品川区 通信制高校|都立は無く区内10拠点。五反田・大井町のサポート校【2026】

品川区で通信制高校を探し始めると、「品川」と名前の付いた学校がたくさん出てくるのに、住所を見ると港区だったり大田区だったりして、どれが本当に区内なのか分からなくなることがあります。反対に、「目黒」と名前の付いた教室が品川区にあることもあります。

結論から言うと、品川区に都立の通信制高校はなく、区内に本校がある私立の通信制高校もありません。区内にあるのは他県などに本校がある高校の拠点とサポート校で、文部科学省の掲載データで数えると9校・所在地で10か所でした。場所は五反田・大崎・御殿山、大井町、目黒駅東口(上大崎)、天王洲、荏原・旗の台に分かれています。スクーリング(面接指導)まで受けられる施設は、このうち1か所だけです。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、東京都教育委員会・東京都生活文化局・品川区の公式ページ、各校の公式サイトを2026年9月22日に開いて確認した内容でできています。まとめサイトの学校リストは使っていません。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。いま決めなくて大丈夫です。まずは「品川区で何が選べて、何が選べないのか」を一緒に確かめましょう。

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目次

結論:品川区 通信制高校の早見

  • 品川区に都立の通信制高校は無い。都立の通信制課程は一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校だけで、一橋へは都営浅草線の五反田・戸越・中延などから乗り換えなしで東日本橋駅まで行けます。
  • 区内に本校がある私立の通信制高校も0校。区内にあるのは他県などに本校がある9校の拠点で、所在地で数えると10か所です(文部科学省の掲載データ・令和8年4月1日時点)。
  • 10か所の内訳は、五反田・大崎・御殿山に4か所、大井町に2か所、荏原・旗の台に2か所、目黒駅東口(上大崎)に1か所、天王洲に1か所。
  • スクーリングまで受けられる「面接指導等実施施設」は、清泉女子大学(東五反田)の1か所だけ。残る9か所は学習を支える施設で、スクーリングは別の会場へ行きます。
  • 「品川」の名前でも区外のことがあります。KG高等学院 品川キャンパスは港区高輪、反対に「目黒キャンパス」は品川区上大崎です。住所で確かめてください。
  • 「品川区 サポート校」で探すときは、提携している通信制高校とセットで確かめます。就学支援金と都の授業料助成は高校の授業料だけが対象で、サポート校の費用には使えません。
  • 家から出にくい時期は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、提携校の卒業をめざす方法もあります。
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品川区の通信制高校事情:区内に本校は無く、他県などに本校がある9校の拠点が10か所

最初に押さえておきたいのは、品川区の中にある通信制の校舎は、どれも「高校の本校」ではないということです。東京都生活文化局が公開している私立高等学校(通信制課程)一覧に載っている都認可の私立通信制高校8校のうち、品川区に所在する学校は0校でした。文部科学省の掲載データでも、本校の所在地が品川区の学校はありません。

では区内に何があるのかというと、次の3種類に分かれます。

種類実体高卒資格費用のかかり方
広域通信制高校の学習センター他県に本校がある高校の学習拠点その高校から出る高校の学費+センターのコース費用
サポート校高校ではない民間の教育機関提携する通信制高校から出る高校の学費+サポート校の費用
スクーリングの会場大学などの建物を会場として届け出たものその高校から出るふだん通う場所ではない

ここを混同したまま「五反田のA校と大井町のB校で迷っています」と比べると、片方は高校の学費だけ、もう片方は高校+サポート校の合計、という条件の違う数字を並べることになります。見学の申し込みより先に、その教室がどれに当たるのかを確かめてください。本校が他県にある学校の仕組みは広域通信制高校とはの記事で、サポート校と通信制高校の違いは通信制サポート校の記事で説明しています。

品川区の特徴は、池袋や新宿のように大きな校舎が駅前に並ぶ地域ではないことです。池袋側の拠点の数と場所は豊島区 通信制高校で確かめられます。区内の拠点は10か所と多くはなく、その多くが少人数の教室や、特定の分野に絞ったスクールです。そのぶん、条件が合う教室が見つかれば、家から近い場所で落ち着いて通えることがあります。

