「通信制高校には偏差値がない」と聞いて、「それで大学受験は大丈夫なのか」「偏差値のない高校を出たら、大学の入試で低く見られるのでは」と心配になっている方も多いと思います。数字で比べられないものは、不安になりやすいものです。
先に結論を書くと、大学の入試で見られるのは「出身高校の偏差値」ではありません。大学を受けられるのは高校を卒業した人・卒業見込みの人で、通信制も全日制と同じ扱いです。大学に届く調査書にも高校の偏差値を書く欄はなく、見られるのは評定などの成績の記録と、試験当日の点数・面接・書類です。
この記事は、学校教育法・同施行規則(e-Gov)、文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」と平成5年の通知、大学入試センターの令和9年度受験案内、東京都・神奈川県・大阪府の公立通信制の選抜の資料、文部科学省の通信制高校実態調査と学校基本調査を、2026年9月27日に実際に開いて確かめた内容で書いています。公式の資料で確かめられなかったことは、そう書いています。
偏差値のない学校で大丈夫か迷っている場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校の偏差値と大学受験の早見
- 高校の偏差値は、国や都道府県が出す数字ではありません。文部省(当時)は平成5年の通知で、業者テスト(民間の模擬試験)の偏差値を高校入試の資料に使わないよう求めています。
- 通信制高校に偏差値が付きにくいのは、点数で合否の線を引かない選抜が多いからです。学力検査をする通信制は323校中91校でした(令和7年度 通信制高等学校実態調査)。
- 大学の出願資格は「高校を卒業した人・卒業見込みの人」などです。学校教育法第90条にも、共通テストの出願資格にも、全日制か通信制かで分ける決まりはありません。
- 大学に出す調査書に「高校の偏差値」の欄はありません。載るのは課程の区分(全・定・通)、評定、学習成績概評(A〜E)などです。
- 一般選抜で主に見られるのは試験当日の点数です。偏差値は高校に付くものではなく、模試で自分の位置を測るための数字です。
- 令和9年度入試から、総合型選抜と学校推薦型選抜では面接による評価が原則として必須になりました。高校の名前より、何をしてきたかを話せるかが問われます。
- 一人で受験勉強を続ける自信がないときは、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、小論文・面接の講座を受けながら通信制高校の卒業をめざす方法もあります。
「偏差値がない高校で大学に行けるの?」という心配には、別々の2つの話が混ざっています
この心配をほどくと、2つの問いに分かれます。
- 高校に入るとき:通信制高校には、なぜ偏差値が付いていないのか
- 大学に入るとき:偏差値のない高校の生徒は、大学の入試でどう扱われるのか
偏差値という言葉は、1つ目の「高校に入るとき」の話で出てくるものです。一方で、大学の入試は、高校とは別の法令と、文部科学省が毎年出す「大学入学者選抜実施要項」にそって行われます。高校入試の物差し(偏差値)が、そのまま大学入試に持ち込まれるわけではありません。
そもそも偏差値は、テストを受けた集団の中で、ある得点が平均からどれだけ離れているかを表す数字です。計算は「(自分の得点-平均点)÷標準偏差×10+50」で、平均点ちょうどなら50になります。同じ人でも、受けたテストと、一緒に受けた集団が変われば数字が変わります。
通信制高校の仕組み(単位制・レポート・スクーリング・74単位)を最初から知りたい方は、通信制高校とはの記事にまとめています。この記事では、偏差値がない仕組みと、それが大学受験にどう関わるかに絞って書きます。
高校の偏差値は、国や県が公表する数字ではありません。民間の模試をもとにした目安です
「〇〇高校の偏差値は55」といった数字を、教育委員会や学校が公式に発表しているわけではありません。文部科学省の資料では、この数字は「業者テスト」の偏差値として扱われてきました。
- 文部省は昭和51年と昭和58年の2回、学校の進路指導について、業者テストに安易に頼らないよう通知しています(文部科学省「学制百二十年史」)。
- 平成5年2月22日の通知(文初高第243号)では、高校の入学者選抜で業者テストの結果を資料として使ってはならないこと、中学校の進路指導で「業者テストによる偏差値等に依存した進路指導は行わない」ことを求めました。高校が中学校に、業者テストや学習塾のテストの偏差値の提供を求めないことも書かれています。
