「通信制高校からでも大学受験はできるの?」「塾や予備校には通ったほうがいいの?」。通信制高校を選んだあと、あるいは選ぶ前に、こうした不安を持つ生徒や保護者の方は少なくありません。
先に結論を書くと、通信制高校を卒業すれば、大学の出願資格は全日制と同じです。そして通信制は時間割を自分で組みやすいぶん、塾・予備校は「全部を任せる場所」ではなく「足りない部分だけを補う場所」として使うと、時間もお金もむだになりにくいというのが、この記事の答えです。
この記事では、文部科学省の学校基本調査(通信制の卒業後の状況)・子供の学習費調査(令和5年度)・通信制高等学校実態調査、令和9年度大学入学者選抜実施要項、大学入試センター、消費者庁の特定商取引法ガイドを実際に開いて確認した内容をもとに、集団塾・個別指導・映像授業・オンライン家庭教師の違い、費用の考え方、スクーリングやレポートとの両立を整理します。特定の塾・予備校のおすすめや比較はしていません。
今の学校と受験勉強の両立に悩んでいる場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校から大学受験するときの塾・予備校の使い方の早見
- 通信制高校の卒業は、全日制と同じ「高等学校の卒業」です。大学の入学資格(学校教育法第90条第1項)に違いはありません。
- 通信制の卒業生の28.6%(26,301人)が大学等へ進学しています。うち大学(学部)への進学は20,445人です(学校基本調査・令和6年度間の卒業者)。
- 塾・予備校は4つの形に分かれます。選ぶ軸は「学習のペースを誰が決めるか」です。自分でペースを作れないなら集団塾か個別指導、作れるなら映像授業も候補になります。
- 一般選抜なら教科の対策、総合型選抜・学校推薦型選抜なら在籍校の調査書と書類・面接の準備が中心になり、塾に頼る部分がまったく違います。
- 費用の目安として、全日制高校の3年生で学習塾に費用を払った家庭は公立45.7%・私立39.9%、払った家庭の年間平均は公立約45万円・私立約54万円でした(子供の学習費調査・令和5年度)。通信制の生徒はこの調査の対象外です。
- 2か月を超え5万円を超える塾・家庭教師の契約は特定商取引法の対象で、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。
- 通信制高校にサポート校を組み合わせる方法もあります(NIJIN高等学院は担任制で、中学の内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴に対応しています。高校そのものではない点は後で説明します)。
通信制でも大学受験の資格は全日制と同じ。差がつくのは「空いた時間の使い方」です
通信制高校は、学校教育法に定められた高等学校の「通信制の課程」です。卒業すれば全日制・定時制と同じ高等学校の卒業で、大学の入学資格は学校教育法 第90条第1項で「高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者」などと定められています。通信制だから受けられない一般選抜や共通テストはありません。
一方で、通信制と全日制では、1日の時間の流れが大きく違います。通信制の単位は、添削指導(レポート)・面接指導(スクーリング)・試験の3つで修得します。毎日6〜7時間の授業に出る全日制と比べると、平日に自分で使える時間が生まれやすい仕組みです。
ただし、この時間は自動的に受験勉強の時間になるわけではありません。全日制では学校の授業と定期テストが受験の土台を作ってくれますが、通信制ではその土台づくりも自分で組み立てる必要があります。塾・予備校をどう使うかは、ここをどう補うかという問題です。
もう1つ、塾に申し込む前に確かめたいのが、受験に要る科目を在籍校で履修できるかです。共通テストや個別試験で使う科目が、在籍校の時間割に無いこともあります。在籍校の授業だけでは足りないと感じるときの考え方は、通信制高校 勉強 物足りないの記事で、科目の確かめ方から整理しています。
通信制から大学を目指すこと自体は珍しくありません。受験に特化した対策は、塾・予備校やオンラインの学習サービスと組み合わせるという考え方もあります。得意・不得意に合わせて、必要な部分だけをピンポイントで補強しやすいのは、時間に融通がききやすい通信制の柔軟さです。

通信制の卒業生の28.6%が大学等へ進学。大学(学部)には20,445人が進んでいます
