通信制高校の入学時期は、4月だけではありません。この記事で確かめた範囲では、新入学に10月入学を設けている学校、4月・7月・10月・1月の年4回の入学月がある学校、転入学を各月の1日付けで受け入れている学校がありました。一方で、公立の通信制のように、出願できる日が年に数日しかない学校もあります。
先に結論を書くと、入学できる月は「新入学・転入学・編入学のどれに当たるか」と「公立か私立か」の2つでほぼ決まります。たとえば、4月の入学を見送った人や、秋になって今の高校に通い続けるのが難しくなった人は、この2つの軸で「次に入れるのは何月か」を絞り込めます。
この記事は、2026年10月9日に、東京都・神奈川県・大阪府の教育委員会が公表している入学者選抜の要綱と日程、宮城県美田園高等学校の入試情報、私立の広域通信制7校の募集要項・入学案内、学校教育法施行規則と単位制高等学校教育規程(e-Gov)を実際に開いて確かめた内容で書いています。2026年10月入学の出願がすでに終わっている学校は、終わった日付をそのまま書きました。確かめられなかったことは、そう書いています。
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結論:通信制高校の入学時期の早見
- 法令上、高校の学年は4月1日に始まります。ただし校長は、特別の必要があり、教育上支障がないときは、学期の区分に従って、学年の途中にも入学を許可できます(学校教育法施行規則 第104条第3項)。単位制の課程にも同じ趣旨の定めがあります(単位制高等学校教育規程 第3条)。
- 新入学は4月が基本で、10月入学があるかは学校によります。確かめた私立7校では、ルネサンス高等学校が「4月、10月(年に2回)」、鹿島学園高等学校とわせがく高等学校が10月入学の出願期間を公開、N高等学校のネットコースは4月・7月・10月・1月でした。
- 公立は都道府県で分かれます。宮城県美田園高等学校は一期(4月)と二期(10月)の年2回。大阪府立桃谷高等学校は令和9年度から秋季入学者選抜を始めます。東京都立と神奈川県立の新入学の選抜は、どちらも春の入学に向けたものです。
- 転入学は、確かめた私立7校では「随時」や「各月の1日付け」が中心で、公立は学期の初めや4月・10月に受け入れる形でした。東京都立は年3回(学期ごと)、神奈川県立の通信制は4月1日付・4月当初付・10月1日付です。
- 編入学(高校を退学した人の入学)は、転入学より入学月が少ない学校があります。ルネサンス高等学校は4月・10月、N高等学校は年4回、鹿島学園高等学校は随時受付でした。
- 2026年の10月入学・後期入学の出願は、9月中に終わった学校が複数あります。鹿島学園高等学校の10月入学は9月25日まで、宮城県美田園高等学校の二期(10月入学)は9月10日まで、NHK学園高等学校の後期新入学は9月30日必着まででした。
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入学できる月は「新入学・転入学・編入学」のどれに当たるかで変わります
「通信制高校はいつから入れるのか」を調べると、4月、10月、随時、毎月と、いろいろな答えが出てきます。答えがばらつくのは、入学の区分によって受け入れの月が違うからです。まず、自分がどの区分に当たるかを決めます。
| 区分 | 当てはまる人 | 入学の月(確かめた範囲) |
|---|---|---|
| 新入学 | 中学校を卒業する見込みの人、卒業して高校に入っていない人 | 4月が基本。10月入学や、年4回の入学月を設ける学校もある |
| 転入学 | いま別の高校に在籍している人(休学中を含むと書いている学校もある) | 私立は随時や各月の1日付けが多い。公立は学期の初め、または4月・10月 |
| 編入学 | 高校を退学した人 | 4月・10月の年2回、年4回、随時と、学校によって分かれる |
※この表は、この記事で確かめた公立4都府県と私立7校の記載を整理したものです。公的な分類ではありません。
同じ学校でも、区分が違えば入学できる月が違います。たとえばルネサンス高等学校は、新入学と編入学が「4月、10月(年に2回)」、転入学が「随時入学可」です(ルネサンス高校グループ「募集要項について」、2026年10月9日確認)。
つまり、今の高校を退学してから次を探すと「編入学」の扱いになり、入学できる月が減る学校があります。在籍したまま移る手続きの全体は、高校 転入の記事に条件と手順をまとめています。
