「愛知 通信制高校」で検索すると、何十校もの一覧が出てきます。けれど、愛知県内に本校がある通信制高校は11校だけです(県立6校・私立5校)。一覧の残りの多くは、県外に本校がある学校のキャンパスや、高校そのものではないサポート校の教室です。
この記事では、愛知県教育委員会のページ、県立6校と県内に本校がある私立5校の公式サイト、愛知県の補助のページ、文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト」の掲載データ(令和8年4月1日時点)を2026年9月22日に実際に開いて確かめました。県内の協力施設は登録279件、同じ建物をまとめ直すと213か所です。これを名古屋・尾張・知多・西三河・東三河の地域ごとに分けて、「住んでいる場所から、何曜日に、どこへ通うのか」が分かるように整理しています。名古屋市内の学校と拠点は、別の記事で駅ごとに詳しくまとめました。
調べるだけで疲れてしまう家庭も多いと思います。急いで決める必要はありません。まず「何曜日なら家を出られるか」と「いつから入りたいか」の2つを頭に置いて、読み進めてください。
愛知県の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です(名古屋市などの会場で受けられる場合もあります)。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:愛知 通信制高校の早見
- 愛知県内に本校がある通信制高校は11校。県立6校(旭陵・刈谷東・佐屋・武豊・豊野・御津あおば)と、私立5校(名古屋たちばな・菊華・中京大学附属中京・愛知産業大学三河・ルネサンス豊田)です。
- 県立6校のうち、日曜にスクーリングがあるのは旭陵(名古屋市東区)と刈谷東(刈谷市)の2校だけ。残る4校は2025年4月にできたフレキシブルハイスクールで、スクーリングは平日です。
- 県立の費用は年3〜4万円台。旭陵は公式の内訳を足すと約3.3万円、刈谷東は公式のQ&Aで年間約40,000円です。
- 年度の途中から入れる県立は、今年度は見当たりません。旭陵は年度途中の入学を受け付けておらず、刈谷東も令和8年度は年度途中の転入学検査を実施しないと公表しています。
- 県内の協力施設は登録279件・建物で213か所。そのうちスクーリングまで受けられる建物は109か所で、名古屋市内に69か所が集まっています。東三河は13か所、西三河は12か所、尾張(名古屋市・知多を除く)は11か所、知多は4か所です。尾張のうち一宮市の内訳と駅ごとの通い方は、一宮市 通信制高校の記事にまとめています。東三河でいちばん拠点が多い豊橋市の内訳は、豊橋 通信制高校の記事にまとめています。西三河のうち豊田市の内訳と地区ごとの通い方は、豊田市 通信制高校の記事にまとめています。
- 愛知県の入学納付金の補助(通信制は上限34,000円)は「県内の私立高等学校等に在籍する生徒」が対象です。名古屋にキャンパスがあっても、本校が県外の学校では使えません。
- 名古屋市内の学校と105か所の拠点は、名古屋 通信制高校の記事で区と駅ごとに整理しています。
愛知の一覧には、県内に本校がある11校と、県外の学校の拠点・サポート校が混ざっています
比較サイトの一覧が読みにくいのは、性質のちがう学校が同じ表に並んでいるからです。まず、3つに分けてください。
| 種類 | 愛知県内の数 | 高卒資格 | 愛知県の入学納付金補助 |
|---|---|---|---|
| 県立の通信制課程 | 6校 | その学校で取れる | 公立なので対象外(授業料は就学支援金の公立の額と同じ1単位336円) |
| 県内に本校がある私立の通信制 | 5校(学校法人立4・株式会社立1) | その学校で取れる | 学校法人立の4校は県内の私立として対象になりうる |
| 県外に本校がある学校の協力施設・サポート校 | 協力施設を置く学校は54校分(登録279件) | 本校で取る/サポート校だけでは取れない | 本校が県外なら対象外 |
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)を2026年9月22日に集計/愛知県「私立高等学校等の授業料・入学金補助の内容について(令和8年度予算)」
「名古屋校」「豊橋キャンパス」という名前がついていても、学籍がある高校の本校は別の県、という形は珍しくありません。愛知県内に協力施設を登録している54校分のうち、本校が愛知県にあるのは名古屋たちばな・菊華・愛知産業大学三河・ルネサンス豊田の4校で、残る50校は県外に本校があります(旭陵などの県立6校と中京大学附属中京は、県内に協力施設の登録がありません)。学費・補助・スクーリングの場所は、この本校がどこかで結論が変わります。
もう1つ、名前の似た学校に気をつけてください。尾張や三河の学習拠点として多く登録されている「中京高等学校」は、岐阜県瑞浪市に本校がある学校です。名古屋市昭和区の「中京大学附属中京高等学校」とは別の学校です。
県立の通信制は6校。日曜に通えるのは旭陵と刈谷東の2校だけです
愛知県教育委員会の「定時制・通信制教育」のページには、県立の通信制6校が校名・所在地・電話番号つきで並んでいます。スクーリングについては「月平均2~5回」「旭陵高校、刈谷東高校は日曜日。佐屋高校、武豊高校、豊野高校、御津あおば高校は平日」と書かれています。
| 学校(所在地) | スクーリング | 募集人員(令和7年度) | 交通(県の一覧の表記) |