文部科学省の学校基本調査(令和7年度・確定値)で、通信制高校を令和6年度中に卒業した人の進路を確認しました。
| 卒業後の状況(通信制・令和6年度間の卒業者) | 人数 | 卒業者に占める割合 |
|---|---|---|
| 卒業者の合計 | 91,809人 | - |
| 大学等進学者 | 26,301人 | 28.6% |
| (うち大学・短大の通信教育部への進学を除く) | 22,319人 | 24.3% |
| 専修学校(専門課程)進学者 | 21,013人 | 22.9% |
出典:文部科学省「学校基本調査」令和7年度 卒業後の状況調査(高等学校 通信制)表297・299・301(e-Stat 2025年12月26日公開。2026年9月確認)
大学等進学者26,301人の内訳は、大学(学部)20,445人・短期大学(本科)1,796人・大学・短大の通信教育部3,982人などです。学校基本調査の設置者の区分で見ると、大学等進学率は「私立」が30.0%、「公立」が17.1%でした。
学校基本調査の別の表(表301)では、令和6年度間の卒業者のうち大学(学部)・短大(本科)への入学を志願した人は25,535人でした。この表には、卒業した翌年以降に志願した人も別に数えられています(令和5年度間の卒業者1,432人など)。
この数字から言えるのは、通信制から大学へ進む道は、1年間で2万人以上(令和6年度間の卒業者)が実際に進んでいる道だということです。ただし、どの学校に在籍したか、どう勉強したかで結果は人それぞれです。合格者数を公表している学校の数字は、その学校の生徒数や入試方式とあわせて読む必要があります。

通信制は時間割を自分で組みやすい。だから「塾を入れる曜日」から逆算できます
通信制高校と一口に言っても、登校の頻度はさまざまです。文部科学省の令和7年度 通信制高等学校実態調査では、通学頻度別のコースの生徒数(合計300,406人。正規外のコースを含む)は次のとおりでした。
| 通学のスタイル | 生徒数(割合) | 塾・予備校の入れ方の目安 |
|---|---|---|
| 週5日 | 37,505人(12.5%) | 全日制に近い。放課後や週末に塾を入れる形になる |
| 週1〜4日 | 週4:5,712人/週3:20,013人/週2:13,564人/週1:36,929人 | 登校しない日の午前を自習、午後や夕方を塾にあてやすい |
| 集中スクーリング型 | 86,961人(28.9%) | スクーリングの期間だけ塾を休む前提で年間の予定を組む |
| その他(月1〜2回・自由登校など) | 99,722人(33.2%) | 時間は最も自由。そのぶん生活リズムを自分で保つ工夫が要る |
※右の列は、登校の頻度から考えた一般的な目安です。実際の登校日やスクーリングの日程は学校・コースごとに違います。
全日制の生徒が塾に通えるのは、ふつう放課後と週末だけです。通信制では、平日の昼間に塾の自習室を使う、映像授業を午前中に進める、といった組み方ができます。受験勉強の時間を確保しやすいことは、通信制の大きな利点です。
一方で、実態調査では、添削課題は出しているのにスクーリングに1日も来ていない生徒が8,097人(2.6%)いました。時間の自由は、そのまま「何もしない日」にもなり得ます。塾・予備校を使う理由の1つは、この自由な時間に「行く場所」「やる時間」という枠を作ることです。
スクーリングの日数や頻度は学校によって大きく違います。気になる方は通信制高校 スクーリング 日数の記事で実例を見てください。
集団塾・個別指導・映像授業・オンライン家庭教師は、「ペースを誰が決めるか」で選びます
大学受験の塾・予備校は、呼び方は色々ありますが、形としては大きく4つに分かれます。ここでは特定の塾名ではなく、形ごとの特徴を並べます。
| 形 | 学習のペースを決めるのは | 向きやすい人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 集団塾・予備校(教室で一斉授業) | 塾のカリキュラム | 基礎はあり、決まった時間に通うことで勉強のリズムを作りたい人 | 途中でつまずくと授業が先に進む。人の多い場所が苦手だと続けにくい |
| 個別指導(講師1人に生徒1〜数人) | 講師と相談して決める | 苦手科目が偏っている人、学び直しから始めたい人 | 講師によって教え方の差が出やすい。コマ数が増えると費用も増える |