この記事は「何月に入学できるか」に絞ります。学力検査・作文・面接といった試験の中身と細かい日程は、通信制高校 入学試験の記事で扱っています。

法令上の学年は4月始まり。それでも「学期の区分に従って」年度の途中に入学できます
4月以外の入学には、法令に根拠があります。e-Govで条文を1つずつ確かめました。
- 学年は4月1日から翌年3月31日まで:学校教育法施行規則 第59条(小学校の規定)を、第104条第1項が高等学校に準用しています。
- 学年の途中の入学:同 第104条第3項は、校長は、特別の必要があり、かつ、教育上支障がないときは、学年の途中においても、学期の区分に従い、入学(第91条に規定する入学を除く)を許可できる、と定めています。
- 単位制の課程:単位制高等学校教育規程 第3条は、単位制による課程については、教育上支障がないときは、学期の区分に従い、生徒を入学させ、または卒業させることができる、と定めています。
- 第1学年の途中・第2学年以上への入学(編入学):施行規則 第91条は、相当年齢に達し、その学年に在学する人と同等以上の学力があると認められた人、としています。
- 転学(転入学):施行規則 第92条第1項は、転学先の校長は、教育上支障がない場合には転学を許可することができる、としています。全日制・定時制・通信制の間の転学は、修得した単位に応じて相当学年に転入できます(同条第2項)。
出典:e-Gov法令検索 学校教育法施行規則(第59条・第91条・第92条・第104条)/単位制高等学校教育規程(第3条〜第5条)。いずれも2026年10月9日確認
年度の途中の入学と転学についての条文は、どれも「できる」という書き方です。年度の途中に入学させるかどうか、何月にするかは、学校(公立なら都道府県の教育委員会)が決めます。「法令にあるから、どの学校でも10月に入れる」とはなりません。今回確かめた学校では、秋の新入学の月は10月でした(宮城県美田園高等学校の二期、ルネサンス高等学校、鹿島学園高等学校、わせがく高等学校)。
※2026年10月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
公立の新入学は4月が基本。秋に入学できるかは、都道府県で分かれます
公立の通信制高校は、都道府県の教育委員会が選抜の日程を決めます。4つの都府県について、新入学の出願の時期と、秋の入学があるかを並べました。
| 都府県(学校) | 春の入学の出願 | 秋の新入学 |
|---|---|---|
| 東京都立(一橋・新宿山吹・砂川) | 令和9年度:前期選抜は書類の提出が2027年1月29日〜2月4日必着(出願サイトへの入力は2026年12月18日から)。後期選抜は4月1日・2日 | 要綱に定めがあるのは前期選抜と後期選抜の2回で、どちらも春の入学 |
| 神奈川県立 | 令和9年度:共通選抜は志願情報の申請が2027年1月25日〜29日。定通分割選抜は3月4日・5日 | 日程表に通信制の秋の新入学の選抜は無い。10月1日付けは転入学・編入学の選抜 |
| 大阪府立桃谷高等学校 | 令和9年度:一般入学者選抜の出願は2027年3月1日〜3日 | 令和9年度から秋季入学者選抜。出願は2027年9月6日、面接は9月9日、合格発表は9月15日 |
| 宮城県美田園高等学校 | 一期(4月入学)。2026年は出願が3月10日〜18日(13日〜15日を除く)でした | 二期(10月入学)。2026年は出願が9月7日〜10日、面接が9月15日・16日のうち指定の日、結果の通知が9月17日でした |
出典:東京都教育委員会「東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱」(令和9年度)/神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜日程について」/大阪府「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜方針」/宮城県美田園高等学校「入試情報 一般入学」(いずれも2026年10月9日確認)
4つを比べると、秋の新入学の扱いは3通りに分かれています。
- すでに年2回の学校:宮城県美田園高等学校は、一般入学と編入学の入学時期を「一期 4月」「二期 10月」としています。2026年の二期の出願は9月10日で終わりました。2027年の日程は、確認した日の時点で学校のページに載っていませんでした。