品川区に都立の通信制は無い。都内3校のうち一橋へは浅草線で乗り換えなしで行ける

「まずは公立から」と考える方も多いのですが、品川区内に都立の通信制課程を置く高校はありません。東京都教育委員会の都立高等学校一覧の通信制課程の表に載っているのは、次の3校だけです。この3校であることは、東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱(令和8年度)にも明記されています。

学校名所在地最寄り駅(学校の公式ページ)受講料
都立一橋高校千代田区東神田1-12-13JR馬喰町駅 徒歩3分、都営新宿線 馬喰横山駅 徒歩4分、都営浅草線 東日本橋駅 徒歩8分など1単位336円
都立新宿山吹高校新宿区山吹町81東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅 徒歩10分、東西線 神楽坂駅・早稲田駅 徒歩10分など1単位336円
都立砂川高校立川市泉町935-4多摩モノレール 泉体育館駅 徒歩3分1単位336円

出典:各校公式サイトのアクセスページ、東京都教育委員会「授業料等」(2026年9月22日確認)

品川区から見ると、いちばん乗り換えが少ないのは一橋高校です。都営浅草線は区内の五反田・戸越・中延などに駅があり、一橋高校の公式アクセスページに載っている東日本橋駅(徒歩8分)・浅草橋駅(徒歩7分)まで乗り換えなしで行けます。新宿山吹高校は区内からだと乗り換えが要り、砂川高校は多摩地域なので片道が長くなります。

費用はきわめて安く設定されています。東京都教育委員会の授業料等のページによると、通信制課程は入学料500円・通信教育受講料が1単位あたり336円。入学考査料や日本スポーツ振興センター共済掛金、実習教材費、レポートの郵送料が別にかかります。

ただし、都立の通信制には学力検査があります。令和8年度は2月22日(日)に実施され、検査は新宿山吹が国語・数学・英語を総合して70分、一橋と砂川が同じく総合して60分。前期の出願は1校に限られます。「試験がないから公立」という理解のまま出願準備を進めると、ここでつまずきます。公立の通信制の仕組み全般は公立 通信制高校の記事で整理しています。

駅の近くのペデストリアンデッキで、父親と十代の息子が並んでスマートフォンの路線図を見ている様子
どの駅から通えるかを、その場で確かめているところ

品川区内の通信制高校・サポート校 比較表:大井町・五反田・大崎・目黒駅東口・天王洲・荏原に分けて数えました

通信制高校には、卒業資格を出す「本校」と、本校の外で学習やスクーリングを行う拠点があります。拠点は国の制度で「通信教育連携協力施設」と呼ばれ、各校の「学習センター」「キャンパス」、サポート校の教室などがここに入ります。

文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトには、全国の通信制高校349校と、その拠点が載っています(令和8年4月1日時点)。この中から、所在地が東京都品川区のものを数えました。住所は全角・半角の違いなどをそろえてから数え、同じ建物を複数の高校が届け出ている場合は1か所にまとめています。

地域(町名)所在地の数うちスクーリングができる施設拠点(文科省データの名称)
五反田・大崎・御殿山(東五反田・北品川)4か所1か所清泉女子大学(会場)、SOZOWスクール高等部、明蓬館高校 品川学習センター、明蓬館高校 品川・御殿山SNEC
大井町(東大井)2か所0か所さくら国際高校 品川大井町学習センター、マナビファクトリー品川区教室
荏原・旗の台(中延・旗の台)2か所0か所品川国際学院 荏原キャンパス、エルムアカデミー
目黒駅東口(上大崎)1か所0か所KG高等学院 目黒キャンパス
天王洲(東品川)1か所0か所AKKODiS高等学院

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(掲載データは令和8年4月1日時点。2026年9月22日に所在地で集計)

学校ごとに数えると、品川区内に拠点を届け出ているのは9校・のべ15件でした。1つの教室を複数の高校が使っていることがあるため、所在地(建物)で数え直すと10か所になります。いちばん多いのは鹿島学園高校(茨城県)の4件で、KG高等学院 目黒キャンパスや品川国際学院 荏原キャンパス、AKKODiS高等学院などが鹿島学園の拠点として登録されています。

