大阪市 通信制高校|公立は桃谷1校。梅田・天王寺・なんばの拠点一覧【2026】

大阪市で通信制高校を探すと、「梅田キャンパス」「天王寺キャンパス」「なんばキャンパス」という名前がいくつも並びます。けれど、その多くは本校が府外にある学校の拠点や、高校そのものではないサポート校の教室です。大阪市内に本校がある通信制高校は7校で、公立は生野区の府立桃谷高校の1校だけです(大阪市立の通信制高校はありません)。

先に数字を書きます。文部科学省のデータで数えると、大阪市内には、通信制高校の本校とは別の拠点(協力施設)が54校分・167件あり、同じ建物をまとめると114か所です。そのうち、スクーリング(面接指導)まで受けられる施設が入っている建物は72か所でした。梅田・なんば・天王寺に集まる一方で、拠点が1つも無い区が6区あります。

この記事は、文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト」の掲載データ(令和8年4月1日時点)から大阪市内の住所を1件ずつ数え、府立桃谷高校の公式サイト、大阪府教育庁の入学者選抜の実施要項と日程表、大阪府の私立高校授業料無償化と奨学のための給付金のページ、大阪市の教育相談のページ、各校の公式サイトを2026年9月22日に実際に開いて確認した内容でできています。確認できなかったことは、確認できなかったと書きます。

大阪府全体(堺・北摂・河内・泉州の学校や府の制度の全体)は大阪 通信制高校の記事で扱います。ここでは「大阪市に住んでいる人、または大阪市内へ通う人が、どの区・駅から、どこへ、何をしに通うのか」に絞ります。急いで決める必要はありません。

大阪市の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です(大阪市内の会場で受けられる場合もあります)。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。

目次

結論:大阪市の通信制高校の早見

  • 大阪市立の通信制高校はありません。公立は生野区勝山南の府立桃谷高校の1校だけで、府内の公立の通信制も桃谷高校だけです。
  • 桃谷高校の授業料は1単位330円(大阪府教育庁)。入学者選抜は書類と個人面接で、学力検査はありません。スクーリングは月・水・金の昼間部と、月・金の夜間と日曜の日夜間部に分かれます。
  • 市内に本校がある私立の通信制は6校(大阪つくば開成・天王寺学館・英風・YMCA学院・東朋学園・ルネサンス大阪)。6校とも、大阪府の授業料無償化の対象になる「就学支援推進校」です。
  • 市内の協力施設は167件・114か所。スクーリングを受けられる建物は72か所で、残りは学習支援だけの「学習等支援施設」です。北区だけで52件あります。
  • 駅で見ると、梅田44件・天王寺と阿倍野34件・なんばと心斎橋32件。京橋は9件ありますが、スクーリングまで受けられる建物は1か所でした。
  • 大阪府の授業料無償化は、通信制では「推進校」15校に在学する府内在住の生徒が対象です。梅田や天王寺にキャンパスがあっても、推進校でない学校は国の就学支援金だけになります。
  • 家から出ること自体が難しい時期なら、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)という形もあります。高校そのものではない点は、後の節で正直に書きます。
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大阪市内に本校がある通信制高校は7校。公立は生野区の桃谷高校だけです

文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトで、本校の住所が大阪府にある通信制高校は15校です。そのうち7校が大阪市内にあります。残る8校は、堺市(八洲学園・賢明学院)、茨木市(向陽台)、枚方市(長尾谷)、岸和田市(神須学園)、貝塚市(秋桜)、阪南市(近畿大阪)、豊能郡能勢町(甲英)です。

学校区・最寄り駅(公式表記)種類府の推進校
大阪府立桃谷高等学校(通信制の課程)生野区勝山南。JR大阪環状線 桃谷駅から約1km公立・狭域―(公立。授業料は就学支援金で無償)
大阪つくば開成高等学校北区天満。京阪・地下鉄谷町線 天満橋駅13番出口から徒歩4分私立・狭域推進校
ルネサンス大阪高等学校北区芝田。大阪駅・梅田各駅から徒歩5分株式会社立・広域推進校
YMCA学院高等学校天王寺区生玉寺町。地下鉄 谷町九丁目駅3番出口から徒歩4分私立・広域推進校
英風高等学校福島区吉野。JR大阪環状線 野田駅から徒歩約5分私立・狭域推進校
東朋学園高等学校生野区林寺。JR大和路線 東部市場前駅の東出口から南門まで約5分私立・狭域推進校
天王寺学館高等学校平野区平野北。JR関西本線 平野駅の北口を出てすぐ前私立・狭域推進校

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)/各校の公式サイトのアクセスページ(桃谷・大阪つくば開成・ルネサンス大阪・YMCA学院・英風・東朋学園・天王寺学館)/大阪府 就学支援推進校の一覧【令和8年度】(2026年9月22日確認)

通い方も学校ごとに違います。公式サイトによると、大阪つくば開成は原則週1〜3日のクラス制やフレックス制など4つの形、天王寺学館は通学部(週5日制・週3日制)と通信部、英風は週2日登校で授業はすべて午後から(女子校)、東朋学園は週3日クラスと週1・2日クラス、YMCA学院は朝から・昼からを選べるクラスなどのコース制、ルネサンス大阪は分割登校型のスクーリングと通学コースです。東朋学園は2026年4月に校舎を生野区へ移しています。

表の「狭域」は、生徒を受け入れる地域を大阪府を含む2都道府県以下にしている学校、「広域」は3都道府県以上から受け入れる学校です。市内に本校がある7校のうち、YMCA学院とルネサンス大阪は広域、ほかの5校は狭域でした。

もう1つ大事なのが、表の右の列です。大阪府は、私立高校の授業料を無償にする府独自の補助金を、府が指定した「就学支援推進校」に在学する生徒にだけ出しています。市内に本校がある私立6校は、令和8年度の推進校の一覧にすべて載っていました。この制度は、後の節で詳しく書きます。

