通信制高校の人数を調べていると、30万人という全国の数字と、1クラス8人といった学校のパンフレットの数字が、同じ「人数」という言葉で並んでいます。どちらも本当ですが、数えているものがまったく違います。
先に結論を書きます。全国の通信制課程に在籍している生徒は305,197人(令和7年度学校基本調査・令和7年5月1日現在)で、高校生のおよそ10人に1人です。いっぽうスクーリング(面接指導)を同時に受ける生徒数は、国の規程で40人以下と決められていて、少人数とすることが基本とされています。「全国に何人いるか」と「教室に何人いるか」は、別々に確かめるしかありません。
この記事は、文部科学省の学校基本調査(令和7年度確定値)と令和7年度通信制高等学校実態調査、そしてe-Govの高等学校通信教育規程・高等学校設置基準の条文を実際に開いて書いています。公式の資料で確かめられなかったことは、確かめられなかったと書いています。数字が読めるようになると、学校見学で何を聞けばいいかも決まります。
今の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校の人数の早見
- 全国の通信制課程の生徒数は305,197人(令和7年5月1日現在・学校基本調査)。高等学校の在学者2,873,619人に対して10.6%、およそ10人に1人です。
- 通信制課程を置く高校は333校(学校基本調査。独立校143・併置校190)。在籍生徒がいる学校にしぼった文部科学省の実態調査では323校です。
- 1校あたりの人数の差が大きいのが通信制の特徴です。在籍500人未満の学校が192校(59.4%)ある一方で、1万人以上の学校も5校あります。
- 同時に面接指導(スクーリング)を受ける生徒数は、40人を超えてはならないと高等学校通信教育規程第4条の2に定めがあり、少人数とすることが基本と書かれています。
- 教員1人あたりの最低基準は、全日制が40人、通信制は80人です。ここは全日制と通信制で2倍の開きがあります。
- 実際に通う会場の人数は、200人未満のところがほとんどです。生徒が在籍している面接指導等実施施設1,231か所のうち、1,034か所(84.0%)が在籍200人未満でした。
- オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)を併用して、少人数の担任制で学びながら高校卒業をめざす方法もあります。学院は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取ります。
「全国に何人いるか」と「クラスに何人いるか」は、まったく別の数字です
「通信制高校 人数」で検索する人は、だいたい次の2つのどちらかを知りたがっています。どちらも大事ですが、答えの出どころが違います。
| 知りたいこと | 答えのある場所 | この記事の答え |
|---|---|---|
| 全国に通信制の生徒は何人いるのか(規模) | 文部科学省の学校基本調査・通信制高等学校実態調査 | 305,197人(令和7年5月1日現在)。高校生の10.6% |
| 自分のクラスやスクーリングは何人になるのか(学校生活) | 高等学校通信教育規程の条文と、学校ごとの実際 | 同時に面接指導を受けるのは40人以下。会場は200人未満が大半 |
まぎらわしいのは、学校のパンフレットに載っている「在籍◯◯人」は、その学校全体の数字であって、あなたが顔を合わせる人数ではないことです。在籍1万人の学校でも、スクーリング会場に集まるのは数十人ということが起こります。逆に、在籍300人の学校でも、週5日通うコースなら毎日同じ顔ぶれに会います。
この記事は、前半で①の全国の人数を数字で言い切り、後半で②の教室の人数を条文と実態調査で追いかけます。学校生活の様子そのものは通信制高校 一日のスケジュールの記事に、人間関係の話は通信制高校 友達の記事にまとめています。

全国の人数は305,197人。高校生のおよそ10人に1人が通信制です
まず、全国の規模から確かめます。文部科学省の学校基本調査(令和7年度確定値・令和7年12月26日公表)によると、令和7年5月1日現在で、高等学校の通信制課程に在籍する生徒は305,197人です。内訳は男子141,710人・女子163,487人、公立62,008人・私立243,189人でした。
同じ調査で、高等学校の在学者数は2,873,619人です。通信制はそのうちの10.6%にあたります。高校生のおよそ10人に1人、と言われる根拠がこの割合です。