- これから秋の入学を始める学校:大阪府立桃谷高等学校の通信制の課程は、学校のQ&Aで、年度の途中の入学について「令和8年度はできません。令和9年度から秋季入学者選抜を実施します」と答えています。府の選抜方針では、通信制の秋季入学者選抜は学力検査をせず面接を行い、中学校長からの調査書の提出は不要です(大阪府立桃谷高等学校 通信制の課程 Q&A、2026年10月9日確認)。
- 新入学は春だけの都県:東京都立は前期選抜(第1学年相当、1校に限って出願)と4月の後期選抜、神奈川県立は共通選抜と3月の定通分割選抜で、どれも春の入学です。
公立には住所の条件もあります。大阪府の選抜方針は、定時制・通信制の課程に志願できる人を「原則として、本人の住所若しくは勤務先が大阪府内にある者」などとし、宮城県美田園高等学校の一般入学も県内に在住していることが出願資格です。住んでいる都道府県の公立に秋の入学が無い場合、秋から通信制で始めたい人は、私立も含めて探すことになります。
公立の転入・編入は、学期の初めか4月・10月に受け入れる形が中心です。2026年秋の回は終わりました
いま高校に在籍している人、高校を退学した人が公立の通信制に移る場合は、新入学とは別の募集になります。同じ4都府県で、受け入れの時期と2026年秋の実績を確かめました。
| 都府県 | 受け入れの時期 | 2026年秋の実績と次の機会 |
|---|---|---|
| 東京都立 | 年3回、学期ごと。第一学期は転学と編入学、第二・第三学期は転学のみ。入学は学年の初め・第二学期の初め・第三学期の初め | 第二学期は通信制3校で206名を募集。受付は2026年8月18日〜22日のうち学校ごとの2日間でした。第三学期は、都の目安で募集状況の発表が11月上旬、受付が12月上旬 |
| 神奈川県立 | 通信制は4月1日付・4月当初付・10月1日付。転入学は、これ以外の日程でも随時受け付け(転居などが決まったら問い合わせ) | 10月1日付けの検査は、転入学が2026年9月16日〜30日、再入学などの編入学が8月16日〜31日の間で、校長が定める日でした |
| 大阪府(桃谷高等学校) | 府のページでは、通信制の課程の編転入学の募集は「現在受け付けておりません」(2026年8月13日更新) | これからの入学者選抜は、2027年3月の一般入学者選抜と、2027年9月の秋季入学者選抜。転入学・編入学を希望する人の出願の方法は、確かめた資料には書かれていませんでした |
| 宮城県美田園高等学校 | 県内の全日制・定時制からの転入学は一期(4月1日付)と二期(10月1日付)。編入学も一期4月・二期10月 | 二期の出願は2026年9月7日〜10日でした。県外の通信制からの転入学は、令和8年の受入時期が4月〜10月 |
出典:東京都教育委員会「都立高等学校の転学・編入学について」・「令和8年度第二学期都立高等学校転学・編入学募集」と学校別一覧/神奈川県「公立高等学校への転入学・編入学について」・10月1日付け選抜の別紙1/大阪府「大阪府内の高校への転学について」/宮城県美田園高等学校「入試情報 転入学」(いずれも2026年10月9日確認)
東京都立について、補足が2つあります。
- 令和8年度の第三学期の募集(学校と人数)は、2026年10月9日の時点で都の転学・編入学情報のページにまだ載っていませんでした。
- 退学した人の編入学の機会は「第一学期募集に限り」設けられています。通信制の第2学年相当以上の募集は、4月の後期選抜の中で、転学・編入学募集として行われます。
学年ごとにいつまで動けるかは全日制から通信制 いつまでの記事に、学期の途中に移るときの逆算は通信制高校 年度途中 転入の記事にまとめています。

私立の広域通信制7校には、10月入学のある学校と年4回の学校があり、2027年4月入学の出願が始まっている学校もあります
私立の通信制高校は、学校が自分で入学の月と出願期間を決めます。ここでは、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトのデータ(令和8年4月1日時点)で「広域」とされている学校のうち、公式サイトで入学の月か出願期間を日付つきで確かめられた7校を取り上げます。
7校の数え方は次のとおりです。N高等学校はS高等学校・R高等学校と共通の入学案内、ルネサンス高等学校(株式会社立)はルネサンス豊田高等学校・ルネサンス大阪高等学校と共通の募集要項のページなので、それぞれ1校と数えました。飛鳥未来高等学校はキャンパスごとに募集要項が分かれているため、池袋キャンパスの2027年度生用の要項で確かめています。7校は全国の一部で、ほかの学校には別の決まりがあります。
