点で保護者等全員が大阪府内に在住していることが要件で、府外の学校に通っている場合は郵送での申請になります(大阪府私立高等学校等奨学のための給付金・2026年9月26日確認)。
国の就学支援金そのものについては、通信制高校 就学支援金の記事で、私立通信制の年337,200円・1単位13,668円という上限や、通信制は48か月まで支給という数え方をまとめています。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
京都の学校に通っても、京都府のあんしん修学支援事業は受けられません
枚方市から京都市内までは、京阪本線の特急で20分ほどです(枚方市駅から丹波橋まで19分)。「京都の学校も見てみようか」と考える人は多いのですが、ここにお金の落とし穴があります。
京都府には「あんしん修学支援事業」という上乗せ制度があります。生活保護世帯なら年額98万円、年収590万円未満の世帯なら年額65万円(いずれも国の就学支援金との合算)と、大きな支援です。通信制も対象で、京都府認可の私立通信制は令和8年度現在10校(京都光華・京都西山・京都廣学館・京都成章・京都共栄学園・京都美山・京都つくば開成・京都芸術大学附属・京都長尾谷・京都文教大学附属宇治)とされています。
ところが要件のひとつが、世帯(保護者(親権者全員))の住所が京都府内であることです(京都府 あんしん修学支援事業 よくある質問・2026年9月26日確認)。枚方市に住んでいれば、京都府内の学校に通っても対象になりません。府のQ&Aも「他府県の私立高校に通われる場合は対象になりません」と、逆向きの制限を明記しています。
では大阪府の授業料支援補助金が使えるかというと、こちらは「就学支援推進校に在学していること」が要件です。令和8年度の通信制の推進校15校に、京都府の学校は1校も入っていません。参考までに、令和7年度の通信制の推進校は19校で、そのなかに京都長尾谷高等学校が京都府1校として入っていました。令和8年度は15校に減り、京都府の学校は無くなっています。年度によって一覧が入れ替わるので、入学する年度の一覧で確かめてください。
| 通う先 | 国の就学支援金 | 都道府県の上乗せ |
|---|---|---|
| 枚方市・大阪府内の推進校 | 受けられる | 大阪府の授業料支援補助金の対象 |
| 大阪府内でも推進校でない学校 | 受けられる | 対象外 |
| 京都府内の私立通信制 | 受けられる | 京都府は保護者が府内在住でないと対象外。大阪府は推進校でないため対象外 |
| 府外の推進校3校(滋賀・兵庫・和歌山) | 受けられる | 大阪府の授業料支援補助金の対象 |
覚えておきたい原則は2つです。国の就学支援金は住む場所で変わりません。枚方市に住んでいても、京都や奈良の学校に通っても、私立通信制なら1単位13,668円・年337,200円までという上限は同じです。変わるのは都道府県の上乗せのほうで、それは原則として「住んでいる都道府県」の制度です。ただし大阪府は「推進校かどうか」という条件も重ねているので、住んでいるだけでは足りません。
京都市内の学校を具体的に見たい場合は京都市 通信制高校、京都府全体は京都府 通信制高校にまとめています。制度の話は、この記事に戻って読み比べてみてください。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

枚方市には市独自の給付型奨学金があります。返す必要はありません
国や府の制度に加えて、枚方市には市の奨学金があります。貸付ではなく給付なので、返す必要はありません(枚方市奨学金・2026年9月26日確認)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 給付額 | 国立・公立は月額4,500円/私立は月額6,500円 |
| 支払い方法 | 年2回(9月・3月)に分けて指定の口座へ振込 |
| 対象となる学校 | 学校教育法に規定する高等学校、中等教育学校(後期課程)、高等専門学校、特別支援学校(高等部)、専修学校(修業年限3年以上の高等課程)など |
| 要件 | 枚方市に住所があること/向学の志があること/対象校に在学していること/経済的理由で修学が困難であること |