出典:文部科学省「高等学校の入学者選抜について(通知)」平成5年2月22日/文部科学省「学制百二十年史」二 進路指導の充実(2026年9月27日確認)
つまり、世の中で見かける「高校の偏差値」は、民間の会社が模試の結果などをもとに出している目安です。どんな計算で学校ごとの数字を出しているかは各社の方法で、公的な資料では確かめられませんでした。会社が違えば、同じ高校でも数字が違うことがあります。
ここで大事なのは、偏差値は「入りやすさの目安」であって、学校の中身や、卒業した人の資格を表す数字ではないということです。偏差値が付いていない学校を出ても、高校卒業という資格そのものは同じです。

通信制に偏差値が付きにくいのは、点数の線で選ばない学校が多いから。ただし学力検査をする学校もあります
高校の入学者選抜のルールは、学校教育法施行規則第90条にあります。
- 高校の入学は、調査書その他必要な書類、学力検査の成績等を資料として行う選抜に基づいて、校長が許可する(第1項)
- 学力検査は、特別の事情のあるときは、行わないことができる(第2項)
- 公立高校の学力検査は、その高校を置く都道府県・市町村の教育委員会が行う(第5項)
出典:学校教育法施行規則 第90条(e-Gov、2026年9月27日確認)
通信制高校の実際の選抜方法は、文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」で分かります。通信制課程を置く323校のうち(1校で複数の方法を使えます)、面接をする学校が296校、調査書などの書類で選ぶ学校が230校、作文・小論文が154校、学力検査が91校でした。公立81校に限ると、学力検査をするのは15校です(面接67校・書類56校・作文33校)。
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」7.入学者選抜の方法(2026年9月27日確認)
公立の通信制でも、都道府県によって選び方は違います。3つの都府県の公式資料を開いて比べました。
| 都府県(資料の年度) | 主な検査 | 選考に使う資料 |
|---|---|---|
| 東京都(令和9年度) | 学力検査あり。国語・数学・英語を総合して、新宿山吹高校は70分、一橋高校・砂川高校は60分 | 学力検査など(選考の方法は別に定める) |
| 神奈川県(令和9年度) | 作文(特色検査を行う場合もある) | 実施したすべての検査と、中学校の調査書で総合的に選考 |
| 大阪府(令和8年度) | 学力検査は行わず、全員に個人面接 | 調査書と面接の評価(平成17年4月1日以前に生まれた人は面接の評価) |
出典:東京都教育委員会「東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱」(令和9年度・2026年9月17日公表)/神奈川県「公立高校入学者選抜制度の概要」/大阪府教育委員会「令和8年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」(第7 一般入学者選抜 Ⅳ 通信制の課程。いずれも2026年9月27日確認)
面接・作文・書類で選ぶ入試では、合否が模試の点数と結びつかないため、民間の会社が「この点数なら合格しやすい」という線を数字にしにくいと考えられます。これが「通信制には偏差値がない」と言われる、いちばん大きな理由です。「偏差値がない=試験がない」ではないことも、東京都の例から分かります。
偏差値がない理由と、通信制の中で学力の差がどこで出るか(授業の量・コース・学び直し)は、通信制高校 偏差値がない理由の記事で詳しく書いています。
大学の出願資格は「高校を卒業(見込み)」。通信制か全日制かで分ける条文はありません
ここからが大学受験の話です。まず、大学を受けられる人は法律で決まっています。
学校教育法第90条は、大学に入学できる人を「高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者」などと定めています。そして同じ法律の第54条で、通信制の課程は高等学校に置かれる課程の1つです。通信制高校を卒業すれば、条文上は全日制と同じ「高等学校を卒業した者」になります。