まず、新入学の入学月と出願期間です(八洲学園高等学校は次の節の表に入れています)。
| 学校 | 新入学の入学月 | 2026年度の途中の入学の出願 | 2027年4月入学の出願 |
|---|---|---|---|
| ルネサンス高等学校 | 4月、10月(年に2回) | 募集要項のページに日付の記載なし | 一般入試は2027年1月5日〜3月20日の3期。専願の特別選抜は2026年10月1日からエントリー |
| 鹿島学園高等学校 | 4月入学と10月入学の出願期間を掲載 | 2026年8月1日〜9月25日でした | 2026年11月1日〜2027年4月15日 |
| わせがく高等学校 | 4月と10月(それぞれに募集要項) | 2026年10月20日まで随時(土曜・日曜・祝日などを除く) | 前期選抜は2027年1月29日まで、後期選抜は4月9日まで随時 |
| NHK学園高等学校 | 新入学(推薦・一般)と後期新入学の出願期間を掲載 | 後期新入学は2026年8月1日〜9月30日必着でした | 推薦は2027年1月15日〜24日必着、一般は1月25日〜4月30日必着 |
| N高等学校 | 年4回。ネットコースは4月・7月・10月・1月 | 2027年1月入学を募集中(ネットコースの出願は2026年10月1日〜12月15日) | 第1期の2026年9月17日〜10月20日から、第4期の2027年1月8日〜2月9日まで |
| 飛鳥未来高等学校(池袋キャンパス) | 4月(2027年度生用の募集要項。後期入学にも触れている) | 要項に後期入学の出願期間の記載なし | 第一次の2026年9月1日〜10月21日必着から、第五次の2027年1月18日〜2月10日必着まで。以降は随時受付の予定 |
出典:ルネサンス高校グループ「募集要項について」/鹿島学園高等学校「生徒募集要項・出願書類」/わせがく高等学校「2026年10月 新入生募集要項」・「2027年4月 新入生募集要項」/NHK学園高等学校「出願スケジュール」/N高等学校・S高等学校・R高等学校「入学案内」/飛鳥未来高等学校 池袋キャンパス「募集要項」(2027年度生用)。いずれも2026年10月9日確認
表から分かることを3つ挙げます。
1つ目は、10月入学や後期入学の出願が、9月のうちに終わる学校があることです。鹿島学園高等学校の2026年10月入学は9月25日まで、NHK学園高等学校の後期新入学は9月30日必着まででした。一方、わせがく高等学校の2026年10月新入生は、10月20日まで随時受け付けています。「10月入学」と書かれていても、いつまで出願できるかは学校ごとに違います。
2つ目は、入学月が4月と10月だけではない学校があることです。N高等学校のネットコースは4月・7月・10月・1月で、2026年10月9日の時点では2027年1月入学生を募集していました。
3つ目は、2027年4月入学の出願が、すでに始まっている学校があることです。N高等学校の第1期は2026年9月17日から、飛鳥未来高等学校の池袋キャンパスの第一次は9月1日から受け付けています。どちらも年明けまで複数の回があります。ただしN高等学校は、ネットコース以外のコースについて、キャンパスの定員の状況により途中で募集を停止する可能性があるとしています。
NHK学園高等学校の「後期新入学」が何月の入学になるかは、出願スケジュールのページには書かれていませんでした。入学希望年度の募集要項で確かめてください。

私立7校の転入学は「随時」や「各月の1日付け」が中心で、編入学は4月・10月に絞る学校があります
次に、同じ7校の転入学と編入学です。
| 学校 | 転入学 | 編入学 |
|---|---|---|
| N高等学校 | ネットコースは随時。受け入れ日は毎月1日が基本で、最終の受け入れ月は1・2年次が1月、3年次が12月。週5・週3・週1+コースは4月・7月・10月・1月 | 4月・7月・10月・1月 |
| ルネサンス高等学校 | 随時入学可 | 4月、10月(年に2回) |
| NHK学園高等学校 | 出願は3月1日〜7月31日必着と、後期の8月1日〜12月10日必着(2026年度・2027年度とも同じ月日) | 年2回。前期は1月25日〜4月30日、後期は8月1日〜9月30日に出願 |