| 申請時期 | 令和8年度は6月1日から6月30日(受付は終了) |
住所の要件には補足があり、本人が枚方市に住所を持っていなくても、学資を負担している人が枚方市に住所を持っていれば要件を満たすとされています。学資負担者の死亡や離婚などの特別な事情がある場合は、別に審査の申し出ができます。
気をつけたいのは、通信制課程が対象かどうかがページ上に明記されていない点です。「学校教育法に規定する高等学校」には通信制課程も含まれますが、サポート校は高等学校ではないので対象外と読むのが自然です。実際の扱いは、枚方市教育委員会事務局 学校教育部 学校支援課(050-7105-8043、奨学金担当は050-7105-8044)に確かめてください。来年度の募集は6月なので、年明けの進路相談のときに一度メモしておくと取りこぼしません。
専修学校との技能連携という、枚方ならではの道もあります
枚方市には、通信制高校とセットで通う「技能連携校」があります。京阪本線 御殿山駅から北へ150mの近畿情報高等専修学校(枚方市渚西1丁目43番1号、072-840-5800)です。長尾谷高等学校と技能連携していて、卒業時には専修学校と高等学校の両方の卒業証書が取得できると学校が説明しています(近畿情報高等専修学校 技能連携制度・2026年9月26日確認)。
通い方は通信制のイメージとはだいぶ違います。1日6時間・週30時間の授業で、土曜日は休み。つまり、平日は全日制に近い形で登校します。文部科学省の掲載データでも、この施設は長尾谷高等学校の面接指導等実施施設として定員720人・在籍538人と登録されていて、枚方市内ではもっとも多くの生徒が通う拠点です。
技能連携は、サポート校とは別の制度です。サポート校は学習の支援をする民間の施設ですが、技能連携校は学校教育法にもとづく専修学校で、そこで学んだ内容が高校の単位として認められます。「毎日通う場所がほしい」「資格や専門の勉強もしたい」という場合には、通信制高校+サポート校よりも合うことがあります。反対に、毎日の登校がしんどい場合には向きません。
枚方市内には、この技能連携という選択肢と、週1日から選べるサポート校と、オンライン中心の学び方が並んでいます。どれが良い悪いではなく、いま体が動く範囲がどこまでかで決めるのが現実的です。
よくある落とし穴:駅前のキャンパスでも、スクーリングまで受けられるとは限りません
枚方市の通信制高校選びで、後から「聞いていなかった」となりやすいところを3つ挙げます。
1つ目は、キャンパスの区分です。枚方市駅前や樟葉のキャンパスは通いやすい場所にありますが、文部科学省の掲載データ上は学習等支援施設です。スクーリングは別の会場になります。パンフレットには「枚方キャンパス」としか書かれていないことが多いので、面談のときに「単位のためのスクーリングは、どこで、年に何日ですか」と聞いてください。
2つ目は、まとめサイトの数の食い違いです。枚方市の通信制高校を紹介するページを見ると、掲載数が1件のところも、7件のところもあります。文部科学省の掲載データに枚方市の施設として出てこない名前が載っていることもあります。数を比べるより、「その学校がどこに届け出ているか」を文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトで確かめるほうが確実です。
3つ目は、府県をまたぐときの上乗せです。前の章で書いたとおり、枚方市に住んだまま京都府内の私立通信制に通うと、京都府のあんしん修学支援事業も大阪府の授業料支援補助金も受けられない場合があります。年間で数十万円の差になるので、学校を決める前に、その学校が令和8年度の就学支援推進校に入っているかを一覧で確かめてください。
そしてもう1つ。通信制高校を選ぶときに学費だけで比べると、続かないことがあります。文部科学省の令和7年度通信制高等学校実態調査によると、2025年度に通信制高校へ入学した77,998人のうち、中学3年のときに不登校だった生徒は44,461人で57.0%でした。同じ状況の人が半分以上いる場所です。学費と同じくらい、通う頻度と人との距離感を見てください。
枚方市の相談窓口は、教育文化センターの児童生徒課が入口です