|---|---|---|---|
| 旭陵(名古屋市東区出来町) | 日曜日 | 約280 | 市バス 古出来町 北西300m |
| 刈谷東(刈谷市半城土町) | 日曜日 | 約200 | JR・名鉄三河線 刈谷駅 南東1300m |
| 佐屋(愛西市東條町) | 平日 | 40 | 名鉄尾西線 佐屋駅 南東2000m |
| 武豊(知多郡武豊町) | 平日 | 40 | JR武豊駅 南西2300m・名鉄知多武豊駅 南西1700m |
| 豊野(豊田市渡刈町) | 平日 | 40 | 愛知環状鉄道 末野原駅 東1300m |
| 御津あおば(豊川市御津町) | 平日 | 40 | 名鉄本線 国府駅 南西2100m・JR愛知御津駅 北2600m |
出典:愛知県「定時制・通信制教育」(2025年11月14日更新・2026年9月22日確認)
同じページには、県立の通信制6校で「令和7年5月現在、約3,000名の生徒が勉強しています」とあります。文部科学省のサイトの在籍者数では、旭陵が1,751人、刈谷東が1,120人で、平日スクーリングの4校はそれぞれ44〜73人でした。大きな2校と、少人数の4校という形です。
働きながら学ぶ人や、平日の日中に体調が安定しない人にとって、平日スクーリングは現実的なハードルです。反対に、日曜に人の多い場所へ出るのがつらい人には、平日の少人数の4校のほうが合うこともあります。「県立なら安い」だけで選んで、通う曜日で詰まるのが、よくある失敗の形です。なお、面接指導(スクーリング)のためにJR・名鉄を使う場合は、回数券の割引があると県のページに書かれています。

刈谷東は日曜の面接指導が年28日程度。西三河を中心に、県内の各地から通う学校です
名古屋の外で日曜に通える県立は、刈谷東高校だけです。学校が公開している「通信制課程の紹介(Q&A)令和8年度」から、通う前に知っておきたい点を抜き出します。
- レポートは週に2〜3通の分量で、年間およそ60通。正規の面接指導日は月平均2〜3日程度(年間28日程度)で、主に日曜日です。
- 日曜の面接指導日に休んだ人のために、特定の火曜・金曜に補充面接指導があります。
- 日曜の時間割は8時50分からで、第1限〜第5限の面接指導(各50分)と第6限のホームルーム(15時35分まで)です。
- 通っている地区は西三河(刈谷市・安城市・豊田市など)が中心で、知多・東三河・名古屋市方面からも通っているとあります。
- 制服はなく、服装の特別な規定もありません。自動車通学は、入学後に申請して許可されればできます。
- 校内に託児室があり、日曜の面接指導日だけ保育士が子どもを預かります(有料・1回1,500円程度)。
- 4年間の学習が基本で、課程内の併修で3年間で卒業する方法もあります。
アクセスは、JR東海道本線と名鉄三河線の刈谷駅南口から徒歩15分、JR野田新町駅から徒歩12分です。
注意したいのは入学の時期です。刈谷東は入試情報のページで、令和8年度は年度途中の転入学検査を実施しないと公表しています(2026年5月14日掲載)。年度の途中で合格した場合も、4月からのレポート(約30通)と、4月入学の生徒と同じ時間数の出席が求められる仕組みです。
出典:刈谷東高校 通信制課程「通信制課程の紹介(Q&A)」令和8年度/同「令和8年度転入学検査(年度途中)」/同「アクセス」(2026年9月22日確認)
旭陵は名古屋市東区で、日曜に月2〜3回。年度の途中では入れません
旭陵高校は、名古屋市東区出来町にある通信制の独立校です。JR中央線の大曽根駅南口から徒歩10分で、スクーリングは日曜日に平均で月2〜3回(教科の面接指導が年16日、試験が年4日。ほかに学校行事)です。
転入学・編入学のページには、年度の途中での入学は受け付けておらず、次の4月入学になると書かれています。募集要項は例年12月中旬に公式サイトに載り、願書は郵送ではなく、来校して面談したうえで渡す形です。愛知県内に住んでいる人が対象で、県外に住んでいる場合は勤務地が県内にあるなどの条件があります。
旭陵の通い方(なごみ・栄の「ちょいさぽ」)や、市内の私立3校との比べ方は、名古屋 通信制高校の記事に書きました。
出典:旭陵高校「転入学」(2026年6月19日更新)/同「募集について」/同「Q&A」(2026年9月21〜22日確認)
フレキシブルハイスクール4校の通信制は、平日スクーリングで各40人程度です
佐屋(愛西市)・武豊(武豊町)・豊野(豊田市)・御津あおば(豊川市)の4校は、2025年4月に開校した「フレキシブルハイスクール」です。愛知県の発表資料では、次の特徴が挙げられています(愛知県「新しいタイプの定時制・通信制高校フレキシブルハイスクール及び県立夜間中学の概要について」)。
- 全日制・昼間定時制・通信制の3課程を1つの学校に置く。通信制の募集人員は各校とも普通科40人程度。
- 通信制課程のスクーリングは原則平日。スクーリングのない日にも登校して、教員への質問や自習ができる。
- 他の課程に「転籍」して同じ学校で学び続けられる。「併修」で、在籍していない課程の科目も履修して単位にできる。
学校ごとの公式ページも見ておきましょう。豊野高校の通信制のページでは、通信制の登校(スクーリング)は水曜と木曜日を予定していると案内され、3限(10時55分)から始まる時間割が載っています。同じページのQ&Aでは、通信制から全日制・昼間定時制への転籍は年度途中にはできない、制服・体操服の指定はない、駐車場がないため自動車での通学はできない、と答えています。佐屋高校の通信制のページにも、スクーリングは平日に行う、校内併修も可能(一部制限あり)と書かれています。