桃谷高校の授業料は1単位330円。入試は書類と面接で、学力検査はありません

府立桃谷高校は、1948年に府立大手前高校の通信教育部として始まり、1966年に桃谷高校の通信制として独立した学校です(学校の沿革)。通信制の課程は単位制で、自宅でのレポート、登校して受けるスクーリング、半期ごとの試験の3つで単位を取ります。学校の案内では、週1日程度の登校で必要なスクーリングを受けられるとされています。

項目大阪府立桃谷高等学校(通信制の課程)
所在地大阪市生野区勝山南3-1-4
アクセスJR大阪環状線 桃谷駅から約1km(東南へ)。大阪シティバス「生野区役所」下車 南西へすぐ、または「桃谷中学校」下車 南へすぐ
部とスクーリング昼間部:月・水・金の10時30分から。日夜間部:月・金の夜間(18時から)と日曜(9時30分から)
卒業の条件在籍3年以上(前の学校の期間を含む)・74単位以上・必履修科目・特別活動。在籍は最長8年まで
1年に受けられる単位原則30単位まで。単位の認定は9月と3月の年2回で、9月の卒業もできる
定員と在籍者数収容定員3,250人・在籍2,037人(文部科学省サイト掲載値)
出願できる人本人の住所または勤務先が大阪府内にある人(入学日までに府内での勤務が決まっている人を含む)

出典:大阪府立桃谷高校 通信制の課程(「通信制・単位制のしくみ」「Q&A」「交通アクセス」)/同 交通・沿革/大阪府教育庁 令和8年度 入学者選抜実施要項(応募資格)/文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(2026年9月22日確認)

令和8年度の選抜は、オンライン出願で、志願先の高校が出願を受け付けたのが3月2日から4日、面接は3月8日・9日・10日から希望日を選び、合格発表は3月19日でした。選考は「面接と調査書による選抜」で、平成17年4月1日までに生まれた人は「面接による選抜」になります。どちらも学力検査はありません。昼間部と日夜間部の一方を第2志望にすることもできます。

入り方時期選考公式で確認できたこと
4月の入学(令和8年度の実績)出願受付3月2日〜4日、面接3月8日〜10日のうち1日、発表3月19日面接と調査書(学力検査なし)入学検定料800円。1つの部に出願し、もう1つの部を第2志望にできる
4月の入学(令和9年度の予定)出願3月1日〜3日、面接3月7日〜9日のうち1日面接令和9年度から「くくり募集」になり、入学時に希望の部に所属できるよう検討中(学校のQ&A)
秋の入学(令和9年度から)令和9年9月。面接は9月9日の予定面接令和8年度は年度途中の入学はできない。令和9年度から秋季入学者選抜を行う

出典:大阪府教育庁 令和8年度 入学者選抜実施要項(第7 一般入学者選抜 通信制の課程)/同 令和9年度 公立高等学校入学者選抜(日程表・実施校)/桃谷高校 Q&A(2026年9月22日確認)

いまの高校から移る「転入」と、退学したあとに入り直す「編入」では、前の学校の単位と在籍期間を生かして続けられる、と学校のQ&Aにあります。ただし令和8年度は年度途中の入学ができないため、動く時期は「3月の選抜」か「令和9年度からの秋季選抜」が目安になります。転入と編入の違いは通信制高校 転入の記事で詳しく説明しています。

費用は、授業料が受講する単位数×330円で、教科書代や諸費用を含めて初年度は4万円ほど、と学校が案内しています(内訳の表は令和3年度の参考額)。大阪府教育庁の表では、通信制は入学検定料800円・入学料500円・授業料1単位あたり年額330円です。国の就学支援金は公立の通信制で1単位336円までなので、手続きをすれば授業料は無償になります。

学校説明会は、令和8年度は9月26日(土)、11月22日(日)、令和9年2月6日(土)の予定です(第1回の申し込みは受付を終えています。次の申し込み開始は9月27日の予定と案内)。公立の通信制がなぜ安いのかは、通信制高校 安いの記事で都県ごとの受講料を並べて比べています。

高層ビルが見えるマンションの食卓で、ノートパソコンの路線図を一緒に見る母親と高校生
大阪市内の公立の通信制は桃谷高校の1校です。家から通える路線と、入学の時期を家族で一緒に確かめておきましょう。

市内の拠点は167件・114か所。スクーリングまで受けられる建物は72か所です

「大阪市の通信制高校」の一覧が長くなるのは、府外に本校がある学校の拠点がとても多いからです。文部科学省のサイトは、各校の通信教育連携協力施設を住所つきで公開しています。そこから大阪市内の住所を数えると、54校分・167件ありました(N高・S高・R高は別の学校として数えています)。協力施設には2種類あります。

  • 面接指導等実施施設(89件):その場所で、単位に必要な面接指導(スクーリング)などを受けられる施設。専門学校や大学、他の高校の校舎を借りている例も多くあります。
  • 学習等支援施設(78件):学習面や生活面の支援をする施設。サポート校の教室の多くがここに入ります。スクーリングは別の場所になります。

167件は「学校×施設」の数で、同じ建物が複数の学校の施設として重ねて登録されています。たとえば北区芝田2丁目のルーシッドスクエア梅田は、トライ式高等学院とN高・S高・R高の梅田キャンパスなど8件分、阿倍野区昭和町の昭芝ビルは6件分、阿倍野区旭町の竹澤ビル(トライ式高等学院 天王寺キャンパス)は5件分でした。住所の書き方の違い(丁目と番地の表記、漢数字と算用数字、階数や部屋番号)をそろえて同じ建物を1か所と数えると、114か所になります。そのうちスクーリングができる施設が1つでも入っている建物は72か所でした。

区協力施設(件)建物(うちスクーリング可)本校
北区5236か所(27)大阪つくば開成・ルネサンス大阪
中央区2415か所(6)―
阿倍野区198か所(4)―
天王寺区1511か所(8)YMCA学院
浪速区1410か所(6)―
西区98か所(6)―
都島区85か所(2)―
淀川区76か所(5)―
東成区・福島区・城東区東成4・福島3・城東36か所(3)英風(福島区)
生野区・平野区・旭区・東住吉区・住之江区生野1・平野2・旭2・東住吉1・住之江17か所(5)桃谷・東朋学園(生野区)、天王寺学館(平野区)
鶴見区・西淀川区各12か所(0)―
此花区・港区・大正区・東淀川区・住吉区・西成区00―

