神奈川・横浜 通信制高校|公立は県立2校だけ【2026】

神奈川で「通信制高校」を調べると、比較サイトが何十校も並べてきます。けれど、神奈川県内に本校を置いている通信制高校を数えると7校しかありません。そのうち公立は県立の2校だけです。残りの多くは、県外に本校がある学校が横浜や川崎に置いたキャンパスや学習センター、そして通信制高校と提携するサポート校です。

この記事は、文部科学省が公開している通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、神奈川県が公表している県立高校の授業料、県の私立高校学費補助のリーフレットとQ&A、横浜修悠館高校と厚木清南高校の公式ページ、横浜・川崎・相模原・厚木の各市の奨学金のページを、2026年9月22日に実際に開いて数え直したものです。県内に本校がある学校、県内の拠点の場所と数、公立に通った場合の金額、県の補助が使える学校と使えない学校、年度の途中から入る時期まで、確かめられたことだけを書きます。

先に言っておくと、神奈川は選択肢が多い県です。多すぎて決められない、という迷い方をしやすい。だからこの記事では、学校名より先に「どの順番で絞るか」をお渡しします。市ごとの詳しい一覧は、横浜・川崎・相模原・厚木・藤沢の記事に分けてあります。今日決める必要はありません。

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目次

結論:神奈川の通信制高校えらびの早見

  • 神奈川県内に本校がある通信制高校は7校。公立は県立横浜修悠館高校と県立厚木清南高校(通信制の課程)の2校だけです(文部科学省の掲載データ・令和8年4月1日時点)。横浜市立・川崎市立の通信制高校はありません。
  • 県立の通信制は入学料0円・受講料は1単位350円。平日に登校して履修する講座だけは1単位700円です(神奈川県の公表額)。
  • 本校とは別の拠点は、県内に54校分・届け出はのべ321件、同じ建物をまとめて220か所。横浜市99か所・川崎市31か所・藤沢市17か所・相模原市15か所・横須賀市14か所・厚木市8か所で、横浜駅のある西区と神奈川区だけで39か所あります。
  • 220か所のうちスクーリング(面接指導)ができる建物は102か所です。家の近くにキャンパスがあっても、スクーリングは別の場所ということが起こります。
  • 神奈川県の学費補助(通信制の授業料補助は年142,800円)は、本部校が県内にある5校だけが対象です。県外に本校がある学校の「横浜キャンパス」に通っても、県の補助は使えません(国の就学支援金は使えます)。
  • 県立に年度の途中から移るなら10月1日付け。2026年は、転入(募集区分A・B)の検査が9月16日〜30日、退学後の再入学などの編入(募集区分C)は8月16日〜31日でした。
  • 通える範囲に合う学校が見つからないときは、通学時間を前提にしない学び方もあります。最後にその話も書きます。
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神奈川県に本校がある通信制は7校。公立は県立の2校だけです

文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトに掲載されているデータから、本校の住所が神奈川県内にある通信制高校を抜き出すと、次の7校でした。

学校区分所在地定員/在籍
神奈川県立横浜修悠館高等学校公立・狭域横浜市泉区3,750/2,437
神奈川県立厚木清南高等学校公立・狭域厚木市岡田1,080/952
秀英高等学校私立・狭域横浜市泉区600/738
清心女子高等学校私立・狭域横浜市港北区750/422
厚木中央高等学校私立・狭域厚木市恩名420/117
星槎高等学校私立・狭域横浜市旭区2,100/96
広域通信制高校株式会社立・広域神奈川県1,200/534

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点/2026年9月22日に集計)。定員と在籍は掲載データのまま

「狭域」と「広域」という言葉が出てきました。狭域の通信制高校は、生徒を受け入れる範囲が原則としてその都道府県と隣接県に限られます。県内の7校のうち6校は狭域です。広域の通信制高校は3つ以上の都道府県から生徒を受け入れられる学校で、県内に本校があるのは1校だけでした。

公立について、もう一つ確かめたことがあります。横浜市や川崎市には市立高校がありますが、神奈川県の資料「神奈川県内公立高等学校 定時制・通信制について」(令和8年版)で通信制として載っているのは、横浜修悠館と厚木清南の2校だけでした。横浜市立・川崎市立の学校は、定時制や三部制として掲載されています。横浜市の「横浜市立高等学校について」、川崎市教育委員会の高校のページにも、通信制の課程の案内はありません。「市立の通信制」を探している人は、ここで一度立ち止まってください。