文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」も、第9の出願資格で、学校教育法第90条と施行規則第150条・第154条により入学資格を持つ人(入学までに持つ見込みの人を含む)が出願できる、としています。
| 受けたい試験 | 出願できる人(主なもの) | 根拠 |
|---|---|---|
| 大学の一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜 | 高校を卒業した人・卒業見込みの人、高卒認定の合格者など | 学校教育法第90条、施行規則第150条、実施要項 第9 |
| 大学入学共通テスト(令和9年度) | 高校を令和9年3月に卒業見込みの人、高校を卒業した人など | 大学入試センター 受験案内「出願資格」 |
| 学校推薦型選抜(上に加えて) | 出身高校の校長の推薦を受けた人 | 実施要項 第3の1(3) |
出典:学校教育法 第54条・第90条(e-Gov)/文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」/大学入試センター「令和9年度 受験案内」(2026年9月27日確認)
共通テストについて、もう少し具体的に書きます。
- 出願資格の表の1番目は、「高等学校」(特別支援学校の高等部を含む)または「中等教育学校」を令和9年3月に卒業見込みの者です。通信制高校の3年生もここに当たります。
- 出願のときに、出願資格を証明する書類を出す必要はありません(受験案内に明記)。
- 令和9年度の出願は、出願サイトでの登録が2026年9月15日10時〜10月2日17時、検定料の支払いが10月2日23時59分まで。本試験は2027年1月16日・17日です。
ただし、出願資格が同じでも、大学は出願の条件を足すことができます。実施要項の第5には、大学が重要と考える教科・科目を指定して、その単位を取っていることや、一定以上の評定を取っていることを出願の条件にできると書かれています。条件は大学・学部ごとに募集要項で決まるので、志望校の募集要項で確かめてください。
※2026年9月時点の情報です。最新は文部科学省・大学入試センター・各大学の公式ページでご確認ください。

大学に届く調査書に「高校の偏差値」の欄はありません。載るのは課程の区分と評定です
大学の入試で、高校から大学へ届く書類が調査書です。実施要項の第5では、在籍する高校が指導要録(生徒の学籍と成績の公式な記録)をもとに、決まった様式で作るものとされています。
令和9年度の実施要項に付いている調査書の様式を見ると、主に次のことが書かれます。
- 学校名と、課程の区分(全・定・通)、学科、入学・卒業(見込み)の年月
- 各教科・科目の評定と修得した単位数
- 各教科の学習成績の状況、全体の学習成績の状況(評定の平均)
- 学習成績概評と、学年の成績段階別の人数
- 総合的な探究の時間の記録、特別活動の記録、指導上参考となる諸事項 など
この様式には、出身高校の偏差値を書く欄はありません。大学が高校の成績を見るときの物差しは、偏差値ではなく評定です。
「全体の学習成績の状況」は、すべての教科・科目の評定の合計を、評定の数で割った数字です(小数点以下第2位を四捨五入)。これをもとに、学習成績概評が次の5段階で書かれます。
| 全体の学習成績の状況 | 学習成績概評 |
|---|---|
| 5.0〜4.3 | A |
| 4.2〜3.5 | B |
| 3.4〜2.7 | C |
| 2.6〜1.9 | D |
| 1.8以下 | E |
出典:文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」第5 調査書・別紙様式1・調査書記入上の注意事項等(2026年9月27日確認)
注意事項には、概評の欄を「定時制及び通信制の課程で修業年限が3年を超えるものにあっては当該期間」の成績で書く、という通信制に向けた定めもあります。通信制の生徒の調査書は、最初から想定されている書類だということです。
一方で、正直に書いておくことが2つあります。
- 課程の区分は調査書に書かれます。大学は、通信制の卒業(見込み)であることを知ったうえで判定します。実施要項に、課程によって扱いを変えるという定めは見当たりませんでしたが、各大学の判定の中身は公表されていないため、「どの大学でもまったく同じに扱われる」とまでは確かめられません。
- 評定の付け方は学校ごとです。通信制では、レポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・試験の結果で評定が決まります。高校ごとの評定の違いを大学がどう見ているかは、公的な資料では確認できませんでした。