| 鹿島学園高等学校 | 随時受付 | 随時受付 |
| わせがく高等学校 | 出願受付は2026年2月2日から随時。試験日は毎週木曜(祝日など除く日あり) | 転入学と同じ募集要項 |
| 八洲学園高等学校 | 入学日は各月の1日。願書は前の月の平日に受付(2026年11月1日付けなら10月の平日) | 転入学と同じ日程 |
| 飛鳥未来高等学校(池袋キャンパス) | 時期を問わず随時受け入れ | 時期を問わず随時受け入れ |
出典:N高等学校「通信制高校の転入・編入とは?」・よくある質問/NHK学園高等学校 「転入・編入学をお考えの方」・よくあるご質問/わせがく高等学校「転・編入生募集要項」/八洲学園高等学校「募集要項・校納金(学費)」。ルネサンス高等学校・鹿島学園高等学校・飛鳥未来高等学校と、NHK学園高等学校の出願スケジュールは、前の表と同じページ(いずれも2026年10月9日確認)
「随時」と書かれていても、思い立った日に入学できるという意味ではありません。それぞれの学校が、次のような条件を添えています。
- 出願から入学までの日数:N高等学校は、編入学・転入学の出願を「入学希望月の約1ヵ月前を目安に」としています。NHK学園高等学校は、転入学日の前日までに出願書類が届く必要があり、書類の到着から学習を始めるまでは、不備がない場合で約3週間としています。
- 入学日の決まり:八洲学園高等学校は、途中転編入生と既卒生(出願資格の欄では中学校既卒者)の入学日を各月の1日としています(2026年度の後期は10月〜2月、2027年度の前期は4月〜9月の日程を掲載)。2026年10月1日付けの願書受付は9月1日〜10月9日16時まででした。11月1日付けは、10月の平日に受け付けています。
- 定員:飛鳥未来高等学校の池袋キャンパスの要項は、定員に達した時点で受け入れを行わない可能性があるとしています。ルネサンス豊田高等学校も、転入学は定員に達するまで随時受け付けるとしています。
編入学については、ルネサンス高等学校が4月・10月、NHK学園高等学校が前期・後期の年2回、N高等学校が年4回と、転入学より入学の機会が少なくなっています。今の高校をやめるかどうか迷っている段階なら、在籍しているうちに、候補の学校の転入学の受け入れ月を確かめておくと、選べる入学月が多くなります。
10月に入学すると、卒業の月と費用の数え方が4月入学と変わることがあります
卒業の月
通信制の課程の修業年限は「3年以上」です(学校教育法 第56条)。高校に入ったことがない人が10月に新入学すると、3年の在籍を満たすのは3年後の9月末になります。単位制の課程については、単位制高等学校教育規程 第3条が、卒業も学期の区分に従って認めることができるとしており、9月に卒業できる学校があります。たとえば大阪府立桃谷高等学校のQ&Aは、単位の認定は年に2回(9月と3月)で、卒業の要件を満たせば9月に卒業できると説明しています。
ただし、9月の卒業を認めるか、翌年の3月まで在籍するかは、学校によって違います。「卒業は何年後の何月になるか」を出願の前に聞いておくと、進学や就職の時期とのずれを前もって把握できます。9月卒業の仕組みは通信制高校 卒業時期の記事で詳しく書いています。
転入学では、前の高校の期間と単位が考慮されます
単位制高等学校教育規程 第5条は、単位制の課程への転学について、修得した単位と在学した期間に応じて許可できると定めています。桃谷高等学校のQ&Aも、前籍校の在籍期間や修得単位が加算されると書いています。何単位が認められるかは、転入先の学校が書類を見て判断します。
費用と就学支援金
年度の途中に入学したときの学費は、学校ごとに決まりがあります。一例として、飛鳥未来高等学校の池袋キャンパスの2027年度生用の募集要項には、10月以降に入学する人は一部の費用が半額になるという注記がありました。ほかの学校も同じとは限りません。
国の高等学校等就学支援金は、月を単位として支給され、原則として、申請をした日の属する月から始まります(高等学校等就学支援金の支給に関する法律 第5条第1項・第6条第2項)。対象は授業料で、年度の途中に入学・転入した場合は、入った学校であらためて申請します。金額の計算のしかたは通信制高校 学費の記事にまとめています。
よくある誤解は「通信制はいつでも入れる」と「4月を逃したら1年待つ」の2つです
入学時期には、正反対の2つの思い込みがあります。どちらも半分は当たっています。
誤解1:通信制高校は、いつでも入れる