県内在住の人が選べる学校の全体像は、この7校に「本校が県外にある学校の、神奈川の拠点」を足したものになります。後者のほうが数ははるかに多く、そこが迷いの原因になります。なお、この7校のうち私立・株式会社立の5校は、後で書く神奈川県の学費補助の対象校と同じ顔ぶれです。

県立の受講料は1単位350円。平日に通う講座だけは倍の700円です

神奈川県が公表している県立高校の授業料のページでは、通信制は「受講料」という呼び方になっていて、単位ごとの計算です。

項目県立の通信制メモ
入学料0円全日制は5,650円、定時制は2,100円
受講料(日曜などの通常の講座)1単位350円受講を申し込むときに納める
受講料(平日登校で履修する講座)1単位700円通常の講座の2倍
74単位を350円で取った場合25,900円卒業に必要な単位数での計算。教科書代などは別
諸会費・教科書代(横浜修悠館の例)諸会費 年6,000円/教科書 1万〜1万5千円くらい学校のよくある質問の案内

出典:神奈川県「県立高校授業料」・「県立高校の授業料・諸会費について」、横浜修悠館高校「よくある質問」(2026年9月22日確認)

平日に登校する講座が倍額になっているのは、登校して授業を受ける時間数が多いからです。横浜修悠館のよくある質問のページにも、平日講座は1単位700円、日曜講座は1単位350円と書かれています。どちらの講座で単位を取るかで、同じ県立でも合計額が変わります。

また、県立高校の授業料・受講料は、国の高等学校等就学支援金の対象です。対象になると受講料の負担はかなり軽くなりますが、申請の手続きが必要です。横浜修悠館のよくある質問では、就学支援金の手続きは合格発表のときに案内するとされています。教科書代・学習書代や諸会費は別にかかるので、「県立ならほぼ0円」と思い込まず、合計で見てください。学費の考え方は通信制高校 学費の記事に、公立と私立の差は通信制高校 安いの記事にまとめています。

※2026年9月時点の情報です。最新は神奈川県・各校の公式ページでご確認ください。

横浜修悠館と厚木清南は、通う曜日の組み立てが違います

県立の2校は、どちらも公立の通信制ですが、スクーリング(面接指導)の曜日の組み方が違います。公式ページで確認できた範囲を並べます。

項目横浜修悠館厚木清南(通信制)
場所横浜市泉区和泉町厚木市岡田
最寄り相鉄いずみ野線 いずみ中央駅 徒歩12分/市営地下鉄 下飯田駅 徒歩15分公式ページでは確認できず
スクーリングの形日曜講座と平日講座日曜(年18回)・火曜の個別指導(年20回)・木曜夜間(年6回)
学校の形通信制の単独校全日制・定時制と併置

出典:横浜修悠館高等学校「アクセス」・「よくある質問」、厚木清南高等学校「通信制の特色」(2026年9月22日確認)

横浜修悠館は通信制だけの単独校で、在籍は2,437人(掲載データ)と県内でいちばん大きい学校です。日曜に通う講座と、平日に通う講座があります。平日講座は、週あたりの時間が全日制のほぼ半分に設定されていると学校の案内にあります。学割の通学定期券を買えるのは平日講座の生徒だけで、日曜講座の生徒も学割の回数券(鉄道は5割引、バスは2割引)は使えます。生活のリズムを平日に作りたい人と、平日は仕事やアルバイトに使いたい人で、選ぶ講座が変わります。

厚木清南は、全日制・定時制と同じ校舎にある通信制の課程です。公式ページでは、日曜のスクーリングが年18回、火曜に個別指導の形で行う教科のスクーリングが年20回、木曜の夜間(17時30分〜20時20分)が年6回と案内されています。県央・県西に住んでいる人にとっては、横浜まで出なくてよい公立の選択肢です。一方で、厚木清南の公式のQ&Aでは、別室での対応やオンライン授業で出席扱いにすることは行わないこと、例年3年で卒業できるのは全体の2割程度であることも書かれています。教室でスクーリングを受けることが前提の学校だと知ったうえで選んでください。