届け出ている9校は、星槎国際高校、鹿島学園高校、中央国際高校、さくら国際高校、鹿島朝日高校、八洲学園大学国際高校、沖縄中央高校、鹿島山北高校、明蓬館高校です。どれも品川区の外(他県など)に本校があります。

まとめサイトが「品川区の通信制高校10校」と紹介するとき、その中には港区や渋谷区、目黒区の学校が混ざっていることがあります。区内だけで見ると、校舎の数はこのくらいです。数が少ないからこそ、後の節で紹介する「区外だが品川区から通いやすい教室」も含めて考えると、選べる幅が広がります。

品川区内にある通信制高校の拠点10か所のうち、スクーリングができる面接指導等実施施設は五反田の清泉女子大学の1か所だけで、学習等支援施設は9か所(五反田・大崎・御殿山3、大井町2、荏原・旗の台2、目黒駅東口・天王洲2)であることを示す比較表
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

スクーリングができる施設は区内1か所だけ。残る9か所は学習を支える教室です

通信制高校の拠点には、国の制度で2つの種類があります。この違いは、まとめサイトではほとんど説明されていませんが、通い始めてからの負担を大きく左右します。

施設の種類できること品川区内の数
面接指導等実施施設スクーリング(面接指導)や試験を、その建物で受けられる1か所(清泉女子大学・東五反田)
学習等支援施設日々の学習の支援。スクーリングは本校や別の会場へ行く9か所

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(掲載データ・令和8年4月1日時点)

区内で唯一の面接指導等実施施設は、清泉女子大学(東五反田3-16-21)です。鹿島学園高校がスクーリングの会場として届け出ているもので、生徒がふだん通う教室ではありません。清泉女子大学のアクセスページでは、五反田駅から徒歩10分、大崎駅・高輪台駅から徒歩約10分とされています。鹿島学園の生徒のうち、どの教室の生徒がこの会場を使うのかは、公式では確認できませんでした。

地域ごとに見ると、五反田・大崎・御殿山の4か所のうちスクーリングができるのは清泉女子大学の1か所で、残る3か所は学習等支援施設です。大井町の2か所、荏原・旗の台の2か所、目黒駅東口・天王洲の2か所は、すべて学習等支援施設でした。

ここから分かるのは、「品川区に教室がある」と「品川区でスクーリングを受けられる」は別の話だということです。KG高等学院や品川国際学院、さくら国際高校の学習センターのように、学習等支援施設として登録されている教室では、スクーリングは別の会場で受けます。その会場が都内なのか、本校のある県なのか、宿泊が要るのかは学校ごとに違います。

見学のときは「この教室はスクーリングの会場ですか。違うなら、スクーリングはどこで年に何日ありますか」と聞いてください。スクーリングに行けないとどうなるかは通信制高校 スクーリングの記事で説明しています。

品川区内の主要校をもっと詳しく:公式サイトで住所と最寄り駅を確かめた教室

10か所のうち、日々通う教室として公式サイトにページがあり、住所と最寄り駅を確かめられたものを中心に並べました。種別は文部科学省の掲載データの区分です。

教室の名前種別(文科省データ)住所/最寄り駅(公式)公式に書かれている通い方
明蓬館高校 品川・御殿山SNEC学習等支援施設北品川6-7-22 2F/品川駅・五反田駅・大崎駅 各徒歩12分登校の頻度は相談して決める。個別の教育支援計画を作り、公認心理師が毎日在籍
明蓬館高校 品川学習センター(バレエ・ダンサーコース)学習等支援施設北品川5-12-4 3F/品川駅 徒歩15分、五反田駅 徒歩13分、大崎駅 徒歩12分バレエ・ダンサーコース
さくら国際高校 品川大井町学習センター学習等支援施設東大井5-2-7 磯部ビル202/最寄り駅は公式ページで確認できず公式ページで確認できず(問い合わせは電話のみと記載)
品川国際学院 荏原キャンパス学習等支援施設(サポート校)中延3-7-10 1F/中延駅、荏原中延駅週2日〜5日制・個人指導制
KG高等学院 目黒キャンパス学習等支援施設(サポート校)上大崎2-11-2 第9吉田ビル3F/目黒駅東口 徒歩3分自由登校のフリースクールコース制、少人数の個別指導
SOZOWスクール高等部学習等支援施設(サポート校)東五反田5-12-1(文科省データ。運営会社の所在地)オンラインの通信制サポート校(2024年9月の運営会社の発表)
マナビファクトリー学習等支援施設文科省データは東大井2-16-2。公式は東大井区民集会所(東大井2-16-12)中学生・高校生向けの無料の学習スペース。八洲学園大学国際高校と提携
エルムアカデミー学習等支援施設旗の台3-11-6 いこいビル(文科省データ)/公式で確認できず公式サイトで確認できず
AKKODiS高等学院学習等支援施設(サポート校)東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー23F(文科省データ)公式ページが2026年9月22日時点で開けず、確認できず