転入学を随時受け入れる私立があるのは事実です。しかし、新入学は入学月を年に1回・2回・4回と決めている学校があり、確かめた公立は、出願できる日が数日から1週間でした。東京都立の前期選抜は書類の提出期間が1週間、大阪府立桃谷高等学校の一般入学者選抜の出願は3日間です。「いつでも」が当てはまるのは、確かめた範囲では、私立の転入学と一部の学校の編入学でした。
誤解2:4月を逃したら、次は1年後
こちらも言い切れません。10月入学のある学校、年4回の入学月がある学校、中学校を卒業している人を各月の1日付けで受け入れる学校がありました。公立でも、宮城県美田園高等学校には二期(10月)があります。
そのほかの落とし穴
- 10月入学や後期入学の出願は9月に終わることがある:鹿島学園高等学校の10月入学、NHK学園高等学校の後期新入学、宮城県美田園高等学校の二期は、8月から9月のうちに出願期間が終わりました。10月に入ってから調べ始めると、その年の秋には間に合わない学校があります。
- 入学の区域:広域通信制でも、全国から入れるとは限りません。八洲学園高等学校は、本人の住所が大阪府・東京都など12都府県のいずれかにあることを出願資格にしています(高認コースの聴講生を除く)。

2026年10月9日の時点で、これから出願できる入学月を状況別に整理しました
ここまでの内容を状況別に並べ直します。この記事で確かめた学校だけを使った例で、すべての学校を調べた一覧ではありません。
| いまの状況 | これから出願できる入学月の例 | 先に確かめること |
|---|---|---|
| 中学3年生(2027年3月に卒業見込み) | 2027年4月。私立は出願期間に入っている学校があり、確かめた3都府県の公立は2027年1月〜3月(東京都立の後期選抜は4月初め) | 公立と私立の両方を考えるか。中学校に調査書を頼む時期 |
| 中学校を卒業していて、高校に入ったことがない | 2026年10月(わせがく高等学校は10月20日まで随時)、11月以降の各月(八洲学園高等学校の既卒生)、2027年1月(N高等学校のネットコース)、2027年4月 | 住んでいる地域から出願できる学校か。卒業が何年後の何月になるか |
| 高校に在籍している(転入学) | 私立は随時や各月の1日付けの学校がある。公立は、東京都立の第三学期(受付の目安は12月上旬)、神奈川県立と宮城県美田園高等学校は、2026年の例では次の回が4月1日付 | 前の高校の書類にかかる日数。高3は最終の受け入れ月 |
| 高校を退学した(編入学) | N高等学校は2027年1月入学、ルネサンス高等学校は2027年4月入学。鹿島学園高等学校と飛鳥未来高等学校(池袋キャンパス)は随時 | 次の入学月までの期間は高校に在籍していないので、卒業の見通しを学校に聞く |
NHK学園高等学校の後期編入学は、2026年9月30日で出願が終わりました。次の編入学の出願は、2027年度入学の1月25日〜4月30日です。後期転入学は12月10日必着まで受け付けています。
出願の時期が先でも、資料や説明会で比べ始めるのはいつでもかまいません。何月ごろに何をそろえるかは、通信制高校 資料請求 いつの記事に、新入学・転入学・編入学ごとの逆算をまとめています。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで、入学できる月を公立と私立に分けて見てきました。そのうえで、家から学べる形を探している人のために、選択肢の1つとしてニジ高を紹介します。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも、海外からも参加でき、担任がつきます。カメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。転入学は通年で受け付けていて、途中からの入学(転入・編入)ができます。ニジ高への出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。
ただし、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。高校としての入学を許可するのは、その通信制高校です。新入学・転入学・編入学のそれぞれで、いつの入学になるかは、個別相談会で聞けます。
- ニジ高の中でのスクーリングはありませんが、提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
