下関市で通信制高校を探すと、学校の名前はいくつも出てくるのに、「結局どこに行けばいいのか」が分かりにくいと感じませんか。市内に本校(通信制課程を置く高校)がある学校は0校で、下関で見つかるのは、よその高校が届け出ている会場や学習センターだからです。
この記事では、文部科学省の掲載データと各校の公式サイトで確かめた事実だけを使って、下関市内で通える場所を12か所すべて並べ、そのうちスクーリング(面接指導)まで受けられるのはどこかを分けて書きます。公立の入口になる山口松風館高校の学費と出願の日程、関門海峡をはさんだ北九州市の学校に通う場合の現実、そして下関に住んでいる人が使えるお金の制度も整理しました。
読み終わったころには、「うちの子は下関駅の近くの拠点でいいのか、小月や長府なのか、それとも小倉まで出るのか」を、自分の家の場所から考えられるようになっているはずです。
下関市の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:下関市の通信制高校の早見
- 下関市内に本校がある通信制高校は0校。市内で見つかる12か所は、よその高校が届け出た会場や学習センターです(文部科学省の掲載データ・2026年9月26日確認。本校を除く拠点の数)
- 12か所のうち、スクーリングまで受けられるのは7か所。残り5か所は学習等支援施設で、スクーリングは別の場所になります
- 公立を選ぶなら山口松風館高校(山口市小郡)。授業料は1単位100円で年間2〜3万円。スクーリングは下関双葉高校で受けられますが、出願と検査(面接・作文)は小郡の本校まで行きます
- 小倉駅まではJRで約15分。北九州市の私立2校は通信教育を行う区域に山口県が入っているので下関市からも出願できます。ただし福岡の公立(博多青松高校)は区域が福岡県だけで、下関市在住では出願できません
- お金は「国の分」と「県の分」で線引きが違います。就学支援金は国の制度なので住む場所で変わりません。奨学給付金は保護者が住んでいる県の制度で、下関市に住んでいれば山口県に申請します
- 市内の拠点は下関駅(竹崎・細江)・新下関(秋根)・長府・小月・山の田に散っています。地区によって近い拠点が変わります
- 毎日通うのが難しい時期は、オンライン中心のサポート校を併用する形もあります(ニジ高は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取ります)
下関市に本校がある通信制高校は0校。市内の12か所は、よその高校の会場と学習センターです
文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データを、住所で数え直しました。下関市内の届け出はのべ12件で、同じ建物が重なっている行は無かったので、場所の数も12か所です(本校を除く拠点の数。2026年9月26日に確認)。下関市内に通信制課程を置く高校の本校はありません。
ここで大事なのが、拠点には2つの種類があることです。面接指導等実施施設はスクーリングができる場所で、学習等支援施設はレポートの手伝いや居場所にはなるけれど、スクーリングはできない場所です。下関市内では面接指導等実施施設が7か所、学習等支援施設が5か所でした。
| 種類 | 下関市内 | できること |
|---|---|---|
| 本校(通信制課程を置く高校) | 0校 | ― |
| 面接指導等実施施設 | 7か所 | スクーリングを受けられる |
| 学習等支援施設 | 5か所 | スクーリングは別の場所 |
| 合計(本校を除く) | 12か所 | のべ12件 |
山口県全体では、本校が8校(公立1・私立7)で、本校を除く拠点はのべ44件・40か所です(同じ建物に2校が届け出ている4か所をまとめた数)。そのうち下関市の12か所は県内で最も多く、県内の拠点の3割が下関市に集まっている計算になります。県全体の並びは山口県 通信制高校の記事にまとめています。

公立を選ぶなら山口松風館。スクーリングは下関双葉高校で受けられます
山口県で通信制課程を置いている公立高校は、山口県立山口松風館高等学校 通信制の1校だけです。本校は山口市小郡令和三丁目で、定員1,600人に対して1,249人が在籍しています(文部科学省の掲載データ)。
スクーリングは本校のほかに県内4会場があり、下関市では山口県立下関双葉高等学校(下関市後田町)が会場として届け出られています。下関に住んでいれば、毎回の面接指導のために小郡まで往復しなくてよい、という意味です。