もうひとつ、文部科学省は令和8年8月31日に「令和7年度通信制高等学校実態調査」を公表しています。こちらは通信制課程を置く高校323校に直接アンケートをした調査で、令和7年3月31日時点の在籍生徒数は306,711人(令和7年度に開校した29校を除いた294校の合計)でした。時点と数え方が違うので数字がわずかにずれますが、どちらも30万人台という点は変わりません。
| 調査 | 時点 | 通信制の生徒数 |
|---|---|---|
| 学校基本調査(令和7年度確定値) | 令和7年5月1日現在 | 305,197人 |
| 通信制高等学校実態調査(令和7年度) | 令和7年3月31日時点 | 306,711人 |
出典:文部科学省 令和7年度学校基本調査(学校通信教育調査票 第158表・第156表、学校数と在学者数は令和7年度学校基本統計 確定値の公表資料)/文部科学省 令和7年度通信制高等学校実態調査に関する調査結果について(2026年9月24日確認)
この30万人という規模がどう増えてきたかは通信制高校 生徒数の記事で触れています。この記事では、その数字を「自分の教室の人数」に翻訳していきます。
学校の数は333校。ただし1校あたりの人数は、500人未満から1万人超まで開きます
学校基本調査によると、令和7年5月1日現在で通信制課程を置く高校は333校です。通信制だけを置く独立校が143校、全日制や定時制と併置している学校が190校でした。設置者別では公立82校・私立251校です(学校基本調査は株式会社立を私立に含めて数えます)。
実態調査のほうは、休校中や生徒募集停止で在籍生徒がいない学校を除いた323校(公立81・私立227・株式会社立15)を対象にしています。「333校」と「323校」は、対象のとり方が違うだけで、どちらも間違いではありません。
ここからが本題です。この306,711人は294校の合計なので、1校あたりの平均は約1,040人になります。ところが、この平均はほとんど役に立ちません。実態調査が在籍生徒数の規模別に学校を数えたところ、こうなっていました。
| 在籍生徒数 | 学校数 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 500人未満 | 192校 | 59.4% |
| 500人以上1,000人未満 | 59校 | 18.3% |
| 1,000人以上5,000人未満 | 62校 | 19.2% |
| 5,000人以上10,000人未満 | 5校 | 1.5% |
これに加えて、在籍1万人以上の学校が5校あります。つまり6割の学校は500人未満の小さな学校で、ごく少数の巨大校が生徒数の合計を押し上げているという形です。公立だけを見ると81校中36校が500人未満、5,000人以上の公立はゼロでした。
「通信制高校は生徒が多い」というイメージは、名前をよく聞く大きな学校の印象からきています。あなたが見学に行く学校が、その5校なのか、192校のほうなのかで、体験はまったく違います。学校の名前で判断せず、その学校の在籍者数を聞いてください。

同級生が同い年とは限りません。15〜17歳は82.8%で、20歳以上も21,168人います
人数の話でもうひとつ見ておきたいのが、年齢の幅です。学校基本調査は通信制課程の生徒を年齢別に集計しています。令和7年5月1日現在の内訳は次のとおりです。
| 年齢 | 生徒数 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 15歳 | 66,097人 | 21.7% |
| 16歳 | 86,695人 | 28.4% |
| 17歳 | 99,763人 | 32.7% |
| 18〜19歳 | 31,474人 | 10.3% |
そして20歳以上が21,168人(6.9%)います。20〜24歳が11,978人、25〜29歳が3,181人、30代が3,551人、40代が1,687人、50代が531人、60歳以上も240人です。
15〜17歳は合計252,555人で全体の82.8%ですから、大半は高校生の年齢です。それでも、15人に1人は20歳以上という計算になります。実態調査では、4年以上在籍している生徒が19,271人(令和4年度以降に開校した73校を除いた281,606人の6.8%)で、公立では25.6%にのぼりました。自分のペースで年数をかけて卒業する人が、公立の通信制には4人に1人います。
これは、教室の雰囲気にも関わります。年上の人がいることを不安に感じる人もいますし、「同じ学年の集団」という圧が薄いことを楽に感じる人もいます。どちらが自分に合うかは、見学して確かめるしかありません。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