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を、施設の住所で集計(2026年9月22日)。本校の建物は協力施設の数に含めていません。

数字から言えるのは、拠点の3分の1近くが北区に集まり、北区・中央区・阿倍野区・天王寺区・浪速区の5区で全体の7割を超えるということです。反対に、此花区・港区・大正区・東淀川区・住吉区・西成区の6区には、協力施設が1件もありませんでした。大阪府全体では協力施設が285件あり、大阪市はその6割近くを占めます。府内のスクーリングができる施設128件のうち、89件が大阪市内です。

「学校の数が多い=選べる」とは限りません。同じ梅田でも、週5日通う形の学校と、スクーリングの日だけ行く形の学校、学習支援だけの教室が同じビルに並んでいます。一覧を見るときは、その建物で何ができるのかを先に確かめてください。

大阪市内にある通信制高校の協力施設167件(54校分)を同じ建物でまとめると114か所で、そのうちスクーリングができる面接指導等実施施設を含む建物は72か所、北区に52件が集まり6区は0件であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

梅田・天王寺・なんば・京橋・新大阪。駅のまわりで数えると、スクーリングの場所の差が見えます

「梅田 通信制高校」「天王寺 通信制高校」「なんば 通信制高校」と駅の名前で探す人も多いはずです。同じ167件を、住所の町名で駅のまとまりに分けて数え直しました。駅からの距離ではなく、町名で分けた目安です。

駅のまとまり(主な町名)協力施設(件)建物(うちスクーリング可)読み方
梅田(北区芝田・梅田・曽根崎新地・堂島・中崎西・中津、福島区福島)4428か所(19)市内でいちばん多い。専門学校の校舎を借りたスクーリング会場も多い
天満・南森町・中之島(北区天満・天神橋・東天満・南扇町・中之島)98か所(8)大阪つくば開成の本校がある。8か所ともスクーリング可
天王寺・阿倍野・上本町・鶴橋(阿倍野区・天王寺区)3419か所(12)阿倍野区は学習等支援施設が多く、天王寺区はスクーリング可が多い
なんば・心斎橋・堀江(中央区難波・心斎橋・島之内・南船場、浪速区、西区堀江)3221か所(13)サポート校の教室と、専門学校や大学のスクーリング会場が混在
京橋(都島区東野田町・片町、中央区城見)95か所(1)ほとんどが学習等支援施設。スクーリング可は片町の1か所
新大阪・西中島(淀川区)76か所(5)大半がスクーリング可
本町・淀屋橋・西区(中央区久太郎町・平野町、西区阿波座・新町・土佐堀)98か所(3)学習センターがやや多い
玉造・緑橋(中央区玉造・上町、東成区)75か所(3)八洲学園の大阪中央分校がある
その他(都島区御幸町・城東区・旭区・生野区・平野区など)1614か所(8)区内の拠点。高等専修学校の校舎を借りたスクーリング会場もある

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)を、施設の住所の町名で分けて集計(2026年9月22日)。本校の建物は含めていません。

いちばん差が大きいのは京橋です。N高・S高・R高の京橋キャンパスやトライ式高等学院の京橋キャンパスなど9件がありますが、文部科学省のデータでスクーリングまで受けられる施設として載っていたのは、片町の専門学校の校舎(RITA学園高校の面接指導等実施施設)だけでした。京橋の教室にふだん通い、スクーリングは別の会場へ行く、という形が中心になります。

梅田・天王寺・なんばなどにキャンパスがある主な通信制高校を、駅つきで一覧にしました

「大阪市の通信制高校を一覧で見たい」という方のために、文部科学省のデータで大阪市内に施設がある学校のうち、各校の公式サイトで場所と駅からの距離を確かめられたものを並べます。施設の区分は文部科学省のデータ、駅からの距離は各校の公式表記です。ここに無い学校が劣るという意味ではありません。

梅田・大阪駅・中津(北区)

学校(拠点名)場所施設の区分駅から(公式表記)
ルネサンス大阪高等学校(本校)芝田2本校(株式会社立)大阪駅・梅田各駅から徒歩5分
N高等学校・S高等学校・R高等学校(梅田キャンパス)芝田2 ルーシッドスクエア梅田9階面接指導等実施施設阪急大阪梅田駅から徒歩3分、JR大阪駅・御堂筋線梅田駅から徒歩5分
四谷学院高等学校(梅田キャンパス)芝田2 四谷学院ビル面接指導等実施施設阪急大阪梅田駅 茶屋町口から徒歩3分
松陰高等学校(大阪梅田校)芝田2 西阪急ビル7階面接指導等実施施設阪急梅田駅 茶屋町口・JR大阪駅 御堂筋口から徒歩3分
広域通信制高校(大阪梅田のキャンパス)芝田1 芝田町ビル5階面接指導等実施施設と学習等支援施設の両方JR大阪駅 御堂筋北口・阪急大阪梅田駅から徒歩5分
クラーク記念国際高等学校(CLARK SMART大阪梅田/連携校の大阪梅田キャンパス)曾根崎新地2/堂島2面接指導等実施施設JR北新地駅から徒歩6分、JR大阪駅(桜橋口)から徒歩9分
神村学園高等部(大阪梅田学習センター)梅田1 大阪駅前第1ビル10階面接指導等実施施設四つ橋線 西梅田駅・JR北新地駅から徒歩約2分
屋久島おおぞら高等学校・みえ大台おおぞら高等学校(おおぞら高等学院 梅田キャンパス)中崎西2面接指導等実施施設阪急大阪梅田駅 茶屋町口改札から東へ徒歩5分
長尾谷高等学校(梅田校)中津6面接指導等実施施設阪急中津駅から南西へ約350m
八洲学園高等学校(梅田キャンパス)梅田1 大阪駅前第1ビル2階学習等支援施設JR大阪駅・各線梅田駅から徒歩5〜10分
第一学院高等学校養父校(大阪梅田キャンパス)万歳町4 浪速ビル西館8階学習等支援施設地下鉄 中崎町駅3番出口からすぐ