| 会場 | 市 | 登録定員 |
|---|---|---|
| 山口松風館高校(本校) | 山口市小郡 | 1,600人(学校全体) |
| 下関双葉高校 | 下関市後田町 | 200人 |
| 徳山高校 | 周南市 | 200人 |
| 岩国商業高校東分校/萩高校 | 岩国市/萩市 | 150人/100人 |
気をつけたいのは、入口は下関ではないことです。山口県教育委員会の令和8年度山口県公立高等学校通信制課程入学者選抜実施要領では、願書の提出先も、面接と作文の検査の場所も、山口市小郡の松風館とされています。受付日は春季募集が3月16日・17日・18日・24日・25日、秋季募集が8月20日・21日で、受付時間は各日の午後1時から午後2時までです。入学試験料は山口県収入証紙100円。出願の前に説明会を受けることが望ましいとされ、春季は前年12月から、秋季は6月下旬から、いずれも小郡の松風館で行われます(電話で予約します)。検査は願書を出した日に行われるので、下関に住んでいる場合、小郡まで出るのは説明会の日と、願書提出(=検査)の日の2回が目安になります。
学費は、授業料が1単位100円、育成会費・生徒会費・スポーツ振興センターの分が2,552円で、教科書代などを入れて年間2〜3万円と学校のページに書かれています。就学支援金を申請すれば、授業料の負担はさらに軽くなります。
関門海峡の向こうは15分。でも「入れる学校」と「使えるお金」は県で分かれます
下関市は、関門海峡をはさんで北九州市と向かい合っています。下関市のアクセスマップによれば、小倉駅から下関駅までJRで約15分、博多駅から新下関駅までは新幹線で約30分です。市内の移動より小倉のほうが近い、という地区も珍しくありません。
ただし、県をまたぐと3つの線引きが出てきます。①入れるかどうか、②国のお金、③県のお金です。
| 項目 | 下関市に住んでいる場合 | 根拠 |
|---|---|---|
| 北九州市の私立通信制2校 | 出願できる(区域に山口県が入っている) | 文部科学省の掲載データ・各校公式 |
| 福岡の公立(博多青松高校) | 出願できない(区域は福岡県のみ) | 文部科学省の掲載データ |
| 国の就学支援金 | 受けられる(住む場所で変わらない) | 文部科学省 |
| 県の奨学給付金 | 山口県に申請する(福岡県の分は対象外) | 山口県・福岡県 |
北九州市にある通信制課程の本校は2校で、どちらも狭域(通信教育を行う区域が限られる)ですが、その区域は福岡県と山口県です。西南女学院高等学校 通信制課程(シオンコース)は女子のみで、週に1回の登校、入学金90,000円・1単位あたり授業料10,000円・初年度合計336,000円・次年度以降246,000円と公表しています。九州国際大学付属高等学校 通信制課程は「福岡・山口県内の通学可能エリアならどこからでも入学できます」と書いており、週1日の土曜スクーリング、前期・後期の2期制です。小倉に出る通学を考えるなら、まずこの2校が候補になります。小倉周辺の拠点の並びは北九州 通信制高校の記事にまとめています(本校2校を含めて27か所)。
反対に、福岡県の公立通信制である博多青松高校は、通信教育を行う区域が福岡県だけです。「小倉まで15分だから」と考えても、下関市に住んでいる状態では出願できません。県立の通信制は、山口県なら松風館、福岡県なら博多青松と、住んでいる県で決まると考えるのが分かりやすいです。

お金の支えは3つ。国の就学支援金、山口県の給付金、下関市の貸付です
お金の制度は、「国のもの」と「県のもの」と「市のもの」に分けて考えると混乱しません。
| 制度 | 中身 | 住む場所との関係 |
|---|---|---|
| 高等学校等就学支援金(国) | 私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円まで。2026年度から所得制限なし。公立は授業料に充当 | 国の制度なので県をまたいでも同じ |
| 奨学のための給付金(山口県) | 通信制の非課税世帯は、私立が年額52,100円、国公立が年額50,500円。授業料以外の費用に充てる | 保護者が山口県内在住なら、県外の学校に在学していても山口県に申請 |
| 入学時納付金等減免(山口県) | 入学時納付金を最大70,000円減免。生活保護受給世帯か世帯年収350万円未満が対象 | 県内の私立高校(全日制)・高等専修学校(大学入学資格付与校)が対象 |
| 下関市奨学金(市) | 高校は月額18,000円。給付ではなく貸付 | 申請時に住所が下関市内にあること |