面接指導を同時に受ける生徒数は、国の規程で40人以下と決まっています
ここから、あなたが実際に座る教室の話です。通信制高校の授業にあたるものが面接指導(スクーリング)で、その人数には国の決まりがあります。
高等学校通信教育規程(昭和37年文部省令第32号)第4条の2は、こう書いています。
- 「同時に面接指導を受ける生徒数は、少人数とすることを基本とし、四十人を超えてはならない。」
この条文は令和4年4月1日に施行されました。ポイントは2つあります。ひとつは上限が40人であること。もうひとつは、単に40人以下でよいのではなく「少人数とすることを基本とし」と書かれていることです。国は通信制の面接指導を、40人ぎりぎりではなく、もっと小さな単位で行うことを想定しています。
ただし、同じ省令の附則には経過措置があります。「当分の間、通信制の課程を置く高等学校において同時に面接指導を受ける生徒数については、特別の事情があり、かつ、教育上支障がない場合に限り、なお従前の例によることができる」という定めで、事情があれば直ちに40人以下にしなくてもよい余地が残っています。ここは正直に書いておきます。
比較のために、全日制の決まりも並べます。
| 項目 | 全日制・定時制 | 通信制 |
|---|---|---|
| 同時に授業や面接指導を受ける人数 | 1学級40人以下。ただし特別の事情があり教育上支障がない場合はこの限りでない(設置基準第7条) | 40人を超えてはならない。少人数が基本(通信教育規程第4条の2) |
| 公立の学級編制の標準 | 1学級40人を標準(標準法第6条) | 学級編制の標準の定めなし |
| 教諭等の数の基準 | 収容定員÷40以上(設置基準第8条) | 5人または生徒数÷80の多いほう以上(通信教育規程第5条) |
出典:e-Gov 高等学校設置基準第7条・第8条/e-Gov 高等学校通信教育規程第4条の2・第5条・附則/e-Gov 公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律第6条(2026年9月24日確認)
つまり、「1クラスの上限人数」だけを見れば、全日制も通信制も40人で同じです。違いは、通信制には「少人数を基本とする」という一文があること、そして次の節で見る教員1人あたりの基準が2倍違うことです。

教員1人あたりの最低基準は、全日制が40人、通信制は80人です
ここは、あまり書かれていないけれど人数を考えるうえで大事なところです。
高等学校設置基準第8条は、全日制・定時制について「教諭等の数は当該高等学校の収容定員を四十で除して得た数以上」と定めています。生徒40人につき教諭等1人が最低ラインです。
いっぽう高等学校通信教育規程第5条第1項は、通信制について「五又は当該課程に在籍する生徒数を八十で除して得た数のうちいずれか大きい方の数以上」と定めています。生徒80人につき教諭等1人が最低ラインで、どんなに小さな課程でも5人は置く、という形です。なお、2つの条文は数え方がそろっていません。全日制は収容定員をもとに数え、副校長・教頭は課程ごとに1人以上と別に定めています。通信制は実際に在籍する生徒数をもとに数え、副校長・教頭もこの人数に含めます。単純に2倍と言い切れる比較ではない点は、先に断っておきます。
この基準の差は、通信制がもともと自学自習を前提にした課程だからです。ただし読者としては、「国が求めている最低ラインは、おおまかに言って全日制の半分の手厚さ」だと知っておいたほうがいいと思います。手厚さは学校ごとの努力に委ねられている部分が大きい、ということです。
では実際はどうか。実態調査によると、323校の通信制課程にいる教員は次のとおりでした。
| 区分 | 専任 | 兼任 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 教諭等(副校長・教頭・主幹教諭・指導教諭・教諭) | 6,652人 | 2,359人 | 9,011人 |
| 講師及び助教諭 | 1,921人 | 8,149人 | 10,070人 |
| 合計 | 8,573人 | 10,508人 | 19,081人 |
全国の生徒数306,711人を教諭等9,011人で割ると、教諭等1人あたり約34人。講師・助教諭を含めた19,081人で割ると約16人です(在籍生徒数は令和7年3月31日時点の294校分、教員数は令和7年5月1日現在の323校分なので、対象校と時点が少しずれる概算です)。最低基準の80人よりは手厚いのが全国平均の姿です。
