新潟県 通信制高校|公立は翠江・高田南城の2校。県内本校9校と69拠点【2026】

新潟県内に本校がある通信制高校は9校です(公立2校=県立新潟翠江高校・県立高田南城高校、私立7校=開志学園・開志創造・新潟青陵・新潟英智・創進学園・新潟産業大学附属・加茂暁星の各高校)。ほかに、県外に本校がある通信制高校28校が県内に拠点を置いていて、県内の学校の拠点も合わせると、県内の拠点は建物で数えて69か所(本校9校を除く。届け出はのべ97件)になります。9校の一覧と、市ごとの拠点の数は、すぐ下の2つ目の見出しに表で載せています。

69か所のうち、その建物でスクーリング(面接指導)まで受けられるのは40か所、学習を支えるだけの施設は29か所です。公立の2校の選抜は、出願書類と面接の結果などで行われます。2027年4月入学(令和9年度)の通信制の選抜について、新潟県教育委員会は「令和8年度と同様の内容で実施する」と公表しています。南北に長く、冬は雪があり、佐渡もある県なので、「どの学校か」と同じくらい「どこへ通うか」が大事になります。通信制高校 選び方の組み立ても、住んでいる地域で変わってきます。

この記事は、文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト」の掲載データ(令和8年4月1日時点)から新潟県内の住所を1件ずつ数え直し、新潟県教育委員会の入学者選抜の資料と県立高校等再編整備計画、新潟翠江高校・高田南城高校の公式サイトと募集要項、新潟県の支援制度のページ、県内に本校がある私立7校の公式サイトと募集要項を2026年10月13日に実際に開いて確認した内容でできています。2026年10月27日には、公立2校の経費と募集の案内、新潟県の奨学のための給付金のページ、県内のサポート校・キャンパスの公式サイトを開き直して確かめ、表を足しました。まとめサイトの学校リストは使っていません。確認できなかったことは、確認できなかったと書きます。

市ごとの細かい一覧は、新潟市 通信制高校と長岡 通信制高校の記事にあります。この記事では、新潟県全体の地図を頭に入れることに絞ります。急いで決めなくて大丈夫です。

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目次

結論:新潟県の通信制高校の早見

  • 新潟県内に本校がある通信制高校は9校。公立は新潟翠江高校(新潟市西区)と高田南城高校(上越市)の2校、私立は開志学園・開志創造・新潟青陵(新潟市中央区)、新潟英智(長岡市)、創進学園(見附市)、新潟産業大学附属(柏崎市)、加茂暁星(加茂市)の7校です(文部科学省の掲載データ・令和8年4月1日時点)。
  • 県内の拠点は建物で69か所(本校9校を除く。届け出はのべ97件)。スクーリングまで受けられる建物は40か所、学習支援だけの建物は29か所です。69か所のうち65か所は、県外に本校がある28校の拠点です。
  • 拠点の半分近くは新潟市(33か所)にあります。上越市が11か所、長岡市が8か所で、この3市で52か所。佐渡市は4か所、三条市・十日町市・魚沼市は2か所ずつです。
  • 公立2校の2027年4月入学(令和9年度)は、令和8年度と同じ内容で行われます(県教育委員会の公表)。選抜は出願書類と面接の結果などによります。学校ごとの令和9年度の募集要項は、2026年10月27日の時点でまだ掲載されていません。参考になる令和8年度の出願は、2月16日から4月2日まででした。
  • 県立の授業料は1単位330円、入学料は500円。新潟翠江高校は新入生の経費を年間40,000円程度と案内しています。私立は、新潟青陵が1単位10,000円、新潟英智が1単位10,500円、新潟産業大学附属が1単位12,000円、開志学園・開志創造・創進学園が年337,200円と公表しています。国の就学支援金はサポート校の費用には使えません。
  • 新潟県から入学できる通信制高校は全国に99校あります(通信教育を行う区域に新潟県が入っている学校)。ただし山形・福島・群馬・長野・富山の公立の通信制は、区域がそれぞれの県だけです。
  • オンライン中心のサポート校という選び方もあります。ニジ高は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、費用は学費のご案内で確認できます。

「新潟県 通信制高校 公立」の答え:県立は翠江と高田南城の2校。学費・募集・協力校を先にまとめます

公立の通信制を探している方のために、2校の要点を1つの表にしました。くわしい日程と再編の計画は、後ろの見出しで説明します。

項目 県立新潟翠江高校(新潟市西区) 県立高田南城高校(上越市)
1年目にかかる額(公式の案内) 入学料500円。新入生の経費は授業料・生徒会費・諸経費・教科書などを含めて年間40,000円程度。入学検査料はかからない 入学料500円。授業料 約10,000円(1単位330円)、諸経費3,800円、シューズ代4,300円、書籍費 約15,000円(令和7年度入学生の例)
募集と選抜 募集は若干人。出願書類と面接の結果などで選抜。新入学は2月中旬から出願(令和8年度は2月16日〜4月2日)。4月のほか、10月に転入学・編入学 募集は若干人。出願書類と面接の結果などで選抜。令和8年度は2月16日〜4月2日に3期に分けて出願。入学を考える人に学校説明会への参加を求めている
スクーリング 土曜と日曜。月2〜4回、年24回。土曜と日曜で授業の内容が違う 日曜または火曜。水曜のサポートDay(自由参加)もある
協力校(県内の別の会場) 文部科学省の掲載データでは、県内に協力施設の届け出が無い。スクーリングは西区金巻の本校で受ける形が基本 文部科学省の掲載データでは、県内に協力施設の届け出が無い。スクーリングは上越市南城町の本校で受ける形が基本

出典:新潟翠江高校 通信制「学校紹介」(2026年10月27日確認)・令和8年度 新入学案内・募集要項/高田南城高校 通信制(2026年10月27日確認)・令和8年度 入学募集要項と学校案内/新潟県立高等学校通信教育に関する規則/文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)。県の規則の第4条には、教育委員会が協力校を指定してスクーリングの一部を担当させる仕組みがありますが、国のデータには2校とも県内の協力施設の届け出がありません。出願できるのは原則として新潟県内に住所がある人です。ほかの県の公立の通信制は公立 通信制高校 一覧の記事で比べられます。

「新潟 通信制高校 安い」の答え:いちばん費用が低いのは公立の2校。私立は授業料以外の額で差がつきます

「安い学校」を探すときは、授業料だけでなく、入学金や施設費まで含めて比べるのが近道です。私立の授業料は国の就学支援金の上限の範囲に収まる学校が多く、差が出るのは授業料以外の費用だからです。県内に本校がある学校のうち、公式に額が出ている学校を、授業料以外の公表額で並べました(就学支援金を引く前の、高校に払う額です)。

学校(コース) 授業料と国の就学支援金 授業料以外の公表額(1年目・入学金を含む) 通い方
県立新潟翠江・県立高田南城 1単位330円。支援金も1単位330円なので、申請すれば授業料の負担は実質なし 上の表のとおり数万円 本校へ通う(土日/日曜・火曜)
開志創造高校 年337,200円(年額の学校の支援金の上限と同じ額) 入学金30,000円+システム利用料・教科書代・副教材費 約65,000円。スクーリングの交通費・宿泊費は別 スクーリングは最短で年8日
新潟産業大学附属高校(managara High School) 1単位12,000円(支援金の1単位の上限13,668円より低い) 入学金10,000円+指導関連費110,000円。入学検定料15,000円は別 オンライン中心
新潟英智高校(通信教育コース) 1単位10,500円 入学金30,000円+施設設備費48,000円+教育充実費72,000円+PTA会費・生徒会費 各3,000円。教科書代は別 長岡・東三条・新潟駅南などの校舎
新潟青陵高校(通信制課程) 1単位10,000円 入学金20,000円+施設設備費100,000円+教材費 約50,000円 月1回か、年間10日程度の集中
開志学園高校(オンラインコース) 年337,200円 入学金130,000円+施設費10,000円+教育充実費30,000円。生徒会費・教科書代などは別。通う日数の多いコースほど施設費・教育充実費が上がる ふだんは自宅。面接指導は半期で5日程度

出典:各校の公式サイトと募集要項(2026年10月13日確認。くわしい出典は、後ろの「公表されている学費で比べると」の見出しの表にまとめています)。創進学園高校・加茂暁星高校の分も、その表に載せています。授業料の負担がなくなるのは、就学支援金を申請し、支給の上限(年30単位・通算74単位など)の範囲で履修した場合です。就学支援金は授業料にしか使えません。

まとめると、費用だけで選ぶなら公立の2校がいちばん低く、私立では授業料以外の公表額が少ない学校から順に、開志創造(入学金を含めて約9万5千円)、新潟産業大学附属(12万円)、新潟英智(15万6千円と教科書代)、新潟青陵と開志学園のオンラインコース(約17万円)でした。ただし、公立は本校まで通う日が多く、私立は通い方がそれぞれ違います。交通費まで含めた「1年間に家から出ていくお金」で比べてください。全国の公立の授業料の違いは通信制高校 安いの記事にまとめています。

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新潟県の通信制高校事情:本校は県内に9校、公立は翠江と高田南城の2校です

