島根県 通信制高校|公立2校と県内25拠点・サポート校の選び方【2026】

島根県で通信制高校を探すと、松江市の名前ばかりが並んで、自分の住む町から通えるのかが見えにくくなります。県内は松江エリアと浜田エリアで公立の受け皿が分かれ、隠岐地区にも協力校があるため、「どの学校か」より先に「どこへ何回行くことになるか」を決めたほうが早く進みます。

この記事では、文部科学省の掲載データと、各校の募集要項・公式サイトで2026年9月23日に確認できたことだけを書きました。学校の数、スクーリングができる会場の場所、公立2校の出願の日程と費用、島根県の補助の期限、そしてサポート校を足すときに費用が二重になる点まで、順番に整理します。

お子さんが学校に行けなくなっている場合も、ご本人が働きながら高校を卒業したい場合も、見るところは同じです。通えるかどうかの線引きを先に置くと、候補は自然と2つか3つに絞れます。

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目次

結論:島根県の通信制高校の早見

  • 島根県内に本校がある通信制高校は4校です。公立は島根県立宍道高等学校(松江市宍道町)と島根県立浜田高等学校(浜田市)、私立は明誠高等学校(益田市)と立正大学淞南高等学校(松江市大庭町)です。
  • 県内にある通信制高校の拠点は、同じ建物をまとめて数えると25か所。そのうちスクーリング(面接指導)ができる会場は16か所で、残る9か所は学習の支援だけを行う施設です。
  • 拠点の14か所が松江市に集まっています。出雲市4か所、雲南市2か所、益田市2か所、浜田市・大田市・隠岐の島町が各1か所です。
  • 公立2校はどちらも県内に住むか県内で働く人が対象です。入学検定料は800円、入学金は500円で、教科書代などを含めても年間で数万円の範囲に収まります。
  • 私立の広域通信制は単位ごとの履修料が中心です。島根県に本校を置く明誠高校は、公表された単位履修料が1単位8,000円です。
  • 島根県の奨学のための給付金は7月1日が基準日で、申請の期限は公立が9月30日、私立は県内の学校が8月28日、県外の学校が9月30日です。
  • 公立2校とも学校説明会が年6回あります。宍道高校は説明会に参加したときに入学案内と願書が渡されると案内されているので、日程を先に押さえる形になります。
  • 通信制高校だけで続けにくいときの選択肢がサポート校です。高校そのものではないので費用が二重にかかる点は、先に知っておいてください。
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島根県の通信制高校事情は、公立2校・私立2校と、松江市に集まる25の拠点で見えてきます

文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトに掲載されているデータで、島根県内にある通信制高校の拠点を数え直しました。延べ29件が登録されていますが、同じ建物に別の学校の会場が入っている例があるため、住所でまとめると25か所になります。

このうち16か所が「面接指導等実施施設」、つまりスクーリングができる会場です。残る9か所は「学習等支援施設」で、レポートを進めるための場所や相談の場として使われます。学習等支援施設しか近くにない場合、スクーリングの日は別の会場まで行くことになります。ここを読み違えると、入学してから通学の負担に気づくことになります。

市町村拠点の数うちスクーリング可主な場所
松江市14か所12か所朝日町・白潟本町・菅田町・学園・西川津町・宍道町
出雲市4か所1か所今市町、駅南町
雲南市2か所0か所木次町、大東町
益田市2か所1か所七尾町、本町
浜田市1か所0か所田町
大田市1か所1か所大田町
隠岐の島町1か所1か所有木尼寺原

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データを施設の住所で集計(2026年9月23日取得)。浜田市の1か所は学習等支援施設ですが、島根県立浜田高等学校の本校がスクーリングの会場になります。

湖の見える家の食卓で、母親と子どもがノートパソコンで学校を調べている
島根県内の拠点は25か所。うちスクーリングができるのは16か所です。

島根県内の通信制高校・サポート校 比較表で、本校と学習センターを分けて見る

まず押さえたいのは、「島根県に本校がある学校」と「県外の学校の学習センターが島根県にある」の違いです。前者は県内で入試も卒業も完結します。後者は学籍が県外の高校にあり、スクーリングの形は学校ごとに違います。

