「学校行きなさい」が逆効果になる理由|うつ病の高校生への正しい声かけ

うつ病になった高校生に「学校行きなさい」「がんばれ」と言っても効果がないどころか、むしろ症状が悪化することがあります。なぜその言葉が逆効果なのか、そしてどんな声かけが回復の助けになるのかを、この記事でわかりやすく解説します。

目次

なぜ「学校行きなさい」がNGなのか

うつ病は「気持ちの問題」ではなく、脳の神経伝達物質(セロトニンなど)の働きが乱れることで生じる病気です。意志力や根性でどうにかなるものではなく、「がんばろう」と思えば思うほど、かえってエネルギーを消耗してしまいます。

「学校行きなさい」という言葉には、無意識に「行けない自分はおかしい・ダメだ」というメッセージが含まれています。本人はすでに「行けない自分」に強い自責感を抱いており、そこに追い打ちをかける言葉になってしまいます。

うつ病の高校生への正しい声かけ5つ

有効な声かけの例をご紹介します。「休んでいいよ、ゆっくりしよう」(無条件の許可を与える)、「何かしてほしいことある?」(ニーズを聞く姿勢を見せる)、「一緒にいるよ」(存在を感じさせる)、「焦らなくて大丈夫」(プレッシャーを取り除く)、「あなたのことが心配だから一緒に考えよう」(否定せず共に考える姿勢)などです。

大切なのは、言葉の量より質です。毎日たくさん声をかけるより、短くても安心できる言葉を一言かけることの方が、うつ病の本人には効果的です。

焦りを手放すことの大切さ

お子さんがうつ病になったとき、多くの保護者が「早く元に戻ってほしい」「留年させたくない」という焦りを感じます。その焦りは当然のことですが、それがお子さんへの言動に出てしまうと、回復の妨げになります。

うつ病の回復は一直線ではなく、良い日と悪い日を繰り返しながら少しずつ進みます。「少し元気になったかな」と思っても、翌日また落ち込む日が来ることもあります。保護者自身も、そのプロセスを焦らず受け入れる心構えが必要です。

親子で乗り越えるために

一人で抱え込まず、専門家(医師・カウンセラー)と連携することが最も大切です。また、通信制高校への転学という選択肢を知っておくと、「学校復帰しなければ」というプレッシャーが軽減されることがあります。

NIJIN高等学院では、うつ病の高校生とその保護者の相談を受け付けています。「まず話を聞いてほしい」「転学について知りたい」どんな内容でも構いません。まずは無料の個別相談会にお越しください。

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