2027年4月に県立の通信制へ入る場合、県教育委員会の案内では、共通選抜の志願情報の申請が令和9年1月25日〜29日、作文が2月16日〜18日のうち高校が指定する日です。定通分割選抜は、出願が3月4日・5日、作文が3月15日・16日のうち高校が指定する日です。日曜講座の年間回数など、細かい数字は年度によって変わる可能性があります。入学を考えている年度の学校案内で確認してください。厚木清南の通い方は厚木 通信制高校の記事で詳しく書いています。

明るいダイニングで、母親と十代の子どもが並んで座り、路線図が映ったタブレットを一緒に見ている様子
県内のどこに学校の拠点があるかを、家で一緒に確かめているところ

県内の拠点は建物で220か所。半分近くが横浜市です

神奈川で検索して出てくる学校名の多くは、県外に本校を置く広域通信制高校です。そうした学校は「協力施設」として県内に拠点を登録しています。文部科学省の掲載データで、住所が神奈川県内にある協力施設を数えると、登録はのべ321件、拠点を置いている学校は54校でした。同じビルに複数の学校が登録していたり、同じ建物の住所が「2F」「2階」のように書き分けられていたりするので、同じ建物を1か所にまとめると220か所になります。

市建物の数うちスクーリングができる建物詳しい記事
横浜市99か所55か所横浜 通信制高校
川崎市31か所10か所川崎 通信制高校
藤沢市17か所9か所藤沢 通信制高校
相模原市15か所5か所相模原 通信制高校
横須賀市14か所5か所横須賀市 通信制高校
厚木市8か所3か所厚木 通信制高校
鎌倉市6か所1か所—
小田原市・大和市各5か所各3か所—
そのほかの市町(13市町)18か所7か所—

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データより、協力施設の住所で集計(令和8年4月1日時点/2026年9月22日)。本校は数に含めていません。スクーリングができる建物=面接指導等実施施設として登録がある建物

数字で見ると、神奈川の拠点は横浜・川崎の2市で130か所、県内の6割ほどを占めます。一方で、平塚市は4か所(スクーリングができる建物は0)、秦野市は2か所、綾瀬市は2か所、海老名市・茅ヶ崎市・逗子市は1か所ずつでした。県西部・湘南西部に住んでいる場合、通える拠点はぐっと少なくなります。この差は正直に書いておきます。

以前この記事では、横浜市を127か所、川崎市を38か所、相模原市を21か所としていました。これは住所の書き方の違い(全角と半角、階数の書き方など)を別々に数えていたためで、同じ建物をまとめて数え直した数字に改めました。市の記事と同じ数え方です。

横浜なら西区と神奈川区。横浜駅の周りに39か所が集まっています

横浜市の99か所を区ごとに見ると、偏りがはっきり出ます。横浜駅の西口・東口側にまたがる西区に19か所、神奈川区に20か所、合わせて39か所です。次に多いのが関内・桜木町のある中区で13か所。新横浜・日吉のある港北区、あざみ野・青葉台の青葉区、センター南・北の都筑区にもまとまりがあります。

「横浜 通信制高校」で検索したとき、実際に候補になるのは横浜駅の周辺に集まっている拠点だということです。同じビルに複数の学校が入っていることもあります。一度の外出で2〜3校を見比べられるのは、横浜ならではの利点です。

逆に、泉区・瀬谷区・栄区あたりに住んでいる場合は、横浜駅まで出るより、県立横浜修悠館(泉区)のほうが近いこともあります。地図で一度、家からの所要時間を測ってみてください。18区ごとの数と、駅ごとの教室・最寄り駅は、横浜 通信制高校の記事にまとめています。

川崎・相模原・厚木・藤沢は、拠点が集まる駅がそれぞれ違います

横浜以外の市でも、拠点は市内に均等にあるわけではありません。市ごとに「集まっている駅」があり、そこに出られるかどうかで選べる数が変わります。

  • 川崎市(31か所・スクーリングができる建物10か所)……川崎区に11か所、高津区(溝の口)に6か所、麻生区(新百合ヶ丘)に5か所、多摩区に4か所。宮前区は0でした。市内に本校がある通信制高校はありません。区と駅ごとの一覧は川崎 通信制高校の記事で。
  • 相模原市(15か所・同5か所)……中央区に6か所、南区(相模大野など)に5か所、緑区(橋本など)に4か所。市内に本校はなく、橋本・相模原・相模大野の駅の周りに多くあります。詳しくは相模原 通信制高校の記事に。
  • 厚木市(8か所・同3か所)……8か所のうち7か所が本厚木駅の周り(中町・旭町・泉町・栄町)です。市内には県立厚木清南と私立の厚木中央の本校もあります。厚木 通信制高校の記事で、本厚木駅からの距離まで書いています。
  • 藤沢市(17か所・同9か所)……南藤沢・藤沢・鵠沼の住所に9か所、辻堂の住所に4か所、湘南台などに4か所です。湘南方面では拠点がいちばん多い市です。藤沢 通信制高校の記事もあわせてどうぞ。