学校名(本校の所在地)区分定員/在籍通える範囲
島根県立宍道高等学校(松江市宍道町)公立・狭域1,200/1,417人島根県内に住むか県内で働く人
島根県立浜田高等学校(浜田市黒川町)公立・狭域320/222人島根県内に住むか県内で働く人
明誠高等学校(益田市三宅町)私立・広域1,240/485人47都道府県
立正大学淞南高等学校(松江市大庭町)私立・広域240/20人中国地方・関東・関西など15都府県

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(2026年9月23日取得。在籍数は2025年5月1日時点の掲載値)。

県内の学習センター・サポート校としては、松江市にトライ式高等学院 松江キャンパス、精華学園高等学校の島根学習センター、さくら国際高等学校の島大前キャンパス、明誠高校の松江SHIP、鹿島朝日高等学校の連携キャンパス、未来高等学校の島根学習センターなどがあります。出雲市には滋慶学園高等学校に関わる2か所と、鹿島朝日高等学校の出雲キャンパス、いずも中央高等学院があります。

島根県立宍道高等学校は松江市宍道町。スクーリングは週3日(月・木・日)から選べます

宍道高校は定時制と通信制を置く県立高校です。公式サイトには「スクーリング(授業)は週に3日(月・木・日)あり、受講する講座のスクーリングのうち、自分に必要な回数を参加します」と書かれています。毎週3日通うのではなく、受講する科目に必要な回数だけ出る形です。レポートは半期に1〜6回、試験は前期・後期に各1回です。

在籍できる期間は10年間と案内されています。3年で卒業することもできますし、体調に波がある時期はゆっくり進めることもできる設計です。

隠岐地区には協力校があり、隠岐高等学校でスクーリングを受けられます。入学願書にも、スクーリング場所として宍道高校か隠岐高校を選ぶ欄があります。

令和8年度の後期(10月入学)の募集要項では、入学定員142名・学区は全県、出願期間は令和8年8月20日から9月2日17時まで、選抜は面接(保護者同伴)と書類選考で、面接日は9月11日でした。経費は入学金500円、教科書・学習書が12,000円から20,000円程度、FTA会費・生徒会費などが6,000円程度と書かれています。入学検定料は800円です。

転入学・編入学の場合、卒業までには前籍校を含めて3年以上の在学に加え、宍道高校の通信制で10単位以上を履修し、最低1年以上在籍することが必要と明記されています。2年生まで他校で終えて後期に入学しても半年では卒業できない、という注意書きもあります。

学校への行き方は、公式のアクセスページでは「JR宍道駅から約1km、徒歩12分」、募集要項では「JR宍道駅から約1㎞、徒歩15分」と案内されています。松江市の中心部からはJR山陰本線で宍道駅まで出る形になります。

スクーリングの1日は、1限が9時10分から、6限が15時15分から16時05分までという時程です。昼休みは12時30分から13時15分で、授業の合間は学校外で過ごすことも、校内の自習場所で過ごすこともできると案内されています。食堂や購買はなく、多目的ホールに飲み物の自動販売機があります。

卒業の要件は、前籍校を含めて3年以上の在学、74単位以上の修得、特別活動30時間以上の出席の3つです。特別活動はSHRや学園祭・遠足・ボランティア活動などへの参加で積み上げます。選抜の面接では、学習意欲と向上心、基本的生活習慣、面接態度が重視されると募集要項に書かれています。

通信制の入学案内(入学願書を含む)は、学校説明会に参加したときに渡されると案内されています。令和9年4月入学に向けた学校説明会(後半)の案内では、通信制は第3回12月18日、第4回1月8日、第5回1月15日、第6回2月4日、第7回3月5日、第8回3月11日の6回です。受付は13時15分から13時25分、説明会は13時30分から14時45分で、全体説明とレポート作成のミニ体験、希望者は施設見学と質疑応答という流れです。申し込みは在籍校を通じてGoogleフォームから、開催日の3日前まで(在籍校が無い場合は学校へ直接電話)と案内されています。説明会に参加するところが、実質の入口です。

出典:島根県立宍道高等学校 通信制課程、同校の令和8年度 入学案内(後期入学募集要項)、学校説明会(後半)の案内(いずれも2026年9月23日確認)。

島根県内にある通信制高校の拠点は住所でまとめると25か所で、そのうちスクーリングができる面接指導等実施施設は16か所、残る9か所は学習等支援施設であり、拠点の14か所が松江市に集まっていることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データより集計(2026年9月23日取得)

