通信制高校のデメリットとは何か?人気の通信制校の落とし穴とは?デメリットを理解して通信制高校を活用しよう!

「最近、通信制高校が増えてきているし、自由に学べてよさそうだけど…、よくわからないしデメリットもあるんじゃないかな?」そんな風に考えていらっしゃるかもしれません。学校基本調査では、通信制高校の生徒は令和2年度の206,948人から令和7年度には305,197人に増えています。一方で、どんな高校生活を送りたいかという生徒さんや保護者の方のニーズによっては、デメリットとして捉えられる部分もあります。そこで今回は、通信制高校の進学を検討している方や保護者の方に向けて、通信制高校のデメリットと注意点をわかりやすく解説していきます。

目次

高校進学の悩みとは

中学生の抱える進路の悩みとして、「どこの高校に行くべきか、決められない」「一応は志望校が決まっていても本当にその高校でよいのかという不安がある」「自分の希望と保護者の希望が一致しない」などが挙げられます。こうした悩みには、勉強への苦手意識や将来への漠然とした不安、あるいは人間関係がうまくいかないというような事情なども関わってくることでしょう。健康上の都合で毎朝学校に行くことが難しい生徒や、芸能活動やスポーツなどに専念したい生徒など、柔軟な学習スタイルを求める人が、積極的な選択肢として通信制高校を選ぶケースも増えています。

通信制高校7つのデメリット

デメリット(1)全日制高校へのこだわり

残念ながら「通信制高校はダメだ」という世間の偏見があります。通信制高校も学校教育法に定められた高等学校で、卒業すれば全日制と同じ高校卒業になりますが、「全日制高校への進学しか許さない」と考える保護者の方もいます。

デメリット(2)友達ができにくい

通信制高校は学校に通う頻度が低いので、学校の同級生とコミュニケーションをとれる機会も少なくなります。しかし、学校以外での活動時間を増やすことができます。例えば、趣味の活動の中で出会った人やアルバイト先などで、気の合う仲間を作ることができるでしょう。

デメリット(3)勉強しにくい

全日制高校の場合、毎日の時間割が決まっており、学校に行けば自動的に授業が始まります。しかし、通信制高校の場合は自宅学習がメイン。主体的に学習に取り組まなければなりません。ただし、通信制高校でもその点はよく認識しているので、生徒たちが勉強しやすいように学習計画を一緒に立てたり、順調に進んでいるか定期的にチェックをしたり、あるいは自習室を自由に使えるようにするなど、充実したサポートを実施している学校も多くあります。

デメリット(4)生活リズムが崩れやすい

通信制高校生は、毎朝決まった時間に起きて出かける必要がないため、朝寝坊や夜更かしが続くと、昼夜逆転の生活になることもあります。定期的に登校日が設定されている通信制高校も多いので、その日に向けて体調を整えたり、家族の協力も得たりしながら、生活リズムが崩れないように配慮する必要があります。

デメリット(5)先生に質問しにくい・相談しにくい

通信制高校の場合、通学日以外は直接先生に声をかけたりすることはできません。メール等で質問することはできますが、それは疑問点がはっきりしている場合に限ります。こうしたデメリットを解消するために、定期的に対面指導を行ったり、先生から生徒に質問をする機会を積極的に作ったり、先生以外にもサポートしてくれるスタッフがついたり、といった試みを行っている通信制高校もあります。

デメリット(6)大学進学が難しい

「通信制の高校だから大学は難しいですよね?」と心配そうに相談されるのですが、大学の受験資格の面では、通信制高校だから不利になることはありません。高校を卒業すれば、全日制と同じように大学の受験資格が得られます(学校教育法第90条)。ただし自宅学習が中心の学校では、受験に向けた勉強の時間を自分で確保する必要があります。進学を考えるなら、学習サポートや進路指導の体制、進学実績を学校ごとに確かめておきましょう。

デメリット(7)卒業まで3年以上かかる

通信制高校の修業年限は3年以上で(学校教育法第56条)、卒業には3年以上の在籍が必要です(転入なら前の高校の在籍期間も通算できます)。大学や専門学校の受験資格だけが目的であれば、「高等学校卒業程度認定試験(高認)」を受けるという方法もあります。ただし、高認に合格しても最終学歴は「高校卒業」にはなりません(文部科学省)。

通信制高校への進学に迷ったら

通信制高校の進学を検討している方や保護者の方の中には、学習面や体調面、メンタル面から様々な不安がある方も多いと思います。以下のような観点から具体的な学校選びを行うと、自分に合った高校に安心して進学することができます。

学校の種類

公立高校と私立高校の違い、全日制・定時制・通信制の違いを、学費や通学のしやすさなどから確認します。自宅から学校までのルートなど、具体的なところまでしっかり情報を集めておくとよいでしょう。

進学や就職の希望

生徒が大学進学を目指すかどうか、将来の希望や目標、就職など、未来を見据えた話し合いをします。専門的なスキルを身につけたい、スポーツや芸能活動のサポートを受けたいなど、中長期的な視点で考えていきます。

学習サポート

生徒の学力や習熟ペースに合わせた学びができるかどうか、学校の学習サポート面を確認します。進学を希望する場合には、どのような大学への進学実績があるのか、進路指導サポートが行われるのかなど、ニーズも合わせて整理します。

心理サポート

メンタル面での不調を抱える場合には、心理サポートやカウンセリングの提供についての情報も確認します。必要に応じて、主治医の判断も仰ぎます。

まとめ

通信制高校のデメリットについて詳しく見てきました。メリットだけでなく、デメリットもしっかり踏まえて、ぴったりな進学先を見つけていただければと思います。

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