この4市と横浜市を合わせると170か所で、県内の拠点の8割近くになります。住んでいる市の記事で候補を絞り、そこで見つからなければ隣の市の駅まで広げる、という順番が迷いにくいと思います。

神奈川県内にある通信制高校の協力施設は届け出のべ321件、同じ建物をまとめると220か所(54校分・本校は含まない)のうち、スクーリングができる面接指導等実施施設は102か所で、残る118か所は学習等支援施設であること、横浜市は99か所中55か所、平塚市は4か所中0か所であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

スクーリングができる建物は102か所。残りは学習を支える場所です

協力施設には2つの種類があります。この違いを知らないまま決めてしまう人が多いので、先に書きます。

  • 面接指導等実施施設……スクーリング(面接指導)や試験をそこで受けられる施設です。
  • 学習等支援施設……日々の学習を支える場所で、スクーリングそのものは本校や別の会場で受けることになります。

神奈川県内の220か所のうち、面接指導ができる施設として登録されている建物は102か所でした。残りの118か所は、学習の支援などを行う施設です。市ごとに見ても差があり、横浜市は99か所のうち55か所がスクーリングのできる建物ですが、川崎市は31か所のうち10か所、平塚市は4か所のうち0か所でした。家から近いキャンパスがあると思って選んだのに、スクーリングだけは本校のある県まで行く必要があった、ということが起こり得ます。宿泊を伴うスクーリングを設けている学校もあります。

確認のしかたは簡単です。説明会や電話で、次の一文を聞いてください。「スクーリングはどこで、年に何回受けますか。宿泊は必要ですか」。この質問にはっきり答えられない場合は、パンフレットの金額だけで判断しないほうがよいと思います。

神奈川で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「神奈川 サポート校」で探すと、「高等学院」「キャンパス」といった名前の教室がたくさん出てきます。サポート校は、学習や生活を支える民間の教育施設で、高校そのものではありません。高校卒業の資格は、サポート校が提携する通信制高校に在籍して取ります。つまり、サポート校を選ぶことは、在籍する通信制高校も一緒に選ぶことです。

文部科学省の掲載データには、通信制高校が「この施設と連携している」と届け出た施設の名前が載っています。神奈川県内で名前の多いものを、登録している通信制高校と一緒に並べました。

施設の名前(県内の登録)登録している通信制高校県内で登録がある主な市
KG高等学院鹿島学園・鹿島朝日・広域通信制高校横浜・川崎・相模原・厚木・藤沢・小田原など10市
教育アカデミー高等部鹿島学園・鹿島朝日・広域通信制高校横浜・横須賀・海老名・鎌倉
トライ式高等学院鹿島学園・鹿島朝日横浜・川崎・藤沢・厚木
大成学園翔洋学園横浜・相模原・藤沢・平塚・横須賀
おおぞら高等学院屋久島おおぞら・みえ大台おおぞら横浜・川崎・藤沢・厚木
湘南国際学院星槎国際横須賀・藤沢
ベネッセ高等学院創志学園横浜・藤沢
中央高等学院 横浜校中央国際・沖縄中央横浜(関内)

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)の施設名と登録している高校(2026年9月22日集計)。施設の数え方は市の記事と同じ

県内で登録の件数がいちばん多い通信制高校は鹿島学園高校(55件)で、鹿島朝日高校(35件)、広域通信制高校1校(34件)、星槎国際高校(20件)が続きます。同じ名前のサポート校でも、教室によって提携先の高校が違うことがあります。どの高校に在籍するかで、スクーリングの会場、学費、使える補助が変わります。

サポート校を比べるときは、次の3つを同じ形で聞いてください。「在籍するのはどの通信制高校ですか」「スクーリングはどこで年に何日ですか」「サポート校の費用と高校の費用は、それぞれいくらですか」。サポート校の費用には国の就学支援金が使えないので、合計はこの2つを足した額になります。サポート校と通信制高校の関係は通信制サポート校の記事で、費用の組み立てはサポート校 学費の記事で詳しく書いています。