島根県立浜田高等学校は県西部の受け皿。大田・益田の協力校でも学べます

浜田高校は全日制・定時制・通信制の3課程を置く県立高校です。公式サイトの通信制課程の案内には「自宅での自学自習を主とする課程です」「3年で卒業することが可能です」「遠方の生徒は、大田、益田地区の協力校で学習活動ができます」と書かれています。文部科学省のデータでも、島根県立大田高等学校と島根県立益田高等学校が面接指導等実施施設として登録されています。

スクーリングの回数は、公開されている時間割で数えられます。令和8年度の本校(浜田高校)の時間割は、前期が日曜(本S)10回と火曜(火S)10回、後期も日曜10回と火曜10回です。大田協力校の前期の時間割は日曜の10回で、本校の日曜と同じ日付が並んでいます。益田協力校の時間割も前期・後期それぞれ公開されています。試験の時間割も、本校用と大田・益田協力校用が別に用意されています。協力校でスクーリングから試験まで受けられるのが、県西部に住む人にとって大きい点です。

もうひとつ、浜田高校の案内にあって他校ではあまり見かけないのが、NHK高校講座の活用です。「面接時間数(スクーリングの出席時数)の一部を免除したい人は下の視聴報告書をダウンロードして、視聴した内容・感想を報告書に記入して提出してください」と案内され、令和8年度の視聴報告書が配布されています。前期の時間割にも「NHK高校講座」を利用したスクーリングを実施する場合があると書かれています。家から会場までが遠い人にとっては、通う回数を抑える手立てになります。

令和8年度の募集要項では、入学定員100名、応募資格は県内に住所がある人・勤務地が県内にある人などで、選抜は面接(保護者同伴)と書類選考です。前期は出願が3月2日から25日17時まで、新入学の面接が3月27日・28日のいずれか、転入学・編入学の面接が4月5日・6日のいずれか。後期は出願が8月20日から9月2日17時まで、面接は9月13日でした。検査会場は浜田高校の定時制・通信制課程校舎で、合格発表は前期の新入学が3月29日、転入学・編入学が4月7日、後期が9月15日と案内されています。

注意したいのは、募集要項に全日制・定時制課程の第2次募集と同時には出願できないと書かれている点です。全日制を受けながら通信制も押さえておく、という出し方はできません。

経費は入学料500円、教科書・副教材代が22,000円から25,000円程度、PTA会費や生徒会費などの諸費用が16,000円程度と書かれています。入学検定料は800円で、インターネット出願システムを通して納付します。教科書学習書の給与補助を申請できる制度があることも明記されています。

募集要項には奨学金制度等(令和7年度の例)として、日本教育公務員弘済会の高等学校給付奨学金(年15万円給付・返済義務なし)、石澤奨学金(月額2万円給付・返済義務なし)、日本学生支援機構の大学等予約奨学金が挙げられています。このほかにもいくつか制度があると書き添えられているので、入学前の相談で確かめておくと安心です。

学校説明会は、令和8年度後期・令和9年度の出願を考えている人に向けて年6回。7月12日(日)、8月5日(水)、12月6日(日)、12月20日(日)、2月10日(水)、3月16日(火)で、日曜は受付13時15分・説明会13時30分から14時45分、水曜と火曜は受付9時45分・説明会10時から11時15分です。場所は定時制・通信制校舎の多目的教室、申し込みは在籍校を通じてFAXで、開催日の前日までと案内されています。

出典:島根県立浜田高等学校 通信制課程、同校 令和8年度 通信制課程 入学案内(新入生向け募集要項)、時間割(スクーリング時程表・スクーリング時間割・試験時間割)、NHK高校講座の活用(視聴報告)、学校説明会についての案内(いずれも2026年9月23日確認)。

比べる点宍道高校(松江市)浜田高校(浜田市)
入学定員142名(後期・令和8年度)100名(令和8年度)
スクーリングの会場宍道高校、隠岐高校浜田高校、大田高校、益田高校
スクーリングの日週3日(月・木・日)のうち、受講する講座に必要な回数本校は日曜(本S)と火曜(火S)。前期・後期とも各10回の時間割
選抜面接(保護者同伴)と書類選考面接(保護者同伴)と書類選考
入学金・検定料500円・800円500円・800円
教科書・諸費用教科書・学習書12,000〜20,000円程度、FTA会費など6,000円程度教科書・副教材22,000〜25,000円程度、諸費用16,000円程度
学校説明会後半は12月18日・1月8日・1月15日・2月4日・3月5日・3月11日の6回7月12日・8月5日・12月6日・12月20日・2月10日・3月16日の6回