評定が出願の条件になることもあるので、通信制を選ぶなら、レポートと試験を1つずつ丁寧に積み上げることが、そのまま大学受験の準備になります。
一般選抜で問われるのは当日の点数。偏差値は「高校」ではなく「あなた」に付くものです
実施要項は、一般選抜を学力検査や小論文などを主な資料とし、調査書・面接・本人が書く資料などを組み合わせて評価する入試と定めています。学力検査には、共通テストと、各大学が行う教科・科目の個別テストがあります。
- 令和9年度の個別テストの試験日は2027年2月1日〜3月25日の間で、合格発表は3月31日までです。
- 共通テストは2027年1月16日・17日(追試験は1月23日・24日)です。
一般選抜では、その日の答案の点数が合否の中心になります。出身高校に偏差値が付いているかどうかは、答案の点数に関係しません。
ここで偏差値が役に立つのは、模試を受けて、自分の学力が受験生の中でどのあたりにあるかを知るときです。通信制の生徒も、外部の模試を受ければ、自分の偏差値を知ることができます。大学の偏差値も、高校と同じく民間の会社が出している目安なので、1社の数字だけで志望校を決めないほうが安全です。
通信制は、登校日が少ないぶん、自分で使える時間が多くなりやすい学び方です。その時間を受験勉強にどう回すかは、通信制高校 難関大学の記事で書いています。

総合型選抜・学校推薦型選抜は、令和9年度から面接が原則必須。「偏差値」より「何をしてきたか」を問われます
一般選抜とは別に、書類と面接を中心に見る入試が2つあります。令和9年度の実施要項では、文部科学省の通知で次の変更が示されました。
総合型選抜と学校推薦型選抜で、面接による評価を行うことになりました。ディベート・集団討論・プレゼンテーション・口頭試問・オンラインでの面接も含みます。例外として、合格したら入学すると約束して受ける非公募型の学校推薦型選抜は、大学の判断で面接の要否を決められます。また、令和8年度にすでに行われていた選抜区分で、令和9年度から面接を入れるのが難しいものは、遅くとも令和11年度入試までに入れる、とされています。
| 入試方式 | 出願・発表の時期(令和9年度) | 主に見られるもの | 通信制の生徒が確かめること |
|---|---|---|---|
| 総合型選抜 | 出願は2026年9月1日以降、判定の発表は11月1日以降 | 本人が書く資料(活動報告書・大学入学希望理由書・学修計画書など)と面接。書類だけでなく、小論文や教科のテストなども組み合わせる | 学校の外での活動を、書類と面接で話せる形にしておく |
| 学校推薦型選抜 | 出願は2026年11月1日以降、判定の発表は12月1日以降 | 出身高校の校長の推薦、調査書、面接。書類だけでなく、小論文や教科のテストなども組み合わせる | 在籍する高校が推薦を出す条件と、推薦の枠 |
| 一般選抜 | 個別テストは2027年2月1日〜3月25日 | 学力検査(共通テスト・個別テスト)、小論文など | レポートと並行して受験勉強の時間をとれるか |
出典:文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項及び大学院入学者選抜実施要項等について(通知)」令和8年5月27日/同 実施要項 第3・第4(2026年9月27日確認)
総合型選抜では、実施要項が志願者本人が書く資料(活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書など)を評価に使うことを求めています。通信制で自由に使える時間に取り組んだ活動や探究は、ここで具体的に書けます。反対に、時間があっても何もしていなければ、書けることは増えません。
学校推薦型選抜は、出身高校の校長の推薦がないと出願できません。推薦を出すかどうか、指定校推薦の枠があるかどうかは、在籍する高校ごとに違います。公的な資料で学校ごとの枠は分からないため、入学前に候補の学校へ直接聞くのが確実です。
総合型・推薦・一般の3つを、通信制の生徒の立場で詳しく比べた内容は、通信制高校 大学進学の記事にまとめています。
数字で見ると、通信制の卒業者の28.6%が大学等へ。公立は17.1%、私立は30.0%です
「偏差値がない高校から大学に行く人はいるのか」を、国の統計で確かめます。文部科学省の学校基本調査(令和7年度・確定値)で、令和6年度中に通信制高校を卒業した人の進路は次のとおりでした。