出典:ルネサンス大阪高校/N高・S高・R高 梅田/四谷学院高校 梅田/松陰高校 大阪梅田校/広域通信制高校1校/クラーク記念国際高校/神村学園高等部/おおぞら高等学院/長尾谷高校/八洲学園高校/第一学院高校の各公式サイト。施設の区分は文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)。2026年9月22日確認

梅田や中之島には、専門学校の校舎を借りたスクーリング会場(ECCの専門学校、HAL大阪、大原簿記法律専門学校など)や、関西大学梅田キャンパス・大阪大学中之島センターといった大学の施設も登録されています。こうした会場は、その学校の生徒がスクーリングの日に行く場所で、ふだん通うキャンパスとは限りません。

天満・南森町、天王寺・上本町・寺田町

学校(拠点名)区・場所施設の区分駅から(公式表記)
大阪つくば開成高等学校(本校)北区天満2本校京阪・地下鉄谷町線 天満橋駅13番出口から徒歩4分
星槎国際高等学校(大阪学習センター)北区天満4面接指導等実施施設JR東西線 大阪天満宮駅・地下鉄 南森町駅の8号出口から徒歩3分
N高等学校・S高等学校・R高等学校(天王寺キャンパス)阿倍野区阿倍野筋1 アベノセンタービル3階面接指導等実施施設JR・大阪メトロ 天王寺駅、近鉄 大阪阿部野橋駅から徒歩3分
四谷学院高等学校(天王寺キャンパス)天王寺区南河堀町面接指導等実施施設JR天王寺駅 北口から徒歩3分
クラーク記念国際高等学校(CLARK SMART大阪天王寺/連携校の天王寺キャンパス)天王寺区寺田町2面接指導等実施施設JR環状線 寺田町駅 北口から徒歩5分
YMCA学院高等学校(本校)天王寺区生玉寺町本校地下鉄 谷町九丁目駅3番出口から徒歩4分

出典:大阪つくば開成高校/星槎国際高校 大阪/N高・S高・R高 天王寺/四谷学院高校 天王寺/クラーク記念国際高校 大阪天王寺/YMCA学院高校の各公式サイト(2026年9月22日確認)

天王寺・阿倍野には、このほかにトライ式高等学院の天王寺キャンパス(旭町)や、昭和町の昭芝ビルに入る鹿島学園・鹿島朝日・近畿大阪と広域通信制高校1校の学習センターなど、学習等支援施設が多く集まっています。阿倍野区の協力施設19件のうち13件が学習等支援施設でした。

なんば・心斎橋・堀江、京橋、新大阪、玉造

学校(拠点名)区・場所施設の区分駅から(公式表記)
N高等学校・S高等学校・R高等学校(心斎橋キャンパス)中央区心斎橋筋2学習等支援施設心斎橋駅から徒歩4分、難波駅から徒歩5分
ヒューマンキャンパス高等学校(なんば学習センター)浪速区湊町1面接指導等実施施設JR難波駅に直結(徒歩1分)
ヒューマンキャンパス高等学校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校(大阪学習センター・大阪心斎橋学習センター)中央区南船場4 ゼント心斎橋ヒューマンキャンパス高校は面接指導等実施施設、のぞみ高校は学習等支援施設地下鉄 心斎橋駅3番出口から徒歩3分
飛鳥未来きぼう高等学校(大阪なんばキャンパス)西区南堀江1面接指導等実施施設四つ橋線 四ツ橋駅6番出口から徒歩5分
長尾谷高等学校(なんば校)浪速区元町1面接指導等実施施設なんば駅32番出口から350m
四谷学院高等学校(なんばキャンパス)中央区難波2学習等支援施設御堂筋線 なんば駅から徒歩3分
第一学院高等学校養父校(大阪キャンパス)浪速区元町2学習等支援施設四つ橋線 なんば駅32番出口から徒歩約8分
N高等学校・S高等学校・R高等学校(京橋キャンパス)中央区城見2学習等支援施設JR京橋駅から徒歩3分
飛鳥未来高等学校(大阪キャンパス)淀川区西中島6面接指導等実施施設御堂筋線 新大阪駅7番出口から徒歩8分
さくら国際高等学校(新大阪キャンパス)淀川区西中島4面接指導等実施施設御堂筋線 西中島南方駅から徒歩2分
八洲学園高等学校(大阪中央校)中央区玉造1面接指導等実施施設JR環状線・地下鉄 玉造駅から徒歩2〜4分

出典:N高・S高・R高 心斎橋・京橋/ヒューマンキャンパス高校 なんば・心斎橋/飛鳥未来きぼう高校/長尾谷高校 なんば校/四谷学院高校 なんば/第一学院高校 大阪/飛鳥未来高校 大阪/さくら国際高校 新大阪/八洲学園高校 大阪中央校の各公式サイト。施設の区分は文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)。2026年9月22日確認

同じN高・S高・R高でも、梅田と天王寺のキャンパスは面接指導等実施施設、心斎橋と京橋のキャンパスは学習等支援施設として載っていました。四谷学院も、梅田と天王寺は面接指導等実施施設、なんばは学習等支援施設です。同じ学校の中でも、キャンパスによってその場でできることが違います。見学の前に「このキャンパスでスクーリングを受けられるか」を聞いてください。

住んでいる区によって、梅田・なんば・天王寺のどこへ出るかが変わります

大阪市は24区あり、住んでいる区によって、梅田・なんば・天王寺・京橋などのどこへ出やすいかが違います。スクーリングは年に何日も通う場所なので、「家から会場まで通えるか」を最初に確かめます。拠点の無い6区と、拠点の少ない区の考え方を並べました。

