発達障害のある高校生は、環境への適応に多大なエネルギーを使うため、二次障害としてうつ病を発症するリスクが高いと言われています。「もしかして発達障害があってうつ病にもなっているのでは」と感じている保護者の方に、対処法と支援の流れを解説します。
うつ病と発達障害の合併とは
発達障害(ASD・ADHD等)を持つ人が、学校や社会への適応に失敗・挫折を繰り返す中でうつ病を発症することを「二次障害」と呼びます。発達障害の二次障害として最も多いのがうつ病です。特に高校という環境は、学業・対人関係・将来への不安が重なり、発達障害のある生徒にとって大きなストレスとなることがあります。
二つの問題が重なっている場合、一方だけを治療・対応しても改善しにくいことがあります。発達障害の特性への対応と、うつ病の治療を同時に進めることが重要です。
見分け方と対応の難しさ
発達障害とうつ病が重なると、症状が複雑になります。例えばADHDの「やる気が出ない・無気力」という症状と、うつ病の「意欲の低下」は外見上似ており、区別が難しい場合があります。また、ASDの特性による「感情表現の困難」があると、本人がうつ病の症状を言葉で伝えられないこともあります。
こういった複雑な状態には、発達障害と精神疾患の両方を診られる専門家(児童精神科・思春期外来)への受診が重要です。単科の精神科や一般内科では対応が難しい場合があります。
専門機関への相談と連携
まず児童精神科・思春期外来への受診を検討してください。発達障害のアセスメントとうつ病の診断を同時に行い、包括的な治療方針を立ててもらえます。必要に応じて、心理士によるカウンセリング・作業療法・薬物療法を組み合わせます。
学校との連携も重要です。医療機関からの診断書・意見書をもとに、学校側に配慮を依頼することができます。担任やスクールカウンセラーと医療機関が連携できると、学校生活のサポートがより充実します。
学校環境の見直しという選択肢
現在の学校環境が、発達障害とうつ病の両方を悪化させているケースは珍しくありません。環境を変えること(通信制高校への転学)が、回復への大きな一歩になる場合があります。
NIJIN高等学院では、発達障害とうつ病が重なる高校生の転学相談を受け付けています。医療機関との連携体制や、生徒の状態に合わせた学習ペースの調整など、きめ細かなサポートを提供しています。まずは無料の個別相談会でご相談ください。