ひと口に「新潟の通信制高校」と言っても、中身は2つに分かれます。県内に本校がある学校と、本校は県外にあって、新潟県内にキャンパスや学習センターを置いている学校です。文部科学省の掲載データ(全国349校)で、本校の住所が新潟県にある通信制高校は次の9校でした。これが全部です。

学校名 公立・私立と区域 本校の場所 特徴(公式で確認できたこと)
新潟県立新潟翠江高等学校 公立・狭域(新潟県) 新潟市西区金巻 スクーリングは土曜と日曜、年24回。定時制と併置。在籍818人
新潟県立高田南城高等学校 公立・狭域(新潟県) 上越市南城町 スクーリングは日曜または火曜。定時制と併置。在籍296人
開志学園高等学校 私立・狭域(新潟県・福島県) 新潟市中央区南長潟 週4日・週2日・週1日・オンラインの4コース。在籍1,433人
開志創造高等学校 私立・広域 新潟市中央区米山 スクーリングは年8日。県内の協力施設は4か所。在籍232人
新潟青陵高等学校(通信制課程) 私立・広域 新潟市中央区水道町 全日制と併置。月1回のコースと年間10日程度の集中コース。在籍59人
新潟英智高等学校 私立・狭域(新潟県) 長岡市宮栄 通学コースと通信教育コース。2026年4月に長岡英智高校から校名変更。在籍782人
創進学園高等学校 私立・狭域(新潟県) 見附市本所 デザイン・アートコースとキャリアコース。在籍131人
新潟産業大学附属高等学校(通信制課程) 私立・広域 柏崎市安田 全日制と併置。通信制課程の名前はmanagara High School。在籍403人
加茂暁星高等学校(通信制課程) 私立・狭域(新潟県) 加茂市学校町 全日制と併置。JR加茂駅から徒歩約25分。在籍10人

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点。在籍者数は入学式の日時点)/各校の公式サイト(2026年10月13日確認)。「狭域」は生徒を受け入れる区域が限られた通信制、「広域」は3つ以上の都道府県から生徒を受け入れる通信制です。広域の学校の在籍者数には県外の生徒も含まれます。

県の統計でも数は同じです。新潟県の令和8年度学校基本統計速報では、県内の高等学校(通信制)は9校(公立2校・私立7校)、生徒は4,171人(公立1,113人・私立3,058人)で、前の年度より2校・358人増えました。増えた2校は、既にある私立高校に通信制課程が置かれたものです(2026年10月13日確認)。

本校が県内にあると、卒業証書を出す学校そのものが新潟にある、ということになります。反対に、パンフレットに「新潟キャンパス」「長岡学習センター」と書かれていても、本校は県外ということがよくあります。その場合、卒業証書を出すのは県外の本校で、あとで書く新潟県の学費軽減も使えません。

県内の拠点69か所は、市町村ごとにこう分かれます

同じデータで、新潟県内に協力施設(学校の外にある拠点)を届け出ている通信制高校は31校ありました。県内に本校がある3校(開志創造・新潟青陵・新潟産業大学附属)と、県外に本校がある28校です。28校の本校の場所は茨城県が4校、山梨県と山口県が3校ずつで、北海道から沖縄県まで16の都道県にまたがっています。市町村ごとの拠点の数は次のとおりです(同じ建物に複数の学校が届け出ているものは1か所にまとめています)。

市町村 拠点(建物) うちスクーリングができる建物 うち県外校の拠点
新潟市 33か所 22か所 32か所
上越市 11か所 6か所 9か所
長岡市 8か所 5か所 8か所
佐渡市 4か所 2か所 3か所
三条市 2か所 2か所 2か所
十日町市 2か所 1か所 2か所
魚沼市 2か所 0か所 2か所
新発田市・見附市 各1か所 各1か所 各1か所
村上市・関川村・燕市・柏崎市・糸魚川市 各1か所 0か所 各1か所
新潟県の合計 69か所 40か所 65か所

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)を、施設の所在地で集計(2026年10月13日に取得し直して再集計)。本校9校は数に入れていません。表に無い市町村(加茂市・五泉市・阿賀野市・胎内市・小千谷市・南魚沼市・妙高市など)は、届け出が0件でした。見附市の1か所は、創進学園高校の校舎を、広島県に本校がある並木学院高校がスクーリングの施設として届け出ているものです。

この「か所」は建物の数です。たとえば新潟市中央区弁天の専門学校は4校が届け出ていますが、4件ではなく1か所と数えています。そのため、届け出の件数(のべ97件)より少なくなります。数え方をそろえているので、新潟市の33か所と長岡市の8か所は、それぞれの市の記事の数と同じです。新潟市内の区ごとの一覧は新潟市 通信制高校、長岡駅の周りの8か所は長岡 通信制高校の記事で1つずつ確かめています。

雪の積もった田んぼが見える居間で、ソファに並んでタブレットを見る父親と高校生の息子
新潟県内に本校がある通信制高校は9校で、公立は翠江と高田南城の2校です。まずは家から通える場所と通う日数を家族で整理しましょう。

新潟県内の通信制高校・サポート校 比較表:県内の拠点は69か所、7割以上が3つの市にあります

市町村ごとの数を、通う圏ごとにまとめ直しました。新潟市・上越市・長岡市の3市で52か所あり、県内の拠点の7割以上がここに集まっています。公立でスクーリングを受ける場所と、近くにある県内の本校も並べます。

地域(拠点のある市町村) 拠点の建物(うちスクーリング可) 近くの本校 くわしい記事
新潟市 33か所(22か所) 県立新潟翠江(西区)、開志学園・開志創造・新潟青陵(中央区) 新潟市 通信制高校
下越の北部(新発田市・村上市・関川村) 3か所(1か所) なし。公立は新潟翠江へ この記事で受けています
県央(三条市・燕市・見附市) 4か所(3か所) 創進学園(見附市)、加茂暁星(加茂市) この記事で受けています
長岡市 8か所(5か所) 新潟英智(宮栄) 長岡 通信制高校
中越の南部(柏崎市・十日町市・魚沼市) 5か所(1か所) 新潟産業大学附属(柏崎市) この記事で受けています
上越(上越市・糸魚川市) 12か所(6か所) 県立高田南城(上越市) この記事で受けています
佐渡(佐渡市) 4か所(2か所) なし この記事で受けています

※拠点の数は文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)を建物でまとめたもの。本校は数に入れていません。地域の分け方は、この記事で読みやすくするためのものです(2026年10月13日集計)。

新潟市:33か所のうち25か所が中央区。新潟駅の周りに集まっています

新潟市の33か所は、中央区25か所・西区4か所・秋葉区2か所・北区1か所・東区1か所です。中央区の25か所のうち19か所でスクーリングができ、住所は東大通・弁天・笹口・花園・万代など、新潟駅の周りに集まっています。県内に本校がある私立のうち3校(開志学園・開志創造・新潟青陵)も中央区です。駅ごとの通い方と施設の一覧は新潟市 通信制高校の記事にまとめています。

長岡・県央:長岡駅の周りに8か所。三条市の2か所はどちらもスクーリングができます

長岡市の8か所は長岡駅の周り(大手通・台町・表町・弓町など)にあり、5か所でスクーリングができます。新潟英智高校の本校と校舎については長岡 通信制高校の記事で確かめています。

県央は、三条市に2か所(山口県に本校がある松陰高校と精華学園高校の学習センターで、どちらも面接指導等実施施設)、燕市に1か所(学習等支援施設)、見附市に1か所です。見附市には創進学園高校の本校、加茂市には加茂暁星高校の本校があります。新潟英智高校も、通信教育コースの校舎として東三条校を案内しています(国のデータには協力施設としての届け出はありません)。

上越:上越市に11か所。直江津と高田に分かれます

上越市の11か所は、本町・西城町・北城町・東本町・東雲町など高田の周りと、港町(直江津港)にあり、6か所でスクーリングができます。県立の高田南城高校も上越市です。糸魚川市の1か所は学習等支援施設です。

佐渡:島内に4か所。スクーリングができるのは2か所です

佐渡市の4か所は、千種に2か所、両津夷に1か所、真野新町に1か所です。千種の2か所(専門学校と小学校)が面接指導等実施施設で、どちらも開志創造高校が届け出ています。このうち伝統文化と環境福祉の専門学校は、島根県に本校がある明誠高校と、岡山県に本校がある鹿島朝日高校の施設でもあります。残りの2か所(両津夷の佐渡学習センターと真野新町の佐渡SHIP)は学習等支援施設です。公立の2校は、どちらも島内に会場を届け出ていません。

スクーリングまでできるのは69か所のうち40か所。残る29か所では、別の会場へ行く日があります

文部科学省のデータでは、拠点が2つの種類に分かれています。ここを知らずに「家の近くにキャンパスがあるから大丈夫」と決めると、入学後に「スクーリングは別の場所」と知って驚くことがあります。

種類 そこでできること 新潟県内の建物 届け出の件数
面接指導等実施施設 スクーリング(面接指導)や試験を受けられる 40か所 のべ57件
学習等支援施設 学習の支援・進路や心身の相談などを受けられる。スクーリングは行わない 29か所 のべ40件