「全日制で入って、きつくなったら通信制に移る」「通信制から始めて、落ち着いたら全日制へ」という道が同じ学校の中に用意されているのは、この4校の大きな特徴です。ただし、転籍の時期には決まりがあります。通える範囲も、愛西市・武豊町・豊田市・豊川市の4か所で、駅から1〜2km以上歩く学校が多いので、家からの時間を先に測ってください。
出典:豊野高校「通信制」/佐屋高校「通信制(普通科)」/愛知県「「愛知県初」フレキシブルハイスクール」(2026年9月22日確認)

県立の費用は年3〜4万円台。旭陵は約3.3万円、刈谷東は年間約40,000円です
旭陵の学費ページでは、授業料は1単位336円です。国の就学支援金の公立の通信制の額(1単位336円)と同じで、授業料は支援金の対象になります。費用の多くは、教科書代や学校徴収金です。学校が公開している内訳を、公式の表記どおりに並べます。
| 学校 | 公表されている費用 | 内訳 | 出典の時点 |
|---|---|---|---|
| 旭陵 | 足すと約3.3万円(入学料500円は別) | 授業料9,000円程度・教科書など15,000円程度・その他の学校徴収金8,000〜9,000円程度。郵便切手代が年に最大3,000円程度 | 学校「学費」ページ(2025年3月18日更新) |
| 刈谷東 | 年間約40,000円 | 入学料・授業料・学校徴収金等で約20,000円、教科書・学習書・補助教材が約18,000円、スリッパ代1,600円など。入学・進級時に一括 | 通信制課程の紹介(Q&A)令和8年度 |
| 刈谷東(県の例示) | 入学料500円+年間約38,000円 | 学校徴収金等(諸経費・教材費等) | 県「定時制・通信制教育」令和7年度の例 |
| フレキシブルハイスクール4校 | 今回は公式で確認できませんでした | 教材費や学校徴収金は各校に確認 | ― |
出典:旭陵高校「学費」/刈谷東高校「通信制課程の紹介(Q&A)」/愛知県「定時制・通信制教育」(2026年9月22日確認)
刈谷東のQ&Aには、教科書・学習書を仕事に就いている人などに無償で給与する制度や、修学資金の貸与・入学料の減免の制度があることも書かれています。県のページにも、定職に就いている人などへの教科書給与と、修学資金の貸与の制度が載っています。公立の通信制を考えるときは、学費そのものより交通費のほうが大きくなることもあるので、片道の運賃も一緒に見積もってください。考え方は通信制高校 安いの記事でも整理しています。
私立で県内に本校があるのは5校。名古屋に3校、岡崎と豊田に1校ずつです
文部科学省のデータで本校が愛知県にある私立の通信制は、学校法人立の4校と、株式会社立のルネサンス豊田高校(豊田市)の5校です。5校の登校の形と公表額を、公式サイトから並べました。
| 学校(本校) | 登校のしかた | 公表されている費用 | 入学の時期・駅 |
|---|---|---|---|
| 名古屋たちばな(名古屋市中区橘1-21-25) | 日曜コース(月1〜2回)/平日の午前・午後コース | 授業料1単位12,000円。25単位の例で授業料・教育充実費・教科書・諸経費の合計約341,000円 | 新入学・転入学・編入学。地下鉄 東別院駅から徒歩5分 |
| 菊華(名古屋市守山区) | 土曜に月平均3回。会場は東区相生町 | 授業料1単位10,000円。新入学の授業料以外の年間学費は約33,000円 | 新入学は4月期・10月期、転入学・編入学は随時受付。高岳駅から徒歩約10分(会場) |
| 中京大学附属中京(名古屋市昭和区) | スクーリング年8日+Web学習 | 授業料350,000円(募集要項の前年度実績) | スポーツや文化芸術等で活躍する人が対象。4月入学80名。いりなか駅から徒歩5分 |
| 愛知産業大学三河(岡崎市藤川町西川向1-20) | 通学型の単位制。登校の目安は週2〜3日 | 授業料1単位12,000円。新入学の入学手続き時に合計52,000円(入学金30,000円・施設整備費(前期)10,000円・年間諸経費2,000円・前期教科書代の概算10,000円) | 入学は4月・10月、転入学は随時。名鉄本線 藤川駅から徒歩5分 |
| ルネサンス豊田(豊田市陣中町1-21-1) | 最短で年6日の登校とネット学習 | 入学金50,000円・施設設備費20,000円・教育関連諸費60,000円。授業料とスクーリング費は別 | 梅坪駅から徒歩12分、豊田市駅から徒歩13分 |
出典:名古屋たちばな高校 入学案内/菊華高校「入試情報&FAQ」/中京大学附属中京高校 2027年度 通信制課程 生徒募集要項/愛知産業大学三河高校 通信制課程「本校について」・同「募集要項」・同「学校概要・アクセス」/ルネサンス豊田高校・同「学費について」(2026年9月21〜22日確認)
読み方のポイントです。
- 三河から週に2〜3日通いたい人には、愛知産業大学三河が候補になります。文部科学省のデータでは、同校は安城市・西尾市・豊橋市(2か所)の専門学校などを面接指導等実施施設として登録しています。
- ルネサンス豊田は、公式サイトによると2026年9月1日に豊田市藤沢町から陣中町1-21-1の新校舎へ移転しました。文部科学省のサイト(令和8年4月1日時点)では、本校の住所がまだ藤沢町のままです。