進路を決める前に、まず相談したいときの窓口です。枚方市立教育文化センターは枚方市磯島北町37-1にあり、京阪電車 御殿山駅から徒歩約10分、京阪バス「磯島」バス停から徒歩約10分。代表電話は050-7102-3150で、月曜から金曜は9時から21時、土曜は9時から17時、日曜・祝日と年末年始は休館です(枚方市立教育文化センター概要・2026年9月26日確認)。
センター内の児童生徒課(050-7105-8048)が、不登校に関する面談相談や訪問指導員の派遣を担当しています。教育支援センター「ルポ」も同じ建物(別館1階)にあります。
ここで正直に書いておきたいことがあります。「ルポ」の対象は枚方市在住の不登校の状態にある児童・生徒で、小中学生が中心です。高校生は含まれていません(教育支援センター「ルポ」の活動・2026年9月26日確認)。高校生や、高校を離れている人の相談先としては、市の青少年相談(青少年サポート事業)や、大阪府教育センターのすこやか教育相談が入口になります。小中学生の段階でオンラインの居場所を探している場合は、NIJINアカデミーのようなオンラインのオルタナティブスクールも選択肢になります。枚方市は「枚方市子どもの居場所サポートガイド〜不登校支援ガイド〜」というフロー図つきの冊子も出していて、学校以外の相談先が載っています。
中学生の段階で相談する場合は、学校を通して申し込む形になります。すでに中学を卒業している場合は、志望する通信制高校やサポート校の個別相談を先に使うほうが早いこともあります。学校側の相談は、在籍していなくても受けられるところがほとんどです。
枚方市の外から通う場合と、枚方から外へ出る場合の比べ方
枚方市は交通の要衝なので、市外との行き来を前提に考えたほうが選択肢が広がります。近隣の市町村を同じ数え方(住所でまとめた か所)で並べると、こうなります。
| 市町村 | 届け出(のべ件) | 場所(か所) | うちスクーリングできる場所(本校を除く) |
|---|---|---|---|
| 枚方市 | 8件(本校1校を含む) | 6か所 | 3か所 |
| 高槻市 | 3件 | 2か所 | 0か所 |
| 寝屋川市 | 1件 | 1か所 | 0か所 |
| 四條畷市 | 2件 | 1か所 | 0か所 |
| 交野市 | 0件 | 0か所 | 0か所 |
この表から見えることは2つあります。1つは、近隣の市のなかで、枚方市はスクーリングまで受けられる場所を持っている数少ない市だということ。高槻市・寝屋川市・四條畷市はいずれも学習等支援施設だけで、市内にスクーリング会場はありません。交野市にはそもそも拠点がありません。だから、交野市や寝屋川市に住んでいる人が枚方市の拠点に通ってくる形も現実的です。寝屋川市側から見た通い方は、寝屋川市 通信制高校の記事にまとめています。淀川をはさんだ高槻市の側の事情は、高槻市 通信制高校の記事にまとめています。
もう1つは、枚方市から外へ出るなら、方向で意味が変わるということです。京阪で大阪側へ出れば大阪市(梅田・天王寺・京橋)に拠点が集まっています。京阪で京都側へ出れば京都市内ですが、前の章で書いたとおり補助の扱いが変わります。JR学研都市線で東へ行けば奈良方面にも出られます。京都府八幡市には京都府立朱雀高等学校の面接指導等実施施設(京都府立京都八幡高等学校)が1か所ありますが、公立なので京都府に住んでいることが前提になります。
結論としては、費用を抑えたいなら大阪市(桃谷高校)または枚方市内の推進校、通いやすさを取るなら市内か大阪市側、京都側は補助の条件を確かめてからという順番になります。近隣の記事も参考にしてください。大阪市 通信制高校、大阪府 通信制高校、堺 通信制高校、奈良市 通信制高校にそれぞれの事情をまとめています。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで枚方市内と近隣の通い先を整理してきましたが、「どこも遠い」「毎日どころか週1回も難しい」という場合もあります。その場合に検討できるのが、オンライン中心のサポート校です。NIJIN高等学院(ニジ高)はその1つで、運営は株式会社NIJIN、校長は星野達郎です。