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)。1つの建物に両方の種類の届け出がある場合は、スクーリングができる建物として数えました(新潟市中央区の2か所が当たります)。

スクーリングができる施設として届け出られている場所には、専門学校や大学、学習塾も多く含まれています。たとえば新潟市中央区弁天の専門学校は、N高等学校・S高等学校・R高等学校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校の施設として、上越市北城町の専門学校は、中央国際高等学校・鹿島朝日高等学校の施設として届け出られています。

ただし、ある施設で、自分の学年・科目のスクーリングが何日行われるのかは、データからは分かりません。本校や他県の会場へ行く日があるかどうかも含めて、各校に「新潟県内から通う場合、スクーリングはどこで、年に何日ですか」と聞いてください。交通費や宿泊費の考え方は通信制高校のスクーリング費用の記事にまとめています。

周辺の市町村から通う場合は、近くの「スクーリングができる施設」までの距離から考えます

県内の拠点は14の市町村にしかありません。それ以外の市町村に住んでいる場合の考え方を、地域ごとに書きます。

  • 阿賀野市・五泉市・胎内市・聖籠町など下越の市町村:新潟市内の拠点か、新潟翠江高校(新潟市西区)が候補になります。新発田市には、長野県に本校があるさくら国際高等学校の新発田キャンパス(面接指導等実施施設)があります。村上市と関川村の拠点は、どちらも学習等支援施設です。
  • 加茂市・田上町・弥彦村など県央:三条市の2か所、見附市の創進学園高校、加茂市の加茂暁星高校が近くの会場になります。加茂暁星高校は、JR加茂駅から徒歩約25分で、登下校の時間に加茂駅との間を直通バス(片道160円)が走っていると案内しています。
  • 小千谷市・南魚沼市・湯沢町・津南町など中越の南部:拠点があるのは十日町市(2か所)と魚沼市(2か所)、柏崎市(1か所)です。スクーリングができるのは十日町市の1か所だけなので、長岡市の施設まで出る場合が多くなると考えておくと安全です。
  • 妙高市・糸魚川市など上越:上越市に拠点が11か所と、県立の高田南城高校があります。
  • 佐渡市:島内でスクーリングができるのは千種の2か所です。それ以外の学校を選ぶと、スクーリングのたびに船で本土へ渡ることになります。日数と会場を先に確かめます。

どの地域でも、最初に確かめたいのは「家から一番近い、自分の在籍する高校のスクーリングができる施設はどこか」です。教室が近くても、スクーリングの会場が遠ければ、その移動が年に何回あるかで負担が大きく変わります。

新潟県内に本校がある通信制高校の学費を比べた表。県立新潟翠江高校は授業料1単位330円で経費全体が年40,000円程度、開志創造高校は授業料年337,200円で授業料以外が約9万5千円、新潟産業大学附属高校は1単位12,000円で12万円、新潟英智高校は1単位10,500円で15万6千円と教科書代、新潟青陵高校は1単位10,000円で約17万円であることを示す
出典:各校の公式サイト・募集要項(2026年10月)。授業料以外は入学金を含む公表額の合計

新潟県内の主要校をもっと詳しく:県立の翠江は土日、高田南城は日曜・火曜にスクーリングがあります

新潟県教育委員会の新潟県立高等学校通信教育に関する規則の第2条には、通信制の課程を置く県立高校として新潟翠江高校と高田南城高校の2校が書かれています。第3条で、通信教育は新潟県内に住所がある人が対象です(近くの県に住み、勤め先が新潟県内にある人などは、認められる場合があります)。2校を、公式サイトと募集要項で並べました。

項目 新潟翠江高校(通信制) 高田南城高校(通信制)
本校の場所 新潟市西区金巻1657 上越市南城町3丁目3-8
行き方(公式) 新潟駅万代口から高速バスで「鳥原」まで乗車30分(430円)、下車して徒歩20分(約2km)。路線バス「木場駅跡」からは徒歩10分 通信制のページでは、最寄り駅からの時間を確認できませんでした
スクーリング 土曜と日曜。月2〜4回、年24回。土曜と日曜で授業の内容が違う 日曜または火曜。ほかに水曜のサポートDay(自由参加)と木曜のMスクーリングDay(履修登録)
途中からの入学 4月と10月(10月は転入学・編入学のみ) 10月入学の募集がある(令和8年度後期は受付を終了)
在籍(令和8年4月) 818人 296人

出典:新潟翠江高校 通信制「学校紹介」・アクセス・入学案内/高田南城高校 通信制・学校紹介・令和8年度入学募集要項/文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(在籍者数は入学式の日時点。2026年10月13日確認)

新潟翠江高校の学校紹介のページには、スクーリングは土曜と日曜に行われ、土曜と日曜で授業の内容が違うこと、両方に出ると決められた時間数(義務時数)を早く満たせることが書かれています。「土日のどちらか都合のよい方に出ればよい」という形ではないので、年間の予定は学校の時間割で確かめてください。レポートは科目ごとに年2〜12回、試験は前期末と後期末の2回です。卒業には、高校に3年以上在籍し、74単位以上を修得することなどが必要です。

高田南城高校は単位制で、原級留置(留年)はなく、制服もありません。水曜のサポートDayでは、上越教育大学の大学院生に質問や相談をしながらレポートに取り組めます。木曜のMスクーリングDayでは、中学校の国語・数学・英語の学び直し(Mベーシック)などの学校設定科目を受けられます。令和8年度の学校案内には、スクールカウンセラーが週3日いることも書かれています。1限は8時50分から、6限は15時20分までです。

同じ規則の第4条には、教育委員会が「協力校」を指定してスクーリングや試験の一部を担当させる仕組みがあります。ただ、文部科学省の掲載データでは、新潟翠江高校・高田南城高校とも県内に協力施設は届け出られていませんでした。下越なら新潟翠江、上越なら高田南城というように、住む場所から近い方の本校へ通う形が基本になります。中越や佐渡からは、どちらもそれなりの距離です。

翠江・高田南城の2027年4月入学(令和9年度)は、令和8年度と同じ内容で行われます。選抜は書類と面接です

新潟県の公立高校の入試は、令和9年度から制度が変わり、全日制・定時制の一般選抜は本検査が2027年2月25日・26日、合格発表が3月8日に前倒しされます。一方、通信制については、新潟県教育委員会が2026年3月に出した「令和9年度新潟県公立高等学校入学者選抜の概要について」に、「通信制の課程の入学者選抜について 令和8年度入学者選抜と同様の内容で実施する」と書かれています。

ただし、学校ごとの令和9年度の募集要項(出願の期間・面接の日・発表の日)は、2026年10月27日の時点で、新潟翠江高校・高田南城高校のどちらのサイトにもまだ載っていませんでした。参考までに、高田南城高校のお知らせでは、前の年度の4月入学の募集(令和8年度入学者募集)が2026年1月26日に掲載されています。そこで、参考として令和8年度(2026年4月入学)の新入学の日程を並べます。日付は年度によって変わるので、今年度の分は各校のサイトで発表を確かめてください。

項目(令和8年度の実績) 新潟翠江高校 高田南城高校
募集 若干人 若干人
出願の受付 第1期:2月16日〜2月24日/第2期:2月25日〜4月2日(午後4時まで) 第1期:2月16日〜2月27日/第2期:2月27日〜3月18日/第3期:3月18日〜4月2日(午後4時まで)
面接 第1期:3月5日/第2期:4月3日・6日(学校が指定する日) 第1期:3月10日・11日・13日のいずれか/第2期:3月26日・27日のいずれか/第3期:4月3日
結果の通知 第1期:3月12日/第2期:4月8日(ウェブ出願システム) 第1期:3月17日/第2期:3月30日/第3期:4月7日(いずれも午後。ウェブ出願システム)
選抜の方法 出願書類と面接の結果などを資料に、総合的に審査 出願書類と面接の結果などを資料に、総合的に審査

出典:新潟県教育委員会「高等学校入学者選抜に関する情報」(令和9年度入学者選抜の概要・選抜日程)/新潟翠江高校「令和8年度 新入学案内・募集要項」/高田南城高校「令和8年度 入学募集要項」(2026年10月13日確認)

令和8年度の募集要項から読み取れる決まりは次のとおりです。

  • 出願できるのは、新潟県内に住所がある人。新潟県に近い県に住んでいて勤務地が新潟県内にある人と、特別の理由で新潟県の通信教育を受けることが適当と認められる人も対象です。
  • 選抜の資料は、出願書類と面接の結果などです。どちらの要項にも、学力検査の記載はありません。高田南城高校は、志願者が20歳未満の場合、面接に保護者が同席します。
  • 新入学は、出身の中学校を通して出願します。ウェブ出願システムでの手続きと、調査書などの書類の提出が必要です。新潟翠江高校は、入学検査料はかからないと案内しています(学校紹介のページの表記)。
  • 面接の日は学校が指定します。新潟翠江高校の第2期は、受検する日を選べません。