※各校の住所・駅・通い方は2026年9月22日に各校公式サイトで確認した内容です(公式で確認できないものはそう書いています)。最新の情報は各校の公式サイトでご確認ください。

明蓬館高校は、区内に2つの教室を届け出ています。品川・御殿山SNECは、公式ページによると2013年に開いた「SNEC(スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)」の第1号の教室で、一人ひとりに個別の教育支援計画を作り、公認心理師が毎日教室にいる体制です。発達の特性や不安の強さから、通う場所の環境を重視したい方は、見学で雰囲気を確かめる価値があります。明蓬館高校の学校事務局も北品川5-12-4にあり、本校は福岡県です。

もう1つ、区内には文部科学省のデータに拠点として載っていない学校もあります。バンタンクリエイターアカデミー高等部 東京校とKADOKAWAドワンゴ情報工科学院 高等部 東京校は、どちらも西五反田2-14-9 五反田ケイズビル5階にあり、公式サイトでは五反田駅から徒歩8分とされています(バンタンクリエイターアカデミー高等部の公式)。どちらの公式サイトにも「提携するS高等学校で高卒資格を取得」とあり、KADOKAWAドワンゴ情報工科学院の公式サイトでは、S高等学校は学校法人角川ドワンゴ学園の通信制高校と書かれています。在籍するのはS高等学校で、2つの高等部は高校そのものではありません。動画・ITなど、学びたい分野がはっきりしている方の候補になります。

住宅街の建物の落ち着いた学習室で、高校生が仕切りのある机に向かい、女性スタッフが隣で話を聞いている様子
教室では、仕切りのある机で自分のペースで学べます

五反田・大井町エリアのサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

「品川区 サポート校」で探している方に向けて、ここは厚めに書きます。サポート校は高校ではないので、高卒資格は提携する通信制高校から出ます。つまりサポート校を選ぶことは、同時に「どの通信制高校に在籍するか」を選ぶことでもあります。

文部科学省の掲載データには、どの通信制高校がどの教室を拠点として届け出ているかが載っています。品川区内のサポート校・学習の教室について、提携先を並べました。

教室の名前(文科省データ)提携先として届け出ている通信制高校所在地最寄り駅(公式)
KG高等学院 目黒キャンパス鹿島学園高校・鹿島山北高校上大崎2-11-2目黒駅東口 徒歩3分
品川国際学院 荏原キャンパス鹿島学園高校・鹿島朝日高校中延3-7-10中延駅、荏原中延駅
AKKODiS高等学院鹿島学園高校・鹿島朝日高校・鹿島山北高校東品川2-2-24公式で確認できず
SOZOWスクール高等部中央国際高校・沖縄中央高校東五反田5-12-1オンライン中心
エルムアカデミー星槎国際高校旗の台3-11-6公式で確認できず
マナビファクトリー品川区教室八洲学園大学国際高校東大井2-16-2公式で確認できず

出典:提携先と所在地は文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、最寄り駅は各校公式サイト(2026年9月22日確認)

表を見ると分かるとおり、同じ教室が2〜3校と提携していることがあります。その場合は、入学の時に在籍する高校を選ぶことがあります。在籍する高校が変われば、スクーリングの会場・日数と、高校に払う学費が変わります。

サポート校を比べるときは、次の3つを1セットで聞くと取り違えが起きません。

  • 在籍する通信制高校はどこか(本校の所在地と、選べるなら何校から選べるか)
  • スクーリングはどこで、年に何日か(都内で受けられるか、本校まで行くか、宿泊があるか)
  • 費用は高校の分とサポート校の分に分けて、それぞれいくらか(就学支援金が使えるのは高校の授業料だけ)