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

島根県内の主要校をもっと詳しく:私立は明誠高校と立正大学淞南高校が本校を置いています

明誠高等学校(益田市三宅町)は全日制と併置の広域通信制で、47都道府県から入学できます。県内には松江市大正町の松江SHIP、益田市本町の益田SHIPという学習拠点があり、松江市東朝日町の専門学校がスクーリングの会場として登録されています。

公表されている費用は、選考料10,000円(入学時のみ)、寄付金5,000円(1口・入学時のみ)、入学金50,000円(入学時のみ)、事務管理費49,000円(年)、管理システム運用費2,400円(年)、単位履修料8,000円(1単位)、教材費は実費、教材発送費1,045円、卒業諸費1,000円(卒業年次生のみ)です。単位履修料は履修する単位数を掛けた額になります。公式サイトには、これ以外にスクーリング会場までの交通費(実費)や、該当する人は追試の受験料が必要になることがあると書かれています。さらに学習などのサポート費用はSHIPによって金額が違い、費用の総額は各SHIPに問い合わせる形です。単位履修料だけで見積もると足りません。行く予定のSHIPに、年間の合計を聞いてください。

立正大学淞南高等学校(松江市大庭町)の単位制通信制普通科は、令和8年度入試の募集定員が80人です。募集地域は中国(島根・鳥取・広島・岡山・山口)、関東(東京・神奈川・埼玉)、関西(大阪・兵庫・京都・滋賀)と愛知・岐阜・沖縄。出願する人は事前相談を行うことになっていて、令和8年度入試では11月4日から受付が始まると案内されています。選考は面接(保護者同伴)です。試験会場は松江(A日程・B日程・編入学・転入学)のほか、東京(立正大学品川キャンパス)・大阪・沖縄にも置かれますが、松江以外はA日程のみです。遠方から受ける場合は日程の選び方が変わりますので、早めに確かめてください。

出典:明誠高等学校 通信制課程 費用、立正大学淞南高等学校 入試情報(通信制)(2026年9月23日確認)。

松江市の通い方は、JR松江駅の周りと島根大学の周りの2つのまとまりで考えます

松江市内の14か所は、大きく2つのまとまりに分かれます。ひとつはJR松江駅から歩ける朝日町・東朝日町・白潟本町・灘町・御手船場町・大正町のあたり。もうひとつは島根大学に近い西川津町・学園のあたりです。宍道町は市の西側で、JR山陰本線で移動します。松江市内の14か所を公式サイトで1つずつ確かめた一覧と地区ごとの通い方は、松江市 通信制高校の記事にまとめています。

場所施設区分関わる高校
松江市朝日町498トライ式高等学院 松江キャンパス学習等支援施設鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校
松江市朝日町478-18松江テルサ、鹿島朝日の連携 松江キャンパススクーリング可・学習等支援施設鹿島朝日高等学校
松江市白潟本町42・43、灘町1-57島根学習センター事務所、松江市市民活動センター、白潟公民館スクーリング可未来高等学校
松江市菅田町180島根学習センター(アイウォーク菅田ビル)スクーリング可・学習等支援施設精華学園高等学校・第一学院高等学校(養父校)
松江市大正町442-6松江SHIP学習等支援施設明誠高等学校
松江市東朝日町75-12専門学校(坪内総合ビジネスカレッジ)スクーリング可明誠高等学校
松江市御手船場町557-7島根県労働者福祉協議会(ろうかん)スクーリング可鹿島朝日高等学校
松江市西川津町1060島根大学 松江キャンパススクーリング可鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校
松江市学園2-13-10島大前キャンパススクーリング可さくら国際高等学校
松江市学園1-8-10個別指導塾の教室(松江市学園)スクーリング可広域通信制高校
松江市西津田9-11-1開星高等学校スクーリング可クラーク記念国際高等学校
松江市宍道町宍道1178-4島根松江学習センタースクーリング可松陰高等学校