高田南城高校は、令和9年度入学者向けの学校説明会を4回開きます

高田南城高校は2026年9月24日に、令和9年度に入学を考えている人向けの学校説明会の日程を出しました。2026年10月22日(木)・12月10日(木)・12月24日(木)・2027年1月28日(木)の4回で、いずれも14時から、会場は高田南城高校です。各回の定員は生徒15名程度。申し込みは、それぞれ10月15日・12月3日・12月17日・1月21日の17時までです。10月22日の回はすでに終わり、これから申し込めるのは12月10日・12月24日・2027年1月28日の回です(2026年10月27日に学校のページで確認)。説明会の日程は年度ごとに変わります。翌年度以降に読んでいる方は、学校のページのお知らせで、その年度の日程を確かめてください(令和8年度は、令和9年度入学者向けの日程が9月24日に掲載されました)。県内の中学校・高校に在籍している人は在籍校を通して、在籍していない人は申込フォームから申し込みます(県外の高校に在籍している人は、学校の通信制の担当へ電話で連絡します)。

学校は、入学を希望・検討している人に、この説明会への参加を求めています。参加できるのは年度内に1回で、20歳未満の人は保護者か在籍校の先生と一緒に参加します(保護者だけの参加もできます)。出典:高田南城高校 通信制「令和8年度 通信制課程 学校説明会について【令和9年度入学生対象】」(2026年9月24日付の要項。2026年10月27日確認)。新潟翠江高校の令和9年度入学者向けの説明会の案内は、通信制のページでは確認できませんでした。

高校に在籍している人は、転入学・編入学になります

高校に在籍したことがある人は、新入学ではなく転入学(在籍中)か編入学(退学後)です。新潟翠江高校の令和8年度の例では、4月入学の転入学・編入学は出願が2月16日〜24日(面接3月14日)と3月16日〜24日(面接4月3日・6日)の2回、10月入学は出願が7月24日〜31日、面接が8月19日でした。10月に入る場合は、3月までの半年で条件を満たすと、その科目の年間の単位数の半分が認められます。その年度の前期に前の高校で学んだ分の単位は認定されない、とも書かれています。

転入学は在籍している高校の校長を通して出願し、退学した人の編入学は本人が出願します。まず担任の先生に相談するのが近道です。転入と編入の違いや、単位の引き継ぎは通信制高校 転入の記事で説明しています。

公立の通信制は令和10年度から形が変わる計画です。翠江の通信制は令和11年度に新潟向陽高校へ移る予定です

2027年4月に公立の通信制へ入る人に、もう1つ知っておいてほしいことがあります。新潟県教育委員会が2026年7月9日に公表した「令和9年度〜令和12年度 県立高校等再編整備計画」に、通信制の2校の今後が書かれています。

年度 計画の内容 2027年4月に入学する人への影響
令和10年度 高田南城高校を「セルフデザインハイスクール」にする。長岡明徳高校に通信制課程を置く 高田南城高校は、入学して2年目の年度に新しい形へ変わる計画。在校生の学び方がどう変わるかは、計画には書かれていないので学校に確認を
令和11年度 新潟翠江高校を新潟向陽高校と統合し、通信制課程を新潟向陽高校に移す 新潟翠江高校の通信制に在籍する生徒は、令和11年度からスクーリングを新潟向陽高校の校舎で受ける
令和12年度 西新発田高校、八海高校と塩沢商工高校の統合校、佐渡高校両津キャンパスを、通信制の仕組みを持つセルフデザインハイスクールにする 下越の北部・南魚沼・佐渡にも、公立で通信制の仕組みを使える学校ができる計画

出典:新潟県教育委員会「令和9年度〜令和12年度 県立高校等再編整備計画」について(2026年7月9日更新。2026年10月13日確認)

セルフデザインハイスクールは、通学して学ぶコースと、通信制の仕組みをもとにした「オンラインコース」を1つの学校に置き、コースの間で単位を取ったり移ったりしやすくする学校、と計画には書かれています。計画の表では、新潟翠江高校の通信制の募集は令和10年度まで「若干人」で、令和11年度からは新潟向陽高校のオンラインコースの募集に変わります。

つまり、2027年4月に新潟翠江高校の通信制へ入って3年で卒業をめざす場合、3年目(令和11年度)のスクーリングの会場は、新潟市西区金巻の校舎から新潟向陽高校の校舎に変わる計画です。通う場所が変わることを、入学前に学校説明会などで確かめておくと安心です。なお、これは計画の段階の内容で、細かい運用は今後の発表によります。計画に載っている募集の見込みのうち、令和9年度の分は、2026年10月の教育委員会の議決で決まると県は説明しています。

居間の隅でノートパソコンのオンライン授業を受ける高校生と、そばで洗濯物をたたむ母親
サポート校は高校ではないので、在籍する通信制高校とセットで選びます。スクーリングの会場と日数、1年間の費用を分けて確かめましょう。

県内に本校がある私立7校は、通う日数と2027年4月入学の入試日で比べます

私立7校は、通い方がそれぞれ大きく違います。各校の公式サイトと令和9年度の募集要項で確かめた内容を表にしました。

学校(本校) 通い方(公式) 2027年4月入学の入試(公式) 途中からの入学(公式)
開志学園高校(新潟市中央区) 週4日・週2日・週1日のコースと、ふだんは自宅で学ぶオンラインコース。オンラインコースの面接指導は半期で5日程度、本校に通う 定員175名。選考日は1月19日〜21日、2月10日、3月12日(特待・専願・一般で分かれる) 令和8年度後期(10月)の転入学・編入学の試験は9月5日と9月28日だった
開志創造高校(新潟市中央区) スクーリングは年8日(前期4日・後期4日)。日帰りも宿泊も選べる WEB出願は12月1日から。入学試験は1月〜3月に開催 5月〜12月に毎月、入学試験がある
新潟青陵高校(新潟市中央区) 月1回のスクーリングコース(新潟本校)か、年間10日程度の集中スクーリングコース(新潟本校・渋谷・横浜)。レポートはオンラインで提出 新入学試験は1月〜3月に計4回。課題作文(事前提出)と面接。出願の登録は12月1日から 令和8年度中の転入学・編入学の試験は、6月〜10月の各月15日頃
新潟英智高校(長岡市) 通学コースと通信教育コース。通信教育コースの校舎は本校・長岡駅前校・長岡駅東校・長岡城内校・東三条校・新潟駅南校 1月19日・2月18日・3月18日(3月は専願) 通信教育コースの新入学・編入学は4月と10月。転入学は4月〜6月と10月〜12月
創進学園高校(見附市) デザイン・アートコース(週5日通学)と、キャリアコース(週4日登校型・週1日登校型・オンライン型) 定員90名。試験は1月19日・20日(推薦・専願・併願)、2月10日、3月10日 転入学・編入学の案内のページがある(日程は今回確認していません)
新潟産業大学附属高校(柏崎市) managara High Schoolの名前で、オンラインを中心に学ぶ 選考日は1月19日・2月16日・3月19日。出願は12月1日から 10月・11月の転入学・編入学を受け付けている(2026年10月1日のお知らせ)
加茂暁星高校(加茂市) レポート・スクーリング・単位認定試験で単位を取る。通学からの変更や編入など、状況に合わせて学び方を選べると案内 通信制の入試の日程は、公式のページでは確認できませんでした 確認できませんでした

出典:開志学園高校「生徒募集要項」(令和9年度)/開志創造高校「入学案内」/新潟青陵高校 通信制「入学案内」/新潟英智高校「入試情報」/創進学園高校「新入学をお考えの方」と令和9年度募集要項/新潟産業大学附属高校 通信制課程「入学案内」/加茂暁星高校「普通科/通信制」(2026年10月13日確認)。入試の日付はすべて2027年のものです。

表から分かることは3つあります。

  • 毎日に近い形で通える学校が、県内の本校にはあります。開志学園高校の週4日コース、新潟英智高校の通学コース、創進学園高校の週4日登校型や週5日のデザイン・アートコースです。通信制でも「通う高校生活」を選べます。
  • 私立の入試は1月から始まります。公立の通信制(令和8年度の出願は2月16日から)より早いので、私立と公立の両方を考えている場合は、12月までに説明会や個別相談を済ませておくと落ち着いて決められます。
  • 年度の途中に入れる時期は、学校ごとにかなり違います。いま高校に在籍している人は、退学する前に、候補の学校へ転入の時期を問い合わせるのが安全です。

なお、2026年4月に、長岡市の「長岡英智高校」は「新潟英智高校」に校名が変わりました。同じ学校です。古い校名のまま載せている一覧ページもあるので、候補を決めたら各校の公式サイトで確かめてください。

公表されている学費で比べると、県立の翠江がいちばん低く、私立は授業料以外の費用に差があります

県内に本校がある9校の学費を、公式サイトと募集要項に載っている額だけで並べました。就学支援金を引く前の額で、どれも高校に払う額です。公表されていない学校は、確認できなかったと書いています。