もう1つ、通い始めてから差が出るのは「担当者が替わるかどうか」「来られなかった日にどう連絡が来るか」「本体校のレポートをどこまで一緒に進めてくれるか」「合わなかったときに通う日数を減らせるか」の4点です。この4つはパンフレットにはまず書かれていませんが、続くかどうかを決めているのは実質この4つです。サポート校の費用の構造はサポート校 学費の記事で、募集要項をもとに説明しています。

KG高等学院 品川キャンパスは港区高輪、KG高等学院 目黒キャンパスは品川区上大崎、品川国際学院は区内が荏原キャンパスだけで御嶽山・鵜の木・西蒲田は大田区にあるなど、教室の名前と所在地の区がずれる例を示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ、各校公式サイト(2026年9月確認)

「品川」の名前でも港区、「目黒」の名前でも品川区。教室の区は住所で確かめる

品川区で探すときにいちばん起きやすい取り違えが、教室の名前と所在地の区がずれていることです。文部科学省の掲載データと各校の公式サイトで確かめると、次のような例がありました。

  • KG高等学院 品川キャンパス:公式ページの住所は港区高輪4-11-24(JR品川駅高輪口から徒歩3分)です。JR品川駅そのものも港区にあります。まとめサイトでは「品川区の学校」として紹介されていることがありますが、区内の数には入りません。品川駅の周り(高輪・港南)の学校は、港区 通信制高校の記事で扱います。
  • KG高等学院 目黒キャンパス:名前は「目黒」ですが、住所は品川区上大崎2-11-2で、目黒駅東口から徒歩3分です。品川区の拠点として数えています。
  • 品川国際学院:品川区内にあるのは荏原キャンパス(中延)だけです。同じ名前の御嶽山キャンパス・鵜の木キャンパス・西蒲田キャンパスは、文部科学省のデータでは大田区にあります。大田区側は大田区 通信制高校の記事をご覧ください。
  • 目黒日本大学高校の通信制課程:目黒駅の近くにありますが、所在地は目黒区目黒1-6-15です。品川区の西側に住んでいる方には通いやすい位置なので、目黒区 通信制高校の記事で詳しく紹介しています。

区の違いそのものは、通えるかどうかには関係ありません。ただ、東京都の授業料助成や区の奨学金は「住んでいる場所」で決まり、学校の場所では決まりません。反対に、見学の予定を立てるときは「どの駅から何分か」が大事です。名前ではなく住所と駅で見る、と覚えておくと迷いにくくなります。

学費の公表額は少ない。載っていても年度と「高校の分は別か」を確かめる

品川区内の教室の公式サイトを見て回って気づくのが、金額をページ上に書いている教室が少ないことです。今回確認できたのは次の1つでした。

この金額には、公式ページ上に年度の表記がなく、就学支援金を引く前か後か、高校に払う学費が含まれるかも書かれていませんでした。そのまま予算表に写さないでください。問い合わせのときは「これは何年度の額ですか」「高校に払う学費は含まれますか」の2点を確かめます。

比べやすいのは都立の通信制で、受講料は1単位336円・入学料500円です(東京都教育委員会「授業料等」)。私立は「高校の学費」と「コース・サポート校の費用」の二段で見るのが基本です。ほかの教室が金額を出していないのは、コース・通学日数・在籍する高校の組み合わせで総額が変わるためです。比較したいなら、同じ条件(週何日通うか、どの高校に在籍するか)をこちらから指定して見積もりを取るのが確実です。通信制高校全体の費用の考え方は通信制高校 学費の記事にまとめています。

就学支援金は2026年度から所得制限が無くなった。私立通信制は年33万7,200円が上限

お金の前提が2026年度(令和8年度)に大きく変わりました。文部科学省の令和8年度 高等学校等就学支援金制度等に関する説明会資料には「所得制限を撤廃し、就学支援金の支給に当たって保護者等の収入の状況を問わないこととした」と明記されています。これまで年収の目安で対象外だったご家庭も、対象になります。