| 映像授業(録画講義を視聴) | 自分 | 自分で計画を立てて進められる人、時間が不規則な人 | 見ただけで分かった気になりやすい。質問できる仕組みがあるかを確かめる |
| オンライン家庭教師(画面越しに1対1) | 講師と相談して決める | 外出や移動が負担な人、近くに通える塾がない人 | 通信環境が要る。講師との相性で続くかどうかが決まりやすい |
※表は形ごとの一般的な傾向です。同じ形でも、塾ごとに仕組みや料金は違います。
通信制の生徒にとって最初に考えたいのは、「自分でペースを作れるか」です。通信制の学習そのものが、ある程度自分でペースを作る仕組みなので、そこに映像授業だけを足すと、全部を自分で管理することになります。計画を立てるのが得意なら効率のよい組み合わせですが、苦手なら、人がペースを決めてくれる集団塾や個別指導のほうが続きやすいことがあります。
もう1つは、「どこでつまずいているか」です。中学の内容から学び直したいなら、学年の進度に合わせる集団授業よりも、個別指導やオンライン家庭教師のほうが合わせやすいでしょう。反対に、基礎はできていて演習量や入試の情報がほしいなら、集団塾・予備校の講習や模試が役に立ちます。
個別指導の中身は塾ごとに大きく違います。講師が「何を・どこまで」見てくれるのかの確かめ方は、通信制高校 個別指導の記事で詳しく書いています。
形を1つに絞る必要もありません。苦手な1科目だけ個別指導、残りは映像授業で自習のように組み合わせる方法もあります。選ぶ前に、体験授業で「この先生に質問できそうか」「この時間帯に通えそうか」を確かめてください。

一般選抜か、総合型・推薦かで、塾に頼る部分がまったく違います
大学入試の方式によって、準備の中心は変わります。文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項(2026年5月27日通知)で決められた日程とあわせて整理します。
| 入試の方式 | 令和9年度入試の主な日程 | 塾・予備校で補いやすいこと | 在籍校で整えること |
|---|---|---|---|
| 一般選抜 | 個別試験は2027年2月1日〜3月25日の間 | 教科の知識、過去問演習、模試での実力確認 | 卒業に必要な単位を落とさないこと |
| 共通テスト | 本試験は2027年1月16日・17日 | 教科の知識、時間配分の練習 | 卒業見込みであること |
| 総合型選抜 | 出願は2026年9月1日以降、結果は11月1日以降 | 小論文・面接・志望理由書の練習 | 調査書、活動の記録 |
| 学校推薦型選抜 | 出願は2026年11月1日以降、結果は12月1日以降 | 小論文・面接の練習 | 評定平均、校内の推薦 |
出典:文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」第4/大学入試センター「令和9年度試験」(2026年9月確認)
一般選抜では、塾・予備校が受験勉強の中心になりやすく、4つの形のどれを選ぶかが大事になります。一方、総合型選抜・学校推薦型選抜では、在籍する通信制高校が作る調査書や、校内の推薦の仕組みが合否に関わります。これは塾では代わりがききません。
通信制から推薦・総合型で大学を目指す場合の準備は、通信制高校 推薦入試 大学進学の記事で詳しく書いています。この記事では、塾・予備校の使い方に絞って話を進めます。
共通テストの出願は、大学入試センターの出願サイトからWebで行います。令和9年度試験の出願内容の登録は2026年9月15日10時〜10月2日17時、検定料の支払いは10月2日23時59分までです(大学入試センター「共通テスト出願サイト(Web出願)について」)。通信制の生徒の出願の手順は共通テスト出願 通信制の記事にまとめています。
費用の目安:全日制の高3で塾代を払った家庭の平均は、年45万円以上でした
塾・予備校の費用は、形・科目数・地域・講習の取り方で大きく変わります。ここでは特定の塾の料金ではなく、国の調査で分かる全体の傾向を見ます。
文部科学省の子供の学習費調査(令和5年度・2023年4月〜2024年3月の1年間)で、全日制高校の学習塾費を学年別に確認しました。「学習塾費」には、入会金・授業料(月謝)・講習会費・教材費・塾での模擬テスト代・塾への交通費が含まれます。
| 区分 | 学習塾費を払った家庭の割合 | 払った家庭の年間平均 | 全体の年間平均(払っていない家庭を含む) |
|---|---|---|---|