- 私立の授業料は、国の就学支援金(私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円が上限・2026年度から所得制限なし)の内側に収まる学校が多くあります。差がつくのは、施設費・教科書・諸経費など授業料以外の費用です。
名古屋市内の3校(名古屋たちばな・菊華・中京大学附属中京)と旭陵の4校の比べ方は、名古屋 通信制高校の記事で公表額の内訳まで並べています。
県内の拠点は登録279件、建物で213か所。スクーリングができる建物の6割強は名古屋市内です
文部科学省のサイトは、各校の通信教育連携協力施設を住所つきで公開しています。そこから愛知県内の住所を数えると、54校分・279件でした。ただし、1つの建物が何校分も重ねて登録されていることがあるので、住所の表記ゆれ(「3丁目」と「3-」、全角と半角、ビル名の有無、町名の抜けなど)をそろえて同じ建物は1か所として数え直すと、213か所になります。
協力施設には2種類あります。「面接指導等実施施設」はその場所でスクーリングなどを受けられる施設、「学習等支援施設」は学習や生活の支援をする施設で、サポート校の教室の多くはこちらです。地域ごとに分けると、次のようになりました。
| 地域 | 拠点の建物(うちスクーリング可) | 登録の件数 | 県立の本校 |
|---|---|---|---|
| 名古屋市 | 105か所(69か所) | 141件 | 旭陵 |
| 尾張(名古屋市・知多を除く) | 44か所(11か所) | 54件 | 佐屋(愛西市) |
| 知多 | 8か所(4か所) | 9件 | 武豊(武豊町) |
| 西三河 | 36か所(12か所) | 46件 | 刈谷東(刈谷市)・豊野(豊田市) |
| 東三河 | 20か所(13か所) | 29件 | 御津あおば(豊川市) |
| 合計 | 213か所(109か所) | 279件 | 6校 |
※文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)を建物単位で集計(2026年9月22日)。同じ建物に面接指導等実施施設と学習等支援施設の両方が登録されている場合は、スクーリング可として数えました。県立6校は協力施設ではないので、建物の数には入っていません。
数字から言えるのは、名古屋市の外では、拠点があってもスクーリングまでできる建物は少ないということです。尾張では44か所のうち33か所、西三河では36か所のうち24か所が学習等支援施設だけの建物でした。「家の近くにキャンパスがある」と思っても、スクーリングは名古屋や別の市の会場、あるいは県外の本校という形がよくあります。見学のときは、キャンパス名ではなく「この建物は面接指導等実施施設ですか、学習等支援施設ですか」「スクーリングは、どこで年に何日ですか」と聞くと話が早くなります。
名古屋市内で探すなら、公立は旭陵1校、市内の拠点は105か所です
名古屋市立の通信制高校はありません。市内の公立は、東区出来町の県立旭陵高校の1校です。私立で市内に本校があるのは、名古屋たちばな(中区)・菊華(守山区)・中京大学附属中京(昭和区)の3校です。
市内の協力施設は48校分・141件で、建物で数えると105か所(スクーリング可69か所・学習支援だけ36か所)でした。中村区の24か所と中区の22か所に集まり、中川区と南区には1か所もありません。名古屋駅の太閤通口・桜通口、栄、金山、千種、藤が丘など、駅ごとの学校とサポート校、名古屋市の奨学金・入学支援金・相談窓口は、名古屋 通信制高校の記事にまとめています。
尾張(一宮・春日井・瀬戸など)は拠点44か所。スクーリングができるのは11か所です
名古屋市と知多半島を除く尾張地域には、44か所の拠点があります。一宮市が12か所で最も多く、春日井市7か所、犬山市5か所と続きます。ただし、スクーリングまでできる建物は11か所で、残りは学習等支援施設だけでした。スクーリングができる建物は次のとおりです(文部科学省のデータで登録している学校)。
- 一宮市:栄3丁目の施設(山梨学院高校・代々木高校)、個別指導塾の教室(一宮駅前・広域通信制高校)
- 春日井市:中央通1丁目の施設(中京高校・松陰高校)
- 瀬戸市:名古屋学院大学 瀬戸キャンパス(N高校)、松陰塾 瀬戸共栄通校(萩明倫館高校)
- 尾張旭市:名古屋産業大学(中央国際高校・菊華高校・こころ未来高校)
- 稲沢市:名古屋文理大学(コードアカデミー高校)/津島市:津島キャンパス(さくら国際高校)/日進市:日進学習センター(松陰高校)
- 弥富市:名古屋西学習センター(松陰高校)、愛知自動車整備専門学校(科学技術学園高校)
一宮市の拠点のうち8か所は、岐阜県の中京高校が登録している学習等支援施設です(うち7か所は明海高等学院の教室)。一方で、岩倉市・豊明市・清須市・北名古屋市・あま市・東郷町・豊山町・大口町・大治町・飛島村には、登録された拠点がありませんでした。尾張の西側に住んでいるなら、県立は佐屋高校(平日スクーリング)が近く、名鉄やJRで名古屋駅や一宮駅へ出る形も現実的です。岐阜県内の学校と比べるなら岐阜 通信制高校、三重県寄りなら三重 通信制高校の記事も見てください。
知多は拠点8か所。スクーリングができるのは半田の3か所と常滑の1か所です