区分定額授業料の場合単位制授業料の場合支給期間
公立・通信制520円/月336円/単位48月
私立・通信制28,100円/月13,668円/単位48月
(参考)公立・全日制9,900円/月4,812円/単位36月
(参考)私立・全日制38,100円/月18,528円/単位36月

単位制で受け取る場合は、年間30単位・在学中の合計74単位までという上限があります。私立通信制の年間の支給上限は33万7,200円です。

ここで大事な注意点が2つあります。

1つ目。就学支援金が充てられるのは「授業料」だけです。サポート校の費用や、学習センターのコース費用には使えません。五反田や大井町の教室に週に何日も通うコースを選んだとき、支援金で軽くなるのは高校側の授業料の部分だけだと考えてください。

2つ目。東京都には都独自の制度があります。都内に住み、東京都以外が認可した私立の通信制高校(品川区内に拠点がある学校の多くが該当します)に通う場合は、私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金の対象になることがあります。都のページの記載では「国の制度『就学支援金』と合わせて、最大で33万7,200円まで」とされ、その範囲内で在学校の授業料額(保護者が負担した金額)が上限でした。対象は卒業に必要な単位のための授業料で、サポート校・技能教育施設等の受講料は対象外と明記されています。令和8年度の内容は、2026年9月22日時点のページでも「詳細が決まり次第」ご案内する段階でした。金額を当て込んだ資金計画は、確定してから立ててください。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

品川区には無利子の貸付型高校生奨学金がある。通信制やサポート校の費用が対象かは区に確かめる

品川区は、区として高校生向けの貸付型の奨学金を用意しています。在学応援資金と入学準備金の2つで、どちらも返済が必要な無利子の貸付です(区のページは令和8年9月15日更新)。

区分借りる人・対象の費用貸付額返し方
在学応援資金在学する本人。学納金・教材費・学習塾代・模試代・部活動などの費用在学期間中に上限60万円(1年あたり30万円まで)卒業して1年の据え置き後、15年以内
入学準備金入学する子の保護者。入学金・制服代・教材費など最大40万円入学した年から3年以内

出典:品川区「品川区貸付型高校生奨学金(在学応援資金)」「同(入学準備金)」(2026年9月22日確認)

どちらも所得制限があり、在学校(入学準備金は中学校など)の推薦が要ります。令和8年度の募集は10月1日(木)〜10月30日(金)で、人数はそれぞれ5人程度(選考)です。申請書は区役所本庁舎7階の子育て応援課の窓口で配られます。在学応援資金には、卒業のときに在学中の成果を校長の推薦書を添えて申請すると、審査で返還の全部または一部が免除される仕組みもあります。

通信制の家庭が知っておきたい点が2つあります。1つは、在学応援資金の対象外の費用に「授業料」が挙げられていることです。ただし、授業料が就学支援金の支給上限(私立の通信制は年33万7,200円)を超えた部分は対象になると書かれています。もう1つは、区のページには「高校」「高等専門学校」「専修学校(高等課程)」とあり、通信制高校の生徒や、サポート校の費用が対象になるかどうかは明記されていないことです。ここは推測で判断せず、子育て応援課家庭支援担当に直接確認してください。このほか、区のページでは東京都育英資金や、社会福祉協議会の教育支援資金なども案内されています。

品川区ならではの通信制高校選びのポイント:先に「どの駅から通うか」を決める

品川区は、JR山手線・京浜東北線、東急池上線・目黒線・大井町線、都営浅草線、りんかい線、京急線が区内を走っていて、駅ごとに行きやすい方面がかなり違います。区内の拠点が10か所と多くないぶん、「区内で探す」より「どの駅から通うか」を先に決めると候補がはっきりします。

通いやすい駅区内の拠点区外で候補になりやすい方面
五反田・大崎明蓬館の2教室、清泉女子大学(会場)、西五反田の専門スクール山手線で渋谷・新宿・池袋方面
目黒KG高等学院 目黒キャンパス目黒区の目黒日本大学高校、渋谷方面
大井町さくら国際 品川大井町学習センター、マナビファクトリー京浜東北線で大田区・川崎方面、りんかい線で天王洲方面
中延・荏原中延・旗の台品川国際学院 荏原キャンパス、エルムアカデミー浅草線で都心・一橋高校方面、池上線・大井町線で大田区方面