| 公立 高1 | 34.3% | 約26万2千円 | 89,760円 |
| 公立 高2 | 36.2% | 約41万1千円 | 148,775円 |
| 公立 高3 | 45.7% | 約45万2千円 | 206,454円 |
| 私立 高1 | 34.8% | 約31万5千円 | 109,647円 |
| 私立 高2 | 38.2% | 約47万1千円 | 180,326円 |
| 私立 高3 | 39.9% | 約53万8千円 | 214,709円 |
出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(調査結果の概要 表6、e-Stat「学年(年齢)別の学習費支出状況(高等学校(全日制))」。2026年1月16日の数値訂正後の版。2026年9月確認)
読み方のポイントは3つです。
- 学年が上がるほど、払う家庭も金額も増えます。公立では高1の全体平均89,760円が、高3では206,454円と2倍以上になっています。
- 「全体の平均」は、塾に通っていない家庭も含めた平均です。実際に塾に通った家庭だけで見ると、高3の年間平均は公立約45万円・私立約54万円でした。
- 家庭教師や通信添削などの「通信教育・家庭教師費」は、全学年の平均で、払った家庭の割合が公立18.9%・私立21.1%、払った家庭の平均は公立約8万3千円・私立約11万8千円でした。
大事な注意があります。この調査の対象は全日制高校で、通信制の生徒は含まれていません。通信制の生徒が塾にどれだけ払っているかを示す国の統計は、確認できませんでした。上の表は「受験期の家庭が塾にかけている金額の目安」として読んでください。
もう1つ、高等学校等就学支援金は授業料のための制度で、塾・予備校の費用には使えません。通信制高校の学費(就学支援金を差し引いたあとに残る額)と、塾・予備校の費用は、別々に見積もる必要があります。通信制高校そのものの費用の考え方は通信制高校 学費の記事で整理しています。
※2026年9月時点の情報です。最新は文部科学省・大学入試センター・消費者庁の公式ページでご確認ください。

塾・家庭教師の契約は、2か月・5万円を超えると特定商取引法の対象。8日間のクーリング・オフがあります
費用と同じくらい大事なのが、契約のルールです。消費者庁の特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」では、学習塾と家庭教師が対象の役務に入っています。
| 項目 | 学習塾 | 家庭教師 |
|---|---|---|
| 対象になる契約 | 期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるもの | 期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるもの |
| クーリング・オフ | 法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内 | 同じく8日以内 |
| 中途解約(授業が始まる前)で請求される上限 | 1万1千円 | 2万円 |
| 中途解約(授業が始まった後)で請求される上限 | 受けた分の対価+「2万円か1か月分の授業料の低いほう」 | 受けた分の対価+「5万円か1か月分の授業料の低いほう」 |
出典:消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」(2026年9月確認)
同じページには、次の注記もあります。
- 5万円は、入学金・受講料・教材費・関連商品の販売などを合わせた契約金の総額で判断します。
- 役務の内容がファックスや電話、インターネット、郵便などを使って行われる場合も広く含まれます。オンラインの授業でも、条件に当てはまれば対象になりえます。
- 「学習塾」には、浪人生だけを対象にしたコースは当たりません。高校生と浪人生の両方が入るコースは、全体として対象になります。
受験期は「夏期講習と秋からのコースをまとめて」など、大きな金額の契約になりがちです。契約書面を受け取った日付を控えておき、迷ったら8日以内に家族で見直すことをおすすめします。途中で通えなくなったときの精算のしかたも、申し込む前に書面で確かめておくと安心です。
スクーリング・レポート・試験の時期は、塾の予定より先に確保します