知多半島の拠点は8か所です。スクーリングができるのは、半田市の昭和町の施設(中京高校)・大和町の半田学習センター(精華学園高校)・桐華ファッション専門学校(クラーク記念国際高校)と、常滑市の常滑キャンパス(さくら国際高校)の4か所でした。大府市と知多市の拠点は、学習等支援施設だけです。東海市・阿久比町・東浦町・南知多町・美浜町・武豊町には協力施設の登録がありません。
県立では、武豊町にある武豊高校(フレキシブルハイスクール・平日スクーリング)があります。日曜に通いたい場合は、名鉄やJRで刈谷東(刈谷駅)や名古屋の旭陵まで出ることになります。刈谷東のQ&Aにも、知多地区(半田市・東海市など)から通っている生徒がいると書かれています。
西三河は拠点36か所。岡崎に14か所あり、県立の刈谷東・豊野と私立2校の本校もあります
西三河は、本校が多い地域です。県立の刈谷東(刈谷市・日曜)と豊野(豊田市・平日)、私立の愛知産業大学三河(岡崎市)とルネサンス豊田(豊田市)の4校の本校があります。協力施設は36か所で、岡崎市14か所、豊田市8か所、安城市5か所と続きます。スクーリングができる建物は12か所です。岡崎市内の14か所の内訳と、東岡崎・岡崎駅からの通い方は岡崎 通信制高校の記事にまとめています。
- 岡崎市(4か所):康生通西の施設(松本国際高校)、大平町の愛知岡崎学習センター(松陰高校)、人間環境大学(未来高校)、明大寺町川端のおおぞら高等学院 岡崎キャンパス(屋久島おおぞら高校・みえ大台おおぞら高校)
- 安城市(3か所):大岡学園ファッション文化専門学校(愛知産業大学三河高校)、安城生活福祉高等専修学校(東海大学付属望星高校)、デンソー工業学園(科学技術学園高校)
- 豊田市(2か所):面接指導等実施施設 豊田駅前校(ルネサンス豊田高校)、トヨタ工業学園(科学技術学園高校)
- 知立市(2か所):サテライト知立校(緑誠蘭高校)、未来高校 東海キャンパス(未来高校)/西尾市(1か所):西尾高等家政専門学校(愛知産業大学三河高校)
岡崎市の明大寺町には、トライ式高等学院やN高・S高・R高の「東岡崎キャンパス」など、学習等支援施設が集まっています。企業の学園が会場として載っている例もあるので、一般の人が選べる拠点かどうかは、学校に確かめてください。高浜市・みよし市・幸田町には協力施設の登録がありませんでした。
東三河は拠点20か所。豊橋に15か所あり、スクーリングができる建物は10か所です
東三河は、名古屋市の外でスクーリングができる建物が最も多い地域です。20か所のうち13か所がスクーリング可で、そのうち10か所が豊橋市にあります。
- 豊橋市:愛知大学 豊橋キャンパス(鹿島学園高校)、桜丘高校(NHK学園高校)、豊橋宮野ビジネス高等専修学校とあいち情報専門学校(愛知産業大学三河高校)、専門学校の校舎(札木町)とスポーツ施設(中岩田2丁目)(広域通信制高校)、八町通の2施設(松本国際高校・精華学園高校)、豊橋調理製菓専門学校(クラーク記念国際高校)、大岩町の愛知豊橋学習センター(中京高校)
- 豊川市:豊川栄町の愛知豊川学習センター(中京高校)/新城市:新城学習センター(中京高校)/田原市:野田町の施設(さくら国際高校・中京高校)
豊橋駅前大通や松葉町には、トライ式高等学院・KG豊橋駅前高等学院・DSCなどのサポート校の教室(学習等支援施設)があります。県立は豊川市の御津あおば高校(平日)で、日曜に通うなら刈谷東まで出ることになります。蒲郡市・設楽町・東栄町・豊根村には協力施設の登録がありませんでした。静岡県西部も通学圏に入れるなら、浜松 通信制高校や静岡 通信制高校の記事で拠点を比べられます。

愛知で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます
サポート校は、学校教育法上の高校ではありません。通信制高校のレポートや生活のリズムを支える民間の学びの場で、生徒はサポート校と、提携する通信制高校の両方に在籍します。卒業資格を出すのは通信制高校です(くわしくは通信制サポート校とはで説明しています)。そのため、どの通信制高校と提携しているかと、スクーリングをどこで受けるかをセットで確かめます。名古屋市の外にある主な例を、文部科学省のデータで並べました。
| 施設名(場所) | 提携先の通信制高校(文科省データ) | 施設の区分 | 本校の場所 |
|---|---|---|---|
| トライ式高等学院(豊橋・東岡崎・豊田・知立の各キャンパス) | 鹿島学園・鹿島朝日 | 学習等支援施設 | 茨城県・岡山県 |
| 明海高等学院(一宮市の7教室・犬山・江南・春日井駅前) | 中京高校 | 学習等支援施設(春日井駅前の建物は面接指導等実施施設もあり) | 岐阜県瑞浪市 |
| 松陰塾(岡崎葵町・豊田平山・犬山・布袋・春日井鳥居松・瀬戸共栄通) | 萩明倫館高校 | 学習等支援施設(瀬戸共栄通校は面接指導等実施施設) | 山口県 |
| 明蓬館高校の学習センター(SNEC・STECなど。岡崎・西尾・江南・春日井・一宮・刈谷) | 明蓬館高校 | 学習等支援施設 | 福岡県 |
| KG豊橋駅前高等学院・DSC(豊橋・岡崎) | 鹿島山北・鹿島学園・松本国際など | 学習等支援施設 | 神奈川県・茨城県・長野県 |
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点・2026年9月22日集計)。表は例で、県内のサポート校をすべて並べたものではありません。名古屋市内のサポート校は名古屋 通信制高校の記事の表にあります。