もう1つのポイントは、通学頻度を「調子の悪い日」に合わせて決めることです。調子のいい日を基準に週5を選ぶと、崩れたときに通えなくなり、そこで自信を失います。週1や自由登校から始めて増やすほうが、結果的に通学日数は多くなることがあります。品川区内には、週2〜5日制の教室、自由登校の教室、オンライン中心のスクールがそろっています。

不登校の経験や発達の特性がある場合は、「教室の広さ・人数」「個別の支援計画があるか」「心理の専門職がいるか」を見学で確かめてください。区内では明蓬館の品川・御殿山SNECが、こうした体制を公式に書いています。

品川区で見つからないなら、港区・目黒区・大田区と東京都全体に広げる

通学時間や体調を条件に入れると、選べる学校は一気に減ります。片道20分なら通えるはずでも、朝起きられない日がある人にとっては別の話です。品川区は隣の区の駅にすぐ出られるので、区の境目にこだわらずに探すほうが、条件に合う教室が見つかりやすい地域です。隣の区の学校と都立3校の違いは、次の記事で同じ形で整理しています。

そしてもう1つ、品川区という条件そのものを外す選び方もあります。通信制高校は、もともと毎日通うことを前提にしていない学校です。単位はレポート・スクーリング(面接指導)・試験で認定されるので、日々の出席日数で進級が決まるわけではありません。オンライン中心のサポート校を選べば、住んでいる場所で選択肢が決まらなくなります。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

私たちNIJIN高等学院(ニジ高)も、この「サポート校」にあたります。運営は株式会社NIJINです。品川区の読者に対して、正直にお伝えしておきたいことがあります。

  • ニジ高は高校ではありません。高卒資格は提携する通信制高校で取ります。在籍は提携校とニジ高の2つになります。
  • 品川区内に校舎はありません。オンライン中心で、担任がつく形で全国から通えます。ニジ高の生徒は、相談のうえでNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部。小中学生のオルタナティブスクール)の全国の教室に通うこともできます。近くの教室や通える曜日は、体験説明会でお確かめください。
  • 学院内でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高はその日程の調整と準備を支えます。会場と日数は提携校ごとに違うので、体験説明会でお確かめください。
  • 費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金が使えるのは提携校の授業料だけで、ニジ高の分には使えません。金額は学費のご案内のページをご覧ください。

そのうえで、ニジ高にできることも書きます。カメラとマイクをオフにして、チャットだけの参加から始められます。生活リズムに波があっても続けられるよう、授業のアーカイブ視聴や中学内容の学び直しにも対応しています。生徒会やサークル、学園祭、企業とのコラボもあり、行事は生徒が企画する側にまわれます。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます。これまでグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。転入・編入もでき、出願にかかる費用は無料です。

また、提携校以外の通信制高校に在籍したまま、ニジ高を併用することもできます。品川区や近くの区に教室がある学校に在籍しながら、日々の学習や仲間づくりをオンラインで補う形です。その場合、卒業資格・スクーリング・単位は在籍する学校のもので、費用は在籍校とニジ高の両方がかかります。

五反田や大井町の教室まで通える日がある方は、区内の教室とオンラインを比べてみてください。通えない日が多い方は、まずオンラインで学ぶ形がどういうものかを知っておくだけでも、選択肢の見え方が変わります。転入と編入の違いは通信制高校 転入 編入の記事で整理しています。

品川区で迷ったときの進め方(3ステップ)

品川区は拠点が多くないぶん、順番を決めれば候補は早く絞れます。次の順で進めると、見学先を2〜3か所にできます。

ステップ1:通う駅と頻度を、悪い日基準で決める

五反田・大崎か、目黒か、大井町か、中延・旗の台か。家から無理なく出られる駅を先に決めます。そのうえで、週5か、週2〜3か、週1か、自由登校か、オンライン中心かを、本人が「調子の悪い日でもこれならできる」と言える形で選びます。ここが決まると、区内と隣の区を合わせても候補は数か所になります。