学校 入学のときに納める額 授業料 そのほか(公式の記載)
県立新潟翠江高校 入学料500円。入学検査料はかからない 年間の経費に含む(県立の通信制は1単位330円) 新入生の経費は、授業料・生徒会費・諸経費・教科書・学習書などを含めて年間40,000円程度。令和8年度の新入学案内では、内履き・体操着などを含めて4万5千円程度
県立高田南城高校 入学料500円 約10,000円(1単位330円。受講する単位数で決まる) 諸経費3,800円、シューズ代4,300円、書籍費 約15,000円(令和7年度入学生の場合)
開志学園高校(令和9年度) 受験料20,000円。入学金130,000円 年337,200円 施設費:週4日コース100,000円、週2日・週1日コース50,000円、オンラインコース10,000円。教育充実費:103,000円・30,000円・30,000円。ほかに生徒会費・教科書代など
開志創造高校(2027年度) 入学金30,000円 年337,200円 システム利用料・教科書代・副教材費 約65,000円。スクーリング時の交通費(宿泊費)は別
新潟青陵高校(通信制課程) 入学金20,000円 1単位10,000円(25単位で250,000円) 施設設備費 年100,000円。教材費 約50,000円
新潟英智高校(通信教育コース) 入学金30,000円 1単位10,500円 施設設備費 年48,000円。教育充実費 年72,000円。ほかにPTA会費・生徒会費が各3,000円、教科書代
創進学園高校(令和9年度) 受験料15,000円。入学金130,000円(キャリアコースのオンライン型は20,000円) 年337,200円 施設整備費 年96,000円、諸費 年72,000円、ICT教育費 年63,600円。ほかに教科書・制服など
新潟産業大学附属高校(通信制課程) 入学検定料15,000円。入学金10,000円 1単位12,000円(25単位で300,000円) 指導関連費 110,000円(施設費・教育充実費)
加茂暁星高校(通信制課程) 確認できませんでした 確認できませんでした 公式サイトの通信制のページと令和9年度の入学検査要項では、通信制の額を確認できませんでした

出典:新潟翠江高校 通信制「学校紹介」と令和8年度 新入学案内・募集要項/高田南城高校 令和8年度 入学募集要項・学校案内/開志学園高校 令和9年度 生徒募集要項/開志創造高校「入学案内」/新潟青陵高校 通信制「入学案内」/新潟英智高校「通信教育コース 学納金」/創進学園高校 令和9年度 募集要項/新潟産業大学附属高校 通信制課程「入学案内」(2026年10月13日確認)

表を読むときのポイントは4つです。

  • 公立の2校は、1年にかかる額が数万円です。県立の通信制の授業料は1単位330円で、国の就学支援金も1単位330円が支給されるため、授業料は実質かかりません(申請が必要です)。
  • 1単位10,000円〜12,000円の3校(新潟青陵・新潟英智・新潟産業大学附属)の授業料は、私立通信制の就学支援金の1単位あたりの上限(13,668円)より低い額です。年337,200円の3校(開志学園・開志創造・創進学園)は、授業料が年額で決まる場合の上限と同じ額です。
  • 差が出るのは授業料以外です。施設費・教育充実費・教材費・システム利用料などは、どの学校でも就学支援金の対象外です。開志学園高校は、通う日数の多いコースほど施設費と教育充実費が高くなります。
  • 新潟青陵高校の入学案内のページでは、就学支援金が令和7年度の実績(年収の区分ごとの額)で説明されています(2026年10月13日確認)。支援金を引いたあとの負担は、2026年度の制度で学校に確かめてください。

県外に本校がある学校のキャンパスに通うコース(週1〜5日など)は、通学の日数で費用が変わります。通信制高校の学費の全体像は通信制高校 学費の記事で書いています。

サポート校を使うときは、「高校に払う額」と「サポート校に払う額」を分けます

サポート校を併用する場合は、通信制高校の学費とは別に、サポート校の費用がかかります。新潟県内のサポート校の料金は、今回開いた公式サイトでは確認できなかったので、額ではなく、仕組みの違いを表にします。

項目 通信制高校に払う額 サポート校に払う額
中身 入学金・授業料・施設費・教材費など 入学金・授業料(指導料)・施設費など。通う日数やコースで変わる
国の就学支援金 授業料に使える 使えない
新潟県の学費軽減 県内に本校がある私立高校なら対象になり得る 対象ではない
確かめ方 募集要項の学費の表 見積もりを書面でもらう

見学や相談のときに、2つを分けた1年間の見積もりを書面で出してもらうと、学校どうしを同じ形で比べられます。サポート校の費用が二段になる仕組みはサポート校 学費の記事で説明しています。

お金の制度:国の就学支援金は年337,200円まで。県の学費軽減は県内に本校がある私立だけです

新潟県で通信制高校を選ぶとき、お金の支えは「国の制度」と「新潟県の制度」の2段になっています。大事なのは、県の学費軽減は、在籍する高校の本校がどこにあるかで使えるかどうかが変わることです。

制度 内容 新潟県で使える学校
国の高等学校等就学支援金 私立の通信制は、授業料が年額で決まる場合は年337,200円まで、単位ごとに決まる場合は1単位13,668円まで(年30単位・通算74単位まで)。2026年度から所得制限なし。新潟県立の通信制は1単位年額330円 県内の9校・県外に本校がある高校(どちらも授業料の部分)
新潟県の私立高校等 学費軽減 授業料・施設整備費等・入学金の全部または一部を、所得などの要件に応じて補助。通信制も対象 新潟県内に本校がある私立高校(開志学園・開志創造・新潟青陵・新潟英智・創進学園・新潟産業大学附属・加茂暁星)
奨学のための給付金 生活保護世帯・住民税の所得割が一定額より少ない世帯に、授業料以外の教育費を給付(下の表) 保護者が新潟県内に住んでいれば、県外の高校に在学していても対象

出典:文部科学省「高等学校等就学支援金」/新潟県「新潟県公立高等学校等就学支援金制度について」/新潟県「私立高校等への学費軽減制度概要」(2026年10月13日確認)

新潟県の学費軽減は、要件の1つ目が「新潟県内に本校がある私立高等学校に在学していること」です。生徒本人と、保護者の全員が新潟県内に住んでいることも要件です。新潟駅や長岡駅の近くのキャンパスで学んでいても、在籍する高校の本校が茨城や沖縄にあれば、この県の制度の対象にはなりません。

県の学費軽減の具体的な金額の区分は、県のページ(2025年7月9日更新)に書かれている内容が、所得制限がなくなった2026年度の就学支援金に合わせて変わっているかを確認できませんでした。申請は在学する学校から案内されるので、金額は学校か県の大学・私学振興課で確かめてください。

奨学のための給付金(令和8年度)の額

世帯の条件(令和8年度) 私立の通信制 国公立の通信制 私立の全日制・定時制(参考)
生活保護(生業扶助)を受けている世帯 52,600円 32,300円 52,600円
県民税・市町村民税の所得割が非課税(0円)の世帯 52,100円 県の窓口で確認を(国の基準額は50,500円) 152,000円
所得割の合算が105,500円未満の世帯 17,370円 16,830円 50,670円
所得割の合算が105,500円以上182,500円未満の世帯 13,030円 12,630円 38,000円

出典:新潟県「奨学のための給付金(私立高等学校等)」(2026年9月19日更新)の申請についてのお知らせ/新潟県「奨学のための給付金(通常申請)についてのお知らせ」(2026年9月25日更新)の延長リーフレット(2026年10月13日確認)。額は生徒1人あたりの年額で、県の資料の表記のとおりです。ただし、国公立の通信制で所得割が非課税の世帯の額だけは、県の延長リーフレットの表記(52,500円)が、文部科学省の高校生等奨学給付金リーフレットにある令和8年度の国公立・通信制の額(50,500円)と合わなかったので、表には書いていません。申請の前に、新潟県就学支援金等支給事務センター(県教育庁財務課)で確かめてください。

奨学のための給付金は、令和8年度は7月1日(令和8年7月1日)が基準日で、その日に保護者が新潟県内に住んでいること、生徒が就学支援金などの受給資格を持っていることが条件です。令和8年度の申請は7月に受け付けが始まり(県のリーフレットに「7月に提出済みの方は、再度提出する必要はありません」とあります)、県内の高校に通う場合は在学する学校から案内が配られます。次の年度の基準日と受付の時期は、県の発表で確かめてください。県外の高校に通う場合は、県のページにある県外生向けの様式で、自分で申請します(国公立の提出先は新潟県就学支援金等支給事務センター)。受付の期限は年度ごとに決まり、延長されることもあるので、申請の前に県の私立向けのページか国公立向けのページでその年度の期限を確かめてください(どちらも2026年10月27日確認)。給付は年額をまとめて振り込む形で、時期は冬ごろです(令和8年度の私立向けの案内では12月下旬以降の予定)。通信制の支給は通算4回までです。制度の全体は高校生等奨学給付金の記事で説明しています。

見てのとおり、私立の通信制の給付額は、全日制の3分の1ほどです。全日制の友だちの家と同じ支援を前提に予算を立てると、ずれが出ます。高田南城高校の学校案内には、ほかに教科書代金の還付制度や定通修学奨励金制度が、条件つきで利用できると書かれています。

就学支援金の支給は、原則として申請した月からです。転校する場合は、転校先であらためて手続きが要ります。通信制の支給期間は在学月数で数え、48か月までです。前の高校に在学した月数も通算されます(受け取った月数ではありません)。