住んでいる区区内の協力施設比べやすい拠点のまとまり考え方
此花区・港区・大正区・西淀川区西淀川区1件(学習等支援施設)、ほかは0梅田・本町・なんば区内にはほぼ拠点が無いので、どのまとまりへ出やすいかを経路検索で比べる
東淀川区・淀川区東淀川区0、淀川区7件(うちスクーリング可5)新大阪・西中島、梅田新大阪・西中島にスクーリング可の施設がまとまっている
住吉区・西成区・住之江区・東住吉区・平野区住吉区・西成区0、住之江区1・東住吉区1・平野区2天王寺・阿倍野、なんば天王寺・阿倍野かなんばの拠点と比べる。平野区には天王寺学館の本校がある
都島区・旭区・城東区・鶴見区都島8・旭2・城東3・鶴見1京橋、梅田・天満京橋はほとんどが学習等支援施設。スクーリングの会場は別に確かめる
生野区・東成区生野1・東成4天王寺・鶴橋、玉造生野区に桃谷高校と東朋学園の本校がある

※協力施設の数は文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)の集計。使う路線や乗り換え、所要時間は、家の場所と時間帯で変わるので、経路検索で確かめてください。

通う日数は、交通費にも関わります。週に何日もキャンパスへ通う形なら定期代が毎月かかり、スクーリングの日だけ会場へ行く形なら交通費は少なめになります。

屋根のある広い歩行者通路を、並んで歩く高校生2人の後ろ姿
住んでいる区によって、梅田・なんば・天王寺のどこへ出るかが変わります。拠点でスクーリングまで受けられるかも合わせて確かめましょう。

大阪市で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

サポート校は、学校教育法上の高校ではありません。通信制高校のレポートや生活のリズムを支える民間の学習の場で、生徒はサポート校と、提携する通信制高校の両方に在籍します。卒業資格を出すのは通信制高校です(詳しくは通信制サポート校とはで説明しています)。

そのため、大阪市でサポート校を選ぶときは、どの通信制高校と提携しているかと、スクーリングはどこで受けるかをセットで確かめます。文部科学省のデータで提携先を、各校の公式サイトで最寄り駅を確認できた大阪市内の施設を並べました。

施設名(場所)提携先の通信制高校(文科省データ)施設の区分最寄り駅(公式サイト)
トライ式高等学院 梅田キャンパス(北区芝田2)鹿島学園・鹿島朝日・高松中央・近畿大阪(同じビルに日本航空の梅田学習支援センター)学習等支援施設各線 梅田駅から徒歩約3分
トライ式高等学院 天王寺キャンパス(阿倍野区旭町1)鹿島学園・鹿島朝日・高松中央・近畿大阪(同じビルに日本航空の天王寺学習支援センター)学習等支援施設天王寺駅 地下5番出口から徒歩約5分
トライ式高等学院 なんばキャンパス(中央区難波3)鹿島学園・鹿島朝日(同じビルに日本航空のなんば学習支援センター)学習等支援施設Osaka Metro なんば駅から徒歩1分
トライ式高等学院 京橋キャンパス(都島区東野田町2)鹿島学園・鹿島朝日・高松中央学習等支援施設京阪 京橋駅から徒歩1分
正化学園高等部 大阪梅田校(北区曽根崎新地1)鹿島学園・鹿島朝日学習等支援施設JR北新地駅・四つ橋線 西梅田駅から徒歩1分
KG高等学院 なんばキャンパス(浪速区元町1)鹿島学園・鹿島朝日学習等支援施設四つ橋線・千日前線 なんば駅30番出口から徒歩1分
KG高等学院 鶴橋駅前キャンパス(天王寺区小橋町)鹿島学園学習等支援施設JR環状線 鶴橋駅から徒歩約5分
駿台i高等学院 大阪キャンパス(淀川区西中島3)駿台甲府学習等支援施設御堂筋線 西中島南方駅から徒歩1分

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)/トライ式高等学院 梅田・天王寺・なんば・京橋/鹿島学園高校(正化学園高等部 大阪梅田校・KG高等学院)/KG高等学院 鶴橋駅前/駿台i高等学院の各公式サイト(2026年9月22日確認)。表は例で、市内のサポート校をすべて並べたものではありません。

表の8か所は、どれも文部科学省のデータでは学習等支援施設です。日々の学習はここで支えてもらえますが、スクーリングは提携先の通信制高校が決めた別の会場で受けます。たとえば大阪市内では、鹿島学園・鹿島朝日・高松中央の3校が東成区中本の大阪情報専門学校を、鹿島学園と高松中央が浪速区のエール学園を、面接指導等実施施設として登録していました。見学のときに「スクーリングはどこで、年に何日か」を聞いてください。

もう1つ、大阪府に住んでいる人は、提携先が府の就学支援推進校かどうかも確かめます。表の中では、トライ式高等学院の梅田・天王寺キャンパスの提携先に、推進校の近畿大阪高校が入っていました。どの提携先の高校に在籍するかで、府の授業料支援補助金の対象かどうかが変わります。サポート校の費用は、通信制高校の学費とは別にかかり、国や府の授業料の支援の対象になりません。その二段の構造はサポート校 学費の記事で整理しています。

大阪府の授業料無償化は、通信制では「推進校」15校だけが対象です

大阪府は、国の就学支援金に府の「私立高等学校等授業料支援補助金」を上乗せして、私立高校の授業料を無償にしています。府のページでは、令和8年度から所得制限がなくなり、全日制・定時制・通信制の課程の生徒が対象になりました。ただし、通信制の場合は3つの条件があります。

  • 受給する月の1日に、原則として生徒と保護者全員が大阪府内に住んでいること。兵庫県や奈良県から大阪市のキャンパスに通う場合は、府の補助金の対象になりません。
  • 大阪府教育長が指定した「就学支援推進校」に在学していること。令和8年度の通信制の推進校は、府内12校と府外3校の計15校です。
  • 国の就学支援金の範囲内であること。通信制は支給期間が最大48月、単位制の学校は年間30単位・通算74単位までが上限です。
令和8年度の通信制の推進校学校
大阪市内に本校(6校)英風・大阪つくば開成・天王寺学館・東朋学園・ルネサンス大阪・YMCA学院
大阪府内の他の市町村に本校(6校)近畿大阪・賢明学院・神須学園・秋桜・長尾谷・八洲学園
大阪府外に本校(3校)ECC学園(滋賀県)・第一学院高校養父校(兵庫県)・慶風(和歌山県)