神奈川県の学費補助は、本部校が県内にある5校だけが対象です

神奈川で私立の通信制を考えている家庭にとって、いちばん見落とされやすいのがここです。神奈川県の「私立高等学校等 学費支援」(令和8年度)では、県独自の学費補助金の対象を、生徒と保護者がともに県内に住んでいて、かつ県内に設置された私立高校に通う生徒としています。そして通信制の場合は、本部校が県内に設置されていることが条件です。

県の「学費補助金に関するQ&A」には、対象になる通信制高校が名前で書かれています。秀英高等学校・清心女子高等学校・厚木中央高等学校・星槎高等学校と、広域通信制高校1校の5校です。それ以外の通信制高校は、県内に設置されたサポート校などに通っていても、県の学費補助金は受けられないとされています。国の就学支援金は、国の要件を満たせば受けられます。

制度本部校が県内の5校それ以外の通信制高校(神奈川の拠点に通う場合も)
国の就学支援金(私立の通信制)○ 1単位13,668円・年337,200円まで○ 1単位13,668円・年337,200円まで
神奈川県の学費補助金(通信制の授業料補助)○ 年142,800円× 対象外
神奈川県の入学金補助○ 所得区分により212,000円/100,000円/対象外× 対象外

出典:神奈川県「令和8年度 私立高等学校等 学費支援」リーフレット(PDF)、神奈川県「学費補助金に関するQ&A」、文部科学省「高等学校等就学支援金」(2026年9月22日確認)

つまり、同じ「横浜駅前のキャンパス」でも、学籍を置く本校が県内か県外かで、県の補助が使えるかどうかが変わるということです。県内の5校のうち1校は株式会社が設置する広域の学校ですが、県のQ&Aの対象校に名前があります。

授業料の補助は、通信制では所得区分によらず年142,800円とリーフレットに書かれています。入学金の補助は所得区分で変わり、212,000円、100,000円、対象外(年収の目安が高い世帯)の3段階です。申請は6月ごろに在籍する学校から案内されます。国の就学支援金とは別の手続きなので、学校からの案内を見落とさないようにしてください。

市の奨学金は、横浜・川崎・相模原・厚木で中身が違います

国の就学支援金と県の学費補助に加えて、市が独自に高校生向けの奨学金を出していることがあります。返さなくてよい給付型が中心ですが、条件や時期は市ごとにかなり違います。4つの市の記事で確かめた内容を1つの表にしました。

市制度額(公表)通信制の扱い
横浜市横浜市高等学校奨学金(給付)年60,000円。評定3.50以上などが条件願書に「通信制」を選ぶ欄あり
川崎市川崎市高等学校奨学金(学年資金)国公立 月3,000円・私立 月5,000円(2・3年生は加給あり)募集要項に明記なし
相模原市相模原市奨学金(給付型)入学支度金2万円と修学資金 年10万円(3年間)で総額320,000円。世帯の市民税所得割が0円などが条件市のページに明記なし
厚木市久保奨学金(入学準備・高校等修学)入学準備6万円・修学 年12万円(1年生の1年間)市のページに明記なし

出典:横浜市「横浜市高等学校奨学生【給付型奨学金】の募集」、川崎市教育委員会「令和8年度 川崎市高等学校奨学生【学年資金】募集要項」、相模原市「相模原市奨学金(給付型)について」、厚木市「令和8年度厚木市久保奨学金事業の御案内」(2026年9月21〜22日確認)

気をつけたいのは、受付が年に1回の制度が多いことです。横浜市は令和8年度分の受付が5月8日まで、川崎市の学年資金は6月22日までで、どちらも終わっています。厚木市の久保奨学金は中学3年の11月ごろの申請です。通信制の課程や、県外に本校がある学校が対象に入るかどうかは、横浜市以外は市のページに明記がありませんでした。申請を考えるときは、市の担当課に「通信制の○○高校に在籍する予定です」と伝えて確かめてください。詳しい条件は各市の記事に書いています。