就学支援金は、文部科学省が所管する国の制度です。福岡県の学校に入っても、下関市に住んだままで受けられます。対象は授業料だけで、サポート校の費用には使えません。年額の出し方は通信制高校 学費の記事でくわしく書いています。
これに対して、授業料以外の費用を助ける奨学のための給付金(山口県・私立高等学校等向け)は、保護者が山口県内に住んでいることが条件で、県外の学校に通っている場合も山口県が受け付けます。受付は令和8年7月1日から9月30日まで、7月1日時点の状況で判定されます。額は通信制の非課税世帯で年額52,100円です。公立の松風館に入る場合は国公立高等学校向けの制度になり、通信制の非課税世帯で年額50,500円です(申請は原則として在学する学校に出します)。いっぽう福岡県私立高校生等奨学給付金は「保護者等が福岡県内に住所を有する世帯」が対象なので、下関市に住んでいる場合は、北九州市の学校に通っていても福岡県からは受け取れません。学校の場所ではなく、住んでいる場所で決まると覚えておくと間違えません。
山口県の入学時納付金等減免は、対象が「県内の私立高等学校(全日制)又は高等専修学校(大学入学資格付与校)」と書かれており、通信制課程についての記載はありません。生活保護を受けている世帯か、世帯年収350万円未満の世帯が対象です。申請先は各学校なので、候補の学校に直接聞くのが早いです。下関市奨学金は貸付で、高校は月額18,000円、申請時に下関市内に住所があること、評定平均3.0以上などの条件があります。令和8年度の募集は令和7年11月4日から令和8年2月10日まででした。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
市内12か所の一覧:スクーリングができる7か所と、学習支援だけの5か所
文部科学省の掲載データにある12か所を、種類ごとに並べます。施設名は届け出られている名前です。会場として使われている高校や大学が、自分で通信制課程を運営しているわけではない点に注意してください。
| 施設(所在地) | 届け出た高校 | 種類 |
|---|---|---|
| 山口県立下関双葉高等学校(後田町) | 山口松風館高校(公立) | 面接指導 |
| 立修館高等専修学校(小月茶屋) | クラーク記念国際高校 | 面接指導 |
| 東亜大学(一の宮学園町) | 鹿島朝日高校 | 面接指導 |
| 下関短期大学付属高等学校(桜山町) | 並木学院高校 | 面接指導 |
| 山口下関学習センター事務所(長府八幡) | 未来高校 | 面接指導 |
| 下関勤労者総合福祉センター(幸町) | 未来高校 | 面接指導 |
| 山口学習センター(秋根上町) | 神村学園高等部通信制課程 | 面接指導 |
| 下関SHIP(山の田東町) | 明誠高校 | 学習等支援 |
| 連携 下関キャンパス(竹崎町) | 鹿島朝日高校 | 学習等支援 |
| KCP学習センター KATEKYO下関校(細江町) | 並木学院高校 | 学習等支援 |
| 松陰塾 下関・勝谷校(勝谷新町) | 萩明倫館高校 | 学習等支援 |
| 夢未来高等学院山口校(竹崎町) | こころ未来高校 | 学習等支援 |
この12か所に登録されている在籍数を足すと28人ですが、松風館の会場(下関双葉高校)は0人として登録されているので、実際に下関双葉でスクーリングを受けている公立の生徒はこの数に含まれていません。数字の読み方には少し注意が要ります。

下関駅・新下関・長府・小月――駅ごとに通いやすい拠点が変わります
下関市は東西に長く、市域の南北の端では生活圏がまるで違います。拠点の住所を駅ごとに整理すると、家から近い場所が見えてきます。
| 地区(最寄り) | 拠点 | スクーリング |
|---|---|---|
| 下関駅(竹崎町・細江町・幸町) | 4か所(鹿島朝日の下関キャンパス、こころ未来高校の学習支援の教室、並木学院の学習センター、未来高校の会場) | 1か所で可 |
| 新下関駅(秋根上町) | 1か所(神村学園の山口学習センター) | 可 |
| 長府(長府八幡) | 1か所(未来高校の学習センター事務所) | 可 |
| 小月(小月茶屋) | 1か所(立修館高等専修学校) | 可 |
そのほか、後田町(下関双葉高校)、桜山町(下関短期大学付属高校)、一の宮学園町(東亜大学)、山の田東町、勝谷新町にも拠点があります。