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(2026年9月23日取得)。トライ式高等学院 松江キャンパスは、公式サイトで「JR山陰本線「松江駅」から徒歩3分」と案内されています(トライ式高等学院 松江キャンパス・2026年9月23日確認)。

松江駅の周りに集まっているので、市内や近隣から電車・バスで出てこられるなら、複数の候補を同じ日に見学することもできます。一方で、島根大学や学園のあたりはバス移動になるため、通う回数が多いコースを選ぶ場合は所要時間を先に確かめておくと安心です。

田んぼの見える小さな駅のホームで、2人の高校生が電車を待っている
松江市に14か所が集まり、そのほかの市町からは通う時間も含めて考えます。

出雲市から通う場合は、駅前の拠点と、JRで松江・宍道に出る道があります

出雲市内の拠点は4か所です。JR出雲市駅の南側にあるいずも中央高等学院は、公式サイトで「JR出雲市駅南口から徒歩2分」「電鉄出雲市駅からも徒歩3分」と案内されています。今市町には、滋慶学園高等学校のスクーリング会場となる出雲医療看護専門学校と、学習等支援施設の悠学館高等学院、鹿島朝日高等学校の連携 出雲キャンパスがあります。

場所施設区分関わる高校
出雲市今市町1151-1出雲医療看護専門学校スクーリング可滋慶学園高等学校
出雲市今市町1238-2悠学館高等学院学習等支援施設滋慶学園高等学校
出雲市今市町2065連携 出雲キャンパス学習等支援施設鹿島朝日高等学校
出雲市駅南町2-3-6いずも中央高等学院学習等支援施設公式サイトでは中央国際高等学校

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(2026年9月23日取得)、いずも中央高等学院(2026年9月23日確認)。文部科学省のデータでは、いずも中央高等学院は沖縄中央高等学校の学習等支援施設として掲載されています。

公立を選ぶ場合、出雲市からはJR山陰本線で宍道駅まで出て宍道高校へ向かう形になります。スクーリングの日だけ移動すればよいので、平日に毎日通う学校と比べると移動の回数は大きく減ります。ただし冬の天候や本数の少ない時間帯を考えると、行きと帰りの時刻を1度は実際に調べてから決めることをおすすめします。

島根県ならではの通信制高校選びのポイントは、スクーリング会場までの距離です

  • 会場の区分を確かめる。近くにあるのが学習等支援施設だけなら、スクーリングは別の会場になります。パンフレットの「キャンパス」という言葉だけでは区別がつきません。
  • 公立は県内在住・県内勤務が条件。進学や就職で県外に出る予定があるなら、広域通信制のほうが続けやすい場合があります。
  • 入学の時期を逆算する。公立2校は前期(4月)と後期(10月)の2回で、出願は3月と8月下旬から9月頭に集中します。この時期を逃すと半年待つことになります。
  • 不登校の経験がある場合の相談のしやすさ。文部科学省の令和7年度通信制高等学校実態調査では、2025年度の入学者77,998人のうち、中学3年生のときに不登校だった生徒が44,461人(57.0%)でした。珍しいことではありません。
  • 進路の支援がどこまであるか。大学進学や就職を考えるなら、レポートの支援だけでなく、面接や志望理由書まで一緒に考えてくれる場所があるかを見ます。

出典:文部科学省 令和7年度通信制高等学校実態調査(2026年8月31日公表・調査時点2025年5月1日)。

学費は公立と私立で桁が変わります。公表額だけを並べました

島根県立の通信制の授業料は1単位330円で、就学支援金も同じ1単位330円が支給されます(通算74単位・年間30単位まで。島根県「県立高等学校等就学支援金制度」、2026年9月27日確認)。島根県立高校の全日制が原則として毎月9,900円を納めるのと比べると、通信制の負担はかなり小さくなります。私立の場合は単位ごとの履修料が中心で、就学支援金で差し引かれる形になります。

費目公立(宍道・浜田)私立の例(明誠高等学校)
入学までの費用入学検定料800円・入学金500円選考料10,000円・入学金50,000円
授業料・履修料1単位330円(就学支援金も1単位330円。通算74単位・年間30単位まで)1単位8,000円
年間の管理費などFTA・PTA会費や生徒会費など6,000〜16,000円程度事務管理費49,000円・管理システム運用費2,400円
教科書・教材12,000〜25,000円程度教材費は実費・発送費1,045円