海沿いの遊歩道を、高校生ぐらいの二人が並んで歩いている後ろ姿
年度の途中からでも、進み方を選び直せます

年度の途中から入るなら10月1日付け。県立の検査は9月の後半です

通信制高校は、4月の新入学だけでなく、転入学(今の高校から移る)や編入学(一度やめた人が入り直す)を年度の途中でも受け付けています。神奈川県の県立高校について、県が発表している日程は次のとおりです。

入り方時期(2026年の県の発表)対象・選考
10月1日付けの転入(募集区分A・B)検査は9月16日〜30日のうち校長が定める日本人の住所か勤務先が県内にあることが前提。転居や勤務先の異動で今の高校に通えなくなった人、特別の事情を今の高校と転入先の校長が認めた人(ここまで区分A)、県内の公立高校からの進路変更(原則1年次相当。区分B)。海外から帰国した人の編入も区分Aです。面接または作文
10月1日付けの編入(募集区分C)検査は8月16日〜31日のうち校長が定める日高校をやめた後の再入学など。面接または作文
4月当初付けの転入・編入通信制の検査は4月2日〜15日のうち校長が定める日学校ごとの募集要項で確認

出典:神奈川県「令和8年9月1日付け(全・定)及び10月1日付け(通)公立高等学校転入学・編入学者の選抜の実施について」(2026年6月25日発表)・別紙1(PDF)、4月当初付けは2026年3月25日の県の発表(2026年9月22日確認)

気をつけたいのは、県立の通信制への転入は、希望すれば誰でもできるわけではないことです。対象者の条件が決まっています。また、今の高校をやめると、枠は「転入」ではなく再入学などの「編入」(募集区分C)に変わり、時期も別になります。やめる前に、今の高校の担任と、県教育委員会の転編入学情報センター(電話045-210-8235)に相談しておくと安心です。

厚木清南は、令和8年10月1日付けの編入学の募集要項を公開していて、受け付けは8月中の5日間の午前、検査は作文、郵送での出願はできないとされていました。このように、学校ごとに受付日が数日しかないことがあります。「秋から移りたい」と考え始めたら、夏のうちに要項を取り寄せるくらいの早さで動くのが安全です。私立や県外に本校がある学校は、受け入れの月を学校ごとに決めていることが多いので、候補の学校に直接確かめてください。

転入と編入の違い、単位がどう引き継がれるかは通信制高校 転入の記事で、学年ごとの間に合う時期は全日制から通信制の記事で整理しています。

県西・湘南・三浦半島から通う場合は、近くの駅の拠点とスクーリングの場所を先に確かめます

横浜・川崎から離れるほど、拠点の数は減ります。住んでいる地域ごとに、掲載データで数えた近くの拠点と、公立の選択肢を並べます。

  • 三浦半島(横須賀市・逗子市・鎌倉市)……横須賀市に14か所(スクーリングができる建物5)、鎌倉市に6か所(同1)、逗子市に1か所。横須賀中央や大船の周りに集まっています。県立の2校はどちらも遠くなるので、スクーリングの場所を最初に確かめてください。三浦半島の詳しい通い方は、横須賀市 通信制高校の記事にまとめています。
  • 湘南(藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市)……藤沢市は17か所ありますが、茅ヶ崎市は1か所、平塚市は4か所で、平塚市にはスクーリングができる建物がありませんでした。藤沢駅・辻堂駅まで出られるかで選べる数が変わります。
  • 県央(厚木市・大和市・海老名市・綾瀬市)……厚木市8か所、大和市5か所(同3)、綾瀬市2か所(同2)、海老名市1か所。公立は厚木清南が近く、本厚木駅の周りが集まる場所になります。
  • 県西(小田原市・秦野市・足柄上郡・足柄下郡)……小田原市5か所(同3)、秦野市2か所(同1)。拠点が少ないので、通学を前提にしない学び方もあわせて考える価値があります。

県境の近くに住んでいる場合は、東京都や静岡県、山梨県の学校が近いこともあります。ただし公立の通信制に出願できる人の条件は、都県ごとに決まっています。都立などへの出願を考えるときは、その都県の教育委員会で確かめてください。隣の都県の様子は東京 通信制高校、静岡 通信制高校、山梨 通信制高校の記事にまとめています。

神奈川県内の通信制高校の拠点を市ごとに比べた表。横浜市99か所(スクーリング可55)、川崎市31か所(同10)、藤沢市17か所(同9)、相模原市15か所(同5)、横須賀市14か所(同5)、厚木市8か所(同3)、平塚市4か所(同0)で、横浜・川崎の2市で130か所あることを示す
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より市ごとに集計