表のとおり、三河や尾張のサポート校の教室は、ほとんどが学習等支援施設です。日々の学習はそこで支えてもらえますが、スクーリングは提携先の通信制高校が決めた別の会場で受けます。会場が県内なのか、本校のある県まで行く集中型なのかで、交通費や泊まりの有無が変わります。
費用は、通信制高校の学費とサポート校の費用の2つがかかります。サポート校の費用は国の就学支援金の対象ではなく、愛知県の補助も使えません。二段の費用の見方はサポート校 学費の記事で、募集要項を見ながら整理しています。
愛知県の補助は「県内の私立に在籍」が条件。通信制の入学納付金は34,000円までです
愛知県は令和8年度、私立高校の授業料と入学納付金の補助で所得制限を廃止しました。県のページに載っている通信制の上限額は次のとおりです。
| 制度 | 通信制の上限(年額) | 対象 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 国の就学支援金 | 私立 年337,200円(1単位13,668円)。公立は1単位336円 | 通信制高校の生徒(2026年度から所得制限なし) | 授業料だけ。サポート校の費用には使えない |
| 愛知県 私立高校の授業料補助 | 337,200円 | 県内の私立高等学校等に在籍する生徒 | 令和8年度から県内在住の要件は廃止 |
| 愛知県 私立高校の入学納付金補助 | 34,000円 | 県内の私立高等学校等に在籍する生徒 | 実際の入学納付金が低い場合はその額まで |
| 名古屋市入学支援金 | 70,000円(給付) | 名古屋市在住の中学3年生で経済的な要件のある家庭 | 通信制は県外の高校も対象。中学3年生のうちに申請 |
出典:愛知県「私立高等学校等の授業料・入学金補助の内容について(令和8年度予算)」(2026年6月12日更新)/文部科学省「高等学校等就学支援金」/名古屋市入学支援金(2026年9月21〜22日確認)
県のページには「県内の私立高等学校等に在籍する生徒が対象となります(令和8年度から、県内在住要件を廃止。)」と書かれています。対象になるかどうかは、住んでいる場所ではなく、在籍する学校が県内の私立かどうかで決まります。愛知に住んでいても、本校が県外の学校に在籍すると、この県の補助は使えません。
通信制の授業料の上限337,200円は、国の就学支援金の私立の上限と同じ額です。そのため、県内の私立か県外本校かで差がはっきり出るのは、入学納付金の補助(上限34,000円)の部分です。パンフレットの「実質無償」という言葉だけで決めず、「どの制度で、授業料以外に年いくら残るのか」を学校に聞いてください。支援金の期間(通信制は実質48か月)や、転校したときに前の学校で使った分が差し引かれる点は、通信制高校 学費の記事で整理しています。
※2026年9月時点の情報です。最新は愛知県・名古屋市・文部科学省・各校の公式ページでご確認ください。

愛知の通信制は、入る時期によって選べる学校が変わります
愛知で通信制を検討する人がまず決めたいのは、学校名ではなく時期です。公式で確認できた入学の時期を並べると、次のようになります。
| 今の状況 | 県立 | 県内に本校がある私立 | 県外に本校がある学校・サポート校 |
|---|---|---|---|
| 4月まで待てる | 旭陵・刈谷東(日曜)、フレキシブル4校(平日)が候補 | 5校とも候補 | 候補になる |
| 年度の途中で移りたい(在学中) | 旭陵は不可。刈谷東は令和8年度は年度途中の転入学検査を実施しない | 愛知産業大学三河は転入学を随時、菊華は転入学・編入学を随時受付 | 随時受付の学校が多い。各校へ |
| すでに退学している | 4月の編入学の枠で相談 | 愛知産業大学三河は編入学が4月・10月、菊華は随時 | 編入を受け入れる学校が多い |
| 平日に外出するのが難しい | 日曜の旭陵・刈谷東に絞られる | 名古屋たちばなの日曜コース、菊華の土曜 | 登校の少ない形やオンライン中心 |
出典:各校の公式ページ・募集要項(前の節までの出典。2026年9月21〜22日確認)
「待てるかどうか」は、本人の気力より、いまの学校の出席日数や単位がどこまで持つかで決まることが多いです。数え方は高校 出席日数の記事にまとめました。在学中に動けば「転入学」、退学したあとは「編入学」になり、単位の引き継ぎや卒業までの年数の扱いが変わります。違いは通信制高校 転入の記事で説明しています。
発達障害・不登校で愛知の高校を探すとき、分かったことと分からなかったこと
「発達障害 高校 愛知県」「発達障害でも行ける高校 愛知県」という検索もよくあります。正直に書きます。
分かったこと。フレキシブルハイスクール4校は、体調や状況が変わったときに課程を移れる設計で、県の発表資料には「スクーリングのない日にも登校し、教員への質問や自習が可能」とあります。刈谷東には日曜に休んだ人のための火曜・金曜の補充面接指導があり、旭陵には面接指導日の空き時間に過ごせるフリースペースがあります。毎日通えるかどうかで進路が閉じない形は、特性のある生徒にとって現実的な助けになります。
分からなかったこと。愛知県が「高校での通級による指導の実施校一覧」を公表しているものは、今回の調査では見つけられませんでした。「発達障害に理解がある高校リスト」を載せている記事は多くありますが、その多くは出典が示されていません。推測で埋めずに、そのまま書いておきます。
比べるときは、気になる学校すべてに同じ質問をしてください。