高等学校等就学支援金は2026年度から所得制限がなくなりました。私立の通信制は1単位13,668円・年間337,200円が上限、公立の通信制は国の基準で1単位336円が上限で、島根県立の通信制では授業料と同じ1単位330円が支給されます。対象になるのは授業料だけで、教材費や施設費、サポート校の費用には使えません。支給期間は在学月数で数え、通信制は4分の3換算で実質48か月です。転校したら転校先で申請し直します。

出典:文部科学省 高等学校等就学支援金、島根県 県立高等学校等就学支援金制度、各校の募集要項(2026年9月23日確認)。学費の比べ方は通信制高校 安いでも整理しています。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

島根県立宍道高等学校と島根県立浜田高等学校の通信制課程を比べた表で、入学定員は宍道が後期142名・浜田が100名、スクーリングの会場は宍道が宍道高校と隠岐高校・浜田が浜田高校と大田高校と益田高校、選抜はどちらも面接(保護者同伴)と書類選考、入学金500円と入学検定料800円は共通であることを示す図
出典:宍道高校・浜田高校の令和8年度 入学案内(2026年9月23日確認)

島根県の補助と奨学金は、申請の期限が7月から9月に集まっています

島根県の奨学のための給付金は、生活保護を受けている世帯か、保護者等全員の県民税・市町村民税の所得割額の合計が182,500円未満の世帯が対象です。申請は7月1日を基準日としていて、提出の期限は公立が令和8年9月30日。私立は、島根県内の学校に通う場合が令和8年8月28日、県外の学校に通う場合が令和8年9月30日です。県外の広域通信制に学籍を置く場合はこの区分になります。

制度内容期限・基準日
奨学のための給付金(公立)授業料以外の教育費を給付基準日7月1日・期限9月30日
奨学のための給付金(私立)同上。県内校と県外校で期限が違う県内校8月28日・県外校9月30日
島根県育英会奨学資金自宅通学 月18,000円/自宅外 月23,000円宍道高校の募集要項に令和8年度の場合として記載
定時制課程等修学奨励資金定時制・通信制ともに月額14,000円同上

出典:島根県 公立高等学校等奨学のための給付金制度、島根県 私立高等学校等奨学のための給付金、島根県立宍道高等学校 令和8年度 入学案内(2026年9月23日確認)。令和8年度の申請案内(PDF)では、給付額(年額)は生徒一人当たり12,630円から143,700円で、額は申請者の状況によって変わると案内されています。公立の制度のページの表では、通信制(生活保護世帯以外)は、住民税非課税世帯が50,500円、所得割額100円以上105,500円未満の世帯が16,830円、105,500円以上182,500円未満の世帯が12,630円で、全日制等(143,700円・47,900円・35,930円)のおよそ3分の1です。生活保護世帯は32,300円です。生活保護を受けていない世帯の目安として、案内には年収約490万円未満という書き方もあります。

期限を過ぎてしまった場合でも、解雇・倒産・災害などで家計が急に変わったときは、家計急変による申請という別の枠があります。島根県の公立向けのページでは、令和9年2月26日まで随時受け付けると案内されています(定年退職や自己都合の退職は対象外)。

授業料そのものへの支援である就学支援金は、島根県のページで「在学期間が通算して36月(定時制・通信制高校の場合は48月)以内であること」が条件と案内されています。留年や休学が続くと期間を使い切ることがあるので、転校や再入学を考えるときは残りの月数も数えておいてください。

浜田高校の募集要項には、教科書学習書の給与補助を申請できる制度があると書かれています。公立を選ぶ場合、教科書代の負担も相談できる余地があるということです。

通信制高校だけでは足りない「+サポート校」という選択は、費用が二重になることも知ってから

通信制高校は学籍を置く場所としては十分でも、日々のレポートの進み具合や生活のリズム、話し相手のいる居場所までを1校でまかなうのは簡単ではありません。島根県のように会場が松江市に集まっていて、家から会場まで距離がある地域では、その間を埋める支援があるかどうかが続けやすさを左右します。

そこで選択肢になるのがサポート校です。学籍は通信制高校に置いたまま、学習面・生活面の支援を足します。ただしサポート校は高校ではありません。高校の学費に加えてサポート校の費用がかかり、就学支援金はサポート校の費用には使えません。合計でいくらになるかを、入る前に紙に書いて確かめてください。