ステップ2:候補に、同じ条件で見積もりを依頼する

「週◯日で、◯年◯月に転入した場合の、初年度にかかる総額」と条件をそろえて聞きます。高校に払う分とサポート校・コースに払う分を分けてもらい、就学支援金を引く前か後かも確かめます。金額を公開していない教室でも、条件を指定すれば数字は出してもらえます。区の奨学金を考えている場合は、同じ時期に区の窓口にも問い合わせておくと、秋の募集に間に合います。

ステップ3:見学は1日に2か所まで。同じ3つの質問をする

比べられるのは、同じ質問をしたときだけです。①この教室は高校ですか、サポート校ですか(サポート校なら提携先はどこですか)。②スクーリングはどこで年に何日ありますか。③調子が悪くて来られない日は、どう扱われますか。この3つで学校の姿勢はかなり分かります。

自宅の居間の低いテーブルでノートパソコンのオンライン授業に参加する高校生と、近くで洗濯物をたたむ母親
通う日以外は自宅で学べます。家族が近くにいる時間でも進められます
オンラインで学ぶニジ高の生徒

品川区から通えない日も、オンラインで最高の青春を

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校です。全国の仲間とつながり、行事も生徒が自分たちで企画します。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PR講座もあります。卒業資格は提携校で取り、そのスクーリングが必要です。体験説明会で、授業の様子や通い方を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 品川区に公立の通信制高校はありますか?

A. ありません。都立の通信制課程は一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校で、品川区に住んでいてもどこにでも出願できます。一橋高校へは都営浅草線の五反田・戸越・中延などから乗り換えなしで東日本橋駅まで行け、駅から徒歩8分です。ただし前期の出願は1校のみで、学力検査があります。

Q. 品川区の教室に通えば、スクーリングも区内で受けられますか?

A. ほとんどの場合、区外になります。品川区内の10か所のうち、スクーリングができる施設として届け出ているのは清泉女子大学(東五反田)の1か所だけで、これも鹿島学園高校の会場です。見学のときに「スクーリングはどこで、年に何日ありますか」と確認してください。

Q. 品川区のサポート校は、どの通信制高校と提携していますか?

A. 文部科学省の掲載データでは、KG高等学院 目黒キャンパスは鹿島学園高校・鹿島山北高校、品川国際学院 荏原キャンパスは鹿島学園高校・鹿島朝日高校、SOZOWスクール高等部は中央国際高校・沖縄中央高校の拠点として届け出られています。複数と提携している場合は、どの高校に在籍するかで条件が変わるので、入学前に確かめてください。

Q. 品川駅の近くの学校は、この記事に入っていますか?

A. JR品川駅とその周り(高輪・港南)は港区なので、区内の数には入れていません。たとえばKG高等学院 品川キャンパスは港区高輪にあります。品川駅の周りは港区 通信制高校の記事で扱っています。

Q. 品川区にクリエイター系・IT系の学校はありますか?

A. あります。西五反田のバンタンクリエイターアカデミー高等部とKADOKAWAドワンゴ情報工科学院 高等部の東京校は、公式サイトによると、提携するS高等学校(学校法人角川ドワンゴ学園の通信制高校)で高卒資格を取る仕組みです。分野がはっきりしている方は、コースと卒業後の進路の結びつきを見学で確かめてください。

Q. 今の高校に在籍したままでも相談できますか?

A. できます。転校を前提にしない相談で構いません。今の学校を続ける方向で整理して終わることもあります。

まとめ:品川区は拠点が少ないぶん、駅と住所から絞れば選べます

品川区で通信制高校を探していると、「品川」の名前が付いた学校の多さに比べて、区内の選択肢が少なく感じるかもしれません。けれど、それは探し方の問題で、進路が狭いという意味ではありません。

この記事で確かめたことは、3つにまとめられます。品川区に都立の通信制は無く、一橋へは浅草線で乗り換えなしで行けること。区内には9校・10か所の拠点があり、スクーリングまで受けられるのは1か所だけであること。そして、名前ではなく住所と駅で見て、サポート校は提携先の通信制高校とセットで選べば、候補は数か所まで絞れること。順番さえ決まれば、あとは1つずつ聞いていくだけです。

今日決めなくて大丈夫です。学校を決める前に、まず「どの駅から、週に何日なら通えそうか」を家族で話すところから始めてください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

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通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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