ただし、注意点が2つあります。ひとつは19,081人のうち10,508人(55.1%)が兼任で、他の学校や課程と掛け持ちしていること。もうひとつは、主に働く場所を聞くと8,879人(46.5%)が「連携する面接指導等実施施設」で、本校の通信制課程にいるのは6,490人(34.0%)だったことです。先生の半分近くは、本校ではなく連携先の会場にいます。
相談体制もあわせて見ておきます。スクールカウンセラーに相談できる体制を整えている学校は273校(84.5%)、スクールソーシャルワーカーは124校(38.4%)でした。6割の学校にはスクールソーシャルワーカーの体制がありません。人数だけでなく、誰に相談できるかも学校ごとに違います。

実際に通う会場の人数は、200人未満のところがほとんどです
通信制高校は、本校だけで完結しません。スクーリングを受けられる面接指導等実施施設と、相談や学習支援を行う学習等支援施設という2種類の拠点があります(この2つの違いは通信制高校 用語の記事で詳しく整理しています)。
実態調査によると、令和7年5月1日現在で通信教育連携協力施設は全国4,341か所、うち面接指導等実施施設が2,024か所、学習等支援施設が2,317か所です。この施設ごとに、在籍している生徒の数が集計されています。
| 在籍生徒数 | 面接指導等実施施設 | 学習等支援施設 |
|---|---|---|
| 0人 | 793か所 | 892か所 |
| 1人以上200人未満 | 1,034か所 | 1,392か所 |
| 200人以上400人未満 | 137か所 | 30か所 |
| 400人以上 | 60か所 | 3か所 |
生徒が1人以上いる面接指導等実施施設は1,231か所で、そのうち1,034か所(84.0%)が在籍200人未満です。学習等支援施設にいたっては、生徒がいる1,425か所のうち1,392か所(97.7%)が200人未満でした。
ここが、全国30万人という数字と、実際の教室の体感が食い違う理由です。学校は大きくても、通う場所は小さい。在籍1万人の学校に入ったからといって、1万人の中で過ごすわけではありません。
なお、同じ令和7年5月1日現在でも、学校基本調査では連携協力施設を3,730か所(面接指導等実施施設1,584・学習等支援施設2,106・その他40)と集計しています。2つの調査で数え方が違うため、ここでは施設ごとの人数まで公表している実態調査の数字を使いました。
何人と一緒に学ぶかは、学校よりコースで決まります
同じ学校に入っても、選ぶコースによって顔を合わせる回数はまるで違います。実態調査は、通学頻度別のコースに何人が在籍しているかを集計しています(合計300,406人。正規の教育課程以外のコースを含みます)。
| コース | 生徒数 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 週5日通学 | 37,505人 | 12.5% |
| 週3日・週2日通学 | 33,577人 | 11.2% |
| 週1日通学 | 36,929人 | 12.3% |
| 集中スクーリングを前提としたコース | 86,961人 | 28.9% |
このほか、週4日通学が5,712人(1.9%)、月1〜2回の通学や自由登校などの「その他」が99,722人(33.2%)です。もっとも多いのは、決まった曜日に通わない形で、集中スクーリング型と合わせると6割を超えます。
コースを開設している学校の数も見ておきます。週5日通学コースがあるのは90校、週1日通学コースは128校、集中スクーリングを前提としたコースは113校でした。どの学校にも全部のコースがあるわけではありません。毎日通いたい人も、年に数日だけにしたい人も、コースがある学校を選ぶところから始まります。
週5日通うコースを選べば、クラスの人数も出席する顔ぶれもほぼ固定されます。集中スクーリング型なら、年に数日、初めて会う人たちと数十人単位で過ごすことになります。「人数」の答えは、学校を選んだ時点ではなく、コースを選んだ時点で決まります。毎日通える形については通信制高校 通学コースの記事に、日数の目安はスクーリング 日数の記事にまとめています。
人数の数字で誤解しやすい落とし穴が4つあります
学校のサイトやまとめ記事を読むときに、つまずきやすいところを挙げます。
1つ目は、「在籍◯◯人」と「あなたが会う人数」を混ぜてしまうことです。在籍数は学校全体の数字で、多くの場合は全国の連携先を合計した数です。会場ごとの人数は、その会場に聞かないと分かりません。
2つ目は、収容定員と実際の在籍数を取り違えることです。実態調査では、収容定員の充足率が50%未満の学校が131校(309校中42.4%)ありました。定員1,000人と書いてあっても、実際に通っているのが400人ということは珍しくありません。逆に、定員が満たされていること自体が良い悪いを示すわけでもありません。