仕組みの違いは通信制サポート校とは、費用の内訳はサポート校 学費で詳しく書いています。

島根県で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

サポート校を見るときは、「どの通信制高校の学籍になるのか」を先に確かめます。同じ建物でも、スクーリングができる会場なのか、学習の支援だけの施設なのかで通い方が変わるためです。

施設(所在地)本校か学習の拠点か関わる通信制高校最寄り
トライ式高等学院 松江キャンパス(松江市朝日町)学習等支援施設鹿島学園・鹿島朝日JR松江駅から徒歩3分
島根学習センター(松江市菅田町)スクーリング可・学習等支援施設精華学園・第一学院(養父校)公式サイトで確認できず
松江SHIP(松江市大正町)学習等支援施設明誠高等学校公式サイトで確認できず
いずも中央高等学院(出雲市駅南町)学習等支援施設公式は中央国際高等学校JR出雲市駅南口から徒歩2分

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データと各校の公式サイト(2026年9月23日確認)。このほか雲南市や浜田市、益田市にも学習等支援施設があります。

よくある誤解と落とし穴:「県内ならどこでも入れる」わけではありません

誤解1:公立は誰でも入れる。島根県立の通信制2校は、県内に住所がある人か、勤務地が県内にある人などが対象です。選抜は面接(保護者同伴)と書類選考で行われます。出席の状況や退学の理由を書く欄もありますが、それは落とすための欄ではなく、入学後の受講の相談に使われるものです。

誤解2:転入すればすぐ卒業できる。宍道高校の募集要項には、転入生・編入生は本校の通信制課程で10単位以上を履修し、最低1年以上在籍することが必要と書かれています。前の学校の単位は引き継げますが、在籍期間の条件は残ります。時期の考え方は通信制高校 転入にまとめています。

誤解3:オンラインだけで卒業できる。通信制高校の単位は、レポート・スクーリング・試験の3つで認定されます。オンライン中心の学校でも、スクーリングへの参加は必要です。どの会場で、何日くらい必要なのかは、学校ごとに確かめてください。

誤解4:学習センターが近いから通学は楽。学習等支援施設はスクーリングの会場ではありません。島根県内の25か所のうち9か所がこの区分です。

隠岐・雲南・浜田など周辺の市町村から通う場合の考え方

隠岐地区にお住まいの場合、宍道高校に入学して隠岐高等学校でスクーリングを受ける道があります。願書でスクーリング場所を選ぶ形なので、海を渡らずに単位を積めます。

雲南市には学習等支援施設が2か所(木次町と大東町)ありますが、スクーリングの会場としては登録されていません。松江市の会場か、学籍を置く学校の会場まで出る形になります。

県西部の浜田市・大田市・益田市からは、浜田高校と、大田高校・益田高校の協力校が現実的です。県東部の松江まで出るより移動はずっと短くなります。

鳥取県側に近い安来市などからは、鳥取県 通信制高校の拠点も候補になります。鳥取市内の拠点7か所と地区ごとの通い方は、鳥取市 通信制高校の記事にまとめています。広島側なら広島 通信制高校、山陽側の候補は岡山 通信制高校や山口県 通信制高校も合わせて見ておくと、比べる材料が増えます。ただし公立は県内在住・県内勤務が条件なので、県外の公立には出願できません。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営する通信制高校サポート校です。校長は星野達郎。オンライン中心で全国どこからでも、海外からも通えます。担任制で、カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べる設計で、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。メタバースの校舎で、担任や同級生と集まる時間もあります。

正直に書いておきます。ニジ高は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です(松江市内の会場で受けられる場合もあります)。学院の中でのスクーリングはありません。費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。学費のご案内をご覧ください。

途中入学(転入・編入)ができ、出願費用は無料です。生徒会・サークル・学園祭・企業コラボがあり、行事は生徒が企画・運営する側に回ります。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れています。NIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)全体で、これまでに累計約1,000名が入学し、現在500名超が在籍しています。不登校の生徒は、グループ全体で650名以上をサポートしてきました。小中学生の学びについてはNIJINアカデミーのサイトもご覧ください。

発達特性や障害については、本人を変えるのではなく、学びの構造や環境を変えることで支援するという考え方を取っています。診断や服薬など医療の判断は、主治医や専門の機関にご相談ください。