市内の移動時間の目安としては、下関学院(立修館高等専修学校)の公式アクセスが分かりやすい数字を出しています。小月の校舎までは、下関駅から電車で30分、新下関駅から電車で12分、小月駅からは徒歩5分。新山口駅から小月駅までは電車で50分、門司港駅から新下関までは電車で25分です。公立の出願で小郡(新山口)まで行くときの目安にもなります。
未来高校の山口下関みらい高等学院は長府八幡にあり、週5日通う普通科ベーシックコース、週1回または2回の普通科フレックスコース、特別進学コースを公式サイトで案内しています。選考料は20,000円(学院10,000円・通信制高校10,000円)で、入学試験は書類審査・作文・面接(保護者同伴)です。
下関市で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます
「通信制サポート校」は高校ではありません。高校卒業の資格を出すのは、あくまで提携している通信制高校です。サポート校は、レポートの進め方や通学の場所、日々の声かけを担当します。だからサポート校を選ぶことは、その先にある通信制高校も一緒に選ぶことになります。
| 下関市内の拠点 | 提携先の通信制高校 | スクーリングの場所 |
|---|---|---|
| 山口下関みらい高等学院(長府八幡) | 未来高校(愛媛県松山市) | 下関市内の会場で可 |
| 下関SHIP(山の田東町) | 明誠高校(島根県益田市) | 市内の拠点では不可 |
| 連携 下関キャンパス(竹崎町) | 鹿島朝日高校(岡山県岡山市) | 市内の別会場(東亜大学) |
| 夢未来高等学院山口校(竹崎町) | こころ未来高校(長崎県長崎市) | 本校などでの集中スクーリング |
たとえばこころ未来高等学校は、公式サイトで「全通学コース共通で夏と冬に3日間〜4日間程度の集中スクーリング(集中授業)と2日間程度の試験があります」と書いています。ふだん下関の教室に通っていても、単位のための面接指導は別に日程を取ることになります。逆に、未来高校のように市内に面接指導等実施施設を持っている学校なら、下関で完結します。
見学のときは、①提携先の高校はどこか、②スクーリングはどこで何日か、③サポート校の費用と高校の学費は別々にかかるのか、の3つを、その場で聞き分けておくと安心です。選び方の細かい観点は通信制サポート校の選び方にまとめています。
山口県内の私立本校7校は、入れる範囲が学校ごとに違います
下関市内に本校はありませんが、県内の私立7校はいずれも下関市から出願できます。ただし、広域(全国から入れる)か狭域(限られた県からしか入れない)かで性格が変わります。
| 学校(所在地) | 区分 | 通信教育を行う区域 |
|---|---|---|
| 松陰高校(岩国市) | 広域 | 47都道府県・海外 |
| 精華学園高校(山口市) | 広域 | 47都道府県・海外 |
| 萩明倫館高校(萩市) | 広域 | 47都道府県 |
| 成進高校(美祢市) | 狭域 | 山口県だけ |
| 聖光高校(光市)/誠英高校(防府市)/長門高校(長門市) | 狭域 | 山口県+隣の1県 |
県内の7校のうち、下関市内に拠点を届け出ているのは萩明倫館高校(松陰塾 下関・勝谷校)だけで、松陰高校と精華学園高校の拠点は下関市内にはありません。狭域の4校のうち、成進高校は区域が山口県だけで、聖光高校は山口県と広島県、誠英高校と長門高校は山口県と島根県です。山口県から出願できる通信制高校を文部科学省の数え方で集計すると102校(公立1・私立87・株式会社立14)で、選択肢そのものは十分にあります。

下関で起きやすい落とし穴は、スクーリングの場所と「小倉まで出る前提」です
下関の相談でよく出てくるつまずきを4つ挙げます。
1つ目は、学習等支援施設をスクーリング会場だと思ってしまうこと。市内12か所のうち5か所は学習等支援施設で、そこでは面接指導を受けられません。パンフレットに「下関キャンパス」と書いてあっても、単位に必要なスクーリングは別の場所という場合があります。
2つ目は、公立の入口を見落とすこと。スクーリングは下関双葉高校で受けられますが、願書の提出と面接・作文の検査は山口市小郡の松風館です。受付は年に2回、しかも各日1時間だけなので、日程を早めに押さえる必要があります。
3つ目は、小倉を万能だと思ってしまうこと。小倉駅まで約15分という近さは確かに強みですが、福岡の公立には出願できず、福岡県の奨学給付金も使えません。私立2校は下関市からでも入れるので、「私立なら小倉、公立なら松風館」と整理しておくと迷いません。