通信制で受験勉強をする人がいちばんつまずきやすいのは、受験勉強に集中しすぎて、卒業に必要なレポートやスクーリングが後回しになることです。大学に合格しても、入学までに高校を卒業できなければ入学できません(大学の入学資格は高校の卒業などが前提です)。
通信制高校の卒業には、3年以上の在籍・74単位以上の修得・特別活動30単位時間以上が必要です。レポートの提出の期限、スクーリングの日程、単位認定試験の日は、在籍校の年間予定で決まっています。
| 時期 | 入試の予定(令和9年度入試) | 通信制で気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 9〜10月 | 総合型選抜の出願(9月1日以降)、共通テストの出願(10月2日まで) | 後期のレポートが始まる時期。出願書類の準備と重なりやすい |
| 11〜12月 | 学校推薦型選抜の出願(11月1日以降) | 調査書の発行の依頼は在籍校の手順どおりに早めに |
| 1月 | 共通テスト(16日・17日) | 学校によっては後期の試験やスクーリングの時期と近い |
| 2〜3月 | 一般選抜の個別試験(2月1日〜3月25日) | 卒業の判定。単位が足りているかを先に確かめておく |
※通信制の欄は一般的な注意です。レポート・スクーリング・試験の時期は学校ごとに違うため、在籍校の年間予定で確かめてください。
予定の立て方の順番は、①在籍校のスクーリング・試験の日 → ②レポートの提出の期限から逆算した作業日 → ③塾・予備校の授業です。塾を先に決めてから学校の予定を入れると、スクーリングと講習が重なったときにどちらかを削ることになります。
レポートが思うように進まないときは、通信制高校 レポート 難しいの記事で、出せない理由と対策を整理しています。
よくある落とし穴は「塾に行けば何とかなる」。塾は学校の代わりにはなりません
通信制から大学受験を目指す家庭で、起こりやすい思い込みを4つ挙げます。
- 「塾に通えば、卒業の心配もなくなる」……塾は受験の対策をする場所で、通信制高校の単位は取れません。レポートとスクーリングは別に進める必要があります。
- 「大手の予備校に入れば、通信制でも同じように伸びる」……集団授業が合うかどうかは、基礎の状態とペースの作り方で決まります。体験授業で確かめてから決めましょう。
- 「映像授業なら安くて効率的」……費用を抑えやすい一方、見るだけで終わると力はつきにくくなります。問題演習と質問の仕組みをセットで考えてください。
- 「受験に強い通信制・サポート校なら、塾は要らない」……学校やサポート校の受験指導の範囲はそれぞれ違います。どの科目を、どの入試方式まで見てもらえるのかを具体的に聞くことが大切です。学校選びの確認点は大学進学に強い通信制高校の記事にまとめています。
もう1つ、通信制に移る前の段階で読んでいる方へ。全日制から通信制へ移って受験勉強の時間を作る、という考え方もあります。ただし転入の条件や時期は学校によって違います。手順は高校 転入の記事で確認できます。学校そのものの選び方は通信制高校 選び方にまとめています。
選択肢の1つとしてのサポート校・ニジ高(正直な注意点)
ここまで読んで、「受験勉強の前に、まず毎日の学習の習慣を作りたい」「一人で通信制の学習と受験勉強を両方管理できるか不安」と感じた方もいると思います。通信制高校に在籍しながら、サポート校で学習の伴走を受けるという組み合わせもあります。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも自宅から参加でき、担任制で、カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。中学の内容の学び直しや、授業のアーカイブ視聴にも対応しています。総合型選抜に向けて、小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。
ただし、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。大学受験で提出する調査書も、在籍する通信制高校が作ります。
- 学院の中でのスクーリングはありませんが、提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
- 一般選抜の教科の対策を、ニジ高の中でどこまで受けられるか、塾・予備校とどう組み合わせるかは、個別相談会で具体的に確かめてください。