3つ目は、「少人数制」という言葉に定義がないことです。国の規程にあるのは「少人数とすることを基本とし、40人を超えてはならない」という表現だけで、何人までを少人数と呼ぶかは決まっていません。パンフレットに少人数制と書いてあったら、「何人ですか」と数字で聞いてください。
4つ目は、1クラスの人数と、スクーリング1回の人数が別物だということです。ホームルームのクラスは10人でも、集中スクーリングでは複数のクラスが合流して数十人になることがあります。どちらの数字なのかを確かめます。
スクーリングそのものへの不安がある場合は、スクーリング 怖いの記事に、事前にできる準備をまとめています。
説明会で人数をはっきりさせる質問は、この5つです
ここまでの数字を、自分の学校選びに変えるための質問です。学校見学や個別相談で、そのまま聞いてかまいません。クラスの人数を学校選びの条件にするときの見方は、少人数制 通信制高校の記事で整理しています。
- この学校の在籍者数と、私が通う会場の在籍者数を、それぞれ教えてください。2つの数字が出てくるかどうかで、学校側がどこまで把握しているかが分かります。
- 私が受ける面接指導は、1回あたり何人ですか。40人が上限ですが、実際の人数を聞きます。教科によって違う場合は、いちばん多い教科の人数を聞きます。
- ホームルームのクラスは何人で、担任は何人の生徒を受け持っていますか。クラスの人数と、先生1人あたりの生徒数は別の数字です。
- 会場にいる先生は、常勤ですか、掛け持ちですか。全国では55.1%が兼任です。いつ誰に相談できるかに直結します。
- スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーに相談できますか。体制がある学校は、カウンセラーで84.5%、ソーシャルワーカーで38.4%です。
答えをその場でメモして、2校以上で比べてみてください。同じ質問をすると、学校ごとの差がはっきり見えます。費用の見え方については学費のご案内や各校の募集要項も合わせて確認すると、判断材料がそろいます。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。公式サイトでは1クラス8人と案内していて、担任制で、メタバースの校舎で担任や同級生と集まるクラス会議の時間があります。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。公式サイトでは、平均3日で友達ができるとも紹介しています。
いっぽうで、人数の話をしてきたこの記事だからこそ、先に書いておきたい注意点があります。
- ニジ高は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取ります。在籍者数や卒業要件は、その提携校のものになります。
- 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です(地元の会場で受けられる場合もあります)。宿泊を伴うスクーリングに、ニジ高のスタッフは付き添いません。ニジ高が行うのは日程の調整と準備の支援です。
- 費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内をご覧ください。
- 「1クラス8人」はニジ高のクラスの人数です。提携する通信制高校のスクーリングの人数とは別なので、そちらは個別に確認してください。
途中入学(転入・編入)ができ、出願費用は無料です。生活リズムに波があっても学べる設計で、中学内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。生徒会・サークル・学園祭があり、行事は生徒が自分たちで企画する側にまわれます。グループ全体では、不登校の生徒を650名以上サポートしてきました。ほかの質問はよくある質問にもまとめています。
迷ったときの進め方(3ステップ)
人数を手がかりに学校を絞るなら、この順番が迷いにくいです。
ステップ1:自分にとっての「ちょうどいい人数」を先に決めます。「毎日同じ顔ぶれがいい」「週1回、少人数がいい」「年に数日だけ、知らない人となら平気」。この3つのどれに近いかを、紙に1行書きます。ここが決まらないまま学校を見ると、パンフレットの数字に振り回されます。
ステップ2:その人数になるコースがある学校を探します。週5日通学コースは90校、週1日通学コースは128校、集中スクーリング型は113校です。全部の学校に全部のコースがあるわけではないので、コースの有無から絞ったほうが早いです。