4つ目は、古い情報のまま比べてしまうこと。まとめサイトの中には、いまも学校名を旧・県立山口高等学校とし、下関の会場を旧・県立下関西高等学校のまま載せているものがあります。松風館が公式サイトで公開している通信教育連携協力施設は、岩国商業高校東分校・徳山高校・下関双葉高校・萩高校の4校で、本校を合わせて5会場です。下関の会場は下関双葉高校(後田町4-25-1)です。学校名と会場名は、公式サイトか文部科学省のデータで確かめてください。
宇部・山陽小野田・美祢・長門から下関に通う場合は、行き先が2つに割れます
下関市の東と北に隣り合う市町から通う場合、下関に出るか、宇部・山口に出るかで分かれます。文部科学省の掲載データで数えると、拠点の数は次のとおりです。
| 市 | 拠点(本校を除く) | 本校 |
|---|---|---|
| 下関市 | 12か所(面接指導7) | 0校 |
| 宇部市 | 6か所(面接指導6) | 0校 |
| 山口市 | 6か所(面接指導4) | 2校(松風館・精華学園) |
| 山陽小野田市/長門市/美祢市 | 1か所/1か所/0か所 | 0校/1校/1校 |
山陽小野田市や美祢市からは、小月駅まで出れば立修館があり(立修館の公式アクセスでは、美祢駅から小月駅まで電車で45分、宇部駅からは25分)、新山口方面に出れば松風館の本校があります。山口市内の拠点と松風館への通い方は山口市 通信制高校の記事にまとめています。長門市には長門高校の本校があるので、無理に下関まで出ない道もあります。逆に、豊浦・豊北・菊川・豊田といった下関市北部からは、下関駅か新下関駅に出るまでの時間を先に測っておくと、通学の頻度を決めやすくなります。
相談の窓口は、学校を決める前でも使えます
進路より前に、まず生活のリズムや気持ちの整理から始めたほうがよい時期もあります。下関には、学校を決めていなくても使える窓口があります。
| 窓口 | 電話 | だれ向けか |
|---|---|---|
| 下関市教育委員会 教育相談室 | 083-231-6995 | 本人・保護者 |
| ヤングテレホン下関 | 083-231-7838 | 本人 |
| 24時間子供SOSダイヤル | 0120-0-78310 | 本人・保護者(24時間) |
窓口の一覧は山口県の教育相談窓口一覧で確認できます。また下関市では、不登校の児童生徒に合わせた教育課程を組む「学びの多様化学校」として、令和8年4月に下関市文洋中学校関西分校が開校しました(下関市の発表によると山口県で初)。問い合わせ先は市教育委員会の教育相談室(083-231-6995)です。中学生の段階で迷っている場合は、こちらも選択肢になります。小中学生がオンラインで学べる場としては、ニジ高と同じ株式会社NIJINが運営するNIJINアカデミーもあります。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで下関市内と小倉の選択肢を並べてきましたが、「そもそも毎週どこかへ通うのがしんどい」という時期もあります。その場合、オンライン中心で学ぶ形も選べます。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。担任制で、カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。1クラス8人で、メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間もあります。生徒会・サークル・学園祭があり、行事は生徒が企画・運営する側に回れます。企業や地域と関わる社会共創プロジェクトや、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れています。全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、相談のうえで通学に使うこともできます。
正直な注意点も書きます。ニジ高は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会でご案内しています。宿泊をともなうスクーリングにニジ高のスタッフが付き添うことはなく、ニジ高がするのは日程の調整と準備の支援です。費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内をご覧ください。転入・編入は通年で受け付けていて、出願費用はかかりません。