- 費用は、在籍する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
なぜこの学校をつくったのかは、NIJIN高等学院の学校設立の想いで校長の言葉として読めます。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 入試の方式と時期を仮に決める。一般選抜か、総合型選抜・学校推薦型選抜か。どちらかで、塾に頼る部分と在籍校で整える部分が分かれます。決めきれなければ「両方の可能性を残す」と決めるだけでも十分です。
- 在籍校の年間予定を書き出し、空いている曜日と時間を数える。スクーリング・試験・レポートの提出の期限を先に入れ、残った時間で塾に使える時間を見積もります。
- 塾・予備校は体験授業を受けてから、書面を見て決める。形(集団・個別・映像・オンライン家庭教師)が合うか、質問できるか、途中でやめたときの精算はどうなるか。契約書面を受け取った日付も控えておきます。
3つとも、どの塾にするか決まっていなくても進められます。通信制高校やサポート校の選び方から整理したい場合は、よくある質問もあわせてご覧ください。


通信制での学び方を、個別相談で確かめたい方へ
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。担任制で、カメラオフ・チャット参加から始められ、学び直しやアーカイブ視聴にも対応しています。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。塾との組み合わせ方も含めて、個別相談会でお聞きください。
よくある質問
Q. 通信制高校から大学受験をするのに、塾・予備校は必要ですか?
A. 全員に必要というわけではありません。一般選抜で教科の対策が必要な場合や、自分で学習のペースを作るのが難しい場合は、塾・予備校が役に立ちます。総合型選抜・学校推薦型選抜では、在籍校の調査書や推薦の仕組みも大事になるため、塾だけでは準備が完結しません。
Q. 塾の費用はどれくらいかかりますか?
A. 文部科学省の子供の学習費調査(令和5年度)では、全日制高校の3年生で学習塾費を払った家庭の年間平均は、公立約45万2千円・私立約53万8千円でした。通信制の生徒はこの調査の対象外で、通信制に限った国の統計は確認できませんでした。塾・予備校の費用に就学支援金は使えません。
Q. 映像授業だけで大学受験の対策はできますか?
A. 自分で計画を立てて進められる人には、時間の自由がきく通信制と相性のよい方法です。ただし見るだけで終わると力がつきにくいため、問題演習の時間と、分からないところを質問できる仕組みをあわせて用意しておくと安心です。
Q. 塾の講習とスクーリングの日程が重なったら、どうすればいいですか?
A. 卒業に必要なスクーリングを優先してください。大学に合格しても、高校を卒業できなければ入学できません。塾の予定は、在籍校のスクーリング・試験・レポートの提出の期限を先に書き込んでから組むと、重なりを避けやすくなります。
Q. 塾の契約をやめたくなったら、どうなりますか?
A. 期間が2か月を超え、金額が5万円を超える学習塾・家庭教師の契約は、特定商取引法の対象です。法律で決められた書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができ、それを過ぎても中途解約ができます。解約のときに請求される額には上限があります(消費者庁の特定商取引法ガイド)。
通信制を選んだことは、大学への道を閉ざす理由にはなりません
通信制高校から大学(学部)へ進んだ人は、令和6年度間の卒業者だけで2万人以上います。通信制を選んだことで、大学への道が閉じるわけではありません。違うのは、受験勉強の時間を自分で組み立てる必要があるという点です。
塾・予備校は、その組み立てを手伝ってくれる道具の1つです。全部を任せなくても、苦手な1科目だけ、夏の講習だけ、という使い方でもかまいません。まずは在籍校の予定を書き出して、使える時間を数えるところから始めてみてください。
一人で計画を立てるのが不安なら、学習の習慣づくりから一緒に考えてくれる場所を探すのも1つの方法です。どちらにするか迷っている段階の相談も受け付けています。
塾を選ぶ前に、通信制での学び方やスクーリングのことを個別相談で聞けます。
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