発達特性や不登校が理由のときに、先に確かめること

神奈川で通信制を調べている理由が、学校に行けない時期が続いていることや、発達特性による困りごとである場合、見るべき点が少し変わります。学費や場所より先に、次の3つを確認してください。

  1. スクーリングの人数と形……大人数の教室が苦手な場合、少人数でどのように行われるかで続けやすさが変わります。横浜修悠館のような大きな学校と、小規模な私立では雰囲気がかなり違います。
  2. 配慮の相談が誰にできるか……担任か、カウンセラーか、支援の担当か。誰に、どの時点で相談できるかを聞いてください。
  3. 休んだときの取り返し方……体調で出られなかった回をどう補うのか。振替があるのか、別日程があるのか。

この3つは、どの学校のパンフレットにもあまり書かれていません。だからこそ、説明会や電話で聞く価値があります。「大丈夫ですよ」という返事ではなく、具体的な手順で答えてもらってください。診断や服薬など医療の判断が関わることは、主治医や専門機関に相談しながら進めてください。

神奈川で「通える範囲」に見つからないなら

相模原市にお住まいなら、市内の拠点15か所を区ごとに整理した相模原 通信制高校の記事も参考になります。

ここまで神奈川の学校を並べてきましたが、通学時間や体調を条件に入れると、選べる学校は一気に減ります。片道1時間なら通えるはずでも、朝起きられない日がある人にとっては別の話です。週5日通える前提で数えた学校数は、その人にとっての選択肢の数とは限りません。

そこで、神奈川という条件そのものを外す選び方も書いておきます。通信制高校は、もともと毎日通うことを前提にしていない学校です。単位はレポート・スクーリング(面接指導)・試験で認定されるので、日々の出席日数で進級が決まりません。オンライン中心のサポート校を選べば、住んでいる場所で選択肢が決まらなくなります。ただし、在籍する通信制高校のスクーリングには、どの形を選んでも参加が必要です。

どの学校が正解かは、学校の数では決まりません。「通えるか」ではなく「続けられるか」で見ると、神奈川の外にも選択肢があります。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

ここまで読んで、「横浜駅や本厚木駅まで出れば教室はあるけれど、今は週に何日も電車に乗るのがつらい」と感じた方もいるかもしれません。神奈川の教室の多くは通学を前提にしていますが、自宅から学ぶ形もあります。

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも自宅から参加でき、担任がつきます。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。ニジ高は、小中学生のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の高等部でもあります。

オンラインでも、人と関わる時間を大事にしています。公式の案内では、通信制に足りなかった「対人感性・コミュニケーション」をプラスすることを掲げ、1クラス8人、平均3日で友達ができるとしています。生徒会・サークル・学園祭・企業コラボがあり、企業インターンとして出社できる機会や、社会共創プロジェクトもあります。大学の総合型選抜に向けては、小論文・面接・自己PRの講座に力を入れて取り組んでいます。校長の星野達郎は、社会に一番近い学校をめざしています。

ただし、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。

  • ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
  • 学院の中でのスクーリングはありませんが、提携校のスクーリングには参加が必要です。ニジ高は日程の調整と準備を支援します。会場や日数は、個別相談で確かめられます。
  • 費用は、提携校の分とニジ高の分がかかります。ニジ高の分には就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
  • ニジ高の生徒は、相談のうえでNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の全国の教室に通うこともできます。通える教室や曜日は、体験説明会でお確かめください。
  • すでにほかの通信制高校に在籍している場合も、在籍校はそのままでニジ高を併用する形があります。このときの卒業資格・スクーリング・単位は、在籍する高校のものです。

ほかの教室と同じように、ニジ高も「どの高校に在籍するか」「スクーリングはどこで何日か」「費用はそれぞれいくらか」の3つを聞いて比べてください。

神奈川で迷ったときの進め方(3ステップ)