明るい面談室で、生徒と職員が紙を見ながら話している
迷ったら、候補を2〜3校に絞って同じ質問をしてみます。

島根県で迷ったときの進め方(3ステップ)

ステップ1:通える範囲に線を引く。自宅から片道何分までなら続けられそうかを、ご本人と決めます。松江市内の会場まで出られるのか、出雲市駅前までなのか、家から出ない形がいいのか。ここが決まると候補は半分以下になります。

ステップ2:会場の区分と入学の時期を確かめる。候補の施設がスクーリングの会場なのか学習の支援だけなのかを、学校に電話して聞きます。公立なら次の出願期間(3月または8月下旬)までの残り時間も数えます。

ステップ3:説明会と個別相談に1つずつ行く。宍道高校は説明会で入学案内が配られますし、浜田高校も出願前の参加を求めています。私立やサポート校は個別相談で費用の合計を出してもらいます。比べる項目は通信制高校の選び方にまとめてあります。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

松江まで出るのがしんどい日も、つながれる場所があります

ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。「孤独を、青春に」「退屈を、わくわくに」を掲げ、行事は生徒が企画・運営する側に回ります。カメラ・マイクはオフのまま、チャットから参加できます。ただし高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で、授業の様子や通い方を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 島根県内に住んでいないと、公立の通信制には入れませんか。

A. 宍道高校・浜田高校とも、募集要項では「県内に住所を有する者、勤務地が県内にある者、又は特別の事由により本県の通信教育を受けることが適当であると認められる者」が対象です。事情がある場合は学校に相談してください。私立の広域通信制は、県外に住んでいても入学できます。

Q. 出雲市に住んでいます。通えるところはありますか。

A. 出雲市内には4か所の拠点があり、そのうち今市町の専門学校がスクーリングの会場として登録されています。公立を選ぶ場合はJR山陰本線で宍道駅まで出る形になります。出雲市駅の南口からは、いずも中央高等学院が徒歩2分と案内されています。

Q. 高校を辞めてしまいました。今から入り直せますか。

A. 単位を修得していれば編入学、在籍中なら転入学になります。公立2校はどちらも前期(4月)と後期(10月)に受け入れがあります。宍道高校は、転入生・編入生に本校通信制で10単位以上の履修と1年以上の在籍を求めています。

Q. スクーリングには年に何回行くことになりますか。

A. 学校と受ける科目によって変わります。宍道高校は週3日(月・木・日)にスクーリングがあり、受講する講座に必要な回数だけ出る形です。浜田高校は本校の時間割が前期・後期とも日曜10回と火曜10回で、大田・益田の協力校にも別の時間割があります。浜田高校にはNHK高校講座の視聴報告で出席時数の一部を免除できる仕組みもあります。私立の広域通信制は学校ごとに大きく違うので、候補ごとに数えてください。

Q. 学費はどのくらいかかりますか。

A. 公立は入学検定料800円・入学金500円に、授業料と教科書代などがかかります。授業料は1単位330円で、就学支援金も同じ1単位330円が支給されます(通算74単位・年間30単位まで)。私立は単位履修料が中心で、明誠高校の公表額は1単位8,000円です。ニジ高の費用は学費のご案内をご覧ください。サポート校の費用に就学支援金は使えません。

Q. 人と話すのが苦手でも続けられますか。

A. 通信制の学び方は自学自習が基本なので、人と長く一緒にいることが苦手でも進められます。ニジ高はカメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。まず話を聞いてみるところからで大丈夫です。

島根県の通信制高校選びは「学校」と「サポート」の両方から考えて大丈夫です

島根県は松江・出雲・浜田・隠岐と地域が分かれていて、会場の多くが松江市に集まっています。だからこそ、学校の名前を先に決めるより、「どこへ何回行けるか」を先に決めたほうが、候補はきれいに絞れます。公立2校は費用が抑えられ、私立の広域通信制は住む場所を選ばない。どちらにも合う人がいます。

そのうえで、レポートが止まってしまう、朝起きられない、誰にも聞けない、という部分が心配なら、サポート校を足すという考え方もあります。費用は二重になりますが、続けられるかどうかは、そこで決まることもあります。

この場で答えを出さなくて大丈夫です。説明会の日程を1つ手帳に書くところから始めてみてください。それだけで、次の半年の見え方が変わります。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

オンラインで最高の青春を。ニジ高の体験説明会へ

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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