ステップ3:2校以上で、前の節の5つの質問を同じように聞きます。在籍者数・会場の人数・面接指導の人数・先生の体制・相談先。答えをメモして並べると、数字ではなく「自分が続けられそうか」で選べるようになります。
決めるのは今日でなくてかまいません。人数の数字は、急いで決めるためではなく、落ち着いて比べるための道具です。


人数が不安なときは、8人のクラスから始める形もあります
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。1クラス8人で、カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。オンラインで最高の青春をめざし、行事は生徒が企画する側にまわれます。学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。
よくある質問
Q. 通信制高校のクラスメイトは何人くらいですか。
A. 国の決まりでは、同時に面接指導を受ける生徒数は40人を超えてはならず、少人数とすることが基本とされています(高等学校通信教育規程第4条の2)。実際の人数は学校とコースによって幅があり、生徒が在籍している面接指導等実施施設の84.0%は在籍200人未満でした。ホームルームのクラスの人数は学校ごとに決めているため、見学のときに数字で聞いてください。
Q. 通信制高校に通っている人は全国で何人ですか。
A. 令和7年度学校基本調査(令和7年5月1日現在)で305,197人です。高等学校の在学者2,873,619人の10.6%にあたります。文部科学省の通信制高等学校実態調査では、令和7年3月31日時点で306,711人でした。
Q. 通信制高校の1クラスは40人もいるのですか。
A. 40人は上限で、標準ではありません。条文は「少人数とすることを基本とし、四十人を超えてはならない」と書いています。ただし同じ省令の附則に、特別の事情があり教育上支障がない場合は当分の間これまでどおりでよい、という経過措置が残っています。実際の人数は学校に確認するのが確実です。
Q. 通信制高校の先生1人が受け持つ生徒は何人ですか。
A. 国が定める最低基準は、5人または在籍生徒数を80で割った数の多いほうです(高等学校通信教育規程第5条)。全日制の基準は収容定員を40で割った数なので、通信制の基準はおおよそ2倍の人数になります(数え方がそろっていないため、厳密な比較ではありません)。実際は、全国の生徒306,711人に対して教諭等が9,011人(1人あたり約34人)、講師・助教諭を含めると19,081人(1人あたり約16人)でした。
Q. 大人や年上の生徒も同じ教室にいますか。
A. 学校とコースによります。全国では20歳以上の生徒が21,168人(6.9%)在籍しています。15〜17歳が82.8%なので大半は高校生の年齢ですが、年齢の幅は全日制より広いです。気になる場合は、見学のときに通っている生徒の年齢層を聞いてみてください。
Q. 生徒数が多い学校と少ない学校、どちらがいいですか。
A. どちらが良い悪いではありません。人数が多い学校は行事やコースの選択肢が増えやすく、少ない学校は先生との距離が近くなりやすい、という傾向はあります。ただし通信制の場合、学校全体の人数より、自分が通う会場と自分のコースの人数のほうが体験に直結します。学校の規模ではなく、その2つを確かめてください。
人数は、あなたが安心して通えるかを測るための目盛りです
ここまで、たくさんの数字を並べてきました。30万人、333校、40人、80人、200人未満。でも、あなたが本当に知りたかったのは、たぶん「私はそこでやっていけるだろうか」だったと思います。
人数は、その答えそのものではありません。ただ、「何人いるか」を具体的に聞けるようになると、学校の話が抽象的なイメージから、自分の生活の想像に変わります。週5日で20人の教室と、年3日で60人の会場では、必要な体力も勇気もまったく違います。それが分かれば、無理のない選び方ができます。
今日すぐに決める必要はありません。気になる学校を1つ選んで、「会場の在籍者数と、面接指導1回の人数を教えてください」と聞いてみるところからで十分です。数字が返ってくれば、それだけで比べる土台ができます。
1クラス8人から。体験説明会で教室の様子を見てみませんか
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通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