※2026年10月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

新潟県内のサポート校の場所を地域ごとに示すカード図。新潟駅万代口からトライ式高等学院が徒歩約3分、おおぞら高等学院が徒歩8分、DSCが徒歩13分、長岡駅東口からトライ式高等学院長岡キャンパスが徒歩1分、県央・中越では大凛塾燕が吉田駅・北吉田駅から、大凛塾柏崎が東柏崎駅から徒歩10分、上越ではライトシップ高等学院が直江津港佐渡汽船ターミナル2階、井手塾中央高等学院が本町にある
出典:各サポート校・学習センターの公式サイト(2026年10月27日確認)

「+サポート校」という選択:新潟県で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「新潟 通信制サポート校」で探している方へ。サポート校は高校そのものではなく、通信制高校に在籍する生徒の学習や生活を支える民間の教育施設です。卒業資格は、提携する通信制高校から出ます。そのため、サポート校を選ぶことは、どの通信制高校に在籍するかを選ぶことでもあります(詳しくは通信制サポート校とはで説明しています)。

文部科学省の掲載データで、県内の施設として届け出られている主な教室と、提携先の通信制高校、施設の区分を並べました。

施設(教室) 提携先の通信制高校(文科省データ) 施設の区分 所在地
トライ式高等学院 新潟キャンパス 鹿島学園・鹿島朝日 学習等支援施設 新潟市中央区東大通(JR新潟駅万代口から徒歩約3分)
DSC新潟キャンパス 鹿島学園・鹿島山北 学習等支援施設 新潟市中央区紫竹山
真友学院 星槎国際/つくば開成学園 星槎国際は学習等支援施設、つくば開成学園は面接指導等実施施設 新潟市中央区弁天
元気カレッジ 開志創造 学習等支援施設 新潟市秋葉区
新潟SHIP・佐渡SHIP・関川SHIP 明誠 学習等支援施設 新潟市西区・佐渡市・関川村
トライ式高等学院 長岡キャンパス 鹿島学園・鹿島朝日 学習等支援施設 長岡市台町(JR長岡駅東口より徒歩1分)
葵高等学院 鹿島学園・駿台甲府 学習等支援施設 長岡市大手通
開志高等部 上越校 開志創造 学習等支援施設 上越市北城町
井手塾中央高等学院 中央国際 学習等支援施設 上越市本町
ライトシップ高等学院 新潟産業大学附属 学習等支援施設 上越市港町
大凛塾(燕・柏崎・糸魚川) 並木学院 学習等支援施設 燕市・柏崎市・糸魚川市

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)/トライ式高等学院 新潟県のキャンパス一覧(最寄り駅の表記。2026年10月13日確認)。学校名・施設名の英字は全角で表記しています。表は例で、県内のサポート校をすべて並べたものではありません。

「新潟県 通信制サポート校」で探す方へ:公式サイトで確かめた提携先・所在地・最寄り駅

「新潟 通信制サポート校」で検索すると、サポート校やキャンパスの自校のページが上に並びます。そこで、県内のサポート校・学習センターのうち公式サイトを開けたものについて、公式サイトに書かれている提携先の高校・所在地・最寄り駅を、地域ごとに並べ直しました。公式に駅の記載が無いものは、無いと書いています。

施設(地域) 提携する通信制高校(公式の表記) 所在地 最寄り駅・行き方(公式)
トライ式高等学院 新潟キャンパス(新潟市) キャンパスのページに記載なし(文科省データでは鹿島学園・鹿島朝日) 新潟市中央区東大通1-7-7 IMA-Ⅲビル2F JR新潟駅万代口から徒歩約3分
おおぞら高等学院 新潟キャンパス(新潟市) 屋久島おおぞら高校のサポートキャンパス 新潟市中央区万代1-3-7 NDK万代ビル4F JR新潟駅万代口から徒歩8分。新潟交通バスセンタービルから徒歩1分
DSC新潟キャンパス(新潟市) 鹿島学園・鹿島山北・鹿島朝日・松本国際の4校。週1〜4日の通学 新潟市中央区紫竹山2-5-3(文科省データ) JR新潟駅から徒歩13分
新潟桜塾(新潟市西区) 鹿島朝日高校の学習センター。週2〜5日制・週1日制など 新潟市西区平島2-2-8 マンション中山事務所105 JR越後線 青山駅(徒歩の分数は記載なし)
秋葉キャンパス(元気カレッジグループ・新潟市秋葉区) 開志創造・鹿島学園の2校 新潟市秋葉区天ヶ沢253 キャンパスのページに駅の記載なし(グループの学習室は矢代田駅前と案内)
トライ式高等学院 長岡キャンパス(長岡市) キャンパスのページに記載なし(文科省データでは鹿島学園・鹿島朝日) 長岡市台町2-8-35 ホテルニューオータニ長岡1F JR長岡駅東口から徒歩1分
大凛塾 燕(県央) 並木学院高校の学習センター。週1回・週2回・月1回の通学コース 燕市吉田東町9-1 吉田駅・北吉田駅から徒歩10分
大凛塾 柏崎(中越) 並木学院高校の学習センター。週1回・週2回・月1回の通学コース 柏崎市四谷3-1-36 東柏崎駅から徒歩10分
ライトシップ高等学院(上越市) 新潟産業大学附属高校 通信制課程(managara High School) 上越市港町1-9-1 直江津港佐渡汽船ターミナル2階(上越校) 公式に駅の記載なし。柏崎・十日町魚沼のサテライトもある
井手塾中央高等学院(上越市) 中央国際高校の新潟学習センター。月2回から通える 上越市本町5-5-9(文科省データ) 公式のトップページに駅の記載なし
大凛塾 糸魚川(上越) 並木学院高校の学習センター 公式は糸魚川市上刈1-5-22、文科省データは大町2-1-17 公式に記載なし

出典:トライ式高等学院 新潟県のキャンパス/おおぞら高等学院 新潟キャンパス/DSC新潟キャンパス/鹿島朝日高校 新潟桜塾/秋葉キャンパス/並木学院高校 大凛塾燕・大凛塾柏崎・大凛塾糸魚川/ライトシップ高等学院/井手塾中央高等学院(いずれも2026年10月27日確認)/文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)。長岡市の葵高等学院の公式サイトは、2026年10月27日に開けなかったので表に入れていません。

この表から分かることが3つあります。

  • 新潟市と長岡市のサポート校は、駅から歩ける場所に集まっています。新潟駅万代口から徒歩3〜13分の範囲にトライ式・おおぞら・DSC、長岡駅東口の目の前にトライ式があります。新潟市内の区ごとの細かい一覧は新潟市 通信制高校、長岡駅の周りは長岡 通信制高校の記事にあります。
  • 県央・中越・上越では、駅から徒歩10分ほどの学習塾がサポートの拠点になっている例があります。大凛塾(燕・柏崎)は並木学院高校の学習センターで、スクーリングは年1〜2回・計4日間程度、広島県の本校か各地の面接指導施設へ通うと案内されています。
  • 同じ教室でも、提携先が1校のところと、何校かから選ぶところがあります。DSC新潟キャンパスは4校、秋葉キャンパスは2校から選ぶ形です。提携先の高校が変わると、スクーリングの会場・日数と授業料が変わります。

名前の似た施設にも気をつけてください。「秋葉キャンパス」という名前は、上の元気カレッジグループの施設(秋葉区天ヶ沢)のほかに、さくら国際高校の提携校一覧にある、スクーリングができる施設(秋葉区新津本町4-9-17、新津駅から徒歩12分)にも使われています。住所が違う別の施設です。また、明誠高校の佐渡SHIPは、明誠高校のSHIPのページでは佐渡市長石123-10、文部科学省のデータでは真野新町322と、住所が違って載っていました。問い合わせのときは住所で確かめると安心です。

表の教室は、ほとんどが文部科学省のデータで学習等支援施設です。つまり、日々の学習はここで支えてもらえますが、スクーリングは提携先の通信制高校が決めた別の会場で受けることになります。新潟市・長岡市・上越市には面接指導等実施施設が多いので、県内で受けられる学校もあれば、県外の本校へ行く学校もあります。

反対に、サポート校のように見える拠点でも、面接指導等実施施設として届け出ている場合があります。たとえば、おおぞら高等学院の新潟の拠点(新潟市中央区万代)は、屋久島おおぞら高等学校などの面接指導等実施施設としてデータに載っています。また、N高等学校・S高等学校・R高等学校の新潟キャンパス(新潟市中央区東大通)は面接指導等実施施設ですが、同じ学校の新潟長岡キャンパス(長岡市表町)は学習等支援施設です。名前だけでは区別できません。

見学のときは、次の3つを聞くと比べやすくなります。

  • ここに通うと、どの通信制高校に在籍しますか(選べますか)
  • スクーリングは、どこで年に何日ありますか
  • 1年間の請求は、高校の分とサポート校の分で、それぞれいくらですか