| 区分 | 卒業者 | 大学等進学者 | 大学等進学率 |
|---|---|---|---|
| 通信制 計 | 91,809人 | 26,301人 | 28.6% |
| 通信制 公立 | 9,443人 | 1,618人 | 17.1% |
| 通信制 私立 | 82,366人 | 24,683人 | 30.0% |
| (参考)全日制・定時制 計(令和7年3月卒) | 929,157人 | 582,042人 | 62.6% |
出典:文部科学省「学校基本調査」令和7年度 卒業後の状況調査(高等学校 通信制)状況別卒業者数/同(全日制・定時制)(e-Stat、2025年12月26日公開。2026年9月27日確認)
読み方で気をつけたい点が3つあります。
- 「大学等進学者」には、大学・短大の通信教育部への進学も含まれます。それを除くと通信制の卒業者では22,319人・24.3%でした。
- 通信制の卒業者のうち専門学校(専修学校の専門課程)へ進んだ人は21,013人(22.9%)で、大学等と合わせると半数を超えます。
- 通信制は、入学する人の事情が全日制とかなり違います。令和7年度の実態調査では、その年の入学者のうち57.0%が中学3年のときに不登校だった生徒でした。率の差だけで、学校の良し悪しや、あなたが大学に行けるかどうかは決まりません。
令和6年度だけで2万6千人を超える人が、偏差値の付いていない通信制高校から大学等へ進んでいる、というのが統計から言える事実です。大学以外も含めた卒業後の道は、通信制高校 卒業後の進路の記事で紹介しています。

よくある誤解:「偏差値がない=大学受験で不利」「偏差値の高い通信制を選べば安心」は、どちらも言い切れません
誤解1:偏差値のない高校は、大学受験で不利になる
出願資格は高校卒業(見込み)で同じで、調査書に高校の偏差値の欄もありません。一般選抜は当日の点数が中心です。「偏差値がないこと」そのものが不利になる仕組みは、公的な資料には見当たりません。ただし、評定の取り方、推薦の出し方、受験勉強の時間のとり方は学校と本人しだいで、ここで差がつきます。
誤解2:ネットに出ている「通信制高校の偏差値」を見て選べば安心
高校の偏差値は、国や学校が公表する数字ではなく、民間の目安です。面接や書類で選ぶ通信制に付けられた数字が、何をもとに出されたものかは確かめようがありません。学校選びでは、大学受験に向けた学習の支援、レポートやスクーリングの進め方、推薦の実績の出し方を、学校に直接聞くほうが確かです。
誤解3:通信制は評定が取りやすいから、推薦で有利
通信制の評定が全日制より高く付く、という公的なデータは確認できませんでした。評定の付け方は学校ごとで、推薦は校長が出すかどうかを決めます。「有利」も「不利」も、言い切れる根拠はありません。
誤解4:高卒認定でも、通信制の卒業と同じように受けられる
高卒認定の合格者も大学の出願資格はあります(施行規則第150条第5号)。調査書の代わりに、試験の成績証明書を出すことができます(実施要項 第5の5)。一方で、学校推薦型選抜は出身高校の校長の推薦を前提にした入試なので、高卒認定で受ける人には使いにくい入試です。推薦も考えるなら、高校を卒業するルートのほうが選べる入試が広がります。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで読んで、「偏差値は気にしなくていいと分かった。でも、一人でレポートを進めながら受験の準備をする自信がない」と感じた方もいると思います。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも参加でき、カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。担任制で、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座に力を入れて取り組んでいます。企業や地域と関わる社会共創プロジェクトもあり、公式サイトでは、そこで得た実績が総合型選抜や就職での強みになると紹介しています。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。
ただし、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