出典:大阪府「私立高校生等就学支援推進校の一覧(全日制高校・通信制高校)【令和8年度】」/大阪府「令和8年度以降の授業料支援制度について」(2026年9月22日確認)

府のページでは、1単位ごとに授業料を決めている通信制高校について「就学支援金等・授業料支援補助金を合わせて標準授業料(1単位あたり12,030円)を上限に補助」し、授業料がそれを上回る分は学校が負担する、と案内しています。つまり推進校なら、府内在住の生徒は授業料そのものを払わずにすむしくみです。なお、この12,030円は府が決めた「標準授業料」で、国の就学支援金の上限(2026年度は私立の通信制で1単位13,668円・年337,200円まで)とは別の数字です。国の上限が引き上げられたあと、府の補助金がどれだけ上乗せされるのかは、府のページからは確認できませんでした。実際の負担額は在学する学校に確かめてください。補助の対象は授業料と、全員が一律に納める施設整備費などの経常的な納付金で、入学金・教科書代・修学旅行費などは対象外です。申請は在学している学校を通して行います。

府外に本校がある推進校のうち、ECC学園(滋賀県)は北区中崎西・豊崎に、第一学院高校養父校(兵庫県)は北区万歳町・浪速区元町・西区阿波座に、大阪市内の施設を登録しています。「府外の学校=府の補助の対象外」ではない点にも注意してください。

ここで大事なのは、梅田や天王寺やなんばにキャンパスがあっても、推進校でなければ府の補助金は出ないということです。市内に拠点が多いN高・S高・R高、クラーク記念国際、鹿島学園や鹿島朝日などは、令和8年度の通信制の推進校の一覧にはありませんでした。こうした学校の授業料を支えるのは、国の就学支援金(私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円まで。2026年度から所得制限なし)になります。

制度私立の通信制は金額など主な条件・申請先
国の就学支援金対象1単位13,668円・年337,200円まで2026年度から所得制限なし。在籍する高校で申請。サポート校の費用は対象外
大阪府の授業料支援補助金推進校15校だけ対象府の標準授業料(1単位12,030円)を上回る授業料は学校が負担し、府内在住なら授業料の負担は無くなる(府の案内)生徒と保護者が府内在住。在学する学校で申請
大阪府の奨学のための給付金(授業料以外)対象(府外の学校も対象)通信制は、非課税世帯で年52,100円、所得割105,500円未満で年17,370円、182,500円未満で年13,030円令和8年7月1日時点で保護者全員が府内在住。府内の学校は学校を通して、府外の学校は府の事務局へ郵送(令和8年度は10月31日まで)

出典:大阪府「私立高校生等に対する授業料等の支援について」/大阪府「大阪府私立高等学校等奨学のための給付金について」/文部科学省「高等学校等就学支援金」(2026年9月22日確認)

奨学のための給付金は、生活保護(生業扶助)を受けている世帯は52,600円です。通信制の額は全日制の3分の1ほどです。見落としやすいのは申請先で、大阪市のキャンパスに通っていても、本校が府外にある学校に在籍していれば「大阪府以外の都道府県に所在する学校」の扱いになり、自分で府の申請事務局へ郵送します。

※2026年9月時点の情報です。最新は大阪府・文部科学省・各校の公式ページでご確認ください。

市内に本校がある私立6校の学費。授業料は公表のある5校で1単位10,000〜15,000円です

推進校の授業料がどのくらいかを、市内に本校がある私立6校の公式サイトで確かめました。公表されている額だけを並べます。コース費やサポート費は、コースの選び方で大きく変わります。

学校入学金授業料ほかに公表されている主な費用
大阪つくば開成(北区)150,000円1単位12,030円施設設備費 年50,000円・教育充実費 年45,000円。専門コース費・スタンダード費は選んだ人のみ
天王寺学館(平野区)120,000円1単位12,000円付加学習費 年120,000〜270,000円(通学部の日数・コースで違う)・課外活動費12,000円
英風(福島区)50,000円1単位15,000円施設整備費96,000円(入学時)・学習サポート費 年228,000円・教育関連諸費 年45,000円など
YMCA学院(天王寺区)50,000円1単位12,000円ICT諸費用25,000円・諸経費(前期・後期ごと5,000円)。コース登録料は希望者のみ
東朋学園(生野区)50,000円1単位10,000円施設運営費 年84,000円・教育充実費 年180,000円(2027年度新入生の額)
ルネサンス大阪(北区)50,000円1単位の額は公式で確認できず施設設備費20,000円・教育関連諸費50,000円(府内在住なら府の補助で免除と案内)。別に授業料とスクーリング費が要る

出典:大阪つくば開成高校 募集要項/天王寺学館高校 学費(2025年度以降入学生)/英風高校 学費/YMCA学院高校 新入学/東朋学園高校 募集要項/ルネサンス大阪高校 学費(2026年9月22日確認)。年度の記載が無いページもあり、大阪つくば開成の学費の案内は2025年版の募集要項です。

府内在住で推進校に通う場合、授業料と、全員が一律に納める施設整備費などは府の補助の対象になります。一方で、入学金や、コース費・サポート費・教材費などは対象外として残ります。大阪つくば開成の募集要項には、府内在住なら授業料と施設設備費が免除になる、と書かれていました。「無償化」と聞いても、1年目にかかるお金はゼロではありません。見学のときは「府内在住の場合に、実際に払う額」を書面で出してもらうと比べやすくなります。

大阪府の私立高校授業料無償化では、通信制は府が指定する就学支援推進校15校に在学し府内に住む生徒だけが府の授業料支援補助金の対象で、推進校でないN高・クラーク・鹿島学園などは国の就学支援金だけになることを示す比較表
出典:大阪府 私立高校生等就学支援推進校の一覧【令和8年度】(2026年9月22日確認)