同じ質問を各校にするための質問リストは、通信制高校・サポート校の選び方の記事にあります。

新潟県ならではの通信制高校選びのポイントは、「本校の場所」と「冬の移動」です

新潟県で学校を比べるときに、ほかの県より重く効いてくる点が2つあります。

1つ目は、在籍する高校の本校がどこにあるかです。新潟駅や長岡駅の近くにある「キャンパス」の多くは、県外に本校がある高校の拠点です。卒業証書を出すのは本校の高校で、新潟県の学費軽減も、本校が県内にあるかどうかで使えるかが決まります。看板の名前だけで判断せず、「この教室に通うと、どの高校に在籍するのか」を最初に確かめてください。

2つ目は、冬の移動です。県は南北に長く、下越・中越・上越・佐渡で生活圏がはっきり分かれています。新潟翠江高校は新潟市西区、高田南城高校は上越市にあり、中越から公立に通う場合は、どちらもそれなりの距離になります。新潟翠江高校のアクセス案内では、新潟駅万代口から高速バスで「鳥原」停留所まで乗車30分、そこから徒歩20分(約2km)です。月に2〜4回の土日に、雪の季節も同じだけ動けるかを考えておくと、入学後の無理が減ります。

雪の時期に確かめておきたいことを、学校の種類ごとに並べます。

  • 公立の2校:スクーリングの日は年間の予定で決まっています。雪や体調で出られなかった日の分を、ほかの日で取り戻せるか(新潟翠江高校なら土曜と日曜の両方に出る、高田南城高校なら放送視聴で一部を代える、など)を説明会で聞きます。
  • 集中スクーリングの学校:開志創造高校は年8日(前期4日・後期4日)、新潟青陵高校の集中スクーリングコースは年間10日程度です。何月にあるかを聞き、冬を避けられるかを確かめます。
  • 週に何日か通うコース:通う日数が多いほど、冬の通学の負担も増えます。最寄り駅からの距離、スクールバスの有無、オンラインに切り替えられる日があるかを聞きます。
  • 佐渡から:島内でスクーリングができるのは千種の2か所です。本土の会場に行く学校なら、船の時間と、海が荒れて欠航した日の扱いを先に確かめます。県の計画では、令和12年度に佐渡高校両津キャンパスが、通信制の仕組みを持つ学校になる予定です。

発達特性のあるお子さんの場合は、相談できる人が学校に何日いるか(高田南城高校はスクールカウンセラーが週3日と案内しています)、体調が悪い日にどう参加できるかも、見学のときに聞いておきたい点です。

山形・福島・群馬・長野・富山へ通う前に。新潟県から入学できる通信制高校は99校で、隣の県の公立は区域の外です

通信制高校には、学校ごとに「通信教育を行う区域」が決まっています。その区域に住んでいる人が入学できる、という決まりです。文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点・全国349校)で、区域に新潟県が入っている学校は99校ありました(公立2校・私立83校・株式会社立14校)。公立の2校は新潟翠江高校と高田南城高校です。99校のうち80校は、区域を「47都道府県」と届け出ている広域の学校です。

村上・関川から山形へ、阿賀町から福島へ、湯沢・南魚沼から群馬へ、妙高・十日町・津南から長野へ、糸魚川から富山へ。県境の近くに住んでいて、隣の県の学校を考える人のために、隣の県に本校がある学校を調べました。

隣の県 本校がある通信制高校 うち新潟県から入学できる学校 公立の通信制
山形県 5校 1校(羽黒高等学校。区域は山形県・新潟県) 県立霞城学園高校・県立庄内総合高校は区域が山形県のみ
福島県 5校 0校 県立郡山萌世高校は区域が福島県のみ
群馬県 5校 1校(R高等学校。広域) 県立の4校は区域が群馬県のみ
長野県 14校 2校(さくら国際高等学校、つくば開成学園高等学校) 長野西高校・松本筑摩高校は区域が長野県のみ
富山県 2校 0校 県立雄峰高校は区域が富山県のみ

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)の「通信教育を行う区域」を集計(2026年10月13日)。「47都道府県」と届け出ている広域の学校は、新潟県から入学できる学校に数えています。

ここから言えることは3つです。

  • 隣の県の公立の通信制は、国のデータでは区域がその県だけです。新潟県に住んだまま入れるとは限りません。勤務先がその県にある場合などの扱いは学校ごとに違うので、当てはまりそうなら各校の最新の募集要項で確かめてください。学費を抑えたいなら、県内の新潟翠江高校か高田南城高校が公立の道になります。
  • 逆に、新潟県の学校で隣の県の人を受け入れているのは、開志学園高校(区域は新潟県・福島県)です。長野県に本校があるつくば開成学園高等学校は、区域が新潟県・長野県で、新潟・長岡・上越に面接指導等実施施設を届け出ています。
  • 県外の学校に入学すると、新潟県の学費軽減は使えません。国の就学支援金は使えます。奨学のための給付金は、保護者が新潟県内に住んでいれば、県外の高校に通っていても対象です。

新潟県での選び方は「週に何日、家を出られるか」と「住んでいる地域」から決めます

ここまでの事実を、状況ごとに並べ直します。学校名から決めるより、今の自分が週に何日、朝に家を出られるかと、どの地域に住んでいるかから考えると、候補が自然に絞れます。

今の状況 新潟県で合いそうな形 確かめること
週4日くらいは通えそう。友達や行事もほしい 開志学園の週4日コース、新潟英智の通学コース、創進学園など通学型のコース 1月から始まる入試の日、通学の足(駅からの距離やバス)
週1〜2日なら駅前まで出られる 県内の本校の通信コース、駅周辺のキャンパス・学習センター スクーリングの会場と日数、1年間の総額
費用をできるだけ抑えたい 県立の新潟翠江・高田南城、県内に本校がある私立(県の学費軽減の対象) 公立までの移動、令和10年度からの再編、県の軽減の区分
年に数日だけなら通える 年8日〜10日程度の集中スクーリングの学校 何月にあるか、会場はどこか
今は家から出るのがつらい 自宅中心の学び方(オンラインのコース・オンラインのサポート校など) 在籍する高校のスクーリングがどこで何日あるか

※表は制度と各校の案内から見た一般的な目安です。個別の条件は、学校ごとに確認してください。

いま高校に在籍している人は、退学する前に転入を考えるのが順番です。転入なら、これまでの単位と在籍期間を引き継げます。いったん退学してから入り直す「編入」では、空白の期間は在籍期間に数えられません。発達障害や不登校の経験がある場合も、選び方の順番は同じです。まず「スクーリングに通える場所と曜日」を決め、そのうえで、日々の学習を支えてくれる人がいるかを見ます。

よくある誤解:「キャンパス」の看板があっても、そこが新潟県の高校とは限りません

新潟県で学校を比べるとき、つまずきやすい点を4つ挙げます。

誤解1:県内にキャンパスがある高校は、県内に本校がある。県内に本校があるのは9校だけです。県内の拠点69か所のうち65か所は、県外に本校がある28校の拠点で、卒業証書は本校の高校から出ます。在籍する高校が県外だと、新潟県の学費軽減も使えません。

誤解2:近くの教室でスクーリングも全部受けられる。県内の拠点69か所のうち、スクーリングができる施設として届け出られているのは40か所です。学習等支援施設に通う場合、スクーリングは別の会場になります。

誤解3:まとめサイトの学校名と数は、いまのもの。検索で上に出てくる一覧ページには、2026年4月に校名が変わった新潟英智高校を「長岡英智高校」のまま載せているものや、載せている学校の数がページによって違うものがあります。県の統計と国のデータでは9校です。候補を決めたら、各校の公式サイトと文部科学省のデータで確かめてください。

誤解4:公立の通信制は、卒業まで同じ校舎に通う。県の計画では、新潟翠江高校の通信制は令和11年度に新潟向陽高校へ移り、高田南城高校は令和10年度に新しい形になります。2027年4月に入る人は、在学中に変わる可能性があります。

近隣エリアの通信制高校ガイド:新潟市・長岡の記事と、隣の県の記事

市の具体的な学校や通い方は、市の記事でまとめています。県境の近くに住んでいて、隣の県の学校も比べたい方は、隣の県の記事もあわせてご覧ください。

選択肢の1つとしてのニジ高:新潟県から自宅で学ぶ場合(正直な注意点)

ここまで読んで、「近くに拠点はあるけれど、今は週に何日も外に出るのがつらい」「住んでいる町に拠点が無い」と感じた方もいるかもしれません。冬の移動が重い時期もあります。新潟県の拠点の多くは通うことを前提にしていますが、自宅から学ぶ形もあります。

NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校で、小中学生のオルタナティブスクールNIJINアカデミーの高等部という位置づけでもあります。全国どこからでも自宅から参加でき、担任がつきます。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。生徒会やサークル、生徒が自分たちで企画する行事、企業や地域と関わるプロジェクトがあり、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも取り組んでいます。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。これまでにグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。

提携する通信制高校に在籍するほか、N高等学校・ルネサンス高等学校・クラーク記念国際高等学校など、提携校以外の通信制高校に在籍したまま、ニジ高を併用することもできます。その場合、卒業資格・スクーリング・単位は、在籍する通信制高校のものです。

新潟県にお住まいの方に、先に正直にお伝えしておきたいことがあります。

  • ニジ高は高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
  • 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。ニジ高がするのは、日程の調整と準備の支援です。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
  • 費用は、通信制高校の分とニジ高の分がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えず、新潟県の学費軽減の対象でもありません。金額は学費のご案内でご確認ください。
  • オンライン中心なので、毎日通う場所を求める人には合わない場合があります。相談のうえで、NIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の教室に通うこともできます。