- 大学に出す調査書・評定は、在籍する通信制高校のものです。学校推薦型選抜の推薦を出すのも、在籍する高校の校長です。推薦の条件は、入学前に個別にご確認ください。
- 学院内でのスクーリングはありませんが、提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分には就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 目指す入試の形を、仮に1つ決める。一般選抜で点数勝負をするのか、総合型選抜・学校推薦型選抜で活動と面接を中心にするのか。仮でかまいません。決めると、高校に求めるものがはっきりします。
- 候補の通信制高校に3つ聞く。①評定はレポート・スクーリング・試験でどう付くか、②学校推薦型選抜の推薦(指定校を含む)はどんな条件で出しているか、③共通テストや一般選抜に向けた学習の支援はあるか。答えが具体的かどうかも、判断の材料になります。
- 模試を1回受けて、自分の位置を知る。偏差値は高校ではなく、あなたに付く数字です。今の位置が分かれば、志望校までの距離と、使える時間の配分が見えてきます。
3つとも、どの学校にするか決まっていなくても進められます。話しながら整理したい場合は、体験説明会・個別相談で状況を聞かせてください。


偏差値より、評定と「話せる経験」を家から積み上げる形もあります
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラオフ・チャット参加から始められ、総合型選抜に向けた小論文・面接の講座もあります。ただし学院は高校ではなく、卒業資格と調査書は提携する通信制高校のもので、そのスクーリングへの参加も必要です。体験説明会は日程を選ぶだけで申し込めます。
よくある質問
Q. 通信制高校に偏差値がないのはなぜですか?
A. 高校の偏差値は、国や学校ではなく民間の会社が模試をもとに出している目安です。通信制高校の多くは面接や書類、作文で選考するため、点数と合否の関係を数字にしにくいと考えられます。ただし学力検査をする通信制も323校中91校あり、東京都立の通信制は国語・数学・英語の学力検査を行っています。
Q. 通信制高校から大学入学共通テストは受けられますか?
A. 受けられます。令和9年度の共通テストの出願資格の1番目は、高等学校(特別支援学校の高等部を含む)または中等教育学校を令和9年3月に卒業見込みの者で、通信制高校の生徒も当てはまります。出願はWebで、2026年9月15日から10月2日17時まで(検定料の支払いは同日23時59分まで)です。
Q. 調査書に「通信制」と書かれると不利になりますか?
A. 調査書には課程の区分(全・定・通)を書く欄があり、大学は通信制であることを知ったうえで判定します。実施要項に課程で扱いを変える定めは見当たりませんでしたが、各大学の判定の中身は公表されていないため、確かめられませんでした。調査書で見られるのは、偏差値ではなく評定や学習成績概評です。
Q. 総合型選抜は通信制高校からでも受けられますか?
A. 受けられます。出願資格は高校卒業(見込み)です。令和9年度からは面接による評価が原則として必須になり、活動報告書や志望理由書など本人が書く資料も評価に使われます。通信制で使える時間に何に取り組んだかを、具体的に話せるように準備しておくと力になります。
Q. 大学の偏差値はどう見ればいいですか?
A. 大学の偏差値も、高校と同じく民間の会社が出している目安で、会社や模試によって数字が変わります。自分の模試の偏差値と比べて「今どれくらい距離があるか」を知る道具として使い、1つの数字だけで志望校を決めないのがおすすめです。
偏差値の数字がなくても、大学への道は、あなたの記録と力で開けます
「偏差値がない高校」と聞くと、何かが足りないように感じるかもしれません。けれど、大学の入試で見られるのは高校の偏差値ではなく、あなたが積み上げた評定、試験当日の力、そして何に取り組んできたかという中身です。
今日すべてを決めなくて大丈夫です。まずは目指す入試の形を仮に決めて、候補の学校に3つの質問をしてみるところから始めてみてください。
一人で進めるのが不安なら、家から少しずつ学びを続けながら受験の準備をする形もあります。まだ迷っている段階の相談も受け付けています。
偏差値のことも大学受験のことも、迷っている段階から相談できます
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