よくある落とし穴:「梅田キャンパス」の名前だけで決めると、費用とスクーリングの場所でつまずきます

大阪市で学校を探すときに、つまずきやすい点をまとめます。

  • 「大阪校」「梅田キャンパス」でも、本校は府外のことが多い。市内に協力施設がある54校分のうち、本校が大阪市内にあるのはYMCA学院と東朋学園の2校だけです。卒業証書を出すのは本校で、本校や別の会場までスクーリングに行く日があるかを確認します。
  • 学習等支援施設なら、スクーリングは別の会場です。市内167件のうち78件が学習等支援施設でした。京橋の9件のうち、スクーリングまで受けられる建物は1か所だけです。
  • 府の授業料無償化は、推進校でなければ使えません。府内在住でも、推進校でない学校は国の就学支援金だけになります。府外在住なら、推進校でも府の補助金は対象外です。
  • サポート校の費用は、どの制度でも授業料の支援の対象外です。通信制高校の学費とサポート校の費用は別に考えます。
  • 桃谷高校は、令和8年度は年度途中に入れません。令和9年度から秋季入学者選抜が始まる予定です。いまの高校を続けるか迷っている場合は、退学する前に時期を確かめてください。

候補を比べるときの質問リストは通信制高校・サポート校の選び方にまとめています。

大阪市の教育相談は、18歳以下なら電話・メールで使えます

学校選びの前に、「いまの状態をだれに相談すればいいか」で止まっている家庭も多いと思います。大阪市の中央こども相談センター教育相談グループの窓口のうち、高校生の年齢も対象になるものを公式ページで確認しました。

窓口対象受付連絡先
電話教育相談大阪市内在住で、高校なども含めて学籍がある(またはあった)18歳以下のこどもと保護者月〜金 9時〜19時(祝日・年末年始を除く)こども専用 06-4301-3140/保護者等専用 06-4301-3141
24時間子供SOSダイヤル同上(こども・保護者共通)24時間365日0120-0-78310
メール教育相談大阪市内在住のこども(高校生の年齢まで)・保護者・教職員24時間受付。返答は5日程度大阪市行政オンラインシステムの入力フォーム
来所・出張教育相談(面談)大阪市内在住の18歳未満のこどもなど完全予約制。来所は月〜金、出張は市内12か所で月〜土06-4301-3181

出典:大阪市「教育に関する相談(中央こども相談センター教育相談グループ)」(2026年3月18日更新)/大阪市「メール教育相談」(2026年3月17日更新)

大阪市の教育支援センター(花園・新大阪・桃谷の3か所)は、対象が大阪市立の小中学校と義務教育学校の児童生徒で、高校生は使えません(大阪市教育委員会)。高校生の家庭がまず電話してよいのは、上の電話教育相談です。本人が動けないときは、保護者だけで相談してかまいません。

市外から大阪市内へ通うなら、府内か府外かで使える制度が変わります

梅田・天王寺・なんばの拠点には、大阪市の外から通う人も多くいます。文部科学省のデータで、大阪市の外にある府内の協力施設は、堺市23件・豊中市15件・吹田市12件・東大阪市11件などでした。住んでいる市に拠点が少ない場合、大阪市内まで出るか、地元の拠点を使うかを比べることになります。江坂から御堂筋線で梅田へ出る通い方は、吹田市 通信制高校の記事で整理しています。東大阪市から鶴橋・京橋へ出る場合の比べ方は、東大阪市 通信制高校の記事にあります。京阪で梅田や天王寺へ出る枚方からの通い方は、枚方市 通信制高校の記事で整理しています。兵庫県側から大阪市へ通う場合の区域と在住の要件は、尼崎市 通信制高校の記事で整理しています。高槻からJR京都線で大阪市内へ出る場合の考え方は、高槻 通信制高校にまとめています。北摂から梅田へ出る通い方は、豊中市 通信制高校の記事で駅ごとに整理しています。

堺市から通う場合や、堺市内の拠点を先に見たい場合は、堺市 通信制高校の記事で区ごとにまとめています。

住んでいるところ地元の協力施設(うちスクーリング可)府の授業料支援補助金考え方
堺市23件(8)。八洲学園・賢明学院の本校もある対象(推進校なら)なんば・天王寺へ出るか、市内の本校・拠点を使うか比べる
豊中市・吹田市・池田市など北摂豊中15件(4)・吹田12件(9)・池田5件(2)対象(推進校なら)梅田・新大阪の拠点と地元の拠点を比べる
東大阪市・八尾市など河内東大阪11件(5)・八尾1件(1)対象(推進校なら)天王寺・鶴橋・京橋の拠点と比べる
兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県各府県の記事を参照対象外(府内在住が条件)住んでいる府県の公立の通信制と支援制度を先に確かめる

※協力施設の数は文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)の集計(学校×施設の件数)。府の補助金の条件は大阪府「令和8年度以降の授業料支援制度について」によります。

八尾市から通う場合の市内の1か所と平野・布施の拠点は、八尾市 通信制高校の記事で比べています。

府外から通う場合、授業料を支えるのは国の就学支援金と、住んでいる府県の制度です。神戸から比べるなら神戸 通信制高校、京都からなら京都 通信制高校、和歌山からなら和歌山 通信制高校、奈良からなら奈良 通信制高校の記事で、地元の公立の通信制と通い方をまとめています。

大阪市で「通える範囲」に見つからないなら、通う場所に縛られない形もあります

ここまで大阪市の学校を並べてきましたが、通学時間や体調を条件に入れると、選べる学校は一気に減ります。梅田まで電車で20分でも、朝起きられない日がある人や、満員電車がつらい人にとっては別の話です。拠点の数は、その人にとっての選択肢の数とは限りません。

通信制高校は、もともと毎日通うことを前提にしていない学校です。単位はレポート・スクーリング(面接指導)・試験で認定されるので、日々の出席日数で進級が決まりません。全国の調査でも、通信制高校の2025年度の入学者のうち57.0%は、中学3年生のときに不登校だった生徒でした(文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」)。

同じ調査では、通信制高校の生徒のうち、集中スクーリング型のコースが28.9%、月1〜2回や自由登校などのコースが33.2%でした。週5日通うコースは12.5%です。「通信制=毎日キャンパスへ行く」とは限らず、登校の少ない形を選ぶ生徒が多い、ということです。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