いま別の通信制高校に在籍している場合でも、その学校に在籍したままニジ高を併用する形が選べます。その場合、卒業資格・単位・スクーリング・評定は在籍している高校のものになります。
下関で迷ったときの進め方(3ステップ)
ステップ1:家からの移動時間を測る。下関駅・新下関駅・長府・小月のうち、どこまでなら週に何回行けるかを、実際の時間で出します。小倉まで15分という数字も、家から下関駅までの時間を足して考えます。ここで「週1回なら行ける」「月1回なら行ける」が決まると、候補が一気に絞れます。
ステップ2:公立と私立を1本ずつ残す。公立は松風館(スクーリングは下関双葉高校、出願は小郡)。私立は、市内に面接指導等実施施設を持つ学校か、小倉の2校のどちらかです。学費の桁が違うので、両方を残したまま説明会に行くと比べやすくなります。
ステップ3:お金の3本立てを確認する。国の就学支援金(住む場所で変わらない)、山口県の奨学給付金(保護者の住所で決まる)、下関市の奨学金(貸付)。この3つを学校の窓口で確かめます。高校を変わる場合の手順は高校 転校の記事も参考にしてください。


下関から、オンラインで青春する形も見てみませんか
ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校です。孤独を、青春に。全国の仲間とつながり、種目も場所も自分たちで決める行事や、企業や地域と関わるプロジェクトに挑戦できます。1クラス8人で、カメラ・マイクをオフにして参加するところから。学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で授業の様子を見てみませんか。
よくある質問
Q. 下関市内に通信制高校の本校はありますか?
A. ありません。文部科学省の掲載データ(2026年9月26日確認)では、下関市内に通信制課程を置く高校の本校は0校です。市内の12か所は、よその高校が届け出た面接指導等実施施設(7か所)と学習等支援施設(5か所)です。
Q. 下関に住んでいますが、小倉(北九州市)の通信制高校に入れますか?
A. 北九州市に本校がある私立2校(西南女学院高校・九州国際大学付属高校)は、通信教育を行う区域が福岡県と山口県なので、下関市からも出願できます。ただし福岡県立博多青松高校は区域が福岡県だけなので、下関市に住んでいる状態では出願できません。
Q. 福岡県の学校に通うと、山口県の支援は受けられなくなりますか?
A. 国の就学支援金は住む場所に関係なく受けられます。授業料以外を助ける奨学給付金は、保護者が山口県内に住んでいれば、県外の学校に在学していても山口県に申請します。反対に、福岡県の奨学給付金は福岡県内に住所がある世帯が対象なので、下関市在住では受けられません。
Q. 公立の山口松風館は、下関から通えますか?
A. スクーリングは下関双葉高校(下関市後田町)で受けられます。ただし願書の提出と面接・作文の検査は、山口市小郡の本校で行われます。受付日は年2回(春季は3月、秋季は8月)で、時間も各日1時間なので、早めに日程を確認してください。
Q. 途中からでも入れますか? 学費はどのくらいですか?
A. 私立の通信制やサポート校は、転入・編入を年度の途中で受け付けている学校が多くあります。公立の松風館は春季と秋季の年2回です。学費は、公立が年間2〜3万円、私立は学校によって幅があり、たとえば西南女学院のシオンコースは初年度336,000円・次年度以降246,000円と公表しています(就学支援金の適用前)。
下関からどこへ通うかは、地図ではなく「続けられる回数」で決めて大丈夫です
下関は、市内に12か所の拠点があり、海峡の向こうには15分で着く小倉があります。選択肢が多いぶん、「どこが一番いいのか」と考え込んでしまいがちです。でも、通信制高校で続くかどうかを決めるのは、学校の名前ではなく、その通い方を何回くり返せるかです。
週に5日は無理でも、週に1回なら行けるかもしれません。今年はオンライン中心にして、来年は長府や小月まで足を伸ばせるかもしれません。順番はあとから変えられます。まずは家からの時間を測って、公立と私立を1本ずつ残すところから始めてみてください。
そして、どの道を選んでも、ひとりで決めなくて大丈夫です。市の教育相談室でも、学校の説明会でも、話しているうちに「うちの場合はこれだな」と見えてくることがあります。下関で過ごす高校生活が、少しでも自分のペースに近いものになりますように。
オンラインでも青春できる。ニジ高の体験説明会へ
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