「公立の通信制で費用を抑えたい」「県内の本校に週4日通いたい」という方には、ここまでに書いた選択肢のほうが合うこともあります。「今は家から少しずつ始めたい」「雪の日も同じように仲間と何かをつくってみたい」という方の、比べる候補の1つに入れていただければうれしいです。ほかの疑問はよくある質問のページにもまとめています。

新潟県で迷ったときの進め方(3ステップ)

  1. ステップ1:通える日数と、冬の移動を数える。今月、朝に家を出られた日は何日ありましたか。週4日なのか、週1日なのか、0日なのか。雪の季節に同じだけ動けるかも考えます。数字が小さくても構いません。小さいほど、合う形がはっきりします。
  2. ステップ2:候補を「県内の本校」「県外の高校の拠点」「県立」「自宅中心」に分けて2〜3校に絞る。この記事の表を使って、住んでいる地域から通える範囲を先に決め、その中から生活に合う形を選びます。中学3年生なら、私立の入試が1月から、公立の出願が令和8年度は2月16日からだったので、12月までに説明会へ行けるよう予定を組みます。
  3. ステップ3:同じ質問を、同じ順番で聞く。「どの高校に在籍しますか」「スクーリングはどこで年に何日ですか」「1年間の請求は高校の分とそれ以外でいくらですか」「新潟県の学費軽減は使えますか」。この4つを、公立にも私立にもサポート校にも聞くと、答えの差がはっきり見えます。1校目で決めなくて大丈夫です。

どの学校にするか決まっていなくても、3つとも進められます。話を整理しながら考えたい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。オンラインで、参加は無料です。

明るい相談室の丸テーブルで、スタッフの話を聞く母親と高校生の息子
見学や相談では、同じ質問を同じ順番で聞くと、学校ごとの違いが比べやすくなります。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

雪の日も遠い町からも、オンラインで青春する形があります

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校。行事を自分たちで企画し、企業や地域と関わるプロジェクトにも挑戦できます。高校ではないため卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングが必要です。体験説明会はオンライン・無料。日程を選ぶだけで、カメラオフのまま参加できます。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 新潟県に通信制高校は何校ありますか?

A. 県内に本校がある通信制高校は9校です。公立が新潟翠江高校・高田南城高校の2校、私立が開志学園・開志創造・新潟青陵・新潟英智・創進学園・新潟産業大学附属・加茂暁星の7校です。ほかに、県外に本校がある28校が県内に拠点を置いていて、拠点は県内の学校の分も合わせて建物で69か所あります(文部科学省の掲載データ・令和8年4月1日時点)。

Q. 新潟県の公立の通信制高校はどこですか?

A. 新潟市西区の新潟翠江高校と、上越市の高田南城高校の2校です。新潟県立高等学校通信教育に関する規則の第2条で決まっています。新潟翠江高校は土曜と日曜(土日で授業の内容が違う)、高田南城高校は日曜または火曜にスクーリングがあります。

Q. 公立の通信制の2027年4月入学の入試はいつですか?

A. 2026年10月27日の時点で、2校とも令和9年度の募集要項はまだ掲載されていません。県教育委員会は、通信制の選抜を令和8年度と同じ内容で行うと公表しています。令和8年度は、出願が2月16日から4月2日まで、面接が3月上旬から4月上旬で、出願書類と面接の結果などで選抜されました。日付は年度で変わるので、各校のサイトで確かめてください。

Q. 新潟県でいちばん安い通信制高校はどこですか?

A. 公表されている額で比べると、県立の新潟翠江高校と高田南城高校です。どちらも入学料500円、授業料は1単位330円で、国の就学支援金も1単位330円が支給されるため、申請すれば授業料の負担は実質ありません。新潟翠江高校は、新入生の経費を年間40,000円程度と案内しています。私立は授業料が就学支援金の上限の範囲に収まる学校が多く、差は入学金や施設費などに出ます。県内に本校がある私立では、授業料以外の公表額が少ないのは開志創造高校(入学金を含めて約9万5千円)でした(2026年10月時点)。

Q. 新潟県の通信制サポート校は、どこにありますか?

A. 新潟駅と長岡駅の近くに多く、新潟駅万代口から歩ける範囲にトライ式高等学院・おおぞら高等学院・DSC、長岡駅東口の近くにトライ式高等学院があります。県央・中越・上越では、燕市・柏崎市・糸魚川市の大凛塾(並木学院高校の学習センター)や、上越市のライトシップ高等学院(新潟産業大学附属高校と提携)などがあります。どのサポート校も、卒業資格は提携する通信制高校で取るので、提携先とスクーリングの会場をセットで確かめてください。

Q. 奨学のための給付金は、いつ申請すればいいですか?

A. 令和8年度は7月1日が基準日で、申請は7月に受け付けが始まりました(次の年度の時期は県の発表で確かめてください)。県内の高校に通う場合は学校から案内が配られ、県外の高校に通う場合は県のページの様式で申請します。期限は年度ごとに決まり、延長されることもあるので、新潟県の私立向け・国公立向けのページでその年度の期限を確かめてください。

Q. 新潟翠江高校の通信制は、なくなるのですか?

A. なくなるのではなく、移る計画です。県の再編整備計画では、令和11年度に新潟翠江高校を新潟向陽高校と統合し、通信制課程を新潟向陽高校に移します。新潟翠江高校の通信制に在籍している生徒は、令和11年度からスクーリングを新潟向陽高校の校舎で受ける、と計画に書かれています。

Q. 新潟の通信制高校でかかる費用はどのくらいですか?

A. 県立は入学料が500円、授業料が1単位330円で、新潟翠江高校は新入生の経費を年間40,000円程度と案内しています。私立は学校ごとに違い、公表されている例では、新潟青陵高校が授業料1単位10,000円、新潟英智高校が1単位10,500円、開志学園高校・開志創造高校・創進学園高校が年337,200円です。国の就学支援金は授業料に使えますが、施設費や教材費、サポート校の費用には使えません。

Q. 新潟駅や長岡駅の近くのキャンパスに通うと、新潟県の学費軽減は使えますか?

A. 在籍する高校の本校がどこにあるかで決まります。県の学費軽減は「新潟県内に本校がある私立高等学校」の生徒が対象です。県内に本校がある私立は7校で、県外に本校がある高校のキャンパスで学ぶ場合は対象になりません。国の就学支援金は、どちらでも授業料に使えます。

Q. 新潟県内の通信制サポート校は、高校の卒業資格が取れますか?

A. サポート校だけでは取れません。提携する通信制高校に在籍し、その高校でレポート・スクーリング・試験を終えて卒業します。県内のサポート校の教室の多くは学習等支援施設なので、スクーリングは提携校の会場で受けます。

Q. 佐渡に住んでいても、通信制高校に通えますか?

A. 通えます。佐渡市には拠点が4か所あり、千種の2か所でスクーリングができます(開志創造高校・明誠高校・鹿島朝日高校の施設)。公立の2校は島内に会場が無いので、本土の本校へ通う形です。県の計画では、令和12年度に佐渡高校両津キャンパスが、通信制の仕組みを持つ学校になる予定です。

Q. 長岡英智高校と新潟英智高校は、違う学校ですか?

A. 同じ学校です。2026年4月に「長岡英智高校」から「新潟英智高校」に校名が変わりました。本校は今も長岡市宮栄にあります。詳しくは長岡市の記事で書いています。

Q. 年度の途中から入れますか?

A. 学校によって違います。県立の新潟翠江高校は4月と10月(10月は転入学・編入学のみ。令和8年度は出願が7月24日〜31日)、新潟青陵高校は令和8年度中は6月〜10月の各月、開志創造高校は5月〜12月に毎月、入学試験があると案内されています。いま高校に在籍しているなら、退学する前に転入の時期を問い合わせるのが安全です。

Q. 家の近くに通信制高校の拠点がありません。どうすればいいですか?

A. 県内の拠点は14の市町村にしかないので、珍しいことではありません。まず、家から一番近い「スクーリングができる施設」と県立の本校までの距離を調べ、年に数日の集中スクーリングの学校や、自宅中心で学べる形と比べてください。スクーリングの会場と日数は学校ごとに違うので、各校に直接聞くのが確実です。

まとめ:新潟県の通信制高校選びは「学校」と「サポート」の両方から

新潟県には、県内に本校がある9校と、建物で69か所(届け出はのべ97件)の拠点があります。公立は新潟翠江高校と高田南城高校の2校で、私立なら県内に本校があるかどうかで県の学費軽減が変わります。選べる道は、思っているより多いはずです。

いちばん大事なのは、学校の数を比べることより、今のあなたが無理なく続けられる形を見つけることです。週に何日、家を出られるか。冬の間はどうか。住んでいる町から、どこまでなら通えるか。その答えがまだ出ていなくても大丈夫です。まずは資料を読むところ、話を聞くところから、一つずつ始めてください。

執筆者:ニジ高編集部 2026年10月27日更新

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