  1. 通える範囲を先に決める……横浜駅・川崎駅・本厚木駅・藤沢駅などに出られるかどうかで、選べる数が大きく変わります。片道何分までなら続けられそうかを、体調のよくない日を基準に決めてください。よい日を基準にすると、後で苦しくなります。
  2. 県立と私立・サポート校を同じ表に並べる……県立の受講料(1単位350円/平日講座は700円)と、候補の私立・サポート校の年間費用を同じ紙に書き出します。このとき、本校が県内の5校か(=県の補助が使えるか)、スクーリング費用が含まれているか、サポート校の費用が別にかかるかを分けて書いてください。
  3. 2校だけ、直接聞く……説明会か個別相談で、「スクーリングはどこで年何回か」「分からなくなったとき誰に頼めるか」の2つを聞きます。答え方の違いで、だいたい決まります。

3つとも、どの学校にするか決まっていなくても進められます。家から学ぶ形も含めて整理したい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。

この記事で参照した資料(2026年9月22日確認)

自室の机でノートパソコンを開きオンラインの授業を受ける高校生と、後ろで洗濯物をたたむ父親
自宅でオンラインの授業を受ける。家族が近くにいる時間帯でも進められます
オンラインで学ぶニジ高の生徒

神奈川の教室に通えない時期も、オンラインで最高の青春を

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校です。全国の仲間とつながり、行事も生徒が自分たちで企画します。1クラス8人、カメラオフ・チャット参加から始められます。ニジ高は高校ではなく、卒業資格は提携校で取り、そのスクーリングが必要です。体験説明会で授業の様子や通い方を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 神奈川の公立の通信制高校はどこですか。

A. 文部科学省の掲載データと神奈川県の資料で確認できた公立の通信制は、県立横浜修悠館高等学校(横浜市泉区)と県立厚木清南高等学校の通信制の課程(厚木市)の2校です。横浜市立・川崎市立の通信制高校はありません。

Q. 県立の通信制の学費はいくらですか。

A. 神奈川県の公表では、入学料0円、受講料は1単位350円(平日に登校して履修する講座は1単位700円)です。卒業に必要な74単位をすべて350円で取ると25,900円です。教科書代や諸会費は別にかかります。受講料は国の就学支援金の対象です。

Q. 横浜のキャンパスに通えば、神奈川県の学費補助は使えますか。

A. 在籍する通信制高校によります。県の補助の対象は、本部校が県内にある秀英・清心女子・厚木中央・星槎と、広域通信制高校1校の5校です。本部校が県外にある学校の横浜キャンパスに通う場合は、県の学費補助金は対象外です。国の就学支援金は、どちらの場合も要件を満たせば使えます。

Q. 神奈川でサポート校を選ぶときは、何に気をつければいいですか。

A. サポート校は高校ではないので、提携する通信制高校に在籍して卒業資格を取ります。「在籍するのはどの高校か」「スクーリングはどこで年に何日か」「サポート校と高校の費用はそれぞれいくらか」を同じ形で聞いて比べてください。サポート校の費用には国の就学支援金が使えません。

Q. 年度の途中からでも入れますか。

A. 入れます。県立は10月1日付けの転入学・編入学の募集があり、2026年は転入(区分A・B)の検査が9月16日〜30日、再入学などの編入(区分C)が8月16日〜31日でした。県立への転入には対象者の条件があります。私立や県外の学校は受け入れ月を学校ごとに決めていることが多いので、今の在籍校の担任にも早めに相談してください。途中で移るときのお金は通信制高校 転校 費用の記事で整理しています。

Q. 県西部に住んでいて、通える拠点がほとんどありません。

A. 県立では厚木清南が県央にあります。私立・県外の学校の拠点は、小田原市5か所、平塚市4か所、秦野市2か所と少なめです(掲載データ)。通学を前提にすると選択肢が限られるので、通学時間を前提にしない学び方もあわせて検討する価値があります。

横浜でも厚木でも、「通える時間」で道を決めなくていい

ここまで、県内の本校7校、公立2校、拠点220か所、スクーリングができる建物102か所、県立の受講料1単位350円、県の補助が使える5校と数えてきました。数字は判断の役に立ちますが、数字だけでは決まりません。

最後に残るのは、この形ならあの子が続けられそうか、という一点です。神奈川は選択肢が多い分、比べ疲れてしまう家庭も少なくありません。候補を2つに絞って、直接聞く。それだけで十分に前へ進めます。

今日決めなくて大丈夫です。順番だけ持って帰ってください。住んでいる市の記事で候補を確かめるところからでも、家から学ぶ形を含めて相談するところからでも、始められます。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

孤独を、青春に。オンラインで仲間とつながるニジ高の体験説明会へ

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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