大阪市内には拠点がたくさんあります。それでも、梅田やなんばの人混みに出ること自体が負担になっている時期や、拠点の無い区から毎週通うのが難しい場合は、通う場所に縛られない学び方を候補に入れてもよいと思います。

NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校で、NIJINアカデミーの高等部という位置づけでもあります。大阪市内のどの区からでも、自宅から授業に参加できます。担任がつき、カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。中学の内容の学び直しや、授業のアーカイブ視聴にも対応しています。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。これまでにグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。

ただし、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。

  • ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
  • 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高はその準備と参加を支えます。会場は提携校が決めるため、大阪市内とは限りません。
  • 費用は、通信制高校の分とニジ高の分がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えず、大阪府の授業料支援補助金の対象でもありません。金額は学費のご案内でご確認ください。

サポート校と通信制高校の関係は通信制サポート校とはで、費用の二段の構造はサポート校 学費で説明しています。「費用を抑えたいので公立や推進校に」「梅田のキャンパスに友だちと通いたい」という方には、ここまでに書いた選択肢のほうが合うこともあります。「今は家から少しずつ始めたい」という方の、比べる候補の1つに入れていただければうれしいです。

大阪市で迷ったときの進め方(3ステップ)

  1. ステップ1:「月に何回、何曜日なら家を出られるか」を決める。週1日程度なら桃谷高校(昼間部か日夜間部か)、週1回以上通えそうなら梅田・天王寺・なんばなどの拠点、登校自体が難しければオンライン中心、と候補が自然に分かれます。
  2. ステップ2:候補の学校に2つ聞く。1つは「この建物は面接指導等実施施設か、学習等支援施設か(スクーリングはどこで、年に何日か)」。もう1つは「大阪府の就学支援推進校か(府の授業料支援補助金の対象か)」です。サポート校なら、提携先の通信制高校の名前と、両方の費用の内訳を書面で出してもらいます。
  3. ステップ3:時期を逆算する。桃谷高校の4月入学なら、説明会(令和8年度は9月・11月・2月)を経て3月の選抜です。令和9年度からは9月の秋季選抜も予定されています。私立は学校ごとに転入の時期が違うので、在学中の高校をやめる前に確かめます。相談先が決まっていなければ、先に大阪市の電話教育相談に電話しておくのも1つの手です。

どの学校にするか決まっていなくても、3つとも進められます。話を整理しながら考えたい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。

家の机でノートパソコンのオンライン授業を受ける高校生と、奥で洗濯物をたたむ母親
家で学ぶ時間の長い形を選ぶときも、在籍する通信制高校のスクーリングの会場と日数は合わせて確かめましょう。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

梅田やなんばまで出るのがしんどい時期は、家から始める形もあります

ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラ・マイクはオフのまま、チャットから参加できます。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。費用の内訳や府の制度との関係も含め、話を聞くだけでも大丈夫です。

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よくある質問

Q. 大阪市立の通信制高校はありますか?

A. ありません。大阪市内にある公立の通信制高校は、生野区勝山南の大阪府立桃谷高校だけで、学校のQ&Aでも「大阪府内の公立の通信制高校は、桃谷高校だけ」と案内されています。市内に本校がある私立の通信制は、大阪つくば開成・天王寺学館・英風・YMCA学院・東朋学園・ルネサンス大阪の6校です。

Q. 桃谷高校の入試に学力検査はありますか?

A. ありません。令和8年度の実施要項では、通信制の課程は「学力検査は実施せず、面接を行う」とされ、調査書と個人面接の評価で判定します(平成17年4月1日までに生まれた人は面接のみ)。授業料は1単位330円で、国の就学支援金の手続きをすれば無償になります。

Q. 梅田・天王寺・なんばでスクーリングを受けられる学校はありますか?

A. あります。文部科学省のデータで、梅田周辺には面接指導等実施施設を含む建物が19か所、天王寺・阿倍野・上本町・鶴橋に12か所、なんば・心斎橋・堀江に13か所ありました。同じ駅前でも学習等支援施設(スクーリングは別の会場)の教室が多いので、候補の建物の区分を学校に確かめてください。

Q. 大阪府の授業料無償化は、通信制高校でも使えますか?

A. 使える学校があります。令和8年度から所得制限はなくなりましたが、対象は府が指定した就学支援推進校(通信制は15校)に在学し、生徒と保護者が大阪府内に住んでいる場合です。推進校でない学校は、国の就学支援金(私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円まで)が中心になります。

Q. 大阪市のサポート校に通えば、高校の卒業資格が取れますか?

A. サポート校だけでは取れません。提携する通信制高校に在籍し、その高校でレポート・スクーリング・試験を終えて卒業します。梅田・天王寺・なんば・京橋のサポート校の教室は、文部科学省のデータでは学習等支援施設で、スクーリングは提携校の会場で受けます。

Q. 住んでいる区に通信制高校の拠点が無いときは、どうすればいいですか?

A. 此花区・港区・大正区・東淀川区・住吉区・西成区の6区には協力施設がありませんでした。梅田・なんば・天王寺など、鉄道で出やすい拠点と比べるか、スクーリングの日数が少ない学校、日々の学習を家で進められる形を候補に入れます。通う日数を先に決めると、候補を絞りやすくなります。

学校の多さに迷ったら、「通える曜日」と「スクーリングの場所」に戻れば大丈夫です

大阪市には、生野区の公立の桃谷高校も、市内に本校がある私立の6校も、梅田・天王寺・なんばに集まる100か所を超える拠点もあります。選択肢が足りないのではなく、名前が多すぎて比べ方が分からなくなる街です。

比べる軸は多くなくていいはずです。何曜日なら家を出られるか。その日にスクーリングを受けられる場所はどこか。そして、府の授業料の補助が使える学校か。それが決まれば、候補は2〜3校に絞れます。決まらないうちは、決めなくて大丈夫です。

学校に行けなかった時期があっても、高校をやめかけていても、卒業までの道はいくつもあります。住んでいる区から通える場所を1つ確かめるところから、始めてみてください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

大阪市でどの学校にするか決める前の相談から受け付けています

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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