先に正直な注意点を書きます。ニジ高は高校ではありません。通信制高校サポート校なので、卒業資格は提携する通信制高校で取ります。その高校のスクーリングへの参加は必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会で案内されています。費用は提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分には国の就学支援金は使えません。金額は学費のご案内で確かめてください。また、ニジ高の中でのスクーリングはありません。
そのうえで、どんな場所かを書きます。ニジ高はオンライン中心で、全国どこからでも通えます。担任制で、1クラスは8人。カメラとマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べる設計で、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。メタバースの校舎で、担任や同級生と集まるクラス会議の時間もあります。
公式ページが掲げているのは「オンラインで最高の青春を」という言葉です。孤独を、青春に。退屈を、わくわくに。生徒会・サークル・学園祭があり、行事は種目も、集める人も、場所も、生徒が自分たちで決めます。企業や地域と関わる社会共創プロジェクトがあり、企業インターンとして出社することもできます。校長の方針として、社会に一番近い学校をめざしています。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます(合格実績はまだ無いので、講座と実績づくりがあるところまでとしてお読みください)。
途中入学(転入・編入)ができて、出願費用は無料です。転入・編入の一般的な仕組みは通信制高校 転入にまとめています。不登校の生徒はグループ全体で650名以上をサポートしてきました。全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、相談のうえで通うこともできます。
枚方市には通える場所があります。だからこそ、オンラインは「通えないときの代わり」ではなく、通い方の1つとして並べて比べてみてください。
枚方市で迷ったときの進め方(3ステップ)
ステップ1:いま動ける範囲を、日数で書き出す。毎日通えるのか、週1回なら行けるのか、月2回の集中スクーリングならどうか。ここが決まると、枚方市内で候補になる場所が絞れます。毎日通えるなら近畿情報高等専修学校のような技能連携校、週1〜3日ならサポート校、月数回でよいならオンライン中心の学校が中心になります。本人と保護者で答えが違うことはよくあるので、それぞれ別に書いてください。
ステップ2:費用の上限を決めて、就学支援推進校かどうかを確かめる。年間いくらまでなら出せるかを先に決めます。そのうえで、候補の学校が令和8年度の大阪府の就学支援推進校に入っているかを一覧で確認します。入っていれば授業料の負担はかなり軽くなります。公立の桃谷高校なら初年度4万円ほどです。枚方市奨学金(国公立4,500円・私立6,500円の月額給付)も、6月の募集時期を手帳に書いておいてください。
ステップ3:候補を2〜3校に絞って、同じ質問を全部にぶつける。聞くことは4つで足ります。①スクーリングの会場と年間の日数、②かかるお金の総額(入学金・授業料・サポート校の費用・教材費を全部合わせて)、③行けない日が続いたときにどう連絡が来るか、④途中でコースを変えられるか。同じ質問を同じ順番で聞くと、パンフレットの印象ではなく事実で比べられます。通信制高校の選び方全般は通信制高校 選び方にまとめています。


枚方から通える場所が見つからないときの、もう1つの通い方
ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校です。行事は種目も場所も生徒が自分たちで決め、1クラス8人で対人感性・コミュニケーションを育てます。ただし高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で通い方を見てみませんか。
よくある質問
Q. 枚方市内に通信制高校の本校はありますか。