- 費用は、在籍する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
- オンライン中心なので、毎日通う場所を求めている人には合わない場合があります。
入学や手続きについてのそのほかの疑問は、よくある質問のページにもまとめています。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 自分の区分を決める。中学校を卒業して高校に入っていないなら新入学、いま高校に在籍しているなら転入学、退学しているなら編入学です。在籍中の人は、退学届を出す前にここを確かめます。
- 候補の学校の「入学月」と「その出願期間」を、今年度の募集要項で書き出す。公立は都道府県の教育委員会のページ、私立は学校の公式サイトが原本です。出願が何日から何日までかを、日付で控えます。学校の比べ方は通信制高校 選び方のページにまとめています。
- 書類を頼む先に、日付を伝える。新入学なら中学校、転入学・編入学なら今の高校や前の高校に、「どの学校に、いつまでに、どの書類が要るか」を伝えます。
3つとも、どの学校にするか決まっていなくても進められます。オンラインで学ぶ形も含めて考えたい場合は、ニジ高の体験説明会・個別相談で、入学の時期や手続きの流れを聞けます。


入学の月を調べながら、オンラインの学び方も比べられます
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校で、転入学は通年で受け付けています。高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です。いつの入学になるかは、カメラオフで参加できる個別相談会で聞けます。
よくある質問
Q. 通信制高校は、4月以外にも入学できますか?
A. できる学校があります。学校教育法施行規則 第104条第3項は、校長が、特別の必要があり教育上支障がないときに、学期の区分に従って学年の途中にも入学を許可できると定めています。確かめた私立7校には、10月入学のある学校や、4月・7月・10月・1月の年4回の学校がありました。公立は都道府県によって違います。
Q. 通信制高校に10月入学すると、卒業はいつになりますか?
A. 通信制の修業年限は3年以上なので、高校に入ったことがない人が10月に新入学すると、在籍が3年になるのは3年後の9月末です。9月に卒業できる学校もありますが、扱いは学校によって違うので、出願の前に学校へ確かめてください。
Q. 通信制高校の転入学は、いつでもできますか?
A. 随時受け入れる私立はありますが、条件があります。N高等学校のネットコースは受け入れ日が毎月1日が基本で、最終の受け入れ月は1・2年次が1月、3年次が12月です。公立は、東京都立が年3回(学期ごと)のように、時期が決まっています。
Q. 公立の通信制高校に、秋から入学できますか?
A. 都道府県によります。宮城県美田園高等学校は二期(10月入学)があり、2026年は9月7日〜10日が出願期間でした。大阪府立桃谷高等学校は令和9年度から秋季入学者選抜を始めます。東京都立と神奈川県立は、秋にあるのは転学や転入学・編入学の募集です。
Q. 2026年の10月入学に間に合わなかった場合、次はいつですか?
A. 区分によって違います。新入学なら、N高等学校のネットコースの2027年1月入学(出願は2026年12月15日まで)や、各校の2027年4月入学があります。転入学なら、随時や各月の1日付けで受け入れる私立があります。編入学は、4月・10月の年2回の学校だと次は2027年4月です。
入学の月は、4月のほかにも用意されています
通信制高校の入学時期は、4月の1回きりではありません。10月、年4回、各月の1日付けと、学校ごとにいくつもの入口があります。4月に動けなかったことを、取り返しのつかないことのように考えなくてよい仕組みになっています。
一方で、どの入口にも出願の期間があります。知っておきたいのは「自分の区分」と「候補の学校の入学月と出願期間」の2つだけです。今日すべてを決める必要はありません。まずは気になる学校を2〜3校選んで、入学月を書き出すところから始めてみてください。
家から少しずつ学べる形も含めて考えたいときは、ニジ高の個別相談会で、入学の時期について聞けます。
入学の時期と手続きの流れは、個別相談会で聞けます
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