- 「合理的配慮の実績はありますか」
- 「レポートの提出期限に間に合わなかったとき、どう扱われますか」
- 「スクーリングで、人の多い教室が苦手な場合の相談はできますか」
同じ3つを全校に聞いたときだけ、比較ができます。発達障害グレーゾーン 高校生で迷っている段階なら、診断の有無より「合わなかったときに戻れるか」で選ぶほうが安心です。診断や服薬など医療の判断は、主治医や専門機関に相談してください。不登校の状態が続いているなら、不登校 高校生の記事のように、先に相談先を持っておくと、選択肢が閉じる前に手が打てます。弟や妹など、小中学生のうちから学校以外の学び場を探している家庭には、ニジ高と同じ株式会社NIJINが運営する小中学生のオルタナティブスクールNIJINアカデミーもあります。本人が動けないときは、保護者だけで学校の相談に行ってもかまいません。
通信制で卒業するのに必要なのは「3年以上の在学」と「74単位」です
学校名の前に、卒業の条件を知っておくと比較が楽になります。愛知県のページには「3年以上在学して74単位以上修得し、学校行事等に参加すれば卒業できます」とあります。どの課程を卒業しても、卒業資格は同じです。
| やること | 中身 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| レポート(添削指導) | 教科書と学習書で自学し、提出して添削を受ける。刈谷東は年間およそ60通 | 提出期限が科目ごとに来る。ためると一気に苦しくなる |
| スクーリング(面接指導) | 指定された日に出校して授業を受ける。県立は月平均2〜5回 | 愛知の県立は日曜の2校と平日の4校に分かれる |
| 単位認定試験 | 科目ごとの試験を受ける | レポートの提出が受験の前提になる学校が多い |
「毎日通わなくていい」ことと「自分で進められる」ことは別です。刈谷東のQ&Aでは、1年次に入学して3年後または4年後に卒業する割合は約40%で、5年、10年かけて卒業する生徒もいると紹介されています。通信制で最初に苦しくなるのは、学力よりレポートの管理であることが多いと考えておいてください。そこを誰が一緒に見てくれるかが、学校選びの実質的な分かれ目になります。
愛知でよく聞く5つの誤解
誤解1:「県立のほうが安いから、県立にすればいい」
県立は年3〜4万円台で、費用の面ではたしかに有利です。ただ、私立の授業料も国の就学支援金でかなりの部分がまかなえるため、差は授業料以外の費用に出ます。決め手になるのは、むしろ通う曜日と入学時期です。
誤解2:「名古屋校・豊橋キャンパスと書いてあるから愛知の学校」
キャンパスの所在地と、学籍のある本校の所在地は別です。県内に協力施設を置く54校分のうち、本校が県外の学校は50校でした。県の補助の対象になるかも本校で決まります。
誤解3:「通信制はいつでも入れる」
私立や広域通信制には随時受付の学校が多い一方、県立の旭陵は年度途中の入学を受け付けておらず、刈谷東も令和8年度は年度途中の転入学検査を実施しません。「通信制なら秋からでも」とまとめて考えないでください。
誤解4:「近くに拠点があるから、スクーリングも近くで受けられる」
名古屋市の外の拠点108か所のうち、スクーリングができる建物は40か所でした。残りは学習等支援施設だけの建物です。
誤解5:「サポート校に入れば高卒資格がもらえる」
高卒資格が出るのは通信制高校の側です。サポート校は高校ではないので、単独では卒業資格を出せません。費用も高校とサポート校の両方にかかります。見学のときは「ここは高校ですか、サポート校ですか」と最初に聞いてください。
迷ったら「本校はどこか」「スクーリングはいつ、どこか」「いつから入れるか」の3つに戻ってください。愛知で候補が多く見えるのは、この3つがばらばらな学校が同じ一覧に並んでいるからです。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで見てきたとおり、愛知は選択肢の少ない県ではありません。それでも、日曜に通える県立は2校で、名古屋市の外ではスクーリングができる建物が限られます。豊橋・豊田・知多・尾張の西側から毎週どこかへ出るのが難しい時期や、人の多い場所がまだつらい時期には、通う場所に縛られない学び方を候補に入れてもよいと思います。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校で、NIJINアカデミーの高等部という位置づけでもあります。卒業資格は、提携する通信制高校で取ります。愛知県内のどこからでも自宅から授業に参加でき、担任がつきます。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。中学の内容の学び直しや、授業のアーカイブ視聴にも対応しています。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。これまでにグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。
オンラインでも、人と話す力を育てることを大事にしています。公式サイトでは「1クラス8人」「平均3日で友達ができる」と紹介しており、校長の方針として社会に一番近い学校をめざしています。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます。全国にNIJINアカデミーのリアルの教室があり、相談のうえで通うこともできます。