A. 1校あります。長尾谷高等学校(枚方市長尾元町2丁目29-27)で、JR学研都市線 長尾駅から西へ約650mです。1993年4月に開校した広域通信制で、文部科学省の掲載データでは在籍2,223人。三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の7府県から出願できます。梅田校・なんば校もあり、枚方校はそのなかで最も広い校舎だと学校が説明しています。
Q. 枚方市内でスクーリングまで受けられるのはどこですか。
A. 本校を除くと、文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)で面接指導等実施施設として登録されているのは3か所です。近畿情報高等専修学校(渚西・長尾谷高等学校の会場)、さくら国際高等学校 大阪枚方キャンパス(岡山手町)、東海大学付属大阪仰星高等学校(桜丘町・東海大学付属望星高等学校の会場)。ただし仰星の登録は定員5人・在籍0人で、系列校向けと読めます。実際に通えるかは望星高等学校にお問い合わせください。樟葉と枚方市駅前のキャンパスは学習等支援施設なので、スクーリングは別の会場になります。
Q. 枚方市に住んだまま、京都の通信制高校に通えますか。
A. 通うこと自体はできます。学校の側が「通信教育を行う区域」に大阪府を含んでいれば出願できますし、京阪本線なら枚方市駅から丹波橋まで特急で19分です。気をつけたいのはお金の面で、京都府のあんしん修学支援事業は保護者(親権者全員)の住所が京都府内であることが要件なので、枚方市在住では対象外です。大阪府の授業料支援補助金も、令和8年度の通信制の就学支援推進校に京都府の学校が入っていないため使えません。国の就学支援金だけになる可能性を見込んで比べてください。
Q. 大阪府の授業料支援補助金は、枚方市に住んでいれば誰でも受けられますか。
A. いいえ。令和8年度から所得や子どもの人数の制限はなくなりましたが、①国の就学支援金を受給していること(または新修学支援金を申請していること)、②受給する月の1日時点で原則として生徒と保護者全員が大阪府内に在住していること、③同じ時点で大阪府教育長の指定する就学支援推進校に在学していること、の3つが要件です。通信制の推進校は令和8年度で15校(大阪府内12校・府外3校)。枚方市内では長尾谷高等学校が該当します。
Q. 費用をいちばん抑えたい場合、どこになりますか。
A. 大阪市生野区の大阪府立桃谷高等学校です。大阪府内の公立通信制はここだけで、授業料は受講する単位数×330円、入学料500円、教科書代や諸費用を含めても初年度4万円ほどと学校が案内しています。選考は書類と個人面接で学力検査はありません。枚方市駅から京阪と大阪環状線で片道1時間ほど。令和8年度は年度途中の入学ができない点と、昼間部は月・水・金、日夜間部は月・金の夜間と日曜という登校日が合うかどうかを確かめてください。
大阪・京都・奈良のまんなかにいることは、選べる幅の広さです
枚方市で学校を探していると、「市内には少ない」と感じるかもしれません。たしかに拠点は6か所で、大阪市に比べれば多くはありません。けれども枚方市は、京阪で20分の場所に大阪市内があり、同じく20分で京都側にも出られ、JR学研都市線で奈良方面にも抜けられる土地です。枚方市自身が、大阪・京都・奈良のほぼ中間に位置すると書いています。
選択肢が多いことは、迷いが増えることでもあります。だから決め方だけは単純にしてください。いま動ける日数を決める。費用の上限を決める。その2つに合う学校を2〜3校だけ残して、同じ質問をぶつける。それで足ります。数字や制度は、その判断を助けるための材料にすぎません。
いま学校に行けていなくても、それは進路が閉じたということではありません。通信制高校に入学した人の半分以上が、中学3年のときに不登校を経験しています。枚方市には、毎日通う道も、週1回の道も、家から出ずに始める道も、どれも用意されています。急いで決めなくて大丈夫です。動ける範囲から、ひとつずつ確かめていきましょう。
孤独を、青春に。枚方からオンラインで仲間と出会うニジ高の体験説明会へ
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