ただし、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
- 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高は日程の調整と準備を支えます。スクーリングの会場にニジ高のスタッフが付き添うことはありません。会場は提携校が決めるため、愛知県内とは限りません。会場と日数は、体験説明会で確かめてください。
- 費用は、通信制高校の分とニジ高の分がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えず、愛知県の補助の対象でもありません。金額は学費のご案内でご確認ください。
提携校以外の通信制高校(たとえばN高等学校など)に在籍したまま、ニジ高を併用する形もあります。その場合も、卒業資格・スクーリング・単位は在籍する通信制高校のもので、費用は両方にかかります。
「費用を抑えたいので県立に」「週に何日か友だちと校舎に通いたい」という方には、ここまでに書いた学校のほうが合うこともあります。「今は家から少しずつ始めたい」という方の、比べる候補の1つに入れていただければうれしいです。
愛知で迷ったときの進め方(3ステップ)
- ステップ1:「何曜日に、月何回なら家を出られるか」を決める。日曜なら旭陵か刈谷東(私立なら名古屋たちばなの日曜コース)、土曜なら菊華、平日なら住んでいる地域のフレキシブルハイスクールか私立、週2〜3日なら愛知産業大学三河や名古屋たちばなの平日コース、どれも難しければ登校の少ない形やオンライン中心、と候補が分かれます。
- ステップ2:時期を決める。4月まで待てるのか、年度の途中で動きたいのか。県立は4月入学が基本なので、ここで候補が大きく変わります。旭陵の募集要項は例年12月中旬に出ます。
- ステップ3:候補の本校と施設の区分を確かめる。本校が愛知県内の私立なら県の入学納付金の補助の対象になりえます。近くの拠点が学習等支援施設なら、スクーリングの会場と年間の日数を聞きます。サポート校なら、提携先の通信制高校の名前と、両方の費用の内訳を書面で出してもらいます。
この3つが決まってから学校名を見ると、長い一覧が2〜3校まで絞れます。順番を逆にすると、なかなか決まりません。


三河や知多からでも、オンラインで仲間と青春できます
ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校。全国の仲間と、行事を自分たちで企画・運営する側にもなれます。カメラやマイクをオフにしたチャット参加から始められます。高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングが必要です。体験説明会で、授業の様子や通い方を見てみませんか。
よくある質問
A. 6校です(旭陵・刈谷東・佐屋・武豊・豊野・御津あおば)。愛知県教育委員会のページによると、日曜にスクーリングがあるのは旭陵(名古屋市東区)と刈谷東(刈谷市)の2校で、佐屋・武豊・豊野・御津あおばの4校は平日です。
A. 旭陵は年度途中の入学を受け付けておらず、次の4月入学になります。刈谷東も、令和8年度は年度途中の転入学検査を実施しないと公表しています。年度の途中で移りたい場合は、転入学を随時受け付けている私立(愛知産業大学三河・菊華など)や、県外に本校がある学校も含めて検討することになります。
A. 県の授業料・入学納付金の補助は「県内の私立高等学校等に在籍する生徒」が対象です。キャンパスが名古屋にあっても、在籍する高校の本校が県外なら対象外と読めます。国の就学支援金は、本校の場所に関係なく受けられます。気になる場合は、学校と愛知県の私学振興室の両方に確認してください。
A. あります。県立では刈谷東(日曜)・豊野(平日)・御津あおば(平日)、私立では岡崎市の愛知産業大学三河と豊田市のルネサンス豊田の本校があります。協力施設では、豊橋市にスクーリングができる建物が10か所、岡崎市に4か所ありました(文部科学省のデータ・令和8年4月1日時点)。
A. サポート校だけでは取れません。提携する通信制高校に在籍し、その高校でレポート・スクーリング・試験を終えて卒業します。三河や尾張のサポート校の教室の多くは文部科学省のデータで学習等支援施設なので、スクーリングは提携校が決めた会場で受けます。
A. 逆になることが多いです。在学中に動けば「転入学」、退学したあとは「編入学」になり、入れる時期や単位の引き継ぎ、卒業までの年数の扱いが変わります。辞める前に、まず在籍校の先生に相談してください。
愛知で探しているあなたへ
調べていて疲れてしまうのは、あなたの調べ方が悪いからではありません。県立6校の中でも通える曜日が違い、一覧には県外の学校の拠点が混ざり、近くの拠点がスクーリングの会場とは限らず、補助の条件はページの隅に一行だけ書いてある。分かりにくくて当たり前です。
今日決めなくて大丈夫です。まずは「何曜日なら家を出られるか」と「4月まで待てるか」の2つだけ、家族と話してみてください。そこが決まれば、住んでいる地域から通える学校は自然に絞れていきます。
学校に行けなかった時期があっても、高校をやめかけていても、卒業までの道はいくつもあります。

孤独を、青春に。愛知の自宅からニジ高の体験説明会へ
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

